津波という水の壁が日本にも来た

朝、起きると、NHKでは津波うんぬんと言っていた。

なんか地震でもあったのかとおもったら昨日のチリの地震のことだったらしい。

久慈で1.2mの津波が来たとか言う話だから、チリの話とはいえ確かに日本にも影響が出たわけです。

なぜ、そんなに遠距離まで影響が出るのかというと、それは地震により引き起こされた津波だからと言う話になる。


津波とは海底で起きた地震による地殻変動によって海水が押し上げられて生じるもの。

そうなんですね、海水の上下なんですね。

これが普通の波とはかなり違うところで、普通の波は海面の表面を伝っていくだけだから高々知れている。

そんな違いから津波というのは水の壁が何kmも続いていて、それがものすごいスピードで押し寄せてくるというものらしい。

何kmも続いているというのが怖いことで、高さ30cmでもそれだけ続いているとえらいことのようだ。

それで沿岸の人は高台に避難しろとなったわけである。

また沿岸を走る列車も運休になったようで、近鉄だと鳥羽線・志摩線で運休になったらしい。


ところでこれほど警戒していたわけだが、今のところ大きな被害は聞いていない。

というのもそもそも津波に対する対策というのはそれなりに充実しているそうだ。

防潮堤という高潮対策の堤防が海岸にはけっこうある。確かに言われてみるとそうでしたね。

これは津波対策にもなるので、津波の威力を落とすことができるらしい。

という事情もあるようだが、そもそも津波のエネルギは大きいので用心するに越したことはない。

それで避難路というのも充実させるようにしていて、高台への通路を確保したり、避難塔を用意したりしている。


というのが海沿いでの話ですね。

うちは盆地にあるもので、まず津波との縁はないところ。

だからもちろん近所にこういう対策があるわけでもない。

けど日本列島を見てみると、複雑な海岸線、たくさんの島、とにかく津波が来るところが多い。

まぁそう考えると、そりゃ大きなニュースにもなるよなと思うところ。

日本列島全域の海岸の近くの人に向けたニュースなのだからそりゃね。


余談ですが、この津波という言葉の意味は、沖合ではたいしたことないが港(津)では大きな被害の出る波という意味らしい。

だから津波なんですね。

なかなかこういう波を表す良い言葉は無かったらしく、世界的にも津波という言葉が使われてますね。

元々学術的な場面では広く使われていたそうだが、広まったのは最近のことらしい。

まぁ英語版Wikipediaを見ると、いくつかの言葉にはそれに相当する言葉はあるとも書いてあるが有名じゃないね。

日本人が学会とかで言いまくってたら世界的に使われるようになったんだろう。

日本は海に囲まれてるから津波はよく聞くけど、どこもかしこもそうじゃないですからね。

そう考えると最近になってニュースなどで広まったのも納得が行く話。

SimCity 4のいろいろな交通機関

SimCity 4にNAMをいれて遊んでいたが、たいへん面白い。

最近気付いたのだがNAMには通勤経路検索の機能拡張も含まれていたようで、いろいろ選べるようになっていた。

そんな中にZというこれが現実的だというのがあった。

これを入れるとSimは結構歩くし、道路が混雑してたら車を回避するとかよくできている。

これこそ求めていたものである。


さて、そのNAMの交通にはいろいろある。

道路1つ取っても地上・高架・地下の3つの高さがある。

特に高架が秀逸で、線路を越えたりとかなんとか自由自在。

普通鉄道も地上・高架・地下(道路の地下がメイン)の3つの高さがある。

普通鉄道の高架と高架鉄道の違いはなんなんだという話だが、貨物が通れるという大きな違いがある。

高架鉄道というのは高架を走る地下鉄という扱いだったのだが、それでは不便ですからね。

地下鉄と高架鉄道は同じものだが、じゃあ同じグループで地上を走るものはあるかと聞かれるとあるというのが答え。

それはGLRという路面電車ですね。高架鉄道扱いですわ。

バスは道路を走るものだが、運河を走るバスもある。それを船という。

NAMには運河があって、それは水面の形をした道路ということで、普通の道路とは繋がらないからバス、すなわち船専用になっていると。

