DNPのビルで衣装展

先日、東京・市谷にあるDNPプラザに出かけていた。

DNPとは大日本印刷、市ヶ谷駅を降りて、少し見渡すと神田川の向こうにDNPと書いたビルが見えた。

同社にとって市谷は創業の地らしく、当初は印刷工場があったが、今は軒並みオフィスになっているようね。

なんのために行ったのかというと、これですね。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 6thLIVE Memories of UNI-ON@IR!!!! (東京アニメセンター in DNPプラザ)


DNPプラザは1階だけ見れば喫茶店に小さな書店がくっついたようなところだが、

地下に東京アニメセンターという施設があって、主には展示ですね。あとグッズ販売とか。

実はそこでアイドルマスター ミリオンライブの6thライブの衣装・小道具・舞台セットを使った展示があって、

こういうのは珍しいなと思い、出かけていたわけである。


DNPとアニメの関係性はよくわからない話である。

FUN’S PROJECTというイラスト・漫画・アニメ・ゲームに関わるサイトを運営しているのはその通りだが。

僕にとってDNPといえば丸善ジュンク堂書店の親会社という印象が強い。

印刷により作られるものの1つが本で、その本の出版・販売に関わる会社を抱えているということである。

余談だけど、丸善CHIホールディングスの株主優待の商品券の印刷はDNPがやっている。証書類の印刷もお手の物である。

印刷会社が出版社を抱えること自体はよく聞く話だし、紙の本がデジタルコンテンツに移り変わっていくのもわかる話だ。

そういうストーリーには理解できる面はあるが、DNP自身がこういうところに手を出すのはちょっとよくわからない話。

FUN’S PROJECT立ち上げ時のDNPの決意など知れるものはないかと調べたが、全く見つからないので真意は不明である。


東京アニメセンター自体はアニメの業界団体の1つである 日本動画協会 とDNPの共同運営の施設である。

概ね1ヶ月程度の企画展を代わる代わるやっているようである。

ノートが置いてあったので過去の企画展の来場者の感想をちらっと見てたが、わりとバラエティ豊かである。

ただ、展示エリアもグッズ売り場もそう広くはなくて、地下階に押し込められた窮屈な施設という印象だった。

これでも貴重な施設ではあるんだろうが。駅からも近いし便利な立地ではあるんですけど。


今回の展示の最大の見所はイベントで実際に使用した衣装の展示でしょうと。

これはミリオンライブのゲーム内でユニットそれぞれの世界観から衣装までよく作り込まれていたので、

これを現実のイベントでもできるだけ再現したということで、衣装や小道具に大変力が入っていたことが背景にある。

アイドルマスターシリーズの作中では光る衣装というのが当初からあったが、これを実際に再現することはなかった。

ところが今回、LEDが埋め込まれた、実際に光る衣装を作ったというのも、けっこうな衝撃だった。

技術的に可能だったというのもあるだろうし、なによりゲーム内の世界観ともマッチするというのも大きな要因だったのだろう。


これまでもイベントで使われた衣装を展示することは行われていた。

それというのは、アイドルマスターショップで数着並べたり、ついでに公開しているような具合で、無料公開だった。

今回はユニット単位で全員分並べたり、小道具の展示もしたり、展示を充実させて有料でやっているのが特徴的である。

あと、アソビストア専売でコスチュームブックという、衣装の写真や制作上のポイントなどを書いた本を作っているという。

イベントで使って終わるのではなく、せっかく作ったんだからということで、その先にもつなげているのは印象的である。

衣装にかかった費用は相当だろうが、こういうのでどれぐらい回収できたんだろう。(イベントの実施自体で回収しただろうが)


美術館もいろいろなテーマの芸術を扱っているなとは常々感じているところだが、

現実の舞台でキャラクタを表現すること をテーマにした展示をやるべき時期が来てるんじゃないか、なんてことは思っていた。

ここ10年ぐらいで大きく発展した表現手法だと思いますから、美術館が扱うにもふさわしいテーマでは? とも思う。

ただ、どういうものを展示すれば理解が深まるんだろうかというのがわからなかった。

今回、ミリオンライブで展示した衣装・小道具というのはアプローチの1つだなと思った。

相応のお代を頂きたい博物館

今年4月から国立博物館の平常展の観覧料が値上げされるそうだ。

東京国立博物館等の観覧料金の改定について (東京国立博物館)

九州国立博物館はまだ未定だそうだが、一般料金では東博が620円から1000円へ、奈良博・京博は520円から700円となる。

あと国立博物館という名前ではないが奈良文化財研究所(同じ国立文化財機構)の展示施設、飛鳥資料館の料金も変更される。

特別展については展覧会に応じて決定だが、基本的な価格帯は従来通り(東博では1600~1700円)とのこと。


値上げの理由としては、現在の観覧料では展示にかかるランニングコストすら賄うことができないからだという。

博物館の使命として文化財の保存というのがあるのはもちろんで、修理などにお金を投じているわけだが、

そもそも展示するということ自体がお金がかかることで、施設の維持管理や館内案内にかかるコストだけでも相当らしく、

それを入館者数で割ると、520円とか620円では全く足らないらしい。

まして外国からの来館者も増えているような状況。(なんと東博では総合文化展の有料入場者の7割が外国人だという)

