上本町とあべのをバスで結んでうれしい?

もう、あべのハルカスの百貨店部分がオープンして2週間ほど経ったが、

実はあべのハルカスのオープンに合わせて、上本町駅~あべの橋のバスが運行されるようになったのをご存じだろうか?

【6月13日~】近鉄上本町~あべの橋(あべのハルカス)間の路線バスを運行開始いたします! (近鉄バス)


元々、上本町六丁目とあべの橋を結ぶ市バスはあったのだが、

それとは別に近鉄バスが新しく運行しはじめたものだ。

運賃は100円、上本町駅のリムジンバス乗り場とあべの橋駅の高速バスターミナルをノンストップで結んでいる。

話によれば谷町筋経由で運行されているようだ。


大阪線・奈良線沿線から天王寺・あべのエリアへのアクセスのために走らせ始めたバスなのは明らかだが、

しかしそういう用途でこのバスを使うメリットがあるのかというのがそもそも問題だ。

というのも、大阪線・奈良線からあべのへのアクセスといえば真っ先に思い浮かぶのは鶴橋から天王寺まで環状線に乗る方法だ。

鶴橋~天王寺は120円しかしない。

上本町~あべの橋が100円でもそこまで割安感はない。鶴橋と上本町で運賃が変わることもあるだろうし。

しかも環状線に比べるとバスの方が時間がかかる。環状線なら鶴橋から5分のところ、バスだと上本町から15分だ。


さらに根本的なことを言えば、そのまま行けば難波に行けてしまう大阪線・奈良線沿線の人が、

あえて あべの に行く理由があるのかということも疑問だ。

最初は新しいもの見たさにあべのに行ってみる人もあるかもしれないけど、

ただ、あべのハルカスにしてもターゲットは天王寺・あべの のターミナルを使う人々のはずで、あえて行くほどのものかという気もする。

日本一の売場面積の百貨店というけど、梅田にしても難波・心斎橋にしても複数の百貨店があるところ、

天王寺・あべの には近鉄百貨店1つしかないから、1つで多くのニーズに応えられるように、ということだと思うのよね。

あべのハルカスについての僕の見解はそんなもんだが、実際どうでしょうかね?


大阪線・奈良線沿線から あべの へのアクセスだけ取ると微妙なバスにも思えるのだが、いくつかメリットは見いだせる。

まずは大阪線の人にとっては上本町に着くということで、始発から乗れるメリットがある。

逆に奈良線の人にとっては地下ホームからはい上がってきてバスに乗らないといけないし、めんどくさいだけかも。

もう1つ、これは大々的には言ってないけど、あべの から 上本町の新歌舞伎座などへのアクセスに使えるのではないかということ。

これまでは谷町線で谷九まで来て、延々と通路を歩いてアクセスしていたところ、バス1本で行けてしまう、これはとても画期的なことだ。

あべの側だけで価値を見いだすのは難しいが、上本町側には大きな価値があるのではないかと思う。


しかし、近鉄バスって意外に積極的な会社だよね。

フェリーが圧倒している大分方面への高速バス、SORIN号の運行を始めたり、

放出駅近くの早瀬橋で折り返してたバスを、放出駅に乗り入れさせ、200円均一に改めたり、

そして上本町~あべの橋のバス、今度は八尾~京都の高速バスを走らせるなんてことも発表している。

スカスカの路線図を見て、なんだこのやる気の無い会社はと思っていたこともあったが、最近はその認識も変わっている。

テストベンチはVerilog

うちの研究室ではHDLとして専らVHDLを使っている。

VHDLの強さと弱さ

そんなわけで今はVHDLで設計をしている。

その記事にも書いたけどVHDLには長所も短所もあるわけだけど、その特徴を踏まえて設計を進めている。


ハードウェアの設計はそうやってVHDLを使っているのだが、

テストベンチはVerilogで書いてシミュレーションを行っている。

最初はテストベンチもVHDLでやろうとしたのだが、かゆいところに手が届かず、Verilogでやることにしたのだ。

VerilogとVHDLが混在していても動作に問題は無い。

元々、Verilogはシミュレーション用の言語だったし、使い方としてはそんなにおかしくないと思っている。


VHDLでテストベンチを書いてて、困ったのはVerilogの$finishに相当するものがないということだった。

wait(ACTIVE==0)  $finish;

