モールス信号が使える

新しいシステムのメンテナンス機能をどうするかというのを検討している。

何らかの方法で進捗表示をしたいという話があるのだが、

使えるインジケータがLED 1個であることが発覚。

このLED 1個すら使えないのでは? という疑惑があったのだが、

調査した結果、メンテナンス中に一時的に使用できなくなるが、

最終的には使用できるようになるということでなんとかなりそう。


それにしてもLED 1個しかインジケータがないとなると面倒である。

点滅パターンでなんとかするしかないのか……

そんないろいろな点滅パターンを考えるのも大変だな。

ということを考えていたとき、世の中にはそういうものがありましたねと。

そう、モールス信号である。


モールス信号が双方向通信で使われることはほぼなくなったが、

一方的に発信する手段としてはシンプルなので未だに使われている部分もある。

身近なところでは……といっても人間が知覚することはないんだけど、

電波時計が受信する標準電波は30分に1回、モールス信号で JJY と送信されている。

JJY – 標準電波で送信する時刻符号 (NICT)

コールサインなどの識別信号をモールス信号を使って送信することは比較的あるようだ。

一般的にはモールス信号は「トン」「ツー」という音で聞くものだが、

光の点滅でモールス信号が使われることもまぁあるらしい。


実際どんなもんなんだろ? と表示してみた。

長点と文字間は300ms、短点と点間は100msというのでテストしてみた。

モールス信号が頭に入っていないので、これは”C”だとかはすぐわからないが、

独特な点滅パターンを認識するにはなんとかなりそうである。

プログラムで書くには若干複雑な気もするのだが、

使うパターンは5個ぐらいだろうからハードコーディングするんだろう。


余談だが、日本語のやりとりに使う和文モールス信号というのもあるのだが、

ABC…をイロハ順に置き換えたものだと言われている。

ドイツ語のモールス信号(ウムラウト付きの字が規定されている)を元にして、

さらに字数が足りないのでそこは追加のパターンを用意して作ったそうな。

よく知られた話としては緊急扱いを表す符号として”UR”(URGENTの略)を使うが、

これを和文モールス信号に置き換えると「ウナ」に相当するので、

緊急電報のことを「ウナ電」と呼ばれるようになったという話がある。

当然、現代の電報はモールス信号なんて使っていないし、もはや緊急電報も廃止されたから、本当に昔話である。