Shift_JISというよりCP932

先日、Shift_JISのダメ文字の話を紹介した。

コメントにあったダメ文字

結局はShift_JISを使うからダメなんだよということでUTF-8に変換することに。


昔、Pythonで変換用スクリプト書いたよなと思ったらこれだわ。

どの文字コードでドイツ語を表している?

CP437という古い文字コードをUTF-8に変換して読めるようにしたと。

こういうことができるツールはなかなかなかった。

Shift_JISからUTF-8への変換はできるツールもいろいろあるけどさ。

encoding=’shift_jis’ で開いて、encoding=’utf-8′ で保存すると。

これでOKだろうと流すと、can’t decode byte とエラーが出る。

バイト数で言われてもわかんねぇよと思いつつ、バイナリエディタで開いて確認すると、

「No.」 の合字のところでひっかかってた。

あ、厳密にShift_JISの範囲外だとハネられるのね。


Windowsで使われているShift_JISというのはJIS X 0208に含まれない字が入っている。

かつて機種依存文字なんて言われたのはこのあたりの文字である。

Windowsで使われている拡張されたShift_JISのことはCP932と呼ばれることがある。

CP932にもいろいろ歴史があるらしいのだが、今はこの理解でよいらしい。

Pythonでは encoding=’cp932′ を指定すれば読み書きできる。

というわけで encoding=’cp932′ で開いて、encoding=’utf-8′ で保存するというのが答えだった。


なんでそんな字をコメントに使ってんだよとは思うけど、

そこを今さら問うても仕方ないし……UTF-8にしてしまえば何も問題なくなるし。

Windowsで作ったShift_JISのファイルの移行としては、CP932指定の方が安全なようであるというオチかなと。


移行したソースコードを使っていろいろ実験していたけど、

移植する上でめんどくさい要素はいろいろありそうですね。

今までノーマークだったペリフェラルに依存する機能があったり、

ポインタ型の使い方が複雑怪奇だったり……

どちらもなんともならない話ではないのだが、丁寧に整理しないと間違うところなので、

ただでさアーキテクチャの違いでいろいろ修正が必要なのに、

それに加えてこういう要素を全部丁寧に見ていくのはいかにも大変である。

果たしてどうなることやら。

ジャパンカップが世界一になるまで

今日は東京に行く用事があったので東京国立博物館へ。

本館は頻繁に展示替えがあるので見に行くといろいろあるのだが、

それに加えて表慶館で少し不思議な展示が……

JRA70周年特別展示「世界一までの蹄跡」 (東京国立博物館)

東博の中でやっていて、総合文化展(平常展)の観覧料は必要なのだが、

主催がJRAで東博は特別協力という立場らしい。


表慶館という会場もあり「150年後の国宝展」を思い出す感じだが、

実はJRAは150年後の国宝の公募に「人と馬との物語」というのを出して展示されていた。

最初に思ったのは根岸森林公園にある馬の博物館が長期休館中なので、

これの出張展示のような意味合いがあるのかなと思ったのだけど、

実際のところは東京競馬場内の競馬博物館の所蔵品、あるいは競馬場の調度品が多く、

あとは馬主・厩舎関係者からの借用品ってところですかね。


「世界一」って何なんでしょうね? と思ったかも知れないが、

これは具体的には2023年のジャパンカップのことであろうと思う。

このレースは2023年の「世界のトップ100 G1レース」で126.75ポンドで1位に列せられた。

凱旋門賞、ブリーダーズカップクラシックが1位になることが多いランキングで、

日本のレースが1位になるのは史上初のことだった。(3位までは実績がある)

