2021年を振り返る

2021年も終わりということで、毎年のごとく1年を振り返る。


昨年末から新型コロナウイルスの感染拡大が問題となっていた。

緊急事態宣言が必要ではないかと迫られても、国は消極的だったこともあった。

知事が緊急事態宣言を求めた理由

この影響で職場での弁当販売まで止まってしまい、出勤すればカレーメシを食べていた。

カレーメシという選択肢

有観客で予定していたトークイベントが無観客化され、インターネット配信のみでの開催となった上に、出演者の一部が新型コロナウイルスの濃厚接触者に指定され、リモート出演になったというのもあった。

リモート出演と欠席する出演者

あと、しょうもない話だけど、去年の今頃は首が痛くて仕方なくて、寝具に手を入れて恒久対策ができたのが今年1月か。今は快適ですよ。

首が痛くて寝具を見直し


補助金祭りということで、去年の2月に市民全員に市内店舗で使える割引券が配布された。

商品券ではなく割引券

これは大きかったですねぇ。小型店用は大半散髪で、不問分はイトーヨーカドーで使ったんだったか。来年も同様にやるみたいですね。

d払い・J-Coin Payを導入したのも今年2月のこと。

d払いはATMチャージですか?, J-Coin Payは何に使えるか?

d払いはdポイントの消化に有用だが、J-Coinは……独自の加盟店が増えれば価値があるけど、それはPayPayがだいたいやってしまったという。

大きな話題となった「ウマ娘 プリティーダービー」のゲーム配信も今年か。

ゲームのウマ娘の走るレース

しかしこのゲーム、とにかく時間がかかる。面白いけど続かないなぁ。

ZホールディングスとLINEの経営統合も今年のことか。

Zホールディングスの親会社はAホールディングス

まだ統合は道半ばですかね。しかしこの過程でLINE社の個人情報管理の不備が指摘されたりということもあったね。

改善に取り組もうという人を叩くか?


今年3月にはこのBlogをWordPressに移行して、PHPとOSを更新している。

WordPressに古いBlogを集約

1月の記事を見て旧来のURLだったので、そうかこれも今年かと気づいたのだが。

昨日も書いたけど、去年は中古の本をたくさん買い、それをPayPayフリマなどでたくさん売った1年だった。

買う側ではBOOKOFFで買うこともあったが、不備に見舞われることもしばしば。

間違えたのはバーコードが同じだから?

自分が発送する方はゆうパケットが大半だが、受けとる方は特にメルカリはネコポスが多い。

しかし、ヤマト運輸のスタッフにとっては安い割に手間ばかりかかって大変そうだと何度も書いている。

宅急便センターはめんどくさそうなことをしてた, ネコポス1個にかけてよい労力ではない


3月にはこんなタイトルの記事を書いている。

ダートでも日本馬は世界と戦えるか

これはサウジカップデー、ドバイワールドカップデーを受けての記事だが……

ダート競馬での大快挙

ブリーダーズカップディスタフでマルシュロレーヌが優勝、日本調教馬初の海外ダートG1制覇である。

一方で今年はアメリカ競馬が薬物に揺れた年でもあった。来年にはやっと統括機関ができるという。

薬物頼りのアメリカ競馬は恐ろしい

「日本ダート競馬の評価を阻むものが、アメリカ競馬のドーピングだったかもしれないと思わせる事態が続いている」なんて書いたけど、どうでしょう。

日本の競馬ファンならば日本馬の活躍に期待したいが、ここでアメリカ競馬が没落しては面白くない。


新型コロナウイルスの感染拡大に対してなかなか手が打てない時期が続いていた

意外と面的な対策になっている, 千葉県がダメと言わないならやるけど

酒盛りのために越境したとか、イベント会場が東京都と千葉県では開催可否がまるで違うとか、そういう越境があれこれ話題になっていた時期でもあった。

この頃は高齢者のワクチン接種が立ち上がり始めた時期でこんな話も。

このワクチンの扱いは難しい

高齢者の接種の端数分を誰に接種するかという話で、不透明なことをやっているところがあったという話。

接種加速のために各地に接種センターが作られたが、いい加減な運営もしばしば。

アクセスが悪いから埋まらんで

市町村との調整不足とか周知が足りないとか。うまくやってるところもあるんだけどね。

VRSで接種状況をリアルタイムで把握する目論見は、医療機関がVRSのタブレットを使うのを嫌って進まず、ワクチン配分でも騒動を起こすこととなった。

VRSへの登録が遅れると困る

職域接種の申込みが想定以上で急遽打ち切られるという事態も起きた。

モデルナ製ワクチンも足りないの?

成人全員を対象に急速に接種を進めるという前代未聞のことで混乱が起きないわけはないが、これは事前に予測できたやろということはけっこうあった。


7月に入って夏休みで関西におでかけ、有馬温泉に行き、六甲山に行き、竹田城跡に行き、大雨で播但線の運休に巻き込まれる。

六甲山上から六甲山を突き抜ける, 雨の竹田城跡

一方で東京都にはまた緊急事態宣言が出される。というか解除したことがおかしい。

重点措置は不十分だが緊急事態宣言で十分か?

これにより東京オリンピックはほぼ無観客開催となることに。

無観客開催になったことはともかく、あまりに楽観的な考えが透ける事態だった。

しかし、無観客にしたことでよいこともあった。熱中症で倒れる観客がほとんどいなかったからである。

飲料のぼったくりは怖いかもしれない

オリンピックは久しぶりの国際大会として、選手も気合いが入るようだった。

今どきの柔道は消耗戦

日本チームには地の利はあったでしょうけど。特に柔道はそうかもね。


7月・8月で職場で新型コロナウイルスのワクチンの接種を受けた。

2回目接種の翌日は発熱で特別休暇、まぁこれでも軽い方かもしれないけど。

ワクチン打った翌日は発熱する

あまりの副反応の多さは来年予定の3回目接種にあたっての懸念である。

この頃はデルタ株で比較的若くて重症化する人が相次いで大変だった。

インドネシアから帰国したいので

これに少し遅れて日本でもデルタ株の感染拡大が起きている。

高齢者のワクチン接種があらかた終わっていたのは幸いだったが、それでも50代・40代を中心に大変だった。

成人全年代で8割程度の接種率に達したことと、デルタ株は無関係ではないだろう。


9月にはPCが故障したことをきっかけにRyzen APUでPCを組み替え。

組み立て時にはいろいろなミスが重なって大変だったが、なんとかリカバーできた。

最新APUはいろいろ難しかった

快適ですよ。そりゃ今までに比べればはるかに金がかかってるからな。それでも割安ですが。

これに続いてノートPCもレンタル業者からWindows11移行可能なものを買った。

Windows 11を見据えた中古PC

これで我が家のPCはすでに全てWindows11化された。


国際的にいろいろな物資の供給が滞り、うちの職場でもいろいろ影響があるが、広く報じられたところでは尿素ですね。

尿素がなくてはエンジンが回せない

日本だって人ごとではないんだが、国内生産でできるだけそっちに振り向けて持たせているようだ。

半導体部品、銅、樹脂など、製造業には厳しいことだらけである。

11月には関西に行っているが、その帰り道に伊勢に寄ったらバスが大減便されて大変だったと書いてある。

バスに恵まれないお伊勢参り

細った需要に合わせた結果、今まで思っていたようにはいかないところがいろいろ。

それほどまでに新型コロナウイルスの影響は長期化しているということですが。

各種のイベントもだんだん正常化してきたのもこの時期である。

開演の早いANIMAX MUSIX, シンデレラガールズが10周年?

