数学の問題にすごい計算で挑むコンピュータ

Project Eulerというコンピュータ向けの数学の問題集がある。
問題の日本語での説明はProject Euler Wikiに書いてあるからこれを見ればいい。
まぁさすがコンピュータ向けだけあって、計算がすごくめんどくさい。
それで何問かPerlで解いてたのだが進めて行くにつれて問題が出てきた。
Problem 16、21000の各桁の数字の和を求めよ、
という問題ですがこれはかなり厳しいことがわかります。
対数を使って21000がどんな大きさの数字か概算してみると、
1000×log102=301.03というわけで、10301よりは大きな数字であることがわかると。
これはPerlで取り扱える整数の限界を超えている。Perl 6ではいけるかもしれんけど。
なので普通の方法では各桁の数字はわからない。


となると、自分でどうにかしないといけないと。
そこでBignumクラスを作ってみた。
まぁこんなのCPANに転がってるのは考えるまでもないことだが、自分で実装してみることにした。
数字を1桁ずつ分けて、下の位から上の位の順に配列に入れて持っておくと。
1234という数字なら[4,3,2,1]という形で持っておくと言うこと。
というわけでクラス作るよ。

  package Bignum;
sub new{
my $package=shift;
my @num=split //,$_[0];
return bless([reverse @num],$package);
}

実は配列のリファレンスをblessしてもインスタンスは作れるんですね。普通はハッシュのリファレンスをblessするんだけどね。
ハッシュよりも配列の方が性能がいいから、$self->{foo}とするのを$self->[0]としてまで配列リファレンスをblessする人がいるのだとか。
それとは違う理由だけど、どうせ配列だけだからと配列リファレンスをblessしてみた。
さて、かけ算を定義してみよう。

  sub mul{
my $self=shift;
my $c=0;
for(@$self){
my $t=$_*$_[0] + $c;
$_ = $t%10;
$c=int($t/10);
}
while(1){
last if($c==0);
push @$self,$c%10;
$c=int($c/10);
}
return $self;
}

実はこれ、人間がやる筆算と同じ事をしてるんですね。いや、ちょっと違うか。
$cは繰り上がりの桁をメモしておくもの。
1234*12の計算であれば、
まず4*12を計算する、すると28だが、1の位だけ書いておく。残りの桁は繰り上がりとしてメモ、
次に3*12を計算して、これと繰り上がりの桁の和を考える…
とやっていって、桁が足りなければpushして増やしてると。
あと、連結した文字列、桁数、数字の配列を得るメソッドだけ作っておけばいいでしょう。

  sub getnum{
my $self=shift;
return join '',@$self;
}
sub length{
my $self=shift;
return scalar @$self;
}
sub getdigits{
my $self=shift;
return @$self;
}

これを使えば簡単なことです。この問題を解くために作ったものだから当然ですが。

my $x=Bignum->new(1);
$x->mul(2) for 1..1000;
my $s=0;
$s+=$_ for $x->getdigits;
print $s,"\n";

まぁコンピュータはこれを一瞬で計算してくれます。
ただ、この問題では気にするほどじゃないけど、実は結構遅いんですよ。
Problem 29を解こうと思い、2bを計算するプログラムをかいたものの、遅い。遅すぎる。
そこで3桁ごとに処理するように改造したらなんとかというぐらい。けど結構厳しい。
まぁ人間の筆算そのままというのはわかりやすいが、コンピュータに都合がいいかはよくわからない。
これはuse Math::Bigint;すべきか…実は標準で付いてるっぽいです。
RubyではBignum、Pythonではlongとかimportするまでもなく使えるんですけどね。


まぁ問題に書いてあるとおりに、素直にコンピュータが計算するというのも1つの方法です。
僕は基本的にそう解いてます。
しかしどうもちょっと整理してみると、かなりすっきりしてしまう問題もあるようです。
コンピュータに規則を打ち込んで、素直に計算させた後にそういう話題を見ましてね。
まぁ計算を高速にするためには整理した方が確かにいいわな。
そこは思いつかんかったわけですが、コンピュータにとってはどっちでも正解ですね。
人がやるなら、整理して簡単にして解くべきでしょうが。