これは昨年の「ワールドベストレースホースランキング」で1位となったイクイノックスが勝ったことが大きいが、

リバティアイランド、スターズオンアース、ドウデュースと実績馬が上位を占めたことも大きく、

芝長距離における日本競馬の層の厚さを表しているとも言える。


それはそうとして競馬の歴史という話で、貴族のスポーツから始まっていて、

「ジョッキークラブ」というのは馬主自身が騎乗して競馬をしていた時代の名残なんですね。初めて知ったわ。

貴族と競馬と言えば、先代のイギリス女王、エリザベス2世ということで、そんな話も紹介されていた。

日本も最初はそんなスタートだったが、馬券が売れなければ経営が成り立たんと、

1923年の競馬法制定で合法化、戦後に国営化、1954年に公法人のJRAが設立されている。

結局は馬券を買うファンがいて成り立つスポーツというのが実情である。

中盤では競馬場から持って来た馬にまつわる絵画があれこれ貼ってあった。

けっこういろいろあるんだなぁと思う。

こういうのも馬を愛する人が描いているのである。


後半では国際競走のことがピックアップされていた。

日本初の国際招待競走であるジャパンカップと、外国の国際競走に遠征する日本馬の話である。

日本のチャンピオンが外国遠征してもさっぱり、ジャパンカップでは外国勢にボコボコにされる……

なかなか世界レベルとは言えない時代も長かったのが日本競馬である。

ただ、お金はあったので外国から種牡馬や繁殖牝馬を買い集め、レベルアップしていった。

2000年前後が1つ転換点ではあって、ジャパンカップも日本勢が安定して勝つようになり、

2001年の香港国際競走デーでは3勝、日本調教馬が外国のG1を勝った初めての日である。

ジャパンカップで掲示板を日本生まれの日本調教馬がずらりというのは、

今にしては当たり前だが、こうなるまでの道のりは長かったのである。


そんな中でピックアップされていたのが、ジャパンカップを勝ったイクイノックス、

BCフィリー&メアターフを勝ったラヴズオンリーユー、BCディスタフを勝ったマルシュロレーヌ、

そしてドバイワールドカップを勝ったウシュバテソーロである。

優勝賞品などを並べて展示しているのだが、ドバイワールドカップのトロフィーの大きさに驚く。

これが今回の展示の一番の目玉かも。了徳寺オーナーからの借用品である。

ちなみに優勝賞品という話では、戦前に日本ダービーの優勝馬主に贈られていた日本刀も前半で紹介されていた。

これもなかなかレアな展示物である。競馬博物館蔵となっていたが。


ジャパンカップと言えば、2019年に外国馬0、日本勢にしても層が薄い? と言われたりした。

ただ、最近は国内ではチャンピオン決定戦としてメンバーが集まるようになり、

賞金引き上げのおかげか、東京競馬場の国際厩舎のおかげか、招待馬のレベルも上がってきた気はする。

今年は昨年の本家ダービー馬、オーギュストロダンがやってくるという話がある。

父はディープインパクト、父ゆかりのレースを引退レースに選んだわけである。

世界的にも名誉あるレースとして認識されるようになってきたのだろうか。

今後も世界一の常連になるのか? 断言するのは難しいが、その可能性は十分あるだろう。

電動キックボードを試す

Blogでしばしば特定小型原動機付自転車の話を書いているが、

この代表格というのは電動キックボードであり、特にLUUPのシェア電動キックボードである。

実は近所にもステーションがあって、お出かけに使えなくもない状況である。

これを知らないで特定原付を語るのもどうなんだろうかと思い、

お試しで近所のお出かけに使ってみた。


お試しで、というのはSNSに貼ってあるクーポンと誰かの招待コードを入れれば、

乗車30分無料クーポンが2枚入手できるので30分で往復できるところからタダで試せると。

先に書いてしまうのだが、LUUPの電動キックボード・自転車シェアサービスは結構高い。

基本料金50円に、時間料金が1分ごとに15円である。

時間料金がかなり重くて、1回借りて20分乗車して350円となる。

それならバスの方が安いでとなる。

参考までにドコモバイクシェア(赤い自転車)は30分あたり165円である。

そもそもLUUPの展開しているエリアは大都市圏のごく一部に借りられる。

旅先で借りるようなシチュエーションもなかなか思いつかない。

それでバイクを自分で買って、旅先に運ぶなんて発想が出てきたんだけど。


まず、アプリに登録するが、電動キックボードを使う場合は本人確認書類とクレジットカード番号の登録が必要である。

本人確認書類はマイナンバーカードをスマートフォンで読み取る方法でいける。

乗車時には乗車場所・返却場所を指定する。この返却場所ってのがポイントである。

