帰り道の献血ルーム

今日、研究室でプライベートのE-mailを見てたら「緊急!A型血小板献血のお願い!」なんてメールが血液センターから届いてた。

なんでも、

医療機関からの要請が集中し10/31現在、A型の血小板が不足しています。このままでは明日、明後日、医療機関にお届けすることが
難な状況になります。

明日、明後日には影響が出るって余裕なさ過ぎだろ。

そんな急に言われて協力できる人がどれぐらいいるもんかと思って、献血ルームの開いてる時間とか調べたところ、

帰り道に寄れそうだということがわかったので、研究室を少し早く出て帰り道に献血ルームへ向かった。


帰り道に寄ると言えば日本橋の献血ルームだ。近鉄で帰るときに寄りやすい。

時々、夕方に献血に協力をと呼びかけているのを見る。

ここで献血に協力すると帰るのが遅くなるから協力できなくて申し訳ないんだけど。(全血だと時間は短く済むとはいえ)

全血だと18時半まで受付しているのだが(不足時は19時まで受付を延長していることもあるよう)、

成分だと採血に時間がかかる分、受け付け終了も早く17時半までだという。

研究室を早く出たとは言え、たどりついたのは17:28、ギリギリだね。


献血ルームはガラガラだった。採血を終えた人1人と採血中の人1人だけしかいない。

平日の献血ルームなんてどうせ空いてるだろと思われる方もいるだろうが、

暇人はいるもので、午前中は意外に多いものだ。けど夕方になると、暇人はとっくに献血を終えて帰ってるわけだ。

そりゃこんなギリギリの時間にやってくる人はほとんどおらんでということだ。当たり前だな。

これだけガラガラだと問診票渡したら即問診・検査の採血だし、採血の準備も早いもんだ。

問診の時に「最後の食事から5時間経過しているとトラブルが起きやすいですから、クッキーを食べといてください」

なんて言われて、飲み物とクッキーを食ってたのだが、そんなゆっくり食べる暇もないぐらい早い。(ちょっと待ってもらったが)


どうも、今日は特に協力者の少ない日だったようだ。

採血の看護師は「自分もそうだけど月末って忙しいから、なかなか献血に行ってやろうと思う人が少ないんだろうなぁ」と。

それはわかる気がした。成分なんて仕事帰りにぽっと寄れるものでもなかなかないから。

それにしても、いきなり明日足りないなんて急なことを言うんだねと言うと、

「大阪府って大きな病院が多いから。消費も激しくて、昨日まで十分な在庫があると思ってたら、朝に注文を集計すると『えーっ』ってなることもあって」

と、協力者が多くて安定供給には万全とばかり思っていた大阪府のもう1つの側面を見た。


ただ、この献血ルームが空いていることにはもう1つ理由があるようだ。

かつては日本橋献血ルームといえばミナミでは唯一の献血ルームだったため賑わっていたのだが、

2010年に まいどなんば献血ルーム が開設され、2011年には心斎橋に 御堂筋献血ルーム が開設された。

そんなこともあって日本橋で継続して協力してくれていた献血者の相当数が難波や御堂筋に移ったとのこと。

難波にできたときには繁華街のど真ん中にできるのだから便利だなと思ったけど、心斎橋に出来ると聞いたときにはそんなにいるんかと思ったからな。


だから日本橋は「空いていていいよ」とのこと。繁華街からは外れているけど、地下鉄の駅にあるということで寄りやすいところではある。

それでも初めての献血で訪れてくれる人は相変わらず多いようで、それは喜ばしいことだ。

駅を通り過ぎる人が寄ってくれるのか、でんでんタウンか黒門市場かに用事がある人が寄ってくれるのか。

いわゆるオタクだって少なくはないだろうな。

まぁ僕が森ノ宮の血液センターで献血に協力することが多いのを見て、なんで森ノ宮なのと質問されたが、我ながら渋いチョイスだと思う。

9時から献血できるから午前中に済むのがいいと言ったら、なるほどなぁと言われたが。

アクセスの日本橋、午前の森ノ宮というのが僕のチョイスだ。


採血を終えて、アイスを食べながら、採血後の休憩をしていた。

そしたら本日分の血液を入れたバッグが採血室から出てきて、血液センターの人?に引き取られていった。

明日には血液センターから病院に運ばれていくのだろう。

こんなギリギリのやりくり、やりたいと思ってる人は誰もいないだろう。

しかし、献血への協力者がいつやってくるか、血液製剤の消費がいつやってくるかというのは操作しようがないのも現実だ。

そこで頼れるのはメール登録している人なのだ。特に成分献血なんて多くの人にはなじみがないものだし。

今日に来てくれというのは無茶苦茶な話だと思うんだけど、現に困っているのだから仕方ない。

思うところはあるのだが、協力する人がいないとどうにもならん話なので、運良く都合があったから協力してきたまでだ。

見栄っ張りのホテル

阪急ホテルがレストランで提供していた料理の表記と材料やらが食い違っていたということで大きなニュースになっている。

阪急阪神ホテルズ、メニューと違う食材を7万人に提供 (SANSPO.COM)