電車が脱線したら恐ろしい事だ

えらいことです。東青山駅付近で近鉄が脱線したと。
原因は保線用の車両が線路を乗り越えて別のレールに乗り移る板を、
線路の上に置いたままにしてたからじゃないかと言われている。
脱線したのは始発電車ですしね。その可能性はあるかも。
幸い始発で乗客も少なかったからか、駅付近で速度が落ちていたからか、怪我もなくよかったね。
けど、事故は相当ひどかったようです。(参考 : 伊賀タウン情報 YOUの記事)


朝、駅に行くとなんか貼り紙貼ってあって、改札付近で騒いでる。
見れば大阪方面はダイヤが乱れてるけど運行してますとあるので、
特に気にせず学校に行きましたよ。その時点では何があったか知らんけどね。
電車の中で、脱線の事実と、伊勢からの電車が来ないからダイヤが乱れてるよと。
その割には普通に動いてたけど。まぁ伊勢からの電車はそこまで多くないですからね。
それにその気になれば伊勢から来る電車の時間に合わせて青山町あたりから電車を出せばいいと。


一方、伊勢方面は恐ろしい事になってたようです。
名古屋行きの特急の行き先が名張行きに変更されたり、
運休してる部分を代行バスで結ぼうとするものの、バスは足りんわ、
超ショートカットしてる近鉄よりもはるかに遠回りするから時間はかかるわ…
青山峠超えて行く人はほとんどが学生なんですがどうなったことやら。
今テストやってる学校も多いでしょう。僕も今日テストでしたしね。
そんなときに電車が止まっても、まぁ青山峠超えて通学する人なんて多くはないから、
無視してテストを実施しないとしょうがないでしょう。
まぁ監督の人が開始時間をずらすことはできるかもしれないけど、
それも限度があるだろうと。さすがに2時間ずらすとかは…
追試験は受けれるけど、満点が80点まで下げられる規則になってるところもあるだろう。
それが厄介だ。それがあるから自分の家で警報が出ても休みたくないのよね。
満点が80点ということの解釈はいろいろあるけど、通常の試験の80%の配点という意味だろう。
普通60点取れば合格できる場合、追試験では通常の試験で75点ぐらいの勢いで点数を取らないといけない。
これって結構厳しいよ。けど試験の公平さのためにこういうペナルティがあるんだろう。
留年はないと思うけど、学校からはよい扱いは得られないだろうなぁ…
サラリーマンなら休める日数が1日減るぐらいで済みそうだけど。


まぁその後、ダイヤの乱れもほとんどなくなったようです。
テストを終えて、昼頃に伊勢方面の電車に乗ろうとすると、
妙に電車が短い気がするが、時間通り走ってくれた。
青山町を超える電車も青山町までは動いているようです。
ただ特急は青山町まで行かずに名張まで。
なので名張からは各停か急行で青山町まで行かないといけないらしい。
そこからはバスですね。特急の乗客は名張からバスとかいうことはないようです。


事故の影響を受けた人からすればたまらない話なのですが、
幸いというべきか、動かないところが人の行き来が多くはないところだったので、
乗客が多すぎて全く手に負えないとか、乗客が暴れてけが人が出たりとかはないように思います。
いや、実のところは知らないけどね。影響を受けた方、本当にお疲れ様でした。
ただ、これが榛原~桜井で起きたらそうなってたかも。
だって10両編成の電車が30分に3本、準急もあるからもっと多いよ。
1両に70人は乗ってるから、1時間の間に少なくとも2100人は運ばないといけない。
準急は6両で30分に3本、同じぐらいとすれば1260人…どうなんだろ。
片道15分でピストン輸送するとして、がんばって1台のバスに100人詰め込んでも34台いる。
100人詰められるバスがあると思わないし、明らかに足りないけど、これでもすぐには用意できないのは確か。
こうならないように足下をよくチェックしてほしいなと。
今回は線路の上に特別なものをおいたのが原因と言われているけど、
それほど目立たないものだったのかなと。となれば注意を引くようにするのがいいのかな。
とりあえず今は復旧ですね。あのひしゃげた鉄塔をどうするのか、
というのはありますが、なんかいい方法を考えてるに違いない。早く直してね。

大阪の地下をガリガリ掘って関空へ行こうだって?