空車のところから乗れないのは当然だが、満車のところには返せないのである。

結果として目的地から2番目に近い場所に返却することに。30台ぐらい置けるらしい。

この目的地近くに車を置けるということがシェアサービスにとって重要で、

満車かそれに近い場所から乗車して他の場所まで乗ると割引なんていうキャンペーンもある。

なお、乗車後に返却場所を変えることも可能で、とりあえず同じ場所に返却することにして乗車するという方法も提案される。


到着するとどの車にするか選ばされるのだが5桁の管理番号と電池残量が見える。

今はまだ一般原付用のナンバープレートのついた車もけっこうある。

当初は道路交通法上の扱いが小型特殊自動車だったやつである。

なんとなく新しい車の方がいいかなと四角いナンバープレートの車を選んだ。

するとナンバープレートの番号で、これに乗れと出てくる。

ロックが解除されて、ウインカー兼最高速度表示灯が光り、始動できるようになる。


まずは歩道を押し歩き。まず長くて曲がりにくい車だなと思う。

公道走行を想定した電動キックボードのホイールベースは足で蹴る遊具のキックボードに比べると長い。

直進安定性を考えるとこういう形になるようで、自転車並みですかね。

それなら悪くなさそうだが、タイヤ径の小ささから小回りが利きにくいようである。

で、発進するのだが、LUUPの電動キックボードは初速を付けてスロットルを押さないと動かない。

なんでこんな仕様なのかな? と思ったけど誤操作防止のためかなと思った。

スロットルを押しながら初速を付けた方が楽な気がしたが、

説明には「アクセルは助走した後に押しましょう」と書いてある。

いきなりフルスロットルというのもどうなのかという趣旨だろう。

もっとも自分で持っている特定原付のバイクに比べると加速はマイルドな印象。


走り始めれば自転車同様ですよね。

あ、そうそう。家から自転車用のヘルメット持って行っているし、

荷物を入れるにもカゴがないのでリュックサックで、帰りは雨の可能性もあったからカッパも入れている。

そこまでしてLUUP使うやつそうそうおらんやろという話でしょうが。

煩わしいなと思ったのは停車するたびに初速を付けて発進しなければならないこと。

赤信号・二段階右折・止まれ標識・横断歩道(横断者がいる場合)など一時停止が求められることは多くある。

こういうのをきっかり止まる自転車は多くない印象もあるが……

特定原付も自転車や自動車同様にこれらの場所では一時停止しなければならない。

ただ、完全に止まってしまうといちいち初速付けて始動なんですよね。

減速しても完全に止まりきらなければ再加速するのは楽だけど、一時停止が必要な場所でそれじゃあダメですからね。

誤操作防止の意義は理解しつつも、それで安全運転が阻害されるのもねと。

逆にうっかり誤操作してしまったのが歩道モードへの切替。

スロットルの近くにボタンがあって、停止時にうっかり押してしまうとわりとすぐ変わる。

加速が悪すぎておかしい、と思ったら最高速度表示灯が点滅してて、あれれと。


電動キックボードは立ち乗りなので自転車に比べると視野が高い。

乗ってても変な感じだが、重心が高いので安定性が悪いとは言われる。

少しでも重心を下げようと床下に電池を格納してるんだろうけど。

乗車部も両足乗せるには狭いんですよね。

ただ、正しい乗車姿勢として「ボードの真ん中に両足を乗せて立っている」とあるので、

両足を横並びに乗せるのは正しいんですよね。そりゃそうだよね。

もう少し幅が広い方がいいのかな? と思ったけど自転車のペダルも足全部乗りきらないか。


目的地近くにやってきて返却場所はどこなのかとアプリで地図を見る。

往路はスマートフォン取り付け台の使い方がわからなかったので、

道の端に停めてポケットから出して見ていたが。そしたらちょうど曲がるところだった。

幹線道路から細街路に入って少し行くと家の脇に30台ぐらい置けるというステーションがあった。

昔はバイクの駐車場に貸していたのかなというような区画線が見えたが5台程度。

電動キックボードは幅が狭いのでかなり詰めて置けるんだなと。

こういう台数の置けるステーションを目的地になりやすい駅などに確保できるかが重要だと。

置いた後で写真を撮影して完了となる。


帰りは目的地近くのステーションから乗車する。

途中で買い物のために一時停車機能を使う。

この間も料金は発生するが、30分内には入るだろうと言うことで。

一時停止中は電源が切れて車がロックされるのだが、

そういえばLUUPって押し歩きのときも電源入れっぱなしだよなと。

バイクで押し歩きするときはエンジンを切らなければならないというので、

バイクで押し歩きするときはキーを回して電源切って押してるけど、LUUPはそれできないよね。それってどうなんだろ?