その後、他のホテルでもそういう事例が浮き上がってくるのだから、

そんなに珍しい事例ではなかったのだろう。


メニュー担当者と仕入れ担当者だとかの間でのやりとりが上手く行っていなかったのが原因だと言っている。

最初はメニューのとおりの材料で作っていたが、

後に仕入れ状況の変化などで材料が変わったもののそれをメニューに反映させなかった事例が大半のようだ。

その例として挙げられていたものの1つが九条ねぎを使っているとしていたメニューだけど、

メニューを決めたはよかったものの、九条ねぎを安定して仕入れるのが難しく、青ねぎ にすり替わってたとか、

その変更は正しいにしてもメニューに反映させなかったのは大問題だ。


このような事例は珍しくないらしいということを最初に書いたが、

それで僕が思ったのはホテルって見栄っ張りだよなってことだ。

ホテルの基本的な機能は旅行客が宿泊するところだけど、

そこで宿泊客をもてなすために料理を提供したり、各種のサービスを提供するわけだ。

そこで上質なサービスでもってもてなすのだと言ってそこに力を注いでいるのがたいていのホテルの姿ではなかろうか。

元は宿泊客の便宜をはかるためだったレストランだけを利用する人が出てきたり、それを利用して宴会を開く人が出てきたり、

果てにはホテルのブランドでホテルの外にレストランを作ったりする。


ホテルは上質なサービスを提供しないといけないと考えるところが多くて、

それで料理も上質な材料を使っているよということをアピールするわけだ。

そういう見栄っ張りはレストランだけのことでもないのかもしれない。けど一番目立つのはレストランかもね。

メニュー担当者は不必要に上質なサービスを求めすぎた、けどそれは実現できなかったわけだ。

客は気付かず満足して帰っていくのだから、誤った表記を直さないといけないという動機も起きず、現在に至ると。

食材の名前に満足感を感じていた客もいけないな。


一人で旅行に行くときは宿に気を遣うこともあまりなく、上質のサービスで迎えてくれるようなこともない。

得てしてそういうホテルはレストラン含め、宿泊以外のサービスは大したものはないのだから、考えても仕方ないのかも知れないけど、

見栄を張らなくてもいいと思っていれば、こういう問題は起きなかったんじゃないかな。

だってメニューで良質な食材を使っていることをアピールする必要がないんだから。


そこで対称的だなと思ったのがスーパーホテルだ。

僕は泊まったことないんだけど、よくある宿泊特化型のホテルだ。

人員を削減するために自動チェックイン機が導入されていて、チェックアウトの手間を省くために鍵は暗証番号というから徹底している。

ただ、スーパーホテルですごいなと思ったのが眠りのためにありとあらゆる工夫をしているということだ。

ぐっすり研究所 (スーパーホテル)

