大宮駅で北陸新幹線が折り返す方法

最近、北陸新幹線の利用が好調で指定席が埋まって乗れないという話が。

じゃあ増発しろよという話はあるが、これが難しい。

いろいろな制約はあるが、一番厳しいのが東京~大宮が東北新幹線と共用であること。

さらにいえば将来的には北海道新幹線も札幌まで延長されるので、より厳しい状況が予想される。


現在の東北新幹線東京駅は4分間隔、最大1時間15本の発着が可能である。

東京駅のホームが限られているので、全てホーム上で整備するのは無理なので、

すぐに上野駅に折り返して整備して東京駅に戻すという手法も使っている。

なので東京駅発着ではなく一部臨時列車で行われる上野駅発着にするのは、

全く無意味でもないがそれだけで飛躍的に本数を増やすのは難しいらしい。


となれば大宮駅での折り返しを行うと本数が増やせそうだが、そう単純な話でもないらしい。

東北新幹線 (配線略図.net)

この図で大宮駅のホームは下から上に向けて13~18番の順である。

中央の15・16番ホームを効果的に使うと折返できそうである。

ただ、16番ホームに北側から入るルートは東北新幹線の仙台方面への出発ルートと必ず重なる。

逆に15番ホームから北側に出るルートは東北新幹線の仙台方面からの到着ルートと必ず重なる。

(ちなみに現状の信号システムでは15番ホームから北側に出発することはできないそう)

さらに北陸新幹線と15・16番ホームを行き来する場合、東北新幹線の同方向のルートを必ず重なる。


仮に北陸新幹線の列車が折り返して北陸新幹線に再度出発する場合、

16番ホームに入るときは、東北新幹線の両側を止めないと行けない。

さらに出発時は東北新幹線の仙台方面の出発も止めないといけない。

15番ホームを使うとこの逆だが、いずれにせよ東北新幹線への影響が甚大である。

だから単純に考えれば大宮駅では北陸新幹線の折返は向かない。


一方で東北新幹線の折返は制約はあるが比較的緩い。

16番ホームに入るときは東北新幹線の仙台方面への出発を止めるが、

このとき北陸・上越新幹線の東京からの列車を通せばよい。

そして16番ホームから出発するときにも、北陸・上越新幹線の東京からの列車を通せる。

15番ホームを使っても同じで、こちらは出発時に仙台方面からの到着ができないが、

いずれも北陸・上越新幹線の東京発着便を通せばよいことである。


だからといって東北新幹線ばかり大宮発着にしては苦情が殺到しそうである。

東北新幹線は山形・秋田方面の分岐も含めればステークホルダーが多い。

で、考えたのだが、こうすれば北陸新幹線の折返便を挿入できるのでは? と。

  1. 東北新幹線と上越新幹線の東京行きが同時到着して、どちらかが東京に向けて出発
  2. 追って北陸新幹線の大宮行きが15番ホームに入る。
    このタイミングで1.で待った方が東京に向けて出発する。
  3. 東京発の北陸・上越新幹線と、2.の折返の東北新幹線が同時出発する。
    (このとき東京方面は北陸・上越新幹線のみ到着可能)

まず、東北新幹線も北陸・上越新幹線を両方止めることが回避できている。

1.で一方を待たせることで、1~2で8分枠に東京行き2本・大宮行き1本が入っている。


敦賀~大宮~那須塩原みたいな運行形態を採用するということですね。

この逆に東北新幹線からの大宮行きを16番ホームに入れて、

東京駅からの新幹線を待たせている間に大宮発の北陸新幹線を出すこともできる。

15・16番ホームで折返のための整備作業を行うと、それぞれ1時間2本程度の折返ができるだろう。

あわせて1時間4本程度の大宮発を出すことができる。

1本は北陸新幹線、1本はその折返の例えば那須塩原発着便、

あと2本は純粋に東北新幹線の折返に充てると。


東京駅に乗り入れられる列車が限られるとなれば、多目的な列車が優先ということになろう。

特に北海道新幹線の速い列車は東京まで頑張っても飛行機との競争は厳しいだろう。

となれば北海道まで速く走るのは大宮発着にしておこうという作戦はある。

東京~札幌より、大宮~札幌とか東京~倶知安の方が重要ということですね。


当然、車両数の問題など、他にも課題はあるのでしょうが。

北陸新幹線が一番厳しいのは、金沢方面にはくたか号しか設定されてない時間帯で、

長野~金沢をずっと各停で走るから何もかもこれに流れ込んでくる。

少なくともかがやき号も合わせて走ってくれないとどうにもならないと。

さらに かがやき号を追加するとなったときに大宮発着便を考えるという話だろうが、

そこまですると必要車両数がものすごい増えますからね。

もしかすると車両基地が間に合わないかもしれない。

豊予海峡トンネルはハンドルを握らせない?

