おまじないコンデンサは適当に決めていいんだろう

BlogをRSSで確認するのは効率が非常によい。
Thunderbirdは非常に有益ですね。
さて、それで記事を読んでいたのだが、興味深い記事があった。


PSPの充電装置を作ったというお話。
6[V]の電池で、5[V]を得る方法ということです。
まぁ普通に考えれば、三端子レギュレーター使うわな。
この例でも確かに三端子レギュレーターを使ってるようだった。
これは、出力電圧を5[V]とかにするように調整してくれるICだったはず。
非常に熱が発生するという評判なので、確認して必要なら放熱フィンを付けろと書いてある。
計算式は載ってるから、電流がどれぐらい流れるか考えて計算すればよさそう。
多分6[V]から5[V]に下げる程度なら、そこまで極端に熱は出さないんだろうと思うけど。電圧の差の分が熱になるらしいので。
ところで、この三端子レギュレーターというのはIN・GND・OUTの三端子があるからそんな名前。
まぁ大体予想通りで、INを入力電圧、GNDをグランド、OUTを使うところにつなげばいい。
けど、IN・OUTのところにGNDに並列に0.1[μF]とか小さいコンデンサを取り付けてあげないといけない。
どうもこれを付けないと調子が悪いらしい。おまじないと言われてしまうけど、大切なものらしいです。
で、どうも説明書きを見ると、これだけでも結構よさそうなことを書いてある。


まぁしかし、実際はこれ以外に、電解コンデンサを付けた方が良さそう。
入力側が不安定なら、入力側に取り付ける。なんだけど、これって必要なのかな?
そもそも安定な電圧を取り出すための三端子レギュレーターなんだから。
極端に不安定な入力電圧なら必要っぽい。
で、出力側は取り付けた方がいいらしいね。
融通のために必要だと言うこと。なるほど、それは重要。
容量は決め方は結構難しいみたい。
まぁだけど、小さな回路だったら100[μF]ぐらい取り付けておけばOKみたい。
コンデンサは大切だけど、なかなかわかりにくいですよね。
抵抗みたいに電流の制限に使うものでもないし…


まぁしかし、コンデンサはおまじないだと割切れば非常に簡単に回路が作れますね。
いや、それは悪い態度だと言うかもしれないけど。
しかし、PSPの充電に使う回路ねぇ。
実際の充電はPSPの電源コネクタのところにつないでやるらしいけど。
そりゃそうか…直接バッテリーに充電するのは楽じゃない。
件の回路図では、入力側にも出力側にも1000[μF]も取り付けてた。
ちょっと大きいのかと思ったけど、電流がたくさん流れるなら有用なのかな。
けど入力側はこんなにいらない気がするのだが…
しかしあんまり容量が大きくなると、出力電圧が入力電圧よりも高くなることがあるらしい。
その対策のためにダイオードをつないで、電流を逃がすようにしてレギュレーターを保護することがあるらしい。
最近は、電池をギリギリまで利用できるように、入力電圧と出力電圧の差の限界の小さいのが多いらしい。
まぁそんな加減もあるのかもしれない。備えあれば憂い無しとはこのことかもしれない。

銅線何本でもつながってるけどちぎれてしまうもの

ところで、家で使ってたイヤホンが壊れました。
扱いがよいという理由で、Panasonicの安い目のイヤホンを使ってました。
1260円なんで安いですよね。RP-HV220だったかな? 安かったけど実際はすばらしくいいのですよ。
ただ、あんまり丈夫でもない。この手のイヤホンは確かにそうですよね。
断線というのがどうしても起きる。これでもより線にしたりして対策はしてるんだと思うけど。
このより線というのは、一方では修理不能というものでもあるわけで…まぁ単線でもそうだと思うけど。
いや、修理可能なのかもしれないけどケーブル全部交換だ。何の意味がある。
そんなわけで、修理を頼んだところで交換ぐらいしかできないし、あんまり意味はない。
大体保証期間をちょうど過ぎたぐらいだったはずだし。


