最近増幅回路の勉強をしている。
トランジスタを使っている。グラフを見ながら電流の値とか計算してね。
トランジスタというのはなかなか楽しい素子だと思いますよ。
ここで言うトランジスタはバイポーラトランジスタ。
いわゆる普通のトランジスタのことです。
バイポーラトランジスタというのはn型・p型・n型かp型・n型・p型とサンドイッチしたもの。
それぞれnpn型、pnp型と呼ばれます。
ちょうどダイオードがn型とp型をくっつけたものだから、これを2個くっつけたもの。
というのは間違いのようでそうも間違いじゃないみたいです。
そのバイポーラトランジスタというのは、エミッタ・ベース・コレクタからなるわけですが、
エミッタとベース、ベースとコレクタの間はそれぞれダイオードになってると。
エミッタとベースの間にちょっと電圧をかけてやるとエミッタからキャリアが出てたくさん電流が流れる。
ダイオードの両端にちょっと電圧をかけてやるとたくさんの電流が流れるのと一緒のことです。
ただここでダイオードが違うのはベースが薄いこと。ベースが薄いからキャリアがベースで再結合しない。
なのでそのまま突き抜けてコレクタに行ってしまう。
ここでベース・コレクタ間を逆方向の電圧をかけておくとそのキャリアを吸い取ってしまえる。
これを利用して増幅回路を作ることができるんですね。
具体的にはエミッタ・ベース間の電圧をちょっと変えてやると流れる電流がたくさん変わると。
そういうのを利用しているわけです。
そんなトランジスタですが、バイポーラトランジスタの記号はちょっとわかりにくい。
まず3つ端子があるが、どれがエミッタ・ベース・コレクタでしょうか。
まぁベースは真ん中にあるのでいいけどエミッタとコレクタはどっちがどっちか。
これは放出するエミッタが矢印が付いている方。
まぁこれは知ってれば何の問題もないことです。
次にnpnとpnpの見分けですが、そもそも何が違うでしょうか。
矢印の向きが違いますね。内向きと外向き。
実はこれはエミッタ・ベース間のダイオードの向きと一緒なんですね。
左の方なら、エミッタの電圧をベースより低くすれば電流が流れると。
けどそれだけじゃnpnかpnpかわからないと。
実はダイオードでは+にする方がpなんですね。pが+だということ。
なので左の方はベースがp、エミッタがn、そうすればnpn型と決まると。
逆に右はpnp型だと。
ちょっと難易度高いですね。なんでこんなにわかりにくくしたんだか。
紛らわしいのは間違いないですね。
実際これを間違えてテストえらいことになった友人がいますから。
確か電子工学で不可取ってしまったんじゃないかな。
ちなみに覚え方はいくつかあるみたいです。
矢印が内側向いてるのはピンポーンと押すようだからだからpnp型だとか。
まぁ使い方と一緒に覚えておかないとね。