複雑な八戸への行き方をしてきて

無事に八戸から予定通り自宅に帰宅することができました。

シリウス号は30分ほど早着し、東京駅日本橋口に到着。また朝に東京駅日本橋口に降り立ってしまった。

マクドナルドで朝食と休憩をして、日本橋へ向かって散歩して東京市道路元標とか見てきた。

お弁当を用意して東名スーパーライナーに乗り名古屋へ。

名古屋駅では19分遅延してやばいと思ったが、むちゃくちゃ急いで2分で近鉄に乗り換えて予定通りの電車で帰ったというのが今日の1日。

あー、疲れた。まぁこれでもわりと楽した方ですけどね。

帰宅したら感想記事とか挙げるべきなんだろうが、時間がかかるのでそれは明日にでも。

今回は今回乗った交通機関についていろいろ。


まず、OCATから東京駅まで行く青春エコドリーム号ですね。

このバス、5日前までに買うと4000円以下とたいへん安いんですけど悪くない。

というのもこのバスにはトイレがある。安いバスだとないことあるけど、これにはある。すばらしいですね。

あとOCAT発の設定があるし、出発は23時台と遅くて、大阪だけじゃなくていろんなところから使える。

というわけで乗るためにOCATへ向かったわけですが、この時間の近鉄の大阪方面は人はやたらと少ない。

その少ない中にはバックパッカーらしきも見える。僕と同じように大阪発で旅行をするのかもしれない。

近鉄からだと西口(尼崎側)から出るとOCATまではすぐに着く。

さて、OCATは大変素晴らしいバスターミナルで、バスのいるところと待つところの間にガラスがあるのであったかいし排ガスもこない。

OCATから乗った人は少なかったが、大阪駅でガサッと乗ってきた。2号車以降もありそうな放送が聞こえていた。

4列シートで、しかも幅が狭くて、それで満員だというのだからとても窮屈。

さらには二階建てなので屋根が低い。圧迫感があるのはさしたる問題ではないが、荷物を棚に入れられなくて困った。

幸い最後列の席だったのでうまく置けたがそうでもなければリュックサック1つも持ち込めるかあやしい。

まぁ青春エコドリーム号はレッグレストないから椅子の下に突っ込めばいけますが。

交通事情がよかったからか、朝の渋滞を避けるためといい30分ほど早着しました。

ただ、このバスは遅延が起きやすいダイヤ構成だとも聞くのでちょっと用心した方がいいかも。まぁ夜行バスとはいえバスですから。

しかしなんでこのバスはわざわざ深夜1時ごろに土山SAで開放休憩するんだろ。寝たいのに寝にくい。

あと毛布は常備されてないので、必要なら持参しないといかんかったようだ。今度はなんしか用意しておこう。


次に乗ったのは東北新幹線ですわ。

それも東北新幹線の最高級の列車、はやて号ですね。

今回乗ったはやて7号はこまち7号と盛岡まで連結して運転します。まぁこれは線路の有効利用でしょうね。

停車駅は極端に少なく、東京・上野・大宮・仙台・盛岡・八戸ととても少ない。列車によってちがうんだけどね。

所要時間も短く3時間ぐらい。速いですねぇ。

盛岡~八戸へご用の方はどうぞご利用下さい。

まぁそれだけなんですけどね。新幹線なんていまや当たり前の乗り物ですから。

八戸でいろいろお話ししていたのですが、リッチなことにもグリーン車が人気があるとか何とか。

差額3490円はいくらなんでも高すぎないかなぁ……1000円ぐらいまでならわからんこともないのだが。


八戸からの帰りに乗ったシリウス号は八戸に用事がなければ乗ることはないだろう。

国際興業バスの運行でしたが、まぁ驚くほど普通の高速バスだった。

3列だったのですが、座席幅も広いし非常に快適でした。

以前東京行くのに地元から乗ったバスも同じようなやつでした。大変快適でしたね。

ただ、さすがに運賃はそれなりにして八戸市内~東京で9500円します。無割引のJR運賃(特急料金は含まない)と同じぐらいする。

まぁしかし、JRバスが格安のバスとか割引とかに凝りすぎなだけで普通のバス会社はこうだよね。

ここでシリウス号を選んだのは運賃の問題よりもむしろ時間の問題で、夜行バスで距離を稼ぎたかったわけですわ。


東京・名古屋間は普通電車(特急・急行以外の意味)では6時間半程度かかります。

乗り換えも多いし、座れないことも多い。そこでこの回避法として東名ハイウエイバスが重宝されているらしい。

東名ハイウエイバスの超特急には東名スーパーライナーなんてかっこいい名前がついている。

2時間から1時間間隔で走っていて、時刻表では5時間40分で東京駅・名古屋駅の間を結んでいる。

時刻表ではってところが問題で遅延はほぼ間違えない。

というのもこのバスは乗降にやたら時間を食うんですよ。乗車時に運賃を精算するとか、荷物を預けたり取り出したりして時間がかかる。