あんまり使わないけど、大和路線とか見ると、JR難波行きと書いた電車がけっこうある。
まぁJR難波まで行くとはいえ、かなりの乗客は天王寺で降りそうだが。
なんでこんな変な駅に行くんだろうと思ってたが、
それは関西本線の終点がJR難波駅だから。なるほどね。
で、どうもそのJR難波駅の先は新大阪駅につながるかも知れないというニュースがあったと。
まぁ計画は昔からあったのだけど、関空アクセス改善のためにと話が出てきたと。


なんのこっちゃという話だが、そんな計画があるんですよ。
なにわ筋という道路の下に鉄道を通そうという話。
新大阪駅から梅田付近に来て、そこからなにわ筋の地下を通り、
最終的には分岐し、JR難波駅と南海汐見橋駅につなげるというもの。
今はJR難波駅は地下にありますが、元々は湊町駅という地上駅があって、
関空の開港に合わせJR難波駅に改名し、その後連続立体交差の完成で地下に潜って現在に至る。
ということなのだが、この地下駅はなにわ筋に向けて掘り進められるようになってるらしい。
そういう意味では準備は十分できてるそうだ。
一方南海の方は汐見橋線とかいうひなびた路線に接続するのだが…
こちらはほぼ全区間をなにわ筋の地下に埋めないとだめだとか。それは厳しすぎるな。
で、この計画は関空へのアクセス改善のために重要だとかなんとか。
なんのことかというと、例えばJRなら関空から出て走っていくと天王寺までしか行けない。
元々はそうだったそうです。ただ天王寺に阪和線から大和路線をつなぐ線路を造ったと。
これによって、JR難波駅や環状線に行けるようになったと。
ついでにいうと、西九条~新大阪に貨物用の線路があるんですね。
安治川口駅、USJに行こうとすると途中にコンテナやらが積んであるところがあるんだがそこ、
に接続するための線路らしい。そこを通って荷物がたくさん運ばれてると。
これを利用すれば環状線から新大阪に行けると。
それではるかは京都まで行けてると。
とにかく使えるもんは全部使った結果があの特急です。高いけどね。


しかし、無理矢理つないでるようなもんで、都合が悪いと。
はるか以外ではとても無理。
あとはるかにも欠点があって、梅田付近で止まれない。貨物用の線路に旅客駅はないですから。
まぁこういう事情もあってなにわ筋線が関空アクセスのために考えられてたと。
多分特急であるはるかの所要時間は大して変わらないと思うけどね。
ただ特急じゃなくても梅田とか新大阪まで行けるだろうと。
阪和線からの電車のかなりが行けるんじゃないかなと。


さて、まぁなにわ筋の下をガリガリ掘っていくという話なのだが、
既に地下鉄の西大橋駅と京阪の中之島駅と阪神の福島駅、JRの新福島駅が地下に埋まってる。
まぁ多分このへんの駅とは連絡を取ることになるんじゃないかなと。
阪神にしろ京阪にしろ、関空快速ならぐるっと回ってきて、梅田とか京橋で乗り換えでしたからね。
それに比べると便利になるのかな。
それで西九条~新大阪を結ぶ貨物用の線路、梅田貨物線というそうだが、
梅田貨物線の地下化が考えられている。というのも踏切で渋滞とかがひどいらしい。
これと一緒に相乗りすれば金が節約できると。
それでこの梅田貨物線には梅田付近に駅ができる。
今まで近所を素通りしてたんですけど、ホームができれば乗り降りできると。
そしてここからこのルートを通り新大阪に至る。
なるほどね、そういう風にやるんですか。


ついでにおおさか東線というのがちょっと前に出来た。
これの役目は放射状に広がってる路線を外側でつなぐというもの。
大和路線・学研都市線・JR京都線・新幹線を横につなぐものだということかな。
終点は新大阪の予定でしたが、どうも新大阪付近で工事がうまく進まずに計画変更されて、
新大阪付近は梅田貨物線を利用しようと計画を変えたそうだ。
そうすればついでに梅田まで行けるじゃないかということになったらしい。
なにわ筋線・梅田貨物線地下化・おおさか東線全通となると、
タダでさえ意味不明な梅田付近の駅が余計意味不明になるじゃないか。
…ちょっと心配ですね。楽しそうではありますが。