なるほどこれはおもしろい。

あとこれはNAMじゃなくて外部のものだが、SimCity 4最速の乗り物、モノレールを高速鉄道に使おうというHSRというのがある。

地上・高架に設置できる。線路の見た目は鉄道のような感じ。新幹線が走るような線路のような見た目になってると。

見た目だけと言えばそうだがこれもいいですね。


そのNAMだが、すばらしいけどなんの意味があるんだという話がある。

それは景観と実用の両立だというのが答えだろう。

運河というのは景観にはよい。しかし実用にはならなかった。

けどNAMを使えば実用になると。そういうことなんですね。

そういう経緯があってかNAMにある運河パーツは水面だけ。岸は既存の景観パーツを使えとのこと。

あと見た目だけということもあって、現実にはありえないような使い方もできる。

普通鉄道の地下の駅としてデフォルトの地上鉄道用の駅が使える。あからさまにおかしいが見た目だけだから問題ない。

NAMには普通鉄道の地下駅とかそういうのはなくて各自で用意する必要がある。

交通システムに特化したのがNAMらしい。


そんなわけでなかなかおもしろい建物もある。

シンプルな鉄道駅/高架鉄道駅集 (SimCity4 BAT for プリピザ)

地上・高架相互乗り換え駅というのがある。

これのスペックは、普通鉄道(地上)・GLR と 高架鉄道・普通鉄道(高架)・モノレール の駅になるという代物。

あと書いてないけどバス停でもあります。

なんじゃこりゃという話ですが、これは線路をかぶせて使う駅らしいです。

実はこの駅は線路の外側にある広場こそが駅の実体で、あとは駅からはみ出た部分らしい。

そしてこの駅自体は 普通鉄道・高架鉄道(GLR含む)・モノレール・バス の駅になっているということらしい。

というわけでここには書いていないが高架道路を通してバス専用道の駅にしたりもできる。

それになんの意味があるんだと言われればそこまでだが、おもしろいのは確か。

あと地上HSRを通すこともできますね。こうすると新幹線の駅みたいですよね。


普通ではありえないことを実現するだけの道具を提供するNAMはすばらしいですね。

いやはやおもしろくて熱中してしまったよ。

いろいろな交通機関を組み合わせて楽しい町を作っていきたいですね。

高専の2倍速でやる大学

高専入学から4年間回路の勉強をしてきたわけですが、まぁえらい長いお付き合いでした。

ただ、これはあからさまに長いですね。実際他と比較すると長いようです。

というわけで大学との比較をやってみた。


比較する大学ですが、カリキュラムが見やすいという理由で京都工芸繊維大学を見てみる。

しかしこの大学の略称、工繊(こうせん)なのよね。まぁ音だけ聞けば高専にも見える。

まぁ工学しかないという意味では正解なのかもしれないが、工業デザインの課程があったりするのでなかなか幅広い。

そのうち、電子システム工学課程のカリキュラムと比較すればいいですね。

京都工芸繊維大学 カリキュラム

この設計工学域・専門教育科目・課程専門科目・電子システム工学課程 を見てみる。

つらつら並んでいるが、回路関係は 電気回路・電気回路演習(1年次後期)、回路解析・回路解析演習(2年次前期)がある。

合計8単位で1年間かけて行うことになっている。

ただし回路解析・回路解析演習は選択必修科目とあるから、全部の学生が受ける授業とは言えない。


一方でうちの電気工学科ですが1年で直流回路、2年・3年で交流回路、4年で過渡解析・ラプラス変換を用いた回路解析をやってる。

それぞれ通年2単位で合計8単位ですが、あと2年・3年で回路の演習科目があって各1単位なので合計10単位です。

あれ? 4年やって10単位と1年やって8単位とはなんか単位数と期間が割に合わんなぁと気付く。

といいますのも、高専の基本は履修単位なので1単位時間の授業を1年で30時間受けて1単位になる。

ところが大学では学修単位なので教室内・教室外あわせて45時間の学修でもって1単位となる。

このへんは過去に検討したので見て欲しい。(参考 : 自習に時間が食われる学修単位システム)

