今どきの柔道は消耗戦

ふとNHK BS1を付けたら、オリンピックで柔道をやっていた。

会場は日本武道館、東京開催なら当然ここですよね。

ちなみに柔道が終わった後には、今大会限り臨時で追加された空手の会場となる。

その都合かレスリングの会場は幕張メッセとなっている。今はテコンドーの会場になってるけど。


柔道の試合映像、リオデジャネイロオリンピックのときとはちょっと違う。

と言うのもリオのときは 100 のように3桁の数字を表示できる欄があったのが、「0」のように1桁分しか見えなかった。

3桁の数字はそれぞれ「一本」「技あり」「有効」を表していた。(それぞれアルファベットで I,W,Y と略され、数字の上に付されることもあった)

これが「有効」の判定が廃止されたことで「一本」「技あり」の2桁で表記できるようになった

開始時点では「0」で始まって、技ありを取れば「1」、一本勝ち(技あり2回含む)あるいは反則勝ちは「10」だが、

一本となったときは「IPPON」という表示で見ることも多い。相手が反則負けのときは「10」って表示されてたけどね。


スコアボードに表示される数字が「0」「1」「10」の3つしかないというのは、オリンピックでも珍しいと思うが、

これは柔道が一本重視ということでルール変更をした結果である。

合わせ技一本、廃止から一転復活 【五輪のミカタ この技このルール】(8) (JIJI.COM)

なぜ一本を取ればそれで試合が決着するのかというと、一本というのは相手の命を奪うぐらいの技という位置づけだからである。

そのために満たすべき条件は厳しいが、一本の条件を満たせば、即決着となるのはそういう意味があるとされている。

これに対して技ありというのは、一本の条件を全て満たさないが、相手に重傷を負わせるものであるということで、

そんなものを2発も食らえば、それはもう一本と同じだろうというのが「合わせ技一本」ということだった。


で、2017年以前のルールでは、技ありの条件は満たさないがある程度効いた技を「有効」とするルールがあった。

有効をいくつ取っても技ありに満たないし、ましてや一本となることはないのだが、

一方で一本・技ありが出ないまま試合時間を終えると、有効の数が多い方が勝ちとなるルールだった。

さらに、審判は軽微な違反(消極的な姿勢を含む)があったときは「指導」を出すのだが、

指導が4回になれば反則負けになる一方で、指導を受けた数の差で決着が付くルールもあった。

このことからダイナミックな技を狙うのでなく、「有効」「指導」で差を付けた状態で時間切れを狙うような試合も出ていた。

そこで有効の判定を廃止、指導は3回で反則負けとなるが、2回以下の状態では試合結果に影響を与えないこととなった。

さらに延長戦の時間制限もなくした。これにより、技で決着が付かないとき、審判の多数決で優劣を付けていた(旗判定)のも廃止された。


この過程で一時は「合わせ技一本」も廃止になったのだが、これは撤回されている。

一本重視とはいえ、なぜ合わせ技一本を廃止したのか気になっていたのだが、

それが今は技ありの解釈が広がり、以前の有効にとどまらず、効果レベルの技も2回続けば一本と同等になることが起こり得る。一本に近い技ありが、効果のような技あり2回に屈することを疑問視する見方は、柔道発祥国の日本に限らず世界的にもあるという。

