会場はライブレストランですからね

今日はコンサートで横浜に出かけていた。

もう慣れた感じもあるけど、中区が目的地というのは久しぶりな気がする。

(横浜駅周辺・みなとみらい地区は西区、新横浜駅周辺は港北区)

でも、地図をよく見ると桜木町駅下車でいいんですか。


前日、あわや中止かもという話が飛んできた。

【お知らせ】当社所属の大橋彩香の経過と、明日7/31(日)開催のアコースティックライブに関しまして

知っての通り、全国的に新型コロナウイルスの感染者が増えているが、

その中で濃厚接触者に該当すると通知を受けたそうである。

今は濃厚接触者の自宅待機期間は5日まで短縮されているのだが、

わざわざこういう話が出るのは、この範囲に入ってしまったからなのだろう。

濃厚接触者というのもなかなか条件が厳しいもので、その点では心配だが、

だから必ず感染するというものでもなく、ましてそれで即NGともならなかった。

おそらくは接触から2・3日目に抗原定性検査を行って陰性を確認するという方法で打開できないかと考えたのだろう。

結果的にはこれで問題なしとなり、開催にこぎつけたのだった。やれやれ。


さて、今日の会場は「Billboard Live YOKOHAMA」というライブハウスである。

横浜市役所の真向かいなのだが、レトロな見た目の建物である。

まぁさっきの見てもわかるだろうtが、ここで行われたのが大橋彩香さんのアコースティックライブである。

これまでのライブでもアコースティックコーナーとして2曲程度、アコースティックな表現を取り入れていたところである。

いつか全編アコースティックライブをやりたいねという話は前からあったのだが、

アコースティックアレンジのCDが出ることになったのをきっかけとして実現したのがこれ。


それにしても会場である。写真を見て食事用のテーブルが並んだ姿に戸惑ったが。

見ての通りレストランであって、音楽を楽しみながら飲食できるという店である。

確かにライブハウスの原義はそういうところにあるとは聞いていたが。

今まで全く縁がなかったので、どうにも敷居が高いというのが正直なところ。

チケットを買うにも座席の区分がいろいろあって困ったのだが、

大きく分けてステージがあるのと同じフロアをサービスエリアといい、上の階に設けられた座席をカジュアルエリアという。

その中でも座席位置によっていろいろあるのだが、もうシンプルに一番安い「カジュアルエリア サイドシート」を選んだ。

ファンクラブ先行販売というのはあったがあっさり買えてしまった。


正直なところ、アコースティックライブというコンセプトはあっても、こういう会場を選ぶのはとても意外だった。

それこそすぐ近くのパシフィコ横浜国立大ホールを満席にしたりするような人である。

そんな人が300人も入らないレストランで、今日の2公演のみとなれば、それは大変な争奪戦になりそうなものである。

ただ、それが実現してしまったことには新型コロナウイルス騒動もあるのだと思う。

そもそも従来のように集客できない中で、2公演目はインターネット配信を併用、

狭い会場ではあるが、遠征を躊躇するもの含めて、多くのファンの期待に応えられるように工夫したわけである。

Billboard Liveとしても従来の客に逃げられた面もあったかもしれないし、

そういう中で集客が見込める公演ができることはありがたいことだったのだろう。


正直なところ来てみるまでよくわかってなかったのだが、カジュアルエリアの仕組みは一般的なライブハウスに幾分近い。

バーカウンターに行き注文すると。飲み物だけでなく、食べ物も買えるのはなかなかだが。

ドリンクチケットが付いていたのだが、定価だと700~900円ぐらいなんですね。

それだけのものではあるんだろうけど。お金を付け足して特製カクテルを注文した。

サイド席というのはセンター席より格下扱いだったが、そもそも2階から眺めがよい中で、むしろステージに近いならば同格かよいぐらいではないか。

ともあれ、これはよいチョイスだったということで。

席から下のサービスエリアを見ていたが、ウエイターが回って注文を取ったりしていた。

これがサービスエリアの意味だったんですね。ゆったり音楽鑑賞・飲食を楽しむにはそれがいいんでしょうが。

あとなんやかんや言ってもステージと同じ平面で楽しめるのはいいでしょ。


ところで新型コロナウイルスの感染拡大期にあって、

このような飲食が伴うイベントというのは心配事なのはその通りである。

でも、さほどグループで来る人がいないからか、開演前含めてみんな黙ってたし、

映画館と同じく、飲食があってもしゃべらないなら……というやつですかね。

マスク着用の励行、声出しの禁止は徹底されていたし、行儀の良いファンが多いのは助かる。


内容は素晴らしかった。これを現地で見られたのは幸せなことである。

2部制なので公演時間はコンパクトだったが、それでも満足感は高かった。

ここまでアコースティックコーナーとかCD発売とかで磨いてきたものが存分に表れていたのではないかと思う。

これは本人の趣味だなとも思うんだけど、それでしっかり歌いこなすのだから。


帰ってきて夕食作ってやっていたら、ちょうど第2部の時間だったようで、

インターネット配信で鑑賞している人があれこれ感想を言っているのが見えた。

(第2部をインターネット配信でおかわりというのも考えたが、満足したのでそれはやらなかった)

アコースティックだけに現地が一番いいだろうけど、

それだけに留まらない形で楽しんでもらえているのはとてもよいことだ。

というわけでよかったんじゃないですかね。

地表面沈下が怖くてトンネル工事が難航か?