よくわからんなら著作権使用料を抑えたいよね

かのJASRACが公正取引委員会から排除命令を出されたと。
何のことだろうかと思えば包括契約のことだった。
なるほど確かにこれはおかしな話である。


JASRACは音楽著作権の信託を受けて集中管理するところです。
2001年までは、著作権ニ関スル仲介業務ニ関スル法律を根拠として、
音楽著作権の仲介を独占的に行ってきたところです。
まぁ認可制だったのですが、認可されてたのがJASRACだけなので、
結果として独占的に行っていたということになります。
2001年以降は著作権等管理事業法に根拠が変わって、
ここで他の著作権管理を行うところが出来て、現在に至ると。
集中管理というのは使う方からすればありがたいものです。
もしこれがなければ、作者にいちいち許可を取りに行く必要があるけど、
JASRACのおかげでJASRACに許可を取ればOKと。まぁ便利なものです。


ただ、全部の曲がJASRACに登録されてるわけじゃないというのは重要なことです。
J-WIDというサービスで登録状況を調べられます。
まぁ普通にCDなどとなって売られた作品は載ってると思いますよ。
表示したとき、管理状況の右側にJのマークがついていれば、
それについてはJASRACに言ってくれれば許諾できますよということね。
信託されてるのが全部載ってるとは言い切れませんが、載ってない曲やら許諾できないものもあると。
当然ですよね。これが今回の排除命令の原因ですね。


実はJASRACの包括契約の使用料は、
例えば、地上波放送を行う一般放送事業者の場合、放送事業収入の1.5%
となっています。まぁテレビなどでも同じように定められています。
どういうことかというと、1曲使おうが、100曲使おうが金額は変わらないと。
これが包括契約ということです。ちょっと不思議な契約ですよね。
一応1回1回に使用料を定めてもいるのですが、実際は包括契約が広く使われてると。
便利な仕組みではあるんですが、
この仕組みの場合どのように音楽を使用したかの実績を提出しないことがあるんですね。
なので利用料の分配がどのように行われてるかよくわからんと。今もそうなのかな?
それはさておき、そのためJASRACに信託されていない曲を使うのは厄介であると。
そりゃ別に金が徴収されるんですからね。意味もなく使いたくはないのは確かだ。
結果使われないのだから、JASRAC以外に信託しても意味ないよね。
というあたりがこの排除命令の原因らしい。
以前はJASRAC以外が音楽著作権の仲介を行ってなかったので、
これが問題となることは少なかったはずですが、
今はe-Licenseのように著作権者からの委託を受けて使用料を徴収するところがあると。
そういうところの新規参入を妨げているということらしい。


しかし使用料の根拠というのはかなりあやふやですよね。
収入の1.5%という数字に根拠があるようにはとても見えない。
まぁどう定めるのがよいのかはよくわかりませんけど。
その音楽を作るのにかかったお金が十分入るぐらいに設定すればいいでしょうけどね。
作者が餓死したり新しい作品を作れないのでは困るから金払えということですからね。
そう考えると、作者の死後50年間も延々と請求し続けるのはよくわかりませんね。
作成日から50年間ならわからんことはないけど…
それはさておき、それ相応の値段は何円なのかといっても、正直よくわかりませんしねぇ…
利用者からすれば一体なんぼ払うのが適当なのかよくわからんと。
一応困らないように考えられた使用料なのでしょうけどね。
しかし利用者にとってはでたらめな数字に見えるのも仕方ないのかな。
けど算定の根拠を知れたら、それはおもしろいんじゃないかと思うけど。

現代文の教科書にある古文の世界

国語の授業で舞姫という小説を読んでいる。
森鴎外の小説ですね。教科書に載ってるの。
ちなみにその教科書の表紙には現代文と書いてある。
そう現代文の教科書です。


そう長い作品ではないような気がする。
青空文庫のデータを解析するに19000字程度ですね。
なので量だけ見れば割とサクサクと読めるはず…
参考までに坊っちゃんを同様に調べると104000字程度。
まぁそんなに長くはないということです。
実際教科書でも結構なページを割いてはいるものの、
二段にするほどではないということで大きめの字で書かれています。
しかし何時間読んでもわけがわからなくなってしまうのである。