さて、電器屋を見て回っていた。
すると、980円で扱い良さそうで、性能も申し分なさそうなものがあった。
SONY、その昔 東通工と呼ばれていたらしい会社だ。
我の強いメーカーに見えるけど、いや、それはそれでいいことなんだけどね。
まぁ残念ながら非常に平凡なイヤホン、MDR-E10LPなのであまり関係ない。
非常に安いし、今まで汎用のイヤホンは常に1つ(D-Snapのはその構造上D-Snap専用)なので、せっかくだから2個買いました。
1個980円、で2個だと1960円で、ポイントを使ってもらったけど、1500円はくだらないので、
VISAデビットで払ったら3ポイント入るね。決済ごとに500円あたり1ポイントなので端数が出ると損なのよね。


つないでみると当然音がなりました。
ただ音量の調子がいままでと違うので、慣れるまではなかなか調子が悪いかも。
あと、今までより、ほんの少し大きいので密閉感がちょっと強いね。
しかし調子はいいね。これなら安心だ。
かなり前になるのだが、耳かけ式のイヤホンを使っていた。
確かもっぱらJVCのを使ってたような。いや、Panasonicも使ってたか。
いや、結構安価であるんですよ。だから使ってたわけだけど。
ところで、そういうものはかさばるからかケーブルを収納する構造がついている。
ただ、それは結構ケーブルに負荷をかけるらしく故障が頻発してた覚えがある。
で、その後、インナーイヤー型のイヤホンに変えた。
小さいので、束ねてしまえば話が早い。意外と堅牢で驚いた。
D-Snap購入後はD-Snapのイヤホンを外では使い、その手のイヤホンはもっぱら家で使ってる。
家にずっと置くならわざわざそんなのにしなくていいじゃないかというのはあるかもしれない。
けど小さいというのはありがたい話ですね。だからそうしたわけだけど。
まぁ大切に使わないといけないよな。それだけは思うわ。

損して得を取るか、それほど得はないか?

最近市町村合併で、市役所出張所がたくさんできていますね。
一見無駄に見えるけど、これは時代が変わったからできることだと言われています。
どういうことかというと、例えば、住民票。
今までは住民票を出張所に置いて、いちいちコピーしてた。めんどくさい。
けど、今はオンラインですぐに取り出せる。だから出張所の人はキーボードを叩くだけで終わり。楽ですね。
その背景には電話、インターネットの普及でVPNを有益に使うことができるからでしょうね。
まぁだから役所が遠くなるのは困るよと言うけど、多分やることのほとんどは近所でできるのが事実らしいね。
それでも予想よりも金は節約できるから。
あとは物事をうまく進められるかどうかだよな。農村を見ない都市というのは困る話だ。


何がいいたかったかというと、県の出張所を引っ込めて、市役所でやればいいということです。
そういう方向に進めようとして、北海道が、彼らの言う県の出張所、支庁を整理することになったそうです。
北海道なのに県はおかしいだろと言われるかもしれないけど、実際は都道府県で扱いに差はないんだよね。
微妙に都には差別がありますが。都の区は特別区とか、都の警察本部は警視庁と言うとか。
都の区、例えば千代田区は英語ではChiyoda-cityかChiyoda-kuと言うのだけど、そこから見ても市からの派生であることがわかりますね。
大阪市の北区をKita-cityと言う人は聞いたことがない、Kita-kuでしかないだろう。まぁその程度のもんです。
と、それはどうでもいいけど、北海道には14の支庁という事務所がある。
あくまでも事務所なので、北海道石狩支庁札幌市のような表記にはならない。その程度の存在感です。
だけど北海道は広すぎるので、一言で言うとわけがわからなくなる。
まぁそれを言うと、そんな県はあるかもしれないけど。日本一細長い東京都も確率は低いけどそうだよね。
だからといって、市町村まで言われてピンとはこないよね。
紗那郡紗那村(きっと住んでる人には会わないと思うけど)と言われてもピンとこない。
けど、根室支庁の受け持ちだと言うと、なんとなくわかってきた気がする。
どこだと思ったのならば調べてみればいい。