こんな風に書いておけば、ACTIVEが0になったらシミュレーションを終了してくれる。

便利なので使っていたのだが、VHDLには直接的にこういうことはできない。

assartを使ってシミュレーションを停止させるという方法もあるにはあるようだが。

VHDLでModelSimのシミュレーションを終了する方法 (FPGAの部屋)


あともう1つ、機能的なところだとVHDLではモジュールの内部の信号を取ってきて使えないということも問題になるかも。

Verilogだと uut.foo_count だとかすれば、外に出てない信号もテストベンチ上で使える。

VHDLは行儀がよいのでモジュール内部のことに立ち入ることができない。

それはそれでいいのだけど、ことシミュレーションにおいては、そんなことも言ってられないことがある。

シミュレーションのためだけにモジュールを書き換えたりするのは不便だし、行儀が悪いVerilogの方が便利なことがあるということだ。

VHDLでテストベンチを書いてもシミュレータでモジュール内部の波形を表示することは出来るのだけどね。

今、設計している回路のテストベンチではこの機能は特に使ってないのでどうでもいい話ではあるのだが。


僕にとってはテストベンチがVerilogで書かれてようが、VHDLで書かれてようが問題は無い。

むしろ慣れているVerilogの方が便利だ。

問題は他の人がこの設計を見たときどうかということだ。

それがあるから回路の設計はVHDLで行っているのだが、テストベンチはどうかねぇ。

過去の設計のテストベンチがあれば、動作を理解するのにも役立つだろうけど、それがVerilogだと困ってしまうだろうか。

だけど、僕がもらった過去の設計データにはテストベンチは入ってなかった覚えがあるんだよなぁ。あったのかなぁ。

まぁVHDL使える人なら、Verilog見てもなんとなくわかるとは思うし、そこまで大きな問題にはならないと思うけど。

EMSとFedEx

イギリスの研究者からその研究室で開発されたシステムをうちの研究室に送ってもらうことになったそうだが、

その送料が1万円ぐらいかかって、それを着払いで払わないとならないそうだ。

500gぐらいの軽いシステムなのだが、そんなにかかるらしい。


そんなに高かったっけ?