大学では講義は教室内は30単位時間だが、教室外で理解するための学修がたくさん必要なはずなので2単位であると。

30単位時間の講義というのは90分の講義を半年という意味。

というわけでこの違いがあるわけです。大学は90分の講義半年で2単位にしていることが多いですね。

高専では基本は履修単位ですが、4・5年では学修単位もあります。けど基本は90分の授業1年で2単位ですわ。

これが違いです。


では内容的な面ではどうなのか。

シラバスも検索できる。

京都工芸繊維大学 シラバス

これで電子システム工学課程を選んで、検索画面が出てくるがなにも入れずに検索。

ここから電気回路を選択してみる。

見ますと直流回路を復習して、RLCについてやり、正弦波交流の複素数表示をやり、正弦波交流回路の解析をすると。

相互インダクタンスなんかも取り扱って9週で定常状態の解析は終わり。

その後、過渡現象の解析を行いさいごにまとめがあっておしまい。

駆け足だなぁという印象なのですが、キルヒホッフの定理とかテブナンの定理とか重要な定理が抜けている印象がある。

このあたりは回路解析の授業のシラバスを見ると含まれており、あとラプラス変換を用いた回路解析もここにある。

全部合計すれば概ね扱っている内容としては同じ程度のものと言えます。


他の科目でもいろいろ比べてみると、大学の講義時間の2倍の授業時間で高専ではやっていることが多い。

やはりこのあたりは学修単位と履修単位のシステムの違いによるところだと思います。

そのゆっくりやらないと同じだけやったことにならないという事情でゆっくりやってるのだと思います。

ゆっくりやるメリットは、やはり授業を聞きながら理解できると言うことでしょうね。

その回路系科目の1つの担当者が「おすすめは授業中にしっかりと理解することです」と言っていたが全くその通り。

あと、やはりかける時間が長い方がたくさんの内容を取り扱えそうです。

これは授業のやり方次第だと思いますが。


こうやって長い時間をかけて回路であったり電磁気であったりの基礎科目をできたのはよかったと思います。

不利とも言える仕組みをこういう風に活用できたわけですから。

まぁこういうのはやってから気付くもんですわ。

海外旅行のために保険をかける

明日からテストだ。

明日の科目は大した問題ではないのですが、2科目ほど暗記だらけの科目があるので対処せねばならんかも。


来月末に国際交流でシンガポールに旅行に行きます。

そこで海外旅行保険をかけるようにという指導がありました。

あたりまえですわな。それで旅行会社からもらったパンフレットをもらったが、教員経由になるのも煩わしいからこれは使わないことに。

以前、家族で旅行したときに使ったAIUの海外旅行保険をかけることにした。


最近はWebから保険をかけることができます。

やはり楽ですわ。Webから申し込むだけで証書と保険のしおりを送ってきてくれる。

煩わしさがなくてたいへんよろしい。

証書の到着を待たなくても証書を印刷しておけば使える仕組みもあるらしい。


AIUの海外旅行保険商品を見ますと、「治療・救援費が無制限補償」という文字が見える。

これは心強いですね。

なんのために海外旅行保険をかけるのかといいますと、一番は旅行先でのケガや病気でしょう。

そしてなぜ保険をかけないといけないかというと、医療費はかさむし、移送費も考えないといけない。

日本に来た外国人旅行客が急病で病院に運ばれたときのことを考えればわかりやすい。

一般的には日本に住んでいる人は健康保険に入っているので、定められた診療報酬の3割である。

だから診療報酬が1000万円となる治療を受けても、その3割の300万円で済むことになる。

実際には高額療養費の払い戻しとかがあるからもっともっと安く済む。

一方、無保険の場合1000万円で済めばよいが、実際には2倍ぐらいに定めていることが多いらしいので2000万円ぐらいは覚悟しないといけない。

なぜならば無保険の場合は自由診療で自由に価格を決められるから。

健康保険に入っている人でも交通事故関係で自由診療の価格に出会うことはあるかも。

