出張の経費精算は無事に承認され、資金ショートの心配はなくなったか。
いや、実際にはSBI債の満期償還で現金が確保できたので大丈夫なんですけどね。
ホテル代の立替が重い上に支払サイトがえらくタイトで心配だったが、無事に乗り越えられそうだ。
勤務先では勤務時間外の移動時間に対して手当が付く。
制度上は旅費だった気がするが、勤怠システムに付けると給与の一部として支給される。
一方で、定時内の移動は勤務した扱いで、給料が発生するため手当は生じない。
国内出張だと定時前後に電車など乗って移動している時間を足すだけなので簡単である。
海外出張でもそうだと言いたいのだが、難しいのは時差の存在である。
勤怠簿上の時差の扱いだが、到着するまでは出発地の時刻で入力するルールになっている。
日本を出て、ヨーロッパ(夏時間:UTC+2)で同日21時に到着したとすると、
日本時間に換算すると翌4時になるので、翌4時までの手当が生じる。
そんなの入力できるの? と思うのだけど0時を越えて勤務した場合などを想定して「翌」と選んで入力できるんですね。
逆にヨーロッパを出て、日本の翌13時に到着した場合、
出発地の時間に換算すると翌6時になるので、翌6時までの手当が生じる。
今回は日本に到着したのが日曜なので、日曜の勤怠は空欄で問題ない。
僕がこの会社で働き始めた当初は車中泊手当という規定があって、
車中泊に当てはまる部分は1時間当たりいくらという移動時間の手当が支給されず、
一律いくらという車中泊手当が支給される仕組みだった。
実は車中泊に該当する方が時間単価が安く、変な仕組みだなと思っていた。
とはいえ、昨今はこれに該当するのはほぼ海外出張の機中泊で、
時差もある中で出発地の時刻基準で車中泊に該当するのか判別するのは不都合と、
従来の車中泊も含めて1時間当たりいくらという手当で支給されることになった。
さて、今回は出発日は定時内移動を含んでいるので、この分は勤務した扱いで入力し、
定時外にはみ出た分を移動時間分の手当として記載すれば良い。
帰りはすべて定時外の移動なので、出発日1日に移動時間を全て書いて、日曜は空欄でよい。
ただ、帰ってきた日が稼働日の場合どうなるかというと、また難しそうである。
前日の移動時間と到着日の定時内が被る場合の扱いってどうだったか。
理屈の上ではこれも定時内移動に含まれそうだが、そういう入力は想定してそうではなかった。
ちなみに管理職は定時外移動に対する手当はないんですね。
時間外勤務の手当がないのでそれに合わせた形である。
なので管理職の場合はこのあたり考えなくていいのである意味では楽。
そもそも移動時間に手当を払うというのは法令上は必須ではない。
給料が発生しないので、理屈の上では自由に過ごして良いが、
そうはいっても現実には拘束されているので手当を払っていると。
こうすることで休日に移動となる場合も理解を得やすいのはあると思う。
国内出張で休日に前日移動というのは今まで経験なかったはずだな。
外国出張はやはり移動時間が長くなりがちなので、休日移動にされがちですよね。
飛行機での移動時間も長くなりがちで、手当の金額は相当かさむ。
飛行機での長時間移動はなかなか過酷である。
日本~ヨーロッパ線は運行形態からしてなかなか休みにくいんですよね。
東南アジア線の夜行便とかはけっこう休める印象はあるのだが。
削られる体力などに対して手当が見合っているかというとよくわからない。
金銭換算したくないという人だっているだろう。
以前、出張のメリットは時差なく打ち合わせできることで、
日本でも昼夜逆転生活でテレビ会議に缶詰すれば目的は達成出来るかもしれないが人道的ではないなんて話を書いた。
かといって出張するのも往復の飛行機は重い重いオーバーヘッドである。
どっちがいいんでしょうね? どっちもいやですか。