国外に荷物を送るならやっぱりEMSだろと、500gの荷物をイギリスまで送る料金を調べると1800円だそうだ。

ちなみに2日で到着するらしい。やっぱりEMSは速いねぇ。


なんでこんなに高いのかという話だが、FedExを送るつもりだからだそうだ。

FedExで同様にイギリスまでの運賃を調べるとエコノミーで8644円と出てきた。

確かに1万円ぐらいするなぁ。なんだこの差は。


FedExを使うメリットの1つに着払いにできるというのがある。

着払いというか、FedExアカウントを指定したら、その人に払わせることができるそうで。

発送者でも受取人でもない人を指定することもできるそうだ。

それもあるからFedExを使うんだろうが、いくらなんでもこれは……


FedExにも言い分はあるだろう。世界中に飛行機を飛ばし、集配ネットワークを張り巡らせているわけだ。

その代わり、自分たちで一貫して行うから、高いレベルのサービスを提供できていると。

といってもEMSは地元の郵便局が集配にあたるわけだからね。

地域密着のネットワークをうまく活用するEMSもそれはそれでメリットが大きそうだが。


と、ここまで日本からイギリスに送る場合で考えていたが、

逆だと実際どんなもんなのよとイギリスの郵便事業会社、Royal MailのWebサイトで料金を調べてみてみた。

同じぐらいだとなと思ってたら、全然違った。

3日以内に保険・追跡付きで配達してくれるGlobal Expressのサービスは£60.60、すなわち1万円ぐらいするそうだ。

Parcelforce という会社が提供しているようだが、Royal Mailグループの小包専門会社だそうだ。EMSに相当するものと考えてよさそう。

Rpyal Mail自身が提供するAirmail Small Packetなら£7.20と安いが、EMSほどよいサービスは受けられそうにない。

だからイギリスから見ればFedExは特別高くないわけだ。

というわけで、EMSを使えば安いよというのはイギリスにおいては的外れな指摘だったようだ。そりゃ知らんかったわ。

大学図書館らしいところ

昨日、研究室から図書館のサービスであるところの電子ジャーナルから論文を持ってきたという話を書いた。

研究室にある大きな図書館

その課題についてはそれで解決したのだが、別の課題をやるのに必要な参考書を探しに図書館に行ってきた。


図書館にたどりついたわけだが、入るといきなりゲートがある。

ここに学生証を通さないと入れない。

というわけで学生証を通して、ゲートを押して入る。

このときはあまり気にしてなかったのだが、後で学生証の通し方を間違えてたことに気付いた。

だから実はゲートは開いてなかったのだが、わりに弱いゲートだったのか、力で押しても通れてしまったようで。


図書館に入ると目の前にあったのはカウンターと机やコンピュータが置かれた自習スペースだった。

自学自習を支援するのも図書館の重要な役割と考えているようで、そのための環境整備を進めているようだ。

地元の市立図書館の閲覧席には図書館の資料を使わない自習のために閲覧席を使ってはいけないと書かれていた。

実際には図書館の資料を使ってない人も多かったけど、図書館は調べ物をするところで、本来、自習をするところではないと理解していた。

まぁそうはいっても研究室に配属されてない学生にとっては、学内に自分の机はないわけだからな。

そうなったときに頼れるのは図書館しかないわけだし、そのための環境整備が必要だとなったんだろうけど。


さて、早速、半導体物性に関する本を探そうと思い、どこかな、とフロアマップを見ると……

具体的な分類名でなく3桁の数字、NDCで書かれていた。

いや、NDCで言われてもわかりませんって。

端末で適当に調べたところ、この分野の本は549にありそうだということで、そのあたりの本を調べていた。


せっかくなので他のフロアも見てみた。

まず雑誌のフロア、昨日も書いたが、ここには多数の論文誌などが収められている。

量がたいへん多いと言うことで、移動書架が導入されていて、ボタンを押すと書架が動いて通路が現れるようになっていた。

雑誌とは言うが、雑誌そのものではなく、雑誌をまとめてハードカバーで製本された状態で保管されている。

昨日探していた論文誌も確かに収められていた。

といっても電子ジャーナルがあるから、ここに出向いて調べないといけないケースはそんなに多くないのだろう。かなり閑散としていた。

もう1つ、倉庫のような部屋があって、書庫と書かれている。その中には古そうな本がみっしり詰められている。

図書館が所蔵している本の全てが開架にあるわけではなく、使用頻度の少なかったり取扱に注意を要するものは書庫に収められている。

普通は利用者が直接入れなくて、カウンターで申し込んで取ってきてもらうのだが、ここでは直接入って取りに行けるようだ。


1冊、本を借りて帰ってきたのだが、自動貸出機があったので使ってみた。

学生証を機械に入れて、機械の指定場所に指定された方向に本を置くと、バーコードを読み取って貸し出し処理をしてくれる。

カウンターで貸し出し手続きをしてもらってもよかったのだが、おもしろいので使ってみた。

あまり必要性はないように思えるけど、24時間でやってる図書館だと、24時間対応のために自動貸出機が重要なようだ。

うちの大学の図書館は24時間やってるわけではないのだけど。

研究室にある大きな図書館

演習の課題が1つ終われば、別の科目で新しい課題が出てくる……そんな状況が続いている。

完全にかぶることはあまりないからいいのかな。


受け取った課題を見てみると、この論文を参考にしてこれを説明せよ、これを計算しろと、そんな問題だった。

となると、その引用されている論文を読むところから始めないといけない。

その論文は応用物理学会の論文誌に掲載されたもののようだ。

というわけでCiNiiで調べたらすぐ見つかったので、それでどんな論文なのかなとダウンロードしようとしたら、

定額アクセスに含まれないものだったようで、CiNiiから無料で入手することはできないようだ。


そうは言っても応用物理学会の論文誌とか大学の図書館で持ってるよねと。

CiNiiから大学図書館の検索に飛ぶと、どうもありそうだということがわかった。

だから図書館に直接出向けばその論文を読むことはできるということで一安心。


とはいえ、今は論文誌も電子版がメインだし、PDFでダウンロードできる方法はないもんかね?