大分県が愛媛県との間にある豊予海峡に海底トンネルを掘るとどうか?

という検討をした結果、事業費およそ9300億円で採算性があるとのこと。

豊予海峡のトンネル、事業費9300億円 大分県が「概算」示す (朝日新聞デジタル)

見積もりの妥当性は気になるところだが、よくよく見てみるとこんな条件があった。

トンネルの長さは21.3キロ。片側1車線の本坑の他、排水や換気、保守・避難に使う作業坑と先進導坑の計三つの穴を掘る前提で計算した。

これでは普通の高速道路としては使えないじゃないか。


日本で最も長い道路トンネルは首都高速中央環状線の山手トンネルだが、

これは都市部の地下トンネルなので、これを除けば関越トンネルの11kmがもっとも長い。

海底道路トンネルという観点は東京湾アクアラインのアクアトンネル(9.6km)である。

豊予海峡トンネルはこれらの2倍ほどと非常に長いトンネルである。

ちなみにアクアトンネルは大型船舶の航行と航空機の飛行の双方の妨げにならないように考えられた形態である。

当時はこの距離のシールドトンネルを掘るのは相当な懸念があり、

海ほたるPAを境に川崎側をトンネル、木更津側を橋にしたのもこの都合によるようだ。

今は山手トンネルのうち 大井~大橋のおよそ8kmを1台のシールドマシンで掘りきってるけど。


とにかくこんなに長い道路トンネル、事故が起きたら大変なことになるのは目に見えている。

それを片側1車線でやるのは無理があるのではないかと思うのだが、

これは一般的な高速道路と考えるべきではないのだろう。

というので思い出したのが第二青函トンネル構想である。


青函トンネルは建設時点から新幹線のトンネルとして作られた。

ただ、実際に新幹線が走り始めたのは1988年の開通から28年経った2016年のことである。

在来線時代から青函連絡船代替の旅客列車はあったが、

人の移動としては飛行機が多く利用されるようになり低調だった。

その一方で貨物輸送における重要性が高く、現在に至るまで貨物列車の方が本数が多い。

当初から新幹線トンネルは貨物含めて新幹線でという話であれば、

それを前提としたシステムを作ったかも知れないが、貨物新幹線の構想はとうに頓挫している。


これにより発生した問題は大きく2つある。

1つは新幹線がフルスピードを出せないこと。

貨物列車に追いついてしまうのも問題だが、すれ違いに懸念があるのも理由である。

もう1つは夜間のメンテナンス時間が十分取れないことである。

新幹線は法令により深夜0時~6時の運行が禁止されている。

これにより在来線よりも余裕を持ってメンテナンスが可能である。

ただ、青函トンネルは夜間も貨物列車が走るのでそうもいかない。

老朽化対策も必要だが、そのために取れる時間は限られている。


この問題の打開策として第二青函トンネルという構想がある。

基本的に貨物列車用のトンネルなのだが、片側1車線の道路を併設する案である。

「第2青函トンネル」実現の可能性は? “2階建て”構想の深度化に期待 (ITmedia)