実際僕の乗ってたバスは19分も遅延した。10分程度で収まると思ったら名古屋市内で時間を渋滞や乗降で遅延が増した。

あともちろん渋滞での遅延もありえますね。

とはいうものの、座れるし、遅延があるとはいえけっこう速いバスだしいいですね。

運賃も安く1日前までに購入すると4080円以下で済む。

これはJR運賃の2/3で済むということを表している。とってもお得ですね。

途中2箇所ほどで休憩がありますが、あんまり時間は長くないのであまり休憩できない。

これは乗客の休憩というよりは運転士の休憩だから。連続で運転する時間の制限とかによるものですわ。

お昼を越えて走るバスの場合は休憩の時にお弁当など仕入れるか、乗る前に仕入れるかするといいだろう。

僕は乗車前に八重洲のほっかほっか亭で買ってから乗った。9時にならんと開かんけどね。


ただ、バスはかなり窮屈。

今回はJR東海バスの夜行便用の車両で3列シートだったのですが、それにしてもちょっと狭い。

二階建ては幅も狭くなりがちらしい。

二階建てだから荷物は棚にはいらないし。大きな荷物は最後尾とかA列とB列の間にでも置くしかないですわ。

あと弁当を食べようにも机が小さい。

B列の机は椅子の中に取り込まれているタイプの机である程度はあるので使いやすかったかな。

まぁそれでも狭いことには違いないですが。まぁしゃあないですね。

そんな都合の悪い二階建て車両の良かったことを1つ挙げよと言われれば富士山がきれいに見えたことかな。

ここまできれいに見えたのは久しぶりかな。


ちなみに今回の交通費ですが、総額3万2千円ほどで済
んでます。

しかも宿代いらないので、食事代とか雑費とかいれても3万8千円ほどか。

以前の東京でのときは1万5千円ほどだったが、距離が2倍になれば2倍ぐらいするのは止むえんことか。

あんなに遠いところに行ってきたのにこの程度で済んでるってのがなかなかすごいですね。

まぁ今回は八戸にいろいろな交通を利用して行くというのも1つの目標でしたからそれが達成できたのはよかったかなと。

八戸で見た高専カンファレンス

さて、今日の一日を忘れないうちに記録しておこうか。
青春エコドリーム号は大変窮屈だった。一人前にリクライニングするのが唯一の救いか。
OCATではさほどではなかったが大阪駅でガサっと乗ってきて満員だった。
23時台に出るバスなのに安眠妨害だらけだったきがする。
1時ごろの土山SAでの休憩を終えるとやっと寝れる環境が整い、眠りに落ちた。
朝6時半ごろ明かりがつき、何かと思えば渋滞を避けるため早着するというアナウンス。
そして東京駅には30分早着した、そして八戸へ旅立つ準備をして、東京駅のホームへ向かった。
関東からは6人で固まって動くことになっていました。ところが1人が現れない。電話をかけるも反応なし。
どうにもならんので予定していた東北新幹線はやて号に乗車。
速い速い。3時間で遠い遠い八戸にたどりついた。さすがに寒い。ただ、自宅付近の朝の気温ほどの寒さなのでなんとでもなった。
八戸名物は何と聞けば、いかとさばらしい。八戸で水揚げされる名物とのこと。
というわけでいかめしを弁当に購入し、八戸高専へ向かうことに。他の人の乗るタクシーに便乗させてもらった。
さて、会場で弁当を食べて、そのあと設営をお手伝い。自分たちの大会だから自分たちでやろうという気持ちもあるのだろう。
そして高専カンファレンス in 八戸がはじまった。
参加者25人というこじんまりとした大会ですが、アットホームな雰囲気がなかなかよかったと思う。
その後、懇親会・打ち上げと交流がありましたが、工学に関わるもの同士だからか、高専に関わるもの同士だからか大変話が弾みました。
余談ですが、ここで懇親会会場まで技術職員の人が車で移動するというので便乗させてもらいました。楽させてもらってばかりです。
その人は運転するから、僕は未成年だから、打ち上げでこの2人だけまったくお酒を飲まないという少々不気味な絵でした。
まぁこういうところはしっかりわきまえませんとな。お茶とかコーラとか飲んでました。
さて、その後バス乗り場に移動して、東京行きの高速バス、シリウス号に乗車するのですが、八戸市の中心街って複雑なんですよ。
まぁ案内してくれなきゃ迷ってたかもね。
八戸高専で協力してくれた先生がバス停まで見送りしてくれましたからか、無事乗れました。
八戸の人、八戸の景色、八戸の食というものを垣間見れた半日ほどの八戸滞在だったと思います。
いやはや、よかったよかった。
なお、大会の詳しいところは明日か明後日に記事を上げますのでご期待ください。

これから八戸行くよー [kosenconf-012hachinohe]

