河口湖ステラシアター3日押さえた

4月末、バンドリのPoppin’PartyとMyGO!!!!!の合同ライブが行われ、

これをインターネット配信で見ていたのだが、

その中でPoppin&Partyが10月に河口湖ステラシアターで単独ライブをやることが発表された。


河口湖ステラシアターは富士河口湖町の野外音楽堂である。

屋根も出せるので雨でも大丈夫ですがね。

およそ3000人収容ということで、それなりに広いとは思う。

そもそも河口湖というのが大都市から離れていることもあるのだが、

しかも駅から離れているという。イベント時はバス出るとは思うけど。

Poppin’Partyにとってはやや狭い気もするが、足が遠のく事情もあるので、

案外バランスは取れてるのだろうか? うーん。


それはそうとしてこれ3連休の3日目だったんですよね。

で、3連休の初日にはMorfonicaのライブが発表されていた。

では、その間に入るのか? というと、これはAve Mujicaだったらしい。

先週末のAve Mujica 2nd LIVE、横浜・名古屋と2公演あるが1公演目で発表されていた。

やはりAve Mujicaだったか。


Poppin’Partyについてはこの発表があってから応募券付きのCDを買って、

それで申し込んだら無事にチケットが用意された。よかった。

Ave Mujicaも映像など見ると興味はあって、応募券の付くCDを買う計画もあったので、

それならば応募してみようかと思うが、競争率はいかに。

Morfonicaは普通にチケット買えそうな気もするが、どうかね。

もし、この目論見が上手く行くと河口湖にずっと滞在して夕方にのそのそコンサートに出かけることになるのか。


ただ、河口湖ってホテルたくさんあるけど、意外と困るんだよな。

国内外の観光客が多くやってくるので需要も大きいんですよね。

そんな3連休ずっと河口湖泊とかなんぼするんだとか、そもそも取れるのかとか。

いくつか作戦は考えているが、どうなることやらと。

とはいえ、そもそも取らぬ狸の皮算用である。

Ave Mujicaのチケット次第で動きは変わるだろうと思うので、CD買って祈ると。

もはや菊花賞の再戦ではない

3200mの天皇賞(春)、ステイヤーにとっては出たいレースだが……

8歳シーズンも現役続行となったメロディーレーンがまさかの除外。

いや、オープンクラスでは最下位に近いので、G1で除外は不思議でもなんでもないけど。

ただ、2020年はメロディーレーンは2勝クラスで格上挑戦してるんですよね。

というので時代は変わったなぁと。


天皇賞(春)といえば、3歳秋の菊花賞の上位馬が再び集結するレースという色合いが濃かった。

実際、2020年に出走した14頭のうち、10頭は菊花賞に出ていた。

3000m超のレースは年間を見渡してもあまり多くない。

そんな中で菊花賞は3歳秋に3勝クラス、場合によっては2勝クラスで出られる。

そこで好走したら翌年以降に天皇賞(春)を狙うかという感じだったのだろう。


ただ、今年の出馬表を見て思ったのは、菊花賞に出走していたのが少ないことである。

18頭中4頭、昨年の1着・2着がいるんだから有力候補ではあるが。

それで出走馬の長距離戦経験を調べてみると、

18頭中5頭が経験していたのが2021年から設定されるようになった3000m級の3勝クラスである。

3000m級の3勝クラスがあってよかった

ステイヤーズステークスの上位馬はほとんどこれを経て出走している。

あと、3000m級初挑戦がダイヤモンドステークスというのが2頭いる。

ダイヤモンドステークスは2月に行われる3400mのハンデG3、

天皇賞(春)を意識しているっぽいが、あまり目立たない前哨戦である。

ただ、今年はこのグループが有力候補に挙げられていた。


上記レース以外では比較的長距離の2600mのレースを経ての出走が5頭、

その中でも4月の 大阪-ハンブルクカップ を経ての出走が2頭いるのだが、

これも2021年から2600m戦になって天皇賞(春)の前哨戦に使えるようになったというものである。

2600mって2勝クラス以下ならけっこうあるが、OPクラスとなると少なくて、

2020年までは札幌日経OPと丹頂ステークスという札幌での2レースだけ。

そこに1レース加わった効果はけっこうあったようだ。


そんなこんなで行われた伝統の3200m戦、勝ったのはテーオーロイヤルだった。

2022年と2024年のダイヤモンドステークス優勝馬である。

ダイヤモンドステークス勝って、天皇賞(春)に勝つのはかなり珍しい。

というか初めてなのでは? (3200m時代の天皇賞(秋)を勝ったのはいるけど)

ダイヤモンドステークスはハンデ戦なので実績馬はあまり選ばないしね。

今年は58.5kgのトップハンデで優勝しているから強いことは違いないし、

なにより天皇賞(春)の前哨戦で最重要とされる阪神大賞典を勝っている。

1番人気タイの人気を集めたのは不思議でも何でもないけど、

なんやかんや言っても菊花賞の再戦というのが続いていたのでね。


秋はメルボルンカップに行きたいという話をしているようだ。

【天皇賞春】「メルボルンカップも視野に入れたいですね」テーオーロイヤル・小笹公也オーナー (東スポ競馬)

国内で3000m以上というとステイヤーズステークスがある。

これはこれで悪くないのだが、G1勝って出るようなレースではないだろう。

普通に考えればジャパンカップとか有馬記念が目標となる。

ただ、ジャパンカップは2022年に出走して14着とボロ負けしている。

同じく3200mのメルボルンカップにチャンスを見いだすのは理解できる話である。

ただ、メルボルンカップってハンデ戦なんですよね。

天皇賞(春)の勝ち馬なんてかなりのハンデを背負わされるに違いない。

他の課題としては獣医チェックが厳しいことである。

オーストリアに行くにはCT検査が必要

メルボルンカップ出走前後に遠征馬の事故が多発したことの対策なのだが、異様に厳しい。

そんなのでなかなかオススメできない要素は多い。

ジャパンカップよりは得るものがあるとは言えるかも知れない。


対照的に有力候補だと思われた昨年の菊花賞上位馬はダメで、

菊花賞馬のドゥレッツァは15着、菊花賞2着のダービー馬、タスティエーラは7着と。

菊花賞経験馬ということではディープボンド3着が最上位か。

ディープボンドはなんと4年連続の天皇賞(春)出走、2着・2着・2着・3着……悔しい結果が続いている。

すごいとは思うんだけどね。

8頭立てのダート三冠1冠目

今年からスタートする大井の3歳ダート三冠、その1冠目、羽田盃が行われた。

ヨーロピアンスタイルの3歳ダート三冠

今まで南関東ローカルだったのが、中央地方全国交流競走に。

出走資格は大幅に拡大したが、フタを開けてみれば8頭立て。

うーん。結局そうなるんか。


この懸念は元々あったところで、

新しい3歳ダート三冠とその前哨戦については、JRA枠が少なく、地方所属馬の枠が多く取られているそう。

東京ダービーはJRA枠4頭で、羽田盃・ユニコーンステークスの上位馬優先を考えると、

UAEダービー優勝しても、賞金順では出走枠が得られない可能性もある?