コンサートや演劇などでの感染拡大は全体としては限定的ではあるが、会場外でのリスクもけっこうあった。

結局は行儀良く感染対策に従ってくれるかどうかが問題だが、そこは大丈夫という判断ではないか。


来年4月には勤続7年になるが、今年からとある業務を任せられることになった。

これが製品に対する広い知識だったり、かなりベテラン向きの仕事だと思うのだが、

そんなことを勤続6年のやつに押しつけておいて、仕事のやり方が気に食わないと課長3人に詰められたこともあった。

そもそも前任者(その詰めてきた課長の1人である)がろくに引継ぎもしないのも問題だったが。

ここだけみると散々な職場だなと思うかも知れないが、各製品のベテランとやりとりして乗りきってきた。

最近はやっと軌道に乗ってきて、ある程度は自己完結で作業が進むようになった。

この業務を担当することになったのは、部署内の業務分担の都合だろうが、そこそこのベテランとして認識されるようになったんかね。

しかし、この件はもうちょっとなんとかならんかったもんか。


そんなわけで来年はどうなるんでしょうかねぇ。

新型コロナウイルス騒動は果たして収束するのか? そう簡単な話じゃないでしょう。

まず直近だと北京オリンピックですね。中国のゼロコロナ政策によりプレ大会は軒並み中止、それオリンピックやる気あるのか?

東京オリンピックも大概だったが、前代未聞の延期を挟んで、国際大会の実績を積みながら、無観客は多分覚悟しながら、怪しいけどできそうな雰囲気はあった。

それよりは猶予があった北京オリンピックがこれですか? という感じですね。

プライベートでは今住んでいる社宅が再来年の年明けぐらいには退去期限になるので、

来年の今頃には転居先が決まってないと困るわけですが。

そんなわけで2021年もおしまい。よいお年を。

家計簿を見れば脱現金がわかる

休日に入って初日、イトーヨーカドーに買い物にいくとレジが恐ろしい行列。

年末らしい買い物は先週までにだいぶ済ませたので、大した買い物では無いのだが、

しかし少量でも並ぶべき行列は同じ。キャッシュレス専用レジはちょっとましだったが。

その後、マツモトキヨシで買い物をして、今年の買い物は多分終わり。


というわけで毎年のごとく1年の家計簿を振り返って見る。

支出全体としては若干増だが、これはデスクトップPCの組み替えと中古ノートPCの購入、Windows11関係の投資が大きい。あと新しい炊飯器買ったのも今年か。

あとは特筆すべき増減はないかな。

食費は全体で見ればほぼ同じだが、外食費は去年の半分になっている。

去年と比較してわかったが、昨年は1~3月の食堂が営業していた期間の外食費がそこそこあった。

ところが、今年は食堂は1日も営業せず、弁当屋はあると思いきや、弁当屋が来ないときに出勤したこともあった。

あとは去年の秋はGoToトラベルキャンペーンでけっこう派手な旅行をしたのもある。

その代わり、大阪王将冷凍食品やインスタント食品といった加工食品への支出が増えて、全体は同じぐらい。


支払手段に着目するとこんな感じ。

  • みずほ銀行(大半は給与天引きだがJ-Coin Pay含む) : 47.1%(昨年42.7%)
  • セゾンカード(nanaco・PayPay除く) : 27.2%(昨年30.0%)
  • PayPay : 10.4%(昨年7.2%)
  • nanaco : 3.6%(昨年2.9%)
  • QUOカード・QUOカードPay : 2.1%(昨年1.3%)
  • d払い : 2.0%(新)
  • メルペイ : 1.9%(昨年0.7%)
  • WAON・イオンカード : 1.8%(昨年5.1%)
  • Suica・ビューカード : 1.8%(昨年3.6%)
  • 現金 : 1.3%(昨年3.2%)

給与天引きを給与受取口座のみずほ銀行での支出として入力していて、

去年まではみずほ銀行の支出はほぼそうだったが、J-Coin Payが加わった。

増分の大半はJ-Coin Payと考えてよいと思う。

セゾンカードは若干減だが、PayPay・nanacoを合算するとほぼ同じ。

PayPayは圧倒的にインターネットでの利用ですね。

nanacoが増加しているが、これはイトーヨーカドーでの買い物が増加しているからだが、2019年は5.5%だから、そのときよりは少ない。

去年がイトーヨーカドーでの買い物が少なすぎたんですよね。

その代わりイオンカードの利用が大きく減った。イオン系のスーパーでの買い物が減っちゃったんだな。

Suicaも減ったが、食堂閉鎖の影響と、WAONポイントの制度変更前にイオン系のスーパーで使った分ですね。

現金の割合は1%台まで減ってしまった。旅行先で現金を使うことが多かったが、

有馬温泉から六甲山に登って下って、また有馬温泉に帰ってくるまでずっとキャッシュレスであったなど、旅行先でも現金を使うことは少なかった。


ところで会計簿ではマイナスの支出として入力しているのが、ポイント還元と本などの売却代金である。

支出に対して4.1%がポイント還元、5.9%が売却代金、なかなか無視できない金額である。

売却については、本を中心に中古でたくさん買って、たくさん売るという感じ。

支出先の7位にヤフオク・PayPayフリマ、8位にメルカリと、買う方も相当である。

ポイント還元については、昨年比ではdポイントがなによりすさまじい。

これは初回導入のボーナスも多かったけど。あとは朝日新聞デジタルのポイントを楽天スーパーポイントから切り替えたのもあるか。

FamiPayボーナスも伸びた。日曜日にバニラVisaギフトカードを買い込んだね。

J-Coin Payからのボーナス付与も大きい。PCパーツ購入のタイミングに重なったのもあるが。

あと昨年に引き続きメルカリポイントも大きい。

逆にPayPayボーナスは去年より減った。Yahoo!ショッピングのPayPayボーナス付与率は減ったから?

それでもお得ではあると思うのですが。


というわけで、ここまで脱現金したのかというのがまず大きいですね。

もっとも今年の10月まではd払いのために現金チャージしていたなど、

チャージのための現金引き出しというのがあったんですよね。もうやらないけど。

でも、旅行先で使うことがあった、スルガ銀行からの引き出しは1年通じて無く、

基本的にみずほ銀行からの引き出しだけで賄えている。

(旅行先でもイオン銀行ATMがあるなど、みずほ銀行が適するときはそちらを優先しているのはあるが)

もうスルガ銀行の口座を持ち続ける意味あるのか? という感じになっているが、口座振替を変更するのも面倒だしね。

しかし、さすがに今年は少なすぎると思いますけどね。これが来年も続くとはなかなか。


ただ、キャッシュレス決済のキャンペーンに振り回された1年だったなとは思っていて、

キャンペーン合わせで重点的に買い物する店を変えたりしてたからなぁ。

そのとばっちりを受けて激減したのがイオン系のスーパーで、

逆に激増したのがマツモトキヨシで、もともとQUOカード消化程度のつもりが、それ以外でもけっこう買い物をしている。

恩恵は小さくないのですが、利便性を犠牲にした面はけっこうあると思う。

こういうやり方がサスティナブルとは思わないのだが、来年も振り回されそうな感じはするな。

ブラウザ上で暗号化を使う

今日で年内の勤務は終わり。毎年こうですね。休暇の人も多いけど。

もうあさっては大晦日なのかと。


ちょっと前から気になっていたことがあって、暗号化されたファイルをブラウザのJavascriptで暗号化解除して利用するようなことはできるのかと。

これ、crypto-jsってライブラリがあるからできるみたいですね。

bowerでインストールするらしいが手間なのでcdnjsにあるのを使う。(cf. crypto-js (cdnjs))