といっても現時点でどこまで実現性があるんだろうねとは書かれている。

鉄道部が単線というのも気になるポイントではあるが、続行運転という手法はある。

ただ、この長さのトンネルを片側1車線、さらに言えば休憩施設なしは正気ではない。

しかし、それは人間がハンドルを握るから生じる問題なのであって、

自動運転を前提とした道路であれば問題ないはずだという話である。


全く的外れな話でもないなと思うのが、英仏海峡トンネルである。

鉄道トンネルだが、カートレイン(Eurotunnel Shuttle)が運行されている。

この距離の道路トンネルは無理ということで、カートレインという方策が採用されたと言われている。

ただ、これはこれでめんどくさい話である。

一定のルールに従う自動運転車に限るという方策はそう遠くないうちに実現するのでは? ということだろう。


豊予海峡トンネルは鉄道については四国新幹線になりうる路線である。

ただ、新幹線では貨物輸送への貢献ができない。

自動運転車に限るという制約があると、結局フェリーでの移動は続くのかもしれない。

それでも相当割合では海底トンネルが利用されるであろうと。

バスで旅客輸送も道路でという話もあるかも知れないが、

四国にはX字状の新幹線構想もあるので、これと関連付けて新幹線もという話はあるかもしれない。

これだと道路は専用の貨物車中心の利用でも話になりそうである。


なお、この構想が出てきた背景には熊本県への工場立地が進んだこともあるよう。

中九州横断道路という計画があり、これと組み合わせると四国から熊本まで一直線につながる形になる。

もともと大分県は海上輸送に依存する割合が高い地域である。

阪神港への長距離フェリーもそうなのだが、豊後水道を渡って四国へ向かうルートもそうである。

関門海峡を通るより、淡路島経由で四国を走って豊後水道を渡る方が近いのである。

それをさらに熊本方面まで広げられないかという話のようだ。


上記の話の前提として淡路島経由で本州・四国が結ばれていることがあるように、

この手の架橋・海底トンネルというのは地図を書き換えるほどの効果がある。

ただ、本州・四国間の架橋とはいろいろ事情が違うなと思う部分は多い。

瀬戸大橋は複数の橋で構成されており、途中の島で区切って橋を架けることができた。

いずれのルートも多かれ少なかれ経由地の島々の生活道路として機能している。

一方で豊予海峡は橋の経由地として妥当な島がなく、トンネル案が優位という結論に至っている。

かといって北海道と違って関門海峡経由のルートは昔からあって、

これは大分県を含む九州全域で十分使いやすい。

いろいろな観点はあると思うが、トンネルを掘る必然性は弱いのかなとは思う。

ケタ違いに交通事故が多い

台湾では交通法規に反する車が多すぎるという話がある。

で、調べると交通事故の件数が日本とはケタ違いに多いんですね。


統計快覽 (道安總動員)

昨年、台湾(正確に言えば澎湖・金門・馬祖も含む)での交通事故死は2858人(前年比92人減)とある。

日本では昨年1年で2547人(前年比-116人)とある。

ケタ違いに? と思ったかも知れないが、そもそも人口が違う。

人口10万人あたりに正規化すると、台湾は12.3人、日本は2.06人である。

ほぼ1桁違うんですよね。

統計方法の差もあるかもしれないが、交通事故死の基準が大きく異なるとも思えない。


ちなみに台湾の交通事故が多いことは外務省がわざわざ海外安全情報に書くレベルである。

海外安全情報ってそんなことも書いているのねという感じだが。

けっこう日本人も巻き込まれているみたいで……

イ 日本人の交通事故例
●高雄市内で、歩道に車両が突っ込み、通行中の日本人の方が巻き込まれて亡くなる事故が発生
●空港を出発したばかりの高速バスが壁に激突する事故が発生し、多数の日本人が負傷

(台湾 安全対策基礎データ (外務省))