これは有力馬の地方デビューを促したいという地方競馬の意向も踏まえたものらしい。

ただ、その地方所属の有力馬が、JRA勢相手に勝負するより、地方所属馬限定のレースで手堅く稼ぐのだとなると、スッカラカンになってしまう。

(一応は実績のあるレース)

8頭のうち4頭がJRA所属、4頭が南関東所属である。

JRA枠4頭はパンパンだが、地方枠12頭は4頭しか使われていないということ。


で、その地方所属馬の内訳を調べたのだが、優先出走権やそれに相当する権利を得た馬で、故障した馬以外は全員いた。

  • ブルーバードカップの1着馬 → 該当馬なし(1着アンモシエラはJRA所属)
  • 雲取賞の地方所属馬で上位2頭 → サントノーレ(故障), フロインフォッサル
  • 京浜盃の地方所属馬で上位2頭 → サントノーレ(故障), ティントレット
  • スターバーストカップの1着馬 → マッシャーブルム
  • クラシックチャレンジの1着馬 → ムットクルフェ

厳密には下2つ、南関東準重賞の1着馬は「出走馬選定において重視される」という位置づけである。

ただ、実態としては優先出走権と同じものと考えてよいのではないか。

それで、上記に記載した馬のうち故障したサントノーレを除いた4頭が出走していた。

逆に言えばそれ以外はいなかったということである。


来週は南関東のローカル重賞、東京湾カップがある。

これは1着馬に東京ダービーの優先出走権が与えられるということで、

東京ダービーへの出走を確実にするには羽田盃より有利という考えは確かにある。

確かに芝でも日本ダービーへの出走を確実にするために、皐月賞はスルーして他のレースに出るというのはある。

(今年は有力馬が皐月賞に集中したので賞金ボーダーは比較的高かったが)


また、他地区からの出走もなかった。

佐賀のウルトラノホシが前哨戦のダートグレード競走に出走していたが、

優先出走権が得られなかったこともあり、羽田盃は一旦撤退。

実際は賞金順で出走できた可能性もあるが……

ただ、羽田盃については対象の前哨戦が全て南関東のレースなので、

他地区所属馬にとって負担が重いということは事実で、これが低調な要因かもしれない。


故障離脱したサントノーレも残念だねと言えばそうなんだけど、

そもそも雲取賞で優先出走権を得たのに、わざわざ京浜盃にも出走していたのは疑問があって、

羽田盃はキツそうなので京浜盃で結果を出すことを選んだ? という疑いはあり、

それで1着(それも2着に7馬身差)になるんだから強いんだけど……

8頭立てになった要因にはこうして優先出走権2枠を持っていきながら、

京浜盃で全力を出したためか、故障離脱となったサントノーレの存在もまぁある。


この問題は東京ダービーでは打開されていると期待したいが。

東京ダービーもJRA枠4頭、地方枠12頭だが、地方所属馬の前哨戦は、

クラウンカップ・東京湾カップの南関東の重賞2つ、

西日本クラシック(園田)・ダイヤモンドカップ(盛岡)・東京ダービートライアル(大井)、

あと、京都競馬場で行われるユニコーンステークスで2着以内に入った地方所属馬1頭にも優先出走権がある。

ユニコーンステークスには地方所属馬は登録していないが。

南関東以外の前哨戦も充実したことで他地区所属馬の出走が促進されればよいが、というところか。


そんな羽田盃、出走枠争いの厳しいJRA所属馬がハイレベルなのは違いなく、

ダートグレード競走としての初代チャンピオンはJRA所属のアマンテビアンコだった。

今日の東京では重賞レースこそないが、楽しみだったのが9Rのカトレアステークスである。(略)

結果は1番人気のアマンテビアンコが優勝、ユキチャンの息子で白毛馬である。

やはりこの一族強い、特にダートでは強い。と改めて思ったのだった。

最近はUAEダービーのステップレースになることが多いのだけど、

来年からは大井のダート三冠もあるので、羽田盃を目指すのもよい。

(白毛図鑑と出世レース)