ということで、有効を廃止する中で技ありの範囲が広げられたんですね。

とはいえ、合わせ技一本という勝ち方を認めた方が試合進行などの面でメリットがあるだろうという判断だったようだ。


では新ルールでの柔道はどうなるのかというと、ハイレベルで実力が拮抗するオリンピックでは非常に過酷である。

すんなり一本を決められればよいが、相手が強いとそうそう簡単に一本も技ありも決められない。

このため延長戦に突入することも多く、時間制限がないので、消耗戦の末に一本が決まるような決着が多いようだった。

さらに双方が決め手に欠けるような状態では延々と決着が付かないことにもなりかねない。

積極的に技をかけることを促すために審判は指導を出すわけだが、それでも決め手に欠けるようなこともある。

その場合は指導3回での反則負けで決着することになる。

これは従来のルールなら「優勢勝ち」ということで決着していたのが、相手の「反則負け」となるケースがけっこうあることを表している。


柔道は1日に男女それぞれ1階級ずつの決勝戦まで終わるというスタイルで、今日は男子60kg級・女子48kg級だった。

男子60kg級の方が新ルールの影響が顕著だったように見えるのでこちらに着目しますが。

準決勝の2試合は11分・8分にも及ぶ大変な消耗戦だった。

どっちも指導2つ取られた選手が追い込まれて、ヘロヘロになる中で技を決められてしまうという状況だった。

ここで勝ったのが日本の高藤選手と、台湾の楊選手だった。

この2人が決勝で戦って金メダルか銀メダルか決まるんですけど、双方とも消耗も激しく、

積極的に技をかけようとするも決め手に欠けるような状況が続き、結局は楊選手が指導3回の反則負けとなった。

これにより高藤選手は今大会日本初の金メダルを獲得、楊選手は銀メダルで台湾初の柔道でのメダル獲得となった。


反則負けっていうと後味が悪いなと思うのだが、ここまでの戦いを見てたら無理はないなと。

どっちもよく準決勝をくぐり抜けて決勝にやってきたということに尽きる。

チャンスを狙いつつも、指導を取られないように注意を払いながら守りに努めた結果なんだろうと。

試合後に高藤選手は「豪快に勝つことができなかったのですがこれが僕の柔道です」というコメントを残しているが、

消耗しながらもなんとか優勢を保って決勝戦を終えることができたことが、相手の反則負けということなんですね。


というわけで、新ルールでの柔道は実力が拮抗するオリンピックでは非常に過酷な競技となっている。

消耗戦に持ち込まれたときにどういう勝負ができるかということも問われるようになっている。

今までのオリンピックなどの国際大会で見てきた柔道とはだいぶ感じが違う印象を受けた。

一方で早々に一本で豪快に決めて終わる試合もあるんですけどね。

これはこれで作戦が問われるようになったのかなという感じは受けましたね。


女子48kg級もすごかったですね。

これは日本の渡名喜選手が銀メダルで、これが日本のメダル第1号となった。

準々決勝ではリオデジャネイロの金メダリスト、アルゼンチンのパレト選手と当たり、関節技で「参った」で決着。

あんまり「参った」って見た覚えがなかったんだけど、関節技で勝つには相手に「参った」させるしかないらしい。

準決勝ではウクライナのビロディト選手、世界選手権の金メダリストで、背が高い分だけ足が長く、これに苦戦しつつも延長戦の末に一本勝ち。

ビロディト選手はその後に3位決定戦で勝ち、銅メダルを獲得していったが、まぁ強いですよ。

後で調べてびっくりしたけどモデルとしての活動もしてるらしい。確かに美人だとは思ったけど。

決勝戦はコソボのグラスニチ選手、なんと世界ランキング1位だという。

強いんだろうなと思ったら時間ギリギリで技ありを決めてきて、渡名喜選手は敗れたのだった。

でも、ここまで勝ってきた相手はどう考えても強い選手ばかりですから、そこは立派ですよね。


というわけでこの先も柔道は大変タフな試合が続くことになりそうである。

オリンピックでおなじみの格闘技としては、レスリング、テコンドー、ボクシングがありますけど、

一撃での決着(レスリングではフォール、テコンドーとボクシングではノックアウト)もある一方で、基本は点数制。

柔道の一本重視というのはかなり特色があると言えるし、現在のルールはその考えをより徹底したものとなった。

その結果、一本、それに準ずる技あり、あるいは指導3回という決着が付くまで延々と試合が続くことになってしまったが、

とはいえ、それが柔道らしいというのは世界の柔道関係者の共通見解ということですから。

こうも暑くては熱中症が怖い

昼間に市内で買い物のために出かけていたが、やはり暑い。

オリンピックは開会式の日に競技あるんか? と調べたら、アーチェリーとボートをやってたようで。

いずれも東京港の埋立地が舞台ということで、日差しが大変そうだなと思ったが、案の定というべきか。

ROCのアーチェリー女子選手が熱中症でダウン 競技終了後に意識を失う (Yahoo!ニュース)

ロシアの選手が競技後に意識を失うということが起きたと。すぐに手当てされ意識は取り戻したとのとだが。

アーチェリーという集中力が問われる種目で競技を終えてホッとしたところで倒れてしまったのかもしれませんね。

ウラジオストクで合宿して暑さに慣れてから来たというのがロシアらしいが、そんなもんじゃないでしょう。


よくネタにされていますが。

この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である

これはオリンピックの招致資料に書かれていた東京オリンピックの特徴である。

といっても、これは後付けであって、夏の定められた期間内にオリンピック・パラリンピックをやるなら、

オリンピックを7月下旬~8月上旬、パラリンピックを8月下旬~9月上旬にせざるを得ないということである。

どちらも過酷だが、オリンピックの開催時期はもっとも暑い時期ですよね。

国際競技大会と暑さといえば、熱中症になる選手が多く出た2007年の世界陸上大阪大会が思い起こされるが、

大阪の暑さは日本でも特に過酷である一方で、開催時期が8月下旬~9月上旬とわずかに暑さが和らぐ時期だった。

東京の暑さはそれより少しマシだが、時期を考えれば単純に世界陸上大阪より楽とは言えないでしょう。

この時期は熱中症警戒レベルはほぼ毎日「厳重警戒」に達し、時に「危険」の水準に到達することもある。

晴れる日が多いことは事実だが、パフォーマンスを発揮するという点では課題が多い。


ところで、熱中症対策の指標として使われる数値はWBGTという数値である。

暑さ指数(WBGT)について (環境省)