どっちも気を付けてどうにかなるものではないが……


地域性もあるようで「県市毎十万人死傷数」を見ると見えてくる。

昨年1年間で10万人あたり死傷者が多かったのが 嘉義市(4575人)、台南市(3209人)、台中市(3172人)とある。

10万人あたり4575人って、住民の4.5%が1年で交通事故で死傷するということだから、

ポアソン分布に従うとすれば30年暮らして交通事故でケガする回数が、

0回が25%、1回が35%、2回が24%、3回以上が16%となる。


傾向としては台湾の中でも南の方が事故が多いとはあるが、

台北市の1125人、新北市の1855人もそれはそれで多い。

死傷者の基準をどこに取るかというのもあるので単純比較は難しいが、

日本では10万人あたり273人とかそんなものらしい。

台北でも日本より4倍ぐらいは危ないし、嘉義に至っては17倍である。


日本ではその昔、あまりに交通事故死が多い状況を「交通戦争」といい、

なんとかしないといけないと対策が進められた。

この時代に作られた歩道橋が老朽化して、信号付きの横断歩道で代替されることも増えている。

このように幹線道路での歩行者の安全対策は一巡した感もあり、

現在はゾーン30に代表される、生活道路の安全対策に重点が移っている。

現在も日本の交通事故件数は減少傾向である。


台湾にとってみれば日本の状況というのは参考にしたいところだが、

まだギャップが相当大きいというのは実情のようである。

原因の1つにはオートバイが多いという事情があるようだ。

日本でも地域によるが、大都市はオートバイより自転車の方が問題だし、

郊外では軽自動車を中心に四輪が広く活用されている。

自転車はスピード出ないし、四輪は安全対策がしやすいし、そう無理な運転はできない。

それだけが原因だとは思わないが、安全対策が難しいことは事実のようだ。


というわけでなかなか怖い話である。

世界的に見ればこれぐらい危ない地域はなんぼでもありそうだが、

必ずしも道路インフラが未発達なわけではないし、基本的には法の支配の行き届いた地域である。

交通法規は守られてないじゃないかって。そこに手を焼いているのは日本も同じなので。程度の差である。

浮動小数点演算の微調整

4月に職場に来た人の歓迎会をやってほしいという話があって、

いろいろ考えるもなかなか思うようにいかないものである。

でもとりあえず手配はできたからいいか。


浮動小数点数は難しいなと思うことがあった。

マイコンで測定した値を一定の演算を行うと、例えば-100~100の値に変換される。

この値が指定された値を出たらフラグを立てるという処理がある。

ここで-100, 100ピッタリを指定した場合、フラグは立ってはいけないと思った。

ところがこの処理、浮動小数点演算で行わざるを得ず、変換後の値が-100~100をわずかにはみ出すことが判明。

この結果、-100, 100ピッタリを指定した場合もフラグが立つことがあると。


整数演算でやればこういう問題は避けられた可能性はあるが……

指定された値が –100, 100 ピッタリの場合に動作する処理を加えようかとか、

比較する前に整数化してしまうか、とかいろいろ考えたのだが、

浮動小数点演算の量が増えるのはあまり好ましいことではないか……

なんてことを考えた結果、変換時のパラメータを微調整することで解決した。

例えばパラメータに 1666.666 となっていたのを 1666.668 にするとか。

最終的な演算結果では浮動小数点の仮数部の1digitの差とか、そんなところを突き詰める微調整だった。

結果として従来のアルゴリズムはほぼ変えずに問題を解決できた。


こういう解決方法ってどうですかね? とチームリーダーに相談にいくと、

微調整により他の部分の演算結果が若干変わるけど影響ないかと。

測定結果のばらつきの方が大きいだろうと断言できる話である。

しかし、これだけ細かい微調整だと、移植などで影響も受けそうだが。

特に移植を想定しているわけではないが気になるところである。


過去に浮動小数点演算であれこれやったことが一度あったが、

そのときは測定値の端がとんでもない数字に吹っ飛ぶ仕組みだった。

なのでこういう問題は考えることもなかった。

そもそも –100, 100のような端の値を指定したときにフラグが立たないなんて約束はどこにもなかったのだが、

社内ではこういう考えが一般的なので、これも大丈夫だっけ? とテストすると案の定ダメという。

ジーフットの向かう道

ジーフットが株式併合によりイオンの完全子会社になるらしい。

公開買付の後、株式併合はよくあるけど、いきなり株式併合は珍しい気がする。

現状のイオンの持株比率が61.9%とすでに6割越えで、

大株主に見えるイオングループ各社や持株会で5.5%ほどはあるので、

公開買付を経ずに、株式併合でスクイーズアウトできるという判断なのだろう。


ジーフットと言われて何かわかる人ばかりではないだろう。

ASBeeと言われればイオンモールなど買い物に行く人はわかるか。

イオングループにおいて靴を専門に扱う会社である。

あるいはイオンの靴売場、Greenboxもこの会社の事業である。

なお、Greenboxは順次ASBeeにブランドを統一している。

実はジーフット、以前より赤字続きということは言われていた。


イオンとしてもいろいろ方策は考えたが、完全子会社化という結論に至ったよう。

上場子会社はどうしてもリソースのやりとりが難しい。

イオンリテールの靴売場におけるコンセッショナリー方式は、投資と運営が分かれているため活性化の投資が進んでおらず、ジーフットもイオンリテールも収益性が低い状態となっています。このような不具合を解消し、衣料フロアと一体となった靴売場の活性化投資を促進します。これにより、商品供給先を衣料フロアの各売場に広げ、ジーフットの収益性を高めます。