結構重要なものなんだけど、時代が進むにつれて、どうも細かすぎるという話も出てきたらしい。
それで、どうも調べると、こういうことらしい。
渡島支庁・檜山支庁→道南総合振興局、空知支庁・石狩支庁→道央総合振興局、後志支庁→後志総合振興局、
胆振支庁・日高支庁→日胆総合振興局、上川支庁・留萌支庁→道北総合振興局、宗谷支庁→宗谷総合振興局、
網走支庁→オホーツク総合振興局、十勝支庁→十勝地域振興局、釧路支庁・根室支庁→道東総合振興局
ところで、なんのためにするのかというと、支庁というのは石狩支庁以外、多くても50万人程度しかいない。少ないと10万人を切っている。
まぁそれはそれで大切な場合もあるんだけどね。
しかし、近所に何個も支庁を置くのは変な気がする。北海道の近所は本州では近所じゃないかも知れないけど。
それで大胆にまとめてみようと。それでちょっと仕事を移し替えようと。
けど、今までの場所に留まる仕事もあるよということも書いてある。


その背景には何があるのかは知らないけど、一見丸くまとまってるように見える。
ただ、ここまで至るまで、市町村が近所にあった事務所が遠くなるのはかったるいとかいう意見が多かったらしい。
それと、事務所が小さくなって、人口が1%ぐらい減るというところもあるらしい。
ついでに言うと、支庁で働く人の中には住んでるわけではない人もいるらしいから、余計に悲惨だろう。
というのはあったけど、最終的には可決されました。
まぁしかし、これからどうするかというのはあるわな。
もしかすると資源を集約させた結果、小さな事務所をたくさん配置できるかもしれない。
そうなればありがたい話ですよね。もっともそうならない可能性は高いけど。
まぁひどいことになる可能性もあるわけだけど、そのへんはうまく回避するしかないですよね。
もちろん、今回の話が出てきたのは金をケチるためらしい。その準備ですね。
同じお金があれば、事務所を動かすのにかかる金を減らして、その代わり役に立つことをできるといい。
そういうことなのかもしれません。
もっとも事務所にかける金を減らしすぎると、役に立つことすらできなくなるわけで…
その辺は新しい総合振興局の働きを期待するしかないでしょうね。
しかし、こういう変更って、あんまりお得感がしないのは事実やわな。
きっと、損したのはすぐ見えるけど、得してるのに気付くのには対照実験でもしない限り気付かないと。
対照実験なんてできるわけないけどね。前向きに考えましょうと言うことです。

最後の仕上げの積分が一番困る

このとらえ方は正しいか言い切れないけど、
積分というのは微分すればそれになるものを見つけるところから始まる。
∫2x dx=x2+C
という不定積分は、x2を微分すれば2xになるというところから出てきてるはず。
しかし、役に立つ微分公式は多いけど、微分公式を逆に使って積分するのは簡単ではない。
置換微分は非常に有益で、これはかなりの場合で使える。
けど置換積分は役に立たないことが多い。工夫しないと役に立たないのよね。


積分なんてのは結構使うところは多い。
例えばコンデンサの蓄えるエネルギを計算するときとか。
(1/2)CV2はあまりに有名な式だけど、積分でこの公式を出せるんだよね。
その電磁気で、電界の大きさを求めるのに積分を使うことがあると。
例えば、R[m]の円盤状の導体を帯電させたと。そこの中心からh[m]だけ上の点の電界の大きさを知りたいと。
もしも、これが非常に広い円盤ならば、ガウスの定理を使えば簡単に求める。
1[m2]あたり、σ[C]帯電してるなら、σ/ε0[V/m]、高さなんて関係ない。
まぁそれはそれでいいと思うんだ。
高さが大きさに比べて十分小さいなら、きっと問題ないんだと思う。
だから、しょうがないので、円盤を細切れにして、それぞれを点電荷と思ってひたすら足し算すると。
電荷を細切れにして、足し算する、これが積分と。そういうことです。
しかし、あまりにめんどくさい。
だから、細かい事言わないならこんなのは使いたくないというのが本音かもしれないね。