LUUPの利用者がルールを守らないのが多いとか、そういう課題はさておき、

まともに使っててダメだなと思ったのが車両の整備不良である。

往路で乗った車はウインカーのボタンが取れていた。

選んでからおかしいことに気づいて、どうしょうもなかったのだが……

一応、むき出しになってるスイッチを押せば反応したので、ウインカーなしで運転することはなかったが……

復路で乗った車は信号で停止するときにブレーキ距離が思ったより長い。

変な気がして返却時に後ろから見てみたら、タイヤの溝が見えない。

径の小さなタイヤで使用頻度が高いのですぐ擦れてしまうんだろうな。

こういう問題点は返却時に報告できて、報告すると30分無料クーポンが出てくる。

結果として30分無料クーポン2枚使って、2枚受け取ることになった。

当たり屋みたいだが、どっちも実際に問題だしなぁ……


タイヤ径の小ささによる問題はけっこうありそうな気がしたな。

世の中には自転車形の特定原付のレンタルをやっている業者もありますけどね。

ただ、商売として考えたとき、キックボード形のメリットはありそうで、

1つは狭いスペースに多く駐車できること。

LUUPは自転車も展開してはいるが、それよりも電動キックボードの方がコンパクトなので、そちらに台数を振り向ける傾向にあるようだ。

もう1つは運搬しやすいこと。シェアサイクルでもそうだが、

整備やステーション間の偏りを補正するために回収して運搬することがある。

充電だけであればバッテリーパックの交換という方法もあるが。


結局のところ、ステーションの立地の良さを求めればLUUPは強いのだろう。

バイクで行くと駐輪場に困るなぁと自転車を選ぶのはまさにそうなんですが。

LUUPの料金が高いなというのは正直その通りなのだが、

駐車場代も含んでいると考えればそれなりに値打ちはあるのかもしれない。

ただ、目的地近くのステーションが空いているか、出発地に車がいるかというのがあるので、

往路はよいが、復路はダメみたいなことも起きかねないのだけど。


というわけでメリット・デメリットをいろいろ確認できたかなと思う。

今後使うことがあるかどうかはわからないけど、無料クーポン2枚あるので機会があれば……

無料なら今回のような使い方は悪くないですけどね。

献血会場で脈拍が高いと

今日は午前中と少し、休暇を取って献血に出かけていた。

職場で全血献血する間に成分献血1回挟んどくかぐらいのモチベーションである。


献血の条件には血圧があるので、問診前にセルフで血圧測定をする。

このあたりは地域により差はあると思うが……

必ず問診の時に測定する場合もあるはず。

東京都だとバスでもセルフで血圧測定してから問診という気がするな。

ただ、この測定結果を見てスタッフが「脈拍が100をわずかに超えてる」という。

わずかにというのは102bpmとかそんなの。

最初は大した問題ではないと思ったのだが、ここに苦戦するはめになった。


というのも献血基準に脈拍40~100bpmという範囲が定められたからである。

2020年9月からの基準らしい。けっこう前から実施されてたんだな。

昔から血圧測定時に脈拍が高いと再測定になることはあった。

運動の直後などで血圧が高く出ているかもしれないからである。

セルフで血圧測定する場合でも問診で血圧測定できる仕組みはある。

なので再度測定して、それでも範囲内ならGOという考えだったわけである。

それで再測定したのだが、やはり100bpmを少し超えてしまう。


待ってれば下がるだろうという話で、しばらくして測り直しだなと。

脱水とかでも脈拍上がるけどねと、水分も取りながらしばらく休憩。

で、しばらくして再度呼び出されて、セルフで測定するとやはりオーバー。

うーん……と思ったが、問診室で再測定すると90bpmで合格となった。

もちろん血圧の数字自体も範囲内ですよ。だいたいいつも通りの数字かな。


献血に走って行って脈拍が高くて問診であれこれ言われるというのは、

今までも経験があって、だからそういうことはしないんだけど……

ただ、100bpmを少し超えるだけでこんな面倒なことになるとはね。

今回の問題は献血会場に行く前の水分摂取が少なかったことかもしれない。

言われてみれば普段より朝にとった水分が少なかった気がする。

それに気づいたのは受付で紙パックのスポーツドリンクを受け取った時だが。

だから献血前にある程度飲んどかないとなとは思ってたんですけどね。


ずっと脈拍が落ち着かないというのはなかなか考えにくいところはあるが、

少し待ってから献血というのは一定発生する話なのかなと。

成分献血するんだと献血ルームに行く人は時間に余裕もあるだろうけど、

ふらっと来てバスで献血するのに脈拍で引っかかると、今日はやめとくかというのはあるかもしれんね。

それもそれで仕方ないかなとは思いますけど。


脈拍の基準そのものが重要なわけではないと思うのだが……

極端に低すぎる高すぎるというのは問題だけど、それとて変動が大きいわけで。

ただ、実態として血圧がNGなのに献血をしてしまうと、これは危ないですからね。

そこが昔から気にしていたポイントではないかと思う。


午前中だと血小板成分献血になることが多いということで、やはり血小板でしたね。

意外と久しぶりな気がするな。

血漿確保のために1人から多くの血小板を取るようにして、

その分だけ血漿成分献血に回る割合が増えているのだから当然だが。

ちょっと時間がかかるよとは言われたが、男だと血漿も時間かかるからな。

(ヘマトクリット値が高い、すなわち血漿の割合が低いため)

そんなに差はない印象だが、若干長いのはその通りか。

コメントにあったダメ文字

古いマイコンで動いていたソースコードを、

とりあえず新しいマイコン用のコンパイラに突っ込んだら、当然エラーがたくさん出てくる。

コンパイラ依存の表記などは文字列の一括置き換えでドカンとつぶしていく。

ワーニングはともかく、エラー数はかなり減ってきたところで、

よくわからないところで “unexpected …”というエラーが出てきた。

一般的には括弧の対応関係が合わないと発生するエラーだが、そうは見えない。


このような謎を解明する手段としてプリプロセッサの結果を出力するオプションを有効にした。

すると、if文の閉じ括弧の行が消失していることがわかった。

なんで? と思ってソースコードを確認してみるとこんなのだった。

if(foobar){
   some(); //○○機能 }

あっ!? そういえばこのソースコードの文字コードってShift_JISだったよな。

と「能」のShift_JISの文字コードを確認すると{0x94, 0x5C}だった。

これ典型的なダメ文字じゃないか。


0x5CはASCIIコードで言えば”\”(バックスラッシュ)に相当する。

すなわち、Shift_JISを解釈する機能を持たないコンパイラにとっては

    some(); //■■■■@■\

と書いてあるのと同等である。(ASCII・半角カナ範囲外の文字は「■」で代用)