これで共通鍵暗号としては強固らしく広く使われているAESとの組み合わせでやればよいだろうと。

AESについては以前紹介したことがあるが、AES256の場合、鍵が256bit=32byte、初期化ビクトル(IV)が128byte=16byte、ランダムなデータが必要である。

チェックを入れると暗号が解ける

IVはファイルごとに生成するので、暗号化されたファイルと一緒に伝達する必要がある。

ファイルの先頭にIVを付加するのが一般的みたいですね。

opensslには文字列のパスワードから鍵とIVを生成するアルゴリズムもあるけど。


まずは暗号化したファイルを作る。これはLinuxでシェルスクリプトで。

iv=`dd if=/dev/urandom bs=16 count=1 status=none | tee $file.enc | xxd -ps | tr -d "\r\n"`
/usr/bin/openssl aes-256-cbc -e -in $file -iv $iv -K $key >> $file.enc

ランダムな256bitの鍵を作るのは”openssl rand -hex 32”とかすればOK。

それでこれで作ったデータにJavascriptでアクセスして、暗号化を解除すればよい。

エラー処理など全て省略しているが、こんな感じ。

function decrypt(fname){
   var key = CryptoJS.enc.Hex.parse(document.getElementById("key").value);
   var reqenc = new XMLHttpRequest();
   reqenc.responseType = "arraybuffer";
   reqenc.onload=function(){
     if(reqenc.status == 200){
       var iv= CryptoJS.lib.WordArray.create(reqenc.response.slice(0,16));
       var enc= CryptoJS.lib.WordArray.create(reqenc.response.slice(16));
       var decrypted = CryptoJS.AES.decrypt({ciphertext:enc}, key, {iv:iv});
       if(decrypted.sigBytes != 0 && (decrypted.words[0] ^ 0xFFD8FFE0)==0 ){
         var imgelem = new Image();
         imgelem.src="data:image/jpeg;base64,"+decrypted.toString(CryptoJS.enc.Base64);
         document.getElementById("out").appendChild(imgelem);
       }
     }
   };
   reqenc.open("GET","./"+fname+".enc",true);
   reqenc.send(); }

XMLHttpRequestでバイナリを取得するのは初めてだったけど、responseTypeプロパティを設定すればできるらしい。

まず、IVと本体を分離して、CryptoJS.lib.WordArrayという独自のデータ型に変換する。

鍵データもCryptoJS.enc.Hex.parse()で16進数表記のデータをこの型に変換している。

で、CryptoJS.AES.decrypt関数で復号するが、引数の指定が独特ですね。

WordArray型については、16進数・Base64に変換するのは比較的容易で、

画像データをブラウザで表示する場合、DataURIスキームでBase64表記のデータをimg要素のsrcに設定するのが一番簡単。

数十MBぐらいまでならこれで全く問題ないらしい。(ChromeとFirefoxで確認)

AESは間違えた鍵を与えればインチキなデータができるだけである。

このため冒頭4byteを確認してJPEGのものと一致するか確認している。簡易的だがこれがよいだろう。


画像データはこれだが、バイナリデータはどうするか。これもDataURIスキームを使う。

var anchor = document.createElement("a");
anchor.download = fname;
anchor.href="data:application/octet-stream;base64,"+decrypted.toString(CryptoJS.enc.Base64);
document.body.appendChild(anchor);
anchor.click(); anchor.remove();

やってることはすさまじくて、Base64表記のファイルへのリンクを作って、

これをクリックしてダウンロードさせたら、リンクを消すというものである。

でも、けっこう使われている方法みたいね。これでファイルのダウンロードも容易。


というわけで暗号化して保存しているファイルをダウンロードして表示できる。

では、逆に暗号化してアップロードする場合はどうするか。こちらはテキストで。

function encupload(){
   var encdata = "    "+document.getElementById("textdata").value;
   var key = CryptoJS.enc.Hex.parse(document.getElementById("key").value);
   var iv = CryptoJS.lib.WordArray.random(16);
   var enc = CryptoJS.AES.encrypt(encdata, key, {iv:iv});
   var reqenc = new XMLHttpRequest();
   var upload = new FormData();
   var dv32=new DataView(new ArrayBuffer(enc.ciphertext.sigBytes+iv.sigBytes));
   var idx=0;
   for(var val of iv.words){
     dv32.setUint32(idx,val,false); idx+=4;
   }
   for(var val of enc.ciphertext.words){
     dv32.setUint32(idx,val,false); idx+=4;
   }
   upload.append("encfile",new Blob([dv32.buffer], {type:"application/octet-stream;base64"}),'upload.enc');
   reqenc.onload=function(){
     if(reqenc.status == 200){
       document.getElementById("status").innerText="Upload:"+reqenc.response;
     }
   };
   reqenc.open("POST","./uploaddec.php",true);
   reqenc.send(upload); }

暗号化自体はCryptoJS.AEC.encryptでできるし、IVもランダム生成する関数がある。

問題はこのIV+暗号化データをBlog型に変換することである。

バイナリデータをBlob型にするためにはデータをArrayBuffer型にする必要がある。

CryptoJSのWordArray型は32bitのデータ配列なので、UInt32Array型を介してArrayBufferにすればいいと見せかけて、これだとバイト順が処理系依存になる。

このため、DataViewを使ってArrayBuffer化するが、なんとデータ1個ずつ格納しなければならない。

特にファイルアップロードの形式にこだわらないなら、Base64のままサーバーに渡した方が楽だし、そっちの方がいいと思った。

PHPで受け取ったら、アップロードされたファイルを所定のところに保存して、

これを読んで復号すれば、暗号化鍵を知るユーザーだけが中身がわかるってわけ。

暗号化時にスペース4つをデータ先頭に付加して、復号時に0x20202020から始まっていることを確認して正常な復号を確認するようにしてある。


というわけで技術的には可能であるものの、果たしてこれは何に使えるのかという話である。

HTTPSを利用すれば、サーバー~クライアント間の暗号化はできる。

ゆえにサーバー上に平文で置いておくのは心配なファイルに使うのだと思うが。

あるいはユーザー毎に秘密を保持したいセンシティブなデータの保存に使うか。

サーバーには複数人のデータが平文で保管されているのはどうなんだという話はあるかもしれないし。

けっこう用途は限られるだろうなとは思いますけど。


課題の1つは鍵データの保管・転送といったところだが、

WebStorageという機能を使えば、キャッシュの削除などしない限りデータを保存できる。

function loadkey(){
   var key=localStorage.getItem("aes2key");
   if(key !== null){
     document.getElementById("key").value=key;
     document.getElementById("key").disabled=true;
   } } function storekey(key){
   localStorage.setItem("aes2key",key);
   document.getElementById("key").disabled=true; } function removekey(){
   localStorage.removeItem("aes2key");
   document.getElementById("key").value="";
   document.getElementById("key").disabled=false; }

ブラウザである程度永続的に保持できればだいぶ楽ではある。

あとはこれをQRコードで保管・転送するとか。クラウドストレージでの保管はちょっと違うかなぁ。


果たしてそこまでするべきデータがあるのかという話はあるのだが。

別の観点では、PDFやWord・Excelの暗号化機能というのもあって、

勤務先でも機密性の高い文章にセキュアPDFとかいうのを使ってたりするけど。

(これは読めなくするというよりは、印刷・保存されることを防ぐ目的だが)

HTTPSでの暗号化とも、表示ソフトでの暗号化とも違うレイヤーということ役立つケースもありそうだが。

処理内容を見てもわかるが、ブラウザでそこまで暗号化を意識せず使えるのはよいかもしれない。

日本と韓国の違いはワクチンの種類?