そう、アマンテビアンコってシラユキヒメの孫にあたる白毛馬ですね。

母のユキチャンは関東オークスの優勝馬ということで名門だな。

シラユキヒメの一族は活躍馬が多いこともあり期待はあったはずで、

これまで牝馬の活躍馬が多かったが、アマンテビアンコは牡馬なので種牡馬としての期待もありそう。まだ先の話だが。


今回の羽田盃を見る限りはJRA枠はもう少し広くてもいいのかもと思った。

地方所属馬、特に他地区の出走促進ということでは前哨戦を整備するとよさそうで、

西日本についてはその余地もありそうなのだが、北海道・岩手は冬休みがあるので、

そこで羽田盃の前哨戦をやるというのは難しく、必要なら南関東に遠征してねとならざるを得ない。

ダート三冠のうち最も重視されるのは2冠目の東京ダービーだろうとすれば、

羽田盃は南関東所属とJRA所属で東京ダービーの優先出走権を争うのが実情で、

そのためにはもう少しJRA枠が広い方が東京ダービーの充実につながるだろうと。

こういう考えは成り立つのではないかと思う。

そもそもダートグレード競走のJRA枠はもっと弾力的でよいと思うのだが。


東京ダービーは地方枠がもっと埋まるといいですけどね。

ただ、元ご当地ダービーと時期が被るところが多いんですよね。

兵庫だけは兵庫ダービーあらため兵庫優駿を後ろにずらしたからいいけど。

そんな中で相手が強いことは目に見えてる東京ダービーへ向かうか。

出走できるのは名誉あることと考えてくれればいいんですけどね。


今年の羽田盃・東京ダービーについては、昨年の全日本2歳優駿の優勝馬、フォーエバーヤングが不在なのが気になってしまうのはある。

これはサウジダービー・UAEダービーを選んだためである。

これを連勝し、ケンタッキーダービーの出走権を獲得、

来週のレースに向けて、チャーチルダウンズ競馬場で調整中である。

UAEダービー→東京ダービーという転戦が可能ならともかく、

それができない以上はケンタッキーダービーを目指すしかない。

まだケンタッキーダービーの方が名誉あるレースというのが実情だよな。

最前管理はなにをしている

「最前管理」というワードが話題になっていて、

これはアイドルのライブを最前で見たい人たちがやることなのだが、

なかなか難しい問題があるようだ。


元々イメージしていた最前管理というのは、フェスでお目当ての出演者のため、

必ずしもお目当てではない出演者でも最前列に居座り続けることを指すと考えていた。

確かにそういう最前管理も存在するそうだが、現在は必ずしも一般的ではないようだ。

どちらかというと出演者に応じて最前に立つ人をグループ内で計画的に入れ換えていく。

こういう最前管理が現在は一般的なのだという。


入場順の決め方もいろいろだが、例えばチケット購入時に抽選で決まるとして、

グループを組んで、その中で一番若い番号のチケットで真っ先に入場する。

若い番号のチケットを持つ人をお金でグループに引き込むことも考えられる。

そして、その最前をグループ内で入れ替わりながら使って行く。

グループを組むことでこういう作戦をとれるのだが、一般的には問題である。

チケットの交換、立ち位置の交代というのは一般的な禁止事項である。

目的の達成のためには少人数で最前を広く押さえる形になりがちで、

このような観覧方法は他の観覧者にとって大変迷惑なことである。


売り方の工夫でこの問題を打開している例はあとで紹介するが、

単純に最前管理を禁止するデメリットが、黙認する場合のデメリットを上回る可能性はある。

立ち位置の交代を禁止する場合、お目当てではない出演者でも最前を陣取り続ける。

こうすると盛り上がらんわけで、出演者のモチベーションにも関わる。

多数の出演者が交代でステージに立つということがそもそもの問題ではあるのだが、

地下アイドルなんていうのが単独でのイベントを多くやるのは現実的ではない中、

このようなステージで出演機会を確保し、新規ファンの開拓につなげたい。

そのようなステージである以上は立ち位置の交代も黙認せざるを得ないと。

また、地下アイドルのライブというのは入場順の早いチケットは比較的高額で、

入場順が遅いチケットはタダ同然ということもある。

最前管理を意図して高額のチケットを実需以上に買う人たちがいることは主催者にとってもありがたいかもしれない。


とはいえ、最前管理でやっていることは大変不公平なことである。

そこでより公平な方法で打開しようという考えはある。

1つは柵などで前方を区切って優先エリアを用意するという方法である。

オールスタンディングの会場だと入場順で立ち位置が決まるが、

優先エリアを柵で区切る場合、優先エリアのチケットを持っていれば直前に来てもそこそこ前方で見られる。

その中で最前を得るために最前管理という考えはあり得るが、

優先エリアで十分と考える人が多くなれば最前管理は成立しなくなるだろう。


最前列を入れ替え制にするという方法も考えられる。

公式が最前管理しているようなものだなと書かれていたが。

興味がない出演者でも最前列を押さえ続けるという問題は、

出演者によって最前列を入れ換えるという方法で打開できるわけだ。

付加料金を取ることで新たな収入源にもなりうる。

ただし、スムーズに入れ替えを行うには人手が必要だろう。


最前管理についてはファンのモラルの問題というのはあるけど、

イベントの形態やチケットの売り方など、主催者側の課題もあるだろう。

そこをうまく打開できているケースもあることは確からしいが、

最前管理を黙認した方が楽でメリットがあるというのが実態なのかもしれない。

結局はファンが少ないのが苦しいんですよね。

だから最前管理が成立してしまうし、この方法が効果的だとなってしまう。


前方で見ることにこだわりは持っていないのでなんとも言えないんだけど。

そりゃまぁ前方で観覧できるに越したことはないですけどね。

でも、そこにこだわると大変なのは目に見えてるからね。

前方というのにどこまでこだわるかという程度の問題はあるが、

最前管理が成り立つのはファンの規模が小規模であるからこそで、

なおかつファン数が少ない中でこのような熱心なファンが目立つのは致し方なく、

地下アイドルにとって最前管理するファンというのは存在感があることには違いない。

そこから脱却できるかが地下アイドルと言われるか否かなんでしょうけど。

アイドルから転身して蓮ノ空女学院

昨日、Twitterのトレンドに「来栖りん」とあって、

何かと思ったらラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの新メンバーに抜擢されたという話だった。

蓮ノ空は現実の時間の流れと同期して進級すれば、新入生もやってくる。

3つのユニットに1人ずつ、計3人の新入生が入り、その1人を演じるのが来栖りんさんだったと。


僕が来栖りんという名前を見たのは、BOOK☆WALKERで本を漁っていたとき、

集英社のデジタル写真集が並んでいる中で購入したときのことである。

当時は「26時のマスカレイド」というアイドルグループのセンターだったが、

その中で集英社の週刊ヤングジャンプの「制コレ’18」で抜擢されて、

それをきっかけにして写真集が出ていた。どうもそういうことらしい。

そんな出会いだったので、美人だな、かわいいなぐらいの印象である。


その26時のマスカレイドは2022年10月をもって解散となった。

その後、まもなく事務所を退所していたという。

元ニジマス・来栖りん 所属事務所を円満退社 直筆で発表「声優という夢を叶えるため新しい場所で」 (スポニチAnnex)

