昨日は武蔵野の森総合スポーツプラザまで自転車でおでかけ。
自転車で行くほど近いのかと言われると実は微妙なところもあるが、
あまり鉄道やバスが効果的ではないので、全部自転車で行くのが一番早い。s
自転車を停めるには全く困らないので。
自転車で走っていて思ったのだが、かなりの区間が自転車の走行場所が意識されている道路で、
測定してみたら全行程の7割ぐらいで自転車の走行場所が明示されていた。
東京都という土地柄はあるだろうけど、比較的新しい道路を長く走ることも要因である。
ただ、それが走りやすいかというと、方式によりよい面と悪い面がある。
道路における自転車固有の走行場所としては自転車道と自転車専用通行帯の2つの制度がある。
自転車道というのは車道とも歩道とも「縁石線又は柵その他これに類する工作物により区画」された部分である。
制度的には昔からあるが整備されている区間はあまり多くはない。
自転車専用通行帯は車道を区切って自転車レーンを示したもので、
こちらは制度的には比較的新しく、2008年に制度化されている。
ただ、車道の幅に余裕があれば容易に導入できるため、急速に普及している気がする。
自転車専用通行帯の区間は全行程の中でもわりと走りやすい区間だった。
この方式のよいところは車道の一部なので屈曲も少なく段差も少ない。
車道の一部なので必ず左側通行で、対向車のことを考えなくてよいし、歩行者との交錯もほぼない。
しかし、車道の一部を区切って作るがゆえに、駐停車車両に塞がれることがあるのが難点である。
ちょうど武蔵野の森総合スポーツプラザの近くのスタジアム通り、
なぜかトラックの駐車が多く……駐車禁止なんですけどね。
駐停車する車両があるたびに車線変更して戻るというのをやらなければならない。
基本的には走りやすい分、駐停車車両が邪魔なのが気になってしまう。
自転車道が整備された道路を2本走って行くのだが、整備時期の違いにより自転車道の形もだいぶ違う。
新しい方の道路は自転車道がかなり連続して設けられている。
一部は歩道に線を引いて区切っているので、自転車道ではなく、歩道の自転車走行にあたるかもしれないが……
それも含めて自転車の走行区間と歩行者の歩行空間は概ね分離出来ていると言える。
歩道の幅にも余裕があるので、あえて線を越えて自転車側を歩く人もいないし……
唯一あったのは生垣で区切られた自転車道を走るシニアカー……
いや気持ちはわかるんですけどね。歩行者との交錯なく走れるし。でもシニアカーも制度上は歩行者だ。
しかし、この道路、交差点付近などで自転車道にかなりの屈曲があるんですよね。
短い区間で右・左・右・左と振る区間もあり、けっこうきつい。
少し古い方の道路は自転車道が途切れ途切れになっている。
調べたら後付けの自転車道みたいですね。
車道に余裕があったので削って自転車道を新設したらしい。
このため元々車道の幅に余裕がない交差点付近には自転車道を作れないと。
交差点から離れると車道側に自転車道が現れて、交差点付近で歩道に合流させられる。
歩道の車道寄りを自転車が走行するように促す表示はあるのだが、
線を引いて分けられるほどの余裕はないようで、歩行者との混在は意識せざるを得ない。
かといって車道を走行すべきかというと、いつ自転車道が出てくるかわからないし……
普通自転車は自転車道がある区間では自転車道を走行する義務があるので、
自転車道が出てきた時、すぐに自転車道に戻れる歩道を走らざるを得ない。
幸いなのはこの道路は歩行者が少ないこと。
歩行者が見えなければ、歩道の自転車走行もあまり考えなくてよいとは言える。
ちなみに自転車道というのは対向車のことを考えなければならない。
これらの道路は車道の両側に自転車道が整備されているので、
僕は車道の左側の自転車道を走行しているが、右側の自転車道を走ることもできる。
こうすると自転車道の中に対向車が存在することになる。
自転車専用通行帯について「対向車のことを考えなくてよい」と書いたのはこのことである。
ただ、自転車道が片側にしか整備されていない道路ならともかく、
両側に整備されているのに右側の自転車道を走るのってどうなの? とは思う。
ルール上はOKだし、そのことを意識した標示もあるんですけどね。
歩道を線で区切って自転車の走行部分を示した場合、自転車はそこを通行しなければならない。
少し前まで法令上の規定がないと思っていたのだが、道路交通法で規定されてた。
逆に歩行者は自転車走行部分をできるだけ避けるようにと規定されている。
しかし、線で区切っただけならば歩道を走行するということは変わらない。
普通自転車ならばあまり気にしなくてよいと書いたのだが、
普通自転車にあたらない自転車や特定原付は自転車道は走行できるが、歩道は走行できないのである。
最後に書いた自転車道が途切れ途切れの道路は特定原付や普通自転車以外の自転車が自転車道を利用するのは現実的ではない。
一方でその前に書いた自転車道がかなり連続した道路は使えるかもしれない。
が、自転車道か歩道の自転車走行部分かきわどい区間がけっこうある。
バス停付近や駐車場の出入口付近が連続すると生垣などで区切れない区間が続くので。
そこに線だけでなくポールも立てているのは自転車道であることのアピールなのか。
さて、武蔵野の森総合スポーツプラザに行っていたのはANIMAX MUSIX 2024 SPRINGのため。
ANIMAX MUSIX 15周年記念という名目はあるけど、
以前は横浜・大阪と年2回やっていたのが、昨年は横浜で1回だったので、もう1回やったということかなと。
びっくりしたのは無料配信をやっていたことだが。
実際どんな風に見えたんだろ? アーカイブでも見られるらしいけど。
企画コーナーなどはわりといつものANIMAX MUSIXという感じはあったが、
2009年に開始した当時を思わせるようなえらく古い楽曲を引っ張って来たなというものもあった。
シークレットゲストと言って出てきたKOTOKOさんなんて古いよなぁって。
昨年歌手デビューなんて人も出てくる一方、こういうところにもフォーカスを当てるのは、
テレビ番組の公開収録であるANIMAX MUSIXらしいといえばそうかもしれない。
本当に長丁場だったけど楽しめましたね。