Cygamesの漫画配信サービス「サイコミ」、
木曜・金曜あたり更新の作品をメインで見ているので、だいたい金曜ぐらいに開くんだけど、
アプリのアップデートが求められ、起動すると「再創刊」と出てきた。
どうもリニューアルがあったようだ。
再創刊の内容について説明する「再創刊ってなぁに?」と書いた説明があったが、
リニューアル内容をコミカルに説明したもので、昼休みに見てクスクス笑っていたら、職場の人に何ごとと言われたのだった。
このリニューアルは11作品の新連載が始まるというのもあるのだが、もう1つの大きな差が有料コンテンツの追加という。
カサイ編集長「なぜですか? 新連載が11作品も始まるし、作品のファングッズ的なコンテンツも買えるようになるし、最新話の先読みまでできるようになるんですよ!?」
太郎くん「あ、拝金主義だ! ぶちころせ!」
こういうことを思うユーザーもいるかなぁということだろう。
有料コンテンツを追加する目的は「面白いマンガを増やすため」と書いてある。
従来、サイコミは無料で漫画が読めるだけのアプリだった。
サイコミの作品は講談社から単行本として発売されているので、それの売上は多少あるかもしれないが、その程度だ。
一般的な漫画雑誌では人気作品目当てに雑誌を買うファンに支えられていると言われている。
とはいえ、Cygames自体はモバイル向けのゲームで莫大な利益を上げているので、これまではそれをサイコミに投じてきたのが実情ではないかと思う。
そうしてサイコミにはいくつかの人気作が生まれてきた。
次なるステップとしてサイコミが自身の儲けを自身に再投資できるようにしたいというのが意図のようだ。
有料コンテンツの購入にはコインが必要だが、コインは1日1回ガチャでランダムに配給される。
説明によれば1日平均20コインと書いてある。習慣的にアクセスしてねってことなんだろう。
その上でコインの用途としては、漫画の先読みと「スペコン」の2つがあると書いてある。
先読みは1~2回先の更新で公開される作品を、数十コインを払うことで先んじて読める機能。
本来の更新日が到達すれば無料で読めるようになるので、その点では従来と変わらない。
書きだめのある作品しか先読み対応できないので、一体どのぐらいの作品が先読み対応するのかなぁという疑問もある。
ほかの漫画配信アプリでもこういう機能はあるらしいね。
どちらかというとメインは「スペコン」という追加コンテンツでしょうね。
オーディオドラマ、ノベル、おまけマンガ、イラストなどと書かれている。
オーディオドラマってのは漫画との相性がよさそうで、うまくやれば稼げそうだなと思う。
これまでも単行本にドラマCDを付けたものはあったが、なかなかそういうことができる作品は限られている。
サイコミのスペコンという仕組みを使えば、こういうことに挑戦できる作品も増えそうだ。
サイコミの作品の中には自社関係のゲームの漫画もあるけど、大半を占めるのはそれとは無関係に作られた作品である。
ゲームは非常にお金も労力もかかるので、あまり多くの作品を世に出すのは難しいが、漫画であれば小さく始めることができる。
おそらく、それがCygamesが漫画を始めた理由なんじゃないかなと。
ここにいろいろ書いてあるが、ゲーム作りのリソースやノウハウは漫画作りにも生かせるようだ。
それぞれの漫画家の強みを生かすために、弱い部分は分業して他の人に任せたりということができる体制があると。
それなりに考えられてるんですねぇ。
ガチャほど大きく儲けられる商売ではないけど、ファンにとってもうれしい話なのかなと。
使うかしらないけど、毎日チマチマと配給のコインを集めておきますかね。