先日こんなニュースを見た。

5号線「二葉山トンネル」工期延長 追加工事費用はJV負担を (NHK)

公共工事にまつわるニュースでは時々みる話だが、

しかしいろいろ調べてみると工期の遅れの要因は住民団体にあるかもしれない。

別に工事を妨害したとかそういう話ではないんですけどね。


そもそも広島高速5号線とはどのような路線かという話だが、

広島駅の北側から広島高速1号線と接続する温品JCTに至る道路である。

広島高速1号線の先には山陽自動車道と接続する広島東JCTがある。

広島といえば広島空港が広島市街からかなり離れた三原市にあるのだが、

都心から空港へのアクセスに使われるルートこそが広島高速1号線~山陽自動車道のルートである。

このルートを都心直結化するためのルートこそが広島高速5号線である。

その広島高速5号線のルートには山があるので、これを抜けるトンネルが必要である。

そのトンネルこそ二葉山トンネルである。


実はこのトンネル、当初は山岳トンネルでは最も無難なNATM工法が想定されていた。

ところが実際には大半の区間でシールド工法が採用された。

シールド工法というと地下鉄や海底トンネルのような軟弱地盤で使われることが多い。

最近は市街地を地下トンネルで通り抜ける都市高速も多いので、都市高速ではそれなりに見る方法ではあるが。(首都高速中央環状線の山手トンネルなど)

それにしても山岳トンネルではあまり聞かんけどね。


どうしてシールド工法が選択されたか? それはトンネル周辺が都市化しているからである。

冒頭に出てきた市民団体はこのトンネルの計画時から行政に働きかけを行っていた。

その1つが地盤沈下への懸念である。

実はさきほど紹介した広島高速1号線の中に福木トンネルというのがあるのだが、

山肌に住宅が立ち並ぶを突き抜けるトンネルなのだが、最大18cmの地表面沈下が起きて、住宅に被害が出ている。

二葉山トンネルも似たような性質があり、何らかの対策が迫られたわけである。


日本ではNATM工法は都市部でもけっこう使われており、ノウハウはある。

このため、NATM工法でも地上に影響を与えず工事できるという主張はある。

ただ、時にこういう大惨事も起こしているわけですが。

NATM工法は期待されていた

七隈線の博多駅周辺の工事で道路が陥没した事故がありましたよね。

固い岩盤があるので駅部分を効率よく作るにはNATM工法が最善と選ばれたが、

実際には岩盤と砂と境目が複雑で、そこに触れて陥没事故を起こしたと。

その後、復旧に努め、工事も立て直し、来年3月に開業予定である。


検討の結果、広島市・広島高速道路公社はシールド工法を選択した。

NATM工法でも一応問題はないが、シールド工法の方がより影響が少ないのは確かで、

これまでの経緯を考えれば、これが最善の選択であろうとの決断だったようだ。

工事費用がかさむのは課題だが、住民の理解なくして工事はできない。

こうしてシールド工法が選択され、2018年に掘削開始、2020年度末の完成予定だった。

建設費はかさんだが無事に完成してくれればよかったのだが、

掘削開始からまもなくシールドマシンが損傷して工事中断となってしまった。

原因は想定より堅い岩盤にあったようだが、未だに効果的な対策ができておらず、

工事は進んでは止まるという状況を繰り返し、当初計画を過ぎた現在でも全体の半分ほどだという。


工期が延びれば工費も増えるということで、これにどう対応するかが問題で、

建設会社は増額を求めているが、合意に至っておらず、建設工事紛争審査会による調停が行われることになっている。

発注者側の事情、あるいはやむを得ない理由での費用増であれば、これは受け入れる必要があるが、

そもそもこの工事は当初の見積もりにも問題があり、200億円で契約した後、契約金額を287億円に増額するという問題を起こしている。

そのような経緯も工費増額に対して合意できない要因になっているとみられる。


シールド工法を選択したことに全ての理由があるとも言えないのだが、

特注のシールドマシンを作って、それでトンネルを掘り上げるシールド工法では地質の変化に対応しにくかったのはあるんじゃないかと思う。

NATM工法はいろいろな補助工法との組み合わせで、難しいトンネルの工事にも広く活用されるようになっている。

都市部のトンネルにも対応できる柔軟性はそういうところにも生きたのではないか。

そこまでのことを当初予期できたかというと、これも難しいのですが。


というわけでこれが冒頭に「工期の遅れの要因は住民団体にあるかも」と書いた経緯である。

住民団体が地表面沈下への懸念を強く示したことを受けて、

このような条件では一般的ではなく高価なシールド工法を選択することとなり、

想定と異なる地質に工事が難航し、工期を大幅オーバー、費用も?という状況である。

とはいえ、シールド工法を最終的に選択したのは広島市・広島高速道路公社であり、

適切な条件を見積もれなかったことに建設会社の非がないわけはないだろう。


果たしてどうなるんでしょうね?