いや、明らかに現代文とは思えない文体なのよね。
まぁ仮名遣いが現代仮名遣いでないというのは特に重要なことではないんですけどね。
歴史的仮名遣いでも口語なんてのは特に驚くことではないですよ。
例えば日本国憲法とか?
仮名遣いだけ気をつければ普通に読めますよね。
しかし舞姫は明らかに文語なんですね。
現代文の授業で出てくるのだから特に気にせず読める文章だろうと思ってたら、
舞姫はそうじゃなかったということ。
まさか現代文の授業で簡単には読めない文章が出てくるとはと。
というわけでこれを読んで考えようとしたわけですが、
書いてあることを理解して読んでいけないんですね。
古典の授業で出てくるような文章はそう長くないから、じっくり読んでいけばいいけど、
一応19000字もありますからね。そんな風には読めない。そりゃそうだ。
がんばって話をつかもうとしましたけど、まだまだ。


今は書き言葉と話し言葉はほぼ同じであるけれど、
そうなる前、文語と口語が違った時代があると。
しかし、どうもこの文語というのは古い時代の言葉が変わらず残ってたものだそうだ。
多分、どうもわかりにくいからと変えていったんだろうね。
そして現在に至ると。
おかげで、今は特に難しいことを考えずに文章を書いて読めると。
まぁそれに慣れてしまえば、専門家でもない人からすれば、
どうも読みにくいと思うのは当然なのかな?
まぁそんなこと言ってても単位はもらえないので、テストに向けてよく勉強しないとね。

PCの音楽を無線でリビングのPS3に届けるの

今日・明日は入学試験採点などのために特別日課、端的に言えば授業なし、
あとは補講2日とテスト5日で終わりですね。
ただ補講の1日目は行かなくていいので、今日・明日・あさっては実質お休みです。
これでテストに備えないとねということです。


リビングにいるとき、テレビ見てもいいんだが、
昼間だと通販ぐらいですしね。まぁそれではBGMにつかうにはちょっとねぇ…
というわけで自分のMusicフォルダの中身を流そうと思ったわけだ。
リビングにもPCがあるならそこから流せばいいんですけどね。
ただうまいこと音が鳴らないんですよね。
テレビから流せればきれいなんですけど。
と思ったらいい機械がありました、PS3ですよ。
父が道楽で買ったんですね。まぁそれでどう遊んでるかはよく知らないけど。
PS3の機能の一つにDLNAクライアントという機能があるんですね。
まぁPSPといいPS3といいゲーム機自体が魅力的すぎますよね。
赤字で本体を出荷してるというのだからSCEはよくわからん。
それが家庭用ゲーム機というものだそうですが。


というわけで自分のマシンにDLNAサーバーを入れた。
どうもTVersityというのが有名だそうなので、これを導入。
さてインストールして起動する。
一瞬混乱する画面ですが、Settingsでサーバー機能の設定、Libraryでライブラリ管理という具合のようです。
設定ですが、実は何もしなくても大体OKです。
サーバー機能の起動状況はGeneral > Media Sheringの項で確認できる。
始め動いてなかったのでStartすればOKだった。
あと動画を見る場合、サーバーでエンコードしたものを送信する必要がある場合もあるので、
必要な場合どうするかの設定がTranscodeの項にあるので確認してください。
ただ今回は関係なかったけど。
Libraryだが、Add Itemで、TypeをFolderにしてフォルダ名を指定。
しばらくすれば登録が完了して、これでライブラリの準備も完了。
わかればすぐにできましたね。
PS3を起動させて、ミュージックのところに自分のサーバーが表示されてる。
それでそこから、Music > Aritistとすればアーティストごとのリスト、など選んで使えると。
なかなか良くできていますね。
フォルダごとにと思ったのならFoldersを選べばフォルダごとのリストが。
あと設定次第ではPodcastingも使えるみたいだね。
Add ItemでTypeをAudio RSSなどとすればいいんじゃないかな。
まぁサーバーであるマシンが立ち上がってる必要があるという問題はありますが、
PS3で案外気楽に楽しめるとそういうことですね。


今回は音楽をリビングに持って行くという、あまりおもしろくない使い方でしたけど、
ビデオを登録しておいて、これを大きなテレビで見るとかはいいかもしれませんね。
まぁそんなビデオはないんで実践のしようもないですが。
あとLinkStation、LANDISKなんかのNASにはこれに対応しているものがあるとか。
というか我が家でも使ってるみたいです。
いろいろ投げ込んでおけばいつでも呼び出せると。
Libserverにその機能を持たせることも不可能じゃないとか。
Mediatombとかいうやつを入れればいいらしいね。yumで入るのかな。無理でもSRPMをリビルドすればいけるね。
ただよく変わるMusicフォルダとの同期がめんどくさそうなので使わないけど。

Googleマップのルート検索は賢い!