今日は、高専カンファレンス in 八戸への参加のために八戸に向けて出発する日です。

昨日荷物の準備はだいたい済ませて、もうほとんど準備が出来ている状態です。


さて、僕の八戸旅行の行程の概略を示すとこんな感じです。

  • 29日夜に近鉄でOCATへ
  • OCATから青春エコドリーム号に乗り、翌朝東京駅に到着
  • 東京駅から東北新幹線はやて号に乗車(関東発の人と合流)、昼頃八戸駅に到着
  • バスで会場の八戸高専に
  • 終了後、八戸市中心街で打ち上げに参加
  • 夜に中心街からシリウス号に乗車、翌朝東京駅に到着
  • 東名スーパーライナーに乗車して名古屋駅に移動
  • 近鉄で帰宅

という0泊3日の旅行です。30日・31日どちらも東京駅で朝を迎えるという不気味な展開ですね。


なかなか不気味なルートになりましたがこれにがいろいろ意図が。

まず東京駅まで夜行バスなのは、あまりに遠すぎて当日中に辿り着くのはあまりに厳しいからです。

青春エコドリーム号を選んだのは出発時間が遅くて安いからです。

不可能じゃないんですよ。けど厳しいもんだからバスと新幹線を併用することとしたわけです。

ただ、東京駅での乗り換え時間は1時間しかないので何かと厳しい。厳しいものも可能であると読んでいる。

そこからは優雅に新幹線です。

僕が乗る計画を立てた列車に同調してくれたので、6人で固まって乗るようです。


帰りですが、また夜行バスです。

これも事情は似ていて、八戸で一泊しても八戸への滞在時間が長く取れるというわけでもないからです。

がんばれば昼頃までは滞在できるのだが、新幹線を駆使しても深夜に帰宅することになってしまう。

というわけで思い切って当日中に去ることとしたのです。

すると早く帰れるのでうれしいですね。

東京駅からは新幹線でも在来線でもなく、JRバスを選びました。

新幹線乗るほど急いでないが、在来線はきついので、在来線より快適と評判の高速バスを選んだわけです。

乗り換え無しってのがすばらしいですね。あと座席も3列シートなので幅も確保できてるだろう。

名古屋からは例によって近鉄ですわ。


というわけで、出発まであと約1時間。

楽しい旅行になりますように。

工学じゃなくて学術の専門家なのだろうか

うちの学校の資料を見ていたのだが、そこに教員の学位が書いてあった。

とはいえ書いてあるのは大概は博士の学位だけだけどね。

一般教科の人だとなかなか楽しくて、博士(工学)の学位を持ってる化学の教員がいたりすることがわかる。

あと数学だと普通は博士(理学)になると思うけど、博士(数学)なんて学位の人もいる。

最近は括弧内に入れる専攻分野は自由に決められるのでそこに数学と入れたのでしょう。なかなかスマートですね。

まぁいろいろですわ。


とはいえ、専門科目の人だと、それは工学の専門家であるから、博士の学位があればそれは博士(工学)となるのが普通。

そんな中にちょっと気になる人がいた。

博士(工学)でもなく、博士(理学)でもなく、なにかよくわからない学位だった。

多分その学位の名前を書いてしまうと大学がいくつかに絞れてしまいそうだから書かないけど。

というわけでちょっとその学位のなぞに迫ってみた。


大学の数が絞れそうだとはいえ、具体的にどこの学校かわかるに越したことはない。

博士論文は国立国会図書館関西館に大概あるらしい。なので蔵書検索で類推できるかなと思った。

というわけで検索してみる。

NDL-OPAC 書誌 拡張検索

ここの博士論文にチェックを入れて著者にその人の名前を打ち込む。すると出てくる。

検索すると2つヒットしたが、全く分野がちがう人だったのですぐに1人に絞れた。

すると大学の名前が見えてきた。とある国立大学の名前が見えた。

そして検索すると、その学位の名前についていた名前と全く同じ研究科があった。ここの出身に間違いない!

その研究科のWebサイトを見るに、なんでもありの研究科だなと思った。

論文のタイトルや研究テーマから類推するにここの物理コースに在籍していたのかも知れない。


そういうなんでもありの大学といいますと、放送大学がまず出てくるかなと。

放送大学は教養学部と大学院文化科学研究科のみからなる大学です。

1つの学部・研究科で様々な分野を取り扱ってると。まさにそうですね。

そんな放送大学の学部の卒業により得られる学位は学士(教養)、大学院修士課程の修了により得られる学位は修士(学術)というもの。

同様の学部・研究科は他の大学にもあったりするらしいです。

それに似ている気がしたので、博士(学術)の学位に似ているのかも知れません。


工学の専門家ではない、ということは授業からも伝わってくる分はあります。

電気電子工学においては虚数単位はなんでもかんでもjで書くという流儀があります。

しかし、その人の授業ではiを使っていることが多い気がした。これはかなり異様な光景である。

数学的な視点からフーリエ変換を学び使っていったことによるのかもしれない。

あと、学校ではdB表示を使うことはなくて、卒業後会社で初めて使ったなどということも言っていた。

増幅回路であったりフィルタ回路であったりを議論するにはdB表示は欠かせないものだという認識であるから異様である。

しかし、それは工学の見方で、工学でなければ事情は違うのかも知れない。


その学科・研究科の目的としては、幅広い学問分野の連携から理解を深めるということが挙げられている。

なるほど、それも1つの案だなと思った。たっぷり学問をできますから。

高専は工学に集中した学校なわけで、まさにこういう学部・研究科の対極にあるように感じた。

あまり学問はできない一方、実際のものについての理解は大変深いという利点は大きい。

学校によってほんまにいろいろですね。

Subversionでチェックイン・チェックアウトして快適に!