コンセッショナリーという言葉を知らなかったのだが、百貨店の食品フロアでよく見るやつである。

百貨店の食品フロアは精肉・鮮魚など、実績ある別会社が入っている。

しかし対外的には百貨店の直営売場として存在しているわけである。

確かにGreenboxはイオンモールの地図でもイオン直営売場の色で塗られている。


しかし、これがゆえ靴売場とそれ以外の衣料品売場は分断された形になってしまっている。

「衣料フロアと一体となった靴売場の活性化投資を促進」というのも解釈はいろいろあるが、

店舗によっては靴売場をイオンリテールなどに移管することも考えているのかもしれない。

こうなるとジーフットはイオンリテールなどに靴を卸す会社になるのか。

もちろん専門店スタイルでASBeeを続けていく店もあるだろうが、

「ジーフットの既存テナント区画を新業態に転換し、グループ店舗への新規出店も進めていきます。」

という記載からASBeeを畳んで、他テナントへの入れ替えも視野にあるのだろう。

モール全体としては靴売場が維持できることが前提だろうが。


正直どうなるのかはよくわからないところはある。

ただ、イオンとしては靴は引き続きやっていくという意思表示であろう。

実はイオングループで靴を多く取り扱う会社は他にもある。

それがメガスポーツである。けっこう靴売場広いんだよな。

イオンスポーツ商品調達 という両社で設立した会社が存在する。何してるのかよくわからんが。

メガスポーツもアメリカのThe Sports Authorityが撤退して、イオン完全子会社になって長い。

イオンリテール自体もsporsiumというスポーツウェアの売場があるし、

この分野はイオンの衣料品売場とメガスポーツの両面展開なのかもね。

投げ抹消みたいな作戦はあるか

職場であるソフトウェアのライセンスが総枠として○人分あるが、

このライセンスを誰に割り当てるかというのは変更可能であると。

ちなみに少し前まではよくあるフローティングライセンスだった。

同時に使えるのは○人というやつですね。

機動的に再割りあてできれば変わらない気もするが、そこは制約があって、

それはライセンスの割当を解除された人は○日間再割当できないというものである。


これ聞いて「プロ野球の出場選手登録みたいですね」と言ったが、参考にしたのかもしれない。

NPBの出場選手登録は1軍の公式戦に出られる選手を登録するもの。

NPBでは出場選手登録から抹消されると10日間は再登録できない。

投手は連日試合で投げると消耗が激しいのである程度間隔を空ける。

NPBでは先発投手は典型的に中6日とかで登板するから、

一度抹消すると10日再登録できないルールから試合に出ない日だけ抹消するということは難しい。


というわけでこのソフトウェアを日常的に使う人には常にライセンスを付与しておかないといけない。

フローティングライセンスであれば例えば1本を8人が毎日1時間ずつ使うことができるが、

ライセンス再割りあてに制限を付けると、このケースは8人分のライセンスが必須である。


ただ、こういう話を聞くと思い出すのが「投げ抹消」である。

10日間は再登録できないということは、10日間以上間隔を空けるつもりがあれば都度抹消してもかまわないということ。

投げてすぐに抹消されるから「投げ抹消」と言われていると。

故障明けなど間隔を空けながら使って行きたい投手に適用されるのが通例で、

抹消されている間は別の選手を登録できるため戦術の幅が広がる。

「投げ抹消」によりチャンスを得る選手もいるでしょうからね。


ライセンスも割り当てて、ソフトを使っては解除、

というのを繰り返せばライセンスの有効活用という点では意味があるかも知れない。

ただ1日で済む用事かというのもわからない話ではある。

とはいえ、ライセンスが不足したらライセンスを再割りあてとするよりは機動性が高そうではある。

ただ、そういう使い方は出来ない? という疑惑もあるのだが。


ところでNPBでは投げ抹消なんてこともできてしまうが、

MLBでは公式戦に出場できる26人枠から外すのは様々制約があり、そう頻繁にできるものではない。

NPBは10日間再登録できないというペナルティだけなので、

2軍との選手入れ換えはかなり機動的にできる。

この結果、NPBではめったになくて、MLBではしばしば発生するのが野手登板だという。

MLBでは大差が付いている場合、延長戦を除いて野手登板を認めないルールがある。

そういうルールが必要なぐらいには投手のリソースを節約したいんですね。

NPBでは抹消すれば代わりの投手を登録することは容易である。

だから、よっぽどのことがない限り、大差だろうが投手登録の選手が投げるわけである。

都道の支線だらけ

以前、西東京市内、伏見通りの西東京東伏見トンネルのことを書いている。

自転車は公園を走らされる?

トンネルは軽車両通行止めのため、歩行者・自転車は公園内を通る必要があるという話。

先日、この伏見通りを含む都市計画道路 調布保谷線を見ていると、都道の支線だらけであることに気づいた。


調布保谷線は 調布市・稲城市境にかかる多摩川原橋 から 西東京市北町の新座市境までの都市計画道路である。

稲城市内に入ると 南多摩尾根幹線 という名前に変わっているよう。

調布保谷線は一応全線完成しているのかな?