日本では健康保険システムがあるから自由に診療報酬決められないという事情があるから理不尽にも見えるが、世界的には普通だ。

あと移送費ですが、寝かした状態で日本に持ち帰るためには航空運賃がたくさんかかるかもとかそういうこと。


とまぁ、このあたりの事情があるのでどこまでかさむかというのはよくわからない。

限度額2000万円ぐらいあれば安心だと思うが、はみ出る場合もしばしばあったらしい。

ところが治療・救援費用の支払限度額が無制限ならはみでる心配はないと。

なるほどこれは心強いとなるわけです。

あとあまり気にしてなかったのだが、トラブルで賠償責任を負わされたときの保険もありまして、限度額1億円とか書いてある。

これもほぼ心配要らないと言うことです。

こういうことをつけてもらって5日間の旅行で5390円ですから、安いもんです。


余談ですがAIUというのはアメリカの会社です。なので日本の保険業法に基づいて作られた保険会社じゃないんですね。

日本の保険会社については生命保険会社と損害保険会社に分かれています。

AIUは外国保険会社なので保険業法の規制は受けるけど、この2つの区分はないので勝手にやっていい。

それぞれ取り扱える商品に違いがあります。

保険業法第3条には、生命保険会社は人の生存または死亡の状態についての保険、損害保険会社は偶然の事故に生じたことについての保険を取り扱うことになっている。

はて、海外旅行保険は偶然の事故に対する保険だが、死亡でも保険金が下りる(遺体輸送とかでお金いるしね)。

これについては海外旅行のドアtoドアの間の死亡とこの間にかかった病気での死亡ついての保険は損害保険会社ができると書いてある。

だから海外旅行保険は損害保険会社が取り扱っています。

例えば三井住友海上保険は海外旅行総合保険という商品で取り扱っている。関空にも窓口あったはず。

まぁだけどAIUにしたのは、外国の会社なのでネットワークが充実しているそうで、それが理由です。

RLCとスイッチで広がる世界

今日はパワエレの補講。

パワエレってパワーエレクトロニクスのことね。正式な科目名は違うが専らそう呼んでる。

パワーとは電力、エレクトロニクスとは半導体素子を使ったということかな。


電力をスイッチングでいじるというのがポイントでこれにより高効率の電力変換ができると評判。

例えば9[V]の直流電源から5[V]の直流電源を得たいとき、4[V]をトランジスタで電圧降下させるのはもったいない。

まぁ普通はレギュレータIC使うだろうけど、熱々になってしまう。それだけロスがあるということ。

一方、これをスイッチングで行うと、エネルギを熱として捨てることは少なくなる。

ONときだけエネルギを送って、OFFのときはエネルギを送らないから。

ただ、そのためには半導体スイッチと、それを制御する回路、そしてR(抵抗)・L(コイル)・C(コンデンサ)が重要であると。

だから、このパワエレの科目は、スイッチ+RLCという回路の考え方を学ぶ科目だったわけですね。


その中で出てきた回路としてインバータ回路というのがある。

インバータとは逆変換装置の意味。

じゃあ逆じゃなくて順変換ってなにさって、AC→DCですよ。これ整流回路ね。

整流回路の逆ということでインバータなわけ。

これは最近だと電車で使われてることは有名かなと。

DCから三相交流を作って、かご形三相誘導電動機を回すということをやっている。


ただ、ここで注目したいのはそんな大きなものではない。

最近では普及してきたIHクッキングヒータの中のインバータ。

これは電車ほど電力が大きくないので複雑な回路にしたくないらしい。

そこでうんと簡単な回路にしたやつが使われているらしい。

それがSEPPインバータ。


回路図を見て欲しい。

SEPPインバータ

スイッチが2つあって、これを交互にON・OFFしてRLC負荷に電力を供給するというもの。

ここでポイントなのはRLC直列で、RLCを直列に繋ぐと振動などする。

そしてLとCはそれぞれエネルギを蓄えられると言うことが重要である。