先輩曰く、「卒論締め切り直前にはHDDクラッシュ・USBメモリ死亡に備えなければ死ぬ」という。

なるほど、これは納得。データをいろんな場所で保管するってのは意義深いことですよね。

そういう方法を模索せねばと思ったのだが、そういえばSubversionってあったよなと思って調べてみた。

予備知識無しに飛び込んだのがまずかった。というわけでこの記事はSubversionについての知識を付ける記事にしたい。


そもそもSubversionというのはyum曰く、「Modern Version Control System designed to replace CVS」らしい。

CVSを置き換えるべく設計された近代的なバージョン管理システムだよと書いてある。

バージョン管理システムってのはソースコードなどを管理するシステムで、変更の内容などが記録されている。

変更の内容が記録されてるって事は古いソースコードを取り出すこともできるってことだ。

Windowsの場合、TortoiseSVNっていう有名なソフトウエアがあって、これはエクスプローラと統合して操作出来ると。

きわめて簡単な操作でチェックイン(取り出し)・チェックアウト(書き込み)ができる。


この記事を参考にやってみた。
CentOS にsubversionサーバ設定メモ (ICHIBA BLOG)

まず、Subversionがないことには始まらん。というわけでyumでインストール。

けどCentOSには最初から入ってるからそのまま始められる。

さて、デーモンを起動するか、と思うが別にその必要は無い。svnってやつはそういうやつらしいです。

とりあえずディレクトリ関係の一連の設定をせねばならん。

# mkdir /var/svn
# svnadmin create /var/svn/reps
# chown -R apache:apache /var/svn/reps/
# groupadd svn
# chown -R :svn /var/svn/
# chmod -R g+wr /var/svn/
# usermod -G svn (user)

これはなにをしているかというと、まずディレクトリを作り、リポジトリを作成する。

リポジトリっていうのはプログラムを書きためるところですね。

それの所有権をapache:apacheにしているが、これはWebDAVとの連携を意図したものですね。まぁやらんでもいい気はしたけど。

それで/var/svnの所有グループをsvnグループにする。これはsvnグループのユーザーが操作出来るようにするため。

というわけで触るユーザーをsvnグループに所属させて、とりあえず一連の設定は完了。


次に設定ファイルを編集、とはいえ大して変えることはないけど。

[general]
anon-access = none
auth-access = write

匿名ユーザーは拒否、認証されたユーザーは読み書きを許可するという内容。

パスワードについての設定もあるが、変更する必要は無い方法を取ろうと思った。

というのもここで設定できるパスワードって平文で保存されるんですよ。

それを回避するためにsshを介してアクセスするという方法を取ることとしました。

まぁ試してみればいいさ。

$ svn ls svn+ssh://hidemaro@hdmr.org/var/svn/reps

svn+ssh://とすればsshを介してアクセスすることとなる。これでsvnにアクセスしてlsできる。

まぁ今の時点ではなんにもないけどね。


さて、これをWindowsのTortoiseSVNから操作しようというわけですが、まぁやってみましょう。

TortoiseSVN

さて、ここからDownloadします。下の方にLanguage Packもあるので必要に応じてダウンロードして下さい。

それでインストール。これでできたわけですが、さてどうやって使うか、ちょっと悩む。


まぁとりあえずアクセスしてみましょう。

適当なフォルダを選んで右クリックして、TortoiseSVNのリポジトリブラウザを起動する。

URLのところに svn+ssh://hidemaro@hdmr.org/var/svn/reps のように入力してみる。

すると hidemaro@hdmr.org ‘s password など聞いてくる。それで答えるのだが何度も何度も聞いてくる。

これは認証が失敗しているわけではなくて、なんか接続する度に毎度聞いてくるからのようだ。

というわけでパスワードをいちいち入力することはめんどくさい、というより使えたもんじゃない。

そこで公開鍵認証である。


公開鍵認証について記事を書いたことがあったかと思ったら意外なことになかった。

このTortoiseSVNは例によってPuTTYの仕組みを使っているのでPuTTYをインストールしておく。
PuTTY ごった煮版

まず鍵の用意。これはputtygenで行う。

鍵ペア生成としてランダムにマウスを動かし、適当にコメント・パスフレーズを設定し秘密鍵を保存する。

そして公開鍵のテキストをコピーする。そしてこれをホームディレクトリの .ssh/authorized_keys に貼り付ける。

ここでauthorized_keysのパーミッションは600でなければならないので注意。

こうすれば事前に秘密鍵をpagentで読み込んでおけば、PuTTY関係のソフトウエアではパスワードを入力することなくその登録したユーザーにはログインできる。

それはPuTTYだけではなく、それを応用したFilezillaとかTortoiseSVNでも言えること。

というわけで、これでいちいちパスワードを聞かれなくなって便利になったと。

こういう状態にした上で話を進めていく。


まず、プロジェクトフォルダを作成する。ここではhelloとしようか。

そこにtrunk・branches・tagsの3つのフォルダを作成する。

絶対に作らないといけないわけではないが、この3つのフォルダを用意するのはかなり有意義である。

使い方はいろいろあるけど、例えば、trunkには主流のソースコードを保管し、branches・tagsには分岐したソースコードを保管するという使い方をするわけです。

