天理教の海外布教のための博物館

昨日、橿原考古学研究所附属博物館の展示を見終わったところに、

県内のいろいろな博物館のポスターが貼ってあるところに天理参考館の「近鉄電車展II」のポスターが貼られていて、

さすがにその場で思い立って行くのは難しかったのだが、

次の日にフリーきっぷもまだ残ってる割にやることもなかったので天理に行くことを決意した。


というわけで近鉄で天理駅までやってきた。閑散としたものである。

天理本通のアーケードを歩ききって天理教本部前に到着するが、

ここで右へ進むと巨大な建物がある。

「おやさとやかた」と呼ばれており、詰所(信者の宿舎)などが入居している。

でも、全てが詰所というわけではなく、天理参考館もここに入居している。

全部詰所だと思い込んでたけど、意外とそうでもないらしい。


さて、天理参考館は天理大学の付属施設と位置づけられている。

その目的は海外布教のためには布教先の文化を知る必要があるということで、

布教先と目論んでいた地域の生活文化・考古資料を集めたとみられる。

天理大学も元は海外布教のために外国語を学ぶための学校として生まれた。

というわけであまり天理教の博物館という感じはない。

アイヌ・朝鮮・中国・台湾・インドネシア・インド・メキシコ・パプアニューギニアと、

生活から地域の土着の信仰というところに着目している印象である。

あと世界の考古資料も展示している。こちらはアジアの近国に加えて中東も。

天理教本部を含む一帯にあった布留遺跡の出土品展示は天理大学の活動そのものだが。


では、この資料館の目的は果たされたのかという話だが、2階の一角で「移民と伝道」として紹介されている。

天理教の海外布教だが、目立った成果のあったのは南北アメリカである。

結局のところ日本人が移住した先で天理教を通じて日系人コミュニティを形成したというのが実情である。

ハワイを含む北アメリカは宗教者として移住することができたが、

そうすると一般的な仕事ができないので、布教活動以前に生活費に苦労したという。

ブラジルは農作業を行う移民として布教師を送り込んだが、こちらは一定期間は厳しい環境での農作業を強いられる。

そんなところを乗り越えて、なんとか天理教を通じたコミュニティ形成が出来たということである。

これらの記録がいろいろ残っていて、その1つがパスポートである。

各時代のパスポートが多く残されていてそれらが展示されていた。


さて、こんな天理参考館だが、交通というテーマもある。

天理教の活動との関連性は不明だが……だいぶ熱心に資料を集めているよう。

特に奈良県の鉄道といえば、それは必然的に近鉄ということになる。

というわけでそんな近鉄の歴史を きっぷ や リーフレット で振り返る展示である。

天理教要素はない……とおもったが、団参券が2枚だけ展示されていた。

前身となった会社が多数ある近鉄、きっぷの表記も移り変わっている。


「信貴山から初瀬」なんてきっぷが展示されていたが、何かわかるかな?