多言語での解説充実など、博物館への期待は大きいが、今のままでは現状維持で精一杯ということである。


もちろん、国立文化財機構は国の機関ですから、税金も投じられている。

年度計画を見てみると、国立博物館部門では全収入の74%が交付金・補助金で、展示収入は19%ほどだという。

一方の支出を見てみると、もっとも大きな項目が展覧事業費で25%、次いで人件費が19%、収集保管事業費が16%となっている。

展示にかかる費用が博物館全体の事業を圧迫していて、文化財の保存に投じられる費用は案外少ないことが理解できる。

ここからも観覧料では展示にかかる経費を(人件費は別立てにも関わらず)賄えていないことがわかる。

展示収入が増えれば、展示活動と保存活動の両方の充実が図れるというのは、まさにその通りだろう。


この資料に書いてある博物館の主張で、そういえばそうだよなと思ったのがこの部分。

総合文化展では、常時3000県の文化財が展示されていますが、これを「常設展」と呼ばないのは、年間延べ300回にも及ぶ展示品の入替えを展示室単位で行い、その結果、年間約1万件の文化財を展示することになっていて、決して「常設」ではないからです。

このような頻繁な展示替えが必要なのは、日本や東洋の美術品の多くが素材的に大変脆弱で、温湿度や光などの変化に大きく影響を受けるため、素材の種類に応じて展示期間に制限を設ける必要があるからです。(略)

その結果、総合文化展に来るたびに違う文化財に出会えるのが東博の大きな魅力の一つとなっていますが、担当の研究員が直接行う展示替えの作業に要する時間と労力は、欧米の博物館では考えられないことです。

展示物によるが、展示替えが多いのはその通りで、さらに1~2ヶ月程度で代わる代わる実施される特集展示も充実している。


もっとも、そこまで充実しているのは東博ぐらいかもしれないが。

奈良博は平常展専用の なら仏像館 が彫刻の展示に特化していて、彫刻以外の展示は特別展(準備期間含む)と重ならない範囲でしかできない。

なので彫刻以外の展示物は展示される期間がずいぶん限られているから、必然的に短期間で入れ替わる。

なら仏像館に限られば、あまり展示替えは多くない印象だし、特集展示があってもなくても観覧料金が変わらないのはちょっと……

新館は正倉院展を想定して作ったものなので、正倉院展は不自由なくできるようになったが、正倉院展と他の展示までは両立できないと。

京博は 明治古都館 が改修中のため、特別展の期間は平常展が閉鎖されるというのが惜しい。

奈良博と違って、平常展をやっているときは、間違えなく内容は充実しているので、その点ではよいとは思いますが。

暫定的な措置ではあるが、明治古都館の改修完了の時期は明らかではないので、この状態が長期間続くことになる。


改定後の観覧料金だが、京博の一般700円は気にならないが、東博の一般1000円というのはちょっと一線を越えた感もある。

とはいえ、内容の充実っぷりを考えれば、それぐらい取れるかなという気もする。

特集展示をうまくアピールすれば、値上げしても来るんじゃないの? なんて。

奈良博の一般700円はさっき書いた事情があるので、常時この料金は強気だなという気がする。

おそらくそこは奈良博も気づいていて、アクションプランには新館が使えない期間の来館者増のための方策も書かれている。

一般はこの通りだが、大学生については東博で410円から500円、奈良博・京博では260円から350円になる。

高校生以下・18歳未満と70歳以上の観覧料無料はこれまで通り。

大学生は値上げだが大したことではないし、小中学生や高校生はこれまで通り無料ということで、ここはよいことですね。

ここから徴収する方法もあっただろうけど、若い人にとっては文化財に触れる貴重な機会ですからね。


ちなみに会員制度については、来年4月に見直し予定とのこと。

「国立博物館メンバーズパス」は一般2000円、学生1000円なので、改定後の料金では東博で2回、奈良博・京博で3回で元が取れることになる。

こういうのは来年、値上げされるだろうなというのが容易に想像できる。

すると僕が利用している東博のメンバーズプレミアムパスも値上げされるんだろうなと。(現状は年5000円)

とりあえず今年は従来通りの料金なので、お得でよいが、それが続くわけではないということである。

Internet Explorerのバージョンは?