しかもこのトンネルが完成しても暫定2車線、完成にはもう1本トンネルが必要になる。

1本目のトンネルを掘ったときのデータを元に2本目のトンネルの計画を立てるので、

基本的に見積もりの精度はよいと思うのだが、これがどうなるか。

1本目が完成しないとそれどころじゃないですけどね。

スペシャルウィークのひ孫だから

先日話題になっていたのですが。

『ウマ娘』新サポカに“見知らぬウマ娘”がチラリ!SNS上では「デアリングタクト」ら正体予想が白熱 (INSIDE)

「ウマ娘 プリティーダービー」は実在の競走馬をモチーフにしたキャラクターがウマ娘として出てくるゲーム。

そのストーリーの中で、これまで登場していないウマ娘がくっきりと描かれていた。

これだけくっきり描かれているのだから、ちゃんとキャラクター設定はあるのだろう。

これは誰がモチーフなのか? 最有力説として言われていたのがデアリングタクトだが、

どうも本当にデアリングタクトであると、先日発表されていた。


デアリングタクトといえば、2020年の牝馬三冠を達成した馬である。

その後、三冠馬3頭のジャパンカップでは、アーモンドアイ、コントレイルに次ぐ3着、

翌年の香港のクイーンエリザベス2世カップで3着となり、次は宝塚記念のつもりだったが繋靭帯炎で休養に入ることに。

本当に繋靭帯炎から復活できるのか? というのは過去の例からも疑われたところだが、

ほぼ1年の休養の末、今年春に復帰、復帰2戦目の宝塚記念では3着と復調気配。

1年休養したこともあり、オーナーは来年まで現役続行の意向である。

デアリングタクトが来年も現役続行へ 岡田代表「もう一つGⅠを取らせたい」 (サンスポ)

これも異例である。三冠馬ともなれば早く子供が見たいと思う人もいるでしょう。

最近の三冠馬ではアーモンドアイが5歳11月で引退、コントレイルに至っては4歳11月で引退である。

ただ、中長距離に強い牝馬がごっそり抜けてしまい、デアリングタクトにとってチャンスがあるのもまた事実である。


これまでウマ娘のモチーフになってきた馬は全て現役引退後である。

そんな中でまだまだ現役のつもりのデアリングタクトが登場したのか?

これは明確に語られたわけではないが、スペシャルウィークとの関係であろう。

そもそもデアリングタクトのウマ娘が初めて登場したのは、スペシャルウィークのカードのイラストである。

実はデアリングタクトはスペシャルウィークのひ孫である。

この関係から選ばれたとみられるが……ひ孫ってちょっと遠くない?


ウマ娘には現実と同じ血縁関係があるわけではないが、

一方で現実の馬で血縁関係にあるウマ娘同士は深い関係が描かれることが多い。

主人公格のキャラクターに関係するもので言えば、

  • スペシャルウィーク の祖父(母父)としての マルゼンスキー
  • トウカイテイオー の父としての シンボリルドルフ
  • メジロマックイーン の孫としての ゴールドシップ(母父がメジロマックイーン)

この辺は意識してウマ娘のキャラクターに採用したんだろうなと。

もちろんそれぞれが伝説の名馬であるが、それ以上の意味があると。


それにしてもスペシャルウィークの子孫を考えたときに、

あえて、ひ孫で現役のデアリングタクトを引っ張ってくるのは変な気がするよね。

子とか孫でもウマ娘のモチーフにふさわしい名馬はいるのではないか?

これは子に2頭ぐらいいるんですよ。ブエナビスタとシーザリオですね。

特にブエナビスタはそれらしいウマ娘の絵がゲームリリース前に出たことがある。

ただ、おそらくこの2頭についてはオーナーの承諾が得られなかったとみられる。

孫では決め手に欠けるが、ひ孫となればなんと三冠馬がいたわけですね。

しかもオーナーのGOサインも出たと。だからといって現役のうちに登場させるか? と思ったけど。

ちなみにデアリングタクトの父、エピファネイアの母がさっき出てきたシーザリオで、

だからデアリングタクトはスペシャルウィークのひ孫なんですね。


最近、シンボリクリスエスがウマ娘になったが、現実のシンボリクリスエスはエピファネイアの父、すなわちデアリングタクトの祖父にあたる。

当時そんなことを予期した人はいないかもしれないけど、デアリングタクトを意識してのウマ娘化だったのかも。

ウマ娘のストーリーではやっぱりライバルも重要である。

同時代に走った名馬というのはいろいろいるけど、実装済みのウマ娘ゆかりの馬と言えば キセキ でしょうね。

キセキは祖母(父の母)がエアグルーヴですから。

オーナーの承諾が得られればモチーフとして採用したい馬なんじゃないかな。


ウマ娘のモチーフとなった名馬でも、子孫に目立った活躍馬のいない馬もいる。

現役中に亡くなったサイレンススズカだとそもそも子がいないわけだし。

テイエムオペラオーは現役時代の活躍は顕著で引退後は種牡馬になったが、交配相手に恵まれなかったという。

そんな中ではスペシャルウィークは子孫の活躍が顕著な方ではあって、

特にシーザリオの息子が3頭(エピファネイア・リオンディーズ・サートゥルナーリア)も種牡馬になったので、今後血統表で見る機会も多くなるとみられる。

デアリングタクトの牝馬三冠というのはまさにそんな時代を表す出来事だった。


不思議なこともあったもんだなと思いますけどね。

でもちゃんと理由はあるんですよね。

現役のうちは絵だけの存在になりそうだが、引退後には現役時代の活躍も踏まえてストーリーが描かれていくのではないか。

先ほども書いたようにデアリングタクトはあと1年は現役続行の意向である。

この点ではだいぶ待たされるということになるが、それがストーリーの深さにつながるかもしれない。

日本海縦貫線は大赤字

JR西日本が利用者の少ない路線について情報公開をしたが、

そういう路線の数が多いが、これまであまり話題にしていなかったJR東日本が収支データを公表したが、これが散々たる結果である。

ご利用の少ない線区の経営情報を開示します(pdf) (JR東日本)