信貴山とは信貴山下駅とケーブルカーで結ばれていた信貴山駅のこと。

そこから王寺まで1駅、現在の田原本線の前身、大和鉄道に乗り換える。

その大和鉄道は田原本から先、桜井まで通じていた。

その桜井でかつて存在した長谷線に乗り換えて初瀬駅に至るルートだった。

今はケーブルカーはないし、田原本線の田原本~桜井は廃止されたし、長谷線は現在の大阪線、桜井~長谷寺で代替されてなくなっている。

しかし、これらの廃止はすべて代替ルートがあるからこそで、現在もこのような移動は問題なく出来る。


ところでこの建物には「天理教基礎講座」の教室も入居している。

天理参考館の入口の隣の扉から入るとあって、地下には展示コーナーがある。

展示コーナーだけなら勝手に見られるみたいだったので見ていたが、

全てパネル展示で、特に信仰に関わる物が置いてあるわけではなかった。

確かに天理教でそういう話は聞いたことがないので、そういうものなのだろう。

パネルの内容は「陽気ぐらし」など天理教の教義が背景を含めて紹介されているといったところか。

わりと普遍的な内容もあるのだが、一神教ゆえの相容れなさもあった。


その後、天理駅に戻り大阪へ向かったのだった。

それにしても今回は橿原線、何回か乗ったけど各停ばっかりだったなぁ。

目的地まで逃げ切る各停を引くことが多かったんだよね。

この区間だけなら急行である必要はないと思うんだけど、こんなに各停ばっかり引くもんかなとか。

日本最古の埋蔵文化財研究所

今日はいくつかの目的地があったけど、その1つが橿原考古学研究所附属博物館である。

展示施設の改修工事のため長らく休館していたのだが、リニューアルオープンをしていた。

で、特別展なんてやってるのでかなり久しぶりに行ってきた。


最寄り駅は畝傍御陵前駅、駅員がいないことに驚いたが。

この名前からわかるかどうかという話だが、神武天皇陵の最寄り駅であることから命名された。

神武天皇は初代天皇、橿原宮で紀元前660年に即位、76年在位して127歳に崩御、畝傍山の近くに葬られたという。

とはいえ、127歳まで生きたというのは明らかに怪しい記述であり、

このあたりは伝説上の存在ではないかというのが一般的な見方である。

神武天皇陵も立派に整備されてはいるのだが、本当のところはよくわからない。


皇紀2600年(西暦1940年)の記念事業でこの周辺で整備を行うにあたり、

遺跡の発掘調査を行うこととなり、この調査事務所が橿原考古学研究所のルーツとされている。

1938年設立というのは現存する公的な埋蔵文化財の研究機関としては最古のものだという。

奈良県の機関として県内の埋蔵文化財調査を手広くやっている。

奈良県では国の機関として奈良文化財研究所もある。

こちらは平城・藤原・飛鳥といった古代城都の研究を中心に研究をしている。

(元は美術工芸品の保存・研究もしてきたが、1980年に奈良国立博物館に移管され、現在は埋蔵文化財に特化した組織になっている)

市町村レベルでの取り組みも合わせれば埋蔵文化財の調査・保存体制は相当なものである。


手広くやっているとは書いたけど、橿原考古学研究所附属博物館を見るに、

藤ノ木古墳(出土品が国宝指定)をはじめとする古墳が注力分野なのかなと。

このことから古代の埋葬儀礼というところに着目した展示が大きい。

そして、それは現在行われている特別展「神宿る島 宗像・沖ノ島と大和」にもつながる。

福岡県の沖ノ島、2017年に世界文化遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成資産、

奈良県からずいぶん離れたところだが、実はここでの出土品が、同時期の奈良県内の古墳からの出土品と共通点が多いという。

確かに並べて見せられるとよく似ているなと思った。

ただ、目的は違って、沖ノ島は航海の安全を願っての国家的祭祀のためで、

なぜこれが有力者の埋葬儀礼と似ている部分があるのかはよくわからない。


一度埋まってしまったものを解明することは難しいのが実情ですね。

ただ、それを明らかにするための活動を続けていると見えてくることがあると。

沖ノ島と大和というのも、そうして得られた成果の1つだったのだろう。

謎が深まったところもあるかもしれないが、少なくとも沖ノ島での祭祀が国家的事業であるところを裏付けるには十分な内容である。


その後、橿原神宮へ参拝してきた。

橿原神宮の最寄り駅は一般的には橿原神宮前駅だけど、畝傍御陵前駅の方が若干近い気がする。

そりゃ神武天皇陵隣接地に作った神社なのだから当然だが。

ただ、こちらから参拝する人は圧倒的に少ないですけどね。

朝から中央道をバスで走破

朝から中央道のバス停に向かって、名古屋行きの中央ライナーに乗車。

河口湖方面との往来や、名古屋からの帰宅で中央道本線バス停を使ったことはあるが、

名古屋へ向かうのに使うのは初めて。

近所での引越だがわずかに使いやすくなったことや、時間がマッチしていたことから選択。

ルートがやや複雑な面はあるが、東京駅まで行くよりは楽かな。


中央道を走破するバスの車窓は山並みがよい。

新東名は山の中を突っ切る新しい道路なので単調な車窓が続く印象。

休憩場所は 境川PA(山梨県笛吹市)・小黒川PA(長野県伊那市)・神坂PA(岐阜県中津川市)といずれも小規模である。

ちなみに小黒川PAは乗務員交代を兼ねている都合もあってか、前後の休憩とは1時間強しか離れていない。

(なので小黒川では降車せずに車内で待っていた)

全体的に渋滞とは無縁で中央道を走りきり、小牧からは名古屋高速を走って栄に寄って、

名古屋駅では飛翔のモニュメントの撤去工事をしているところとかでタイムロスをしつつ、太閤通口のJRバスターミナルに到着。

(バスターミナルの出入りの都合でJRバスの栄→名古屋駅は遠回りになるようだ)