Googleマップというと日本国内においてはゼンリンの地図を用いて提供しているので、
細かい点まで書き込まれているのが特徴ですね。
ただ見やすいかと言われるとよくわかりませんが。
僕はアルプス社(現在はYahoo! Japanが吸収)のプロアトラスになじみがあるので、
Yahoo!地図の方が見やすいように感じますけどね。
あと航空写真ではYahoo!地図のほうが広い範囲でありますしね。


そんなGoogleマップですが楽しい機能があります。
それがルート検索。
以前から電車のルート検索はできたけど、なんと車のルート検索もできるようになった。
というわけで試してみたがすごく賢い。
ここでは奈良市二条大路南一丁目3番1号から大阪市浪速区日本橋三丁目6番22号まで
のルートを検索していろいろ考えてみた。
さて、まず出てきたルートは宝来から第二阪奈に入って、
阪神高速東大阪線を通り環状線に入り、夕陽丘出口で出て、堺筋に入るというようなルート。
まぁ普通はこのルートですよね。ただ第二阪奈で800円、阪神高速で700円ではねぇ…
そこで無料区間を優先するを選んで、検索しなおす。
すると国道308号(第二阪奈ではない!!)を通って枚岡まで行って、
308号の続きである中央大通を通り、内環状線・長堀通・松屋町筋と来て、
日本橋3南から堺筋に入ってゴールと。堺筋は北側、松屋町筋は南側一方通行ですからね。
無料区間を優先するならそりゃそうかというルートではありますね。
ただしこのルートの重大な欠陥を抱えている。
国道308号の奈良~枚岡は大部分が酷道と呼ばれる道だから。
特に暗峠は坂がきつすぎて車が動かないとか。
なので暗峠区間は第二阪奈を通ってもらおうと。600円ぐらい払え。
ドラッグ・アンド・ドロップでルートを変更できるんですね。
暗峠から第二阪奈にルートをD&D、するとちゃんと第二阪奈を通ったルートで考えてくれる。
これでも奈良~生駒は国道308号のまま残ったが、これもあまりよくない。
なのでこれは阪奈道路にD&D、するとそれにあわせて考えてくれる。
これで賢い答えが出来た。
あともう1つは国道308号ではなくて国道25号か国道163号を経由するというのも賢い答えかな。
これも試してみたらうまく考えてくれました。
距離・時間も計算してくれるのでいろいろ見当できるんじゃないかなと。
もっとも暗峠と第二阪奈を同じ速度で計算してるっぽいので時間はどれぐらい参考になるかは知らんけど。
あと料金は表示してくれないからそれぐらい調べろと。


まぁ機械任せでどれぐらいよいルートが造れるかというと結構難しい。
特に高速道路以外が多いと。
しかしGoogleマップは結構的確なルートを出してきてるのじゃないかなと。
プロアトラスのルート検索機能では点線県道を出してきたりえらいことでしたが、
これはそんなこともなく、やたら複雑なルートも出してこないしすばらしいと。
ただ完璧ではないので多少の補正は必要だと思います。
けど補正も簡単にできますからね。
どうもうまいルートを考えんという人は使ってみるとよい発見があるかも。
あと印刷を選んで印刷用ページを表示すればわかりやすくルートが見れるからいいかもね。
これを印刷して持ち出すと便利かもね。

そのHTML 5はHTMLの養子なのだろうか

このページではHTML 4.01を使って文書を作成しているわけだが、
もう純粋にSGMLの世界のHTMLはこれで終わりかなと。
まぁそう思っていて、将来はXHTMLになるのではと思っている。
しかし、今のところはXHTMLを使う意義は薄いですからね。
XPathとかXMLの世界の技術を使えるから、そうなってくると便利なんだろうけど。
まぁその意義が見えるころになるか、XHTML 2.0が普及しそうになれば変わるでしょう。