たびたび話題にしているが勤務先では、WebブラウザがInternet Explorerが基本である。

ただし、社外サイト閲覧用という名目でGoogle Chromeも併用できる。(cf. Google Chromeも可になったが)

実際のところ、Internet Explorerじゃないとどうしょうもないページは社内でも限定的である。

ただ、それが業務上重要なサービスだったりするので、やっぱりInternet Explorerは手放せないのだが。


今さら知ったのだが、Windows 10に搭載されているInternet Explorer 11(Windows 7,8でも使用可)は、

ドキュメントモードとして 11,10,9,8,7,5 の6モードがあるそうだ。

それぞれInternet Explorerのバージョンを表していて、11以外は古いバージョンの互換モードである。

このBlogのように特段の指定をしておらず、なおかつ互換モードの設定もされていなければ11モードで表示される。

どのモードで表示しているかはF12で表示できる開発者ツールで確認出来る。


それで社内サイトをいくつか調べてみると、案外11モードや10モードで動いているものが多かった。

「イントラネットサイトを互換表示で表示する」の設定はされているのだが、

META要素またはHTTPヘッダで X-UA-Compatible を指定することで上書きしているようだ。

一方で、どうしてもInternet Explorerじゃないと正しく動作しないページでは、

5モードまたは7モードになっていた。これはイントラネットを互換表示にする設定や、X-UA-Compatible での指定による。

社内サイトとひとまとめにしていたが、実はInternet Explorerはいろいろ使い分けていたと。


かつてのInternet Explorerは問題も多かったが、最近は案外使えるなと思っていたところである。

もっとも勤務先で社外サイト閲覧用としてChromeが標準化された原因である、ページによってフリーズする問題は気になっていたが。

Internet Explorerの歴史を見てみると、Vistaから標準搭載となったIE7から改善が始まっている印象である。

Windows XP世代では散々という印象もあったが、Windows Vista/7世代ではそこそこという感じだった覚えがある。

もっともWeb標準への追従という点で課題が残っていたのも事実なのだが、IE11モードならけっこういけるよ。


今月、MicrosoftはブラウザエンジンがChromiumになったMicrosoft Edgeを公開したそうである。

Microsoft Edgeはもともと自社製エンジンを積んでいて、これを改良してきた経緯がある。

ただ、追っつかないという判断もあったのか、Chromiumベースに乗り換えることを決断したそうだ。

一方で、ChromiumベースのMicrosoft EdgeはIEモードを持っているそうで、

Web標準によく追従したChromiumモードと、過去のシステムで互換性を保てるIEモードが併用できるようだ。

Internet ExplorerからEdgeに乗り換えて、必要時はIEモードでとして欲しいということでしょう。


Chromiumベースってことは、Chromeと近い挙動になるんだろうと思う。

すでにデスクトップ用途ではもっともシェアが高いブラウザはChromeだという話なので、

Edgeも無難な動きをするとは思うし、その点ではありがたい話だろうと。

僕の場合、個人用途ではAndroidとのインテグレーションという観点でChromeが必要だけど、

ChromiumベースのMicrosoft Edgeでもよい人は多いだろうし、むしろIEモードがあるならそっちがよいという人もいるだろう。

これがMicrosoftにとって巻き返しになりそうな気もしますね。定かではないところも多いですが。

全線乗った路線

JRの路線も短いのもあれば、長いのもある。

短いのだと赤羽線(池袋~赤羽)とか。埼京線ですり抜けてしまう。

長いのだと山陰本線(京都~城崎温泉~鳥取~米子~出雲市~益田~幡生)とか、長いけどあまり実態に沿っていない。


果たしてJRの路線で全線乗った路線はどれだけあるのだろう。

短い路線で論じても仕方ないので、150km以上の路線について調べてみた。

乗りつぶしオンラインに記録しているデータを元に調べた。

ただ、会社またぎ や 支線などは別途計算する必要があるのでそう単純ではない。


その結果、僕が全線乗っていた路線は次の通りだった。

  • 東北新幹線 (713.7km)
  • 山陽新幹線 (644.0km)
  • 東海道新幹線 (552.6km)
  • 北陸新幹線 (345.5km)
  • 北陸本線 (176.6km)
  • 関西本線 (174.9km)

ほとんど新幹線ですね。まぁ新幹線は必然的に乗車距離が長くなるからね。

在来線では2路線だが、本当の意味で全線乗車したのは関西本線だけかな。

関西本線はチマチマと積み重ねて全線乗っていて、最後の乗車区間は今宮~JR難波の1区間だった。


未乗区間が全体の10%以下の路線としては次の路線がある。

  • 中央本線 (422.6km中27.7km未乗: 辰野支線のみ未乗)
  • 羽越本線 (271.7km中26.0km未乗: 新津~新発田のみ未乗)
  • 高山本線 (225.8km中17.3km未乗: 岐阜~鵜沼のみ未乗)
  • 信越本線 (175.3km中9.3km未乗: 篠ノ井~長野のみ未乗)

中央本線の辰野支線は本数が少ないし、飯田線とあわせて利用するならともかくあえて乗る路線ではないよね。

羽越本線の新津~新発田は優等列車が走らないどころか、普通列車も少ない区間である。貨物列車メインかね。

高山本線の岐阜~鵜沼は名古屋~新鵜沼を名鉄でショートカットしたのが原因。(cf. 高山経由の富山行きは絶景三昧)


