ふと、JRバスが関西⇔東京系統のバスのダイヤを7月から変更すると書いてあった。
その要旨は、
- プレミアムドリーム号を1往復から5往復に増発
- 青春エコドリーム号を2往復から4往復へ増発
なんかえらい極端な変更だなと思った。
さらに詳しく言うと、7月以降の関西⇔東京系統の夜行バスはこうなる。
- ドリーム号 (3列シート・2階建て・定員38人)
- 神戸発着(宝塚駅・京都駅経由)1便
- 大阪発着1(3)便(繁忙期の1便は京都駅経由)
- 大阪発着・中央自動車道経由 1便(中央ドリーム号)
- 大阪発着(京都駅経由)・女性専用車 1便 (レディースドリーム号)
- プレミアムドリーム号 (2階:3列シート 定員24人・1階:2列シート 定員4人)
- 神戸発着(大阪駅経由)1便
- 大阪発着1(2)便
- 奈良発着(京都駅経由)1便
- 大阪発着・中央自動車道経由 1便(プレミアム中央ドリーム号)
- 大阪発着(京都駅経由)・女性専用車 1便 (プレミアムレディースドリーム号)
- 青春ドリーム号 (4列シート・2階建て・定員52人)
- 奈良発着(京都駅経由)1便
- 神戸発着(宝塚駅・京都駅経由)1便
- 大阪発着1(2)便 (1便は京都駅経由)
- 大阪発着・中央自動車道経由 2(3)便(1便は京都駅経由) (青春中央ドリーム号)
- 大阪発着(京都駅経由)・女性専用車 1便 (青春レディースドリーム号)
- 青春エコドリーム号 (4列シート・2階建て・定員56人)
- 大阪発着2便
- 大阪発着・中央自動車道経由 2便 (青春中央エコドリーム号)
- 超特割青春号 (4列シート・1階建て・定員45人・トイレなし) 繁忙期のみ運行
まぁこの系統のバス多いからね。列挙するとこんな風になる。
括弧内は繁忙期の本数。週末とかは繁忙期扱いで本数が増えます。
ここで驚くべきはドリーム号の減便とプレミアムドリーム号への振替である。
もともとドリーム号はとても多かったのだが、かなり減った。元々あった奈良発着便もなくなった。
一方で、プレミアムドリーム号に奈良発着便が増えた。すなわちそういうことだ。
なんでなのかなと思ったけど、ドリーム号とおなじような3列シートの夜行バスって多いのね。
例えば奈良発着だと、奈良交通のやまと号がある。やまと号はいろんなバス停に停まる。
例えばやまと号 奈良-新宿線はJR奈良駅・近鉄奈良駅・天理駅・大和高原都祁(針TRS)・大和高原山添と止まる。
一方、ドリーム号はJR奈良駅と王寺駅にしか止まらない。
王寺駅へは別のやまと号が走ってるので結局のところ停留所の数でやまと号に勝てるわけはない。
しかし、プレミアムドリーム号みたいなバスは他社は設定していない。
以前、八戸からシリウス号で東京駅についたとき、大阪からやってきたプレミアムドリーム号が止まってたがかっこいいバスですわ。
プレミアムドリーム号の2階席は特急のグリーン車の座席と同じようなのを付けてあるらしい。
座席の幅も広いらしく、独立3列にすることはあきらめたらしい。独立させるにはスペースが必要ですからね。
定員もかなり少なく、一般の3列シートの車両に比べるとかなりゆったりしていることがわかる。
ドリーム号の2階席は30人だが、プレミアムドリーム号は24人だ。2列分少ないってことだ。
1階席はプレミアムシートで、4席しかない。やたらリッチですね。高いものの人気があるらしくすぐに売り切れるそうな。
今回の増発に合わせてプレミアムドリーム号も値下げされてます。
大阪⇔東京の2階席が8800円ですね。今までのドリーム号の8610円(繁忙期)とさほど差はない。
その一方、青春エコドリーム号が増便された。
青春エコドリーム号は乗りましたが、たいそう窮屈なバスだったわ。
まぁインターネットで早く買ったから大阪から4000円以下で乗れたし、まぁ座ってしまえば大した問題もなかったが。
しかし、同じように格安で運行されている青春ドリーム号との違いは何なんでしょうかね。
どうも調べると青春ドリーム号は一般のバスに比べると少々ゆったりしているらしい。
なので2階は11列で、実はドリーム号と同じなんですね。4列と3列の違いぐらいしかないらしい。
ただ、青春エコドリーム号は一般のバスと同じで2階部分は12列ある。その違い。
しかしまぁこの差ってどんなもんなんでしょうねぇ。座席自体はどっちも差はないでしょうし。
まぁそういうこともあって増発に至ったのかと。
大阪発以外はいままでの青春ドリーム号が活躍するところと思いますが。
さて、これは夜行バスの話、昼行バスにも関西⇔東京のバスがある。昼特急ですね。
これもいろいろ変わる。
- 東海道昼特急号 東京駅・新宿駅⇔大阪駅2(3)便(1便は京都駅を経由しOCAT発着・繁忙期の1本は新宿駅通過)
- 中央道昼特急号 東京駅・新宿駅⇔大阪駅2便(1便はOCAT発着)
- 青春昼特急号 東京駅⇔大阪駅1(2)便
- プレミアム昼特急号 東京駅⇔大阪駅2便 (1便は京都駅経由)
いままであった京都発着がなくなった。一部の便は京都駅経由、それ以外も京都深草BSには止まる。
それに伴い減便になってるが、それだけ大阪発着の人気が高かったということだろう。
京都深草BSも決して悪い立地ではなく、京阪や近鉄に乗り換えられるので見方によっては便利。
夜行バスの間合い運行なので、東海道昼特急号・中央道昼特急号はドリーム号の3列シートの車両。
青春昼特急号も毎日運行になったが、これも青春ドリーム号の車両で走るので、4列の昼行バスにしてはちょっとゆったりしてるのかな。
そしてプレミアム昼特急も増便になった。これもプレミアムドリーム号の車両で走るので、なにかとゆったりしてるはず。
昼特急シリーズは割安で、大阪⇔東京がふつうの昼特急で6000円、プレミアム昼特急の2階席で6200円、青春昼特急号で4200円。
プレミアム昼特急には電源が新しくつくようだし、長いバスの旅も楽しくなるかも知れませんね。
まぁこんなこと言ってるけど、昼特急は使う理由ないからなぁ。
東名ハイウェイバスで名古屋まで行って、そこから近鉄の方が便利ですからね。
東名ハイウェイバスもこういうのがあればいいのになとおもったら、実はちょこちょこあったのね。
電源付きという意味で見ればJRバステックのバスは後ろの方が電源付きみたいだし、
プレミアムシートとかスーパーシートついてる車両は全席電源があるらしい。
そうじゃなくてもJR東海バス運行のバスで運が良ければ電源があるらし
い。
最近はそういう流れみたいですね。ただ、具体的にどれならあるとははっきりしませんが。
高速バスの利点ってなんだろうというと、乗換が無くて比較的安いことでしょうね。
いずれのバスもその特徴は生きているのは間違えないでしょう。
極端に安いバスから、さほど安くはないがリッチなバスまでいろいろですわ。
さらには近くのバス停から乗れるバスもあるかも知れない。
今回の変更でそれがさらに極端になったように見える。
このあたり用途や予算に応じて選べるといいですね。