今日は日本ダービー、桜花賞・皐月賞と同じく76年ぶりの無観客開催だけど、
そのときと違うのは、テレビ・ラジオで放送され、インターネットで馬券を買えること。
無観客というのは馬主も例外ではないらしく、出走馬主も競馬場に入っていないらしい。
そのため例年なら盛大に行われる表彰式もナシ。
それなら11レース~12レース(目黒記念)の間をあんなに開けなくてもよかったんじゃないの?
ダービーともなれば、観戦方法もいろいろあるけど、やっぱり無料放送のグリーンチャンネルでしょう。
レースが始まる前に、パドック解説に関わる記者の予想印が見せられるわけだけど、
◎(本命)と○(対抗)が縦一列に揃うという、どうも上位2頭について、記者の見方はほぼ揃っているらしい。
こうなるとさすがに不気味である。
ただ、3頭目というのは見解が分かれるところで、ここが予想上の妙味になるようである。
ダービーデーの昼休みは、ダービー騎乗の騎手紹介が恒例行事だそうだが、
これについては「日本ダービーにエールを!」ということでYouTubeで生配信された。(グリーンチャンネルでも放送された)
ファンからの声援が届かないなら、ファンからメッセージを募り、紹介するということも行われた。
この辺は無観客慣れしてきたからこそかなと思う。もう無観客になって3ヶ月なんですよね。
今月になって、グリーンチャンネルでも視聴者からメッセージを募集して紹介したりしてましたからね。
無観客だからこそできた? ということもあった。
それは、マイネルホウオウ号とサクセスブロッケン号が誘導馬として、ダービー出走馬を先導したこと。
マイネルホウオウ号は、2013年のNHKマイルカップの優勝馬、そのままダービーに出走して15着だった。
今年のNHKマイルカップでも誘導馬として、後輩たちを先導していた、
サクセスブロッケン号は、2008年のジャパンダートダービー、翌年のフェブラリーステークス、東京大賞典の優勝馬。
デビュー以来ダート4戦4勝で、日本ダービーに挑戦したが3番人気になったが、芝はさっぱりで最下位になった伝説の持ち主である。
でも、ダートでは本当に強かったらしく、ジャパンダートダービー優勝ってことは同世代のダート王ってことですからね。
単にダービー経験2頭というだけでなく、3歳マイル王と3歳ダート王を経験した2頭だったということ。
ただ、誘導馬というのは、おちついて先導できなければ役目は果たせない。
普段ならダービーデーの東京競馬場は10万人以上の人が入り、怒号のような歓声が飛び交う。
サクセスブロッケン号は、フェブラリーステークスの誘導役は毎年恒例だそうだが、それ以外のGIレースの誘導役は初めて。
【日本ダービー】大先輩サクセスブロッケン“初の大役” 12年ぶりダービー誘導馬として参加 (スポニチAnnex)
なんとなくそうなんだろうなと思ってたけど、大歓声の中で大役は与えられないが、無観客ならばということだったらしい。
ペロペロしながら誘導するあたりは締まらないが、役目は立派に果たしていたようである。
レースの結果は、◎で揃っていたコントレイル号が優勝、3馬身差付けての圧勝だった。
先週のオークス(優勝:デアリングタクト)、先々週のヴィクトリアマイル(優勝:アーモンドアイ)といい、
大方の予想通り強いものが勝つというのを見せつけられたレースだった。
ほら、勝負の世界ってそんなにうまくいくことばっかりじゃないですか。
でも、この3頭はすごかった。それだけ圧倒的な実力があったってことだ。
JRAでは来月いっぱい、宝塚記念デーまで無観客が続くことは決まっている。
競馬場はスポーツ施設となると思うが、競馬をやっていなければパークウインズということで場外馬券売場である。
少なくとも同じ地域の競馬場・パークウインズ・ウインズで開場可否が分かれることはできないだろう。
もともとJRAの自主的な取り組みとして始まった無観客開催、出口を決めるのは自分たちでよいとは思う。
無観客でも9割近い売上が出ているならば焦ることはないが、いつまでもこのままでよいわけでもあるまい。
キャンペーンもあったので、馬券を500円買ってみた。
最初に書いた通り、3頭目を当てるところに予想の妙味があるらしい。出馬表とオッズを見て考えたが、それは揺るがなかった。
賭式はワイド、1~3着に入る馬を2頭当てればよい。当たりやすそうな割には意外と払戻が付くこともある。
1頭はコントレイル、これほど言われているのだから、いくら悪くても3着は外さないだろう。
もう1頭は、同じ厩舎のサトノインプレッサ号と、同じオーナーのディープボンド号である。
これでオッズは10倍台。200円で賭けて、どちらか当たれば千数百円、意外といいんじゃないの。
キャンペーンなければ200円でお腹いっぱいになれたが、500円には足りないので、
この2頭の複勝(3~6倍だったはず)と、対抗馬として推されていたサリオス号との馬連(3倍切ってた)を買った。
結果はというと、コントレイルとサリオス(2着)の馬連が的中270円ということで、当たったけど元は取り返せてない。
でも、ワイドの買い目はなかなか惜しくて、サトノインプレッサは4着、ディープボンドは5着だった。
「それ4着」って言われるやつだが、ワイド200円、複勝200円で狙いにいったのだから、そこまで悔しくはない。
3連単とかであれこれ組み合わせをこさえると、1組100円でもけっこうな金額になってしまうが、
ワイドなら少額でも面白い組み合わせが作れて、単勝・複勝よりは高い払戻が狙えて面白いと思う。
3連単とか握って応援すると「お前1着じゃないんだよー」とか「なんでこいつ3着に入った」とかいうことも起きるけど、
ワイドなら期待薄の馬に賭けながらも素直に応援できるんじゃないかね。外れても少額なら許せるし。