合理化のために典型的なホテルにあるものでも省いたものはあるが、眠りだけは妥協しない。

宿泊ということについて言えば、このような等身大のホテルこそ評価されるべきなのかもしれない。


今回の問題を受けて、担当者間での連携強化だとか、いろいろ行われるんだろうけど、

僕が本質的だと思った、ホテルが見栄っ張りであることは改められることはないのだろう。

客もそうであることを求めているようだから、仕方ないのだろうけど。

そしたら、似たようなことはまたどこかで起きかねないように思える。ホテルがホテルである限り逃れられない問題かも知れない。

bitcoinというP2Pの金

とあるところで支払い方法がbitcoinになるか? なんて話が書いてあって、Bitcoinって何なんだ? と思って調べてみた。

どうもP2Pで生成される通貨らしい。

調べて行くときわめて巧妙なものであることがわかった。


bitcoin

中本哲史と名乗る人がインターネット上で匿名でbitcoinを考案したという。

これがかなり怪しい話で、日本人らしい名前だが、実は日本人ではないとか、とにかく謎に包まれている。

アルゴリズムと実装は完全に公開されていて、今は有志の手で維持されているようだが、使えるシステムだと考えられている。


bitcoinはネットワーク全体で生成されるスピードが制御されている。

これで世の中に流れているbitcoinの量を制限しているわけだけど、

bitcoinを生成するためにはminingという計算を行う。

この計算の難易度というのは10分で1ブロック生成されるようにネットワーク上で決定される。

このminingというのは採削という意味の言葉だけど、

bitcoinというのはいわば金のようなもので、金は埋蔵量に限りがあるし、金を掘り当てるためには人員を投入しないといけない。

金の価値が高くなれば採削にたくさん人を投入しても儲かるように、

bitcoinの価値が高くなればminingに参加するコンピュータが増えて必要な計算量が増える。

現在はbitcoinのminingは専用のLSIで行われているとか。


miningで生成されたbitcoinは送金することができる。送金を受けた側はその一部を別のところに送金できる。

こうしてbitcoinは流通していくわけだけど、送金を受けるときにはその送金が正しい送金か確認する必要がある。

この確認には10分ぐらいかかる。少額ならば届いた時点で支払い完了としてもいいけど、大金だと10分だか待って確認した方がよいとのこと。

あと、送金には手数料は必ずしも必要ないのだけど、支払うと速く処理されるとのこと。

どうも送金の確認にはminingの手を借りているそうで、miningしてるところに手数料を払うと優先度が上がるということらしい。

ほんのわずかの手数料を支払えば十分だそうで、送金手数料は払うにしても無に等しいといえるようだ。


bitcoinは金のようなものだと書いたけど、

金は稀少なものだから価値を見いだす人がいて、お金で売り買いされている。

bitcoinも稀少なものだから価値を見いだす人がいて、お金で売り買いされている。

Mt.Gox

世界最大のbitcoin取引所らしいMt.Gox、日本の会社だそうだ。

ここでbitcoinをお金で売り買いすることができる。

大量の計算量を投入してminingした人が持ち込んで売る人がいたり、bitcoinでの支払いのために買う人がいるということだな。

当然、bitcoinの価値はその時々の取引状況で変わるわけだ。

今は1BTC=2万円ぐらいのようね。


bitcoinの使い道の1つに外貨送金がある。

まともに外貨送金をすると手数料がかなりかかるが、bitcoinを間に挟めばわずかな手数料で済む。

もちろん送る側と受ける側、それぞれに取引所があって、流動性が高くて、それを安い手数料で使えることが前提だけどね。

金を買って、これを送りつけて先方で換金してもらえばいいと言ってるのと同じことだ。

しかしbitcoinの送金はネットワーク上でせいぜい10分ぐらいで済むのだから楽だ。


このbitcoinが広く使われていた市場があった。

Silk Roadという匿名ネットワーク上の違法市場で薬物とかが取引されていたらしい。

あらゆるドラッグが買えるアングラサイトと追跡不能なP2P通貨Bitcoin (GIZMODO)

bitcoinそのものは匿名なのかというとなんとも言えないところだけどね。IPアドレスは残るから。

ただ、銀行送金のような規制もないし、なかなか簡単に追跡はできない。

Silk Roadの運営者はbitcoinで手数料を取って60万BTCとかいう巨万の富をbitcoinで稼いだのだとか。

この運営者は逮捕されたのだけど、大半は暗号化されているからアクセス出来ないままのよう。

Silk Roadから没収したBitcoinを入れたFBIの「プライベート・ウォレット」に「荒らし」が殺倒 (TechCrunch)