それでC言語で行末の\は継続行であることを表す。

すなわち閉じ括弧の書かれた次の行もコメントに含まれてしまったのである。

とりあえずはこうやって回避した。

    some(); //○○機能//←ダメ文字//

末尾が\にならなければ回避できるので適当な文字(上の例では “/”)を置けばよい。


コメント部分ならどんな文字コードでもよいと思ってたが、行末の\はダメなんですね。

ダメ文字が問題となりやすいとされるのが文字列リテラルである。

典型例として “表示” というのが “■\■ヲ” という並びになり、

文字列リテラルに\が含まれるとエスケープシーケンスに当てはめようとするが、

この場合はエスケープシーケンスに該当しないので \■ はそのまま ■ として解釈される。

結果として “■■ヲ” となり、この ■■ という部分はShift_JISで解釈しなおすと 侮 という文字になる。

というわけで “表示” が “侮ヲ” になるというのが昔はCGIなどであるあるネタだったのだという。

今回のシステムではこういう問題はない。ASCII範囲外の文字はコメントだけである。


ダメ文字問題は EUC-JP や UTF-8 では発生しない。

どちらもASCII範囲外の文字は 0x80~0xFF でエンコードされるためである。

Shift_JISは半角カナを1byteに押し込むために漢字の2byte目がASCIIコードに被らせてるんですよね。

こういう構成が問題を引き起こしかねないことは昔から知られていたが、

1byteカナの移植性を重視したShift_JISがWindowsで長らく標準的に使われていたのは知っての通り。

今だとUTF-8がいいでしょうね。漢字が3byteになっても困らないし。

というわけで移植にあたってはUTF-8に変換した方がよいという発見だった。


まさか2024年になってダメ文字に遭遇するとは思わなかった。

今までプライベートでも仕事でもダメ文字が問題になった覚えはないな。

Shift_JISを正しく解釈できる環境を使ってたのか、EUC-JPかUTF-8を使ってたのか。

どっちが主因なのかよくわかりませんけどね。どっちもありそうだな。

非管理職の課長はいなくなる?

10月から勤務先の人事制度が変わる。

理念的には大きな変化ではあるものの、多くの場合は給与への影響はない。

数年前の人事制度変更はいろいろ影響が大きかったのだが、

結果的には新しい人事制度を先取りしてたのでは? という気はする。


ただ、新制度では許されなくなるものがあって、それが非管理職の課長である。

なんで非管理職の課長がいるのか?

1つ考えられるのは、管理職になるための準備には時間がかかるから、

とりあえず非管理職のまま課長になっておいて、後に準備が整った時点で管理職にするという理由。

(管理職ではない)

新制度では課長になる時点で管理職でなければならないようだ。

4月の組織変更で新しく課長になった人はこの時点では非管理職だったが、

新制度導入のタイミングに合わせたが10月に一斉に管理職になるようだ。


このような段階的な対応が必要だったのは、管理職登用が年1回だったからだと思うのだが、

最近は管理職への登用は随時行われているようで、

おそらく今後は課長になるタイミングで管理職になるのが原則なのだろう。

というわけで過渡的に発生していた非管理職の課長も過去のものになると。


とはいえ、実質的にこれに近いケースは今後も発生するんじゃないかな?

と思ったのが10月に一部の部署で行われる組織変更である。

社内では課の下に Gr(グループ)という組織を置いている場合がある。

課長はほとんど管理職(非管理職が課長になることは可能)だが、Gr長は多くは非管理職である。

課内に複数の管理職がいてGr長が管理職というパターンもあるけど。(略)

Grという階層を設けた背景として権限移譲ということを言っていた。

具体的にはある種の業務の承認権限をGr長に委ねているらしい。

(課長からの権限移譲のため)

Gr長は今後も非管理職でよいのだが、非管理職の中では最上位クラスでなければならないらしい。

この条件を満たさない場合、10月以降はGrという組織を使えないことになるので、

Gr以外の組織名に変更するという対応をするところがあるんだという。

ただ、実態として何か変わるのかというと、そんな気はしませんが。


こういう話は非管理職の課長登用にも言える話なんじゃないかなと思う。

原則は課長になるタイミングで管理職になるべきだが、

準備が整わない場合は従来は課であった組織をGrにしてしまう。

そして次期課長をGr長にして、準備が整った時点でGrを課に戻し、

課長就任と管理職登用を同タイミングにしてしまうという作戦である。


とはいえ、これは本来あるべき姿とは異なるんですけどね。

組織に対してふさわしい階級の人を割り付けるというのが本来であるところ、

人員配置の都合で組織を変えるということなので。

でも、現実にはそんなもんじゃないですか。

組織変更なんてほとんど人員の配置の都合で決まってるじゃないって。


前にも書いたのだが、管理職の多くは到底「経営者と一体」と言えるものではないように思える。

にも関わらず、人事・経理などの権限を有しているのが実情ではないかと思う。

本当に経営者と一体な管理職か

とはいえ、現実的にはこういう体制にならざるを得ないんだよね。

実務的なことを言えば非管理職の課長が上司だといろいろ困るわけですよね。

その点でも課長就任=管理職登用というのはあるべき姿なのだが、

本当にそうかな? というのは懐疑的に思っているという話である。

原付にペダルっている?

朝にニュースを見てたら、排気量50ccのエンジンを積んだ原付が作れなくなるので、

メーカーは電動バイクの開発に力を入れているという話で、

その中でスズキがペダル付きのモペットを開発しているという話が紹介されていた。

原付きバイク 国内で生産終了見通し どうなる生活の足? (NHK)


