その略称って知名度ある?

職場で時々、日本郵船の名前を聞くことがある。

といっても船ではなくて、飛行機で物運ぶのに使ってるらしいんだけどね。

そうそう、日本貨物航空って日本郵船の子会社なんですよね。


日本郵船の略称と言えばNYKである。Nihon Yusen Kaishaの略でNYKだ。

そういう世界では世界中の人が知る略称だが、一般にはそんなに知られてないのかなぁ。

なぜか日本郵船のことを指してUSENとかとんちんかんなことを書きかたしてるのがあって、

略すとすればNYKでしょと思ったが、別に本質ではないから何も言わなかったが。

というか、しれっとNYKと書いてあったら、そっちの方が意味分からんという事態も起きそうだし。


実際のところ、この略称ってどれぐらい知名度あるんだろ? って思う略称はいろいろあって。

例えば、イギリスの製薬会社、グラクソ・スミスクラインの略称のGSKとか。

僕にとって一番身近なのが歯磨き粉「シュミテクト」、他にも少しあるが。

ロゴにもGSKと書いてあるから、ぜひGSKと呼んで欲しいというのは伝わってくるんだけど、

薬剤師・医師でもないのにGSKと言われてわかるもんかなぁ。


統一的な略号が決まってるのもあって、航空会社とか空港のコードがそう。

特に老舗の航空会社の2レターコードは知名度が高くて、

エールフランスのAFとか、アメリカン航空のAAとか、ブリティッシュエアウェイズのBAとか。

そこら辺は会社の略称であり、2レターコードでありという感じなのだが、

日本航空の場合、よくJALと略されるが、2レターコードでは1文字減ってJLとなる。

似たような話で、KLMオランダ航空も、2レターコードでは1文字減ってKLとなる。

KLMのことをわざわざKLと略することに価値を感じるかと言われると謎だが、そういう取り決めですからね。

分かる人にはどっちも伝わるでしょう。


最初にNYKの話を書いたけど、以前、他の船会社のことで書いてたな。

商船三井をどうすればMOLになる?

日本郵船がNYKも大概だが、商船三井がMOLになる理由というのはなおさらむずかしい。

なんとなくMOLが商船三井を表しているんだろうなというのは、港に行けば気づくんだけどさ。

こちらも世界的に知名度が高い略称なのだが、納得できるかは別問題。

夏の終わりに押しかけメドレー

アニメ業界・ファンに夏の終わりを告げると言われるアニサマ。

Animelo Summer Live 2017 THE CARD

先週末にさいたまスーパーアリーナで3日間にわたり盛大に開催されたようだ。


特に参加していないのだが、アニサマって今やってる曲名をTwitterで垂れ流してるので、

今なにをやっているかは参加しなくてもわかるようになっている。

アニメロサマーライブ公式 (Twitter)

まぁ僕はFollowしてなかったんだけど、ReTweetとかで流れてくるからね。


それやるんだというのもあれば、やっぱりそれだよねというのもあるんだけど、

そんな中で度肝を抜かれたのが、アイドルマスター ミリオンスターズの出番のところ。

なんと10曲も披露していったのだ。

セットリスト (Animelo Summer Live 2017)

2日目のM37~40がそうで、メドレーということでM38,39の2曲分の枠に8曲書いてある。


アニサマは出演者が多いから、出演者1人(組)で歌うのは2~4曲ぐらい。

ほとんどの出演者は2曲、多ければ3曲、4曲歌うのは1日で2人(組)ぐらいなんじゃないですかね。

通常2~4曲ぐらいと言ってるのに、10曲というのはあまりに型破りなのでは? と思ったかも知れないが、

1曲を短くしてメドレーでつないで、通常4曲分の時間に10曲詰め込んだというのが正しいんじゃないかな。

実際、Webサイト上にまとめられているセットリストでは4曲分の枠で書かれているわけだし。

こういうことはさほど珍しいことではないようだ。


とはいえ、10曲というのは多すぎる。

過去のセットリストを調べたけど、6曲とか8曲とかいうのはあった。

けど、10曲というのはメドレーというのを考慮しても最高記録のようだ。

あと、今回のアイドルマスター ミリオンスターズは15人で参加したのだが、1組で15人も過去では最多のようだ。

調べたら12人ぐらいまではぽつぽつあった。それだって多いが。

それを超えて一番多かったのが2015年のアイドルマスター シンデレラガールズで、これが1組で14人。それより1人多い。

よくもそれだけ連れてきたなって感じだが。


そしてもう1つ特徴的だったのは、15人で来ておきながら、メドレー内では1人で歌う曲もあったということ。

上のセットリストを見ても一見分からないが、M38,39に列挙されている8曲はTwitterではこういう形で紹介されていた。

♪PRETTY DREAMER/渡部優衣(横山奈緒 役) 山崎はるか(春日未来 役) 夏川椎菜(望月杏奈 役)