bitcoinの光と闇とも言える2つの例を持ってきたわけだけど、

bitcoinで注意しないといけないのは、取引状況によってレートは変化するということだな。

実際、Silk Roadが閉鎖される前後でbitcoinのレートは暴落したそうだ。

bitcoinを使おうという人が減ったからだな。

だからbitcoinを持ち続けるというのはあまりよい策ではないかもしれない。

あともう1つ、bitcoinのリスクとしてよく言われているそうだけど、

流通しているbitcoinは全体の1/4ぐらいで、残りは流通せず誰かの手元にある。

bitcoinの流通量は増えて行くにしても、増えるスピードはどんどんゆっくりになっていく。

だから初期のまだbitcoinが大した価値を持ってなかったときに買い占めてる人がいたとして、

それを一気に市場に流すと大混乱が起きることになる。そこが心配されている。


ただ、それは金本位制をやめた理由にも通じるところで、

経済の拡大に応じて通貨の流通量を増やしていくことが金ではできないという、それが問題だったわけだ。

ただ、中央銀行が信頼できるかどうかというところに問題が生じる。

中央銀行は信頼できなくても金は信頼できると思っている人はいる。

このあたりが巧妙でbitcoinはなにかの後ろ盾がなくても、稀少であると言うことで価値を持てるようにしている。


testnetというテストモードのbitcoinで試しに遊んでいたのだけど、確かに便利だ。

bitcoinのクライアントを –testnet のオプションを付けて立ち上げる。

立ち上げるとbitcoinのネットワークから情報を同期する。これは時間がかかる。終われば使えるようになる。

Mojocoin Testnet3 Faucet

ここからbitcoinを送金してもらう。そしたらすぐに届いたことが出てくる。

けどこの時点ではUnconfirmed、まだ信頼できるかはわからない。けど10分ぐらい経てばConfirmedという結果を返してくるノードが出てくる。

1つでもConfirmedとなれば信頼していいでしょうと。

なるほどよくできてるなぁと動かしてて思った。

懸賞応募がめんどくさかった

先日、大学からWebからアンケートを回答すると抽選でプレゼントをあげるということで、

Webからちまちまアンケートに答えていた。まぁそこまで時間がかかるものではなかったが。

回答して満足していたのだが、その後E-mailで懸賞に参加するには別途応募が必要と連絡が来た。


ところがめんどくさいものだからもういいやと放ったらかしにしていた。

当たるか当たらないかわからない懸賞に応募する気がおきなかったのもあるけれど。

なにがめんどくさいかというと、1つは応募書類の作成、もう1つは提出だ。

応募書類の作成だが、回答完了した証拠画面を付ける必要がある。

PrintScreanしてちょこちょことすればいいのだが、いちいち印刷していろいろするのがめんどくさい。

ただ、それよりも障壁を感じたのが応募書類の提出先だ。

工学研究科エリアには提出場所がないのよね。

一応、同じキャンパスにあるのだが、けっこう離れてるもので、そこまで行くだけでめんどくさい。

当たるか当たらないかわからないもののためにそれだけの手間をかける気にはならなかったわけだ。


特に提出の手間のため応募するに至ってなかった学生は多かったようで、

研究室で一緒に出しに行くかなんて話が出てきたら、みんなこぞって応募書類を作り出した。

それにつられてアンケートに回答する人も出てきたのは単なる周知不足だろうが。

気付いてみれば研究室には応募書類が10枚近く積まれていた。

みんな考えていることは一緒だったんだな、と、このブームを見て思った。


そもそもの問題は回答しただけでは応募したことにならないのかという話だ。

おそらくアンケートが完全匿名であるため、誰が回答して懸賞に応募するかということを把握できないというのが1つだろう。

とはいえ、意向調査など匿名ではないアンケートも実施できるようになってるんだろうとは思うけどね。

もしかすると、匿名と実名の混在したアンケートは作ることができないのかもしれない。

それにしても回答完了ページに応募ページへのリンクを出すなど、工夫のしようはあるような気がするが。


そして研究室の動きを見てもわかるとおり提出場所が遠いことだ。

結局のところ、このアンケートを実施してる部署の事務所まで持って来いってことなんだよね。

広く学生を対象にしてるアンケートの割には不親切な話だ。

学部・研究科事務所に回収箱を置くぐらいならそこからの回収の手間も高々知れてると思うんだけどね。

工学研究科は広いけど、それでもこの中に1つあればずいぶん違う。

人の流動が工学研究科でほぼ完結しているだけに、そこから出て行く用事がほとんどないわけだけど、

工学研究科エリアの中ではそれこそ食堂や売店にいくついでにとやりやすいわけだから。


そもそも別途応募の手続きをしなくても懸賞に参加できるようにするべきなんですけどね。

このことが分かれているなんてE-mailで連絡が来るまで気付かなかったわけだけど、

まさかそんなことになってるなんて思わないよね。

ユーザーフレンドリーという言葉がいいんかは知らんが、そもそも手間がかからない仕組みを目指すのが道理だ。;

寄付金はどこにいくの?