昼食を食べて、所用を済ませたら、近鉄名古屋駅へ。

正面改札(近鉄パッセのところ)を目指したつもりが、地下改札口へ。

特急券売場は平日昼間なのでそんなに混んではいないが、それでも数人並んでいた。

ここに並んだのは近畿日本ツーリストで買った週末フリーパス引換券を交換するため。

近畿日本ツーリストの店舗はもはや貴重

引換券をチェックして、端末に打ち込んだら磁気の入ったフリーきっぷ と 葛城山ロープウェイ割引券が渡された。

一連の作業が完了して引換券を回収するときに無効印を押してたのが印象的だった。

そういうルールなんですかね。窓口でも無効印を使うことがあるのか。

なお、何らかの事情で引換できない場合は、引換券で乗車して後で引き換えることも可能だそう。


急行に揺られて伊勢市駅に到着。

せっかくフリーきっぷなんだし伊勢神宮に寄っていくかと思ったが、

到着したのが遅く、外宮だけ、それもなかなかの早参りだったが。

前回の式年遷宮が2013年で、20年周期だから建物のライフサイクルでは半分ぐらい。

あえて痛みやすい作りにしているところもあると思うが、年季を感じるところが増えてきた。

2年後ぐらいには次の式年遷宮に向けたプロジェクトが動き出すのだろう。


中央道経由のバスは所要時間では若干不利だし、本数の問題もあるし、

ひとたび渋滞になると大変なので渋滞予報をよく見て買わないといけない。

今回の往路は総合的に見てメリットが多いと断言できるけど。

名古屋での滞在時間をもうちょっと詰められたらなおよかったけど。

無印良品は大麻を売っている

昼休みにTwitterを見ていたらこんな広告があった。

袖を通せば、さらっと涼やかな肌触りの麻。洗うほど繊維がやわらかくなるため、着るほどに肌になじみます。 無印良品では、定番の「リネン」に加え、「ヘンプ」を使用したアイテム数を拡大します。 生長が早く、少ない水で育つ植物から取れるリネンやヘンプは、環境への影響が少ない自然素材です。

(無印良品(Twitter))

なんと無印良品では大麻を売っているらしい。


そうなんですよね。ヘンプって大麻のことなんですよね。

もちろん嗜好品としての大麻ではなく、繊維としての大麻ですが。

日本で麻の繊維と言えば、ほとんどは亜麻で、これはリネンとも呼ばれる。

実は日本の法令では本来のアサである大麻の繊維は「麻」とは書けない。

普段生活する中でも大麻の繊維製品を見ることはあまりない。

日本においては法規制の問題が大きいと思われる。


日本においては麻の取扱には大麻取締法の制約を受ける。

大麻取締法では成熟した茎と種子、その製品は除外されている。

この部分には麻薬成分が含まれないからである。

なので、茎から作られる繊維はもはや大麻取締法の規制対象外である。

ただ、麻を栽培することへの規制はかなり厳しい。

それは麻薬成分の含有量が低い品種でも例外では無い。

このため伝統的に神事に使われてきた麻製品の確保にも苦慮するほどという。


繊維の状態で輸入すれば何ら問題はないのだが、国内で栽培するとなればなにかと難しいというのが実情である。

麻薬成分の含有量が低ければよいような気もするのだが、

全く含まないことは不可能で、そうすると法の穴をかいくぐろうとするのが出てくるのは予想される。

そういうことがないような厳格な栽培・活用体制が求められているが、

なかなかそのような体制が整う地域・生産者は限られるようである。

USMHになれない店

いなげや がUSMH入りという話を書いたのだが、

これでもイオングループの関東圏の食品スーパーが一元化されたわけではない。

いなげや と同じように筆頭株主だが独立性の高い会社として ベルク があるという。

埼玉県を中心に展開しているチェーンで2006年からイオンと提携しているそう。

ベルクがUSMHに加わらないのは同社の方針ということでよいと思う。

一方、イオンの子会社ながらUSMHに統合されていない会社がある。

それがダイエーとイオンマーケット(ピーコックストア)である。


ダイエーは2007年からイオンが経営再建に携わるようになったが、

2013年に子会社化、2014年に株式交換でイオンの完全子会社となった。

ダイエーの関東・関西以外の店舗はイオングループ他社に移管されている。

また関東・関西でもGMS形態についてはイオンリテールに移管されている。

結果として残ったのは関東・関西の食品スーパーである。

ダイエー・グルメシティのブランドはイオンフードスタイルに改められるという話はあったが、この話はなくなっている。


そんなダイエーには2019~2020年にかけて大阪府・京都府・奈良県・和歌山県と兵庫県阪神地域の食品スーパー事業が統合された。

結局は地場スーパーの集合体

マックスバリュは前身となった会社の都合で役割分担が複雑になっている。

近畿圏でも兵庫県播磨・但馬・淡路はマックスバリュ西日本の管轄、滋賀県はマックスバリュ東海の管轄である。

この2社に挟まれた地域はダイエーに統合するという方向で進められたが、

実際にはダイエーの子会社となった光洋がマックスバリュ・KOHYOを運営するということになった。

なお、光洋の経営するマックスバリュには、2016年に移管されたピーコックストアを含む。

いずれにせよダイエーはこれらの地域の食品スーパーの統括会社となっている。

これらと同時期にダイエーはCoDeliという小型スーパーの展開を始めている。

まいばすけっと の関西版なんて書き方がされていた。


ただ、ダイエーという会社には関西圏の食品スーパー統括会社という役目とともに、

関東圏におけるダイエー・グルメシティの経営という役割もある。

また、関西ではマックスバリュ化されたピーコックストアも関東圏ではこれらと別会社として存在している。

さらに言えば、関東圏で小型店を経営する まいばすけっと も別会社だし、

ディスカウントストアという扱いだが、Big-Aとアコレを経営する ビック・エー も別会社である。

(ちなみにBig-Aは元ダイエー傘下、アコレはイオンリテールからの分社化と、元は別系統の会社だった)


なぜこれらがUSMHに統合されていないのか?