♪カーニヴァル・ジャパネスク/諏訪彩花(徳川まつり 役)

♪Up!10sion♪Pleeeeeeeeease!/村川梨衣(松田亜利沙 役)

♪Eternal Harmony/上田麗奈(高坂海美 役) 伊藤美来(七尾百合子 役) 木戸衣吹(矢吹可奈 役)

♪dear…/高橋未奈美(馬場このみ 役)

♪プラリネ/愛美(ジュリア 役)

♪アイル/ Machico(伊吹翼 役) 愛美(ジュリア 役)

♪Shooting Stars/麻倉もも(箱崎星梨花 役) 田所あずさ(最上静香 役) 雨宮天(北沢志保 役) 駒形友梨(高山紗代子 役)

8曲のうち4曲がソロ曲、1曲がデュオ、あとの3曲は3~4人で歌っていたということだ。

この前後の Dreaming!(M37)とBrand New Theater!(M40)は15人全員で歌っている。


1組のユニットが、こういう形で代わる代わるメンバーを変えながら歌うというのは異例のことだろうと思う。

というか、普通はこんなことをやる理由はあまりない。

そもそも、1組で歌うのは基本的に2~4曲程度、代表曲を歌えば、普通は埋まってしまうだろう。

2曲ぐらいの時間にメドレーで4曲詰め込みましたとか、そういうのはあるかもしれないけど、

4曲分の時間を使えるとなれば、普通に代表曲4曲ぐらい選んでフル尺で歌えばいいのだ。

たっぷり4曲歌える時間にむりやり10曲詰め込んでまで、ソロ曲を入れた理由はなぜか? という話だ。


アイドルマスターシリーズでは、ゲームシステムの都合もあって、1~5人で歌う歌が基本になっている。

どちらかというと全員曲の方が珍しい。。

一方でミリオンスターズはキャラクタ全員にソロ曲が2曲以上あるし、デュオ曲や4~5人程度で歌ってる曲もたくさんある。

そんなこともあって、単独ライブはソロ曲と2~5人程度で歌っている曲がメインになる。

そう。おそらく、限られた時間の中で、単独ライブの縮小版を表したかったんだろう。

15人という大所帯で押し寄せたのもそういう理由だろう。

とはいえ、さすがにこれは欲張りすぎって感想も多かったが。さすがにこれだけ入れると1曲がすごく短くなってしまうので。


これに近いことは、去年のアニサマでアイドルマスター シンデレラガールズがすでにやっていた。

セットリスト (Animelo Summer Live 2016)

M42の「ミツボシ☆☆★~ØωØver!!~Tulip~Trancing Pulse~S(mile)ING!」が入れ替わり立ち替わり歌ったメドレーだ。

11人で来て、前後に全員で3曲歌って、メドレーでは計5曲をそれぞれ2~3人で歌っている。

この中で「ミツボシ☆☆★」「S(mile)ING!」は本来ソロ曲だが、2人で歌っている。

けど、シンデレラガールズでは時々あることなので。(どちらも単独ライブで複数人で歌った実績がある)