気温・湿度・日差しといった要素で決まるもので、この数値と熱中症での救急搬送数の相関は高いとされている。

このことからWBGTは熱中症の警戒度の指標として使われるわけですね。

「危険」というのはWBGTが31以上ということだが、この領域では運動は原則中止とすることが推奨されている。

この領域までくると安静状態でも熱中症の危険があるので、気温・湿度の低いところや日差しを避けられるところへの避難が推奨される。

「厳重警戒」というのはWBGTが28~31の範囲で、この範囲で運動をする場合、10~20分おきの休憩と水分・塩分補給が求められる。

おそらく今回のオリンピックはこの状態で競技を行うことが多くなるんじゃないか。

大半無観客化されたものの、観客もこの状態での観戦には水分補給に注意するなど、熱中症予防のための対策が求められただろう。


「警戒」というのはWBGTが25~28の範囲で、この辺は安静にしている分はある程度リスクは低い。

労働安全衛生規則で定められた気温・湿度上限の気温28℃・湿度70%で日差しなしという条件だと、WBGTは27、なので警戒レベルだと。

オフィスワークをするのなら、適度に水分補給をしていれば、安全な環境ということですね。

ただ、運動や作業をするとなれば、積極的な休憩や水分・塩分補給が求められる。「警戒」ということの意味はそういうことですね。

注意すれば可能だが、熱中症リスクを下げるという点ではもう少し気温・湿度を下げたり、日差しを避けるなどした方がいいですね。

しかし、激しい運動となればこの範囲でも熱中症リスクは高い。30分おきなどの休憩を推奨している。

マラソン・競歩のような長時間にわたる競技はまさにそうで、スタート時間を前倒しにしても警戒レベルで競技を行うこととなり危険が高かった。

このことから札幌での開催となったわけだが、札幌だって昼は気温が上がるし、日差しは過酷である。

なので札幌開催でも早朝や夕方のスタートが予定されているわけですね。昼間について言えば札幌も過酷ですよ。


屋外競技ではWBGTを直接的に下げる手段は乏しい。日陰で競技できたりすれば楽になるんだけどね。

いかにして休憩・水分補給の時間を確保するかというところがポイントになるんでしょう。

競技によっては水分補給のための中断時間を取ることができるルールを用意したりしているようだ。

これで「厳重警戒」レベルの暑さに対応しようということなんじゃないかと思う。

しかしそれを上回る「危険」レベルに達したときに、果たしてそれでよいのかというのはある。

時間帯など工夫されている部分もあると思うが、想定以上の暑さになることもあるだろう。

スケジュールを守ることは重要だが、安全を考えれば時間変更や中断時間でスケジュールがズレることもあるのかも。


無観客化の理由は会場外での感染リスク軽減という意味が強いが、熱中症対策としてもよかったんじゃないですかね。

ある程度、覚悟はしてたと思うけど、それでも実際に観客がバタバタ倒れては辛いでしょう。

選手については、もともと日本である程度長く滞在して、暑さに慣れることが推奨されていたが、

日本滞在期間を短くすることを選んだチームが多く、暑さへの順応が不十分なところもあると思う。

熱中症で不調を来す選手が出ないわけはないのだが、それを少しでも減らせるように期待したい。

テイクアウト2食の日

今日はトークイベントのために横浜まで出かけていた。

2部構成で、2部とも参加することにしたから、昼過ぎについて夕方までと。

これが慌ただしかった。なぜならば昼食も夕食も家で食べたから。


普段なら寄り道しながら横浜まで行き、夕食を食べて帰ってきてたんだろうけど。

夕食は営業時間短縮の影響もありそうだが、終わるの早かったからやろうと思えばできたよね。

とはいえ、あまり時間に猶予もないですからね。

積極的に寄り道する用事もなかったし、会場付近でたむろするなという話も合ったので

ぴったりに到着するぐらいなら、昼食を食べてからでもギリギリ間に合いそう。

昼食はインスタントラーメンでも作って食べることも考えたが、ちょっとそういう感じでもない。

そんなわけで昼食も夕食もテイクアウトということになった。


昼は自宅近くの松屋、松弁ネットで注文して取りに行った。

あまり意図したわけではないのだが、キャンペーンで松弁ポイントが20%付与され、

PayPayのキャンペーンでPayPayボーナスが10%、さらに松弁ネットで特別に100円引きになってるメニューだったので、

これらを全部差し引くと食堂のカレーみたいな値段になっていた。

ハンバーグビーフカレーを注文したんですよね。こういうのも松屋らしいメニューなんですよね。


昼食を食べて急ぎ足で駅へ行き、電車に乗り込み横浜へ。

会場はそごう横浜店にある「新都市ホール」という多目的ホール。

新都市ホールがある9階だけはフロアの雰囲気がだいぶ違って、ここは百貨店ではないんですね。

商業施設の中に多目的ホールがあるのはまぁ見るけど、それにしても不思議な気がしたので帰ってきて調べたところ、

そごうの入るビルは「横浜新都市ビル」という名前で、横浜新都市センターという会社が所有している。

このビルの大半は そごう・西武 に貸し付けて百貨店として供されているが、

地下駐車場と9階「市民フロア」は横浜新都市センターが直接経営しており、だから雰囲気が違ったんですね。

なお、横浜駅東口バスターミナル は「そごう1階」とか書かれてたりするけど、ビルの一部というわけでもないらしい。

(一方でこういう書き方をするのは、隣接するYCATのバスターミナルとの区別の意味もある)


終演した頃はまだ外は少し明るかった。東急に乗り込んで東京方面へ。

夕食は中華料理の気分だったので、市内の日高屋かと思ったが、受取可能時間を外れているようだ。

それなら渋谷で乗り換えるときに買うかと思ったら、餃子の王将があって、

しかも22時まで受取可能となっていて、ここはテイクアウトだけの営業やってるんですね。

渋谷ハチ公口店、JR高架下にある店なんですね。コンパクトな店だがテイクアウト用の窓が開いていて、そういう利用は元々多いんでしょうね。

電車の中で注文して、受取可能時間より早く着いちゃうなと思ったけど、店に行くと少し早く受け取れた。

というわけで、そのまま電車に乗り込んで帰宅して食べた。

ちょっと匂いは気になったかもなぁ。


ここまでする必要があったかというのはさておき、

同じイベントに遠方から来ている人をTwitterで見てたら日帰りの人が多そうだった。

終わるのが比較的早いだろうから、それならそのまま帰れるわと、それだけのことなのかもしれないけど。

ただ、この状況の東京近辺に長居したいとは思わないというのは、まぁそうなんでしょうね。

無観客化で宿が取りにくいとかそこまでのことはないと思うんだけど。

J-Coin Payはどこへ行く?

J-Coin Payが利用額の5%のボーナスを付与するキャンペーンをやるそうな。

以前、10%付与するキャンペーンをやっていたときはあれこれ使っていたが、

そういうキャンペーンがなければ積極的に利用しない電子マネーだった。

ゆえに、10%付与されたボーナス分もそのうち使うなり口座に戻すなりすればいいやと放ったらかしにしてた。

やっとこれを消費する機会が来たという見方もある。


以前までのキャンペーンに比べてマイルドなのは、付与率が5%に下がったことと、

「J-Coinボーナス」というJ-Coin Pay決済時の値引きだけに使えるもので付与されることになったこと。

J-Coin Payは銀行口座を登録している人は、残高を銀行口座と自由に動かすことができる。

(ゆえにJ-Coin Payで複数の口座間のお金の移し替えを無手数料でやることができる)

実はそれまでJ-Coin Payは各種キャンペーンで付与されたものも残高としていっしょくたに取り扱われていた。

J-Coin Payをマイナポイントに登録すると、後日ポイント分を銀行口座に戻せるなんて話もあった。

この点はWAONなどとは違う話である。(チャージ額に応じてWAON残高が付与されれば、イオンなどWAON加盟店で消化する必要がある)

ただ、それは継続的な利用を促せないということか、J-Coinでの買い物で消化しなければならなくなったと。

でもその程度ですね。しかも、キャンペーン期間が長いので、決済日によってはボーナスでの買い物にボーナスが付与されることもありそう。


J-Coin Payの加盟店はじわじわと増えている。オリジン弁当とかセブンイレブンでも導入されたんですね。

とはいえ、J-Coin特有の加盟店というのはこれといってない。

普段は特にボーナスが付与されるわけでもないし、PayPayとか他の決済手段の方が優先になるよね。

逆に加盟店にとってもJ-Coin Payだけ導入しても、それは利用者が限られてしまう。

なぜならば、みずほ銀行など、指定銀行の口座がなければ実質的に使えないからである。

(J-Coin Liteは口座必須ではないが、他の人から送金してもらう必要があるので、家族が指定銀行からチャージ出来る場合などに限られるだろう)


銀行系の決済サービスが手数料面で魅力的なら、それで活用される可能性もあると思ったが、どうでしょうね。

JPQRの資料を見る限りは、J-Coin Payなど銀行系の決済サービスは2%程度で、3%前後の他サービスよりは有利に見える。

あくまでもJPQRから申し込んだときの条件なので、実際の条件はわからないけど。

銀行系の決済サービスは大きく、銀行Pay と J-Coin Pay の2つだと思うのだが。(Bank Payもあるけど、実用できそうにない……)

加盟店でみれば銀行Payの方が多いと思う。「ゆうちょPay」など加盟銀行ごとの名前があるが、

「ゆうちょPay」の加盟店で「はまPay」(横浜銀行)を使うこともできる。

あと、Smart Codeの加盟店ネットワークが使えるので、それで使える店は多い。(cf. FamiPayってないけどFamiPayが使えるスーパー)

ただし銀行Payの加盟銀行はそんなに多くはないですね。ゆうちょ銀行は利用者多いんですがね。

それに比べればJ-Coin Payは、知名度は低いかも知れないが、導入銀行自体は全国に分布している。

それでも網羅度がそこまで高いわけではないですからね。


独自の加盟店網というと、それはもはやPayPay以外にはないんですよね。

旅行に行くと唯一のキャッシュレス決済手段がユーザースキャン方式のPayPayという店は多いですから。

他の決済手段が唯一という店は、昔にLINE Payだけという店を見た程度。

メルペイ・d払いだけなんて店すら見たこと無いですからね。

PayPayを利用するための障壁も低いですからね。なにしろチャージに使える銀行も多いし、クレジットカード決済もできるし。

加盟店も導入可能な人(指定銀行の口座を持っている人)も限られている状況ではどうしょうもない。

原理的には手数料を低く抑えられると思うので、それで独自の加盟店網を広げて欲しい思いはあるが、

利用者が少ないから加盟店が増えない、加盟店が少ないから利用者が増えないという状況を脱するのはもう難しいですね。


とりあえずキャンペーンには乗っかるが、どうにも持続可能性を感じないキャンペーンである。

小銭の取扱コストが増していく中で、低コストでキャッシュレス化できるならと思っている店は多いはずで、

そこにJ-Coin Payが役立たないか、なんて思いはあるのだが、いろいろ考えたときになかなかそうはならないなと。

そういえば、小銭の取扱コスト削減といえば、前にとあるスーパーで気づいたことがあったけど、

それはこの話とはだいぶ違う話なのでまた改めて。

無国籍はいかにして解消するか

へぇーと思ったんですけど。

無国籍の子ども、2割以上が国籍を得られず 国が初調査 (朝日新聞デジタル)