これはUSMH自体が上場会社だからということだと思う。

ダイエーもピーコックストアも経営難の会社を救済する形で傘下に入れた。

このため現在も採算性の悪い店舗が残されていると思われる。

関西ではダイエーも光洋もイオンの完全子会社になっていた。

(光洋については創業家からイオンが株式を取得したことで子会社にしている)

なので会社再編の柔軟性も高かったのだと思う。


食品スーパーを地域別に再編するというイオンの取り組みからすると、

関東圏のUSMHへの一元化というのは目指すべき目標なんだと思う。

関連会社に留まり、なおかつ上場会社である いなげや と ベルク については、各社の判断を尊重するという立場であろうと思う。

これに対してすでにイオンの子会社が経営する ダイエー(関東圏)・ピーコックストア をなぜUSMHに統合できないのかは疑問に思っていた。

現時点ではとてもUSMHに押しつけられるような店舗ではないと言われれば納得である。


ところで2018年に紹介したイオングループの食品スーパー再編だが、

四国と広島県・山口県に展開するフジが2019年にイオン傘下に入ったことで事情が変わり、

マルナカ・山陽マルナカと合併したマックスバリュ西日本がフジの傘下に入るという形で、

フジが中国・四国と兵庫県播磨・但馬・淡路の食品スーパーの統括会社になった。

ブランドの雑多さは気になるが、イオンは瀬戸内に巨大な店舗網を構築することができた。

なお、フジ自体はフジグランなどの店名でGMSの経営もしている。

こういう事情もあるのでブランドの雑多さは続きそうである。

いなげや はイオンの子会社になる

こんなニュースがあったのですが。

イオン、いなげや子会社化 首都圏強化、PB拡大 (JIJI.COM)

いなげや は南関東のローカルスーパーだが、本社が立川市にあることもあり、多摩地域で特に目立つ印象である。

いなげや の筆頭株主はイオンで、トップバリュ製品も並んでいる。

でもWAONは使えないし、三井住友カードと提携してing・fanVカードというクレジットカードを発行している。

イオンと深い関係にあることは間違いは無いが、イオングループではないらしい。

そんな いなげや が関東圏のスーパーマーケット事業を統括するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)の傘下に入るという。


なぜ いなげや はこれまでイオンと付かず離れずの距離感だったのか。

それは いなげや の筆頭株主がイオンになった経緯とも関係がありそう。

イオンが地場スーパーを傘下に入れる経緯もいろいろあるが、

いなげや については秀和という不動産会社から売却されたことによる。

既存の大株主が業界ガリバーのイオンに株式を売却するのはわりとみられるが、

この秀和という会社は いなげや と 忠実屋 の株を買い占め、経営統合して大手に対抗できるスーパーチェーンを作ろうとした。

が、これは結局実現せず、忠実屋はダイエーとの提携を選んだことで秀和の保有していた忠実屋の株式はダイエーに渡った。

一部はダイエー、グルメシティ、イオンフードスタイルの店舗として残っているという。

(奇しくもこちらも現在はイオングループである)