さっき北陸本線は本当の意味で全線乗ったとは言えないようなことを書いたが、

僕にとって北陸本線といえばしらさぎ号で、一番長く乗車したのは米原~富山である。

当時の北陸本線は米原~直江津の路線だったが、北陸新幹線開通後は金沢~直江津は別の会社になった。

すなわち自分としては北陸本線を完乗したつもりはないのだが、JRの路線として金沢~直江津が廃止されたことで完乗になったと。

信越本線も似たような話である。

もともとは高崎~横川~軽井沢~篠ノ井~長野~直江津~新潟の路線だったところ、

北陸新幹線の開通に応じて、横川~軽井沢は廃止(JRバスへ)、軽井沢~篠ノ井 と 長野~直江津は別会社となった。

現在の信越本線の篠ノ井~長野が未乗というのは、高崎~横川と直江津~新潟しか乗車していないということである。

(実際には、旧信越本線のうち えちごトキめき鉄道 の上越妙高~直江津は乗車している)


北陸本線と信越本線については思うところがあるが、中央本線は辰野支線以外乗ったんならだいたい完乗じゃね? とは思う。

あと、常磐線は代行バスで移動した区間が未乗になっている。(cf. 悲しい絶景と美しい絶景)

代行バスで通り抜けたのはやや心残りなところではあるが、まもなく全線再開とのことで、また乗る機会もあるんじゃないかな。

再開後は全線で特急が走る予定だっていうしね。水戸・いわき~仙台を移動するならやっぱり常磐線でしょう。


青春18きっぷ で長大幹線を乗り通すというのは、いかにもありそうな話だが、

もともと近鉄沿線に住んでいて効果的に使えなかったことや、乗換の少ない高速バスを使うことが多かったこともあって、

長大幹線を延々と乗り通すようなことは今まで少なかった。

特急の走ってない関西本線はともかく、北陸本線・中央本線・高山本線・羽越本線は大半が特急で乗り通したところである。

普通列車である程度の距離を移動することはあるが、新幹線乗るほどでもないけど……という移動を積み重ねたものにすぎない。

東北本線は565.4km中411.0kmが乗車済みだが、東京~那須塩原、福島~仙台~岩切、一ノ関~盛岡 なんて具合。

那須塩原~福島は在来線に乗る気がしないなぁ。ここ本数が少ない区間があるので、新幹線を使うか、そもそも高速バスを使うか。


「乗りつぶしオンライン」は人気の高いサイトだが、乗りつぶしという言葉から全線乗車の難しさが想像できるだろうか。

単に全国各地の都市間の移動などをしていても、なかなかJR全線乗車するのは難しいことである。

羽越本線の新津~新発田とか、かなり意図しないと使わない区間だよね。

(昔ならトワイライトエクスプレスで通り過ぎることができたが、今は昔である)

僕は必ずしも乗りつぶしは意図していないので、乗り残しは大いにあるところである。

改めて調べてみると、長距離乗車が前提の新幹線以外はこんなもんなんだなと。

工場でモバイル回線を使うらしい

とある会社の製品を見ていたら、収集したデータのアップロードにモバイル回線を使っていることに気づいた。

据え置きの機器だし、設置場所も工場内など、それなりにインフラのあるところだと思うのだが。


同社の既存の測定機器と、ゲートウェイをEthernetでつないで、それで使うらしい。

設定をすると、定期的に測定データをアップロードして、それでWebサービスでデータを確認出来ると。

確か、既存の測定機器もEthernet経由のWebアプリケーションで測定データの確認が出来たはず。

なので、これらの機器とEthernetで直接接続できる環境であれば、そもそも不要である。

もっとも、それをインターネットから見られるようにしようとすると、それはけっこう難しいと思うが。


そこでインターネット経由で測定データの確認が容易にできるように、

ゲートウェイとWebサービスをセットで提供しているというのは、それなりに意味がありそうである。

でも、どうしてモバイル回線なんだろう。

ちなみにこのモバイル回線はメーカーが契約したものをユーザーに提供しているそうである。

ゲートウェイを購入して、システムの利用契約を結ぶと、ゲートウェイはモバイルデータ回線が接続されるらしい。


なんでかなぁと思ったんだけど、自分の勤務先を考えてもわかるが、機器を社内ネットワークに接続することがまず1つハードルなんだよね。

適切なセキュリティ対策がなされているか、このソフトがインストールされているかとか。

勤務先ではOSがWindowsでなければ、対策は各管理者に委ねられている面は大いにあるが。

その上でインターネットにアクセス出来るようにするとなると、Proxyだのいろいろ設定が必要で煩わしい。

そういうのをすっ飛ばしてモバイル回線で飛ばすのは手続き上は楽だよね。

どうしても固定回線が使えないケースはあまり多くないと思うけどね。


ローカルな無線で測定データをアップロードするシステムがあって、

その長所として、動くものに取り付けても測定できるし、なんなら動きながらでも測定できるということがあった。

高所にあるとかで配線が難しいというのは容易に想像できるが、動き回るから配線が難しいというのはなるほどと。

一方でこのシステムは配線自体は可能な環境で使われるものである。

なぜならばゲートウェイの電源は商用電源から供給するからである。

無線のメリットを最大限に生かすならば、電池駆動でなければ意味は無い。(定期的な電池交換を行う必要はある)


