最近、北陸新幹線の利用が好調で指定席が埋まって乗れないという話が。
じゃあ増発しろよという話はあるが、これが難しい。
いろいろな制約はあるが、一番厳しいのが東京~大宮が東北新幹線と共用であること。
さらにいえば将来的には北海道新幹線も札幌まで延長されるので、より厳しい状況が予想される。
現在の東北新幹線東京駅は4分間隔、最大1時間15本の発着が可能である。
東京駅のホームが限られているので、全てホーム上で整備するのは無理なので、
すぐに上野駅に折り返して整備して東京駅に戻すという手法も使っている。
なので東京駅発着ではなく一部臨時列車で行われる上野駅発着にするのは、
全く無意味でもないがそれだけで飛躍的に本数を増やすのは難しいらしい。
となれば大宮駅での折り返しを行うと本数が増やせそうだが、そう単純な話でもないらしい。
この図で大宮駅のホームは下から上に向けて13~18番の順である。
中央の15・16番ホームを効果的に使うと折返できそうである。
ただ、16番ホームに北側から入るルートは東北新幹線の仙台方面への出発ルートと必ず重なる。
逆に15番ホームから北側に出るルートは東北新幹線の仙台方面からの到着ルートと必ず重なる。
(ちなみに現状の信号システムでは15番ホームから北側に出発することはできないそう)
さらに北陸新幹線と15・16番ホームを行き来する場合、東北新幹線の同方向のルートを必ず重なる。
仮に北陸新幹線の列車が折り返して北陸新幹線に再度出発する場合、
16番ホームに入るときは、東北新幹線の両側を止めないと行けない。
さらに出発時は東北新幹線の仙台方面の出発も止めないといけない。
15番ホームを使うとこの逆だが、いずれにせよ東北新幹線への影響が甚大である。
だから単純に考えれば大宮駅では北陸新幹線の折返は向かない。
一方で東北新幹線の折返は制約はあるが比較的緩い。
16番ホームに入るときは東北新幹線の仙台方面への出発を止めるが、
このとき北陸・上越新幹線の東京からの列車を通せばよい。
そして16番ホームから出発するときにも、北陸・上越新幹線の東京からの列車を通せる。
15番ホームを使っても同じで、こちらは出発時に仙台方面からの到着ができないが、
いずれも北陸・上越新幹線の東京発着便を通せばよいことである。
だからといって東北新幹線ばかり大宮発着にしては苦情が殺到しそうである。
東北新幹線は山形・秋田方面の分岐も含めればステークホルダーが多い。
で、考えたのだが、こうすれば北陸新幹線の折返便を挿入できるのでは? と。
- 東北新幹線と上越新幹線の東京行きが同時到着して、どちらかが東京に向けて出発
- 追って北陸新幹線の大宮行きが15番ホームに入る。
このタイミングで1.で待った方が東京に向けて出発する。 - 東京発の北陸・上越新幹線と、2.の折返の東北新幹線が同時出発する。
(このとき東京方面は北陸・上越新幹線のみ到着可能)
まず、東北新幹線も北陸・上越新幹線を両方止めることが回避できている。
1.で一方を待たせることで、1~2で8分枠に東京行き2本・大宮行き1本が入っている。
敦賀~大宮~那須塩原みたいな運行形態を採用するということですね。
この逆に東北新幹線からの大宮行きを16番ホームに入れて、
東京駅からの新幹線を待たせている間に大宮発の北陸新幹線を出すこともできる。
15・16番ホームで折返のための整備作業を行うと、それぞれ1時間2本程度の折返ができるだろう。
あわせて1時間4本程度の大宮発を出すことができる。
1本は北陸新幹線、1本はその折返の例えば那須塩原発着便、
あと2本は純粋に東北新幹線の折返に充てると。
東京駅に乗り入れられる列車が限られるとなれば、多目的な列車が優先ということになろう。
特に北海道新幹線の速い列車は東京まで頑張っても飛行機との競争は厳しいだろう。
となれば北海道まで速く走るのは大宮発着にしておこうという作戦はある。
東京~札幌より、大宮~札幌とか東京~倶知安の方が重要ということですね。
当然、車両数の問題など、他にも課題はあるのでしょうが。
北陸新幹線が一番厳しいのは、金沢方面にはくたか号しか設定されてない時間帯で、
長野~金沢をずっと各停で走るから何もかもこれに流れ込んでくる。
少なくともかがやき号も合わせて走ってくれないとどうにもならないと。
さらに かがやき号を追加するとなったときに大宮発着便を考えるという話だろうが、
そこまですると必要車両数がものすごい増えますからね。
もしかすると車両基地が間に合わないかもしれない。