最近はこのBlogで新型コロナウイルスの話題をすることも減ったけど、

ワクチンも2回接種完だし、忘年会もやらないのはそういうもんだし、

仕事ではフロアの出勤人数を絞る都合で在宅勤務が多い(緩和されたのだが、無制限でよいとは言われていない)

マスク着用の励行はそういうものということで、イオンで買ってきた布マスクを付ける。

新型コロナウイルスでなくとも病気・ケガで医者にかかれないほどの心配も無く。

職業などによっては困るわという話はあるかもしれないが、製造業だしなぁ。


ただ、世界に目を向けると、ワクチン接種の進んだ国での感染拡大が目立つ。

要因の1つとして言われているのがオミクロン株(B.1.1.529系統)である。

新型コロナウイルスは変異株との戦いという感じで、デルタ株(B.1.617.2系統)に苦しめられたのは記憶に新しい。

デルタ株は症状の重さ、感染性の高さから、従来は軽視されてきた40代以下でも重症化する人が多いことから大変苦しめられることになった。

現在、成人では年代を問わず80%程度のワクチン普及率になったことには、

デルタ株により、新型コロナウイルスの脅威が比較的若い人にも現実になったことはあると思う。

ワクチン接種に限らず、感染症対策の実践も進んだのでは無いか。


ワクチン接種が進んだ国で感染拡大する要因としては、

ワクチンを接種したことでマスク着用などの感染症対策が行われなくなることや、

従来かなり厳しい規制で抑え込んでいた反動とか、そんなことは言われていた。

地域によるがアメリカのようにワクチン接種率が6割程度で止まってしまったところも。

日本のワクチン普及率の高さと、継続して多くの人がマスク着用をしていることは、

感染拡大を防ぎ続けている1つの要因であろうが……

しかし、ワクチン普及率もマスク着用状況もそんなに差がなさそうな韓国では、重症者の急増に困っているようだ。

韓国で急増する感染者 ワクチン接種率8割なのにウィズコロナ撤回 (朝日新聞デジタル)


ヨーロッパ諸国と違ってオミクロン株の影響はほぼないらしい。そうですか。

韓国の新型コロナウイルスワクチン接種といえば、接種計画がコロコロ変わる話もあったが。

1回接種率と2回接種率の差が大きすぎる?

でも、最終的には接種完の人が8割以上に達し、世界的にも高い普及率の地域となった。

これで重症化する人も多くならないと思ったのだが、そうはならなかったという。

むしろ感染者数・死者数の報告は過去最大に達しているという。


日本と韓国、何が違うのか? 1つが接種しているワクチンの違いではないかとある。

日本では全年代通じて大半がmRNAワクチンを使用している。

実績重視での選択で、保管条件は厳しいが、そこは工夫してやったわけである。

一方の韓国では、いろいろな種類のワクチンが混ぜこぜで使われているのだが、

もっとも先行して高齢者に接種されたのがアストラゼネカ製のウイルスベクターワクチンだった。

世界的に見れば広く使われているものだし、取扱の容易性から全世界ではもっとも普及したものではないか。

しかし、このウイルスベクターワクチンの効果はmRNAワクチンに比べると落ちやすいらしい。

「COVID-19ワクチンに関する提言(第4版)」に際して (日本感染症学会)

試験条件には差異があるので比較は難しい面もあるが。

ファイザー製ワクチンでは6ヶ月経過時点での重症化予防効果は89%、モデルナ製ワクチンはこれより低下スピードが遅そうとある。これがmRNAワクチン。

これに対してアストラゼネカ製ワクチンは2回接種完2~9週後では入院予防効果が95%あったのが20週(5ヶ月)以降では77%に低下しているとある。

これにオミクロン株でのワクチンの効力低下が重なると、さらに厳しくなる。


そういえば日本ではmRNAワクチンの副反応の発生頻度が高すぎるという話があった。

接種量が多すぎる可能性は示唆されたが、承認された条件から変えるわけにもいかず。

その要因の1つとして、日本でのワクチン保管条件が想定より良好だったため、mRNAが壊れにくかったからでは? という指摘がある。嘘か本当か知らんが。

その結果、mRNAに投与量が想定より多くなり、副反応が強くなってしまったと。

副反応が多いこと自体はよいこととは言えないが、確実に免疫を付けるという点でワクチンの管理を徹底したことは効いているのかも知れない。


結果的に日本はワクチンの効果が長続きしやすく、これでだいぶ救われている一方、

韓国ではもっとも重症化を抑止したい高齢者へのワクチン効果低下が訪れ、

ワクチンの普及率は高いはずなのに、社会全体でのワクチンの効果が一気に下がってしまったと。

これは韓国が特別悪いわけでは無く、ヨーロッパ諸国だって同じでしょう。

でも、韓国はやっとこさ全年代にワクチンが行き渡ったと思ったらこれですからね。


日本では3回目接種に入ろうとしているが、効果が長続きしやすいmRNAワクチンであったことには助けられているとみられる。

mRNAワクチンの発症予防効果は接種後どんどん下がっていくのは確からしいが、重症化予防効果の低下はだいぶ緩やかなので、初期に接種した人も高い効果を保っている。

3回目接種の意義ははっきりしないところはあるが、オミクロン株でワクチンの効果が低下するとしても、3回目接種により効果を高めることはできる。

ワクチンの有効性が切れるから打つという面もあるとは思うが、mRNAワクチンで2回接種を終わらせた場合の3回目接種の意義としてはオミクロン株対策というのが大きいのではないだろうか?


今後、どのように推移するかはなんとも言いがたいところはある。

少なくとも発症予防効果は数ヶ月で下がりますから、比較的若い人が発症しないことで感染拡大が防げていたのが、そういうわけにはいかなくなるというのはある。

とはいえ、マスク着用などの対策との組み合わせで、無対策よりはだいぶよいはず。

あとはいかに重症化リスクの高い人を重症化させないかということであって、

これは3回目接種に期待しているというわけである。これで長期的な効果があればいいんですけど。


あと、現在はオミクロン株対策で入院・施設での停留の対象が広がっていて、

これが医療機関・保健所・検疫所の負担が重いという話がある。

いろいろ総合するにオミクロン株の流入ペースを遅らせるという効果はあったと思うが、

もうそろそろこの体勢は無理そうという感じも出ているので、方針転換が必要そう。

ここまでの対策は後に効果を発揮すると思っていて、3回目接種とオミクロン株の感染拡大の時間関係がズレれば、それで死者数が大きく変わる可能性はある。

しかし、もう十分じゃないかなぁ。

三重県も意外と雪が降る

関東地方はただただ寒いだけだが、昨日は西日本各地で雪に見舞われ、

そんな中でも異様なまでに影響が大きかったのが滋賀県である。

もともと滋賀県の湖北というのは、日本海に近いこともあって大雪に見舞われる地域だが、

米原や彦根といった中山道沿いのところまで相当な大雪に見舞われ、

想定以上の大雪に名神高速道路が通行止め、在来線の電車が運休、

新幹線はなんとか運行を継続できたが、1時間以上の遅延も見られるように。

京都~福井・金沢ではまさかの湖西線ルートだけが運行という、あまり見ない状況に。(この理由は後に紹介するとして)