大学の図書館では多数の電子ジャーナルを購読していて、それがリストアップされている。

そこにその応用物理学会の論文誌の名前を入れると、あるじゃないの。

どうやったら使えるのかなと思ったら、応用物理学会のWebサイトの論文誌のページに飛ばされた。

ここから論文を探して、Full Text PDFをクリックしたらそれで表示された。

なるほど、応用物理学会の会員が論文をアクセスするのと同じように学内からだとアクセスできるのか。

というわけで図書館に出向く必要もなく、PDFで指定の論文を入手することが出来た。


Webで論文を探して読んでいても、図書館のことを意識することはあまりない。

けど、これは間違いなく図書館が行っているサービスだ。

購読している電子ジャーナル一覧が図書館のWebサイトに掲載されていることからもわかる。

Webから電子ジャーナルを使うと言うことは、研究室にいながらにして図書館のサービスを受けていることだ。

そういや実際に図書館に足を運んだことはないんだよな。

参考書欲しいなと思っても研究室に転がってたりして、図書館にいく必要に迫られることがなかったからだが。

放物線に見える双曲線

今日、光エレクトロニクスの授業の演習で、

平面波を円筒波に変換するグレーティングの設計の話をやっていた。


くわしいことは省略するが、僕は放物線が等間隔に並んだようなグレーティングになるという答えを用意しておいた。

ところが黒板に書いていた学生の答えは、放物線が等間隔に並んだグレーティングになるというものだった。

あれ? と思ったが、図にしてみると大した差は無い。


グレーティングを表す式は、

(k sinθ) x = k(f-√(f2+y2)) + 2πm (k=2π/λ:波数、f:球面波の焦点距離、m:整数)

となる。mが整数のところにグレーティングを作れば良いと。

この式をグラフを描くために変形するわけだが、

ここで僕は y<<f として、 f-√(f2+y2)≃-y2/2f として近似した。

すると x=-y2/(2f sinθ) + (2π/k sinθ)m と求まる。

放物線が一定間隔で並んでいることがわかる。


黒板に描いていた学生はこの近似をせずにグラフを描こうとしたわけだ。

(k sinθ) x – 2πm – kf = -k√(f2+y2)