対象は輸送密度2000人/日を切る区間で66区間ある。

営業費用を収入で割った営業係数で一番悪いのが久留里線の久留里~上総亀山で17074(収入100円に対して17074円の費用がかかっている)である。

そもそも久留里線は木更津~久留里~上総亀山の路線で、メインは木更津~久留里の区間である。

この末端部だけ切り取って、収入に対して費用がかかりすぎというのは見方としてどうかと思う。

ただ、この約10km間で費用が2.7億円というのは高い気がする。

そもそも木更津~久留里だけ切り取っても営業係数1367(費用8.7億円、収入6300万円)もなかなかである。


大企業にとって重要なのは赤字の絶対額の方とも言える。

その観点でもっとも頭が痛いのは日本海縦貫線を構成する路線ではないかと。

日本海縦貫線は貨物列車で使われる言い方で、関西~青森を結ぶルートである。

あるいは青函トンネル経由で北海道に至るルートを含めることもある。

かつては旅客列車でも日本海や(臨時列車だけど)トワイライトエクスプレスといった寝台特急が走破していた。

現在は新幹線を中心としたネットワークになる中で、長距離走破する列車はなくなっている。

東日本管内では上越新幹線の接続路線としての新潟~酒田~秋田(いなほ号)と、東北新幹線の接続路線としての 青森~新青森~弘前~秋田(つがる号)に分けられている。


というわけで全体的には特急運行区間が多いのだが、

必ずしもそれに見合った利用があるわけでもなく、貨物列車が多く運行される主要幹線とあっては費用もかさむので、

  • 羽越本線(新津~新発田・村上~鶴岡・酒田~羽後本荘) 費用92.5億円 収入4.3億円 赤字88.2億円
  • 奥羽本線(東能代~弘前) 費用54.7億円 収入2.6億円 赤字57.4億円
  • 津軽線(青森~中小国:旧津軽海峡線区間) 費用22.1億円 収入0.7億円 赤字21.4億円

というわけで日本海縦貫線の赤字が公表分だけで167億円に達するわけである。

非公表区間も大赤字は間違えないと思う。

信越本線も直江津~長岡は4000人/日を切り、鶴岡~酒田・羽後本荘~秋田は当時かろうじで2000人/日を超えていたから公表を逃れただけである。

むしろ中途半端に利用者がいると一定の本数を保つための費用がかさむ。


ただ、これはJR貨物がこの線路にほぼフリーライドしている影響はあると思う。

これはJR貨物設立時に旅客各社への線路使用料の支払いを、貨物列車が走ることで追加的にかかる費用ということでかなり限定的な額にしている。

新幹線開業に合わせて在来線を移管することが行われることが多いが、

移管先では設備の維持費を一定の基準で貨物列車と旅客列車で按分している。

これによればJR貨物が支払う線路使用料は移管前に比べて大幅に増えるのだが、

その差額は新幹線の線路使用料で補填している。

それでさえ見合わないという話が、北海道新幹線が開通する予定の函館~長万部(特に新函館北斗~長万部)で言われているわけですが。


このため日本海縦貫線の赤字は本質的にJR東日本の事業に伴う赤字と言えない面もある。

特に羽越本線の新津~新発田というのは、新潟を中心とした通勤電車・特急列車のネットワークから外れている。

この区間は電化されているが、運行の効率化のためディーゼルカーが走っている。

では電化設備を使う列車はないのか? それこそ貨物列車である。

だからこの区間の赤字はほぼほぼ貨物由来ではないかと思う。

まず廃止は考えられない区間だし、ダウンサイジングも難しい。


他にも難しい路線はあるけど、やはり一番はここでしょうね。

それでも従来はJR東日本は大きな黒字を出せてたのだけどね。

高架下の書店でJRE POINT

株主優待で図書カードをたくさんもらって、本を買わないとなと思っていたところ、

ムックの新刊を買うことにして発売日に市内の書店に行った。

よく行く大型書店にはまだ入ってなかったのだが、別の店にあった。

というわけで図書カードで購入したのだが、「JRE POINTはありますか?」と聞かれた。

そうか。ここJRの高架下のショッピングモールでしたね。


以前、ビックカメラSuicaカードを呈示してダメだった覚えがあるけど……

と思いながら、とりあえずダメ元で出してみるかと思うと、

ICチップで読み取るようでクレジットカードの端末に差し込むように促され、

ちゃんとポイントが積算されたようである。

あれ? できるんだ。


てっきりJRE POINTと紐付けるシステムが変わったのだと思ったが、

この記事を書くために改めてカードを見てみると、当時からカードが更新されて、

JRE POINT番号が記載されたカードになっていたらしい。

JRE POINTカード機能が搭載されていないビューカードをJRE POINT加盟店でおトクにご利用いただくために (ビューカード)

あまり意識していなかったというか、なんぼほど使う機会がなかったのかという話だが。


それにしても会員情報の読み取りでもICチップなんですね。

ただ、最近はそうなのかもなとイトーヨーカドーで8のつく日にセブンカード(だと思う)を挿入して現金払いしている人を見ることを思いだした。

正直煩わしいと思う。大したポイントが貯まるわけでもなし。


あとは最近はJRE POINTをアプリ画面のバーコードで貯めることもできると。

これ登録してればカードの対応状況によらずできるわけですよね。

ただ全ての加盟店が使えるというわけでもないらしい。

だから対応カードがあればカードの方が無難だと。そういうもんなんですね。

死刑されては神格化されかねない

朝のニュースでこういう話があって、そうか6年も経ったのかと。

相模原障害者施設19人殺害事件から6年 再建された施設で追悼式 (NHK)

事件後、施設の在り方について議論もあったが、結局は重度の障害者のすみかというのは同様の施設によらざるをえないという結論になった。

規模を縮小して現地再建ということになり、昨年8月に開所している。


当時、このBlogではこういう記事を書いている。

ご存じの方も多いだろうし、この記事にも書かれているけど、容疑者はもともとこの施設で働いていた。

すなわち、障害者福祉の最前線にいた人で、きっと多くの障害者を見てきたはずだ。

そういう人がこういうことを決断したということは非常に重いメッセージだ。

ただ、その手紙をよく見てみると「意思疎通がとれない人間を」とか「重度・重複障害者を」とかかなり限定が入っていることに気づく。

(社会で受け入れできる限界はあるか?)