この前、高専の同窓会から手紙が届いて、高専祭とそこで開催される総会の案内が入ってたのだが、

それとともに50周年記念事業への寄付を呼びかける文書も入っていた。


寄付をせびるといえば、うちの大学もそうだ。研究環境の充実のために寄付を募っている。

学校というのは得てしてそういうものなのかもしれないが、

しかしその寄付金がどうなるのかというのは気になることだ。


高専の50周年記念事業への寄付の使い道の筆頭は記念式典の開催と記念誌の作成だという。

まぁこれはわかるわな。

一定の寄付してくれた人には記念誌をくれるそうだ。

ただ、口数が少ないと電子版になるようだからありがたみは薄いが。

とはいえそれだけではなく、学生支援や地域との連携を深めるためにも使うということも書かれているが、

これがあまり明確ではない。


明確ではないとはいうけど、使い道は列挙してあるんだけどね。

ただ、キャンパスの環境整備は税金ではできない部分なのかは明確ではないし、

国際交流事業の推進といっても、この事業の寄付金では継続的に学生を派遣したりそんなことはできないだろう。

図書の充実というのはもっともらしいことだが、定期的な購入では追いつかない部分が何なのかはわからない。

インターンシップの充実にお金がいるというのもピンと来ないのだが、

新しいインターンシッププログラムを開発して継続的に実施するという意味ならなるほどとは思うけどね。


まぁ基金を作って運用益でなんかするならわからんではないんだけどね。

というか調べたらうちの大学はそれをしたいようだ。

そうはいっても今の時代に運用益なんて期待できるんかという話なんだけどね。

まだ始まって数年のようだけど、基金への積み増しよりも取り崩しの方が大きいようだし。

基金を作ってなんてことがかなわないなら一度限りの事業になるわけだが、

そこで将来にわたって役立つ事業ができるのが好ましいと思うのだが、どういう事業がよいのだろうか。


そういう将来像を示せるかどうかってところが寄付への協力を呼びかけるポイントかもしれんね。

まぁメインは記念式典と記念誌だろうし、そのための費用を確保した余りを学生支援などに使うというのが本音かもしれんけどね。

それでも、記念誌の電子版をもらえるぐらいの寄付はしてもいいかもしれない。

そんな大金は寄付する余裕はないけどね。

インターネットで太平洋を越えるFC2

Livedoorの運営者がLINEだということを昨日書いたけど、

そういやFC2の運営者ってFC2って会社なんだけど、

この会社はアメリカにあるんだよね。


FC2というと僕の印象としてはBlogで使ってる人が多いなと。

BlogといえばLivedoorかFC2かなんて思ってたこともあったほど。

Blogが中心なのかなとは思うんだけど、他にもWebスペースや動画共有サービスも提供している。

歴史的にはWebスペースから始まって、Blogを始め、2009年に動画共有サービスを始めたということらしい。

ただ、いずれにしても日本向けのサービスばかりで、アメリカの会社と言われてもピンと来ない。


会社概要 (FC2)

確かに所在地はアメリカのネバダ州になっている。

社長も日本人には見えないが、創業者は日本人らしく、経営にも深く関わっている。

謎の会社FC2の正体がついに明らかに? (まあ待て、ブログを借りる前にここを読め。)

ネバダ州の会社にして「高橋理洋氏はロサンゼルス在住」というのは不思議な気もするが、

便宜上の所在地で、実際にはロサンゼルスに拠点を持っているようだ。(求人情報の勤務地もロサンゼルスになっている)

ただ、少なくともアメリカに実態はあるし、サーバーもアメリカにあるらしい。


もっとも開発については日本にある会社が委託を受けて日本で行っている部分もあるよう。

全く日本に拠点をおかずに日本向けのサービスを提供しているわけではない。

しかしサービスの提供は全てインターネット越しに行われることもあって、FC2自身は日本に事業所を持っていないらしい。

まさにインターネット時代だからこそできることである。


ただ、そのせいで日本の法律がFC2に及ばないという問題が生じている。

日本のプロバイダーであれば権利侵害があったとき、その発信者の情報の開示を請求することができる。

しかし、日本国内に事業所がない場合、日本で裁判をできるかというところに疑問があった。

そこで民事訴訟法第3条の3に「日本において事業を行う者(日本において取引を継続してする外国会社を含む。)に対する訴え」は「当該訴えがその者の日本における業務に関するものであるとき」は日本の裁判所が管轄できることを示した。

それを受けてFC2に発信者情報の開示を求める裁判が起こされ、それが認められたという話があった。

“無法地帯”FC2に情報開示命令 民訴法改正後初の事例か (ITMedia)

FC2はこれに応じて情報開示をしたようだ。

これで応じなかったとき、強制力が及ぶかというと、それはアメリカの協力がないと難しいが。


インターネット越しにサービスを受けると言えば、まさにLibserverがそうだ。

Libserverはかつては自宅にあったが、今はさくらのVPSを使っていて、サーバーは大阪にあるはずだ。

ただ、どうせサーバーに直接触れることができないのだから、日本国内にサーバーがある必然性はない。

今でこそクラウドだとかいうけど、そうなる以前には都心にあるデータセンターがもてはやされたなんて話もあるが。

(今でこそ石狩市にデータセンターを置いたさくらインターネットだけど、それまでは都心立地のものばかりだったらしい)

ただ、ハードウェアのことはホスティング会社が面倒見てくれて、ソフトウェアはどうせ遠隔操作だとなれば場所はどこでもいいという話になる。

インターネット越しでなにもかも完結するのだからどこにあるかは重要なことではないのだ。


以前、外国で行われているサービスを日本で買っても消費税がかからないという話を書いた。

国境を越えると消費税はかからない

その話にしてもそうだけど、インターネット時代に国境を越えるのは簡単なことだけど、

だからといって法律は越えられないという、そこの難しさというのはあるよね。

越えられてしまっても困るんですけどね。ただ、放っておけない問題が生じているのも事実だ。


日本国内に事業所を置かずとも日本向けにサービスを提供するものには、日本国内の事業者と部分的には同様に扱おう、

という話はあるけれど、ただ、ある程度絞り込まないと難しいよなと。

FC2みたいなのは外国会社とはいえ明らかに日本向けにサービスを展開してるわけで狙いやすいけど、

そうでもなければ手間ばかりかかってあまり効果が無いって話になるし、大変なことだ。

なくなったライブドアとこれからのLINE

こんなニュースを見て、ふとライブドアのことを思い出した。

Lineが2014年に東京証券取引所に上場との報道 (Yahoo!ニュース)

LINEは正式に決定した事実はないと発表しているし、実際のところはどうかわからないけど。


この前、Livedoorドメインでドメインの更新をしてたときに気付いたんだけど、Livedoorの運営者って今はLINE株式会社なんだよね。

当然のことながらかつてはライブドアという会社がLivedoorのサービスを行っていた。

このライブドアという会社は東京証券取引所のマザーズの市場に上場していたのだが、

2006年に有価証券報告書の虚偽記載の疑いで捜査が入ったときに株価が大暴落して、後に上層部が逮捕され上場廃止になった。

まぁこの事件自体かなり怪しい話ではあるんだけど、株価が暴落したことは紛れもない事実だ。

上場廃止になると ほふり が使えなくなるということで、大暴落した株式のために紙の株券を刷る必要が生じて、

そのことで株券を刷る会社だとかなんとか言われたものだ。

けどその後のライブドアがどうなったのか気付いてない人も多いのではないだろうか?