こんな用途でもモバイル回線使うんだなぁと思ったけど、費用的にはそう高いものではないんでしょうね。

それ以上に施工費やカスタマイズ費用が削減することは十分可能でしょう。

というわけで、目からうろこだった。

けんけつちゃんがモチーフ

先日、献血に行った時に記念品をもらった。

1つはラブラッド会員へ渡しているもの、1つはポイント制の記念品、1つは予約して協力した人への記念品。

正直なところ、どれも今のところはこれといった使い道はない。まぁ1つは食べ物だから食べればいいんだが。

あと2つは布物ですね。まぁ何らかの使い所はありそうなのでちょっと探ろうと。


布物2つを見ると、どちらも けんけつちゃん の顔のシルエットがあしらわれていることに気づいた。

献血推進キャラクター「けんけつちゃん」 (厚生労働省)

てっきり赤十字社のキャラクタだと思ったけど、国の献血推進キャンペーンのキャラクタなんだね。

けんけつちゃんが生まれたのは2005年のこと、僕が初めて献血した2009年にはもうおなじみという感じだったが。

けんけつちゃんは、「献血」をより多くの人に知ってもらい、参加してもらうために登場した、愛の妖精です。「ハートの泉」が湧き出るちいさな島「たすけアイラインド」に住んでいます。

そういえば「たすけアイランド」って以前はけっこう聞くことあったな。


実は けんけつちゃん は何人かいて、もっともよく見るのは「チッチ」と名前が付いている。

けんけつちゃんの仲間たち

エイッチ、オータン、ビービー、エビリン、いずれもABO型の4つの血液型がモチーフになっている。

それぞれ黄・青・白・赤の色が付いているが、これは献血時にバックなどに貼られるラベルシールの色による。

僕はA型なんでいつも黄色のシールが貼られている。他の血液型が何色か意識することはないね。

血液センターの職員や輸血医療に関わる人にとっては常識だろうけど。

あと、血液の成分にちなんだキャラクタもいて、成分輸血についての紹介に使われることも多い。

献血ボランティアのキャラクタは……あんまり見ないかな。


けんけつちゃん のシルエットが献血のシンボルのようになっているのはちょっとした驚きだった。

確かに昔からけんけつちゃんをあしらったグッズは多くあったのだが、それとはちょっと違う流れかなと。

一応、この耳の形は「愛のしずく」の形とされている。すなわちは血液のシンボルである。

その点ではあながちおかしなこととも言えないとは思ったが。

ちなみに、この耳の大きさで血液の需給状況を伝えるのは時々見られる光景である。満ちあふれていることはそこまで多くない。


血液センター・献血ルーム・献血バスでは赤十字が掲げられていることが普通である。

これができるのは赤十字社の施設だからこそである。

赤十字・赤新月はジュネーブ条約で保護標章となるものだから、むやみやたらに使うことはできない。

調べてみると、わざわざ日本赤十字社は赤十字を使うことができるということを定めた法律があるんですね。

赤十字の標章及び名称等の使用の制限に関する法律

これは紛争時以外の赤十字の使用について定めた法律で、これにより、献血ルームに赤十字を掲げることが出来るんですね。

血液事業が赤十字社の平時の活動として意義深いものなのは言うまでもない。


ただ、それだけに赤十字のマークを悪用されるようなところには使えませんから、そこは悩ましいところではある。

明確に社章とわかるような使い方ならよいだろうが(献血カードにも日本赤十字社の名前とともに赤十字が書かれている)、

赤十字を図案化して埋め込むようなことは、このマークの目的を考えれば許されることではないだろう。

そこで、けんけつちゃん をモチーフにしたグッズを作ることが多くなっているのかなと。

献血のシンボル以上の意味を持たないから、献血の記念品にはもってこいである。

献血の案内をする掲示物にも使いやすいですよね。

確かに会社に貼ってある献血の案内にもけんけつちゃんがあしらわれている。(血液センターから渡されたものだろうけど)


こういうところでキャラクタが前面に出てくるのは日本らしいのかもしれないね。

いくつかの国の献血に関する画像を調べてみると、

赤十字社以外の血液バンクだと、何らか血液にちなんだマークを持っていることが多そうである。(例えばイギリスでは NHS Blood Donation)

