大学図書館らしいところ

昨日、研究室から図書館のサービスであるところの電子ジャーナルから論文を持ってきたという話を書いた。

研究室にある大きな図書館

その課題についてはそれで解決したのだが、別の課題をやるのに必要な参考書を探しに図書館に行ってきた。


図書館にたどりついたわけだが、入るといきなりゲートがある。

ここに学生証を通さないと入れない。

というわけで学生証を通して、ゲートを押して入る。

このときはあまり気にしてなかったのだが、後で学生証の通し方を間違えてたことに気付いた。

だから実はゲートは開いてなかったのだが、わりに弱いゲートだったのか、力で押しても通れてしまったようで。


図書館に入ると目の前にあったのはカウンターと机やコンピュータが置かれた自習スペースだった。

自学自習を支援するのも図書館の重要な役割と考えているようで、そのための環境整備を進めているようだ。

地元の市立図書館の閲覧席には図書館の資料を使わない自習のために閲覧席を使ってはいけないと書かれていた。

実際には図書館の資料を使ってない人も多かったけど、図書館は調べ物をするところで、本来、自習をするところではないと理解していた。

まぁそうはいっても研究室に配属されてない学生にとっては、学内に自分の机はないわけだからな。

そうなったときに頼れるのは図書館しかないわけだし、そのための環境整備が必要だとなったんだろうけど。


さて、早速、半導体物性に関する本を探そうと思い、どこかな、とフロアマップを見ると……

具体的な分類名でなく3桁の数字、NDCで書かれていた。

いや、NDCで言われてもわかりませんって。

端末で適当に調べたところ、この分野の本は549にありそうだということで、そのあたりの本を調べていた。


せっかくなので他のフロアも見てみた。

まず雑誌のフロア、昨日も書いたが、ここには多数の論文誌などが収められている。

量がたいへん多いと言うことで、移動書架が導入されていて、ボタンを押すと書架が動いて通路が現れるようになっていた。

雑誌とは言うが、雑誌そのものではなく、雑誌をまとめてハードカバーで製本された状態で保管されている。

昨日探していた論文誌も確かに収められていた。

といっても電子ジャーナルがあるから、ここに出向いて調べないといけないケースはそんなに多くないのだろう。かなり閑散としていた。

もう1つ、倉庫のような部屋があって、書庫と書かれている。その中には古そうな本がみっしり詰められている。

図書館が所蔵している本の全てが開架にあるわけではなく、使用頻度の少なかったり取扱に注意を要するものは書庫に収められている。

普通は利用者が直接入れなくて、カウンターで申し込んで取ってきてもらうのだが、ここでは直接入って取りに行けるようだ。


1冊、本を借りて帰ってきたのだが、自動貸出機があったので使ってみた。

学生証を機械に入れて、機械の指定場所に指定された方向に本を置くと、バーコードを読み取って貸し出し処理をしてくれる。

カウンターで貸し出し手続きをしてもらってもよかったのだが、おもしろいので使ってみた。

あまり必要性はないように思えるけど、24時間でやってる図書館だと、24時間対応のために自動貸出機が重要なようだ。

うちの大学の図書館は24時間やってるわけではないのだけど。