土地柄、自転車の通行が多いため、歩道を生垣などで区切って自転車走行部分を設定している区間が多い。

特定原付には使いにくいが、普通自転車にとっては便利である。


都市計画道路としての名前はあるが、これ以外に1本の名前として言う名前はあまりない。

管理上の区分もけっこう複雑なようである。

大半の区間は都道に指定されているのだが、一本の都道ではない。

じゃあ2本とか3本かと思うがもっと細切れである。

  • 多摩川原橋~下石原(国道20号線交差): 都道19号町田調布線(鶴川街道)
  • 下石原~塚(連雀通り交差): 都道12号調布田無線(武蔵境通り)
  • 塚~関前一丁目(井ノ頭通り交差): 都道12号調布田無線の支線(新武蔵境通り)
  • 関前一丁目~関前三丁目(五日市街道交差): 都道7号線杉並あきる野線の支線(新武蔵境通り)
  • 関前三丁目~関前橋(西東京市境): 武蔵野市道(通り名なし)
  • 関前橋~東伏見(青梅街道交差): 都道7号杉並あきる野線の支線(伏見通り)
  • 東伏見~保谷庁舎前: 都道233号東大泉田無線の支線(伏見通り)
  • 保谷庁舎前~終点: 都道234号前沢保谷線の支線(伏見通り)

