ショックなことがあって、それがヤフオクでクーポンの適用漏れがあったこと。
どうしてそんなミスをしてしまったのかというと、最近操作手順が変わったのである。
落札後の取引画面、手順の変更について (Yahoo!オークション)
従来は取引情報の入力とYahoo!かんたん決済での支払の2ステップに分かれていたのだが、
出品者が送料決定するプロセスが不要な場合はワンステップでできるようになった。
普通に考えれば便利になったという話ではあるんだけど。
そもそも、昔のヤフオクはおてがる配送もなかったし、かんたん決済も必須ではなかった。
取引ナビのテキストで送付先、送料、振込先などの情報をやりとりしていた。
これがだんだんと定型化されてきたという流れがあり、
まず送付先などの情報は取引ナビのフォームに入力することが基本になった。
支払はYahoo!かんたん決済の利用が原則になった。
送料も自動的に決まるケースが多くなっていた。
1つは送料込みの場合、開始価格=即決価格でYahoo!フリマへの掲載を希望する場合などこれにあたる。
2つ目が おてがる配送を利用する場合、この場合はサイズを登録しておけば、自動的に送料が計算できる。
3つ目があらかじめ送料を入力できるケース。
基本的には全国均一じゃないと難しいかな。(沖縄県と離島だけは別金額を指定できるが)
こうなってくると、送付先の入力→Yahoo!かんたん決済での支払は連続してできるのだが、
出品者が送料を決めるプロセスを挟むことがあるという理由で2工程に分かれていた。
Yahoo!かんたん決済のフォームも送料の額を任意に変更できるフォームになっていた。
すなわち、送料が自動的に決まるパターンでもやりとりで送料を変更することはできた。
ただ、これがトラブルの原因になるケースもあったんじゃないかと想像するところはある。
あと、この仕組みを理解できてなくて、支払せずに放置されるケースもあったかもしれない。
冒頭に書いたクーポンの適用漏れがなぜ起きたのかという話だが、
従来はYahoo!かんたん決済のフォームへの入力時にクーポンを選ぶ仕組みだったが、
新しいフォームでは一括化されたので、最初の取引情報の入力時にクーポンを選ぶ必要がある。
ところがそのことに気づかず、かつ表示を見落としてしまったのである。
Yahoo!フリマと同じになったという意味ではよいのですが。
ちなみにYahoo!フリマの場合はクーポンはそのとき持っているものでもっとも有利なものが自動選択される。
が、それがもっともよいかは状況によるので選びなおす必要はあるかもしれない。
実は今回、落札した商品は大きな不満があって、
それが本なのに発送方法が宅急便だったということである。
それを おてがる配送で落札者負担となっていたのである。
明らかに割に合わない送料をふっかけてくる商品というのはあるが、
これはおてがる配送なので、支払った送料はそのまま差し引かれる。
なので送料を浮かせて出品者がかすめ取るみたいなことはあり得ない。
(そういう行為はそもそも禁止されているけど)
ただ、それでもこれまでメルカリなどに出品されていた価格よりは安かった。
本当ならネコポスとかゆうパケットのような手段を選んでほしかったが、
そのためには一旦出品を取り消してもらわないといけない。
オークションの期日も当日まで迫っており、取り消して再出品という対応には時間に余裕がない。
落札後に発送方法を変更できるか確認してみたのだが、
匿名配送で変更できるのは想定より大きなサイズになった場合のみで、
後からネコポスに変更するようなことはできない。
となれば匿名配送を使わずにレターパックライトなど考え得るが、
レターパックライトの430円と宅急便60サイズの関東圏内々750円はそこまで大きな差ではない。
この出品者、過去の実績でも発送が早く、それは おてがる配送だからこそというのはある。
おてがる配送の枠内でネコポスに変更して、送料が安く出来るなら、
これは出品者にとっても受け入れやすいが、全く違う方法は難しいだろう。
後で気付いたけど、そもそも新しいフォームでは送料を後からやりとりで変更すること自体ができない。
なので落札後のやりとりで送料を変えるということがそもそもできない。
できるとすればまとめて取引の場合のみである。
だからこそクーポンを適用して送料を少しでも相殺したいと思っていたのだが。
このミスに気づいたときにはものすごいショックだったのだが、
それでもメルカリよりはだいぶ安かったし……とは思う。
あと発送はすごく早かった。この点ではよい出品者である。
送料出品者負担でおてがる配送を使っているのも透明性が高くて基本的にはよい。
ただ、そもそもこれが宅急便60サイズというところが疑わしいことが問題である。
絶対そんなサイズなわけがないんだけど。