ただ、赤十字社がやっていると、赤十字という世界共通のマークがある分、他にシンボルを作ろうとはなりにくそうだ。

それが悪いことではないとは思うんだけどさ。

月曜日休みのところが多い

イベントのために遠征しようかなと検討したが、

そのためだけに遠征するのもと、付け足すものがないか検討しているが、これが容易ではない。


日曜夜のイベントなんですよね。終演後に帰宅できるかというと、不可能ではないだろうと思う。

ただ、慌ただしくなるのは目に見えてるし、交通費の節約もできるので1泊しようと。

実はこの日、もともと有給休暇取得推奨日で休暇を取る予定だったのだ。

そんなあてもないのに休暇を取る日なんて、だいたい予想も付きそうですが。


ところが困ったんですよね。何が困ったって月曜日には各種施設の休みが重なるからである。

ここよさそうだなと思ったら月曜日休館となっているところばかり。

そんなこともあって、翌日に付け足すものがこれといってなく、遠征に二の足を踏む状況になっている。

何か1つでもこの地域らしい目的地があればよいと思うのだが。


こういうのは今に始まった話でもない。

日曜日に1泊したところで付け足すものがないというのは、今までも感じていたことだった。

ただ、それ以上に交通費の節約幅が大きいというところで納得していた面はけっこうある。

すなわち日曜に1泊しても、朝から移動して終わりとなっていることが多かったと。

もちろん、それは帰宅後、買い物などして、翌日から仕事となっていることも多いからというのはあるのだが。


土日を休みにしない代わりに、月曜日を休みにするというのは理解できる面もある。

やはり休みなしでは働いている人も大変だし、施設のメンテナンスもできない。

祝日などある場合は、月曜の休みをシフトしたり、そもそも休みを飛ばしたりするような配慮もある。

ただ、月曜日というのは日曜日の翌日という需要があるんじゃないかと思う。

休むなら火曜日あたりがいいんじゃないかなと思ったが、それもそれで難があるのかな。


なにか付け足すものがないと遠征に二の足を踏むぐらいなのだから、その程度のものとも言える。

ただ、一方で休暇を持て余すぐらいならという思いもある。

まぁもうちょっと考えてみようと思う。チケットは買えるので。

実は小田急バス発祥の地

そういえば、武蔵境駅の紹介についてこんなことを書いた。

西武多摩川線との接続駅で、隣接する三鷹市・西東京市からもバスが多く乗り入れている。(近くに小田急バスの営業所がある)

(改札止めに追い込まれる路線)

小田急沿線とは到底思えないが、近くに小田急バスの営業所があって、多数乗り入れているのである。


なぜ、ここが小田急バスなのかというのは、小田急バスの歴史を見るとわかる。

会社情報/沿革 (小田急バス)

小田急バスのルーツは1932年創業の 武蔵野乗合自動車 という会社である。

創業は調布、1937年に武蔵野に本社・営業所を移転、戦時疎開で三鷹に再度移転している。

創業時の路線は 調布~天文台~武蔵境 と 調布~野崎~吉祥寺 の2路線だったそうだ。

いずれも小田急バスの路線として運行が続いている。


この会社が小田急バスとなった理由は、小田急が歴史的にバス部門を持っていなかったことによるらしい。

戦時中、東急・京王・小田急・京急・相鉄は東京急行電鉄という1つの会社だった時代がある。

戦後には再分離されたのだが、元々小田急の路線だった井の頭線が京王とともに独立させることとなった。

この見返りに現在の東急のルーツとなった東京横浜電鉄の傘下にあった箱根登山鉄道、神奈川中央交通を小田急傘下に付けたという。

この時点で小田急傘下のバス会社として、神奈中バスと箱根登山バスが存在していたことも事実だが、

これらのバス会社が小田急沿線あまねく拡大するよりは、既存の武蔵野乗合自動車を買収するのがよいという決断があったのだろう。


かくして、武蔵野乗合自動車は小田急バスと名前を変え、

小田急沿線を中心に世田谷区・狛江市・稲城市・川崎市・町田市などへ進出した。

しかしながら、創業以来の三鷹市・武蔵野市・調布市を中心とした路線網も引き続き運行している。

特に三鷹市は、市内の鉄道駅が全て市境ギリギリ(三鷹駅、井の頭公園駅、三鷹台駅)だったり、

最寄り駅が市外(吉祥寺駅、武蔵境駅、調布駅、仙川駅)だったり、バスへの依存が相当に高いと思われる。

武蔵野乗合自動車から引き継いだ三鷹営業所は、後に武蔵野市の吉祥寺駅近くへ移転、吉祥寺営業所となり現存、

さらに吉祥寺営業所から路線網の一部を引き継いでできたのが武蔵境営業所である。

両営業所とも武蔵野市にあるが、路線の多くを占めるのは三鷹市関係の路線であることから、その重要性がうかがい知れる。


私鉄沿線だとその鉄道会社の系列のバス会社が路線を占めていることが多いが、JR沿線ではそういうわけにもいかない。

東京都多摩地域のJR沿線でもっとも多くを占めるのが、京王バス・関東バス・西東京バスといった京王系のバス会社。

次いで西武バスという印象だが、武蔵野市・三鷹市の小田急バスともう1つ小田急系のバス会社がある。

それが立川バスである。立川市に行ったときに小田急バスそのものの塗装のバスが走っていてびっくりしたのだが、

小田急バスとは別のルーツを持つバス会社ではあるものの、塗装は小田急バスと同じにしているそうである。

立川バスは1929年創業、現在のJR五日市線を国鉄に買収される以前に経営していた五日市鉄道傘下の時期があった。

その後、1954年に小田急傘下に入ったという。

親会社の鉄道部門は国鉄買収で廃業、残った立川バスを手放したいと考えたときに、手を挙げたのが小田急だったのだろうか。


飛び地的に路線網を持っているバス会社はしばしばあって、近鉄バスの茨木・摂津地区と京都地区なんてのもそうだよね。

近鉄バスのメインは東大阪市・八尾市・松原市・藤井寺市といった大阪府内の近鉄沿線を中心としたエリアである。

茨木・摂津地区は茨木バスを買収したことに由来する。東大阪市周辺の路線とは全くつながっていない。

東大阪市周辺の路線が道路状況の悪さもあってか散々なので、茨木・摂津地区がもっとも手堅くやっている印象である。

京都地区は現在の近鉄京都線の前身、奈良電気鉄道のバス部門に由来するが、大半は奈良交通が継承している。(奈良交通の京都府南部の路線はこれに由来する)