一方の いなげや も秀和の経営難もあってか、2002年にイオンに売却されてしまった。

その後、秀和という会社はなくなり、建物名にその痕跡を残すのみである。


このような経緯もあり、いなげや は独立が保たれることを求めた。

秀和からの取得時には持株比率26%であったところ、いなげや自身が一部を買い取って、持株比率を17%に下げた。

これにより2004年に いなげや と イオン の提携関係が成立、現在に至る。

2015年のUSMH設立時に関東圏の食品スーパーでありながら加わらなかったのも、

いなげや の独立を保てなくなるからだったんだと思う。


しかし、いなげや にはこのままでは競争力は低下するばかりという危機感もあったのだろう。

一方のUSMHはオンラインデリバリー、Scan&Goなど、店舗のデジタル化を進めていた。

Scan&GoはUSMH以外のイオングループの店舗でも活用されている。

このような取り組みは いなげや にとっても魅力的に映ったのだろう。

USMHに加わったとしても いなげや の屋号は変わらないし、店舗網もとりあえずは変わらない。

その中でイオングループ、USMHとのリソース統合が進んでいくことになる。


2015年にUSMHとして経営統合された3社のうち、

マックスバリュ関東はイオンから分社からされたイオン直系の会社。

カスミは茨城県の地場スーパーだが、2003年に創業家がイオンに株式を売却したことでイオン傘下に入った。

これもわりとよくあるパターンですね。

マルエツは元々ダイエーと提携関係にあったが、一部が丸紅に譲渡された。

その後ダイエーがイオンの支援の元で再建を進める中、2007年にダイエーの保有株がイオンに譲渡されたという。

以後、イオンとの提携関係は持ちつつも独立を保っていたという。


USMH設立直前のマルエツの持株比率はイオン32%・丸紅29%だった。

カスミもイオンの持株比率は32%だった。いずれも半数に満たない。

この3社のイオンと丸紅の持分をイオンマーケットインベストメントに集めて、

それから株式移転により設立された持株会社こそがUSMHである。

イオンマーケットインベストメント社はイオン7割・丸紅3割程度の出資比率で、この会社がUSMHの54%の株式を所有している。

従来はカスミもマルエツもイオンの子会社ではなかった。

しかし、一連のイオンは大したお金をかけずに両社を子会社にできたという。


いなげや をUSMHに傘下に入れる具体的な手順は明らかになっていないが、

おそらく公開買付によってイオンは いなげや の持株比率を5割強にして、

株式交換で いなげや はUSMH傘下に入り、いなげやの株主はUSMHの株主になる。


いなげや の特色としてウェルパークというドラッグストアを抱えていることがあるという。

USMH各社の中でも特異な構造で、ここが1つポイントかもしれない。

イオンは傘下にウエルシアを抱えているし、イオン店内にイオン薬局などドラッグストア機能を持たせていることもある。

もしかすると食品スーパーの いなげや とは別の道に行くこともあるのかもしれない。

すでにハピコムというイオン主導のドラッグストアの系列には加わっているが、

さらに踏み込んでウエルシアとの協業が進むなどが考えられる。

わかりませんけどね。でも可能性は十分あるんじゃないかな。

メルカードで翌月持ち越し

先月、メルカードのキャンペーンで「いままでメルカードでお支払いしたことがないネットショップ・オンラインサービスが対象」のキャンペーンがあった。

これまで多目的に使ってきた人ほど苦しむ謎の条件である。

メルカードは毎月8日は+8%のポイントが付与される。(ただし上限は300円相当)

このキャンペーンとの重ねがけを基本とした。

ただ、月末にGoogle Play残高が不足していたこともあり、これの購入にメルカードを使った。


月末に駆け込みで使ったはいいものの、メルカードはクレジットカードである。

利用してもすぐには確定しないんですよね。

で、メルカードは月末締めで翌月1日に支払金額が確定する仕組みである。

ということは月末に駆け込みで注文した分は当然確定していない。

これ、どうなるのかと思ったんだけど、翌月に持ち越しになる。

4月に入ってから確定すると4月利用分として掲載され、5月末までに払えばよいことになる。


これはこれでよいのだけど、これってキャンペーンの対象になるの? と気になった。

なぜならば、このキャンペーンのポイント付与は4月末となっていたから。

3月中の利用でも3月中に確定せず4月確定分の支払期日は5月末、

支払期日よりだいぶ前にキャンペーンのポイントが付与されるものだろうか?