日本国内に無国籍者がいるのは確かだけど、その実態はよくわかっていなかった。

こういう集計は珍しいんじゃないか。


最近、無国籍の子供の数が増えているらしいのだが、なにか実態として変わる要因があったとも思えず、

おそらくは実情に応じて無国籍を把握するようにしたんじゃないかなぁと。

行政機関はどうやって外国人の国籍を知るかというと、基本はパスポートを見て確認するわけですね。

例外的なケースとして「中華民国」のパスポートを呈示すると、国籍等の欄に「台湾」と記載されるというものがある。

これは日本は「中華民国」を国として認めていないが、台湾の権威ある機関と認めているための取扱である。

原則はこうだが、例外的なケースもあって、それは日本国内で生まれた人ですね。

両親のいずれも日本人でなく、日本で生まれれば外国人として在留資格を取得する必要がある。

ここで国籍国のパスポートを呈示できるとよいのだが、手続きに時間を要する場合もあるのでパスポート提出は必須ではない。

外国人でも適切な在留資格があればパスポートなしで生活することには何も問題ない。(在留カードがあるからね)

このため、パスポート取得が困難など、実質的に無国籍なのに親の国籍などが登録されているケースもあると。

もともとこのような隠れた無国籍が多いという話はあったので、それが無国籍とあぶり出されるのは不思議ではない。


2016~2020年の5年間で出生時点で無国籍として届出があった人のうち305人を抽出して調査したとのこと。

そのうち2021年4月時点でも無国籍のままなのは69人とのことである。

残りは数年のうちに国籍を証明する書類(通常はパスポート)を呈示しているということですね。

全体の76%は国籍を立証する書類の不足が原因、21%は日本国内で国籍取得手続きが完了しないケースだそうで、

これらは潜在的に国籍を取得できる人というわけですね。(とはいえ手続き困難なケースも混ざってそうだが)

残る8人は潜在的に無国籍ということですね。割合としては少ないが一定いるわけだ。


ところで日本では国籍について「国籍唯一の原則」を基本的な考え方としている。

両親のいずれかが日本人の場合は生まれながら日本国籍を取得することになる。

(かつては両親が未婚で父親だけが日本人の場合は国籍取得に制約があったが、2007年に違憲判決が出て解消された)

生まれながらにして重国籍となった場合は22歳までにいずれかの国籍を選択する必要がある。

それ以外のケースで日本国籍を取得する場合は、外国の国籍を持たないか放棄する必要がある。

けっこうここが厳格であって、日本国籍の取得で無国籍を解消しようとすると、どこの国籍も取得できないことの立証に苦労することになる。


無国籍を解消する方法としては、両親ともに無国籍または不明であるという規定にあたるか、帰化による必要がある。

両親ともに無国籍または不明というのは、なかなか厳しい条件ですね。

母親が外国人らしいが失踪して不明というケースで、母親の国籍国で親子関係での国籍取得ができないことが判明すれば、

両親共に不明という理由で日本国籍の取得ができるケースはあるらしいですけど、相当にめんどくさい。

帰化については、生まれながら無国籍の場合は、日本国内に3年住んでいれば、未成年でも帰化することができる。

親の国籍国の規定などから、国籍取得が不可能と判断できれば、この方法で無国籍を解消するのが便利だろう。


ただ、こういう明確に国籍が取得できないとわかるケースはいいんですけど、しかるべき手続きを取れば国籍取得できるだろと言われると困る。

日本と台湾の狭間で「無国籍」を生きた少年 (難民支援協会)

母親が台湾籍、父親は日本人ということで、当初は日本人だったが、後に父親との親子関係がなく2歳で抹消されて、無国籍になってしまった人の話。

とりあえず在留資格は問題はなかったが、パスポートの発行を受けられないことが課題である。

帰化条件の緩和を受けるのは難しいだろうと、就職して成人になって申請をしたが、ここでも相当に苦労したらしい。

結果的には母親との血縁関係により台湾籍を取得してから、これを放棄して日本への帰化をするという手続きを取ったということである。

こういう手続きを要したのは国籍唯一の原則によるものだろう。


世界的に見たときに、国籍について生地主義を基本としている国は少数派ではあり、

日本と同じく血統主義によるのが多いが、だからといって両親のいずれかが当該国籍があれば当然認められるとも限らないんですよね。

日本だってちょっと前までは父親だけが日本人の場合は国籍を取得できないケースがあったわけだし。

そういう穴をできるだけ小さくしたいのですが、国籍については各国の事情がありますからね。

どうしても国籍が取得できないケースで日本で生まれて、その後も日本で暮らしている人には、

できるだけ日本国籍が取得できるように配慮されてはいるのだが、どうしても国籍が取得できないことを立証することが難しい。


その一方で「国籍唯一の原則」というのは世界的に見れば必ずしも厳格に運用されているとは限らないというのがあって、

日本の法律に従って重国籍を解消しようとしても、外国籍を放棄する手続きが不可能だったり、極端に困難なケースがあることは知られている。

生まれながらの重国籍は解消する必要はないと考えている国はけっこう多いらしい。

重国籍により、複数の国の法令が適用される不都合を考えれば重国籍は解消されるべきだが、

一方で、地縁のある国の国籍を失うことの不都合もあるので、重国籍を解消することを強制できない国もまぁあると。


日本では歴史的経緯により朝鮮籍として登録されている人がいるが、これって実質的には無国籍者なんですよね。

朝鮮籍の由来は、朝鮮半島が日本領だった時代、内地在住で朝鮮戸籍に登録されていた人にある。

この人たちは元々日本人だったが、太平洋戦争後に日本が朝鮮半島を放棄したことで、日本人ではないという扱いになった。

ところがこの時点では朝鮮半島には国が成立していなかったので、仮に朝鮮籍として登録しておいたわけですね。

その後にこの地域には2つの国が成立して、日本は大韓民国のみと国交を結んでいる。

これにより韓国の国籍を取得すれば、朝鮮籍は韓国籍に書き換わることとなり、

日本国内でパスポートの発行を受けようとすると、韓国籍になるのがもっとも好都合なので、朝鮮籍のままの人は少数である。

(朝鮮籍の人も大半は韓国実効支配地域にルーツがあるというし、逆に北部にルーツがあっても韓国籍を取得している人はいるはず)

一方で朝鮮籍で困るかというと、パスポートの発行を受けられない以外はそこまで困らなくて、

なぜならば内地在住で日本国籍を失った人とその子孫は特別永住者として、無制限に日本国内に在住できるから。

制度上は外国人だけど、歴史的な経緯から日本人に準ずる扱いを受ける部分は多いわけですよね。


全体的な傾向としては、生まれた時点で国籍が取得できなくても、多くは早い内に国籍取得に向けて動いているとは言える。

ただ、潜在的に国籍があるとしても、実務的な難しさから、国籍取得に時間を要するケースがある。

日本に滞在し続ける分にはそれでも困らないが、パスポートの取得ができないないなどの課題もある。

なにより先延ばしにすると資料や証言を集めにくくなってしまうので、早期解決を進めなければならないだろう。

法務省の調査を信じるならば、生まれた時点で無国籍の人でも9割以上は国籍取得が可能なはずなので、

当地の法令も熟知した行政書士などに早期にアクセス出来るかが課題である。場合によっては費用の援助も必要かも知れませんね。


とはいえ、無国籍の背景には親の在留資格の不備などある場合もあり、それで子が外国人となると、親子もろとも帰国を迫られるケースもある。

それはそれで正しい対応かもしれないが、そういう不利益を考えて、積極的に動けないケースもあるんだと思いますね。

(法務省の調査は在留資格がある人が対象だろうから、親が不法滞在であるがために在留資格を認めるに至らなかった人は母数にも入ってない?)