世界的にはペダル付きのフル電動自転車というのは多く使われている。

歴史的に見れば原付のルーツは自転車にエンジンを付けた「バタバタ」と呼ばれる車である。

モペットというのはその時代の原付への回帰とも言えるものである。

ただ、こういう車が日本であまり使われていないことには理由があって、

それはフル電動で走れる車はペダルをこいで走っても常に一般原付あるいは自動車として扱われるためである。


世界的にはペダル付きのフル電動自転車が多く使われていると書いたが、

ヨーロッパでは、電動アシスト自転車の要件が250W以下のモーターを使い、

25km/h以下の場合のみ動力が働き、ペダルを止めると動力が止まるものとしている。

日本では電動アシスト自転車のアシスト比率は10km/h以下で2/3以下、

それ以上の速度ではアシスト比率が下がり、24km/hでアシストが0になる。

ヨーロッパの基準ではアシスト比率の規定がないため、ほぼ電動でもよい。

とはいえ、スロットルは存在せず、ペダルを漕がずに走ることはできない。


一方で中国ではペダルが付いていて、400W以下のモーターを使う車を「電動自行車」として自行車(自転車)扱いとなる。

アシスト比率の規定がないどころか、スロットルで駆動してもよい。

なので中国大陸の電動自行車の映像を見ると、ペダルとは別のところに足を乗せて走っていたりする。

25km/hの制限速度の規定はあるが、リミッタは付いていないのでかなり速度が出る。

日本で違法モペットと話題になるのは主にこのタイプの車である。

日本の保安基準に従った装備がないので、原付・自動車として公道を走ることも困難である。


日本では運転免許不要の特定原付があり、道路交通法上は自転車に似ているが、

20km/h以上に加速できないことという要件からペダルを付けることはできない。

(ただし、発電機付きの特定原付というのは存在する: 発電機付きの特定原付?)

世界的にはペダルが付いている方が法規制が緩くなるのだが、

日本ではアシスト比率などの電動アシスト自転車の条件を満たせない場合、

ペダル付きの車は一般原付(または自動車)になるため、これではメリットが少ないわけである。


冒頭で紹介した記事ではモペットのメリットとしてこう書いてある。

一方で、モーターをアシスト機能として利用してペダルをこげば、走行距離をさらに伸ばすことができるほか、モーターの充電がなくなっても通常の自転車よりはペダルが重いものの、ペダルのみの走行も可能です。

ただ、ペダルのみで走行する場合でも一般原付のルールに従うわけだし、

走行距離を伸ばすためにペダルを漕ぐというニーズもどれぐらい現実的なのか。

フル電動でも走れるバイクはフル電動でしか使われないのではないか。

そしたらペダルは邪魔だと、かつてのバタバタと同じ歴史をたどるのでは?


ただ、こういう構造を生かして「モビチェン」できるようにした車はある。

モビチェン®(Mobility Category Changer) (glafit)

ナンバープレートにフタをすると駆動系に電源が入らなくなるので、

道路交通法上の扱いが自転車になるという仕組みである。

役所との折衝の結果、こういう自転車はあってよいとなったようだ。

電動アシスト自転車の範囲を超えるペダル付きの車は一般原付となるので、

一般原付と自転車を切り替えることで「自転車(軽車両)を除く」規制を逃れられるのがウリではあるが、

この点に限れば特定原付でも可能であり、ペダルを取ってリミッタや最高速度表示灯(緑ランプ)を付けた車を後に発売している。


違法モペットが問題になっている要因としては、一見自転車に見えてしまうことがあると思われる。

自転車形の車でもペダルがなければ自転車と違うことはわかる。

ただ、ペダルが付いていると、どうしても自転車に見えてしまう。

冒頭の記事で紹介されているモペットもかなり自転車に見える。

違法モペットには原付らしい装備がないから、そりゃ自転車に見えますよねと。

保安基準を満たすように装備を付ければ制度上は問題ないのだが、

かなり自転車に見えてしまう車を作るってのはどうなんだろうなとは思う。


結局はバタバタがスクーターになっていった歴史をたどるのでは?

ただ、電動バイクではエンジンの置場を考えずに済むので、

それなら自転車形というのは1つの方策なのかもしれない。

果たしてどういう車が多く使われるのだろうか。

かなりのレースを前倒しにする

天皇賞(秋)には3つの前哨戦が設定されている。

オールカマー(2200m)、毎日王冠(1800m)、京都大賞典(2400m)である。

ただ、実際にそのように使われているかは疑わしいものである。

オールカマーは牡馬は天皇賞の前哨戦だろうが、牝馬はだいたいエリザベス女王杯の前哨戦である。

この転戦で連勝したのがジェラルディーナ(2022年)である。

毎日王冠は距離的に近いマイルチャンピオンシップへの転戦が多く、

2021年にシュネルマイスターが1着→2着、2019年にインディチャンプが3着→1着など密接である。

京都大賞典も距離が同じジャパンカップへの転戦が多く、

ヴェラアズール(2022年)、キタサンブラック(2018年)と連勝例が多い。


この背景には制度上の前哨戦を使うとレース間隔が詰まるということで、

間隔が取れるレースを前哨戦にしたり、休み明けぶっつけでG1に向かうケースが増えているからで、

実際、天皇賞(秋)を始動戦にするものは多い。だから前哨戦がいらんと。

そういう状況はJRAも把握しているようで、来年にけっこうなスケジュール変更が行われるらしい。

2025年度開催日割および重賞競走 (JRA)