上のスイッチをONにしたときにRLCに電力が供給されて、上のスイッチをOFF、下をONにすると供給された電力で電流が流れると。

しかもそれは振動により交流になる。


ここでエネルギの供給具合をスイッチのON・OFFの調子を変えることができるというのが重要らしく、

スイッチング周波数をRLC負荷の共振周波数に合わせてやるとたくさん電力が供給できるだとか、

上のスイッチのON・OFFの比(デューティ比)が0.5に近いほどたくさん電力が供給できるということがある。

最近では周波数は一定でON・OFFの比だけ変える、PWM(パルス幅変調)が流行らしい。

というわけでシミュレーション。

SEPPインバータの出力波形

赤はデューティ比0.5、青は0.3、緑は0.2と確かに電力の供給具合が変わってるのが分かる。

これは賢い。


実際にはいろいろ工夫があるらしいですが、基本はこうらしい。

RLCの特性をうまく使ってやっているなぁというのがよくわかる。

ずっとやってきたRLCの特性って生きてるんだなと感じる瞬間ですね。

シャープペンシルという鉛筆

中学校の時からずっとシャープペンシルを使っている。まぁ驚くことではないが。

小学校の時はひたすら鉛筆だったのよね。削るのめんどくさかった覚えがある。

シャープペンシルは押せば出てくるから削る必要がなくて便利ですね。

まぁこんなのはあたりまえのことですが。


そのシャープペンシルは芯だけじゃなくて、ペン自体の部分も必要になる。

というわけで僕も持っていますね。

84円で買ったような気がする。安いが、これでも十分使い物になりますね。

長いこと使ってると先が劣化してきたりするので時々買い換えが必要ですね。


弟がシャープペンシルが壊れたと言っていた。

彼はかなり高級なのを使っていて、定価は1050円らしい。

高いですねー。製図用のらしい。

見た目からしても高級感溢れていて、安いのに比べると金属のしめる部分が多い。

しかも、こわれやすい先を保護できるようにグリップ部分がスライドするようになってる。

弟曰く、「重くないと書きにくい」そうだ。確かに軽すぎるのは書きやすさと言う面では都合が悪いですからね。


ふと、シャープペンシルを見てみると、僕のも弟のもuniと書いてあった。

すなわちは三菱鉛筆製だということ。

今まで振り返ってみても、三菱鉛筆の製品はよくつかってるよなと思う。

芯もほとんどuniですからね。

あと鉛筆といえばやっぱり9800ですね。あと後ろに消しゴム付いた9852も見ますよね。

地味な商品を出してきたなと思うが、やっぱりこれが定番じゃないのかな。

uniが有名ですけどね。ただuniは高級品ですから、一本単位でしか購入したことないな。

鉛筆とかシャープ芯というのは書きやすいとか書きにくいとかあるけど、やはり三菱鉛筆のはよろしいね。


やはり鉛筆とかシャープペンシルとか、黒鉛で書くことには強いのかも知れませんね。

筆箱の中をごそごそとあさってみると、ボールペンは見事に全部パイロットだった。

このパイロットという会社は万年筆発祥の会社らしく、なるほど納得。

何とはなしにものを買いそろえていった結果ですが、まさかここまで偏るとはね。

いやはや驚き。

高専の入学試験を見てみる

今日は入試採点などのためお休み。

毎度思うが、テスト前に休みが続くというのは不気味なもんだ。


その高専の入学試験ですが、全国の高専でほぼ一斉に実施されてるんですよ。

今年だと昨日の2月21日ですね。

全国に高専は57校(62校舎)ありますけど、そのうち53校で一斉に実施されてます。

53校というのは国立高専の数である51校よりも多いというのは重要なことです。


国立高専では全国共通の問題を使っています。

入学者選抜学力検査問題 (独立行政法人国立高等専門学校機構)

5科目用意してありますけど、実際に5科目全部使うかは学校次第。

そしてこの問題は大阪府立高専・神戸市立高専でも使われています。

国立以外でも使ってるところはあるんですよ。

高専の学生を選ぶのにちょうどいいからか、高専は1つしか受けられないようにするためか?