そうなるとなおさら実態の把握は困難で、無国籍の解消が先延ばしになればなるほど困難さが増してしまう。

そう考えるとこの数字もどのぐらい実態を表しているかという話はあると思いますよ。

強度のある歯の詰め物

先週月曜日、夏休み明けの出勤前に朝食を食べていたらガリッと固いものを噛んだような。

やな予感がして鏡を見てみると、歯の一部が欠けているような。

そういえば、確かここは虫歯だといって治療して、レジンを詰めたところだったような。

あやふやな感じもしたが、それに違いないと歯医者の診察券を持って出勤、

昼休みに電話をして、ちょっと早く帰宅して夕方に歯医者に行くことに。


見てもらったところ、詰めていたレジンの一部が欠けてしまったらしい。

どうも歯のフチにあたる部分が欠けたらしく「ここは難しいからね」とのこと。

というわけで「インレーだな」ということで、金属を詰めることになった。

まぁ奥歯の詰め物としては一般的なわけだし、それはそれでよいと思うのですが、

歯を削り直して、型を取って、仮にゴム系の詰め物をしてもらい、1週間後にまた来てねということに。


しかし、その日のうちに詰め物はほとんど取れてしまった。

これではいけないと翌日、在宅勤務中に離席して歯医者に行くことに。

仮詰めがダメになったり痛んだら来いと言われてたので。こういうとき在宅勤務は助かる。

仮詰めをやりなおしてもらったが、使う材料は別の材料、熱で柔らかくなる材料を詰めてくれて、

多少は丈夫でしょうとのこと。これでちゃんと持ってくれよと。


その仮詰めはなんとか今朝まで持ってくれた。とはいえ、最後の方は仮詰めの一部が崩れたのか口の中が粉っぽくなってたが。

半日休暇を取って歯医者に行って詰めてもらうことに。

2回目の仮詰めをするときに「ちょっと外しにくいけど」なんて言ってたが、そこまで苦労してる感じではなかった。

無事に銀色のインレーが取り付けられて完了と。

「痛むようなことがあれば来なさいよ」とのことで、とりあえず詰め物のやりなおしは終わり。

1週間、仮詰めのことで気が気では無かったが、まぁなんとか一安心か。

金属になって熱が伝わるようになって、冷たいもの熱いものを飲み食いすると少し気になるが、まぁそれはそういうものらしい。


というわけでなんですけど、最初から金属詰めとけよと思うよね。

ただ、いざ金属を詰めるとなれば、それはそれで1週間待たされ、その間の仮詰めにビクビクするはめになる。

どっちもどっちである。少なくとも仮詰めは最初からもうちょっと丈夫なのにして欲しかったが。

仮詰めやりなおしてもらったとき、再診料(自己負担金180円)しか徴収されなかったから、

仮詰めのコストは一般的な治療費に包含されているわけで、どっちでも歯医者の裁量ということなんだと思うが。

そもそも詰め物が難しいところだと認識していたはずなのだから……と。


虫歯を削ったところに詰めるものとしては、大きくはレジンか金属かセラミックかというところなんだろう。

セラミックはいまのところは健康保険適用の素材はないはず。

全体的な傾向としてレジンが選ばれることが増えているようで、耐久性などに課題はあるが、それでもメリットは大きいようだ。

おそらく、最初にレジンを詰めたのも、経験上耐えるだろうという判断があったんじゃないか。

耐久性ということで言えば金属がやはり一番のようですね。

もう欠けないような材料を選ぼうとすれば、それは金属にならざるを得ないということらしい。


ただ、その金属の値段が最近問題になってるらしい。

歯医者で使う金属は大きく、貴金属合金と卑金属合金があるが、詰め物は貴金属合金を使うのが通常のようだ。

この貴金属というのは、歴史的には金と銀の合金が使われていたらしいが、金が高価なのが問題だった。

日本では歯医者も一般に保険診療の対象となっているが(世界的には歯科は公的医療制度で限定的にしかカバーされないことが多いらしい)、

それゆえに治療に使う材料のコストの低減も求められ、その結果、金銀パラジウム合金が主に使われている。

金12%・パラジウム20%・銀50%程度という合金で、主成分は銀なんですね。

金の割合を減らしながら、化学的安定性や強度などが保てる材料ということで選ばれたものらしい。

ところが時代が移り変わり、最近ではパラジウムの価格が高騰し、なんと金より高価になっている。

これは排気ガスの浄化に使う触媒としてのニーズが高いためだと言われている。


それならそれで他の材料に代替出来るかというと、なかなか難しいらしいですね。

貴金属合金という点では、99%が銀という銀合金もあって、パラジウム価格高騰で使われることが増えてるらしいのだが、

強度の面ではかなり劣る材料なので、単純に代替出来るってもんではないらしいですね。

卑金属合金は加工性と化学的安定性が両立できないような話が見え、詰め物の用途では使われないようですね。

歯科領域で卑金属合金が使われるのは、強度が要求される入れ歯の材料のようだ。

というわけで、高価なりには使わなければならない材料のようである。

それが健康保険適応なのはありがたい話ではあるのだけど、医療材料の価格の決め方の問題で、価格の急変に対応しきれていない実情があるよう。

銀歯値上がりの背景に「脱炭素」 原料5年で6倍超に (NIKKEI STYLE)

一時は実勢価格の6割しか請求できない状態に陥ってたとはとんでもない話である。

その分、技術料の取り分が減ってたってことですね。今はちょっと落ち着いてるように見えるが、なんともかんとも。


とりあえず、これで長持ちしてくれればいいんですけどね。

特に気になるところがなくても折に触れて歯医者には行こうと改めて思った。

ちょうどそろそろ行こうと思ってた矢先のトラブルだったんですよね。

EPARKテイクアウトとTOYOTA Wallet

昨日、EPARKでテイクアウト予約を初めて使った。

話は夏休みにさかのぼる。竹田城跡を見学した後、播但線に乗り寺前駅で足止めを食らうも進めず、

同じように困っていた人に声をかけられタクシー折半で飛ばしてたどりついた姫路、

宿に入って夕食を考えたときに、近所に餃子の王将があって、混んでたらいやだしテイクアウトかなと思った。

で、その王将が使ってるテイクアウトの予約サービスがEPARKなんですよね。

そのEPARKはTOYOTA Walletと連携するとお得というので、登録をしたのだが、

残念ながらEPARKでテイクアウト予約できる時間を過ぎていて、失敗したのだった。(この理由は後で書く)