ものすごい変更量になっている。


あまりに変更箇所が多すぎるので2024年と2025年のカレンダーを並べて比べた。

すると1~2週前倒しになっている重賞がかなりの数あることがわかる。

3歳G1の前哨戦9レース、ダービーと同条件なのにダービー馬を輩出できていないことで有名な青葉賞も1週前倒しになる。

高松宮記念の前哨戦2レース、天皇賞(秋)の前哨戦3レース、

マイルチャンピオンシップの前哨戦2レース(スワンステークスは3週前倒し)、

阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦2レースなどなど。

なお、スプリンターズステークスは前哨戦ともども1週前倒しになっている。

全体的なスケジュール調整の都合だろうが、凱旋門賞と被って騎手の確保に困る話はなくなりそう。


他に前倒しされたものとしては、宝塚記念がある。2週前倒しである。

6月下旬にやっていたのはダービーからの転戦も想定してだが、めったにない転戦である。

梅雨や暑さを嫌う馬のために変更とはあるけど、ここ数年はそこまで悪くない印象もある。

どちらかというと秋の前哨戦前倒しに合わせて、上半期総決算も前倒しにするということだろう。

これに伴い、6月前後の1800~2000mのレースはあっちゃこっちゃに動くことになる。

これも多くは前倒しで、エプソムカップは5週前倒しで安田記念の前哨戦の意味合いも持ちそうだし、

サマー2000シリーズを構成する函館記念と小倉記念は3週, 4週前倒しである。

宝塚記念を早めたことでサマー2000シリーズの開幕も早められたわけである。

これにより余裕を持った転戦が可能となる。


何でもかんでも前倒しでは帳尻が合わなくなるわけで、後ろ倒しにされたレースもある。

それが鳴尾記念である。今は宝塚記念の前哨戦の意味合いがあるレースだ。

(ファン投票制の宝塚記念には優先出走権が得られる前哨戦はないのだが)