例えばプログラムに大改造を加える必要が出てきたとする。

それで主流のソースコードから分岐するとき、branches/hoge にコピーをする。

そしてその branches/hoge に切り替えて開発をカリカリ行う。そこで開発してても主流のtrunkのソースコードに影響は出ない。

使い方はいろいろだけど3つフォルダがある意義は大きいそうで。

次にリポジトリにディレクトリを用意する。リポジトリブラウザを起動してリポジトリにhelloというフォルダを作成する。

そして、ローカルのhelloフォルダを右クリックしてチェックアウトする。

リポジトリのURLは svn+ssh://hidemaro@hdmr.org/var/svn/reps/hello など、その作ったディレクトリにする。

これで準備完了。


trunkにhello.plとか作ってみる。それで適当に書いてみる。

それでtrunkでSVNコミットを選ぶ。すると変更されたファイルだとか何とか表示される。

管理下に入れるファイルにチェックを入れて、必要に応じコメントも入れてOKとする。するとチェックアウトされる。

日頃の変更に関わる動作はこれだけです。こりゃ便利。

こんな簡単な動作だけど、変更点などは全部記録してくれるわけです。

それとほかのところでの変更点を取り込むのはSVN更新でいける。するとチェックインされる。これも簡単やね。


ほんまに記録してるんかいというのは確かに疑問に思うところだが、いろいろ見れます。

ログを表示をしてみる、するとファイルの変更だとか一覧になって見える。

変更のところでダブルクリックしてみると、差分が見える。

そのときのファイルはと思ったら、右クリックでリビジョンを保存すれば保存できる。

あと、ちょっとファイルをいじって、間違って変更してしまったぜと思ったら元に戻すとしてみる。すると変更したファイルを戻せる。

などなど。


これでソースコードや他のデータも変更を記録したり出来ますね。

あとIDE統合なんてのもあるから、また今度試してみようと思う。

こりゃ便利だわ。あまりに便利なのでSubversionを近所に普及させていこうとおもう。

野へ海へ走るコンテナ

昨日、八戸旅行のために千円札10枚用意することとした。

大きな事が待ってる前には10枚の千円札を用意する癖があるようです。まぁ小回り利くしね。

それで10千円と打とうと思ったのだが、よく考えたらこのATMは両替ボタンを押して両替するんだったなと思い、
1万と打って両替ボタン押せばええわと思ったら、ぼけてたのか10万円で両替ボタンを押してしまった。