それで実際にその王将に行ったら案外ガラガラだったので、そのまま食べて帰ってきた。


そんなわけで手元にはEPARKとTOYOTA WALLETのアカウントが残った。

TOYOTA Walletは登録ボーナスの1000円と、初回チャージ分の500円が入っている。

せっかく登録したんだし使い道がないかと考えてみたら、近所の日高屋が対応しているらしい。

チェーンは違うけど中華料理店なんですね。まぁ偶然ですけど。

他にも使える店はいくつかあるけど、居酒屋の類のメニューはイマイチなんですよね。

あと、松屋もあるんですけど、松屋なら松弁ネット使うよなぁって。(PayPayのキャンペーンもあるのでなおさら)


そんなわけで昨日の昼食で使ってみた。これといった食材もなかったのでね。

注文20分後から受取時間帯を設定できるのはなかなかですね。

支払は残高1500円あるTOYOTA Walletを使ったのだが、後日20%還元とのこと。

店にたどりついて名前を言うと、すぐに受け取れた。

店で精算というのも選べたはずですけど、Webで決済だと楽ですよね。


知らなかったんですけど、EPARKってもともとは各種の予約サイトなんですね。

飲食店・医療機関・エステなど、予約というものならわりとなんでもやっていて、Go To Eatキャンペーンにも絡んでいたらしい。

そのサービスの1つとしてEPARKテイクアウトがあり、調べると2019年に 餃子の王将・デニーズ・日高屋 では導入していたようだ。

この3つのチェーンが全国的な基盤となって、そこにローカルな店舗も参加したり、他のチェーンも参加したり。

そんな感じで発展していったのかなということが読み取れる。


もう1つの疑問はTOYOTA Walletというものと、それとEPARKとの関係性である。

トヨタフィナンシャルサービス、TS CUBICカードの発行元がやっているサービスなのだが、

プリペイド(TOYOTA Wallet残高)・デビット(銀行Pay・BankPay)・クレジット(TS CUBIC Pay)の3つが複合しているという。

ただし、EPARKの決済手段として関係あるのはTOYOTA Wallet残高のみである。

銀行Payは結局のところは対応している金融機関の口座を設定するわけだから、

ゆうちょ銀行をTOYOTA Walletの銀行Payに登録しても、それは結局ゆうちょPayアプリとできることは変わらないはず。

TS CUBIC PayはTS CUBICカードを持っている人がトヨタ販売店で使えるものらしいから、これもこれといった意味は無いだろう。

ゆえに、考えるべきはTOYOTA Wallet残高のみでよいと思う。


このTOYOTA Wallet残高はMastercardのバーチャルカードで、AndroidではおサイフケータイのiDとして登録できる。

って、QRコードを使った決済サービスではないんですね。

おそらく、初めてTOYOTA Wallet残高を直接利用できるようになったのがEPARKテイクアウトなんじゃないか。

EPARKグループとトヨタファイナンシャルサービスグループの戦略的協業開始について (pdf)

まぁこういう特有の使い道が増えてくると面白いんですけどね。

TOTOTA Wallet残高のチャージ方法はクレジットカード・TS CUBIC Pay・銀行口座と。

TS CUBIC Payは実質TS CUBICカードで、銀行口座は銀行PayかBankPayに対応している金融機関とのこと。

クレジットカードでのチャージは発行会社により手数料がかかるが、現在は一律無料とのこと。

VJAグループ・SMBCファイナンスサービス(セディナ)・トヨタファイナンス発行のカードは恒久的に無料とのことでm、

VJAグループに該当する三井住友カード発行のカードを登録しておいた。


正直なところTOYOTA Walletはよくわからないが、おそらくそれは自覚していて、

そんな中でのEPARKとの提携だったのかなと思う。ここで活路を見いだすことはできるんだろうか?

今のところは高率の還元で誘っている状態だが、正直なところ、EPARK以外の使い方はいかにも微妙である。

そりゃそうだよね。クレジットカードなら直接使えばいいわけだし、銀行口座からチャージするならPayPayなどだと思うし、

そもそも銀行Payを直接使ったり、デビットカードがあればそれを使ったりすればいいわけである。

なんでTOYOTA Walletなんて介する必要があるのかというと、それは還元率がよいからというぐらいしかないのである。


あと、EPARKテイクアウト、というか餃子の王将と日高屋に共通して言える課題なのですが、

現在、地域により営業時間の短縮を行っているが、テイクアウトであっても営業時間短縮の影響は受けるんですね。

これまで近所でテイクアウト使った店だと、松屋もCoCo壱番屋もテイクアウトのみで営業する時間帯というのがあったのだが、

餃子の王将も日高屋も店内飲食を終わるとテイクアウトも終わってしまうんですね。

なおかつ、EPARKテイクアウトの受付時間は閉店の30分前とかそれぐらいが受取時間のタイムリミットなので、実質1時間前ぐらいにはラストオーダー。

姫路で王将に行ったら案外空いてて食べれたとは言ったが、実は入店してしばらくしてラストオーダーになってしまった。

すなわち閉店時間ギリギリだったのでEPARKテイクアウトでは予約できなかったというのが真相だったんですね。

これは店の方針なので仕方ないのだが、テイクアウトを使う動機として、店内飲食ができない時間帯でも食べられるというのがあると思ってたが、

残念ながらEPARKテイクアウトで存在感のある2つのチェーンはいずれもそういうニーズには対応できないということですね。


そんなわけで今後、EPARKテイクアウトを使うことがどれぐらいあるかという話はあるんですが、

今月末までTOYOTA Wallet利用で20%還元という大盤振る舞いのキャンペーンがあるのと、

あと外食1回分ぐらいの残高が残ってるので、なんらか今月中にまた日高屋か他どこか使ってみようかなと考えている。

今週木曜にトークイベントで出かけるから、その夕食に……と思ったけど、これは難しいかな。

カードを逆向きに通す

冷蔵庫の中身が寂しいが、どうせ明日はハッピーデーでイトーヨーカドーに行くし、

そうだ魚を食べようと、近所にあるスーパーの1つへ向かうことに。

近所のスーパーでは買いに行く頻度は低い方なんですけど、狭い店の割には品揃えがよい。

キャッシュレスの支払手段はクレジットカードだけだったか。

それならバニラVisaギフトカードで払おうとしたわけである。


今どきはどこのスーパーも客側に向けて端末を置いてあるわけですが、端末を見て「あっ」と思った。

端末決済サービス 「VEGA3000」でできること (SBペイメントサービス)