もともと名神高速道路の関ヶ原区間は雪の影響を受けることが多かったが、

新名神の草津~亀山の開通により、雪の影響を受けにくくなったとされている。

そんな中で「新名神が通行止め」とみて「えっ!?」と思ってしまったのだが、

よくよく確認してみると、亀山~四日市だった。この区間は2019年までは東名阪自動車道を走っていて、東名阪は通行止めになっていない。

このことから滋賀県~愛知県の移動という点では一応問題ないということになる。

しかし、どうしてこの区間は通行止めになってしまったのか。理由は「雪」である。


滋賀県に雪のイメージを持っている人は多くても、三重県に雪のイメージはあまりないと思う。

どちらかというと温暖な印象があると思うが、鈴鹿山脈の麓では雪に見舞われることはわりとあるという。

そもそも滋賀県の湖北に雪が降るのは、日本海からやってくる湿った寒気が原因である。

日本海沿いが雪が降るのはよく知られていて、これは京都府丹後、兵庫県但馬、鳥取県、島根県の山間部にも当てはまることである。

それに比べれば滋賀は山を隔てているが、そこまで高くないので雪雲が届いてしまう。

これが湖北に大雪を降らせるわけだが、その寒気はさらに南に進み鈴鹿山脈も越える。

すると三重県でも大雪に見舞われる地域が出てくるんですね。

いなべ市ではなんと65cmもの積雪を記録したという。ここまでなるのは珍しいけど。


というわけで、山麓を走る新名神を止めて、東名阪のルート確保することを優先したわけですね。

新名神の鈴鹿越区間は名神の関ヶ原区間に比べれば確かに雪の影響は受けにくいが、

そうはいってもこの天候では雪が降り積もったという。でも除雪して凍結防止剤を撒いて乗りきることができている。

そこに注力するために新名神の三重県内区間を犠牲にした面もあるとは思うが、

単に標高が高くて寒ければ雪が積もるわけではなく、寒気の通り道に当たるか当たらないかというところが大きいことはこんなところからもわかる。


その後、なんと伊勢湾岸自動車道も通行止めになってしまった。

理由は「雪」……えっ? 伊勢湾岸道だよね?

この寒気による大雪は平地にも及び、愛知県内までも雪に見舞われることになった。

伊勢湾岸自動車道といえば、木曽三川や名古屋港をまたぐ橋が連続する道路で、

橋では道路が凍結しやすく、航路を確保するための橋の前後は勾配が続く。

今晩になって通行止めは解除されたが、平行する国道23号線(名四国道)や、伊勢湾岸道開通前に東名~東名阪を結んでいた名古屋第二環状自動車道はひどい渋滞に見舞われたという。


日本海からの寒気の影響が太平洋に近い地域まで及ぶというのは意外かもしれないが、

似たような話が四国でもあって、中国山地を越えた寒気に瀬戸内海の水蒸気が合流して、四国山地にぶつかることで、四国の山間部はしばしば雪に見舞われる。

これは愛媛県や高知県の人はよく知っていることかもしれないが。

紀伊山地でもこのようなことがあり、特に高野山は和歌山県でも大雪である。

高野山ならあまり驚くことはないかも知れないが、昨日はその雪が尾鷲まで達したという。

三重県では気象台のある津では1cmも雪が積もらないのに、北勢地域では大雪、南部の東紀州でも雪が積もるのは、寒気の流れの不思議である。


それにしても問題は滋賀県内である。

湖北で大雪のときは長浜・敦賀に至る電車を米原で分断運行にするという対策があるが、この大雪では米原にもたどり着けなくなってしまった。

米原にたどり着けなくなった要因として大きいのがポイントの不転換だという。

雪が詰まってはポイントが動かないので、折り返し運転も出来ない。

一方の湖西線ルートが運行を継続できたのは、ここに着目した対策があったからである。

JR北陸線/湖西線 近江塩津駅「新0番のりば」、12月20日以降運用。大雪時の臨時ホーム (トラベルWatch)

近江塩津駅では琵琶湖環状線の乗換の利便性を考慮して発着するホームを決めている。

しかし、このためには駅構内で多数のポイントを切り替える必要があり、大雪時の運行ができなくなってしまう。

そこで、サンダーバードの通過線に大雪専用のプラットフォームを増設したんですね。

こうするとサンダーバード・しらさぎ と 新快速・普通電車が同じルートに固定できる。

敦賀方面と湖西線方面・米原方面を分けるポイントは屋根がかぶせてあるので雪の影響は受けない。

これにより大阪・京都~北陸の足は保たれることとなったわけである。


雪国の人には名神・新名神・伊勢湾岸道は軟弱に過ぎるという話もあるかもしれないが、

この区間だけピンポイントで影響があるということで、雪の備えを徹底できない事情もある。

もちろん冬用タイヤ着用は求められているけど、そうでない車を排除できるところではない。

除雪できなくなれば、もう通行止め以外の選択肢はないということである。


日本は本当にいろんなところで大雪に見舞われるわけだけど、

それに対してアメダスの積雪深の観測地点があまりに少ない。

気象台では必ず観測してるけど、県内で積もるところはそこではないでしょうと。

落ち葉を積雪と誤観測するなど、積雪深の自動観測は難しい面もあるのが、

雪が積もるということを継続的に知ることができないことは残念な事である。

三重県いなべ市の積雪深が60cmというのは気象庁の発表らしいけど、どういう観測態勢なんだろう?

現役続行のベテラン馬たち

今日は有馬記念、相変わらず馬券は売れに売れて491億円、すさまじいな。

優勝は今年の皐月賞、天皇賞(秋)を優勝したエフフォーリアだった。

2500mもへっちゃらでしたね。ダービーも惜敗2着だから出来ないわけはないけど。

これは来年は秋古馬三冠(同一年の天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念を全て優勝すると褒賞金2億円が支払われる)もあるかもしれないな。

なんて思ったけど、この3レース全部出ると調整が大変という話はある。


今シーズンをもって引退というベテランの競走馬は多く、

2019年の牝馬三冠を分け合い、その後もG1を勝ちまくった グランアレグリア、ラヴズオンリーユー、クロノジェネシスが揃って引退、

牡馬のクラシック三冠を分け合った3頭は揃って無念の引退という感じだったが、牝馬の方は最後まで立派だった。伝説の世代でしょうと。

マイル戦で活躍し5着以内を外したのはただ1回だけのインディチャンプも引退だし、

香港と日本のスプリントG1を勝ったダノンスマッシュ、引退レースの香港スプリントは落馬事故に巻き込まれたが、難を逃れ最下位で完走、それはそれで立派でしょう。

2017年の菊花賞優勝馬キセキも引退。結局は菊花賞以来勝てずじまいだったが、長距離戦を盛り立ててくれた。

入れ替わりも激しいスプリント路線を8歳まで走り続けたセイウンコウセイも引退。

この歳で時々馬券に絡んでくるのは立派だったのでは?