しかし、宝塚記念の時期が変わることで前哨戦を挟むところがなくなる。

そこで、12月上旬のチャレンジカップの時期に移し、1800m戦にする。

そしてチャレンジカップは9月上旬のハンデ戦ということになる。

2011年以前の開催時期・距離の組み合わせにちなんでこういう変更になったらしい。


牝馬重賞は競馬場をまたぐ変更があれこれ行われるのだが、

これは今年に東京ダービーの前哨戦として京都開催になったユニコーンステークスと、

来年にサマーマイルシリーズ第1戦、米子ステークス改め「しらさぎステークス」が重賞になることに伴い、

京都(京都牝馬ステークス)と阪神(マーメイドステークス)の重賞を1つずつ回収して、

東京と小倉に1レースずつ配分し直すという意味合いがあるらしい。

各競馬場の馬主協会の機嫌取りらしく、わりとそういうのはあるらしい。


あと、意外と大きな変更が小倉ジャンプステークスが2月に行われること。

これは元々8月にやっていた小倉サマージャンプの移設ということになっているが、

2020年までは同時期の小倉競馬場では障害レース自体をやっていなかった。

京都競馬場の改修工事に伴って同時期の障害レースを小倉に集約したことで初めて行われるようになった。

美浦から遠いのは難点だが、その代わり滞在して出走しやすいようにしたようだ。

京都競馬場の工事が終わった今年もこの体制は続いていたのだが、

重賞レースまで設定されるようになれば、これで固定化ってことですね。


前哨戦の前倒しでレース選択がどれぐらい変わるかはよくわからない。

ただ、3歳G1だと優先出走権を確保できるかは特に重要なのだけど、

それで優先出走権を取ったはよいが、間隔が詰まる本番ではさっぱり……

というのが繰り返されるようでは優先出走権とは? という話にもなりかねない。

青葉賞のジンクスなんていうのはその最たるものである。

一方で冒頭に書いた天皇賞(秋)の前哨戦3つの使われ方は結局あまり変わらないのかもしれない。

距離などの特徴が似ているという理由でこういう転戦を選んでいる面はあるので。

そう考えると最も影響が大きいのは三冠レースの一冠目、桜花賞と皐月賞かもしれないね。

バイクの荷台に金網を付ける

折りたたみ自転車形のバイクで買い物した荷物を運ぶとき、

後ろの荷台にバイク用のシートバッグを付けて運べるようにはしたが、

荷台に専用のベルトでくくりつけるも、どうも安定しない。

荷台にしっかり付いているので落下してしまうことはないのだが、傾いてしまうことはしばしば。

安定感を増す方法はないか、と世の中のバイクを観察していたのだが、

荷台を拡張しているバイクがしばしばいることに気づいた。なるほど。


電動キックボードに比べれば自転車形なので荷物の積載方法の選択肢は多いが、

折りたたみ自転車形である以上、折りたたんでコンパクトでなければ困る。

後ろ荷台にカゴを付ければ、荷物の持ち運びには便利だが、折りたたんで運ぶには困る。

だから脱着可能なバッグを買ったのである。

ただ、荷台の幅が12cmではなかなかうまく使えないのである。

何か脱着可能で荷台の幅を広げる方法はないものかと考えた結果行き着いたのが金網である。


というわけでホームセンターに行くと良さそうな金網が売っていた。

木製の台やスノコなどと同じ売場にあった。軽い物を乗せたり掛けたりするのに使う。

これと荷物固定用のベルトを購入。80kgに荷物までくくりつけられると書いてあったが使い方次第だろう。

金網を荷台の上に乗せて、ベルトで荷台とグルグルとくくりつけて固定する。

すると荷台の幅を大幅に広げることが出来た。


その上で金網の上にシートバッグを乗せて、荷台との間にベルトを通して固定する。

すると従来よりはかなり安定して固定できることが確認出来た。

それで買い物に行ったけど、従来よりはかなり安定感がある。

金網は荷台とバッグの間に挟まっているだけだが、これによりバッグが傾いてしまうことは防げるので、

幅の狭い荷台にバッグを固定することによる問題は回避できそうだ。


ただ、やはり折りたたむと邪魔になるのは確かで、

バイクは折りたたんで玄関で保管しているのだが、金網を付けたままだと少し邪魔である。

とはいえ、近隣での用事では荷物を運べないのでは不便なわけである。

使用頻度を考えると、普段は金網の付いた状態で保管して、

遠方に運ぶときや予備バッテリーが必要な場合は金網を取り外すことにした。

予備バッテリーが必要な場合は後ろ荷台にくくりつけているので二者択一ということで。


冒頭でも書いたが電動キックボードに比べればやりようがあることは確かである。

電動キックボードは構造上、荷台を設けることが難しいと思われる。

一部、前カゴ付きのキックボードもあるが、小さいカゴしか付かないだろう。

このため荷物の運搬手段は背負うことが基本になると思うが、立ち乗りで荷物を背負うのは大変そうである。

このため荷物積載を考えれば自転車形の特定原付が選ばれるのではないか。

車種もキックボード形に次いで多いわけだし。


もっとも特定原付には様々な形態が考えられ、三輪・四輪で積載能力を高めたものも出ている。

【免許なしでスイスイ走行!】最新電動バイク”三輪特定小型原付”が新登場! (モービルジャパン)

全体的な構造は三輪自転車っぽいと思ったが、前輪駆動というのは全く違う市、座席部分はシニアカーみたいだな。

あるいは電動の原付一種に速度リミッタを付けたものと考えれば、

スクーター形というのも考えられ、この場合は座席下の収納が使える。

これは一般原付なのだが、エンジンがないとかなり収納できるらしい。

【現地調査】伝説の『チョイノリ』が電動になった途端に…… (スズキのバイク)

台湾の微型電動二輪車(旧:電動自行車)ではこのようなタイプの車が多いので、

日本の特定原付でも主流の1つになってよさそうだが、今はまだ見ないな。


このほか、自転車・バイクのハンドルにスマートフォンを付ける器具を買った。

信号待ちのときなどに道を確認するのに、いちいちポケットから出して……

というのは煩わしかったので買ってみた。

うっかり落下しないか心配ではあるが、それなりに考えられた構造のようではある。

こちらは近所では使わないが、旅行先では使うかな。

ネットスーパーのためのセンター

イオンネットスーパーの調布センターのことを話題にしてる人がいた。

ここは一般的な店舗ではないがネットスーパーの拠点になっている場所である。

(もっとも後で書くように店頭で商品を買うこともできる)

ここを拠点に東京都のけっこうな地域への配送が行われているそう。


イオンネットスーパーといえばイオンの店舗を拠点に配送を行うものという印象がある。

気になって調べたのだが、店舗以外を拠点しているのは調布センターが唯一のようだった。

全国的にも極めて珍しい拠点のようである。

サービス内容は一般的な店舗を拠点としているものと同じで、近隣には直接配送をする。

離島など広域エリアへの出荷拠点でもあるようだ。


ところでイオンネットスーパーには店舗受取というサービスもある。

ピックアップ専用レーンのあるイオンもありますよね。

実は調布センターもピックアップ対応店舗になっている。

その受取場所は「イオン調布センター リカーショップ」となっている。

この拠点、酒類を中心に店頭販売を行っているのだという。

果たしてどれぐらい買いに来る人がいるのかよくわからないが……


不思議なので調べてみたのだが、ネットスーパーの客に酒を配達するための方便かもしれない。

一般的に酒の通信販売には通信販売酒類小売業免許が必要だが、これは取り扱える酒に様々な制限がある。

ただ、店頭で販売する酒屋が同一都道府県内で配達する場合は、

店頭で酒を販売するための一般酒類小売業免許があれば足りるとされている。

イオンの店舗では通常は酒を販売しているので、

店舗を拠点とするネットスーパーでは同一都道府県内の客の注文に応じて酒を配達することができる。

もし調布センターが店頭販売をしない拠点であればこの理屈は成り立たないが、

店頭で酒の販売をすれば一般酒類小売業免許を取得できるので、ここを拠点に東京都内の客に配達してもよいことになる。

なるほど。ちゃんと理由があったんですね。


なお、イオングループとしては Green Beans というネットスーパーもある。

こちらは自動仕分けロボットが導入された拠点から配送を行うもので、

営業エリアは東京都区部、川崎市、千葉県の一部に限られている。

イオンにとって実店舗を拠点としにくい関東圏でのサービス充実を目指しており、

1時間単位で配送時間を調整できるところに特色があるという。

この特色を活用できるのは大都市圏に限られるのかなという感じはある。

店舗型のネットスーパーとは相補的なのだろう。