そのせいで千円札10枚と一万円札9枚が出てきた。後で気付いたのだが10万円もあるとか怖いなぁと思った。

その9万円はお金は今日ATMで預け入れて、それで安心できたとさ。


ふと日通のOHP見てたら、ちょっと気になることが書いてあった。

日本と中国・韓国を結ぶコンテナ輸送

日本の鉄道コンテナというのは12ftとか31ftとかそういうのが多いですね。

12ftはよく見るぶとう色のコンテナですわ。5t積みですね。

ただ海運では事情が違って、20ftとか40ftとかのコンテナだしさらに鉄道コンテナよりも背が高い。

アメリカの貨物列車がそういう海上コンテナを乗せている絵を見たことはなんかある気はするが、日本ではなかなか厳しい。

一部の貨物駅間ではできるらしいですけど、それを梅小路貨物駅まで持ってこいとか言っても無理だとか言われるわけだ。

というわけで12ftコンテナを国外に運ぶということを取り上げたページであることは容易に類推できる。

しかしその12ftコンテナの海運部分の運び方を見て、僕はとても驚いた。


この記事にはこういう記述がある。

特にRORO船はコンテナを積んだトレーラが船のランプウェイを自走し貨物を積んだまま乗り降りができるため、荷役時間が大幅に短縮され、荷傷みも少ないことも特徴です。

どうもRORO船ってのを使って輸送するサービスらしい。

普通、コンテナを船で運ぶと言えばコンテナをクレーンで船に積んで、着地でクレーンで取り出すというのが考えられる。

ただ、それはとてつもなく時間がかかるらしく、沖縄だとか上海だとか釜山だとか近距離の航路だとどうにも不便だと。

そこでRORO船だということらしい。RORO船はトレーラーの荷台部分だけを運ぶ方法らしい。

トレーラーってのはトレーラーヘッドと荷台を分離出来る。

運んで、荷台だけ残して、トレーラーヘッドを戻して別の荷台を運び……ということができる。

こうやって荷台ばっかり運ぶわけですわ。

この方法の場合、トレーラーが走って出し入れするので荷役がとても速いらしい。

ただしコンテナを積むよりは積める量は少ない。速度優先のサービスって事だ。


このサービスを使うと、東京・釜山間が3日で運べるようである。

全部を船にすると6日かかるところのようである。

博多港のあたりまでは高速コンテナ列車という割と速い輸送方法で運び、そこからはRORO船という速い方法で運ぶ。

飛行機より安くて同じ程度に速いというのがウリらしい。


けど、このあたりの組み合わせ方は絶妙ですよね。

そりゃ博多港まで運べば船の所要時間は減るわけですが、そこまでどうやって運ぶかというのは簡単な問題ではない。

だって距離長いですから。トラックは大変だし、船で運びたくなる距離だけど、船は遅い。

主要なターミナルにコンテナを運び、それを一気に鉄道輸送するというのはなかなかの方法のようです。

九州・北海道方面への宅急便の輸送には、あまりに距離が長すぎて大変だから鉄道コンテナを使ってるんだとか。

それもこれも、荷物の乗り換えってのができるコンテナだからこそだよなぁと思った。

だってこれが貨車だったら荷物の載せ替え大変ですから。コンテナだからトラックへ船へ自由に乗せられるんですよ。

通学中のトイレの便を考える

レポートを完成させねばと帰宅して思い立って作ってたらいつのまにか12時前。えらいこっちゃ。

とはいえ今週のうちにレポートを出してしまわないと、週末出かけているので危ない。

とりあえず明日にでも出してこようかな。


今日、電車に乗ってたらどうにも腹の調子が悪い気がした。

というわけで乗換の駅でトイレに行くことに。

ただ、あまりに調子が悪くて15分ほどトイレにこもることになってしまったわけです。

というわけで普段乗っている電車の2本次の電車で学校へ向かったわけです。

まぁ遅刻せずに到着できる電車だったのでもちろん問題なく着きましたが。


入学当初、電車で長距離通学してると、どうにもトイレに行きたいことがあった。

乗換の時に行こうにも時間が短いし、やたら混んでるのでそのまま乗り換えてしまうことも多かったわけです。

それで着駅でトイレに行くということを目指していて、それが成功したこともあるのですがあかんかったこともあると。

だから途中の駅でトイレのためだけに降りたこともある。まぁ無駄な話よね。


それは結局の所つらい話なので、遅刻しない限りは無理せず早い内にトイレに行くことにした。

しかし乗換の時にトイレに行きたいわけだが、混んでるのでなかなかそれは難しいと。

ただ、乗換のホームのトイレは混んでるが、向かい側のホームのトイレは空いているということを発見したので、

というわけでこれを利用することでなんとか乗換の時間中に収めることもできるようになった。

ただ、今日みたいに乗れないなんてことは時々ある。

けど余裕がある限りは焦らないようにしている。


あと、着駅でトイレに行くことはやたら多いですね。

別に我慢していたわけでもなくても行くこと多いですね。

時間的にちょうどいいからかもね。


このあたりは2年も通学してればわかってくることですよ。

ただ、こういうのはゆとりがないとできないことです。

通学のゆとりが実に大切な事だというのが身にしみますな。

お年玉の抽選結果を見てチェックする

Windows Server 2008R2いいですね。やはり動きがよい。

Windows Serverであることによる不便は特には感じていない。1つだけあったが些細な問題よ。

ただブートローダーの設定がうまくいかん。なぜかXPのNTLDRを呼び出せん。なんでだろ。

解決できるまでは起動ディスクは作ったので必要な時はフロッピー突っ込んで立ち上げますわ。

ただ、そんなに必要な時が来るとも思いませんが。


今日はお年玉の抽選でしたね。

というわけで結果を正月休みに作ったJavaScriptに入力した。(参考記事 : お年玉をWebで確かめられるようにした)