そんな中HTML 5なんて考えている変なやつがいる。
WHATWGなる団体である。Apple、Mozilla、Operaが設立した団体なんだけどね。
今の時代になぜSGMLのHTML?と思ったのだが、実はそういうわけではないらしい。
HTML 3.2以降HTMLなどの規格はW3Cが考えています。
HTML 4以降スタイルシートを推進したのもW3Cですね。
そんなW3CのHTMLに対する考え方は、いかに文書を表すかというところだろうだ。
まぁ文書を表すためのものがHTMLなんですからね。当然のことを言っているだけですね。
このページは文書を書いているだけと言えますが、そうでもないページが世の中には存在するんですね。


まぁそれがGmailなどのWebアプリケーションのことね。
これを実現するのは結構大変。
まぁしかし基本となるのはHTML・CSS・JavaScriptぐらいのものだ。
映像などを取り扱うならこれとFlashか。
やりたいことに対して道具が少なすぎると。
だからいろいろ工夫して作らないといけない。
特にJavaScriptに頼る部分が多いですよね。
そこでWebアプリケーションの世界でうまく使えるHTMLが欲しいという気持ちがあったそうだ。
ただW3Cの考えは文書を表すためのHTMLを作りたい、
ということだからこれに反発してWHATWGを作って、HTML 5を作ったと。
そういう考えでできたのがHTML 5だから、HTML 4の後継である一方そうでもないと。
ちなみにSGMLのHTMLに限らず、XMLで書くこともできるそうだ。
だからある意味ではXHTML 1.0の後継であるようでそうではないとも言える。


もっともWHATWGが勝手に始めたことですが、W3Cがこれを標準として勧告するようです。
これでWebアプリケーションの世界などでは安心して使える規格となりそうです。
W3CがHTMLに求めるところとは違いますけど、そういう規格も意義は大きいと思ってるそうだ。
しかし意義はそれだけじゃないかな。
一般にHTML文書を作るのに使うのはXHTML 1.0・1.1・2.0か、
どうしても純粋なSGMLで書きたいならHTML 4.01を使うものだと思うんですよね。
専らそういうのを作る人にとっては、どうでもいい規格だと。
まぁ動きを持ったページを作るなら意義はあるかもしれませんけどね。
XHTML 2.0とHTML 5の間で揺れ動くかと思ったけど、案外そんなことはなさそうですね。
ちょっと安心したけど、これからどうなるかほんの少し心配ですね。

その導線、コンデンサですか?コイルですか?

ところで、こんな話がある。
電線を張っておくと、それは地面との間でコンデンサとなっているという。
まぁそんなに大きなキャパシタンスではないはずです。
それがどうしたという話ですが、いろいろなところに影響を及ぼしているんですよ。
例えばオシロスコープのケーブルと地面の間がコンデンサとなってしまっているそうだ。
これによって高周波の波形が狂うと。
もっとも補正のための工夫はされてるんですけどね。そのために使うときに調整が必要です。


インダクタンスの話が授業で出てきて、まぁいろいろ計算してたわけです。
インダクタンスというのはコイルやらの性質を表した値ね。単位はH(ヘンリー)。
コイルに電流を流して、できる磁束とコイルの導線と交差する数をかけたもの、鎖交磁束数と入れた電流の比。
正直要領を得ない書き方だが、
10000回巻のコイルに1[A]の電流を入れたら、コイル内部に1.26×10-5[Wb]の磁束が生じたと。
それで1.26×10-5×10000/1=126×10-3[H]=126[mH]となると。
このインダクタンスというのはコイルの入った回路の計算で非常に重要なものですね。
1.26mHだと、60Hzの交流回路では47Ωの抵抗と同じように電流の流れを邪魔する。
まぁ実はそういう性質は電磁気の世界で説明されているのですが、
そんなことも気にせずともとりあえず回路の計算はできますからね。