そのまま円盤の話をしてもよかったのだけど、円盤の積分はそこまで極端じゃないのでパス。
まぁしかしそれもすごくめんどくさい。正直言うとめんどくさい。
さらにその上を行く話。
導体棒がありましたと。全部で2a[m]、1[m]あたりλ[C]帯電してて、ちょうど中心から、r[m]離れた点の電界の大きさを求めろと。
左にx[m]行ったところから非常に小さいdx[m]だけ注目して、それを点電荷と思って電界の大きさを求めると、
λdx/{4πε0(x2 + r2) }
√に入ってるのは、その点電荷と思ってる場所と電界の大きさを求めたい場所の距離を三平方の定理を使って書いたと。
ところが、この電界というのは斜めむきで都合が悪い。
そこで右にx[m]行ったところについても考えて、左右でベクトルの足し算をする。
図で考えると、左右足して、
2λdx/{4πε0(x2 + r2) } × r/√(x2 + r2)=λr dx/{2πε0(x2 + r2)3/2 }
なんか困った式になってしまった。
こんな式の積分公式なんてのは一見ない。
でも実は電磁気の教科書の積分公式集には載っていた。
x=r tan tで置換積分すると、なんでtanなのかはよくわからないけどうまくいく。
さて、これを不定積分したものはというと
∫λr dx/{2πε0(x2 + r2)3/2 }=(λr/2πε0)∫(r2 + r2 tan2t)-3/2(dx/dt)dt
さて、ここでtan2t=1/cos2t – 1だと、
=(λr/2πε0)∫r-3(1 + 1/cos2t – 1)-3/2(r/cos2t)dt=(λ/2πε0r)∫cos t dt=(λ/2πε0r)sin t+C
おおっ、すばらしい。
これに値をあてはめて、x=0からaまで積分すればいい。けどtの式なので、x=r tan tにあてはめてtを求めなくては。
t=0からtan-1(a/r)まで積分すればいいと。
ところで、t=tan-1(a/r)のとき、図を書くとよくわかるけど、sin t=a/√(a2 + r2)、cos t=r/√(a2 + r2)
というわけで非常にまわりみちをしたけど、求めたかった電界の大きさは
λa/2πε0r√(a2 + r2)
で合ってると思うよ。


まぁしかし、こんなところで積分を書いたところで実際にやろうって人はいないでしょうね。
それにしても回りくどいし、わかりにくい。
しかし、実際のところを言うと、式を立てたら、あと計算方法はどうでもいいといえばどうでもいい。
コンピュータで解かせても、まぁ話にはなる。
まぁしかし、式を書いて終わりというのも寂しいから計算してみましょう。
そうは言うけど、結構な地獄だったりする。なんとも難しい話です。
まぁしかし、この式が出てきたら、tanを使って置換積分すればできるらしいというのはわかったので、
運がよければできるかもしれないね。
そんな風に覚えておくのも悪くないかな。
もしくはこの積分公式を覚えておくとかね。まぁ間違うと怖いけど。

警察のつけた標識マジック

通学路がとんでもない生活道路を通り抜けるようなもので、
そこを何百人もの学生が通るもんだから、いい迷惑だと思う。
まぁそれでも、迂回するととんでもないことになるので、現実的な選択肢がこれしかないのよね。
本来、この道は非常に都合が悪い。
一方通行、車両進入禁止・・・そんなところを自転車または徒歩で通るわけだからね。
一応、どちらも自転車は除外されてますよ。
だから、一方通行を逆走することになりますが、これは問題ではありません。
ただ道幅が狭いのに、車とすれ違うと都合が悪いね。


そこで気になったことがあるわけだ。
まず、一方通行の道では、走行できない方向の入り口には進入禁止の標識がはってある。
赤に白棒と非常に目立つ標識で、無視するやつはあまりいない。
この標識って中央分離帯付きの道路の交差点にもいちいちつけてますよね。
あれは非常に几帳面だなと思う。


ところが、そもそも自動車通行禁止の道路にはこの標識はない。
というのは、そういう道路は自転車歩行者専用道路になってしまうらしい。
そうそう、この辺の標識で、一方通行とか、そういうのには「自転車は除く」と書かれている。
これはポイントですね。
で、自動車歩行者専用道路の場合は、その標識がはってあるだけで、それ以上は何もない。
ただ、普通はそういう道路の入り口には棒が立ってたりするものだ。
だから、青色の標識は、自転車と歩行者が安全に使えるかな程度にしか思わせない。
ところが、その標識の実際の意味は、自動車は進めませんという意味。
だから、進入禁止の標識をつけて、「自転車は除く」と貼ることと大差ない気がする。
ところがねぇ、青色の標識ってあんまり目立たんのよね。遠目に見ると真っ青の標識だ。
独特の形をしてるし、白の部分もそれなりに多い一方通行の標識とはわけが違う。
それに一方通行の場合は大体、反対に進入禁止の標識があるわけだし。
一定時間だけ、自動車歩行者専用道路というのは非常に都合が悪い。
通れるものだと疑わずに、標識に気づかず入ってくると。
どうしたものかねー。