理由は定かではありませんが、この2つの学校では使われています。

あと1つの公立高専、都立産業技術高専は独自の問題で先週2月17日に実施したようです。


さて、その入学試験の問題ですが、中学生の時見てなかなか斬新だと思った。

数学と理科の問題は難しい問題もあるのですが、おもしろい問題もある。

今年の問題を見ると、数学にどんぶりのご飯と肉の合計カロリーが並べてあって、そこからご飯と肉のカロリーを求めるというのがある。

大して難しいわけじゃないけど、これを連立方程式にして解けるということは大切な事です。

一方で国語と社会は妙に選択問題が多いという不気味な問題。

高専ではこの辺はあまり重要ではないからか、このあたりはわりと簡単な仕上がり。

英語の問題はそんなに言うことはないように思うけど、科学に関する文章が出てくるあたり高専らしい。

入学試験の問題とはいえおもしろいなとか思わせてくれたという意味ではよかったもんです。


ただ、僕はこの問題を受けて入学したわけじゃないのよね。

推薦で入ったから、適性試験という小テストと面接だけで合格したんですよね。

そういうわけで実際の所どうだったんだといわれてもなかなか。


ところで、今回の入学試験にはいままでなかった追試験が設けられました。

少なくとも国立高専ではあります。

新型インフルエンザの疑いがあり、実際に新型インフルエンザかそれに類するものであった場合受験できるらしい。

新型インフルエンザの限定しているあたりは問題がありそうですが、それでも今まではなかったんだから大きな進歩。

来週の日曜日にその追試験があるらしいですが、受ける人いるんですかね?

ちなみにこの追試験を受けた人の合格発表は別に行われるらしい。

うちの学校は発表が3日後だからかなり早いんで止む得ないことですね。

新幹線ができれば変わることは多いだろうか

新幹線って便利ですよね!