唯一伏見区内の路線だけが近鉄バスとして残ったらしく、それも今は向島団地を走る路線だけという、

京都営業所は京都発着の高速バスを多く担当していて、今はそっちがメインな気がする。高速バスを多く走らせる近鉄バスには似合っている。


というわけで名前だけ見てダマされてはいけないって話ですよ。

小田急沿線の小田急バス以上に歴史が長いのが、三鷹市・武蔵野市・調布市の小田急バスなんですから。

改札止めに追い込まれる路線

今朝、電車の遅延で出社が遅れますという連絡をしていた人がいて、そういうこともあるよねって。

それでJR東日本のWebサイトを見たら、遅延の発生している路線が書いてあったんだけど、

混雑の影響で実施していた武蔵中原駅の入場規制は終了しています。

武蔵境駅で入場規制実施中。

入場規制って改札止めのことか。


どうも調べてみると、武蔵境駅の入場規制ってのはけっこう起きていることらしい。

この駅は中央・総武線各駅停車の黄色い電車の大半の西端にあたる三鷹駅の1つ隣の駅である。

すなわち三鷹から東京方面は黄色い電車が使えるため、オレンジ色の中央線快速の電車から分散することができる。

境駅はその分散先がない駅ではもっとも東京寄りの駅である。

西武多摩川線との接続駅で、隣接する三鷹市・西東京市からもバスが多く乗り入れている。(近くに小田急バスの営業所がある)

味の素スタジアムの最寄り駅の1つで、サッカーなど開催時には臨時バスが出ていることから、駅勢圏が調布市まで達していることがわかる。

そんなこともあってか1日の乗車人員は7万人近く、JR東日本全体では67位とのこと。

もっとも武蔵野市内にある駅では、吉祥寺駅・三鷹駅(ちょうど三鷹市との境目にある)より少ないのだが。


中央線快速はもともと余裕が少なく、少しの運転見合わせでも影響が続いてしまうようだ。

ちょっとこのときの運行状況はわからないんだけど、少なくとも電車自体は動いていたとみられる。

乗客が滞るのは境駅に限った話ではないが、その滞った乗客がだんだんと車内を埋めていくとと、

分散先がない駅ではもっとも東京寄りの境駅ではさっぱり乗り込めないという事態となる。

幸いにして、中央・総武線各駅停車の黄色い電車が乗り入れる三鷹駅は歩けなくもない距離である。

徒歩20分ほど、そのため歩いて入場規制を逃れる人も一定いたようだ。


もともと中央線には複々線化の計画があったが、急激な都市化により頓挫した状態が続いている。

今実現させるなら、環境への配慮から快速線を地下線にすることになるだろうと言われている。

ただ、費用面の問題もあるし、現状の中央・総武線各駅停車の利用状況があまりよくないので効果が疑われるのもあるんだろう。

もちろん今日のようなトラブル時には、2系統に分散できることは大きな意味なんだけど、

平時になんとかなっていると、地下新線という高額の投資は見送られがちなのではないか。


もう1つ、入場規制がかかっていた武蔵中原駅だが、この駅もまた利用者の多い駅ではある。

なにより隣の駅が乗換客の殺到する武蔵小杉駅ということで、中原→小杉が朝ラッシュのピーク区間とされている。

このことから中原駅が南武線の遅れを起因とした混雑の影響をもっとも受けやすいことがわかる。

川崎市を縦断する南武線もまた混雑の激しい路線である。

ここ10年ほどは利用者は増加傾向にあり、そんな中で6両編成での運行というところが足を引っ張っている印象である。

踏切の都合、ホームの延長は容易ではなく、増発と幅広の車両を導入することで混雑を緩和してきた経緯があるそう。

南武線に2015年以降、新車が導入されたことにはそういう経緯があったのね。(それ以前は専らお下がりだったそう)