標識のつけ方の疑問というと、こんなのもある。
一定時間だけ自動車歩行者専用道路、それ以外は一方通行の道路、
その一方通行にかかわる標識には、その一定時間以外ということを書いてある。
実は、一方通行の反対の進入禁止も律儀に一定時間以外と書いてある。
まぁ確かにその横には自動車歩行者専用道路の標識と一定時間内だけと書いてあるわけだが。
しかし、実際は四六時中自動車は進入禁止だ。
なぜこんなどうでもいいところだけ律儀なんだろう。
根拠はどうであれ、結果はさして変わらない。
だから自動車歩行者専用道路に対応して進入禁止の標識をはるのはありだと思うのだけどね。

力づくの象徴、マクローリン展開

最近、マクローリン展開なんてもんを数学でやっている。実例を書けば、
ex=1+x+x2/2!+x3/3!+x4/4!+x5/5! …
階乗なんてものが出てきてるので、非常にわかりにくいけど、
こんな風に計算すれば、簡単にexが計算できると。すばらしいですね。
電卓で、べき乗の計算をするときには使ってるに違いない。
ax=1+logea x+(logea)2x2/2!+ …
多分これで求まる。a=10,x=0.3010で計算したらだいたい2になったからあってるはず。
べき乗の計算なんて、ループ回して何度も掛ければいいなんてのは間違った認識で、整数乗以外もあるからね。


電卓内部ではこの計算をしていると。
もっとも精度よく計算するために桁数は多めに取ってるけど、
それを後で四捨五入なりしてるわけだ。
sin x、cos xもこんな風に出すことができて、
sin x = x-x3/3!+x5/5!-x7/7!+x9/9! …
cos x = 1-x2/2!+x4/4!-x6/6!+x8/8! …
これは有名ですよね。電卓ではこれをやってるんだね。
ところで、これにはどんなxを入れても出てくるのでありがたいわな。
きっと電卓の設計をする人も楽に違いない。けどそんなのばかりではない。
loge(1+x)=x-x2/2+x3/3-x4/4+x5/5 …
この式は-1それ以上はうまく計算できない。しかしx<-1になると、logの中身がマイナスになるから無理なのはわかるけど、
現実にはx>1だろうが値があるはず。どうやって求めるんだろうね。
僕が考えたのは、たとえばloge10なら、10をeで何度か割る。2回割ると1.353ぐらいになる。
loge10=loge(1.353×e2)=loge(1+0.353)+2
と、求められるようになったように見える。
すると、0.303+2=2.3026となって、きちんと求められた。
まぁもっと頭のいい求め方はあるのかもしれないけど、求まるかどうかというと求まったな。


πも、tan-1xのマクローリン展開を作って、x=1を代入すると、
π/4が出せるので、そんな方法でもπは出せるらしいです。
一番ポピュラーなのは√(1-x2)を0から1まで積分すると、半径1、中心角90度の扇形の面積を求めて、
それがπ/4であることを利用する方法とかね。それに似たようなことはやったことあるね。
まぁそれにしても、電卓はとんでもないことをやってるというのがよくわかりますね。
我々が、電卓なしでその値を知りたければ、図書館に行って、三角関数表や対数表を見て調べることになるでしょうね。
しかし電卓はそれを1秒以内で計算してしまう。図書館に行こうとして席を立つ前に終わる。
こんな式を出されたところで、手計算でやるのは絶望的だからね。
本当にコンピュータはありがたいものですね。

Webページからメールを送ることは難しくない

メールフォームを作りたいがどうすればいいと言われて、PHPで書いてみた。
という話がありました。
最近、Perlでいろいろやってるから、Perl-CGIでやると思ったらしいが、動的なWebページ作りにはPHPがいいですね。
mail関数を使えば簡単に作れる。