でも、もしこれが対象にならなかったら、駆け込み利用を促していたのはおかしな話である。


このポイントは今日付与されて、金額を見ると4月中に確定した分含めて4%分のポイントが付与された。

というわけで支払期日が5月末でも、4月末にポイントは付与されるというのが答えだった。

それでよかったのか。ともあれ無事に付与されてよかった。

基本的に翌月に繰り越される分までは猶予はあるみたいですね。


一般的なクレジットカードでは締め日から請求が確定するまでは2週間ぐらいある。

締め日直前の利用とか処理が遅い加盟店だと翌月にシフトすることはあるけど、わりと利用日通りに請求が届く印象である。

メルカードのシステムの場合、月末1週間ぐらいの利用はほとんどシフトすると思う。

ただ、メルカード作成から現在まで、このことを意識することはあまりなかった。

なぜならばメルカリ あるいは コード決済 での利用が大半だったから。

毎月8日はこれらにこだわらず使うことは比較的あったが、

さすがに8日利用分は月末には確定してしまうのでやはり問題にならない。


メルペイスマート払いのシステムをそのまま転用したために発生した問題だと思うけど。

当初は メルカリ あるいは コード決済 の支払いを繰り延べるところから始まっている。

この考えならば月末締め、翌月1日支払額確定でも全く問題はなかった。

後にバーチャルカードが加わったときにはこの問題は発生していたかも知れないが。


というわけでメルカードはクレジットカードなんだけど、

一般的なクレジットカードとはちょっと違う挙動があったという話だった。

それにしてもメルカードのキャンペーンも今月から一気に勢いがなくなった。

基本ポイント付与率1%、メルカリ利用時は利用状況により上乗せ、毎月8日の+8%上乗せなど、

基本機能だけでもそれなりに魅力はあるが、メルカリ以外で積極利用するほどかというと……

いや、元々メルペイはメルカリ売上金を消化するための仕組みですけどね。

党派名は自己申告でもないけど

職場の人が「市議会議員選挙に政治家女子48党とNHK党の候補者がともにいるんだけど」と言っていて、

「自己申告なんですよ」とか言ってみたけど、本当に自己申告なわけではない。

ただ、立候補者一覧に書かれる「党派」というのはそこまで厳格なものではない。

特に地方選挙はなおさらのことである。


党派欄に政党・政治団体の名前を記載するには「所属党派証明書」を提出する必要がある。

もしも提出しなければ「無所属」と記載されることになる。

ただ、政党に所属していても、あえて提出しないことも可能である。

所属政党の公認が得られないために証明書が出ず無所属となる例もある。

そのような場合でも当選後に所属政党の会派に所属していることは珍しくない。


問題は所属党派証明書を誰が発行するかということである。

政党助成金の対象になる「政党」は法人登記が必要だからそれはよいとして、

それ以外の「政治団体」は届出は必要だがそれだけである。

調べてみると同じ名前の政治団体はたくさん存在している。

これらの団体の代表者の所属党派証明書を出せば党派名が記載されるが、

「政党」はともかく「政治団体」はわりと何でもありというのがわかると思う。


さて、冒頭に書いた 政治家女子48党 は政党助成金の対象となる政党である。

今年3月まではNHK党という名前であったものが改名している。

となればNHK党というのは現存しないと考えるのが普通である。

ところがどうもNHK党という政治団体が世の中には存在しているらしい。

政治家女子48党の改名前まで党首だった立花氏が代表者らしいがあくまでも別団体。

というわけで政治家女子48党の所属党派証明書を持参した人と、

これとは別に設立されたNHK党の所属党派証明書を持参した人がいたということ。


立候補の届出は立候補者本人か本人から同意を得た推薦者が行うのが基本だが、

比例代表では政党・政治団体が届出を行うことになっている。

そして、衆議院の選挙区でも政党要件を満たす政党・政治団体も立候補の届出ができる。

政党が選挙区の立候補の届出を行うと、比例代表との重複立候補を行うことができる。

この方法で立候補された場合は、確かにその政党の所属であると明確になる。

ただ、衆議院議員の選挙区でも所属党派証明書を提出して立候補することは可能で、

政党以外の政治団体の名前が党派欄に記載されることはまぁある。


所属党派証明書が正当に発行されたものかどうか、印鑑証明書を添付しろとか、

そういうルールもないので、正当な証明書か確認する手段は乏しい。

そもそも政党・政治団体の届出状況との照合を行っているかも疑わしい。

自己申告は言い過ぎにしても、党派欄の記載はその程度のものである。


政党名がころころ変わる 政治家女子48党 だが、

国会に議席を持ち政党要件を満たす以前から、地方議会に議員を送り込んでいた。

この点では草の根政党という側面はけっこうあったんですよね。

とはいえこれはワンマン政党のごとく党名がコロコロ変わることと相性が悪い。

このあたり新設の政治団体「NHK党」を選んだ候補者の多さにもつながっているのかなと。


政党要件を満たさない政治団体を所属にして立候補する人は多いが、

国政選挙で当選するものはそうそういないのが実情である。

あるいは当選した選挙で政党要件を満たすか。

沖縄県選出の参議院議員、高良鉄美氏は沖縄社会大衆党(アメリカ統治下から存在する地域政党)の代表なのだが、無所属として立候補している。

あえて所属党派証明書を出さなかったパターンですね。


地方選挙だと政党要件を満たさずとも一定の存在感を持つ地域政党もある?

と調べてみたのだが、都道府県議会でまとまった人数が当選してるのは チームしが(滋賀県)・新政みえ(三重県)・都民ファーストの会(東京都) ぐらい。

院内会派としての チームしが と 新政みえ はいずれも立憲民主党・国民民主党所属として当選した議員も含む。

この点では全国政党の別働隊という見方もあるかも。

チームしが の代表の嘉田由紀子氏は無所属で参議院議員に当選しているが、

国民民主党などの推薦あってのことで、現に国民民主党の会派に所属している。

よく考えて見れば「大阪維新の会」というのもそうだった。

同党が全国化した 日本維新の会(政党要件を満たす) の支部でもあるが、

大阪府内の地方選挙では 大阪維新の会 所属として立候補している。

そしたら残るのは 都民ファーストの会 ぐらいですか。

近畿日本ツーリストの店舗はもはや貴重

来週金曜から関西行きの予定である。

連休後半は東京で用事があるので、前半で出かけるしかないと。

いろいろ考えたのだが、無難に関西行きかなと。

3月にも行ったし、6月にも行くのは決まっているのだが、違った方向で考えている。


金曜に名古屋から近鉄電車で移動する予定だったのだが、

金~日で週末フリーパスを買うと、そのうち2日は乗れば元は取れそうと。

近鉄の運賃が上がったこともある。週末フリーパスも値上がりはしたが。

しかし近鉄の週末フリーパスは前日までに買わないといけない。

近鉄沿線に住んでる人なら特急券うりばで事前に買えばよいのだが、

近鉄沿線から遠く離れた人が到着日から使うためには……

これは、事前に近畿日本ツーリストの店舗で買えばいいんですね。


それで近ツーの店舗に行こうとしたが、他に店あったっけ?