なんじゃこりゃ。


これ見てみると変だなと思うのが都道7号線の支線が2回出てきていることである。

一般的にはこの都道は五日市街道として知られている。

ただ、この道路やたらと支線が多いらしく、井ノ頭通りの環八通りより西もこの都道の支線扱いである。

関前一丁目~関前三丁目は本線と支線を結ぶ区間である。

さらに千川用水に沿って五日市街道~青梅街道を結ぶ支線もある。

関前橋~東伏見はこの支線と青梅街道を短絡する区間ともとれる。

ただ、この間の関前三丁目~関前橋は都道指定されてないのよね。

昔の航空写真を見ると、ここだけ早い段階で拡幅されていたので別立てだったのかも。


都道12号調布田無線はその名の通り田無と調布を結んでいる。

この道路は全体的には武蔵境通りと呼ばれている。

武蔵境駅周辺の商店街を抜けていて、自動車での走破は難しそうだと思ったら、

どうも商店街の部分は都道が途切れているよう。

これも昔の航空写真を見るとわかったのだが、下石原~塚は昔からの武蔵境通りの拡幅、

塚~関前一丁目は鉄道の高架事業合わせで新設された道路で、

駅周辺のバイパスとして作られた一方、従来の武蔵境通りを直接代替するものではないので、

管理上は都道の支線、愛称路線名は新武蔵境通りとなったようだ。


都道233号東大泉田無線の本線は大泉学園駅付近から青梅街道に向かっており、

保谷庁舎前交差点で伏見通りと交差している。

だから東伏見~保谷庁舎前は青梅街道との接続を強化する支線という位置づけなのだろう。

都道234号前沢保谷線の本線は西武池袋線のアンダーパス(西東京下保谷トンネル)付近で交差する。

もともとあった本線の踏切の代わりということなのかなと思う。

現在は一旦伏見通りに入らないと走破できないということである。

この都合により、池袋線の南側で本線~伏見通りを繋ぐ区間も支線になってるらしい。

むしろ本線が何なのかという感もあるが。


バイパスが整備されて旧道が廃止(移管含む)となるケースもあるが、

直接的に代替するバイパスではないとなかなかそうもいかない。

新武蔵境通りは確かにそうだなと思った。

一方で支線が錯綜してるのはやはりおかしいだろうという気もする。

そういや昔こんな話も書きましたね。

国道の番号がおかしいぞ

第二阪奈有料道路と堺泉北有料道路をNEXCO管理に移管する方便として、

それぞれ国道163号線、国道26号線に指定するということが行われたが違和感があるねと。


いろいろ方便はあるんだと思いますけどね。

とはいえ、新しい幹線道路のために新しい国道・都道府県道を設定するということは稀でしょうかね。

かといってここまで支線だらけにするかとは思ったが、

けっこうそういうもんなんでしょうかね。

オマーンの飛び地の理由

ホルムズ海峡の一方はイラン、もう一方はオマーンとは聞いていたが、

地図を見るとオマーンとホルムズ海峡はちょっとズレているような。

よく見てみるとホルムズ海峡部分はオマーンの飛び地らしい。


飛び地が生じる要因として最も多いのが封建領主の領地に由来するもの。

日本でも廃藩置県直後は府県の飛び地だらけで、順次整理していったことが知られている。

このオマーンの飛び地、ムサンダム特別行政区もそのようなものである。

元々オマーンというのはホルムズ海峡両岸、アフリカのタンザニアあたりまでの海岸線に沿って支配していたそう。

マスカットというのはその時代から王宮が置かれていた都市らしい。

ただ、アフリカ側が分裂して、アラビア半島側も衰退していく中で、

現在のアラブ首長国連邦(UAE)にあたる地域などが離脱していった。

でも、現在のムサンダム特別行政区はマスカットの王の直轄地だったから残ったらしい。

もともとつながっていた真ん中が抜けて飛び地になるのもよくある話ですね。


元々海岸に沿って支配をしていたこともあり、かつては内陸部の国境は曖昧なものだったらしい。

このため国境管理もなく、UAEとつながっていたんじゃないかな。

今は厳密な国境管理が行われているようだが、例外はある。

ムサンダム特別行政区にはUAEに囲まれた飛び地、マダというのがある。

ここはオマーン領ではあるのだが、事実上はUAE扱いとなっているよう。

さらに面倒なことに、この中にはUAEの飛び地もあるという。

なんでこんなことに……と思うも、UAEの地図を見るとそういうこともあるのかもなという感想を受ける。

アラブ首長国連邦の首長国 (Wikipedia)

UAEは7の首長国から構成される。アブダビ首長国とドバイ首長国が有名だが。

アブダビ首長国が圧倒的に広く、ドバイ首長国もそこそこ広い。

で、他の首長国は大概飛び地が多いんですね。そういうものらしい。


厳密な国境管理はあるものの、基本的に両国間の往来は活発なようである。

アルアイン(UAE)とブライミ(オマーン)など市街地の中に引かれた国境もあり、

国境管理もなく行き来できた時代もあったが、現在は多数の検問所が設けられている。


さて、ホルムズ海峡の一方はオマーンという状況で、イランが海峡を事実上封鎖し、通行料を徴収しているという話も。

そんなことできるんかいという中で、2隻の日本関係船が海峡を通過していった。

商船三井系のタンカー、2隻目のホルムズ海峡通過 インドへ航行中 (朝日新聞デジタル)

最初に通過したSOHAR LNG、これはオマーン側を通過している。

ホルムズ海峡を通過する通常のルートに近いルート取りである。

実はこの船、オマーンの会社との共同保有の船で、オマーン関係船として通過した側面が強いようだ。

続いて通過したGREEN SANVI、こちらはララク島付近を通り、イラン側に大きく回り込んでいる。

このララク島付近のことを「料金所」と言う人もいるらしい。

果たして通行料を払ったのかはわからないが、この船はインド籍で目的地もインドらしい。


よくわからないところはあるが、イランとしてはオマーンと協調して通行料の徴収をしたいらしく、

そこにオマーンが合意しているのかはよくわからないが、

オマーン関係船が通るのは構わないというような確認があったのかもしれない。

果たして今後どう動くのかはわからないが、ちょっとずつ動きがありそうではある。

政令指定の麻薬

日本の薬物規制の中心になっているのが「麻薬及び向精神薬取締法」の麻薬だが、

麻薬の中には医療用医薬品として使われるものもある。

中には家庭麻薬として同じ成分でも濃度により麻薬の規制から外れるものもある。

それを家庭麻薬という


ニコニコ動画に医療用の麻薬について紹介する動画を上げている人がいた。

いわし@超ビビリ/医療用麻薬 徹底解説 (ニコニコ動画)

麻薬のうち医療用に使用されるのは11成分だそう。

麻薬として法律に列挙されているのは76成分、そのうち1/7ほど?