$name=$_POST['name'];$email=$_POST['email'];$message=$_POST['message'];
if($name && $email && $message){
$sub = mb_convert_encoding("メッセージを受け取りました","ISO-2022-JP");
$sub = "=?iso-2022-jp?B?".base64_encode($sub)."?=";
$mes = <<$message
-------------------
名前 $name
メールアドレス $email
EOF;
$mes = mb_convert_encoding($mes,"ISO-2022-JP","UTF-8");
$head = <<From: Mailform
Content-Type: text/plain; charset=ISO-2022-JP
Content-Transfer-Encoding: 7bit
MIME-Version: 1.0
EOF;
if (mail("webmaster@example.com", $sub, $mes, $head) ){
echo "<p>成功しました!!</p>";
}else{
echo "<p>失敗しました!!</p>";
}
}else{
?>}
?>

フォームがUTF-8だから、ひたすらUTF-8を使うのも一興だと思うのだけど、一応ポピュラーなISO-2022-JPに変換しています。
ISO-2022-JPはISO-2022-JP以外の言い方は多分ない。
このあたり注意しないと痛い。
なぜかJISコードと通称されるけど、実際はISO-2022-JPのみならずEUC-JP、Shift_JISもJIS X0208で定められてる。
さらに言えば、UnicodeもどきのUCSもJIS X0221で定められてるけど、これをJISコードと言う人は聞かない。
いちいち長いけど、ISO-2022-JPと言うのがいいでしょう。
非常に簡単なもので、POSTで3つの内容が送られてきたら、当てはめてメールを送信して、
そうでなければ<!–メールフォーム本体 –>の位置にあるメールフォームを表示すると。
ここでヘッダーを自分で定めています。これを定めないと問題があるのできちんと書いて、mail関数に渡しておきましょう。
これだと迷惑メール送り放題なので工夫が必要ですが、基本的にはこれでOKです。


迷惑メール対策とはいっても、正直まともな方法はないけどね。
まぁ1つ考えられるのは画像認証だな。
GDを入れてるので、画像描画はできるはずだから、試してみるのもありかな。
あと、送り主の身元を保証するために、確認メールのURLを確認してから送るとか。
4時間以内にクリックしなさいと。それで送られなかったらゴミが残るけど、crondで定期的に消せばいいでしょう。
欠点はメールアドレスのない人は決して送れないというのはあるがな。
まぁいろいろアイデアはあるだろうけど、いたずらするやつの気を悪くさせる程度の効果しかないわな。
このメールフォームをどう使うかは知らないけど、簡単な工夫はした方がいいだろうね。

電力を計算するにも三角関数から逃れられない

今日の実験は三相電力の測定。非常にやっかいな話。
ところで、電力というと、直流なら、P=EI (E:電圧,I:電流)で求まることは結構有名ですね。
電力は1秒あたりの仕事のことだから、仕事率でもあるわけだ。
ところが交流では都合が悪い。
コイルもコンデンサも電圧がかかると電流が流れるけど、これをよく調べると充電と放電を繰り返してるだけらしい。
ということは電力は0。一方、抵抗については今まで通り。
で、結論から言うと、P=EI cosφ(φ:電流と電圧の位相差)で求まるわけ。
しかし、電圧と電流のかけ算ではないのでちょっと都合が悪い。
そこでこの位相差を含めて計算してくれる電力計というのがあるわけだ。ありがたい話だ。
(複素数のドットは省略してあります。大きさなら大きさと書くだろうから基本的にはドットがあると思っていい)


この電力計とはどういうものかというと、こんな風に使う。
電力計(その1)
左の回路が基本的な使い方。電力計というやつは電流計と電圧計を兼ねてるわけだ。
こんな風に電流を測るコイルと、電圧を測るコイルに適当につないであげないといけない。
接続例というのが電力計に書いてあるのだけど、これを見ると、このようにつなげばいいよと書いてある。
ところで、三相交流というのは単相交流を三本束ねたもの。
それぞれの位相差は2π/3[rad]あって、モーターを動かすのにもってこい。
なんで交流には正弦波を使うのかというのの1つの答えは、発電機・モーターの都合というのがあるはず。
右の回路を見て欲しい。電源のところに、E∠2π/3などと書いてあるが、E ej2π/3のこと。
E(起電力)とe(自然対数の底)、なにげに紛らわしいな。
それはともかく、複素数で計算するよということです。
どの負荷も大きさは同じです。それぞれのRとCを並列につないだところを流れる電流の大きさは全部同じ、
すなわちI12、I23、I31の電流の大きさは同じと。これをIとおくと、
1箇所あたり、電力はEIcosφだから、全部で3EIcosφの消費電力があるはず。