そんなこんなで寂しくなるねという話なのだが、一方で君はまだ現役続行なのか? という馬もいくつかいる。

まず、今年の香港ヴァーズを優勝した、グローリーヴェイズ(6歳)である。

てっきり引退レースと思い込んでたのだが、来年も勝てそうですねなんて話があって「え?」と思ったけど、今のところは現役続行らしい。

確かに香港・シャティン競馬場とはすこぶる相性が良く、地元馬が2000m以上では手薄という事情もあり、チャンスはいくらでもありそうではあるんですが。

そういえば香港の長距離戦を引っ張って今年引退したエグザルタントは7歳でしたか。

来年7歳で彼の引退した歳と考えると、香港競馬としてはいけるか。(もっとも香港競馬らしく彼は去勢された せん馬だったけど)


次に、土曜日に行われた中山大障害を優勝したオジュウチョウサン(10歳)である。

生きる伝説みたいな馬ですけど、最近は障害レースでも敵なしという感じではなかった。

やはり障害レースも距離や障害の配置によってはスピード勝負の色も濃いですから。

一方でオジュウチョウサンも基本に立ち返り、安定した飛越を鍛え、4100mという長丁場、あと昨年の優勝馬で中山グランドジャンプでも敗れたメイショウダッサイが不在(ケガで休養中)というのもあって、勝つべくして勝ったのでしょう。

すでにオジュウチョウサンはJRA所属の現役馬では最高齢のグループなのだが、

来年11歳も現役続行の方針ということで、11歳まで現役というのは珍しい。

とはいえ、障害レースは高齢馬の活躍も目立ちますからね。チャンスはありますね。


あと、これはよくわからないけど、引退という話もないので現役続行なんだろうな、

というのが2016年のダービー優勝馬、そして今年の京都大賞典の優勝馬、マカヒキですね。

異例の8歳ダービー馬だが、このまま9歳も現役なんですか?

レース間隔を空けて使っていることもあって、歳の割には若々しいという話ではあるらしいんですけど。

実際、京都大賞典では勝ってるわけですしね。その後のジャパンカップは14着でしたが。

あと、同じオーナーで2018年のダービー優勝馬、ワグネリアンもどうなんですかね?

来年7歳だからマカヒキほどではないけど、ダービー馬と考えるとなかなか異様ですよ。


このあたりに共通して言えるのは、引退後の種牡馬としての活躍が描きにくいというのがあるのかもしれない。

オジュウチョウサンは去勢されていないし、障害レースとはいえこれだけの活躍馬、

将来は種牡馬にという思いはあるかもしれないが、ニーズは乏しいでしょう。

それならば、元気に跳んで走って、重賞レースで結果を出せるうちは現役続行だというのは理解できる話。


グローリーヴェイズ、マカヒキ、ワグネリアンに共通して言えるのは父親がディープインパクトということ。

ディープインパクトの息子はたくさん種牡馬になったが、これはライバルが多いということでもある。

活躍馬が出せずに種牡馬を引退するものも多いわけですから、

現役を続けられるうちは続けるのが、馬の一生を考えるとよいという考えはあるのだろう。

しかし、ダービー優勝馬なんて本来なら種牡馬としての期待がものすごい大きいはずなんだけどね。

そういう計画が立たないところが日本のサラブレッド生産のシビアさである。


というわけで、引退するってのも楽な話ではないんですよね。

そりゃ走れないと引退するしか無いんですけど。

まぁそういう選択肢があるということが幸せなことではあるんだよね。

ましてここら辺は王道のG1で走り続けられる馬ですから。

ベラジョン有料版とはなにか?

「『ベラジョン無料版』のCMをよく見るね」という話があって、確かにテレビCMとして流れている。

では無料版があるのなら有料版はあるのか? それをベラジョンカジノという。


というわけで、外国のオンラインカジノの広告を公然とやっているのか?

と気になってアクセスして見たのだが、想像とはちょっと違った。

まず、ユーザー登録がないこと。このため、ベラジョンカジノにあるビデオスロットを遊べるだけである。

表示上、クレジットはあるのだが、アクセスするごとにリセットされる。

賭金を増やしたり溶かしたりする体験ができるという感じではない。

(もちろん1プレイでどれだけ増減するかという楽しみ方はできるけど)

あと、ベラジョンカジノとは運営者も違うらしい。ゆえに連動もしていない。

このことから、ベラジョン無料版の広告はオンラインゲームの宣伝でしかないというわけである。


なるほどなぁと思ったのだが、この広告がベラジョンカジノへの誘客を目論んでいることは明らかである。

でも、確かにベラジョン無料版のサイトを見る限りはベラジョンカジノへのリンクは見あたらない。

まぁGoogleでベラジョン無料版と検索すれば、それより上に広告としてベラジョンカジノへのリンクがあるんだが。

そのベラジョンカジノの広告にも「毎日楽しい無料ゲーム」なんて記載がある。

これは一定のクレジットが無償で提供されることを表している。

ただ、その条件には賭金を入金するという条件もあったりするんだけど。


当たり前ですが、日本では他の法令で認められた場合を除いて賭博行為は禁止されている。

他の法令で認められたものとしては、宝くじ・競馬・保険業などが知られている。

このような行為は外国の業者が日本にいる人に対して行う場合にも適用される。

宝くじも馬券も保険も日本国内の法令に則って運営されているところから買わないといけない。

というわけで、日本からオンラインカジノを利用することは、利用者側も賭博罪に問われる可能性はあるし(といっても利用者側ならせいぜい罰金刑で済みそうだが)、

運営業者は賭博場開張図利罪に問われる可能性はあるかもしれない。


ただ、賭博関係では外国で行われる行為について処罰の対象としていない。

日本から香港へ行った旅行者が、香港で馬券を購入することは特に問題にならない。

これは全ての行為が外国で行われているからである。

日本と外国にまたがって行われる賭博行為について、外国の業者を処罰できるかは、

法律上は可能かも知れないが、実務上は難しいというところらしい。

なにしろ外国業者は当地(ベラジョンカジノの場合はオランダ王国キュラソー政府)の許可を得ているわけだし、そこでは外国人相手の賭博も認めているわけだから。

ただ、日本と外国にまたがる賭博行為に関与している日本国内の関係者は明らかに処罰可能であって、ここを検挙して壊滅に持ち込みたいという考えはあるのではないか。


前にFC2で検挙されたニュースを紹介しましたけど、課題はお金のやり取りですね。

FC2の売上金をどうして受け取るか

どうも日本国内での銀行振込による入出金が行われているようですね。

ゆえに入出金の手続きが早いという話らしいのだが、じゃあそこに関与しているのは誰なのかということである。

そういうところから足が付くんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう?


そのベラジョンカジノにしても、暗号資産(仮想通貨)による入出金に対応している。

そもそも暗号資産により賭博を行うことを前提としたオンラインカジノもある。

こうすると日本国内で暗号資産の売買を行えば済むわけだが、

それがオンラインカジノが関与したものであるかどうかはそう簡単にはわからないだろう。

現金で入出金できるものに比べればハードルが高いことは間違いないが、

暗号資産の利便性も高まっていることを考えれば、そこまで問題視されないのかもしれない。


ベラジョン無料版のCMを出すことが、ベラジョンカジノの営業活動を日本国内で行っていることそのものなのでは?

と思ったわけだけど、そういう解釈にはならないように工夫されてはいるんですね。

今回の記事を書くためにベラジョン無料版をカチカチと試しにプレイしてみたけど、

ゲーム自体は単調なビデオスロットばかりという感じだがね。

ただ、ベラジョンカジノとなると、ライブカジノということでディーラーと対面での賭博なんかも行われているそうである。

でもなんやかんや言っても、利用者のメインはビデオスロットなんでしょ? という感じはする。


オンラインカジノの普及に新型コロナウイルスが寄与した面はあるらしい。

これはパチンコ店の休業やあるいはそれを忌避する動きによるもので、

それ以前よりパチンコ・スロットの規制強化により、面白みに欠けるという話は出ていた。

このようにして客足が細ったパチンコ店は渋くなり、それにより客が遠ざかると。

そうして遠ざかったお金が公営競技に流れ込んで……というのならいいんですけど。

(これは法令で認められたものだし、売上金は地域社会に還元されることは明らかだし)

でも、少なからずオンラインカジノに流れ込んだ分はあるのが実情らしい。


パチンコ店の衰退がほぼ確定的な中で、オンラインカジノの健全化に取り組む方がよいのでは? という話もあるけど、どうでしょうね?