共生社会のためにやるべきことはまだたくさんあると思うわけだけど、

しかしこの事件を起こした人というのは、障害者福祉の最前線で働いていた人で、

その人が重度障害者について、社会で受け入れがたいと語り事件を正当化することは、どうにも考えさせられることである。


現実にそういう限界があるのではと裏付ける1つがこのことである。

犠牲者のうち、遺族の意向を受けて7人の名前が刻まれた「鎮魂のモニュメント」

亡くなったのは19人、でも慰霊碑に刻まれたのは7人の名前だけである。

確か事件直後に名前が明かされてたのは1人とかそんなんじゃなかったっけ?

障害者施設の入所者ということで警察から公表するのが差し控えられたのはともかく、

最終的に慰霊碑に名前を刻まれることすら拒んだ家族がこれだけいたのかと。

それが1人とか2人でなく、19人中12人ですからね。


というわけで大変難しい問題を突きつけた事件である。

当時もそういうことは思ってたけど、6年経って改めて難題だと思った。

6年経過したが重度障害者を取り巻く環境はこれといって変わったわけでもない。

配慮があれば働ける程度の障害者にとっての居場所は増えてきていると思う。

でもそういう受入の限界を超えた障害者を取り巻く環境はこの通りである。

むしろ入所施設に入る障害者が減り、非常に限られた施設に集約される傾向である。

当施設が規模を縮小したとはいえ現地再建を選んだことは、それを如実に表すものである。

代替できる入所施設も乏しく、だからといって施設を出ることもできないと。


事件後、容疑者は裁判にかけられ、2020年に死刑が確定している。

まだ執行には至っていないが、死刑となると神格化されやしないか。

それは先の記事で容疑者からの手紙をNHKが公表したことについて「公共放送がテロを扇動するのか」という感想を書いたとおりである。

重度障害者を排除したことを肯定的に見る人は実はけっこういるのではないかと。

そういうことをおぼろげに思っていたところで、先日、奈良市で安部元首相が襲撃される事件があった。

報われない大量の輸血

この事件には被害者・加害者ともに神格化の懸念があり、

特に被害者である安部さんについてはその懸念は現実のものになっている。


まず被害者である安部さんは、長きにわたり総理大臣を務めたことは大きいが、

やはりそれだけに自民党内、あるいは支持者の中では特別な思いがあったようである。

それだけに死後まもなく国葬を求める声が挙がったわけである。

内閣法制局から報告「それなら国葬で」 岸田首相、急な決定の舞台裏 (朝日新聞デジタル)

総理大臣経験者でさえ異例の国葬の実施が決断されたわけだが、

これ自体は外国要人の弔問が多く見込まれるという実務的な理由が大きいと思う。

そもそも従来よく行われていた内閣・自民党合同葬もある種の国葬ではある。

内閣府自身が行うことは異例だが、実務的にはそれだけの理由があると考えている。

(こういう理由は国会などで明確に語られたものではないが)

ただ、自民党内ではこういうことが言われてるそうである。

国葬発表後、安倍氏に近い自民党議員は「首相らに『保守派はみんな国葬にするべきだと言っている』と働きかけた。首相はよく判断した」と語った。首相は、党内外の保守派からの評価も手に入れた。

安部さんを支持してきた党内外の人たちの主張に沿って特別扱いしたのではないか。

もしそのように認識されれば、そういう人たちが安部さんを神格化していくのではないか。これが僕の懸念である。


加害者にも神格化の懸念があると書いた。

安倍氏を銃撃した山上容疑者の“減刑”求める署名が始動も「まだ起訴前」「お気持ちで司法歪める」と物議 (Yahoo!ニュース)

この背景には加害者の親が宗教にのめり込むばかりに経済的に破綻し、

このことへの報復として、その宗教とつながりがあると見た安部さんを襲撃したと。

宗教の指導者を襲撃するのは難しかったということもあるのだが、創始者の没後に分裂を起こしていることも外部の関係者の襲撃に至った理由でもあるらしい。

このような背景に理解する人は少なくないということである。


まだ起訴もされていない段階でどのような刑が科せられるかはわからないが、

やはり殺人罪の法定刑の1つである死刑ということも十分考え得るところである。

言うても被害者1人だからそこまで行かないんじゃないかという見方も多いが。

もしも死刑になり、それが執行されたとすれば、生活を破綻させた宗教に刃向かった英雄として神格化されるのではないか。

まだなんとも言えませんがね。


死刑というのはあまりいいことはない刑罰だと思いますがね。

更生困難と死刑を主張する声はいろいろ聞くけど、更生困難でも法定刑に死刑がない犯罪(例えば窃盗)とかだと選べませんからね。

死刑になりたくて凶悪犯罪を起こすような人すらいるような状況では、

死刑が犯罪抑止に貢献しているというのは完全な幻想ではないかと思う。

とはいえ、法定刑に死刑がある以上、選ばざるを得ないことはあると思う。

でもそれが本当によい選択なのか? 懸念はここに書いた通りである。

オーストリアに行くにはCT検査が必要

先日こんなニュースがありましたが。

ダービー馬ドウデュースはニエル賞から凱旋門賞へ、友道師「たたいた方がいいタイプ」 (日刊スポーツ)