ここで電圧を計るときどうするのかというと、こんな風に2つの電力計を置く。
三相電力計というものもあるが、実は単相電力計2つをくっつけて足し算してくれるメーターを付けただけ。
で、この2つの電力計の指す値を足せばいい。
これはブロンデルの定理で説明されている。
実はこんな風に、どこも流れる電流が同じじゃないときでも通用するわけで、万能ですね。
とりあえず計算するか。
I12=I∠(2π/3+φ)、I23=I∠(4π/3+φ)、I31=I∠φとおく。
まぁこんな風に電流同士も2π/3づつずれるわけですね。
これは負荷がどれも一緒だからですよ。そうそう、こういう負荷を平衡三相負荷と言うんだと。
さて、ここで、I1=I12-I31=I∠(2π/3+φ)-I∠φ=Iej2π/3e-Ie
=Ie(ej2π/3-1)=IeI{cos(2π/3)+j sin(2π/3)-1)=I(-3/2+j√3/2)=I√3∠5π/6+φ
なんか指数関数と行き来してるけど、とりあえず、こんな式が出てきました。
どうもI1、I2、I3、いずれも電流の大きさはI√3、負荷を流れる電流の√3倍のようです。
さて、電力計ではどうなるか、P1の指示を計算する、
電流はI√3∠5π/6+φ、電圧はE∠2π/3、これで計算すると、
P1=EI√3 cos(5π/6+φ-2π/3)=EI√3 cos(π/6+φ)=EI√3{cos(π/6)cosφ-sin(π/6)sinφ}
で、反対のP2を計算すると、電流はI√3∠-5π/6+φ、電圧はE∠4π/3
P2=EI√3 cos(-5π/6+φ-4π/3)=EI√3 cos(-13π/6+φ)=EI√3{cos(-π/6)cosφ-sin(-π/6)sinφ}
13π/6って1周越えてるから、調整したよ。
それでP1+P2=EI√3{ (√3/2)cosφ-(1/2)sinφ+(√3/2)cosφ+(1/2)sinφ)=3EI cosφ
なんか騙されてるような気がするけど、結果は初めの方に言った通りですね。
ちなみに電流計はなぜか-を指すことがあるんだ。そんなときはスイッチを変えて符号を反転させて測定する。
それで-60[W]とか記録して、符号を考えて足し算すると。
それでOKらしい。しかし負の電力というのはなんなんだろうかね。


まぁ理屈は難しいけど、確かに単相電力計2個で計れるよというのは確か。
それにしても電力計というのが本当に電流計と電圧計をくっつけたようなつなぎ方するのには少し驚き。
そんな電力計と同じような動きをするもの、電力量計は多分どの家にもありますよね。
あれもそんな風になってるんだろうね。
こんなの気にしなくても、電球に明かりは灯るけどね。
それにしても三角関数だらけ…これは大変だ。

デフラグは不毛な行動かもしれないけど

デフラグって本当に効果あるのだろうか。
デフラグはハードディスクのフラグメーションを解消すること。
フラグメーションは断片化と言う。ハードディスクで飛び飛びの空きにデータを入れることが原因。
ディスクシステムによってはフラグメーションは発生しないと言い切ってるところがある。
けど信じられない。かのNTFSもフラグメーションは発生しないと言うけど、現実には発生している。
もちろんFAT32よりは抑制されてるけどね。


普段あまりデフラグはしないのだが、やってみた。
といっても根気よくデフラグ終了を待つほど根気はない。
そこでJkDefragを使った。これはちょっといいことがある。
まず動作が軽量。バックグラウンドでやるのが前提だから。
それと、スクリーンセーバー動作を考えてるほどで、いつ終了させても安全。
もちろんシステムファイルまで立ち入ることはできないだろうけど、とりあえずやってみた。
すると流れるようにやってくれる。実行中のファイル名が表示されるのだがいらんファイルが表示されたり、
いろいろ発見が多かった。