国内産業の発展という点では一理あるような気もするが、国内のオンラインカジノを入口にして外国のオンラインカジノへの流入を加速させる可能性はありそうだが。

従来は日本国内の宝くじ・スポーツくじ・競馬から興味を持って、外国の宝くじ・スポーツくじ・馬券を買うというのは難しかった。

しかし、インターネット時代になってやろうと思えばできるようになってきた。

JRAは凱旋門賞などの指定された外国のレースに日本からの遠征馬がいるなどの条件を満たしたとき、海外馬券の発売を行っている。

これはインターネットを介して外国の馬券を買おうとする行為の歯止めでもあると思う。

これにより、外国の競馬主催者、JRA、国の財政が多少潤っているはずである。


国内のオンラインカジノが外国のオンラインカジノへの歯止めになるか、誘引になるか?

でも、現状で外国のオンラインカジノに適切な対処が出来ていないことは問題だろう。

今後、具体的な検挙のニュースが流れることもあるんじゃないか?

それでも、いろいろ逃れながらやるところはあるだろうけどね。

それにしてもベラジョン無料版のCMはなんとかならんものか。

このサービス自体は形式的には問題はないとしても、広告の品位に関わる問題だと思うのだが。

終夜運転は特急だけ?

近鉄と言えば、大規模な終夜運転で知られていたが、昨年~今年にかけては実施せず、

今年も終夜運転を見送る会社が多い中では、広く実施されるようである。

越年臨時ダイヤのご案内 (近鉄)

近鉄にしてはおとなしいけど、全国的には派手な終夜運転ではないか。


近鉄沿線は初詣スポットがたくさんあるけど、

その中でも伊勢神宮は大阪・名古屋からの距離が長いから、各停だけでは大変だ。

というわけで終夜運転で特急・急行の運転が行われることが特色だった。

終夜運転って基本的に各停なんですよね。優等列車の運転のあるのは珍しい。

とはいえ、今年は急行の終夜運転はないようだ。まぁ仕方ないか。

しかし、特急の終夜運転は今年も行われる。


近鉄で特急の終夜運転が行われる区間は、大阪~伊勢と名古屋~伊勢が概ね1時間間隔、

このほか、京都~伊勢、京都~橿原神宮、あべの橋~橿原神宮なども1~2往復程度設定される。

このうち、特筆すべきは大阪~伊勢の終夜特急である。

大阪線の一般列車の終夜運転は大阪上本町~榛原・名張の各停が概ね30分間隔、

これの意味するところは名張~伊勢中川の区間は特急しか走らないということである。

実際には榛原~名張も各停は2往復なので、終夜運転のメインは特急である。


実はもともと大阪線の終夜運転では榛原~中川は特急と急行の2本立てだった。

この区間では急行がほぼ各停という事情もあるのだが、榊原温泉口~中川の間にある3駅は通過となる。

この3駅は終夜運転の電車は停車しないので、通常通り終電で店じまいである。

これが今年の終夜運転では名張~中川の特急通過駅は終夜運転の電車は停車しないことになる。

ただ、終夜運転の特急は停車駅が多いので、大和高田・大和八木・榛原・名張・伊賀神戸・榊原温泉口・中川と停車するものが多くを占めている。

これに加えては通常特急停車駅ではない桜井駅に停車するものもいくつかある。

終夜運転の恩恵を受けられなくなる駅の多くは無人駅だが、桔梗が丘と青山町はそうじゃないか。

(桔梗が丘は一部特急停車駅だが、今回の終夜運転では対象では無いらしい)


でも、終夜運転する路線でも、終夜運転の列車は全部通過するって駅は時々あるんだよね。

大晦日終夜運転のお知らせ(pdf) (JR東日本)

青梅線の終夜運転は2往復行われるが、立川~御嶽間と記載してあるが「宮ノ平~沢井間は停車しません」と書かれている。

御嶽駅はケーブルカーと接続して武蔵御嶽神社の最寄り駅となっている。

あと初日の出の需要もあるみたいですね。

これが目的のため青梅~御嶽の途中駅には停車しないということを表している。

立川~青梅については沿線のニーズもあるだろうということか各停みたいですが。


そういえば、この終夜運転の計画を見てびっくりしたけど、中央線の終夜運転は、

オレンジ色の電車で三鷹~高尾、黄色の中央・総武線各駅停車で三鷹~秋葉原~千葉なんですね。

以前はオレンジ色の電車で各駅停車として東京~高尾、総武線は御茶ノ水~千葉だったと思うけど。

三鷹駅で乗換を要する(一部は新宿発着とあるが)というのと、東京~御茶ノ水は終夜運転がないということで、けっこう驚いたが。

この沿線だと御茶ノ水駅が神田明神の最寄り駅ですね。けっこう困惑するんじゃないか。

(東京~御茶ノ水の運転がないのは、秋葉原駅利用で代替可能と思うが、ちょっと参拝経路が遠くなる)

おそらく定期列車でオレンジ色の電車による東京駅発着の各駅停車が廃止になったことを受けての対応だと思うが。


終夜運転の各社の考えはだいぶ分かれるところで、関東圏ではJR東日本・京王・京成が広く終夜運転を行う。

でも、京王は新宿~高尾山口だけか。井の頭線やその他の支線、あと八王子駅に入る終夜運転の列車はない。

東京メトロは銀座線の上野~浅草のみ終夜運転(他の終電後・始発前の臨時列車は多少あり)で、JRの終夜運転の補完に徹するようである。

近畿圏では近鉄・OsakaMetroが終夜運転を行う。JRと南海(南海本線のみ)は深夜3時までの延長運転とのこと。

奈良県方面は近鉄・JRの2社がともに運転し、あと奈良交通も一部路線でバスを終夜運転をするので、例年と変わらないぐらい手厚い。

しかし、他は私鉄もバス会社も終夜運転には消極的で、JRだけ終夜運転をしても……という感じはある。


大晦日~元日の終夜運転が必要なのかというのは昔から言われていた話で、

ここ最近の年越し事情を見ると、これを契機に一気にしぼみそうだなという印象を受けた。

とはいえ昼間は激しく混雑するので、年越しでの初詣が便利という話はあって、

近鉄が終夜運転に積極的なのは、混雑を避けて初詣したいというニーズがけっこうあるのではないかという読みもあるらしい。

大みそか「終夜運転」鉄道会社で分かれた復活判断 (東洋経済オンライン)

