中古品の個人間取引というと、ヤフオク・PayPayフリマ・メルカリ・ラクマと、
この辺は売買とも使った経験があるところだが、使い方はいろいろである。
最優先はPayPayフリマなのだが、なかなか思ったように売れないこともあるのが実情である。
そこで新刊の雑誌などは鮮度が良いうちにメルカリに移管して売ってしまうことがある。
システム利用料も高いし、売上金を使うにも微妙だし、売り手としては微妙だが。
少し前まではゆうパケットポストのためにメルカリに出品することもありましたが。
買い手としてはあまりこだわりがないので、メルカリで買うことは多い。
ラクマはもともとゆうパケットポスト目当てに始めたところはあったのだが、
今はキャンペーン目当てで出品して、クーポン目当てで買ってくれる客を狙っているところがある。
ラクマのクーポンはわりと異常なものが多い。
一体ラクマの売上のうち、どれほどがクーポンによるもので、その割引率は正味何%なのか。
最近は500円引き・300円引きなんてクーポンはなかなかもらえないが、先日200円引きクーポンをもらって300円の本を買ったが、67%引きだぞ。
もう1つのキャンペーンもわりと異常なところがある。
ラクマでは期間中に条件を満たす新規出品1点20ポイントとか、
そういうキャンペーンを定期的に行っている。
これがなければ安くしか売れないようなCDや本をチマチマ出品するのは割に合わない。
こういうキャンペーンを行うのもラクマの活性化のためであろうと思うわけだが、
しかし、そのキャンペーンのために付与したポイントはシステム利用料として回収できているのだろうか?
僕が昨年12月~今年3月までの出品キャンペーンで付与されたポイントは1500ポイントほどである。
だいたい100点ぐらい出品してこのポイントを受け取っている。
そのうち売れたのは20点ぐらい。出品後、2週間ぐらいで売れるものもあるが、何ヶ月も経って売れる物もある。
なので今後の上積みも期待できるが、とりあえず今のところこんなもの。
この20点の売上がおよそ17000円ほど、1点平均850円ぐらい。
といっても、これは代行業者経由で売れた5000円弱のCDが押し上げている面はあって、それを抜けば1点平均630円ほどである。
これは501円など500円台で売れた商品がかなり多いことを表している。
ともあれ17000円に対するシステム利用料(6.6%)は1100円ほどである。
ラクマに天引きされたシステム利用料よりも付与されたポイントの方が大きいじゃないか。
そもそもこの出品するだけでポイントがもらえるというキャンペーンには致命的な問題がある。
それはまるで売る気のない出品でもポイントが付与されるということである。
僕は出品するからには売れて欲しいものを出品しているし、価格も持続可能な範囲で下げている。
正直、こんなの売れるもんかと期待薄だったところだが、なんやかんや2割ぐらいは売れているわけである。
それでさえ見合わないという計算結果である。
もっと見合わないポイント付与を受けている出品者もいるだろう。
ラクマの活性化のために出品者にポイントを付与するとか、クーポンを付与して購入者になってもらうとか、それ自体は理解できる話だが。
ただ、正直うまくいってるのかなというのは気になるところはある。
ヤフオク・PayPayフリマも大概なんですけど、そこまで極端なことはやりませんからね。
こうしてラクマの売上金やキャンペーンで付与されたポイントは楽天ペイで消化し……
それでけっこうおいしい思いをしているのはありがたいことだが。
しかし、キャンペーンなくなったらラクマでこういうことやる理由もないよなって。
というかラクマである必要が無い。