気になって法律を見てみると、フェンタニルが見つからないじゃないか。

なんで? と思って調べると、この一覧にはこういうものがある。

前各号に掲げる物と同種の濫用のおそれがあり、かつ、同種の有害作用がある物であつて、政令で定めるもの

この中にフェンタニルも入っているわけですね。

「麻薬、麻薬原料植物、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令」を見ると確かにあった。

フェンタニルはモルヒネと類似する働きをする成分なので、モルヒネと同種と政令で定めるのは妥当そう。


政令指定の麻薬というと「危険ドラッグ」と言われる新しい薬の印象があったが、

医療用に使われる物でも比較的歴史の浅いものはそういう扱いの場合があるんですね。

医療用途で重要な薬なら機を見て法律にも書いた方がよさそうだが、

モルヒネなど法律に書かれた麻薬と扱いは全く同じなので問題はない。

なお、現在政令指定の麻薬は157成分あるので、合計233成分中、医療用途で使われるのは11成分となる。


医療用麻薬の用途は、痛み止め・咳止め・手術中の麻酔 でほぼ収まるようだ。

咳止めの用途では「家庭麻薬」に該当する範囲のコデイン類が使われることも多い。

手術中の麻酔は病院内で閉じる話なので、患者が意識することは少ない。

となれば、医療用麻薬=痛み止めというのが大方の理解である。

それもほとんどはがん患者への処方だという。


元々の意味としては麻薬=ケシ(アヘン)から派生した成分だったのだろう。

アヘンそのものの規制は あへん法 という別の法律によるが。

医療用麻薬のうち、ケタミン以外はアヘンの派生成分またはそれと類似する働きを持つものと言えそう。

医療用麻薬は全てアヘンの派生成分、またはそれと類似した働きを持つよう合成されたものと言える。

ここに2023年の法改正で大麻の種子・成熟した茎以外と麻薬成分のTHCが正式に加わった。

大麻が麻薬になる


もっともこれらの似つかない成分も政令指定の麻薬には多くあるが。

医療用麻薬のうちケタミン(政令指定の麻薬)は位置づけが違うように思う。

国際的な規制の枠組みでも麻酔薬としての重要性から規制対象外で、

日本でも2007年までは麻薬扱いではなかったが、乱用が問題となり追加されたと。

医療用としては手術中の麻酔が全てで、レミフェンタニルなどの麻薬とも並ぶもの。

ただし、これは人間向けの話で、動物用としてはケタミンが圧倒的だったそう。

このため獣医師など、新たに麻薬施用者・麻薬研究者になることを迫られたものは多かったよう。

広く普及しているが目的外に流出したときの危険が大きいからこそ、麻薬にしたと言えますが。


以前、こんな話を紹介した。

日本では覚醒剤の医療目的での処方は制度上可能だが極めて厳しい。

(コンサータは歴史を繰り返している?)

麻薬の中にも別格とされる成分があり、それがヘロインである。

わざわざ麻薬及び向精神薬取締法にも「ジアセチルモルヒネ」として他の麻薬と区別して書かれている部分がしばしばある。

世界的には医療用に使われることもあるらしいが、かなり危険な薬である。

当然のことながら日本では医療用に使われることはない。

おそらくヘロインが日本では一番厳しい制限を受ける薬物なんだろうな。

次いで覚醒剤、医療用の処方は名目上可能だがほぼ使い物にならない。

他の麻薬は妥当な用途があればという話だが、妥当性が見いだせない成分が大半なのは冒頭に書いたとおり。

シートを転記するか新しく作るか

年度初めということでいろいろあるのだけど、

その中で組織変更に応じてワークシートを変更する作業をしていた。

新しい組織図を見ながら、旧組織のシートから新組織のシートにコピーしていくと。

ほとんど変わらず左から右に動かすのも多いといえばそうだが。


おととい、席替えしては人が増えてむさ苦しいという話を書いたが、

このシートに部署ごと引っ越してきた人も記入する必要がある。

もともとこの部署でも同様のシートを持っていたはずなので、

同様に転記しようかなと思って調べたのだが……

どうも、毎年度新しいシートを作るという運用でやっているらしい。

確認したらそれで正しいようなので、なにも書いていないシートだけ用意して、

あとは部署メンバーで書いてねということで話をしておいた。


確かに毎年度シートを作り直すのが手間がかからないのかもな、

と思う一方、このシートへの記入時には上司が確認する必要がある。

転記だと転記する手間はかかるが、1人の作業で済む話である。

組織変更の影響範囲が小さければシートはほぼ流用できる。

やはり転記する対応は妥当そうな気がする。


ちなみに昔はこの情報を管理するシステムがあったのだが、

様々な事情があって、ワークシートに記載する方法に改められた経緯がある。

そもそも組織ごとにシートを作るというのがイマイチでは?

という話はあるのだが、全体的には簡略化できるという判断なのだろう。


このシートには記載した時点の上司の名前も記載されているのだが、

相次ぐ管理職の引き抜きで、上司の名前も目まぐるしく変わっている。

この部分も転記しているので、転記後のシートを見るとそのことを実感する。

だいたいは部内含めて社内にいる名前なんですけどね。

こういうことを感じるのは転記する方法だからこそですね。


他にも新年度対応の作業とか、3月末で一区切りとする作業とか、

そういうのが立て込んで本質的な作業が進まなくて困ったけど、

とりあえずはある程度片付いてきたかなと。

やることが多いといっても、僕より忙しい人の方が多いからね。