タイトルにもあるのだけど、実はこの当時から声優への転身を意図していたという。

その後、まもなくLantisからの歌手デビューが発表されていた。

そのデビュー曲はTVアニメ「神無き世界のカミサマ活動」のオープニングテーマだった。

この作品のキャラクタを演じることで声優デビューと相成った。


そこから声優としての活躍の幅を広げるべくいろいろやってきたのだろうが、

そこで手にした大役が蓮ノ空女学院の新入生、安養寺姫芽だった。

ラブライブ!シリーズには元アイドルはけっこういて、それこそ蓮ノ空には2人いる。

ただ、どちらかというとここに至るまでの経緯はラブライブ!スーパースターの唐可可 役に抜擢されたLiyuuさんに似ている気がする。


Liyuuさんは中国・上海出身のコスプレイヤーだった。

たびたび日本に来て注目を集めていたそうで、2018年にホリプロインターナショナルの所属に。

同社はアニメ・ゲームで活躍する声優・歌手とともに、外国人タレントを抱えており、

当初は外国人タレントという枠組みで採用されたのかなと想像する。

2020年にLantisから歌手デビュー、同年エンディングテーマを担当した「100万の命の上に俺は立っている」のキャラクタを演じ声優デビュー。

その後まもなく、ラブライブ!スーパースター、Liellaのメンバーとして発表された。

唐可可はスクールアイドルに憧れてやってきた中国人ということで、あまりにハマりすぎな気がするが……

歌手デビュー後はコスプレイヤーとしての側面はほぼなくなったと思うが、

グラビアはやっていて、2022年に集英社から写真集が出ている。


なんとなくLantisから歌手デビューしているなとは気づいてたんだけど、

ユニットの解散があって、その時点で声優への転身を意図していたことや、

事務所を移っていたということは把握していなかった。

この逸材、どうやって生かしたものかと考えた結果がラブライブ!シリーズでの抜擢だったか。

ラブライブ!シリーズにはLantisも関わってますからね。

Liyuuさんもそうだが、そのツテでキャスティングされた面は大いにあるのでは?


ちなみに声優転身を意図して事務所を退所したというが、

その後の所属はバンダイナムコミュージックライブ、Lantisの会社である。

確か昔からタレントマネージメント部門は細々と存在していたのだと思うが、

今年から「StarRise」というブランドでやっていくことになったという。

昨年4月よりバンダイナムコミュージックライブ所属としてラブライブ!シリーズのグループマネジメントを中心にマネジメント事業をスタートしてまいりましたが、新たに数組のアーティストを仲間に迎え、屋号「StarRise」として新たにスタートします。

StarRiseは、IPグループ・アクター・アーティストのマネジメント事業を中心に、マネジメント所属タレント一人一人の可能性を最大限に引き出せる事業展開を企画・実施してまいります。

来栖りんさんがStarRise所属というのは一般的な芸能事務所の所属と捉えてよい。

ただ、StarRiseにはラブライブ!シリーズのAqours・Liella!・蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブという「IPグループ」がいる。

声優ユニットとしてのAqours他をマネージメントするということだが、

メンバーはそれぞれに事務所に所属しており、これらをとりまとめる役目を担っているということか。

また、アーティストという枠でAya EmoriとLustQueenの名前が。

これはそれぞれ絵森彩さん、結那さんのアーティストプロジェクトである。

それぞれ声優の活動などは元々の所属事務所でマネージメントしているはずだが、それとは別にあるらしい。

StarRiseの「IPグループ・アクター・アーティスト」のほとんどはラブライブ!シリーズに関係がある。

来栖りんさんの蓮ノ空への抜擢は元々意図されていたのかもしれない。

それこそStarRiseブランドの立ち上げ以前から。

東京国立近代美術館の謎

久々に東京国立近代美術館へ。

久々にと言っても、前のコレクション展期間には行っているわけだし。

10月と3月なら半年ぐらい開いたように見えるけど、実態はそこまででも。

展示の構成がかなり変わっていて驚いたが。


ちょうど「美術館の春まつり」期間ということもあってか、

展示の最初の方に制作年問わず春らしい作品が多く展示された。

その代わり、普段であれば日本画の展示が多い第10室は染め物に特化した展示になっていた。

工芸館の石川移転後、本館で工芸品の展示が行われるようになり、

第10室の一部を使って展示されることが多いのだが、今回は全部「国立工芸館蔵」である。

普段ならば1907年から時代が進むように作品を並べているところ、

いろいろな意図があり変則的な並びになったということか。


ところで、国立工芸館は東京国立近代美術館の分館の扱いだが……

というので気になって組織図を見てみるとちょっと変な記載になっている。

組織構成 (国立美術館)

東京国立近代美術館の館長と、国立工芸館の館長がいて、その間に評議員会があることになっている。


気になったので独立行政法人国立美術館の規則を調べてみた。

組織規則にこのあたりの謎が明確になる記載がいろいろあった。

まず、国立美術館が設置する美術館は東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立映画アーカイブ、国立西洋美術館、国立国際美術館、国立新美術館の6館となっている。

国立映画アーカイブは2018年までは東京国立近代美術館フィルムセンターだった。

で、国立工芸館はこの6館には含まれていないわけである。

では、どこで規定されているかというと、東京国立近代美術館の組織として、

管理運営部と国立工芸館という部署が規定され、国立工芸館は工芸課を所掌するとある。

そして副館長等の規定に「国立工芸館長は東京国立近代美術館長を助け、国立工芸館の事務を整理する」とある。

というわけで、国立工芸館の館長は副館長待遇であることが読み取れる。


評議員会が両館長の間に存在するように見えたのは、

東京国立近代美術館の評議員会が国立工芸館の運営にも関わっているからである。

制度上は独立した美術館とみなされていないのでこういうことになる。

評議員会の役目はよくわからないんですけどね。

美術品の購入に関わっているのかと思ったが、そういうわけではなさそう。


あと、組織規則で工芸課(=国立工芸館)の所掌が「工芸(近代美術に係るものに限る。)に関する作品」となっていて、

現代の作品って含まないの? と気になったけど、当然そんなことはない。

作品収集方針を見てみると「近現代の⽇本の⼯芸作品及びデザイン作品の体系的・通史的概観を可能とし――」とある。

この方針に沿えば現代の作品も継続して収集する必要があるし、実際そうしている。

何らかの事情があり「近代美術に係るものに限る」と書かれているが、実態はそうではない。


ところでこの作品収集方針を見てみると、全体的な方針としてこう書かれている。

近年、国際的に是正が求められている、コレクション内におけるジェンダーバランスや地域性等の多様性に配慮し、優れた⼥性作家の作品の調査・収集に努めるとともに、地域的にもバランスのとれたコレクション形成を図る。