近鉄で名古屋まで出ればそこから2時間で東京に着く。駅を降りたらすぐに電車がたくさん。

新大阪駅にたどり着いた6クラスの中学生を乗せて3時間で博多に着く

東京から八戸までたったの3時間で行ける。

そんな夢のような乗り物ですわ。

さすがに威力はすごくて、それよりも遅い在来線は言うまでもなく、それより早い飛行機にも影響が出るほど。

飛行機って乗ってる時間自体は短いのだけど、空港へのアクセスとか乗り降りの時間とか考えると問題もあるのよ。


さて、最近の延長を予定している新幹線には、

  • 東北新幹線 八戸~新青森 2010年12月
  • 北陸新幹線 長野~金沢 2014年(前倒しの可能性あり)
  • 北海道新幹線 新青森~函館 2015年

と、いうわけですが、やはりそれぞれ既存の交通になんしかの影響があると。

まぁ東北新幹線延長はローカル線の問題が主ですが、他はいろいろねぇ。


北陸新幹線はやっと北陸と名乗るにふさわしくなりますね。

今は長野までいかんから北陸新幹線だと言ってもおかしいとなる。

だから長野新幹線だというけど、正式名称は北陸新幹線なのよね。

やっと北陸と言える領域に到達するわけですが、こうなると北陸方面の特急も随分変わるだろうと。

北陸の特急と言えば大阪からのサンダーバードが一番有名だがそれだけじゃない。

越後湯沢駅からのはくたか、名古屋から米原経由のしらさぎと、あと今は影薄いけど雷鳥もあるな。

このうちはくたかは関東から北陸のアクセスに使われていたのだが、その需要はなくなるだろうともっぱらの評判。

ルート的には全然違うんだけど、不思議なもんで。

そういう意味では全く平行してないけど、新幹線開通の影響を強く受ける並行在来線だよなと感じる。


金沢までできるんだからサンダーバードも変わるだろう。これは重要よ。

今、サンダーバードは富山行きとか和倉温泉行きとかも相当設定されている。

和倉温泉行きはともかく、富山行きとかというのは新幹線と平行してしまう。

というわけで多分この辺は金沢行きになって、ここで新幹線に乗り換えとなるんだろうと。

それはめんどくさいって話もあるけど、やっぱり新幹線速いし、並行在来線のこともあるしね。

和倉温泉行きはどうなんでしょうね。

いかに七尾線が並行在来線ではないとはいえ、北陸本線がJRじゃなくなれば孤立するんだからね。

しかもその先に繋がるのはのと鉄道だし、JRのままだとかえって不便にも見える。

そう考えるとどうなのかというのはあるが、需要があるなら新幹線に平行してないから続ける理由はある。


ところで東北新幹線新青森延長に際して、八戸で接続する八戸線・野辺地で接続する大湊線はそのままJRらしい。

正気ではないと思うのだが、小さな基地でJRが運行するらしい。

まぁどっちも東北本線とは違ってディーゼルだからそんなに変わらんのかも知れんけど。

いかにJRの賃率が安いとはいえ、東北本線にまたがって使ってた人は2回も運賃払うことになるから不便じゃないのかなとは思う。

どうなんでしょうかね? そりゃここまで引き継ぐと青い森鉄道とかは大変なんだろうけど。

あと、その青い森鉄道だが車両基地と司令所を自前で用意するらしい。

今まではIGRがやってたらしいが。しかしそのままじゃだめだったんだろうか。ようわからん。


北海道新幹線はなんといっても青函トンネルを新幹線が走るということなので大変だ。

新幹線が通るようになると整備のため夜間は閉鎖するそうなので、貨物列車とか夜行列車とかは大変だ。

貨物列車はさておき、夜行列車にはトワイライトエクスプレス(臨時列車)・北斗星・カシオペア(臨時列車)・はまなすの4つある。

トワイライトエクスプレス札幌行き・北斗星札幌行き・カシオペア札幌行きは早朝3時~4時ごろに通過しそう。

はまなすは札幌行きは0時までだろうけど、青森行きは早朝に通過しそうだね。

とか夜間の整備時間にかからないようにしようとすると工夫が必要になるだろうかな。

しかもこいつら、大概は新幹線と客層がかぶらないというところが厄介。

その辺は貨物と一緒ですわ。


あとトワイライトエクスプレスと、同じ北陸経由で青森に向かう日本海は北陸新幹線の問題も関わってくる。

前はトワイライトエクスプレスは安いと言ったが、並行在来線分離後はどうなるかわからん。

なんてったてJRじゃなくなるんだから。

割引の適用とかの条件が変わってくる。それに並行在来線の会社の特急料金も取られる。

ただ、時間を有効に利用して移動できるって意味では悪くないのかも知れんが。

あと北海道新幹線は北海道側の木古内~函館ってのも並行在来線として分離の対象になるらしい。

ここも大丈夫なのかという話はある。


それにしても特急街道が貨物がたくさん走るローカル線になるってのは難しいもんです。

ローカル線なら質素な規格にすればよいのですが、貨物が通るからなかなかそれも難しい。

例えば、九州新幹線に平行した肥薩おれんじ鉄道なんかは、交流対応の電車作ると高いからディーゼルカーを使ってるという。

けど貨物が走るから電化設備はいると。とはかなり不気味な話。

この辺そのへんのローカル線は事情が違う。大変なことよ。

非常に貨物のためにかかるお金が高いから、JR貨物にはたくさん払って欲しいが、JR貨物も貧乏だから困る。

ただのローカル線ならまだ楽だったのかも知れんが、貨物が走るってのは大変なんだな。

なるほど、さすがにこんなもんをJR自身が維持してたら新幹線の建設も進まんわな。

並行在来線の分離という方法が編み出されたのもわからんことはない。

夢のような乗り物の舞台裏は大変なものらしい。

計算尺を取り出してみた

計算尺はご存じだろうか。

昔には計算に使われていた大変重要なアイテムである。

主に科学計算でつかわれていたようで、その点でそろばんと違う。

そろばんは足し算・引き算に特化していて整数を扱うのが基本だが、計算尺はかけ算・わり算に特化していて1~10の実数を扱う。