ダービーを優勝したドウデュースは凱旋門賞に行くと言っていたが、

同じコースで行われる前哨戦のニエル賞を使うというやや古典的な作戦で行くようだ。

厩舎の先輩のダービー馬、マカヒキが6年前にこのローテーションで参戦していて、

いろいろ考えた結果、これがよいだろうという判断になったようだ。

(しかし6年前のダービー馬が未だ現役で次走は札幌記念ってどういうこっちゃ)


この時期、凱旋門賞遠征の話とともに、アメリカのブリーダーズカップという話もあるし、

あるいは春のオーストラリアへの遠征の話も聞こえてくることがあるのだが、

このオーストラリア遠征が難しいかもという話がある。

これ、新型コロナウイルスの影響と思ったかも知れないが、そうではない。

コーフィールドカップ、コックスプレート、メルボルンカップの登録について(簡易版)(pdf)

オーストラリアというのは各地に競馬場があって、それぞれに主催者がいて、州レベルの統括団体があるという構造を取っている。

日本の地方競馬のシステムが州ごとにある感じかね。(公法人ではないと思うが)

この3レースはビクトリア州の3競馬場で行われるもので、統括団体のレーシングビクトリアは「スプリング・レーシング・カーニバル」と総称しているよう。

この3レースは日本競馬から見ても高額賞金で、特にコックスプレートは輸送費補助もあるので条件が合えば参戦したいと思う馬もいたわけである。


ところが、昨年ぐらいから獣医検査の条件が異常に厳しくなった。

抜粋するとこんな感じ。

  • 輸出前に四肢遠位部のCT検査もしくはMRI検査を受けて、レーシングビクトリアが任命する獣医師の診断を受けなければならない
  • 重度の骨折・整形外科手術を経験している馬は、現在の健康状況や容態に関わらず渡航できない
  • 全ての遠征馬は、ヴィクトリア州内で出走する各競走への出走許可を得る前の段階でCT検査を受けて、出走に適しているか判断される
  • 遠征馬は、メルボルンカップの前にオーストラリア国内で1競走のみにしか出走できない

調べてみると、JRAのトレーニングセンターには立位でMRI撮影できる装置があるそう。

競走馬診療所が新装 MRI初導入、診断細やかに (日本経済新聞)

けっこうコンパクトに見えますよね。脚を突っ込むと撮影できるらしい。

ただ、すぐに撮影できるわけではなく、蹄鉄を外して(MRIに磁性体は御法度)、鎮静薬を投与して、それで撮影するということをやっているそうだ。

こんな検査を渡航前後を通じて何回も受けないといけなくて、検査結果によりNGが下されれば直前でも出走取りやめになるのだから大変である。


それにしてもどうして遠征馬にこれほど厳しいことを言うようになったのか。

それはメルボルンカップ前後での遠征馬の事故があまりに多かったためという。

​豪州遠征の欧州馬に現地順応の時間を、英ダービー馬らの悲劇受けて規定変更へ (JRA-VAN ver.World)

明確な理由はよくわからないんですけど、とにかく遠征馬の事故が多いと。

日本からの遠征馬も2014年にコーフィールドカップ(優勝)→メルボルンカップと挑戦したアドマイヤラクティが、メルボルンカップ直後に急死している。


オーストラリアではレース間隔を詰めて使われる馬が多いことが知られている。

重賞レースが多く行われるという事情もあるんでしょうが。

特にヨーロッパからの遠征馬にとっては1つ1つの賞金の高さも魅力だが、

遠征馬がそういう無理をしてはいけないということで「メルボルンカップの前にオーストラリア国内で1競走のみにしか出走できない」となったのはわかる面もある。

また、渡航前・調教中・レース中の骨折などを予め発見することで事故防止に努めたいというのもまぁわかる話である。

ただ、CT検査とかMRI検査というのは馬への負担も重いわけで、なかなか遠征にGOサインを出しにくい状況になっている。


香港競馬の獣医チェックは厳しいというのは、日本ではわりと知られた話で。

グローリーヴェイズが香港で経過観察となった件の真相とは? (サラブレモバイル)

これは馬券を買うファンに向けた情報提供という面が大きいようだが、

レースの安全性向上のために厳しく見ているという事情もあるようだ。

グローリーヴェイズは昨年のクイーンエリザベス2世カップ出走時に獣医チェックで経過観察となったが、結果的には出走が認められ見事2着となっている。

香港の場合、情報提供のために厳しく見ている面があるので、獣医師からケチが付いたからといって出走NGという話でもないようだ。


オーストラリア競馬というのはヨーロッパに比べて賞金水準が高く、

マイル以下が主流ということもあって、中長距離は手薄だが重賞レースは多い。

このあたりが特にヨーロッパからの遠征が盛んな理由でもあったと思うが、

安全性向上というお題目はさておき、このように厳しいことを言われると遠征しにくくなる。

もともと新型コロナウイルスで遠征しにくくなっていたところにこれですから。


背景は理解できるけど、なかなか苦しい話である。

どうしても日本国内に適するレースのない馬というのはいるわけで、

そこで外国遠征という選択肢もあるとありがたいわけですよね。

賞金面からはオーストラリアも魅力あるのだが、これではなかなかね。

そうか、サリオス(オーストラリアのレーン騎手が騎乗したときの成績がよい)が鞍上追っかけてオーストラリア遠征はなさそうかと思うとこれは残念。

BA.5とはなんぞや

最近、新型コロナウイルスの感染者数がまた増えている。

夏休み前というタイミングであり、これといった行動の変化があったわけでもないと思うが、やはりオミクロン株の一種BA.5がすさまじいと。

この状況では全国旅行支援をスタートさせることもできず、

ローカルな旅行支援キャンペーンも続けられなくなるかもしれない。


それにしてもBA.5とはどんな変異株なのか?