で、各館の方針にも反映されていているようである。

これを意識したのが、新収蔵の特集展示が行われていたジェルメーヌ・リシエ作「蟻」である。

第二次世界大戦後の女性彫刻家として貴重ということか購入したようである。

近年の作品ならともかく、古い時代の作品だと女性作家の作品は貴重なのではないか。


このあたりの苦しみは国立西洋美術館が最たるものではないかと思うが。

「⼥性作家の作品も積極的に収集するよう努める」とは苦し紛れである。

比較的古い作品が多い京都国立近代美術館も苦しそうな書き方ですね。

現代美術を専門とする国立国際美術館にとっては「ジェンダーバランスの是正や、⾮欧⽶地域の動向、国内の地域バランスにも配慮しながら」

と広い意味でのダイバーシティの1つとして性別を挙げている。

国立工芸館も「性別・年齢の偏りを是正するよう」と、そうか年齢という観点もあるか。

東京国立近代美術館としては「ジェンダーバランスや地域性といった同時代的に重要な視点を常に踏まえ」

ということで、1907年から現在に至るまでの各時代の日本美術をよく表す作品を中心にしつつ、

同時代の国内外の多様な作品も並べて見られるようにしたいねという意図がわかる。

「同じ時代のフランスの女性彫刻家は――」というのは突拍子もない気がするが、

同門の日本人彫刻家がけっこういて、日本美術とのつながりを踏まえたチョイスでもある。


というわけで国立工芸館の謎と、女性作家の作品を買う話だった。

展示がいつもとガラッと変わっていただけに気になったので。

出走したいのは賞金が高いダービー

イギリスの本家ダービーステークス、日本から参戦かと言われた馬が2頭いたが、

いずれも国内で皐月賞・日本ダービーと走るのが本線となったようだ。

これ自体は結局はそうなるよねという感じなのだが、

ダートに目を向ければケンタッキーダービーを目指すのが何頭かおり、

今月末のUAEダービーは日本からの参戦ではもっとも重要な前哨戦である。

大井のダート三冠が創設されてもこのルートに賭ける馬は多い。


イギリスのダービーに参戦かと言われたのが2頭いると書いたが、

まず1頭目がシンエンペラーである。2020年の凱旋門賞を優勝したSottsassの弟である。

矢作調教師がフランスのセリ市に出向いて210万euroで落札したんだよね。

当然、これはオーナーからの依頼を受けてのことだが、藤田晋氏である。

こんなん日本で走るんかと思われたところもあったが、京都2歳ステークスを優勝、

この頃に英ダービーも視野と報じられていた。

その後に年末のホープフルステークスで2着となったのだが、

この走りを見た結果なのか、国内路線でという話になったようである。

もう1頭がジャスティンミラノ、共同通信杯優勝後にダービー登録を行った。

「選択肢を広げるため」ということだったが、こちらも皐月賞→日本ダービーに決めたようである。


そもそも前提条件として、元々イギリスのクラシック5競走は1歳時から登録が必要だった。

しかし、これが今年から廃止され3歳2月に初回登録を行えばよいことになった。

これにより出走の確度が高まった段階で登録を行えばよくなり、上記のような話が出てきたわけである。

なお、日本においても桜花賞・皐月賞・オークス・ダービー・菊花賞は2歳10月に初回登録が必要で、

本家に比べれば幾分遅いが、他のG1レースが2週間前と考えると早い。

もっとも現在は追加登録も可能で、その場合でも登録料は200万円である。

10着以内に入れば賞金(出走奨励金)で元が取れるレベルなので、特に菊花賞は追加登録での参戦は多い。


本家ダービーの出走を考えた明確な理由はわからないのだが、

シンエンペラーは皐月賞・日本ダービーに向かないという懸念があったのではないか。

スピード勝負の色合いの強い春二冠は向いていないという考えである。

皐月賞前にもかかわらず「菊花賞の本命」と言うような人もけっこういる。

ただ、最終的には皐月賞・日本ダービーと走るべきという判断になったようである。


ジャスティンミラノは日本ダービーの出走権争いが厳しいと見たためではないかというのがある。

重賞を勝っていれば普通はダービー出走は問題ないと考えられるのだが、

今年は賞金順での出走が厳しくなるかもしれないという観測もあったようだ。

心配しすぎな気はするんだけど「選択肢を広げるため」という理由は理解できる。

皐月賞で5着以内に入れば優先出走権が得られるので、そこに入れれば問題ない。

皐月賞には勝つ気で挑むなら、ダービーも当然出走できるという理屈ではないか。


さて、冒頭にダートだとケンタッキーダービーを目指す流れは根強いが、

本家ダービーとケンタッキーダービーの違いは賞金である。

日本ダービーの1着本賞金は3億円(2023年~)となっている。

去年までは世界で最も賞金が高いダービーは日本ダービーだった。

皐月賞と菊花賞も1着本賞金は2億円に引き上げられ、三冠ボーナスは3億円、

ちなみに本賞金と言っているのは、この他に登録料を原資とする付加賞があり、

クラシック競走は早期登録のため付加賞の金額が比較的多く、

昨年の日本ダービーの1着付加賞は2735万円と、実際は1割増ぐらいになる。

一方の本家ダービーは1着賞金は85万ポンド、1.6億円ぐらいか。

イギリスにしては高額賞金だが、日本ダービーの半額なんですよね。

ちなみに2000ギニーの1着賞金は2000ギニー(2100ポンド)……ではなく約19万ポンドで3500万円ほど。

ジャスティンミラノが勝った共同通信杯は4100万円、G3だがこっちの方が高い。


これがダートになるとだいぶ違う。

今年から始まる大井のダート三冠の1着賞金は 羽田盃が5000万円、東京ダービーが1億円、ジャパンダートクラシックが7000万円である。

従来の賞金を考えれば大奮発である。あと三冠ボーナスも8000万円ある。

とはいえ、ケンタッキーダービーとUAEダービーと比べると見劣りする。

ケンタッキーダービーは今年から1着賞金310万USドル、およそ4.6億円である。