あと、ミリオンスターズが10曲やった翌日に、アイドルマスターSideMも似たようなことをやっている。

こちらは11人で来て、全員曲2曲+ユニット曲のメドレー3曲をやっている。

比較的新しい試みではあるようだが、アイドルマスターシリーズではよくあることになっているみたい。


僕は音楽フェスというものに行ったことはないんだけど、

目指すところの1つとして新しいファンを開拓すると言う目的もあろうと思う。

そのために単独ライブの特徴的なパフォーマンスなども伝えられればよい。

それを実現する方法は出演者によっても違うだろうが、アイドルマスターシリーズでは上の通りだったと。

他にあまり例がないことからして、珍しいやり方なんだとは思うけどね。けどそれがウチのやり方だからと。そういうこと。

上限に張り付いてわからない

機器に接続される負荷が過負荷になると、安全面などからリミッタをかける機能がある。

リミッタがかかるとスイッチを切っちゃうんだよね。


負荷電流を表すレジスタがあって、このレジスタを見ると過負荷になっていないかわかる。

過負荷リミッタがかかったときは上限値に張り付くようになっている。

この上限値は定格の120%になっている。

実際には定格の110%ぐらいで過負荷異常にしてしまう設定で使うことになっている。


そんな中、もっとも発熱する状態を作るために最大負荷で動かしたいという話があった。

そういう動かし方をするなら、定格の110%で過負荷異常になってしまっては不都合なので、過負荷異常検出をOFFにした。

過負荷検出をOFFにした代わり、負荷電流レジスタを確認できるようにして、

負荷電流が想定通りであることを確認しながら使えばいいなと考えた。


ところが、詳しい試験条件を聞いてみると、定格の125%の電流を引くのだという。

あれ? そんなに電流引いても過電流リミッタかからないの? ということで設計を詳しく確認してみた。

そしたら、過電流リミッタがかかるのは定格の130%なんだよね。だから大丈夫。

一方で負荷電流レジスタは定格の120%で上限に張り付いてしまうんだよね。

ってことは、負荷電流レジスタを確認しても、リミッタがかかってるのか、正しく定格の125%の電流を流せてるのかは分からないんだよね。

というわけでアテが外れてしまった。

というかなんでそんなところでレジスタの値が上限に張り付いちゃうんだか。


結局、試験開始時に過負荷リミッタがかかってないかマルチメーターで確認するという手順でやることになった。

過負荷リミッタがかかっていないか確認出来るレジスタがあれば、一目瞭然だったんだけどね。

通常の使い方では、定格の110%程度で過負荷異常になるので、そこには過負荷リミッタも包括しているという扱いになる。

なので過負荷リミッタだけを表すレジスタってないんだよね。

通常の使い方ではあり得ない負荷電流を引くという特殊な試験だからこその問題なんだけどね。


1つの異常表示に複数の異常が包括されているというのはけっこうあるんだよね。

どうして複数の異常を包括しているのかというと、要因を切り分けしがたいという事情があったりするんだけどね。

場合によっては異常検出を切って使うこともあるんだけど、

そうすると思いのほか影響範囲が大きくなってしまうことがあって、まさに今回の件はそういう事例と言える。

こういうのは、この機器の使い方からしてあり得ない使い方だと思うんですけどね。

ただ、極めてイレギュラーな使い方では、正常か異常か判断する方法がなくなるというのは事実のようで。

最大値・最小値を集めておけばわかる

15個ぐらいアナログ値があって、手っ取り早くデバッグ用にデータを上げたい。

どの値も似たり寄ったりなので全部上げるのは冗長だから、データ数を減らしておきたいと。

そこで、15個ぐらいあるデータの最大値・最小値を抽出することにした。


時間が経っても値が変化していないか監視する方法として、最大値・最小値を使うことはよく行われている。

最大値・最小値を計算し続けるのは簡単ですからね。

連続運転時にメンテナンスツールでレジスタの値の最大値・最小値を計算させ続ける設定をして、