ICチップの付いたクレジットカードを使っている人は下から挿入すればいいんですが、

磁気ストライプの場合は、裏面を左側にして、右側のスリットに上から下に通すんですよ。

こう書くとよくわからないかもしれないが、一般的なクレジットカードを見ると、

カードの表面から見て左側に「◀」のようなマークが付いているから、

上側をスリットに沿わせて、その向きにカードを通そうとするが、するとカード裏側は右側を向いている。

すなわち、このようなマークとは逆向きにカードを通す必要があるということである。

このことは画面のガイダンスに表示されているのだが、一見するとわかりにくい。


以前も他のスーパーでひっかかったことがあって、最近もなか卯の券売機でひっかかったんだけどね。

どうしてこのような変な通し方を要求するのかという話だが、

端末本体の右側にスリットを設けているわけだが、実際に磁気を読み取るヘッドが端末本体側、スリットの左にある。

そしてクレジットカードの磁気ストライプは裏面にあるので、裏面を左に向けないと読み取れない。

おそらくそのようにした方が機器の構成が簡単になるからだと思うが、この都合で直感的ではない通し方を要求しているのだと思う。


調べたところ、日本メーカー(Panasonicなど)の端末では、両面の磁気ストライプを読み取れる構造になっているらしい。

実はこれは日本特有の事情がある。実は日本ローカルでは表面に磁気ストライプを付けるのが一般的だったからである。

銀行のキャッシュカードでは両面の磁気ストライプがあるのが一般的らしいが、主は表側のものらしい。

会員証や診察券など、表面の上側に磁気ストライプが見えるものがあるが、それが旧来からの日本方式ということである。

(銀行のキャッシュカードは今どきのものは磁気ストライプは表裏両方ともよくわからないようになってますね)

このため、クレジットカード(裏面に磁気ストライプ)も、J-Debit(キャッシュカード=表面に磁気ストライプ)も気にせず、

カードの左側を下にして通せばそれで読み取れてしまうってことらしい。


少数派ではあるが、確かに一部に磁気ストライプしかないカードはありますからね。

プリペイドカードだとけっこうあるらしく、au PAYプリペイドカード も ソフトバンクカード もそうらしい。

もちろん通し方は書いてあるけど、非直感的であることは確かなわけで、混乱するよね。

まぁそんなカードばかり使ってる人は慣れたかも知れませんが。

インドネシアから帰国したいので

インドネシアから特別便で駐在員が帰国というニュースがあって、

インドネシアが新型コロナウイルスで惨事なのは今に始まったことではないのではと調べると……

入院できず車中死続出 インドネシアで医療崩壊―コロナ感染爆発、政権批判拡大 (JIJI.COM)

まぁインドネシアはもともと患者数の報告がいい加減だという話はあったけど、

今まで1日1万人程度までで推移していたのが、6月から7月にかけて急増、直近では1日5万人を超えるほどになっているという。

検出率が向上した結果なんてことはなくて、検査の陽性率が30%程度とかいう状況だから、むしろ見逃しも相当に多いはず。

死者数で見ても1日800~1000人程度の報告が続いているという。

インドネシアは人口2.7億人と世界でも人口が多い国ではあるが、それを考慮しても感染者数・死者数とも多く、大変深刻な状況になっている。

在留日本人でも直近半月ほどで9人死亡との報もあり、駐在員の日本への退避を考えている企業も多いようだ。


しかし、ここで困った問題があって、それが厚生労働省検疫所の用意している隔離施設が足りないということである。

インドネシアから退避の邦人向け特別便を検討 企業や団体の保証必要 (朝日新聞デジタル)

現在、一部の出発地では検疫所の用意した隔離施設に規定日数(出発地により異なる)滞在して、検査を受ける必要がある。

そもそも出発地によらず、公共交通を使わず自宅・宿泊施設に行き、14日間待機することが求められているところだが、

出発前の検査、入国時の抗原定量検査をやってもすり抜けが起きるし、14日間の待機もなかなか完全とはいかない。

そこで出発地のリスクによって、検疫所の用意した施設に入り隔離の確実性を高め、時間をあけて検査することですり抜けを減らそうと。

なお、14日間の待機のために宿泊施設を使う場合の費用は自己負担だが、検疫所が用意した施設に入る間は食事代含め公費負担だそう。

選択肢があるかないかというところなんでしょうね。


で、この検疫所の用意している隔離施設が逼迫してるんだそうで。

世界各地で感染状況が悪化する中で対象地域や滞在日数が増加する傾向にあり、

インドネシアはまさにそうで、なんと10日間の隔離と入国後3・6・10日目の検査が要求されている。

いろいろ指定されている地域はあるけど、インドネシアほど交流が深くて制限の厳しい地域はないと思う。

3日間の隔離が要求される地域はタイ、フィリピンなど多数ありますけど。


このため航空会社に到着する乗客数を制限するように要請しているのだが、

この結果としてインドネシアから出国できなくても席が確保できないという問題が発生しており、

そこで企業が隔離施設の確保を行うことを条件として、枠外での到着を認めているということである。

なお、現在はオリンピック関係者も多く日本に到着しているが、これも制限の枠外とのこと。

これはオリンピックのルールによって待機・行動制限が課せられるからだろう。

いずれにせよ、隔離施設さえなんとかできるのなら、インドネシアから日本への退避は認めようということである。


これらの対策の目的は感染性・重症化リスクの高い変異株の流入スピードを抑えることが目的であろう。

結局はいろいろ穴はあるんですけど、人道上の理由もあるので完全にふさぐというのは難しい。

各自14日間の待機を行うことは対策の主なところではあるが、より強い対策として検疫所による隔離も併用しているということですね。

そうはいっても時間稼ぎにしかならないですけどね。

果たして対策に見合った効果が得られるのかというのはあるんだけどね。


インドネシアがこのような急激な悪化をしているのはウイルスの変異の影響と考えられている。

機関によって言い方は違うんだけど、東京都では変異を起こした遺伝子の場所を使って集計結果を示している。

東京iCDCにおける変異株スクリーニング検査について (東京都)

今年3~5月の感染拡大はN501Yの変異を持つウイルスによってもたらされ、直近でも6割程度はそう。

これはアルファ株(B.1.1.7系統)やガンマ株(P.1系統)などが持っている特徴とされている。

一方で最近6~7月の感染再拡大にはL452Rの変異を持つウイルスも寄与しており、直近では3割程度がそうだという。

これはデルタ株(B.1.617.2系統)などが持っている特徴で、これはインドネシアでの感染急拡大もそうだとされている。


これでも日本は高齢者へのワクチン接種がある程度進み、それで高齢者施設や医療機関での集団感染は少なくなったという。

(もちろん感染対策の強化など、ワクチン以外の対策も進んだことは要因としてあると思うが)

