前から連休の旅行の計画を立ててはいたのだが、昨日きっぷを買ってきた。
目的地は北陸というよりは東北ですねぇ。
5月1日から6日まで、5泊6日の旅行である。
去年5月も京都・徳島に4泊5日で出かけているから近しいものがあるが、
あれより計画を立てるのはかなりめんどくさかったし、お金もかかる予定だ。
ルートは長野から新潟、鶴岡、秋田まで日本海側を進み、田沢湖、平泉となっている。
このルートに決まるまでにはいろいろあったのだが、当初より上越から秋田までは日本海沿いに進むことは考えていて、そこは実現した。
今回の旅行の計画を立てる上で最大の問題は観光地へ向かうバスがないということである。
自家用車の旅ならよいのだろうが、基本的には鉄道の旅だから、鉄道駅から先、歩いて行けないところに行くにはバスが必要だ。
ところが行きたい観光地があっても、路線バスが廃止されてしまったところの多いこと。
さすがにここまでひどいとは思わなかった。本数が少ないという話ではなく、全く存在しないのだから深刻だ。
そんなわけでだいぶ計画を変えて、鉄道とバスでなんとかなりそうでおもしろい観光地を探したのだった。
そして、鉄道とバスでなんとかなりそうな目的地が鶴岡と田沢湖周辺だったという話である。
それに伴い、前後の目的地にも変更を行い、最終日が中途半端だったので平泉を加え、
初日は松本を経て長野に入る予定だったのを、東京から長野にバスで直行するルートに変更して、5泊6日の計画が出来上がったのだった。
今回の旅行、都市間の交通費で3万円ぐらいしている。
これとは別にエリア内の移動にバス代が必要なのだが、それは置いておいて。
乗車券・特急券、いろいろ足し算するとけっこうな金額になったなと思ったが、お得感はある。
というのも、東京~秋田を新幹線で単純往復すると繁忙期というのはあるが35200円する。
これには裏があって、1つは乗車券が一筆書きになっており、距離の割に安いこと、
もう1つは都市間の移動には基本的に特急を使っているが、自由席メインなのでそんなに高くないということ。
連休は特急も混むだろうが、利用区間・列車・時間帯を考慮するといずれも自由席で十分と考えるに足るものがあるということだ。
なお、東京~長野は鉄道ではなく高速バスだが、5月1日の長野方面の高速道路には渋滞予測は出ていない。
なので安心して、乗換なしで新幹線よりは安いバスが使えるということで、これも割安感につながっている。
ただ、一部のきっぷは変な買い方ということで、駅員に手間をかけることになってしまった。
まず、1つが角館→北上の立席特急券だ。
角館→盛岡の特急はこまち号、全席指定である。
ただし、秋田~盛岡に限っては立席特急券を買うことで自由席相当の値段で指定席の空席を使える。
盛岡→北上はやまびこ号で、これは自由席でよいと判断している。1駅間なので自由席だと安いしね。
秋田~盛岡だけの立席特急券はえきねっとでは買えないが、駅の指定席券売機では買うことができる。
ただ、盛岡より先は自由席というのは券売機では買えない。というわけで窓口対応となる。
大丈夫かな? と心配だったのだが、ちゃんと正しいきっぷが出てきた。1690円也。
次に困ったのが乗車券、長野から一筆書きの長い乗車券なのだが、えきねっとで購入することができた。
が、帰り道で受け取ったきっぷを見ると、経由が途中で切れていた。
それもタチの悪いことに「長野・新幹線・上越妙高・トキめき・直江津・長岡・新幹線」で切れてしまっていたのだ。
これで目的地は東京方面となれば、長岡から新幹線で大宮方面に行くと理解するのが自然である。
まさか長岡から新幹線で新潟、さらには秋田へ向かい、盛岡経由で東京方面に向かうと思う人はそうそういないだろう。
というわけで駅にもどって窓口で申し出ると、手書きでこの先の経由を書き足してくれた。
運賃と経由の整合性がとれているかを端末に入力して確かめていたのだろう。
なんというか、えきねっとで買った割には駅員の手を煩わせる結果になってしまって申し訳ない気がしたが、
そんな致命的に経由が欠けるきっぷを平然と受け取れてしまうのもどうなのよと思った。
宿もいろいろあって、今までの旅にはないユニークなものもあるのだが、それは出発してから書きましょうかね。
なかなか計画段階から大変で、1本に繋ぎあわせることに大変苦労したわけだが、
こうやって1本につながったように見えても、本当に大丈夫? と思うところはある。
が、一応は余裕を持って計画してあるので大丈夫かなと。