それで次に来たときに、その最大値・最小値が一定範囲内にあることを確認すると。

もちろん時系列データを全部取って集計するのが本来なのかもしれないけど、

なにかあったときに気づければとりあえずOKということで、詳しく調べる必要が無ければ最大値・最小値を監視していれば十分だと。


15個ぐらいあるアナログ値の最大値・最小値を表示できれば十分というのは、

全て似たり寄ったりの値になってることを確認出来れば、とりあえず事足りるという考え。

もしも、どれか1つでもハズレ値を出していれば、最大値または最小値にそれが現れる。

具体的にどれがおかしいかというのはこれだけでは分からないが、

その場合はさらに詳細を調べればわかるので、とりあえずは最小値・最大値があればよいだろうと。

こうして15個ぐらいあったデータが、わずか2個に集約することができた。


ただ、誤算はこのシステムがアナログ値の扱いが苦手だったこと。

例えば、Microsoft Excelだと =MIN(C1:C16) とか書けば簡単に最大値や最小値を計算できる。

このシステムでもMIN,MAXはあったのだが、整数値に限るということになっていた。

ところがシステム上、このアナログ値は浮動小数点なんだよね。

それなら整数変換してMIN,MAX使うかなと思ったんだけど、2入力しか受け付けないのだという。

前に似たようなことしたときは多入力のMIN,MAXが使えるシステムだったから簡単だったんだけどね。


整数変換するのもめんどくさいので、結局は大小比較とセレクタをたくさん組み合わせて最大値・最小値の抽出をしたのだった。

浮動小数点であっても大小比較+セレクタで2入力分の処理ができると。

コピペでペタペタ貼って完成させたのだった。意外とめんどくさかった。

当初はもっと簡単にできると思ってて、全データを表示するよりはるかに楽だと思ってた。

けど、結局、かえって手間がかかってしまうという。

もっとも、全部の値を表示できるようにすると、それはそれで問題があったのだけどね。

でも、そっちの問題を回避して、全部の値を表示する方式にする方が良かったのかもと、完成してから思うこともある。


アナログ値だから、最大値・最小値ってのを使ったけど、デジタル値だと全部AND、全部ORでいいんだよね。

期待値が1で全部ANDを取って1ならば全部OK、0ならどれかNGとなるわけだ。

時系列的に全てORを取ると、それはフリップフロップだよね。

アナログ値の最大値・最小値を取るというのはつまりそういうこと。

桃太郎便が届けてくれた

通販で買い物するにも大半はYahoo!ショッピングなんだが、

Amazonだと安い商品があったのでAmazonで購入した。

Amazonで買い物するのは少し久しぶりな気がしたのだが、

それを特に実感したのが発送時のメールに書かれていた運送業者の名前が「丸和運輸機関」だったこと。


Amazonは大手の宅配業者以外の開拓を前からやっていたけど、

この傾向が特に強まったのが今年5月頃のこと。

ヤマト運輸がAmazonに対して当日配達から撤退したいと申出があったことがきっかけらしいが。

丸和運輸機関はこのときにAmazonからの荷物を引き受けることになった会社である。


丸和運輸機関と言われてもあまり聞き慣れない社名だが、実は大手の運送業者だ。

桃太郎便のブランドでトラック便を営んでいて、確かに桃太郎便って書いたトラックを見た覚えがあるな。

宅配もネットスーパーの配送で実績がある会社だそう。不特定多数から小口荷物を引き受けてる会社ではないんだけど。

もともとAmazonとは取引があったようで、そんな中でチャンスがあるということで、Amazonの荷物を引き受けることにしたようだ。

丸和運輸機関が今期宅配事業に本格参入 (カーブニュース)


夜に注文したんだけど、翌朝に出荷されたという連絡が来た。

それで21時ごろに「配達中」というメールが来た。どうもドライバーが持ち出した時点でメールが届くらしい。

それからしばらくして追跡を見ると、宅配ボックスに入れて配達完了になってた。確かに届いていた。

Amazonはこのパターンで注文翌日に届けるのを好んでやるのかな? 前もあったけど。(このときはヤマト運輸が担当)