それでも、40~50代の重症患者の増加が問題であり、東京都では緊急事態宣言が出たし、

隣接地域はまん延防止等重点措置の枠組みで対策強化を進めているところである。

高齢者の重症化を防げることで、時間稼ぎはできたと思うのだが、厳しい制限を要することに変わりは無い。

このことから(高齢者へのワクチン接種を優先したことを含めて)ワクチンに失望した人は多いかも知れない。


でも、これはだいぶワクチンに助けられていると認識するべきだと思う。

インドネシアを見てもわかるが、対策を強化しても感染急拡大で大惨事ということも起きえたわけである。

この時点で50代まで行き渡ってればよかったけど、なかなかそれは難しい話である。

この先、できるだけ早く高年齢の人に行き渡るようにしていただきたいところである。

とはいえ、どれだけ接種しても時間稼ぎにしかならないような感じもする。


それにしてもインドネシアは大変だよなぁ。

以前も紹介したけど、インドネシアは大半がムスリムですから、亡くなれば土葬を行うことになる。

その土葬墓地が不足し、急拡大している状況だという。

ジャワ島は日本の本州をはるかに凌ぐ高い人口密度であり、住民の理解はあると思うが(なにしろムスリムばかりだから)、土地の確保は大変なんじゃないか。

土地の確保さえなんとかなれば掘るだけで済むというのは、もしかしたら火葬より有利なのかもしれないけど。

住民ではない接種対象者

調べごとに関連して東京都港区の新型コロナウイルスワクチン接種に関するページを見たら、不思議な記載が。

接種対象者

12歳から64歳までの区民

※このほか、区内約80か国の大使館関係者が接種対象となります。

(新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について(一般接種) (港区))

港区は多くの大使館があることで知られており、それを生かした国際交流も行われているとか。

そんな港区らしい話ではあるものの、そもそも住民であれば日本人・外国人は問わないはずなのに、。

なぜ大使館関係者だけ別書きされているのだろうか?


理由は外国公館の関係者は住民登録をしないからである。

現在、日本に中長期滞在する外国人は住民登録を行うわけだけど、この中長期在留者の定義は下記の通りだそう。

3か月を超える在留資格を有する方(短期滞在・外交・公用の在留資格を除く)

厳密に言うと特別永住者は中長期在留者ではないが、住民登録を行うことは同じなのであまり区別されていない。

短期滞在は例外的に3ヶ月超の在留資格が出ることがあるが、その場合も中長期在留者には該当しない。

(後で出てくるが、現在は各国入国制限のため、短期滞在の在留資格を延長して滞在している外国人が一定いる)

で、それと並んで外交・公用ということで、外国政府関係者も住民登録の対象外なんですね。

おそらくかつての外国人登録制度の趣旨にそぐわないということで対象外になってたのを引きずってるのだと思う。

住民登録できないということは、日本国内での居住を証明する手段がないということになりかねないのだが、

外務省に申し出ると「住居証明書」が発行されるようだ。(cf. 外交官等に対する住居証明書(外務省))


というわけで、外国公館の関係者は、実際に日本に住んでいるが、各市区町村は住民と認識できないのだが、

当然、外国公館の関係者がワクチンを接種できないということは好ましいことではないし、

住民登録がなくても実態として日本に住んでいるならば住民と同様に取り扱うべきであろうと。

そこで、外国公館の所在する市区町村が、外国公館からの申告に応じて関係者の接種券を発行する取り決めになったようで、

東京都港区は区内にいくつもある大使館関係者に接種券を発行する役目を担うこととなったわけである。

発行数としては全国でもダントツに多いんじゃないか。


新型コロナウイルスに限らないけど、予防接種は原則として住民登録をしている市町村で接種する。

しかし、実際には他の市町村での接種も可能である。

まず、医療機関での接種は隣接市町村などの医療機関とも取り決めをしていることが多い。

(接種できる医療機関のリストに平然と隣接市町村の医療機関が記載されていれば、それはそういうことである)

持病の関係で入院先・通院先での接種を希望する場合も、市町村によらず接種が可能である。

また、単身赴任などで家族と離れたところにいる場合は、居所市町村に「住所地外接種届」を提出すれば接種を受けられる。

(子供の予防接種だと、里帰り出産との関係で利用されることが多い制度らしい)

こと新型コロナウイルスのワクチンは広域接種・職域接種とそもそも接種者の住所地をほとんど問わない会場が多いのも実情だが、

住所地以外の市町村の集団接種会場での接種を希望する場合は、届出しないと認識できないので出してくれというのが多いようですね。


ただ、これは日本国内のいずれかの市町村に住民登録されているのが前提の話。

住所地の市町村から何らかの方法で接種券を受け取る必要がある。

単身赴任の場合は家族から転送してもらうのが1つの方法だし、

あるいは市町村に申し出れば、居所に送ってもらうこともできるらしい。

何らかの方法で接種券を受け取って、入院・通院先に提出したり、住所地外接種届をして集団接種会場に持参するなどするわけですね。


では、日本国内のいずれの市町村にも住民登録されていない人はどうするのかという話である。

一体どういうパターンがあるのかというと、こんなところらしい。

  1. 住民登録せず居住している外国人(=在留資格が短期滞在・外交・公用)
  2. 外国に転出した状態で一時帰国した日本人
  3. 日本に住んでいるが住民登録ができていない・抹消された人

1.の外国公館関係者は所在地の市区町村に申告して接種券の発行を受けるわけですね。

それが全てではないかと思ったかも知れないが、現在は帰国困難という理由で短期滞在の在留資格を延長して滞在している人もいる。

このような人も住民登録できないが日本国内に居住実態がある人とみなされる。


これらのケースはいずれも居所の市町村に接種券の発行を依頼することになる。

「接種券再発行申請書」のフォームを各市町村は用意している。

これは主に前住所地で2回のワクチン接種を完了していない転入者が利用するものなのだが、

ここに日本国内で住民登録がなくて接種券の発行を受けられないことを記載すれば、接種券が発行されるらしい。

ただし、そのためには居住実績を何らかの方法で確認しなければならない。

住宅の契約書や消印付きの郵便物などを証拠として提出することになるようだ。


ただ、難しいのがホームレスである。なにしろホームレスっていうからには家もポストもない。

これは支援団体の証言などを元に区域内に居住している実績を示すような形になるのだが、

もう1つの問題は、ワクチン接種にあたっての本人確認手段もない場合が多いこと。

これは接種券とともに接種用の証明書を発行するような形で対応することがあるようだ。

(実態としては本人確認をスキップして接種するということですね)

いずれにせよ、実態として日本国内に居住しているという事実が重要であるということだ。


先日届いた市の広報に書いてあったけど、市内医療機関でのワクチン接種の15%は市民以外にされているそうで。

他市区町村の医療機関で接種を受ける市民もいるわけだから、ある程度はお互い様ではあるんだよね。

ただ、市民以外への接種があまりに多くなると、これはワクチン配分上の不利益につながるのが課題である。

市内には大病院もあって、早期に接種を受けるべき人は住所地によらず打つべきと考えているというような言及はあった。

この市民以外というのは、ほとんどは日本国内の他市町村の住民ということだと思うけど、

細かい事を言えば、外国公館関係者・一時帰国者・ホームレスなんてのもあるわけですね。

あまり知られていないことだとは思いますが、そういうのもあるということです。