平成22年用年賀状お年玉くじ抽選所

これで使えるようになりました。

というわけでこれでチェックすることに。


自分に届いたのは20通もないのですぐに終わった。

書き損じ・余り、他の家族に届いた分もまとめてチェックすることに。

しかしとんでもない量である。

そこでまず1枚ずつ取り出して打ち込んで、それをいくらか積み上げて、ここから1枚ずつ取り出して番号間違ってないか確認して積み直してとやった。

そういう風に二回チェックできて、しかも元の並び順を維持できるというすばらしい仕掛けです。

そのために累積したやつを消せるように消去ボタンを追加したわけですけどね。


その結果当たりは4等が2枚でした。少ないなぁ。

明日、実験終わった後に郵便局に持って行って、引き替えてもらうことにしよう。

あと、書き損じなどが10枚あったので、これも持って行くことにした。

手数料は50円なので、50円切手を1枚ちぎって持って行けばキャッシュレスで済みますね。

いつもは全部50円切手にしてるけど、10円切手も組み合わせて郵便局に行く手間を減らせるようにしたいもの。

しかし、累積してた切手類もだいぶ減ってきたな。来年から年賀状の戦略が変わるかも。


こうやってWebアプリケーションにした意義というのは少しはあって、Twitter経由で伝わって何人かには使ってもらえたよう。

ただの使い捨てプログラムでは得られない広がりが得られたんじゃないかなと自負している。

来年もこのまま再利用できそうな感じですね。便利ですね。

デスクトップマシンにWindows Serverを入れてみる

以前、DreamSparkでWindows Server 2008R2が入れられることに気付いた。

これはデスクトップのWindows 7に相当するサーバー用OSということである。

現在使っているWindows XPよりもよっぽど新しいOSですわ。こりゃいいねって。

Windows ServerというのがOSか気になってたこともあって実験に入れてみることに。

ただサーバー用OSなので少々使用に難があるというのも確かな話でそれを克服できるかというのは問題。

デスクトップ用には使わないことを基本とした設定になってたりしますからこのあたりが。例えばゲームの類がなかったりね。


とりあえずインストール。と、その前にDreamSparkからイメージをダウンロードしてDVDに焼かなければ。

Visual StudioなどはダウンロードしてDaemon Toolsなどでマウントすればよいが、OSはそうもいかない。

インストールだが、さすがにXPよりは速い。Windows Vistaからかなり速くなったようです。あとSATAにも動じない。これもVistaから。

こういうのを見てるとWindows XPの設計がいかに古いかというのがわかるかなと。

しかし再起動3回とかいうのはXPの頃と変わらんね。再起動の回数が多いのがWindowsですかな。


さて、最初にAdministratorのパスワードを決めるわけだがここではパスワードの制約がかなり厳しい。

@IT:Windows TIPS — Knowledge:「パスワードの複雑性」の要件

ログインすればこのあたりは変えられるが変えないことにはログインできない。

というわけでこの要件に合うパスワードを適当に決めないと行けない。

初めこのことをしらなくてどうすりゃいいんだろってパスワード作り始めて5回目でやっと通った。

このあたりは管理ツール→ローカルセキュリティポリシーのアカウントポリシー→パスワードのポリシーで変えられる。


まず不便な点はIEの制限がとてつもなく厳しいことだ。

これは実用にも支障があるレベル。これはサーバーマネージャーのIE ESCの構成で変更できる。

まぁ基本的にはFirefox使うんだけど、それにしてもあれは解除せずには少しも操作する気が起きなかった。

次にサウンドが出ないこと。これはツールバーの音量のところで再生デバイスとか選ぶと有効にするかと言われるので有効にすればいい。

基本的にはドライバは自動で入っている。それはグラフィックも同じ。まぁ更新した方が良さそうな感じだけど。

それと娯楽関係の機能が少なすぎるのでこれを足す必要がある。

これについてはサーバーマネージャーの機能の追加でデスクトップエクスペリエンスを追加すればいい。

するとWindows Media Playerも入る。


そういう操作をしていて気付いたのだが、どうもx64版がインストールされていたようだ。

IEのUserAgentの表示がこんな風になってたから気付いた。
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/4.0; SLCC2; .NET CLR 2.0.50727)