ライブドアはポータルサイト以外にも様々な事業を行っていたが、その事業の整理が行われた。

例えばライブドアの金融部門は独立して かざかフィナンシャルグループ となった。

それに合わせて ライブドア証券 が かざか証券 に改名されたりした。(ちなみに かざか証券は今はかざかフィナンシャルグループに属してないらしい)

そしてポータルサイト事業・ネットワーク事業を新しく設立した ライブドア株式会社 に分離して、

それまでのライブドアは ライブドアホールディングス に改名して持株会社となった。後にこの会社はLDHに改名されている。

それで事業の整理を進めてきたのだが、2010年にライブドア の株式を NHN Japan が買い取ることが決まった。

この時点でライブドアとLDHの関係は切れ、LDHはライブドアグループを整理するという役目を終えて解散することになった。

解散に当たっては株主に1株あたり1134円を配当したが、それ以前から順次配当が行われていたようで、

上場廃止直前には大暴落した株式もこうして整理してみるとけっこうな価値があったようだ。

こうやって眺めてみると、かつてのライブドアの株主にNHNが金を払ってライブドアを引き取ったってことになるわけだ。


NHN Japan という名前を言われてピンとくるだろうか?

この会社はかつて ハンゲームジャパン という会社で、韓国のNHN傘下の会社だった。

その名の通りHangameの日本での展開のために作られた会社だ。

これが改名されて NHN Japan という名前で長らくやってきた。

その傘下には NAVER を運営するネイバージャパンという会社もあった。

このNHN Japanという会社は2011年にLINEのサービスを開始して爆発的なヒットを起こした。

このLINEのサービスを基軸にNAVER・Livedoorのポータル事業も加えてWebサービス事業の拡大を進めていくために、

2013年にWebサービス事業は LINE株式会社、ゲーム事業は NHN PlayArt株式会社 に分離された。

両社はともに韓国のNHNの100%出資のはずで、兄弟会社にあたる。


LINEというサービスは日本で開発されたサービスであることは間違いないのだが、

さっきも書いたとおりNHN Japanという会社は韓国のNHNが100%出資する会社なので、日本の会社なのかというと微妙なところ。

とはいえ、日本のNHNの独自性を表すサービスであったことは間違いなくて、

それが新社名に LINE の名前が取り入れられた理由だろう。僕はあんまりいい名前とは思わないけどね。

名前が変わっても資本関係はこれまで通り韓国のNHNが100%出資のままなのだが、大きな決意の表れではあったようだ。

新会社LINE発足 会社分割に隠された深謀遠慮 (日本経済新聞)

いろいろ書かれているのだが、現時点では資本的には韓国のNHN傘下ではあるものの、LINEのことは日本でやるということを明示できたこと、

海外展開のためLINE PLUSという会社を作ったが、LINEが6割、韓国のNHNが4割を出資する合弁会社になっていること。

これはLINEが主導権をにぎりつつ、資金的に韓国のNHNに助けてもらおうという考えだ、ということらしい。


この時点ではLINEで自律的に資金調達するのはまだ先の話だとは書いてあるけれど、将来的な検討事項ではあったのだろう。

だからといって韓国のNHNから独立するわけではないだろうが、上場したらLINE自身の株主が付くことになるわけだ。

そうやって資本的にも少し独立した関係になることで、LINEはLINEのものになっていくのだろう。


かつてライブドアという会社は派手に事業を拡大してきた。

株式分割を繰り返して、当時の制度上の不備なんかもあって、株式市場では大暴れだった。

しかし、騒動をきっかけにしてライブドアは株式市場から追い出され、

拡大しすぎた事業を整理して、会社はなくなり、事業はLINEの中でややひっそり生き残っているばかりである。

けどそのLINEという会社はLINEのおかげで注目を浴びていて、今まさに株式市場への上場を検討しているのではないかと言われている。

不思議なこともあったものだ。

京都市バスの明るい話題

京都市バスが来年3月の路線変更の概要について発表していた。

平成26年3月実施予定の市バス新運転計画について (京都市交通局)