当日配達は実在した


宅配ボックスに入れた都合、ポストには不在連絡票が入っていた。ポストに入れたという連絡が書かれているだけですがね。

宅配でもブランド名は「桃太郎便」のようだ。

再配達依頼の連絡先が「T.M.G」と書かれているのが特徴的だ。

T.M.Gも丸和運輸機関と同時期にAmazonから荷物を引き受けることになった会社だ。

AmazonのWeb上の表示はT.M.Gであっても丸和運輸機関であっても「デリバリープロバイダ」という表示になっている。

おそらく、T.M.Gはデリバリープロバイダの元締めのような役目を果たしているのだろう。そこに乗っかっていると。


配達ということについては申し分ない対応だったと思う。

ただ、追跡サービスの「商品所在地」の表示が実態に即しているとは思えないんだよねぇ。

やたらと「東京都新宿区」が並んでいたから、正しいわけがない。

宅配大手3社はいずれも最終的に配達を担当する営業所というのは明確だ。

担当営業所が明確だから、(荷物じゃないけど)書留を郵便局に取りに行くとかできるわけだ。

一方で、新規参入組は末端は個人事業者に依存している都合もあるだろうが、営業所の所在というのは明らかではない。

真っ直ぐ届けば、追跡情報なんてどうでもいいとも言えるが、荷物の配達にはイレギュラーが付きもの。そう考えると弱い。


Amazonが宅配大手からの依存に抗って工夫しているのはよいことなんじゃないですかね。

Amazonほどの大手じゃないとできないことだと思うけど、だからこそやる意義があると。

切り替えたせいでユーザーからの評判が下がるのが心配ですけどね。特にAmazonは会員制サービスもあるし。

もちろん大手のインフラにはかなわないんだけど、そこは配達先その他の条件に応じて使い分ければよいこと。

実際、今もAmazonはヤマト運輸に多くの荷物を引き受けてもらっているわけだし。二者択一ではないってこと。

薬局のいうリスク

あせも がなかなかよくならないし、かゆくてかゆくて仕方ないので薬局に行った。

今までもかゆみ止めのくすりを塗ってたんだけど、なかなかよくならないので。

それで外用薬のコーナーをいろいろ見てたんだけど、いろいろ種類があるんだよねぇ。


一般用医薬品はリスクに応じて 第1類、第2類、第3類 に分けて陳列している。

第2類はさらに指定第2類医薬品(「第②類医薬品」と書かれる)というのがある。

第3類医薬品はリスクが低いので薬剤師のいない店でも登録販売者がいれば売れる。

第1類医薬品はリスクが高いので薬剤師との対面販売が必須となっている。


それで、あせも に適応する薬は 第3類、第2類、指定第2類 のものがある。

何が違うのかなと思って見ていると、陳列棚にこういう注意書きがあった。

ステロイド外用剤(第②類医薬品)をお買い求めの方に

  • 水ぼうそう・みずむし・たむしのところ、化膿しているところに使わないでください
  • 広範囲に塗らないでください
  • 5~6日程度使っても症状が改善しない場合は使用を中止してください

なるほど、指定第2類の注意を要するというのは、そういうところなのか。

陳列棚の前であれこれ検討した結果、指定第2類医薬品になっている塗り薬を買ってきた。


その後はすぐに症状が改善して、2日でまるでなにもなかったかのように治った。

ステロイドの消炎鎮痛効果の高さを実感した。

それまで使ってた かゆみ止め も適応する薬ではあったんだろうが、効果的ではなかったようだ。

効果的な薬を使って短期間で治すことができたのはよかった。


陳列棚を見ていての感想としては、第3類→第2類→指定第2類とリスク区分が高くなっていくにつれて、

適用する症状の範囲が細かく制約され、注意書きも複雑になっている印象を受けた。

第3類医薬品の中には非常にシンプルな薬もある。

例えばメンソレータム軟膏とか、皮膚を保護することとひんやり感を与える(これで血流をよくする)という利き目しかない非常にシンプルな薬だ。

リスクが低いのは明らかで、適応は「ひび、あかぎれ、しもやけ、かゆみ」と幅広く書いてあり、用法も適量塗れとしか書いてない。

今回買った薬とは違うけど、同じ売り場に陳列されていたステロイド含有の口内炎の薬なんて、適応症は「口内炎(アフタ性)」とえらく細かい。

リスクが高い薬ほど使える範囲が狭い、または使える範囲を限定すべきと考えられているのは明らかな気がした。


ただし、リスクが高い薬の中には万能薬のような扱いを受けている薬もある。

鎮痛解熱剤はその代表例である。

バファリンA (ライオン)

指定第2類医薬品になっていることから、相当注意を要する薬なのだが、その理由はなぜか。

おそらくその理由は2つあって、1つが連用すると重篤な副作用を起こしかねないこと、

もう1つは痛み・発熱を起こしている本当の原因を取り除くものではないこと。

医師の判断なしに使うなら短期間に留めることって話ですね。


でも、薬局では長期間使わないことと言われている薬でも、医師の判断の上で長期間使うことはあるよ。

というのが、ちょっと前にニュースで見たんだけど。

アトピー、薬塗り続ける新治療 「見えない炎症」抑える (朝日新聞)