これを読み解くとまず内部バージョンは6.1、すなわちWindows 7のことですね。

7って言ってるけど内部バージョン的には7じゃないんですよ。6+1で7なんだとか思うのは勝手だ。

WOW64という表記を見てx64だと気付いた。WOW64ってのは32ビットのアプリケーションをx64のOSで動かすシステム。

このシステムはVista・7と来てかなり改善されたそうで。今や普段は困らないと言われるほど。

一見すればWindows Server 2008R2なのかは分かりませんね。


あとはWindows Server 2008R2とWindows XPの共存だけですね。

XPまではNTLDR、VistaからはBCDという異なるブートローダーを使っているので少し厄介。

NTLDRからBCDのところへ飛ばすか、BCDからNTLDRに飛ばすか、NTLDRがめんどくさそうなので後者を選んだ。

EasyBCDとか使えば簡単に登録できます。

まぁコマンドをカリカリ打っていけば操作出来るんだけどね。


いまのところ目立った不便はない。

AeroじゃなくてWindows 2000までのUIに類似した表示なのでどうにも質素だが、それはあまり問題ではない。

UACはONのままなのでしょっちゅうUAC関係の確認が出てくるが、Vista以降は基本的にはこうですしね。

まぁあまりにうっとうしかったらUAC切ればいいんですけどね。

dv2ではそうしたが、ここではとりあえずONのままやってみる。

ぼちぼち必要な環境を整えてやっていくつもりです。

電磁波の世界が見えていた伝送線路という回路の世界

物理の最後にやることになったのが波動方程式。

そこではギターの弦を伝わる波について解析しようって話をしていたわけです。

そこで ∂2u/∂t2=v2(∂2u/∂x2) って形の方程式が出てくる。これこそ波動方程式。

この一般解は u=f(x-vt)+g(x+vt) (f(x),g(x) 任意) となると。

教科書でそういうことを見て、これって冬休みに予習した伝送線路を伝わる信号の話に似てるなと思った。


ふと世の中には電磁波って波があったよねと思った。

波といえば波動方程式らしい。だから電磁波も波動方程式関係あるはずだねって。

そういえばマクスウェル方程式を使って電磁波を予言したって話があったよなと思ってちょっと考えてみた。

そのマクスウェル方程式ってのはE(電界)・D(電束密度)・H(磁界)・B(磁束密度)について書いたこの4本の方程式。

  • D=ρ(ρ:電荷密度)
  • B=0
  • ×H=J+∂D/∂t (J:電流密度)
  • ×E=-∂B/∂t

はナブラって読んで、=(∂/∂x)i+(∂/∂y)j+(∂/∂z)k と定義される微分演算子ですね。

このうちなんでこの式になるのか理解しているのは1本目の式だけだわ。2本目もなんとなくわかるが。

あと、上の式には書いてないが基本的な関係として、DE(ε:誘電率)・BH(μ:透磁率)ってのもある。

さて、この3本目の式と4本目の式を組み合わせて波動方程式と同じ形が出てくれば電磁波を予言できるってことだ。


まず電流は流れてないということでJ=0とする。そしたら×H=∂D/∂t=ε(∂E/∂t) というのが出てくる。

×E=-∂B/∂t=-μ(∂H/∂t) の両辺との外積を取ってみる、そして右辺ではを偏微分の中に取り込んでみると、
××E=-×μ(∂H/∂t)=-μ(∂/∂t)(×H)=-εμ(∂2E/∂t2)

おー、右辺はなんかそれっぽいのが出てきた。問題は左辺だ。

××Eってなんじゃと。地道にとの外積を計算するしかない。

E=Exi+Eyj+Ezkとおいて計算してみる。そして両辺比較して考えてみる。

Ey=Ez=0、∂Ex/∂y=0と決めてやると、-(∂2Ex/∂z2)=-εμ(∂2Ex/∂t2) って関係が得られる。

おー、波動方程式が出てきた。x方向の電界がずらずらとz方向に動いていく風景が浮かんできますね。

というわけで Ex=E1(z-t/√εμ)+E2(z+t/√εμ) って一般解が得られる。

これは1/√εμの速度でz方向を移動する波があるってことが。

真空中の誘電率・透磁率を代入しますと 1/√ε0μ0=3×108[m/s]、そう光速度と同じなんです。

ここからマクスウェルは光って電磁波じゃないのって予言したそうだ。


ここまでできたら、Hも求めたいですよね。ってわけで計算してみる。

×E=μ(∂H/∂t) という関係があるので左辺に結果を代入するしてみると、×(Exi)=(∂Ex/∂z)j となる。

だからH=Hyj という形で表せるだろうということがわかる。

×H=-ε(∂E/∂t) の式もつかって考えてみる。これにHEを代入してみると、-(∂Hy/∂z)i+(∂Hy/∂x)k=-ε(∂Ex/dt)iとなる。

ここから∂Hy/∂x=0になるってことがわかる。

そして Hy=√(ε/μ){ -E1(z-t/√εμ)+E2(z+t/√εμ) } となりますね。


これが平行平板の間で起きている現象だったらなんか伝送線路の話に似てないかとふと思った。

yz平面に幅wでz方向に無限に延びている間隔dで置かれている平行平板があって、その平板の間でいままで書いたことが起きていたとする。

簡単のためにE2(x)=0として考える。進行波だけを考えると言うことです。

z地点での平板間の電位差は V=dEx =d E1(z-t/√εμ) となる。

そしてy方向には磁界がある。これは磁界を取り囲むように電流が流れてるはずって事だ。電流と磁界はセットですから。

平板の中をz方向に流れている電流は I=-wHy=w√(ε/μ) E1(z-t/√εμ) となる。

おー、伝送線路では電圧と電流の位相が一緒になるわけだが、確かに一緒になってる。これはいけるかも。

電磁波が進む速度は 1/√εμ=1/√{εw/d×μd/w }

Δzだけ平行平板を輪切りにしてみると、その平板間のキャパシタンスはεwΔz/d、平板によりできるインダクタンスはμdΔz/w。

この線路の単位長さあたりのキャパシタンスはC=εw/d、インダクタンスはL=μd/w になると。

だから伝わる速度は 1/√LC とも書けると。これは伝送線路を伝わる速度と一緒ですね。

電流と電圧の比、伝送線路で言うところの特性インピーダンスは、Z0=d/{w√(ε/μ)}=√{(μd/w)/(εw/d) }=√(L/C)と。

おー、一緒だ。伝送線路の世界って電磁波の世界だったんだ。


まぁ当たり前と言えば当たり前の結果です。

回路ってのも本質的には電磁気の現象なわけで、それを実用的に見れるようにしたのが回路の考えなんだと思う。

分布定数回路を解析すると言うことは、実は電磁波を解析するということに他ならなかったわけですね。

知らず知らずのうちにそんなことをやっていたのか。と驚いたもの。

同軸ケーブルとかなんとかを信号が伝わるときは、実はその中で電磁波となって飛んで行ってるんだなってのがわかったわけです。

そういえば1年ほど前に電磁気の人がそんなことを言ってたような気がする。

その時はわからなかったけど、こうやって考えてきた今はもうわかりますね。そういうことだったのかって。