さて、ここでまた導線を張る。
そして電流を流す。すると周りにぐるぐる磁界ができるわけだ。
それは驚くことではないのだが、実はこのぐるぐる磁界が原因でインダクタンスがあるらしい。
導線の周りにできる、全磁束がその導線に交差していると考えないといけないらしい。
実際そういう問題にあたったわけではないのですが、
同軸ケーブルのインダクタンスを計算する問題があったわけだ。
これは中心の導体の半径がa[m]、外側の導体の内半径がb[m]のときなんぼになるかということ。
外側の導体より外には磁束ができないので考えなくてよろしいとのこと。
中心の導線I[A]の電流を流すと、中心からr[m]の地点の磁界はI/2πr[A/m]、
この地点での磁束密度はμI/2πr[T]、μはそこの誘電率。
それで同軸ケーブルを1[m]だけ切って考えましょうと。
それを縦に割って、中心の導体と外側の導体の作る長方形部分の磁束の本数を求めると。
導体の外側の全磁束を求めると言うことです。えらいもんです。
実はこれは積分なんてしないといけないからめんどくさい。
ab(μI/2πr)×1dr=(μI/2π)loge(b/a)[Wb]
数学ではlogeを単にlogと書くけど、数学以外の世界ではlogとだけかけばlog10なんですよね。
まぁ数学ばっかりやってると忘れそうになりますね。
物理やら電磁気ではlogeまたはlnを使って書かないとね。
まぁこれで磁束が求められたからIで割って、1mあたり(μ/2π)loge(b/a)[H]と求まったわけだ。
えらいもんですね。導線がただあるだけで、実はそれはコイルと同じ役目を果たしていると。
実際、それが変なことを引き起こしたりするらしい。本当にえらいもんだ。


普通は回路を作ったら、その導線がコンデンサやらコイルになってるとかは考えませんよね。
そうそう、回路って閉じてるでしょ。その閉じたところに電流流したらコイルそのものだよね。
冗談みたいな話ですが、電流がくるくる回ってるわけですからね。
もちろんそんなに大きなキャパシタンスだったりインダクタンスだったりはしないですよ。
長い長い導線だったり、すごい高周波だったりしなければ気にするほどではないよ。
しかしそうでなければ注意しないといけないということでもある。
まぁそういうことを頭の片隅に置いておいて、テストに挑むとしますか。

とにかくこれは大阪に行くんです

近鉄の駅に、えらいでかい貼り紙がしてある。
駅名を変更するというお知らせだった。
上本町駅が大阪上本町駅に、近鉄難波駅が大阪難波駅に。
これは直接は関係ないけど、富州原駅が川越富洲原駅に。
ということらしい。まぁ大した変更ではありません。
大阪上本町駅になれど、上本町駅と言うことしかないだろうから。
それは大和西大寺駅やら大和八木駅を、西大寺駅、八木駅としか呼ばないのと同じ事。


駅から大阪行きの電車に乗ってくれ、
といってもそれがどこ行きかというのは場所によって違うでしょう。
近鉄大阪線なら、それは上本町行きだし、奈良線なら難波行きだし、南大阪線なら阿部野橋行きか。
JRに目を向ければ、大和路線では大阪環状線行きかJR難波行きだしね。
しかし都合の悪いことに大阪駅というのが存在するんですよね。
しかもその大阪駅の周りには梅田駅ばっかりあると。
そりゃ知ってる人からすりゃそんなもんだろうけど、混乱することも多かろう。
まぁしかし駅名に大阪と付けておけば、多分大阪に行けるんだろうと。
ちょっとは安心できますよね。だから改名したんだと思うけどね。
まぁ実際そんなところらしく、今までも伊勢などでは大阪上本町行きと言ってたそうだ。
今でも伊勢行きの特急は上本町から出るのが多いみたいなんですね。
まぁ難波行きならわからんことはないけど、
何の予備知識もなく上本町行きと言われて、どこ?となるからでしょうね。


初めの方に、大和西大寺駅やら大和八木駅を、西大寺駅、八木駅としか呼ばないと書いたけど、
まぁ西大寺駅は岡山市の西大寺にあるので、まぁそんなに問題ではないのですが、
八木駅って南丹市八木町にあるんですね。
京都の背後にあると思えばいいのかな。そう言われればあったなと気付く人は多いかも。
案外近いんですよね。だけどそんなに気にしない。
まぁ利用者はそう思ってるけど、放送では律儀に、
「大和八木、八木です」なんて言ってるわけだ。
まぁ変更されたら上本町もこういうのだろうか。
しかしそれを聞くことはないかな。行きは難波・日本橋で降りるなら鶴橋で乗り換えるから。
それでも難波駅も改名されるから、こっちで聞くことになるかな。
しかしこれがスタートするのは3月20日。多分春休みには聞かないでしょうね。
まぁこれにあわせて全部の駅を改造するんだろうね。大変ですががんばってね。