アトピー性皮膚炎の治療にステロイド外用剤はよく使われる。

ただ、ステロイドというのは免疫を抑制する薬、皮膚の感染症にかかりやすくなる、皮膚が薄くなるなどの副作用が生じる。

なので少量・短期間使うべきというのが基本的な考え方。薬局の注意書きで言っているのもそういうこと。

だから、アトピー性皮膚炎では症状が強いときに使うというのがこれまでの標準的なやり方だったよう。

ただ、再発を防ぐという観点では、症状が見えないときもステロイド外用剤を継続的に使った方がよい場合があると上の記事に書かれている。

血液検査で炎症の程度を調べ、その結果に応じて薬を塗る頻度を変えるというのがポイントのようだ。

こういうことができるのは医師の判断があってのことだ。


薬局で売ってる薬に書かれている注意事項は一般的なことだが、これを守るのがまず肝心なこと。

だいたい、よくならなければ医者に行けと書かれているが、そこにはちゃんと理由があると考えないといけない。

結果として医師が同種の薬を処方する可能性はあるけど、それは医師が判断したからできることだ。

もちろん薬局で買える薬がちゃんと効果的に働いて、医者いらずということはよくあるけど、いつもそうではありませんから。

注意書きに書いてあることは至極真っ当な話だ。

更新カードが届くほど使ったPiTaPa

宅配ボックスがあるにしては珍しく不在連絡票が入っていた。

見てみると差出人が「スルッとKANSAI」と書かれている。

これを見て理由がわかったが、PiTaPaの更新カードを送ってきたんだね。

物が物なので、宅配ボックスに入れるわけにもいかなかったようだ。


開けて見ると、予想通りPiTaPaカードが入っていた。

KIPS PiTaPaなのでKIPSマークが入っている。

2011年にKIPSのロゴが赤色から緑色のものに変わったので、以前とは違うものになってたが。

それ以外にも大きな見た目の差がある。

これまで使っていたPiTaPaには一時期使っていた定期券の印字が残っていた。

特に申し出れば消してもらえることは知っていたのだが、別に消す必要もないので意味も無く残り続けていた。

当然、更新カードはまっさら。消してもらわなかったのはどうせ更新すれば消えるからという理由もあった。


さて、届いたPiTaPaだが、有効な定期券が搭載されていなければ即裁断でOKだ。

普通のクレジットカードならそれでいいのは分かるけど、ICカードでそれやって大丈夫なの? と思われた方もいるかもしれない。

というのも、たいていのプリペイド機能搭載のICカードは裁断する前に手続きが必要なことが多い。

カード更新・切り替え時のSuica情報の移し替え・残額の払い戻しなどのお手続き (ビューカード)

クレジットカード有効期限更新時にPASMOの手続きは必要ですか? (東京メトロ)

新しいカードが届いたのですが、以前使っていたカードのWAON残高やWAONポイントはどうなるのでしょうか? (イオン銀行)