日本ダービーが世界最高賞金のダービーでなくなったのはこれが原因である。

芝に限れば日本ダービーは引き続き世界最高賞金のダービーである。

なお、昨年の賞金は186万USドル、それでも2.7億円だから高額である。


これに並ぶほど、というか一時抜かれたことがあるほど高額賞金のダービーがある。

それがUAEダービーである。今年の1着賞金は58万USドル、8500万円……

あれ? いや、この金額でも羽田盃よりは高額ですけどね。

確認したところ2020年だけ賞金が高くて1着150万USドルで大奮発だったと。

で、このときにケンタッキーダービーの賞金を追い抜いて、

それに対抗してケンタッキーダービーの賞金が増額、今年にさらに増額して逃げ切りを図った。

一方のUAEダービーはドバイワールドカップデー全体の見直しで減額になったと。

とはいえ、UAEダービーはG2である。そう考えれば今の賞金も高額である。


ちなみにアメリカ三冠の他のレースは、プリークネスステークスが1着90万USドル、

ベルモントステークスが1着120万USドルである。

短期決戦のアメリカ三冠完走は容易ではないが、もしもUAEダービー→アメリカ3冠を連勝すれば、578万USドル、およそ8.5億円である。

京浜盃(羽田盃の前哨戦)と大井のダート三冠を全部勝っても3.3億円である。

これまでの賞金を考えれば頑張ったのだが、これは全く歯が立たない。

登録料なし(競馬法の規定で地方競馬は登録料の制度がない)、輸送費はTCKまたはJRAが負担だから、リスクは全然違うが。


ただ、JRA所属馬にとっては春二冠は出走権争いが厳しい問題もある。

全日本2歳優駿を優勝したフォーエバーヤングがUAEダービー→ケンタッキーダービーを選んだのは、

名誉や賞金のこともあるだろうけど、国内の出走権争いから逃れる意味もあったと思う。

UAEダービーの前にサウジダービーに出走して優勝、90万USドルを獲得している。

ってサウジダービーってUAEダービーよりも東京ダービーよりも賞金高かったんですね。

G3なんですけどね。(国際格付けのない東京ダービーには言われたくないだろうけど)


以前、旧友と賞金が高いレースはやはり面白いという話をしたのだが、

賞金が高いから充実したレースになるかというと必ずしもそうとは言えないが、

賞金が安いレースはだんだん細っていくし、高いレースはだんだん充実してくる。

それが顕著なのが3000m級の超長距離戦ではないか。


日本生まれセントレジャー経由凱旋門賞行き

イギリスではセントレジャーはもはや春二冠取るような馬が走るレースではない。

ニジンスキー(1970年三冠達成)が最後の三冠馬ではないかと言われているが。

伝統あるレースのあるイギリスだが、2400m以上の長距離戦を軽視する流れもあり、

そこをアイルランドのクールモアが送り込んだ日本産馬(父ハーツクライ)がかっさらっていったわけである。

というかダービーの2400mですら怪しいんだよね。

ダービーを勝ったAuguste Rodinもクールモアが送り込んだ父ディープインパクトの馬ですからね。

(生まれはアイルランドだが、母馬は交配のために日本に来ている)

賞金が安くては投資もままならんと、イギリス競馬の貧乏エピソードでもある。


一方の日本では3000m級のG1としては菊花賞と天皇賞(春)がある。

3000m級の3歳戦というセントレジャーを忠実に続けるのは本家と日本の菊花賞ぐらいしかない。

日本でも菊花賞をパスする有力馬が増えたり、3200mの天皇賞(春)が格上挑戦余裕だったり、

3000m級のレースレベルが少し危ぶまれた時期もあったが、

それぞれ皐月賞と天皇賞(秋)の賞金引き上げに合わせて2億円と2.2億円になり、持ち直してきた感はある。

なお、優勝馬のレベルは安定して高く、天皇賞(春)も菊花賞も世界のトップ100 G1レースの常連である。


昨年のケンタッキーダービーのときこんなことを書きましたが。

将来的には東京ダービーをケンタッキーダービーに並ぶ権威のあるレースにしたいけど

(ケンタッキーダービーに3頭参戦)

日本ダービーはもはや本家ダービーを凌駕するレースになっていると言える。

それはシンエンペラーとジャスティンミラノが国内路線を選んだことにも現れている。

一方の東京ダービーはまだ国際格付けもないし、賞金もまだ物足りない。

目指すところとしては地方競馬を含めた日本ダート競馬のレベルアップだろう。

裏付けとなる馬券売上次第だが、下級クラスも含めて賞金を上げていき、

その先にはケンタッキーダービーを凌駕する権威あるレースになることもあるかもしれない。


ちなみに今年から時期がかわってドバイワールドカップとドン被りと書いた川崎記念、

今年から1着賞金1億円になるそうで。東京大賞典と同額で帝王賞(8000万円)より高い。

帝王賞より川崎記念の方が高額賞金!? とざわついていたが。

TCKはダート三冠とその前哨戦でかなりの賞金増額をしてしまった一方、

川崎記念は年間を通じたレースの充実のために時期変更したのに、どうしても充実してもらわないと困るという理由はありそうだが。

確かに帝王賞は同時期に他によきレースがないので勝手に充実しますからね。

2500m戦が1400m戦になる

「距離短縮」がトレンドに入っていて、何のことかと思って見てみると、

笠松競馬場で行われている地方全国交流の重賞「オグリキャップ記念」が、

昨年までの2500mであったところ、今年から1400mに短縮されるとの報だった。

令和6年度笠松競馬 重賞・準重賞競走について (笠松けいば)

それはもはや別のレースだろと思うわけだが、いろいろな事情が絡み合っての大幅短縮となったようだ。


ところで笠松はダートグレード競走を開催していない地方競馬主催者である。

ばんえい競馬のみ実施する帯広市を除けば唯一である。

(金沢競馬は開催ごとに石川県主催と金沢市主催が変わるが、これを1つとみなした場合)