両辺二乗して

(k sinθ)2(x – (2πm/k sinθ – f/sinθ))2 = k2f2 + k2y2

(x – (2πm/k sinθ – f/sinθ))2/(f /sinθ)2 – y2/f2 = 1

すなわち焦点が(x,y)=(2πm/k sinθ – f/sinθ, 0) にあって、漸近線の傾きが±f2/sinθの放物線と求まる。

ただし、√の符号の都合、焦点よりもマイナス側にある曲線のみが描かれる。

だから見た目は放物線みたいなのが一定間隔で並んでいるのと大した差は無い。


双曲線の焦点が無限遠にあれば、それは放物線になる。

f/sinθ がグレーティング素子の大きさよりはるかに大きければそれは放物線として扱ってさしつかえない。

実際、その条件をつけて良かったのか、というのはちょっと怪しいなと思った。

だけど、直感的には放物線が一定間隔にならぶものと考えた方がわかりやすい。

なかなか双曲線と言われてもピンとこないわけだから。


中学校で楕円・双曲線・放物線を一緒に勉強したが、これらはそれぞれ隣り合っている。

そんなことを実感した。まぁこれは授業で学んだことの本質ではないんだけど。

トイレのたらいまわし

研究室のあるビルは偶数階に男子トイレ、奇数階に女子トイレがある。

こういう設計のビルよくあるよね。

ただし1階は多目的トイレなので、6階建てのビルに男子トイレが3箇所、女子トイレが2箇所ある。


うちの研究室は奇数階にあるから、男子トイレに行くには上にいくか下にいかないといけない。

このこと自体はあまり問題ではない。

しかし、問題はこのトイレが小さいこと。小便器1つ、大便器1つ、それだけ。

なので、トイレに行っても使用中で使えないこともよくある。

上の階のトイレに行って使用中ならば、2階下がって下の階のトイレに向かう必要がある。

けっこうこういうことが多い。


しかし、2つ目のトイレも使用中なら……さらに移動して残る1つのトイレに行く必要が出てくる。

そんなことあるのかと思うかも知れないが、これまで2度そんな目にあっている。

3つとも埋まってたなんてことには遭遇したことはないが、そうなると隣のビルに行かないといけないな。


高専時代、電気工学科棟には1階と3階にトイレがあった。男子トイレも女子トイレも同じフロアにある。

2・3・4階の人はだいたい3階のトイレを使う傾向にあった。1階のトイレは1階の人とあとは別の建物の人が使うことが多かったかな。

男子トイレ1つに小便器3つ、大便器2つだったか。まぁよくある規模のトイレだよね。

電気工学科棟には5年の教室と研究室があったから、主に5年・専攻科の学生と教員がこのトイレを使っていた。普段は60人ぐらいか。

ただ、実験のときはここに1クラスやってくるので、そのときには100人ぐらいになるが。


ここで大学のことに立ち返ってみる。

6階建てのビルの2~6階には研究室が1階に1つずつある。

研究室の人数もばらつきはあるだろうが、うちの研究室で学生・教員合わせて20人ちょっと。

だから5つ研究室があると100人ちょっとか。

そうやって考えてみるとこのビルのトイレはかなり貧弱だよねと思った。

なにしろビル全体で男子トイレの大便器は3つしかないんだから。


1階おきならもうちょっと広く作れなかったのかなとは思いますけどね。

ただ、このビルがそもそも窮屈なのかもしれないけどね。

研究室のゼミ室がほかのビルにあったりするあたりね。

ツアーバスはなくならない?

国土交通省は今年8月から「高速ツアーバスの運行を認めない」と言っている。

それに対応してツアーバスを企画していた旅行会社が路線バスへの移行を行うことを発表している。

7月31日出発以降の高速バス商品発売のご案内 (WILLER EXPRESS)

☆2013年7月末と8月1日以降の運行・販売について☆ (さくら観光)


路線バスへの移行にあたり、路線バスの運行委託制度を活用する事業者も多いだろう。

ツアーバスって需要がある時期に貸切バスをかき集めてきているものが多かったが、

貸切バス会社に運行委託をしてバスをかき集めれば、繁忙期の需要にも対応できる。

今までは貸切バスをかき集めるという方法が使えなくて路線バスに移行するのは難しかったが、

それができるようになったので、こうして移行できている。

もっともバス停の確保だとか考えないといけないことは他にもあるんだけど。


しかし、僕は8月以降もツアーバスがなくなるとは思っていないし、実際なくならない。

8月にWILLERが東京ビックサイトでのイベントに合わせてバスを走らせるのだが、

こういう数日しか運行しないバスを路線バスで対応するのはめんどくさい。

だけど、もしかしたらWILLERはやってくれたのかもしれない。と思ってみたら案の定ツアーバスだった。

コミックイベント有明直行バス (WILLER EXPRESS)