と調べてびっくり、店舗数が激減していた。

行く予定だった店は健在なのだが、そうして残っていることがレアである。

なにしろ個人向け店舗は138店舗から34店舗まで減ったのだから。


これは新型コロナウイルスの影響、とりわけ海外旅行への影響が大きかったことが要因である。

とはいえ、もともと近ツーにとって個人向け店舗は分の悪い商売だった。

なので2019年以前の資料を見ても個人向け店舗は減らしていく方向は明確だった。

ただ、そのためのシステム構築が追いついていなかったし、

なにより店舗を大規模に減らすとなれば従業員数も減らさなければならない。

店舗整理を含む構造改革のため、グループ全体で1/3にも及ぶ従業員を減らしたという。


近ツーは修学旅行に代表される団体旅行に強い会社である。

法人向け店舗もリモート営業の活用など目論んで減らされたが、

それでも70店舗程度は維持する方向で考えているようである。

このあたりは元々個人向け店舗を減らす方向で考えていた背景でもあるが、

一方で残る店舗に期待するところというのもある。


それがクラブツーリズムの存在である。個人向けのメディア販売である。

クラブツーリズムは新聞広告で旅行商品を売るという商売のパイオニアである。

元々は近ツーの社内でやっていたものが分社化・スピンアウトしたが、

2013年にKNT-CTホールディングスで経営統合、同一グループに戻った。

クラブツーリズムの商品も近畿日本ツーリストの店舗で取り扱っている。

実店舗が維持できる地域はかなり限られてしまったが、

「旅のアバターコンシェルジュ」というアバターを介して専門スタッフが応対する仕組みもできた。


ちなみにKNT-CTホールディングスの中期経営計画を見ると、

2018年度の売上高でクラブツーリズムが1600億円、団体旅行が1300億円、個人旅行が800億円弱である。

団体旅行には近畿日本ツーリスト コーポレートビジネスの法人向けのMICEや外国からの旅行客向けの業務、およそ300億円分も含めた。

近ツーの個人旅行も小さな数字ではないが、利益率がよくない。


いろいろ書いてきたのだが、今回の週末フリーパスを買うという用事は実店舗でなければ済まない。

というわけで店舗に行くと、店内は客が1人、旅程を決めているところだった。

来店予約制でむやみに店に来る人は少ないのかも。

そうして来店した人のフォローか、電話をかけている店員が目立った。

ただ、きっぷの単独手配は来店予約の対象外なんですよね。

それでも10分ぐらいで回ってきた。思ったよりかからなかったな。

週末フリーパスを購入するのは久々だが「引換券」という名目になっていた。

どうも特急券うりばで自動改札機に対応したきっぷが渡されるらしい。

昔は駅で買っても自動改札機非対応だったのに。時代は変わったなぁ。


近ツーの店舗が減ると、前売限定の近鉄のきっぷの入手が不便である。

近ツーの特約店でも買えるかもしれないが、それもそんなに多くはない。

こうなると諦めないといけないのか、となるかもしれないが、

近鉄はきっぷの通信販売をやっていて、送料520円かかり、5日前までに注文しなければならないが、一応買うことはできる。


ただ、そこまでしないといけないのは週末フリーパスぐらいかも。

というのも近鉄では「デジタルきっぷ」を一部の商品で導入している。

Webで購入したきっぷをQRコードリーダーの付いた自動改札機で利用できるもので、

機器の都合もあり、まわりゃんせ など伊勢志摩方面のきっぷが対象で、

発駅も名古屋・難波~鶴橋・京都に限られているが、多くはカバーできる。

デジタルきっぷ がなくて、前売限りで沿線外からの利用を想定しているものは、週末フリーパスが唯一ではないか。

というわけでそもそも近鉄のきっぷ目当てで近ツーに行くことが相当ニッチになっているのが実情である。

これもデジタルきっぷへの移行とか、引換券のWeb販売の導入もあるかもね。

ゆりの噴水前のバス乗り場とは?