WAON付きのイオンカードについては、僕も磁気不良で再発行したときにはハサミを入れる前にWAONステーションに行っている。

PiTaPaは本来ポストペイなので、残高0円のままなのが本来だし、僕はポストペイエリアしか使っていないので残高0円でやっている。

ただ、ICOCAエリアの利用のためなどにプリペイド残高がある利用者も多いはず。でも、即裁断でもOKなのだ。

理由は、有効期限切れになった時点での残高は自動的に銀行口座に振り込まれる(実際は請求額をマイナスにする処理をする)から。

ただし、定期券についてはその限りではなくて、更新カードへの移し替え手続きが必要なのだけど。


更新カードが届くってことは、KIPSカードを作って5年が経ったということ。

引っ越してしまった今となっては出番はあまり多くない。が、全くないわけではない。

今は近鉄などでもSuicaを持っていけば使えるけど、関東圏を離れるとオートチャージが効かないという問題がある。

PiTaPaを使えば、残高は気にしなくてよくて、多少なりとも割引がある。

そのためだけにPiTaPaを作るかと言われると疑問だが、持っていて使い続ける価値は大いにある。


本当は全国の多くの鉄道・バス事業者がPiTaPa対応しているのが望ましいと思っている。

残高を気にせず、全国どこでも旅できる。これが本来目指すべきところだ。

確かにICカードの相互利用も進んで、1枚のカードで移動できる範囲も増えた。

関東圏であれば、Suicaオートチャージが飛ぶので残高は気にしなくてよいが、他の地域ではその限りではない。

PiTaPaは1ヶ月単位で積算して、そこに後日、割引サービスを適用した上で請求する仕組みなので、とてもフレキシブルだ。

プリペイドとの併用は普通に行われているので、ポストペイかプリペイドかという話ではない。どっちもあったほうがよいのだ。

そんなこと言ったところで、歴史的経緯で近畿圏に偏ってる状況はそうそう変わりませんがね。

四国で相互利用対象外のプリペイドICカードがあるところに入り込めないかなぁと期待してるんだけどね。

投票ボタンを送る

あまり一般的に使える機能でもないんだけど……

Microsoft Outlookでは投票ボタンという機能がある。

E-mailに投票ボタンを付けられる機能で、Exchangeサーバーに参加しているユーザー間に限って使える。

電子メール メッセージで調査を実施して結果を確認する (Microsoft)