予約に進むと「企画実施会社 WILLER TRAVEL株式会社」とあることからツアーバスとわかる。

一応、WILLERとしても路線バスと担う部分が違うというアピールか、往復利用の商品しか用意してないようだが、

それにしてもこれはどう見てもツアーバスで、8月以降は路線バスで運行するという方針と矛盾する。


冬になればスキー場へのアクセスのためスキーバスが走るが、

これもおそらく路線バスに移行することはないだろう。

あと三重交通が鈴鹿サーキットでのレース開催に合わせて名古屋からのツアーバスをやっている。

三重交通の旅行業が三重交通のバスを使ってやってるんだけどね。

これも路線バスでやろうという話にはならんだろうしな。

高速道路は走らないから国土交通省の方針とは無関係かも知れないが、

伊勢神宮の内宮と賢島方面を結ぶパールシャトルもツアーバスだしな。毎日運行だし路線バスにしてもいいと思うんだけど。


路線バスであることにメリットを感じて移行してくれる会社があることはいいことだけど、

本当にツアーバスがいけないのか? と言われると疑問があるんだよな。

確かにバス停が確保できてなくて迷惑をかけることがあったのは問題だし、

貸切バス事業者に運賃やらで厳しいことを言ってきた旅行会社もあったのは事実だが、

けど、それはツアーバスだけの問題でもなく、貸切バスの問題ととらえないといけないだろう。

ツアーバスはなくなるといいつつ、実際にはなくならないし、根本の対策がなされてなければ結局は安全性の向上につながらない。

そこらへん国土交通省はどう考えてるんだろね。まぁ貸切バスの根本的な安全対策も考えてはいるようだが。

スニーカーすら洗える店

今日は久しぶりに晴れたので、雨で濡れた靴を乾かしていた。

それで夕方に取り込んだわけだが……とてつもなく臭い。

そこでふとコインランドリーでスニーカーを洗えることを思い出した。

ちょうど買い物に出かける用事があったので、スニーカーを持って近所のコインランドリーへ向かった。


昔はコインランドリーなんて近所になかったけど、

いつのまにやら市内にいくつものコインランドリーができた。

地元でクリーニングをやってる会社がコインランドリーを併設した店舗を増やしたのよ。

気付けば市内はその会社のクリーニング・コインランドリーが多数乱立している。

うちから自転車で10分ぐらいの範囲に2店舗あるもんなぁ。


ともかく、コインランドリーに到着。

スニーカー洗えるのかな? と思ったら、誰かが使ってた。

しばらくかかりそうだったので、先に買い物を済ませて、戻ってきてしばらく経ったら、完了したようだ。

洗濯は200円、これで2足まで洗えるようだ。今日は一足しか持ってきてないが。

ブラシの付いた洗濯槽にスニーカーを入れたら、20分かけて洗ってくれる。洗剤は自動で入れてくれるので用意しなくていい。

その後、くつの向きを変えて2分脱水して完了。

次に乾燥しないといけないが、乾燥機も併設されている。20分で100円のようだ。

20分ぐらいで乾燥できるのかなと思ったのだが、それではちょっと足りないようだ。

その前の人が200円入れて30分ほど乾燥させて帰っていったので、残りの10分はありがたく使わせてもらったのだが、

10分ではもちろん乾かず、20分時点でもまだ不十分で、30分ぐらいやってやっとかなという感じだった。

乾燥は40分で200円ぐらいと見積もるのがよさそう。

乾燥も2足まとめてできるので2足で400円ぐらいでスニーカーは洗えることがわかった。


洗い終わったスニーカーはとてもきれいになっていた。

買ったときはこんな色だったかー、なんて思って見ていた。

ただ、相変わらず臭い。少しはましになったがそれでもあかんね。

思っていたほどの効果は出なかったが、手頃な値段で洗えることがわかった。


僕が店にいた間に何人かのコインランドリーに客が来ていたのだけど、

機械を動かしたらどこかに行ってしまい、終わる頃を見計らって戻ってきているようだった。

買い物に行く前に仕掛けて、終わったら回収にくるとか、そういう使い方をしてるのかな。

なぜそんな使い方をしているのかと言えば、そりゃ時間がかかるからだ。

洗濯は30分程度、乾燥は20~40分ぐらいかかるようだ。