基本的には今年1月頃から急激に感染者を増やしたオミクロン株ではあるらしい。

とにかく感染性が強く、とはいえかつてのデルタ株のように重症化しやすいというものでもないところが悩ましい。(ワクチン接種が進んだという要因もあるけど)

このオミクロン株の中でも変異があって、その1つが今回問題となっているBA.5である。

「BA.5」肺で増殖か 「BA.2」の18.3倍 病原性も高い可能性 東大医科研 (テレ朝NEWS)

感染性が高いというのはウイルスの排出が多いということであろう。

ある実験ではこれ以前に流行していたBA.2(これも大概感染性が強い)の18倍のウイルス量になったとのことである。

一体最初の新型コロナウイルスからして何桁感染性が増してるのだという話だけど。


特に重症化しやすいという根拠はないにせよ、従来と同程度の割合で重症化するとすれば、患者数が増えた分だけ重症患者が増えて行くわけである。

新型コロナウイルスの患者の区分としては、中等症I(肺炎がある)・中等症II(酸素吸入を要する)重症(人工呼吸器・ECMOを要する)・軽症(それ以外)に分けられる。

軽症といってもけっこう苦しいし、他の持病もある人には大変なことである。

入院できる病床が限られる中で、中等症II以上を優先して入院させるには、軽症はもちろん、中等症Iでも入院が難しいという話がある。

これは地域の状況にもよるが、やはり厳しいのが沖縄県である。

沖縄県は医療機関に手術の延期などを指示、他の病気の治療にも不便を来すようになった。

【速報】沖縄県、初の「緊急フェーズ1」に引き上げ 手術や診療制限し病床確保へ (琉球新報)

他の地域も時間の問題ではないかと思う。


どういう対策が効果的かというのもよくわからないところはある。

学校での感染が多いという話もあるから、夏休みに入るのはよいことかもしれない。

これは2つの意味があって、学校が休みになるからというのもあるけど、

学校が休みになることで、ワクチン接種に行きやすくなるというのもある。

12歳未満のワクチン接種は今年3月頃からスタートしたが、

小児科の医療機関で保護者同伴で受ける必要があり、大人の接種に比べるとどうにも柔軟性に欠ける面がある。これは仕方ないのだが。

このため夏休みまではどうにも難しい人が多かったと思われる。

従来、10代だと新型コロナウイルスに感染してもかなり軽く済むことが多かったが、最近はなかなかそうとも言えないようである。

ワクチンで感染を防ぐのは難しいが、感染拡大を抑える効果は少しあるとみられるので、この夏休みでワクチン普及を進めたいところである。


やはり宴会の取りやめなども考えていかないといけないところかなと思う。

夏休みということで親戚・旧友集まってというのを考えていた人もいるかもしれないが、なかなか危ないのではないかと思う。

その点で全国旅行支援がGOにならなかったのは一定の効果があるのではないか。

(これは旅行がダメという話ではなく、積極的に推奨できないということ)

とはいえ、それと学校の夏休み以外はこれといった策はないのも実情である。

現実的な対策はすでに大概なされているから。

それでさえこれだけ感染拡大をするというのは異常な感染症である。


打開策になるかわからないのが、オミクロン株ベースのワクチン開発である。

日本で主流のmRNAワクチンは配列を変えれば変異にも対応しやすいとは言われていて、

それがやっと実現するということなのだが……

一応、オミクロン株のウイルスに対する抗体価が増えることは確からしい。

それがどれぐらいの効果をなすのかという話でもあるし、

あるいはそれも乗り越える変異が現れるかもしれないし、正直よくわからない。


果たしてどうなるのか。

5月連休での感染拡大が心配されたが、実際はそれほどのことはなく、

それで夏休み前にこれというのは、気の緩みだとかそういう話じゃないんだよな。

本当にタチの悪いウイルスである。

購入物を識別する方法

先週末、ヤフオクのキャンペーンに乗じてあれこれ出品していた。

そのうち1つが思いのほか高値が付いた。

こんな値段で買うようなものかなと思ったのだが、

落札者がBuyeeという代行業者でああなるほどと思った。

外国からこれを買いたいという人がいたんだな。


これまでこの手の代行業者が買ってきた経験はいろいろある。

ヤフオク・ラクマ・メルカリそれぞれで経験している。

ラクマとメルカリは公認代行業者というのがいるんですよね。

ただ、これまでの代行業者との取引と違うのは匿名配送でないことである。

これがどういうことかというと、発送先に識別コードが含まれているのだ。

こんな感じの宛先である。(0が続いている部分が識別用の数字の羅列)