この機能、そんなに使用頻度は高くないが、確実に出番がある機能ではある。

用途としては、

  • 部内全員に対して行われる調査(該当・非該当の確認)
  • 飲み会の参加・不参加の確認
  • 労働組合の採決事項の賛否の確認

最初に挙げたのは業務だけど、あとは業務外だね。

というか最初に挙げた調査って年1回しか行われないのよね。

業務で使ってるの年1回だけって言うと存在意義を疑われるが、業務外では役立ってるので。


この機能は回答者にとっても、回答を求める側にとってもメリットが大きい。

回答者にとってのメリットは、投票ボタンをクリック→コメントを任意で付ける で回答が完了すること。

回答を求める側にとってのメリットは、投票結果が表形式で見られること。

E-mailで任意に返信してもらう方式だと、集計は手で行う必要がある。

その手間が省けるというのは大きなメリットで、回答を求める側としては積極的に使っていきたい機能だ。

とはいえ、最初に書いたようにExchangeサーバーに参加しているユーザー間に限って使える機能なので、誰でも使えるもんではないんだけどね。


OutlookのE-mailは拡張機能がいくつかある。

1つが、会議の出席依頼を送って、それに対して出席・欠席・保留というのを選べる機能。

これも便利だよね。クリック1つで出席と回答できるし。

逆に返答不要の場合は、返信を要求しないを選らんで送ればいいんだけどね。そこはどちらも選べるのがポイント。

もう1つ、フラグという機能がある。E-mailに対して、アラームを付けたりできる機能で、通常は受信者が必要に応じて付ける機能だ。

ただ、送信者から受信者に対してフラグを付けることができるんだよね。

この機能を使うと、回答期限の直前にアラームを鳴らして催促させたりできる。

今まで何度かこの機能を使われたことがある。けっこうマニアックだが、確かに効果的な方法かなと。


なかなか一般的に使える機能かというと難しいんだけどね。

会議の出席依頼はThunderbirdでも対応してるように見えるけど、Outlookと相互に使ったことはないからよくわからん。

ただ、社内ではメールクライアントとか統一されているから、使えるものは使うでいいでしょう。

業務ではほとんど使わない機能だって、業務外で使い道があればそれはそれでよいだろうと。

導通してしまうから絶縁した

以前、24Vのパルス信号を作るためにFETを使った治具を作ったという話を書いた。

ファンクションジェネレータの出せないもの

FETをユニバーサル基板に貼り付ける

この治具は大活躍しているのだが、とある用途で使うには問題があることがわかった。


治具には2つのFETが付いていて、2チャンネル出力のファンクションジェネレータでそれぞれ駆動する。

今回はFETを無電圧接点として使い、それぞれ入力Aと入力Bに使った。

すると、入力Aは想定通りの入力が入ったのだが、入力Bは入力が入らない。

おかしいなぁと思って回路図を見直したり、配線を付け外ししたりして調べたところ原因がわかった。

入力Aと入力Bのマイナス側の電位に差があったからだ。


FETにはソース・ゲート・ドレインの3つの端子がある。

FETを駆動するファンクションジェネレータのGNDをソース、信号をゲートに接続する。

そして、無電圧接点入力のマイナス側をソース、プラス側をドレインに接続する。

ファンクションジェネレータの2出力のGNDは同一電位なので、2つのFETのソースの電位は同じになる。

ということは、すなわち無電圧接点のマイナス側は同一電位になるのだ。

これ、よく考えれば当たり前なんだけど、完全に見落としていた。


ただ、例えそうだったとしても、FETで駆動する入力Aと入力Bのマイナス側が同一電位ならば問題はなかった。

今まで、2つの入力を駆動するとき、その2つの信号のマイナス側の電位は同じであることが多かったので問題にならなかったわけ。

入力Aと入力Bが完全に絶縁されていれば、ファンクションジェネレータのGNDを介して同一電位になってしまうが、とりあえず問題にはならない。

同一電位になるという問題に気づいた時点では、入力Aと入力Bは絶縁されているから、問題ないはずだと考えていた。

ところが、よくよく調べてみると、他の接続の影響で入力Aと入力Bの絶縁がなくなり、マイナス側の電位に差が生じることがわかった。

というわけで思わぬ問題があったわけである。


他の接続を変更して、入力Aと入力Bが絶縁されるようにしたら、とりあえず想定通りに動くようになった。

ただ、それはそれで不本意で、なんとか当初の接続のまま、1つのファンクションジェネレータで2つの無電圧接点を駆動したい。

そこで治具にフォトカプラを組み込んで、ファンクションジェネレータと2つの無電圧接点を絶縁することにした。

ファンクションジェネレータが絶縁されれば、ファンクションジェネレータを介して導通してしまうことは避けられる。

これまた製品で使われているフォトカプラを適当にもらってきて、それを治具に組み込んで所望の動作をしそうな回路を組んだ。

これを使うことで、当初の接続で入力A、入力Bを1台のファンクションジェネレータで駆動することができたのだった。


フォトカプラの内部では光を介することでスイッチのON/OFFを伝達している。

絶縁して情報を伝達する手段としては、もっとも一般的に使われる方法なのではないだろうか。実際使いやすいしね。

製品のこことここは絶縁されているとか、そういうことを聞くことも多いけど、絶縁とあればフォトカプラの出番は多いだろう。

なぜ絶縁が大切か。そしてフォトカプラが心強いかということを実感出来た。本当に助かった。

タブレットでもマウスを使う

タブレットを買ったからmicroSDを買ってきたという話を書いた。

microSDは安い

最近は、旅行の時にノートPCを持っていくことはなくなっていて、そこで重要なのがタブレットだ。


以前より、Bluetoothキーボードは使っていた。

AndroidでBluetoothキーボード

これは新しいタブレットでも引き続き使う想定でいる。

さらにこれに加えてマウスも導入することにした。


マウスもワイヤレスなのだが、既存のワイヤレスマウスを転用したので、Bluetoothではない。

どういうことって、タブレットのUSBコネクタにワイヤレスマウスのレシーバーを付けたって話。

タブレットのUSBコネクタはmicro-Bという形状で、レシーバーのUSBコネクタはType Aという形状でそのままでは合わない。

けど、秋葉原で探すと安価な変換コネクタがあって、確か300円ぐらいで買えた。

変換コネクタ+レシーバーをポコッとタブレットに差し込むと、マウスが使えるようになる。


あまり出番のないワイヤレスマウスに活躍の場を与えようというのが動機ではあるが、

タブレット+キーボード+マウス という組み合わせはなかなかよい。

タッチパネルだからマウスがなくてもタッチすればよいのだが、タブレット横向きでタッチって慣れないんだよなぁ。

指で小さな文字に触れようとすると、うまく触れないから、適宜拡大してタッチするのがタブレット流。

けど、タブレット横向きと拡大の相性というのはあまりよくないような気がする。

そこでマウスがあれば、拡大しなくても細かいところに触れる。

さらに片手キーボード、片手マウスでPCのごとく操作出来るのも好都合というわけ。


ちなみにタブレットのUSBホスト機能、使える機器と使えない機器があるのは言うまでもないが、

USBストレージはだいたい使えるので、変換コネクタを介してストレージを差し込むと、ちゃんと読み書きできる。

なので、タブレット・スマートフォンでUSBストレージの中身を確認するとか、そういう用途にも使える。

変換コネクタはものによってずいぶん値段も形状も違うので、いろいろ探してみるとよい。

シンプルで安いのを見つけたら買いだと思いますがね。といっても普通にタブレット・スマートフォン使う分にはあまり使うものでもないが。