その間、ずっと店で待ってるのはアホらしい。そういうことだろう。

実際、スニーカーを洗濯・乾燥している間、待っているのは退屈だった。


洗濯機と乾燥機をセットで使う人が多いのかなとおもったら、

見かけたのは洗濯機だけの人と乾燥機だけの人だった。

洗濯機だけの人はとても汚れたものを持ち込んでたんだろうかな。

そこまでするほどか? と思ったが、ペット用品用洗濯機・乾燥機を決めてたぐらいだし、そういう利用は想定してるんだろう。

乾燥機だけの人は家で洗ったのを持ち込んでいたようだ。家に乾燥機ない人は多いし、こういう利用をする人はいるだろうなと思ってたが。

そうそう、業務用の乾燥機ってガスを使ってるのね。ちょっと驚いた。けど確かにガスの方が有利か。


ある日の食卓で、一人暮らしの家庭では洗濯機を持つより、コインランドリーを使う方が便利なのではないか、なんてことを言ってたことがあったのだが、

実際見てみて、それではうまくいかないなと思う部分がいくつかあった。

まず、時間の問題だよな。洗濯・乾燥の時間を店で待つのはなかなか厳しい。

だからといって店から離れるにしても、洗濯完了後に乾燥機に移し、それで乾燥が完了して取りに行きと、3度も店に行く必要がありめんどくさい。

これがなによりの問題だよな。家に洗濯機を置くことの一番のメリットは時間的な自由度が増すことかもしれない。

費用的には12kgだかまで洗える中型の洗濯機が1回500円、乾燥機は10分で100円で、20~40分使うので、だいたい300円ぐらいか。

あわせて800円、どれぐらいの頻度で使うかにもよるが、ずっと使い続けるとけっこうな額になりそうね。

いずれにしても乾燥をどこまで重視するかによって評価は変わってくるよね。

一人暮らしの家庭では外に干して乾燥するのも難しいことがあるので、乾燥の重要性は高いだろうが。


市街地の店だとどうか知らんが、郊外の店ということもあって、

家庭では洗いにくい布団のような大きなものだとか、あとは乾燥だけとか、そういうニーズに応えようという構成なのかなと思った。

まぁそうじゃないとこんなところでコインランドリーという商売は成り立たんだろうなとは思ってたが。

プロのバリカンさばき

ある日、風呂上がりに髪を乾かしてたとき、そろそろ髪も長くなってきたなと。

これから暑くなるし、そろそろ散髪に行くかと、今日の帰り道、QBハウスに寄って散髪してきた。

通学路ですぐ散髪できるのは便利なもんですわ。


それで今日はどうしましょうか、ということで今の半分ぐらいの長さにするのを基本に、

耳の周りはすっきりさせてもらって、後ろは刈り上げてもらおうということで細部も詰めて、それで散髪スタートとなった。

そしたら、バリカン使うよということで、バリカンを持ち出して、耳の周りと後ろを刈りだした。


今までも耳の周りはバリカンを使ってたが、今回は後ろを刈り上げするということで、ここでバリカンを大々的に使っていた。

刈り上げという場面ではとても役立つ道具なのだろう。

長さに応じたアタッチメントを付けて、それですいすいと刈り上げていく。

みるみるうちに耳のあたりと後ろがすっきりした。

ただ、もちろんバリカンだけでは完成しないので、そこからは はさみ でチョキチョキ切ってたんだけどね。


QBハウス、僕の印象としてはバリカンを多用しているなと感じた。

短時間でスムーズに散髪をするにはバリカンは便利な道具なのだろう。

確かに長さを決めて、すいすいとすればすぐに決めた長さまで刈り上げできるのだから。

バリカンというと家庭で使われることももあって、実際、僕も幼い頃は家でバリカンで髪を刈ってもらってたようだけど、

そういうことができるのも扱いが便利できちんと仕上がるからだろう。

プロにとってもそれはメリットなんだなと思って見てたんだけどね。


まぁそんな短時間で終わらせようという工夫も見られたわけだけど、

なんやかんや時間はかかっていて、実際15分ぐらいかかってた気がする。

前もそうだったけど他の客よりも僕の散髪は少し時間がかかっている気がする。

なんでだろね? 毛の量が多いから? だけど2ヶ月ぶりだからそんなに毛は多くなかったはず。

別に10分きっかりで終わらないといけないわけじゃないんだけど、そんなもんなんだなと。