559-xxxx

大阪市住之江区―― R0000000000

大阪 バイイー

この数字の羅列は部屋番号などと比べるとだいぶ長いものである。

このため、あて名の印刷に使っている筆まめがうまく対応できず、全体的に文字が小さくなってどうかと思ったので数字部分だけテキストボックスを別置きした。

それにしても氏名の欄に「大阪 バイイー」と当てはめているのが不思議である。

まぁヤフオクで法人が落札することが基本的に想定されていないのはあるでしょうが。

本来ならば「Buyee大阪センター」みたいな表記がいいんでしょうが。


気になって「大阪バイイー」について調べると「柏バイイー」なんてのもあるらしい。

日本国内に複数拠点あるようだが、最終的には外国に発送するし、

発送元に応じて使い分ける様子もなさそうなので、振り分けは不明である。

業容が拡大する中で複数拠点に分散させたというだけのことなのかも。


Buyeeは商品を識別するためにあて名にコードを入れさせたわけだが、

ちょうど先週はラクマでも商品識別用の情報を伝達・記載して欲しいと依頼された。

実は株主優待券を2つ、ラクマに出品したのが売れたんですよね。

基本的に株主優待は自家消費しているが、この2つは難しいと判断した。

1つは自家消費するより金券屋に持っていく方がメリットが大きいと考えていたが、

ラクマの方が高く売れそうと判断してラクマへの出品を選んだ。

もう1つは正直使い道がよくわからなかったのだが、ラクマでは思いのほか高額で取引されていることがわかったので、それならばと出品。

どちらも定形郵便での発送を基本に出品して、どちらもそれで売れた。


先に売れた商品は発送後に、先方から差出人名を教えて欲しいと依頼された。

あれ? と思ったのだが、そういえばラクマって非匿名取引で開示されるのは、購入者の住所氏名だけで、その逆はわからないんだよね。

(ヤフオクでは非匿名ならば落札者が出品者の住所氏名を確認することもできる)

おそらく同じ株主優待券を同時に複数購入したのかも知れない。

そうしたらどれがどれかわからないから教えて欲しいと。なるほど。

次に売れた商品は、先方からラクマの表示名を記載して欲しいと依頼された。

ポストの手前で気づいたので、その場でペンを出して書いた。


今まであまり経験したことはなかったのだが、事情を考えれば確かにと思う。

ヤフオクでBuyeeがやったみたいに配送先を変更するという手はないか?

と思ったけど、ラクマは配送先は1種類しか指定できないんだね。

なんか統一的なルールで対応できないもんかなと思うのだけど。

今度から普通郵便での発送を前提として出品する物は、フルネームはさすがに躊躇するが名字だけならとか、あるいはショップ名を記載して送るとか。

そういう取り決めをあらかじめ書いといた方がいいかもね。

Visaタッチでチケット代を払う

コンサートのチケットを手配したら、支払方法がファミリーマート店頭での支払いしか選べなかった。

まぁこういうことはこれまでも何度かあったんだけど、

セブンイレブン店頭での支払いだけというのはわりと引くんだけど、

ファミリーマートってのは久しぶり。まぁ販売チャネルの都合なんでしょう。


以前こんな話を書いたことがある。

バーチャルカードでは1万円超払えないじゃない

セブンイレブンでのチケット代金の支払いにVisa LINE Payプリペイドカードを使おうとしたら1万円超で使えなかったと。

しかし、今回はギリギリ1万円までに収まっている上に、

そもそもファミリーマート自身はVisaタッチ決済の決済上限を規定していない。

ただ、カード会社側で上限をかけていることがあるそうである。

でもApple Pay・Google Payの場合はその上限がないんじゃないか? とのこと。

(とはいえ今回は1万円を切ってるから、ここのところの確認はできてない)


というわけで初めてVisa LINE Payプリペイドカードを実店舗で使ってみた。

あらかじめ所定額を銀行からチャージしてファミリーマートに行き、

Famiポート改めコピー機に行かずとも、e+のサイト上でレジ呈示用のバーコードを出して、これを見せて「クレジットで」と伝える。

そしたらカード挿入またはタッチができるので、スマートフォンをタッチする。

プリペイドカードとあってか照会にちょっと時間がかかったが、無事に決済できた。


どうしてこういうことをするかというと、Visa LINE Payプリペイドカードを実店舗で使うと2%分のポイントが後日付与されるから。

1万円弱なので200円近くのポイントが後日付与されると言うことで大きいと。

だからといって店頭支払いにあたっては手数料がかかっている上、店頭に支払いに行くのは手間がかかるので、あえて店頭支払いを選ぶ理由はない。

今回はファミリーマートでの支払いしか選べなかったからこその策である。


2%でもなかなかだけど、ちょっと前までは5%だったんですね。

こうして考えるとどうしてVisa LINE Payプリペイドカードにこれまで手を出してなかったんだろう?

と自分のことながらに考えてしまったが、LINE Payの残高管理が煩わしいと思ったのか。

Visaタッチ決済とiDでしか使えないという制約もある。

結局、そういうのを使う余地のある買い物はそんなに多くないと。

でも選択肢の1つとして真面目に考えていたら今まで出番はあったかもね。

いつまでこのキャンペーンが続くのかわからないけど、覚えておこう。


ちなみに最近のコンビニでの決済手段だが、

200円未満の少額はメルペイ、それ以上はEdyを使うことが多い。

メルペイはメルカリの売却代金が入金され、使わないと残高がなくならないが、

利用しても特典があるわけではないので、他の決済手段だとポイントが付与されないことが多い200円未満に注力しているという事情がある。

Edyは西友で現金チャージすると2%分のポイントが付与されたので、

これはせっせと使わないといけないということである。

ただ、チケット代金はEdyは使えないのでね。

コード決済はいいんですけど。(キャンペーン時にJ-Coin Payやd払いを使った経験がある)