「より便利な市バスを目指し「攻めの経営」スタート!」と書かれているが、

なんとバスの台数を増やして主要系統を中心に増発を行うのだという。

規模縮小の続く公営バスの中では珍しいことだと言われている。

いろいろあるんだけど、おもしろいと思ったところをいくつか。


なんといっても今回の目玉は深夜バスの運転ですね。

24時発で3本の深夜バスが設定される。

京都駅から西大路通方面へ向かうMN205号系統、京都駅から河原町通方面へ向かうMN17号系統、

そして桂駅から洛西ニュータウンへ向かうMN特西3号系統の3本だ。

MNはMidNightの略で、別に経路が変わるわけではない。ただし、割増運賃が設定されるよう。

元々の終車に比べて30分程度遅い設定になるということで、夜の足が確保される。

西大路通は設定されるだろうなぁと思ってたし、

桂坂があるなら(京阪京都交通が深夜バスを走らせている)洛西ニュータウンもあるか、と納得したんだけど、

河原町通というのはちょっと驚いた。京阪も近接してるんだけど、京都駅からの帰宅需要もあるのか。

むしろ堀川通かなぁと思ってたんだけど、ここはないのね。まぁこれも烏丸線から近いと言えばそうなのかもしれないけど。

深夜バスって倍額取ってもなかなか割に合わないらしいんだけど、あってよかったと頼られるバスになればいいね。


幹線系統の増発もいろいろ行われるのだけど、特に注目したのが岡崎界隈で、

5号系統が10分間隔から7~8分間隔に概ね1割程度増発される。

前に京都に行ったときに思い知らされたけど、5号系統の混雑はあまりにひどい。(京都を北から南へ美術館やらを巡る)