東京~名古屋間をバスで移動することは多いが、ほぼJRハイウェイバス。

東京側は東京駅八重洲口のJR高速バスターミナルだったり、バスタ新宿だったり、

場合によっては家から近い中央道の本線バス停だったり。

一方の名古屋側はほとんど名古屋駅太閤通口のJRハイウェイバスのりばである。


もう10年以上前のことになるのだが、JRバスは名古屋ターミナルビル内のバスターミナルを発着していた。

このビルの建替にあたって「仮設」バス停として作られたのが、現在のバスターミナルである。

ただ、この名古屋ターミナルビルがJRゲートタワーとして改築が完了した後もJRバスは戻っていない。

(市バスは改築後JRゲートタワー1階のバスターミナルに戻った)

路上バス停に移転した市バスと異なり、本格的なロータリーも整備したJRバスは戻る理由がなかったのかも。


そんなJRバスの案内にはこんな記載がある。

名古屋駅(新幹線口)の のりばは、JR名古屋駅太閤通口「JRハイウェイバスのりば」となります。
※直接バス停でお待ち下さい。(ゆりの噴水でお待ち頂いてもご利用になれません)

当たり前じゃないかと思うのだけど、ゆりの噴水周辺は確かに人が多い。

あれはJRバス以外のバス待ちの人なのかと知るも、その実像はよくわかってなかった。


ゆりの噴水周辺でのバス待ちというのは主に夜行バスの話である。

人が多いというのも夜にJRバスで到着したときの印象である。

この人たちはバス会社の人に集められてバスが停車している場所に連れられる。

ここで集まる人は通常、名古屋駅西口観光バス乗車場Bバースに停車するバスに乗るという。

調べてみると太閤通口の北側の路上に「高速バス乗り場 22:00-1:00」と書かれたバス停のポールが何本か立っている。

時間帯により観光バスの乗車、高速バスの乗車と使い分けているよう。

直接バス停に来てもらってもよさそうなものだが、歩道が狭く乗車待ちが難しいのだと思う。


ただ、バス停の表示を見てもわかるようにここを使えるのは夜行バスのみ。

名古屋駅の伝統的な高速バス乗り場は JRハイウェイバスのりば と名鉄バスセンター(名鉄バス・三重交通)

名神ハイウェイバスは両系列が運行に関わっているので、系統によっては両方停車する。

これらの会社と共同運行先以外は別の場所に乗降場所を確保する必要がある。

そして観光バス乗車場Bバースは夜発のみ使えると。


というわけで、昼行バスに新規参入した会社はどうしているかという話。

まず、わかりやすいのは太閤通口の対岸、ビックカメラの前にバス停がある。

屋根付きの立派なバス停で、大阪バスとWILLER EXPRESSが同じ場所。

大阪バスはほとんど昼行便だし、WILLERもわりと昼行便が多い。

WILLERは夜行便の一部ではゆりの噴水周辺集合となっている。

それより少し南、愛知県信用保証協会前に日本中央バス・茨城交通のバス停がある。

こちらはちょこんと置かれている。


今度は駅の反対側、桜通口だが、こちらは ミッドランドスクエア前 に あおい交通 他のバス停がある。

あおい交通の運行路線は県営名古屋空港行きだが、

イルカ交通・青木バス・杉原観光バスと観光バスから高速バスに参入した会社がいくつか使っている。

あおい交通 も元々観光バス会社で、小牧市の桃花台ニュータウンの住民の要望で春日井駅とのバスを走らせたことで路線バス参入した経緯がある。

セントレア移転後の名古屋空港との連絡バスというニッチなところに参入し、

名古屋駅前に自社バス停を設け、余力で似たような経緯の他社にバス停を使わせているということではないか。


その桜通口から南にだいぶ下ったところに「名古屋南ささしまライブ」というバス停がある。

名古屋駅からはやや遠く、観光バス乗車場Bバースが使えるならばそちらの方が近いので、

降車場としての利用、あるいは昼行便の乗車に使われているよう。

そうか、太閤通口の近くで乗車できても、降車はそうもいかないのか。


ところで、「ゆりの噴水前」と書いたが、先日この噴水は撤去された。

「ゆりの噴水」撤去始まる/名古屋駅前再開発 (読売新聞)

理由はリニア中央新幹線の開業に向けた駅前広場整備のため。

これによりバス乗車時の目標物がなくなったわけである。

現在のところは「太閤通口広場<旧:ゆりの噴水前>」といった表記でごまかしている。


OCAT(大阪・難波)やバスタ新宿のような公共バスターミナルが使えるといいけど。

少しずつ状況が改善していることは確かなんだけど。

東京駅周辺であれば、バスターミナル東京八重洲が開業した。

ここには京成バスなど周辺の路上バス停を使っていた会社だけでなく、

従来、鍛冶橋駐車場を使っていた路線の一部が乗り入れ、今後拡張が進むと全て集約される見込み。

他地区でも神戸・三宮でも国道事業としてバスターミナルが整備される予定。

条件が揃えばそういう方向にも向かうと思うけどね。