終了後、何も変わった気はしない。
うーん、またシステムファイルもデフラグする方法でも調べるか。
そうそう、デフラグすることでフラグメーションの防止にもなるらしい。
さて、以後定期的に実行するといいだろうということ。
ところで、JkDefragだが、実行オプションの設定はコマンドライン変数で行う。

JkDefrag.exe -a 2 -f 5 c: -e "C:\big*"

コマンドラインでこんな感じで入れる。JkDefrag.exeはD&Dで入れる。
-a 2はデフラグのみ実行。3だと最適化までしてくれる。標準は3。
-f 5は空き容量5%使うということ。標準は1%だけど効果あるのかな。
c:は実行するドライブ、-eは除外フォルダ。非常に巨大だけど頻繁にアクセスしないファイルとかかな。
けっこうすぐ終わる。


それにしても不毛な行動と言えばそんな気はする。
しかしHDDのランダムアクセスはあまりにひどすぎる。
もしかするとこれを解消できる分はあるのかもしれない。
ちょっとは期待していいのかな?

買ったものをそのまま持って帰ってこればいいのに

もうすぐ近所のスーパーでのレジ袋の配布が有料になると。
一応、全部ではなくて一部のスーパーだけど、大手がほぼ全部参加してるだけにね。
もしかすると、これに追従するところがあるかもしれない。
袋の原価はしらないけど、実際は5円で配布することになるでしょう。
多分これだと利益が出るのだと思うけど、利益は環境保全などに使用されると。
まぁ一応そういう意義もあるらしいです。


結構効果のあることなのは確かでしょうね。
レジでいちいち断る必要がなくなるので、中途半端な人は受け取らなくなるからね。
スーパーで、ガムを買ったとき、レジの人は何も言わずにシールだけ貼った。
そういうことです。これで文句を言う人はほとんどいないからね。
それがどんな買い物にも適用されると。そういうことです。


具体的にどうするかというのはいろんなやり方があると思う。
多分カゴは店から持ち出さずに戻せばとがめる人はいないと思うから、
買い物に車で来たならば、その車までカゴを持って、中身だけ載せて、カゴを戻すとか、
家からダンボール箱を持ってきて、その中に入れてもってかえるとか。
もっとも、ある程度ならスーパーが受け取ったダンボール箱があるのでそれを組み立てて使えますね。
これは特に金を取らない。だって最終的には古紙回収に出されるものだから。
店としても別に買ってるものではないですからね。
…といいますが、なかなかセンスが悪いですね。
袋の再利用も同様。
じゃあ、と考えるのはかばんに入れてもって帰ろうと。
しかし、なかなかそんなかばんはないから、そのためにわざわざ買わないといかんと。
結構都合が悪そう。
そこでなかなかいいと思うのが、マイバスケットだな。実はこれは利点が多い。
レジの人はカゴからカゴに入れ替えるのは非常にうまい。
だから、スーパーのカゴに買うものを入れて、もって行く。
それで、ここに入れてくれという。すればほぼ何も考えずに入れ替え完了。
都合が悪い点はあるかもしれないけど、基本的にはこれを家にもって帰ればOK。


COOPの共同購入でありがちな箱。
コンテナといえばいいのかな。
あれを利用して、家に持って帰るというのはありふれた技だと思います。
まぁ事実、荷受場所からそうやってもって帰ってきてるみたい。
そこからヒントを受けてか?マイバスケットを買ってきたらしい。
実はイオングループが妙に積極的なんだよね。315円で買える。
もちろんだけど、どこのスーパーでも使えるでしょう。まぁ意図した使い方が出来るかは知らないけど。
このカゴ、容量大きいからね、使い道も多い。
まぁ逆に言うと、かさばるということで、車に常備するような使い方になるのかなと思うけど。
ところで、ゴミの減量にもつながるというけど、実際全体に占める割合は少ないですね。
それも多くはゴミ集めに有用に使われている。
なので非常に微妙な試みだと思いますよ。
しかしひとつ、考えるきっかけにはなるのかな?