焼け石に水かもしれないけど、少しは緩和されればいいな。

それともう1つ。土曜・休日に岡崎・東山・梅小路エクスプレスという新系統が設定される。

梅小路公園~京都駅~五条坂~動物園前 という系統で、実際には現在運行されている 水族館・東山ライン の岡崎への延長となるのだろう。

この水族館・東山ラインは京都駅を通らない(烏丸七条は通るが)ということであまり利用されていないと言われているが、

京都駅を通ることになり、岡崎界隈まで行くと言うことで、100・5・206の補完系統として大いに利用されることになるだろう。

それとともに、岡崎界隈のバス停の名前が多数変更され、

京都会館美術館前 は 岡崎公園 美術館・平安神宮前 など、岡崎公園にあることや、観光施設との位置関係がわかりやすくなるようだ。

バス停の名前が長くなるという話はあるけれどね。

そんなわけで京都駅~岡崎界隈の輸送が増強されるわけだけど、この区間はやっぱり地下鉄が便利だと思うよ。


幹線系統以外の話題もある。

これまで市バスが走っていなかったところに新しい路線が設定される。

北区の柊野(ひらぎの)地区はかつて京都バスが運行していた雲ヶ畑という山奥の集落に向かう路線が経由していて、本数は少ないながらかつてはバスがあった。

ところが京都バスが雲ヶ畑へのバス路線から撤退すると言うことで、雲ヶ畑の人々は代替にジャンボタクシーを使って雲ヶ畑バスの運行を始めた。

雲ヶ畑の人はそれでよかったのだが柊野の人はこのバスが使えるわけでもなく、バスがなくなって不便になったといった。

この地域は区画整理で人口が増加していると言うこともあって新路線の設定が行われることになったよう。

まずは昼間だけだけど、京都市バスはこれまでも新規需要の掘り起こしから増発につなげてきたので、

もしかすると数年後には朝から晩までバスが走っているかも知れない。まずは一歩、昼間だけだけど大きな一歩だ。


一方で、かつて変更した系統が変更前の姿に逆戻りなんて話もある。

かつて、三条京阪前~西大路四条~太子道~馬塚町~京都外大前 という経路の27号系統というものがあったそう。

ところが四条通はバスが山ほど走っていてもったいないと思ったのか、

四条方面へは203号系統に無料で乗り継げるという制度を導入して、

27号系統は 京都外大前~馬塚町~太子道~西大路四条~光華女子学園前 に変更された。

ところが四条方面への乗り継ぎ制度は不便だったのかあまり利用されなかったということで、四条烏丸までだが四条方面への運行が復活する。

しかし、実は新しい27号系統は四条方面に向かわなくなったにも関わらず利用を伸ばしていた。

というのも新しい27号系統は西大路四条から南へ向かって五条通を通りぐるっと回って折り返してたのだが、

西大路五条にはイオンモールがあるということで、買い物に便利だということで新たな需要を発掘してしまったのだ。

そんなわけで今の27号系統も特27号系統として運行が継続されるよう。変な話もあったもんだ。


ほとんど市バスにとっては明るいニュースだ。

京都というのはバスに頼ることが多い都市だけど、それに対応して利用拡大が実現できた京都市バスだからこそ、

こうして増車、増発を実現できたのだろうと思う。

原因はいろいろだけど、なかなかバスの利用は伸びないからさ。そんな中ではよくやってるなぁと。

利用が伸びた路線の増発はもちろん、深夜バスのような新しい試みもある。ぜひ伸ばして欲しい。

売店経由のTOEIC

前にTOEICを受験してから、そろそろ2年だし、改めて実力を確認するためにTOEICを受験するかー

なんてことをおぼろげには考えてたが、具体的にいつ受けるかは決めてなかった。

そんな中、E-mailで12月8日分の締め切りがもうすぐですよと届いて、

ちょうどいいしここで受験するかと決意した。


Webから申し込めばいいやと思ってたのだが、

大学の売店経由で申し込むと安くなるとのこと。

Webから申し込むと5565円のところ、大学経由だと5400円……微妙だな。

ただ、クレジットカードで払ったからといって165円以上の恩恵が受けられるわけでもなく、

まぁ少しはお得なのは事実なので、大学経由で申し込むことにした。


高専の時も売店からTOEICの申込みができたのだが、このときは郵便で申し込む必要があった。

代金が割り引かれてたかどうかは知らないけど、郵送はめんどくさいなんてことを思ってた。

しかし、今はTOEICの最終的な申込みはWebに集約されているようで、

売店で代金を払って申し込んでも、それを持って帰ってWebで申し込むことになる。

結局はクレジットカード払いにするか、売店払いにするかの違いだけで、少し安くなると言うことだ。


そんなわけで、TOEICの取扱カウンターに行くと、

ここに受験日と名前を書いてくれと申込書を書いて、代金を渡すと、

コードの書かれたシールを取り出してきて、これを貼った控えを渡してくれた。

あとはWebからこのコードを打ち込んで申込みするだけ。

すでにTOEICのWebサービスには登録しているので、個人情報の入力はいらないし、すぐに申込みは終わった.


団体受験制度のばら売りということだろうが、それにしても微妙な割引である。

もっと大胆な割引があればいいんだけど、公開テストではこの程度なのだろう。

ちなみに大学で行われるIPテストのばら売りも取り扱ってるようで、これだとかなり安くTOEICを受験できる。

腕試しだけならIPテストもありとは思うけどね。

公開テストに比べると実施回数が限られるし、提出先がある場合、例えば大学院に出すとか、そういう場合に公開テストである必要もあるかもしれないが。


TOEICは久しぶりなので、E-learningで十分に慣らし運転をしてから受験したい。

こういうときにE-learningは役に立つのは確かではある。必要と思う部分だけ拾って使う分にはいいんですよ。

E-learningの英語の授業でも使ってたけど、自習に使ってもかまわないし、それは大学の望むところでもあるだろう。

こんな博士を育てたいというけれど

研究室にB4向けか、大学院の研究科横断的なプログラムのチラシが届いた。

このプログラムの宣伝、僕も大学院入学前に郵便で受け取ってるんだよなぁ。


そもそもこのプログラムはどんなプログラムかという話だけど、

対象は博士を目指す各研究科に入学する大学院生ということで、5年間のプログラムとなっている。

各研究科での授業、研究室での研究に加えて、プログラムの授業を受けるということだ。

目指すのは、学問領域を越えての融合に取り組むリーダーだという。

そのために専用の授業も用意しているし、奨励金も用意していると。

この奨励金の額が大きいから、博士に行くのなら奨励金をくれるプログラムぐらいに思っている人もいるとか。


このチラシを見て、研究室のある教員が言ったのは、

全ての学問を知り尽くすというのはありえないことで、大切なのは分業と協業だ、

と、そんな冷ややかな反応。

とはいえ、あまりに細分化しすぎても仕事にならないのは明らかだ。

少なくとも僕は電気電子工学のことは一通りできる技術者でありたいし、

工学の各分野のことや、基礎となっている物理学のことや、そんなこともある程度は知っている人でありたいと思っている。

その程度はできることにしても、全ての学問まで手を伸ばすことはどうやってもできないよねという指摘だろう。


そもそも存在自体が怪しいという指摘があるけれど、

このプログラムでは、学問領域を越えて融合に取り組んできた人はこの世には何人かいるということか、講演会を開いているよう。

しかし、このプログラムの内容はそういう人になるための具体的な方法なのか? という疑問が生じる。

実際のところ、その学問領域を越えて融合に取り組んでいるという人だって、全部の学問の方向を向いてたわけではないだろう。

そんな中で一般的に言えることなんてあるのかな? という疑問はある。

コミュニケーション能力ぐらいは確かなことかもしれないけど。


どういうことをするには、どういう能力が必要で、どうすれば身につくか。

この対応が取れてこそプログラムの意義を説明するものになるだろう。

そのチラシもそうだし、僕が受け取った郵便もそうだけど、

コンセプトとプログラムの内容ばかり推していて、あまり説得力が無いというのは大きな問題だろう。

つまるところ、学長に気に入られそうなプログラムを用意して、金をせしめているというのが実情だろう。

そんなことするぐらいなら自分らに還元してくれとは指導教員の言葉だが。

まぁ学長は個別の専攻のことなんて知ったこっちゃないんだろうが。それはこの大学の規模からすればどうしょうもないことだ。