実は家にあるのよね。といっても元からあったわけじゃなくて祖父からもらったのだけど。

興味があったのであるかと聞くと、あるからやると言われたもので。

というわけで計算尺があります。


対数の目盛りがついてて、対数の目盛りが付いたすべる部分があって、それをスライドさせて計算する。

2×3の計算をするときには滑る部分の1の目盛りの所を2の目盛りにセットして、滑る部分の3の目盛りにあたるところの目盛りを読む。

すれば6と求まるわけだ。

これは指数の仕組みをうまくつかっていて、 log2+log3=log6となっているのを確かめているだけ。

わり算はどうするのか? 2÷3の場合は、滑る部分の3の目盛りを2の目盛りにセットして、滑る部分の1の目盛りに当たるところの目盛りを読めばいい。

これはlog2-log3=log1.5の計算をしているに過ぎない。

これが基本ですわな。


1~10の範囲の値しか取り扱えないとかどうなんだというのはあるが、それで十分。

科学では数値を指数表記することが多いじゃないですか。

1200×56000 というのを 1.2×103×5.6×104 と考えれば 1.2×5.6×103+4を考えればいいと分かるわけですわ。

1.2×5.6=6.72と計算尺から読めて(とはいうけど一番下の位はきっちり読めないかも)、3+4ぐらいふつうにできるはずなので求まると。

というわけで計算尺やってたら指数表記を好んで使うんだろうなというのは類推できる。

実際そうでしょうね。


じゃあ3×5の計算をしましょう、といわれても5の目盛りのところがはみ出てしまう。

答えが10を越えるとこうなるわけだ。

そういうときは1の目盛りに合わせるのではなく10の目盛りに合わせるといい。

こうすればlog3+log5-log10の計算になる、すなわち3×5の10分の1に相当する値が得られるわけだ。

3×5=1.5×101となるわけだ。

これと同じ話でわり算で1以下になるときは1の目盛りの所を読むのでなく10の目盛りの所を読めばよい。

そうすれば答えの10倍の値が得られる。

なんにせよ指数表記使わんことにはやってられん。


それ以外にも2倍細かい目盛りとか3倍細かい目盛りとかもある。これは2乗・平方根・3乗・立方根の計算に使う。

2倍細かいのの9の目盛りに相当するのは3だから√9=3だねとわかる。

これも3600の平方根はとなれば3.6×103=36×102と解釈して答えは√36×101、すなわち6×101であると考えないといけない。

それとか滑る部分を裏返すと対数・三角関数の計算ができるようになってる。

対数は常用対数のみですね。ただ、計算尺の裏に常用対数を2.3026倍すればよいみたいなことが書いてある。

三角関数はあまりよくわからないが、sinの逆数が振られた目盛りがあるように見える。


こんなアナログな計算機があるんだよというお話でした。

数字で出てくるわけじゃないですからね。どこか読み取るのは自分の目だ。

1/10まで読み取るのはちょっと大変。まぁ計器類全部そうですが。

はやいこと動かんことには就職先が締め切っちゃう

今日で授業は終わり。あと補講が1つあるだけですわ。

そんな中、進路関係の予定が配られた。

主に就職関係の予定ですね。4月ごろには応募するわけですからね。


テストが終わったら進路ガイダンスがあるようだ。主に就職関係の説明があるらしい。

その後3月中に数度OBによる会社説明会がある。

どうも就職する気がないのなら行く必要は無いようだ。というか来るなというようなことを言われた気がする。

春休み明け初めての日に配属される研究室が決まる。

そして研究室の指導教員との保護者懇談で進路についての確認を行いという風になっているようだ。

5年生にもクラスというのがあり担任というのはあるけれど、やはり指導教員は担任以上に重要だろう。

だから推薦状を書くのも指導教員ですよ。


さて、しかし実はこのスケジュールだけだと問題がある。

というのも会社によっては3月中とか4月中旬までに応募しなければならないところもあるらしい。

早いところだと3月1日とか書いてある。この日は進級を賭けたテストを受けているときではないですか。

まぁそれは極端な例だが、研究室配属までに準備をしておかなければならないこともある。

そういうときは就職担当の教員に相談することとある。

そして場合によってはその教員が推薦状を出すこともあるようである。

それもそれで変な話だが仕方ない。


4月にならないと研究室が決まらないというのはかなり遅いようで、うちの学科は特に遅いらしい。

学科によるがもう既に決まってるところとか3月に決まるところとかいろいろみたい。

その中でも4月の授業初日というのは特に遅いということらしい。

その問題というのは4月までに指導を受ける教員がいないということなのだが、このあたりは配属までの窓口を定めることにより回避したようだ。


しかし、進級もまともに決まってない時期に卒業後のこととは気が早いなぁというのは正直な感想。

とはいえテストが終わったら就職希望の人は資料集めに精を出さんとならんことは間違いないだろうね。

そのことについてあらかじめ説明しておいたということだろう。

もう求人票などチェックしている人はいるようだが。それはいいことですね。

クラスの半分ほどは就職希望のようなのでよく調べて悔いのないように選べることを祈っておこう。


一方、僕の春休みですが、まじめに英語を勉強しよう。

なんせ普段は実験やらなんやらでまとまった時間も取れないのでやりにくい。

あと国際交流のこともありますね。その準備でいろいろやらないかんけどね。

今考えている進学先は推薦選抜があって、それだとテストは受けなくて済む可能性が高いのですが、どうなるか分からないというのもあるし、いまこそ真面目にやる時期だと思うので。

新学期にはTOEIC IPテストもあるのでそのためにもね。