終夜運転をやめたら昼間の混雑がひどいからやっぱりやるというのもあるかもしれないな。


ちなみに近鉄の終夜運転では ひのとり で運転される特急も設定されるよう。

ひのとり は通常は大阪~名古屋に専念しているので、伊勢方面に入ることは通常ない。

終夜運転は大阪~名古屋の特急は無いのだから、その間に伊勢方面に走るらしい。

通常の特急に比べると特別料金は加算されるが、快適性に対するコストパフォーマンスは高いと言われており、プレミアムな初詣になる……かもしれない。

そういうところも年越しでの初詣に沿線住民を駆り立てる要素なのかもしれない。

auかんたん決済はau PAYでもある

この前の日曜日、イトーヨーカドーで年末年始も見据えてあれこれ買い込んだ。

19~27日のいずれか1日に使えるクーポンがアプリで配布されたこと、

市のキャンペーンでau PAYで決済すると還元されるキャンペーンがあることがあって、

このクーポンはコード決済で使えるので重ねがけを狙ったわけですね。

(ハッピーデーは他社クレジットカード同様にコード決済は対象ではないっぽい)

しかし、気合いを入れすぎた結果、1決済の還元上限額にひっかかってしまった。

あーあ。2回に分けて会計すればよかったのだが、後悔先に立たず。


元々、au PAYの残高を数百円まで使い切れば、期間中の還元上限に達すると思っていたが、

還元上限に達するためには残高+1000円強買わなければならなくなった。

しかし、クレジットチャージは3000円から。というわけで、au PAY残高がだいぶ余ってしまう。

来年2月頃に今月のキャンペーン分のボーナスが付与されるので、その消化でau PAYを使うのだし、置いておいてもよいのだが、なんとなくもったいない。


そんな中で集英社の電子書籍ストアでとある本を買おうとした。

直販で買うと特典で数ページ増えるというので、あえて直販でと。

その支払手段に「auかんたん決済」というのがあった。

「ドコモ払い」「ソフトバンクまとめて支払い」と並んでいるので、携帯電話合算を意識してそうだが。

「ドコモ払い」と「d払い」は違うなんて話も紹介しましたが(cf. d払いというよりドコモ払いでは?)

それで気になって調べたら、auかんたん決済はau PAY残高の充当が可能で、au IDがあればau回線を利用していない人も使えるらしい。

ほんまかいなとやってみたら、暗証番号入力でau PAY残高で買えてしまった。


そもそもauかんたん決済の電話料金合算というのは、携帯電話に限らない。

auひかり や ケーブルプラス電話 などとの料金合算も条件を満たせばできるという。

それ以外の支払手段としてau PAYカード支払い、au PAY残高支払い、WebMoney支払い、クレジットカード支払いとあるが、

後ろ2つは加盟店によって可否が分かれ、このストアでは使えなかった。

このため僕の場合はau PAY残高支払い以外の選択肢はなかった。

加盟店によってはPontaとの併用もできるようだが、この加盟店ではその選択肢もなかった。

Pontaからau PAY残高に振替すれば間接的に利用できるとは思うけど。


なお、Amazonでは携帯電話契約のないau IDでは auかんたん決済は使えないよう。

こういう制限のかかる加盟店もあるとは思うけど、明確なところはわからない。

「ドコモ払い」でなく「d払い」と明記されている加盟店でもNTTドコモの電話番号が無いと使えないなんてこともあったし(Amazonがそうなのだけど)、あまり意識されていないのかも。

でも、auかんたん決済でau PAY残高を使える場合はあるということはわかった。


もしかしたらボーナスで付与されるau PAY残高もこうして消化するかもね。

特にauかんたん決済を使うことにメリットはないが、au PAY残高を使えることには意味がある。

というわけでチャージしすぎた残高にも早々に行き先ができそうだ。

そりゃau PAYで実店舗で使ってもいいんだけど、どちらも選べることに意味がある。

気づけば「スマ口座」になっていた

職場に出勤したら、スマートフォンにスルガ銀行から入金通知が。

給料? と思ったけど、給料日ではないよな。

それで入出金履歴を見に行くと、スルガ銀行から数十円の入金がある。

先月もこんなのあったけど一体何だ? 手がかりがない。


スルガ銀行のWebサイトをいろいろ調べた結果、理由が判明した。

~日本初!キャッシュレス決済にチャージするたびに現金がもらえる~10月4日(月)新たな普通預金口座「スマ口座」誕生 (スルガ銀行)

自動口座振替1件あたり5円、キャッシュレス決済へのチャージ1000円毎5円の特典が付与されるというもの。

といってもスルガ銀行の口座ならなんでも対象なわけではなく「スマ口座」であることが条件。

しかし、スマ口座というのは、Dバンク支店の口座を指しているという。

旧ダイレクトバンク支店に口座を開設した僕の口座は、2015年にDバンク支店(ネットバンク支店から改称)に移管されていた。

気づけばその口座は「スマ口座」と呼ばれるようになってしまったのだという。


ちなみに今月20日に入金されたのは全て口座振替によるもの。

なんと7件もあったらしい。こんなに多いのは珍しい。

もしかすると、スマ口座に合わせてスルガ銀行はd払いチャージ再開に踏み切ったのかも。

カメラでの本人確認は面倒だし電子署名で

今月はd払いのチャージをしたので、1000円毎5円の特典も付くはず。


しかし、銀行としてはこの還元はどんなもんなんですかね。

口座自動振替は1件20~50円程度で5円還元なら、これはわからなくもないが。

ゆうちょ銀行の連動振替決済サービスの手数料は送金額の1.04%で、最低52円、上限115円となっている。

これがチャージ型のキャッシュレス決済に採用されているかはわからんが。

その中から例えば2万円チャージで100円還元というのはどうでしょうかね。

正直これが見合っているとは思えないが、新規顧客の獲得に期待しているんじゃないか。

それで投資信託だとかローンだとかに誘導できれば元は取れるでしょう。


ところでスルガ銀行のインターネット支店は提携先に応じていくつもある。

ダイレクトバンク支店ももともとはソフトバンクインベストメント(後のSBIホールディングス)との提携によるソフトバンク支店という名前の店だった。

僕が口座開設したときもSBI証券との連携がウリであった。

汎用的なインターネット支店として利用する人も多かったのだが。

提携先が変わっていく中で店舗再編が行われ、Dバンク支店への集約が進んだ。

それでも、ANA支店・Tポイント支店・リクルート支店などいろいろある。


このように店舗がいろいろある中でDバンク支店の特色として「スマ口座」という考えを導入したとみられる。

その影響か、口座開設の説明にこのような注意書きがある。

※新規口座開設時には、Visaデビット機能が付帯しないICキャッシュカードが発行されます。

他のインターネット支店は当然付いてくるのだが。後からVisaデビット付きにできると思うが。

しかし、スマ口座である以上、そのようなニーズは低いという見立てもあるのかもしれない。

確かに僕も海外キャッシュカードとしてのニーズがあるのではと無理くり残してるが、

もはやそういう使い方する必要ないもんなぁ。


既存の利用者にとって不利益のある話ではないので。

しかし、ダイレクトバンク支店からの経緯を考えると、本当にいろいろ変わるなとは思いますね。

そもそも静岡県の地方銀行でこのように全国に打って出ていることが異例ではあるが。

それもこれも同族経営の銀行だったことによるが、このことが不動産関係の不適切な融資につながったということで、2019年に創業家は経営から退き、株式を手放している。

それに伴ってか広域での店舗網を整理する動きはあるが、静岡県・神奈川県以外の地域の顧客へのアプローチは引き続き継続している。

僕にとってはATMの利用条件がよいというのが、現在も口座を維持している理由のほとんどだが、 みずほ銀行 もイオン銀行ATMを含めば、普段はそんなに困らないのである。

となれば、用途は給与の一部を受け取って、クレジットカードの引落、時々電子マネーのチャージというわけで、それはまさにスマ口座の使い方では? と。

それはそうだと思うのだが、いかんせん金額が少額過ぎる。