かつてはオグリキャップ記念がそうだったのだが、賞金を出せないため返上、

以後は地方全国交流競走でやってきたという経緯がある。

ただ、最近は笠松競馬の経営状況も改善し、オグリキャップ記念の1着賞金は2000万円まで引き上げられた。

JpnIIIのダートグレード競走よりちょっと安い程度まで来たのである。


オグリキャップ記念の大幅短縮にはダートグレード競走復活も意識したようだが、

それ以上に問題だったのは名古屋競馬場のダートグレード競走の変更だった。

名古屋競馬では年3回のダートグレード競走を開催してきたが、

「全日本的なダート競走の体系整備」で3レースとも入れ替えになることに。

  • 名古屋グランプリ(JpnII・2100m) 12月上旬→5月上旬
  • かきつばた記念(JpnIII・1500m) 5月上旬→3月上旬(2月下旬)
    • 負担重量はハンデキャップ→グレード別定
  • 名古屋大賞典(JpnIII・2000m) 3月上旬→12月下旬
    • 負担重量はグレード別定→ハンデキャップ

全国的なダートグレード競走の実施時期の調整でこうなったのだが、

もっとも問題だったのが名古屋グランプリと東京大賞典の時期が近いことである。


元々、名古屋グランプリと東京大賞典が近いのはそうだったのだが、

これが殊更に問題となったのは名古屋競馬場の弥富トレーニングセンターへの移転である。

移転時にコースの都合で2500m→2100mの距離変更が行われた。

元々ダートグレード競走最長だったが、移転後はダイオライト記念(2400m)が最長となった。

そして、距離短縮により東京大賞典(2000m)やチャンピオンズカップ(1800m)との差が小さくなった。

このような時期に同距離のJpnIIのような格の高いレースをやるのは不適と。

こういう判断になるのは当然のことである。


それで、川崎記念(1月→4月に変更)と帝王賞(6月)の中間に移設となったと。

G1級レースの前哨戦としての意味を持つようになった。

これは元々かきつばた記念を行っていた時期なのでこれも移設となった。

で、年間のダートグレード競走のスケジュールを見たとき、上半期は古馬1500m以下の重賞が手薄となっている。

このため元々の名古屋大賞典の時期ぐらいに移設するのがよいとなったのではないか。

こうして押し出された名古屋大賞典は元々名古屋グランプリをやっていた12月に。

ハンデ戦にすることで同時期のG1級レースとのすみ分けを狙ったのではないか。

(地元馬が軽ハンデで出走しやすいという意図もあるのかもしれない)


で、笠松の話に戻ると、名古屋グランプリとオグリキャップ記念が同時期になった。

同じ東海地区で2100m(元2500m)と2500mでドン被りである。

いくら地方所属馬限定の重賞とは言え、これでは厳しい。

そこで目を付けたのが上半期に1500m以下のダートグレード競走が手薄なことである。

今年からJpnI格付けとなる さきたま杯(1400m)の前哨戦という名目も付く。

全日本的なダート競走の体系整備に資するものならば、早々Jpnグレードが付く可能性はある。

(例えば、ブルーバードカップは羽田盃の前哨戦として南関東準重賞→JpnIIIになっている)

一方で、2500m戦自体は何らかやりたいという意図もあったようで、

年末の東海ゴールドカップを1900m→2500mに変更、

回り回って元々の名古屋グランプリに近い時期に2500m戦が復活した。

ただ、こちらは東海地区のローカル重賞なんですけどね。


2500mの地方全国交流競走がいきなりなくなる影響はけっこう大きい。

折しも兵庫でも六甲盃(地方全国交流)が2400m→1870mに短縮となる。

ご当地ダービーはなくならない

こちらも1400mの重賞が手薄という課題があり、

兵庫大賞典を1870m→1400mに短縮し、さきたま杯に転戦可能とした。

この影響で園田唯一の2400m戦、六甲盃は1870mに短縮されることに。

帝王賞の前哨戦としてはこちらの方が適しているとも言える。


というわけで、いずれもそれなりの理由があっての変更なのだが、

結果としてダート2100m超の重賞は急激に減少している。

世界的に見てもかなり少ない区分ではあるんですけどね。

JRAでもダート2100m超は2勝クラス以下の条件戦しかない。

ダートグレード競走ではダイオライト記念が唯一となっているが、

地方全国交流競走も 東京記念(2400m・9月上旬)、北國王冠(2600m・11月上旬) の2レースだけかね。

地元限定のローカル重賞ではいくつかありますが。

しかしそれもダイオライト記念(3月上旬)~東京記念の間にはないかなぁ。

ちょうどこの期間にあった2レースがごっそり抜けたので影響は大きい。


以前も書いたのだけど、

新しいダート三冠を考えるにあたり、菊花賞(芝3000m)やベルモントステークスのことは意識したと思うが、

前身となったレースの距離を継承し、1800m・2000m・2000mとなった。

大井競馬場のコースを考えると2000mより長いのは2600mになる。

(2400mも可能だが、スタート~コーナーが近いので好ましくない)

結局のところ2100m超で全国チャンピオンを競う場がないんですよね。

そうである以上は2100m超のレースは全国的にも淘汰されるんだろうな。

芝については3000m級のレースは少ないながらに年間通じて設定されているが、

これは菊花賞と天皇賞(春)でG1が年2回あるのが大きいんですよね。

ダートはそうなっていないし、今後もそうならないのだろう。


なお、東海地区についてもダービーは名称変更して存続している。

東海ダービーあらため東海優駿、1971年の第1回に使っていた名称に戻る。

(第2回から東海ダービー、名古屋優駿の副名称が東海ダービーの時代もあった)

時期は東京ダービーとほぼ同時期である。ってそれはどうなんだ。

兵庫ダービーあらため兵庫優駿は、東京ダービー後に転戦できる時期にずらしたんですよね。

そういう転戦が現実的なのかという話はあるんですけどね。

フェブラリーステークスの面々

年2回あるJRAのダートG1の1つ、フェブラリーステークス、

このレース自体は昨年までと特に変わらないのだが、今年から川崎記念が4月上旬に移設され、

その影響かわからないけど、不思議な面々が揃った気がする。


そもそも昨年のフェブラリーステークスもなかなかの顔ぶれだった。

フェブラリーステークスの珍客

サウジカップが同時期に行われるようになり有力馬が流出しているという事情がある。

2021年・2022年とフェブラリーステークスを連覇したカフェファラオが、

2023年はサウジカップを選び3着になり、類似性を示した形である。

今年も昨年のフェブラリーステークス優勝馬、レモンポップはサウジカップを選んでいる。

サウジカップは高額賞金ゆえ選定されるのが難しいとは書いたものの、

アメリカ勢の興味も落ちたか、今年は日本から5頭選定されている状況である。


川崎記念は歴史的にもドバイワールドカップの前哨戦として使われてきたが、

移設によりドバイワールドカップとちょうど同時期になった。

そのためドバイワールドカップデーの前哨戦としてフェブラリーステークスを使う馬が増えた。

これが昨年までの変化として大きいのかなと思った。

具体的にはウィルソンテソーロがドバイワールドカップへの転戦を、

イグナイターがドバイゴールデンシャヒーンへの転戦を意図しての参戦だった。

(ドバイゴールドシャヒーンへの転戦は昨年にレモンポップもやっているが)