同様の問題を抱えている路線は他にもあるんだと思う。

なにもなければなんとか運べているが、ひとたびトラブルが起きれば改札止めである。

東京都市圏は高度に都市化した地域が広がっていて、線路の増設や新路線の建設がなかなか難しい。

2001年開業の埼玉高速鉄道は一見郊外路線っぽいが、浦和美園駅と車庫以外はすべて地下という立派な地下鉄である。

埼玉県に地下鉄があるというのは意外に思った人もいるかもしれないが、地上に新路線を建設することはそれほど難しいと。

そりゃ中央線も複々線にならないわけですよ。今の線路の下にトンネルを掘るという選択があるだけマシと考えるしかない。

デビュー5年目とは

先週のニュースなんですけど。

Poppin’Party、デビュー5年目にして自身初の1位獲得 「バンドリ!イヤーにしたい」【オリコンランキング】

Poppin’Partyの「イニシャル/夢を撃ち抜く瞬間に!」がオリコンの週間シングルCD売上ランキングで1位になったということ。

Bang Dream!プロジェクトでは初めてのことである。

もっとも、推定売上2.7万枚で1位ってのは、他に競り合うCDも少なかったんだなとの評で、

確かに今週発表の同じくバンドリのRoseliaの「約束」は推定売上2.9万枚で5位である。

というか、こっちの方が売上が多いあたり、Roseliaの人気の高さがうかがい知れる。


ちなみに「イニシャル/夢を撃ち抜く瞬間に!」から7枚のCDのBlu-ray付きには

TVアニメ「Bang Dream! 3rd Season」が2話ずつ収録される。2nd Seasonと同じですね。

CDのおまけでやるメリット

でもおかしいのが、Bang Dream! 3rd Seasonの放送開始は明日から。なんとTV放送前にBlu-rayが出るのである。

これをよいと思うかは人次第。僕は興ざめではないかと思ったけど、いち早く見られるのは価値である。

あと「イニシャル/夢を撃ち抜く瞬間に!」に限っては3曲目の収録内容が違う2バージョンが発売されている。

これが合算されての数字なので、けっこう盛っているという見方もある。が、それならダウンロード販売でという人もいるだろう。

当たり前のように応募券が付いていて、対象は5月3日に西武ドームで開催される「BanG Dream! Special☆LIVE Girls Band Party! 2020」である。

西武ドームって言われると良くも悪くも「NO GIRL NO CRY」を思い出す。(cf. ドームにあらわれたガールズバンド新時代)

集客面ではこの時よりよいだろう。というか対象のCD3枚のうち2枚の売上状況からしてかなりの競争になりそう。


先のニュースで少し気になる記述があった。

デビュー5年目にして、シングル、アルバムを通じ自身初の1位獲得となった。

デビュー5年目なんだっけ? と思って調べてみた。

Poppin’Partyのスタートは、2015年2月、愛美さんが自身のイベントでバンドを結成することを発表したところから。

ここから数えると5年弱、確かにつじつま合うのだが、ここが起点というのは少し違和感がある。

なぜならばこのときのPoppin’Party(と後に名前が付くことになる)のメンバーは1人だったから。

ここから順次メンバーが集まり、2015年10月に5人揃い、2016年2月にデビューCDとなる「Yes! BanG_Dream!」が発売された。

全員揃ってからだと4年3ヶ月ほど、CDデビューからだと4年弱ということで、けっこう印象が変わる。


どう捉えても正解だと思うのだが、前提条件を明確にしないとねとは思った。

なお、日本武道館に立ったガールズバンドとしての最速記録はメジャーデビュー後2年2ヶ月の『Silent Siren』、声優ユニットとしての最速記録はメジャーデビュー後1年7ヶ月で『スフィア』となっていることで知られているが、『Poppin’Party』はそれを塗り替える、史上最速のメジャーデビュー後1年6ヶ月での日本武道館公演となる。

(バンドリ!Poppin’Party日本武道館公演でガールズバンドの歴史塗り替えた!10,982人の満員で観客熱狂 (NEWS LOUNGE))

これはデビューCDの発売日を起算して書いたもの。

このあたりの数値感は2017年と現在では大きく変わってしまった気がするけど。


実際のところ、Bang Dream!プロジェクト、最初の1年は試行錯誤を繰り返したことが述べられている。

2016年4月に「BanG Dream! First☆LIVE Sprin’ PARTY 2016!」とそこまで4回のライブがリセットされている。

開幕から5人全員揃って初めてというのもあるし、大義名分はそうなのかなと。

ただ、最初1年のフィードバックを踏まえて、あるべき姿を見つめ直したからというのが理由として大きそう。

もちろんこの最初の1年がなければ、今のBang Dream!プロジェクトはないわけだけど、

ファンの感覚としては最初の半年~1年は割り引いた方が直感に合うというのは、ここら辺の経緯なのかなと。


メンバー1人のバンドってなんだよと思ってしまうが、着想がキャラクタとしてギターを弾き語りした愛美さんだからね。

後のことは全て後付けである、と言うとちょっと言い過ぎだけど。そこに1年要したと。

このあたりは後発のRoseliaが、明確にキャラクタが先にあって、2016年9月にお披露目(ただし楽器を演奏することは明らかではなかった)、

2017年2月に演奏初お披露目、4月にデビューCD発売、6月に単独ライブ開催、とトントン拍子で進んでいるのと対照的。

楽器の経験がない人が、わずかに半年ほどで演奏できるようになるため練習を重ねたなんてエピソードも裏にはあるんだけど。


運良くも1位を取ってしまったがためにこうしてニュースになったわけだが、

上のような経緯を考えると、Bang Dream!プロジェクトが5年ってのは案外短いなと思ったが、

それでも5年って言われるとけっこう続いたなぁと思うよね。