「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」(デレステ)で、初めてスタージュエルを買った。
スタージュエルはゲーム内のアイテムで、ガシャを引くなどして使う。
今までアイテム課金制のゲームはいくつか遊んできたけど、実際にアイテムを購入したのは初めてだな。
そもそも、なんでスタージュエルを購入したのかというと、
ゲーム中で使える衣装を販売している「ドレスショップ」では有償スタージュエルしか使えないから。
スタージュエルは購入せずとも、配布されたり、イベント報酬、コミュ報酬でけっこう入手できる。
とはいえ、購入したスタージュエルと、それ以外の方法で入手したスタージュエルはシステム上区別されている。
一部、有償スタージュエルのみ使えるとなっているところがある。
ドレスショップはその1つだが、他に1日1回限定ガシャ(通常250ジュエル必要なガシャを60ジュエルで引ける)や、
不定期に販売されるスカウトチケット(指定のアイドルから希望のアイドルをスカウトできるもの)も有償スタージュエル限りとなっている。
無償でも有償でも一見同じスタージュエルに見えるが、一部使える範囲に差があるわけだが、
そもそもmobage版のシンデレラガールズでは、購入するかしないかの差はもっと露骨だった。
ガチャについて言えば、ゲームのプレイで入手できるガチャチケットを使うガチャと、モバコインを使うガチャでは大きな差があった。
極端な場合はガチャチケットでは限定アイドルは引けない。そこまでいかずとも、限定アイドルの入手はガチャチケットではかなり難しい。
アイテムもイベント専用アイテムは購入以外では十分に入手できない時期もあった。(現在はレアメダル交換で一定個数まで入手できる)
それに比べれば無償スタージュエルと有償スタージュエルの差はそこまで多くない。
1日1回限定ガシャは通常よりお得というだけで無償ジュエル250個を使うものと何の差もない。
そんな中ではドレスショップは特別かもしれない。
ドレスショップは基本的には2500ジュエルで特別な衣装を購入できるものだ。
有償ジュエル限りで2500ジュエルするものの、同時に10回分のガシャチケットを入手できる。(当初はなかったが、後に追加された)
ガシャ10回は通常2500ジュエルだから、有償ジュエル使ってガシャを回す人にとってはタダ同然である。
とはいえ全ての人が有償ジュエルでガシャを回すのかというと必ずしもそうとはいえない。
だから、ドレスショップのためにお金を出してスタージュエルを購入するということに期待しているんでしょうね。
同様のことはスカウトチケットにも言える話だ。
無償ジュエルでガシャを引けるといっても、欲しいSSRアイドルが引けるかというと、なかなか根気がいる。
普段はガシャ10回(2500ジュエル)でSSRが1人も出ないのは普通なのに、スカウトチケットだと希望のSSRアイドルが手に入るんだからね。
なので、普段は買わないけど、スカウトチケットのためにスタージュエルを買うという人もいる。
不定期かつ1人1回限りだが、人気の高いキャンペーンだ。
デレステではガシャを引くのも回復するのもその他アイテムを購入するのもスタージュエルを使うわけだが、
有償・無償ともに共通したアイテムを介するという方式はスマートフォン向けゲームでは広く行われている。
なんでこんな方式を使うのかというと、それはiPhoneのApp Storeの都合だろう。
為替レートは関係ないのに値段が変わる
App Storeではあらかじめ決められた価格の中から価格を選ぶ必要があり、
しかもUSドル基準で、普段は固定レートなのだが、時々見直しが行われる。
日本のメーカーが日本向けに配信するゲームもそこに振り回されることがあり、そのことを書いた記事である。
一旦アイテムを介する背景にはApp Storeの価格設定の自由度が低いというのがあるんだろうなとは思う。
Androidだけのゲームなら都度決済でもあまり問題はないのかもしれない。
でもAndroidもここに振り回されるのが実情で、すなわち欲しい分ピッタリ購入することはできないということ。
今回、結局は9800円で8400ジュエル購入して、それで2500ジュエルの衣装を3組購入した。
すると残りが900ジュエル、これは1日1回限定ガシャで使えば15回分になる。
衣装1組だけなら3200円で2650ジュエルがよさそうと思ったが、これも150ジュエル端数が出る。
今回、当初は2組買おうと思ってたが、5000ジュエルより少し多いのはない。
2650ジュエル×2 か 8400ジュエル(9800円)か、と思ったが、結局は8400ジュエルを買って、
残りどうしようかなと思ったとこで、これもいいなということでポチッとやったのだった。
アイテム課金制のゲームがどうやって売上を上げるかというのはなかなか難しい。
ソーシャルゲームだとランキング報酬のためにアイテムを消費させるとか、ガチャを回させるとやっていたけど、
mobage版のシンデレラガールズはランキング争いが厳しくて、ずいぶんお金を使わないと難しい。
どうしてもこの方法ではお金を使う人と使わない人の差が大きかったんじゃないだろうか。
ただ、最近では薄く広く売上が上がる仕組みになりつつあるのかな? という印象はある。
デレステの1日1回限定ガシャはサービス開始当初からあるけど、その効果で安定して売り上がっているという話もある。
「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」のプレミアムハッピーボックスは1000円で約1ヶ月間にわたって特典が受けられるパックだが、
月額制のネットゲームを彷彿とさせると言われた。基本プレイは無料であることに違いはないんだけど。
大量にガチャを回す人に支えられているのも実情なんだろうが、こういう薄く広く集めるもので底を支えているというのはあるんだろう。