当初計画では文化の日より後ろ側で関西に旅行にいくつもりだったのだが、
京都国立近代美術館での展覧会スケジュールを見て、今日までの特別展があったので、
じゃあ前倒しにするかと思ったが、正倉院展は予約制ですでに日程が決まっているので、
結果としては文化の日を挟んで1週間仕事を休んでの旅行となった。
というわけで新幹線に乗り込んで京都へ直行である。
こういう事情から最低限、岡崎公園に行けば用事は済むのだが、
それだけではちょっともったいないなと上賀茂神社まで足を伸ばすことに。
フリー乗車券を買うほどではないが、単純往復というわけではない。
そこでいろいろ悩んだのだが、地下鉄→バス→バス→地下鉄という乗車になる。
PiTaPaで乗れば自動的に乗継割引が効くが、紙のきっぷの方が割引額が大きいらしい。
そしてこの制度は来年4月から廃止になる。というわけで初めて紙のきっぷでやってみた。
まず、地下鉄→バスは普通に券売機でバス乗り継ぎ券を買えばOK。
券売機に330・370と並んでいて、一見して運賃表との対応が付かない。
京都~東山は260円だが、別の運賃表で地下鉄260円区間とバスは370円となるので、これで選ぶ。
まずこれが不親切だよな。
あとは降りるときにきっぷを取って乗換先で使うんですね。
で、その前にやっておくべきことがあって、それがバス→地下鉄の乗継券を買うこと。
この乗継を紙のきっぷでやる場合、バス乗車前に地下鉄駅などできっぷを買う必要がある。
以前はそれ用の券売機があったような覚えがあるけど、さっぱり見あたらない。
それで改札の駅員に言うと330円ということで現金で払うと、しおりのような厚紙の券が渡される。
これが不便なので乗継割引が自動適用されるトラフィカ京カードが愛用されていたと思うのだが、
実はトラフィカ京カードは今年10月に発売停止になったので、その選択肢はないのである。
岡崎公園を出て二条通を西に進み、河原町通まで歩いて来た。
そこ歩くかという話はありますが。まぁ散歩するにはいいでしょう。
で、京都市役所前から4系統に乗り上賀茂神社まで行くが、
けっこうクネクネと曲がりながら走るので時間がかかるなと。
上賀茂神社に来たのは久しぶりだけど綺麗だねぇ。
その後、このあたりを散歩して北大路バスターミナル行きのバスに乗り込んだ。
実は京都駅まで行くバスも走ってたりするんだけど、そこまで乗り通すのは大変だしね。
あらかじめ買っておいた乗継券のバス券を切り離して運賃箱に入れる。
そしてそのまま北大路駅の改札に乗継券の引換券側を渡して「竹田まで」と言って差額を払う。
ここできっぷを発行するのだが、端末を操作する必要があり奥の方に引っ込んでいった。
あまりそういう目で見たことなかったんだけど、京都市の福祉乗車証らしきものは自動改札機使えないらしく、
駅員が奥に引っ込んで操作している間もひっきりなしに通っていた。
というわけで、バス→地下鉄を紙のきっぷで乗り継ぐのは実用的とは言えない。
トラフィカ京カード使えなければ、ICカードかなぁと思うけど、割引額が少し小さいんだよな。
これについては来年4月からは新しい制度に移行する予定である。
月3600円以上の利用がある場合に限り、1日に乗継2回までICOCAではポイント付与、PiTaPaでは請求時に減額するとのこと。
これは日常的に利用する人は乗継割引の恩恵を受けられるが、訪問者を乗継割引から排除するという意図があるらしい。
それならフリー乗車券かというと、それも値上げされましたからね。
地下鉄・バス1日券が1100円と以前の京都観光1日乗車券(1200円)の価格に戻ったようだ。
バス1日券の値上げと引換に値下げされたのが逆戻りである。
(もっとも山科・醍醐も利用できるようになったり利便性は多少上がっている)
ICカードで乗継割引が適用されるようになり、フリー乗車券にこだわらず、
市営地下鉄・市バス・京都バス・京阪・阪急・JRと選んで乗ってもいいと思ってたが、
乗継割引が実質なくなると、乗り継ぎが重いよなぁ。そんなこと観光客は気にしない?
どうだろう? でも乗継割引もあるからバス延々乗り通すのはやめようという後押しにはなるでしょ。