地方からの参戦も3頭いた。

昨年も参戦して5着のスピーディキック、昨年の南関東三冠のミックファイア、

そしてJBCクラシック優勝・南部杯2着のイグナイターである。

(上記にも書いた通り、イグナイターはドバイへの転戦も意図している)

JRAのダートG1は地方所属馬も賞金順で普通に参戦できるレースである。

とはいえ同時期に地方でよきレースがあればあえてJRAのレースを選ぶ理由は少ない。

が、川崎記念の移設で同時期に地方のG1級レースが1つ減ったわけですよね。

今回の面々と川崎記念の移設との関係は明確ではないが、今後はこういう事例も増えるのだろう。


そして芝からの転戦である。これは昔からあったかな。

今年はシャンパンカラー、カラテ、ガイアフォースが前走芝である。

このうちガイアフォースは賞金順だと除外になるところ、レーティング順で出走できたという経緯がある。

どういうこっちゃと思うわけだが、昨年の安田記念4着で117ポンドを獲得していた。

この数字で出走したのだが、芝の数字がそのまま使えるのか? とは思う。

フェブラリーステークス(GⅠ)に特別登録している日本馬のレーティング順位 (JRA)

これを見るとガイアフォースは115ポンドで登録馬中4位として記載されている。

芝の実績から2ポンド引いた数字で、かつ115ポンドの馬の中では最下位にしても、

レーティング順での出走が認められる上位5頭に入ったわけである。

基本的には芝からの転戦への期待度が薄いのはそうだけど、

2022年に昨年の桜花賞を優勝したソダシが3着に入ったり、稀に活躍するのもいるし……

でも、やっぱりいきなりG1じゃなくて、ダートで前哨戦を挟むべきでは? という意見もある。


そんなこんなで出走馬をかき集めた感じの強いフェブラリーステークスだが、

結果は大荒れ、11番人気のペプチドナイルが優勝。

重賞ではあまり結果が出てなかったのにいきなりG1を勝って困惑させる。

2着はガイアフォース、芝のレーティングで出走して2着なら立派か。

3着は接戦だったが13番人気のセキフウということで決着。

かくして3連単で153万馬券という、かなりすさまじい結果になった。

地方からの3頭はミックファイアが7着で賞金(出走奨励金)が出たが、

イグナイターは11着、スピーディキックは13着とタダ走りである。

(JRA所属でOPクラスなら11着以下でも特別出走奨励金が出る)


大荒れのフェブラリーステークスについて「群雄割拠だね」と言う人がいて、

それは確かにそうなのかもしれない。

有力馬はサウジカップデーに向かってしまったというのはあるけど、

それで空いたからこそいろいろな馬が集まったのはその通りである。

JRA所属馬にとっては地方開催のダートグレード競走は出走枠が限られる。

比較的出走しやすいJRAのダート重賞だからこその面々というのはあった。


さて、来週はサウジカップデーである。

サラブレッドの6レースに計22頭の日本調教馬が向かっている。

えらく多いがダート・芝双方に有力馬を送り込めるのは日本ぐらいという事情もある。

今年からサウジカップが海外馬券の発売対象レースに加わった。

サウジカップを筆頭にそれ自体が高額賞金レースというのはあるけど、

ドバイワールドカップデーの前哨戦として注目されている面はある。

果たしてどんな結果が待っているのだろうか。

団体種目で失格者が出た後

もうだいぶ前の話になるが2022年冬の北京オリンピックの話。

ドーピング頼みのフィギュアスケートか?

フィギュアスケート団体で日本は銅メダルを獲得と報じられるも表彰式が行われなかった。

原因はロシアチームのワリエワ選手のドーピング疑惑が片付いていなかったから。

本来はオリンピック前に解決しておくべき問題だったのだが、遅れてしまったという。

この問題は先月、2021年12月から4年間の資格停止処分という形で決着し、

資格停止期間にかかる北京オリンピックでの結果は失格ということになった。


長引いたものの、ワリエワ選手の失格という結果には驚きはない。

女子シングルは4位入賞だったので失格になれば5位以下が繰り上げになる。

(1~3位に影響はないため、メダルの授与はオリンピック期間内に行われている)

問題は団体種目なのだが、ワリエワ選手が獲得した得点を取り消して、

1位アメリカ、2位日本、3位ロシアオリンピック委員会となり、

この形で近日表彰式が行われるとのことである。

って1人失格になってもロシアチームは銅メダルもらえるんかいと。


この結果に反発しているのが特にカナダである。

順位変更は再検討せず ワリエワ失格の北京五輪団体―フィギュア (JIJI.COM)

フィギュアスケート団体は種目ごとの順位を得点に換算して総合順位を決めている。

1位が10点、2位が9点……10位が1点という形である。

で、女子シングルのショートプログラムとフリースケーティングについて、

ロシアチームはワリエワ選手の演技で10点・10点と獲得していた。

この20点分を取り消すと3位になるというのが上に書いた結果である。

でも、そもそもワリエワ選手が失格になったら種目別の順位も変わるよねと。

日本は9点・9点だったのが10点・10点になるし、カナダは8点・8点だったのが9点・9点になる。

こうするとカナダはロシアチームを上回り3位、銅メダルとなるはずだ。こういう主張である。


そもそも1人欠く時点で団体種目の出場資格がないのではという話もある。

ただ、事前に失格になっていれば、補欠選手を出すこともできたが、

後から失格にされてはどうにもならないわけでチーム全体を失格にはできないのかもしれない。

1人2種目分の得点を0にされても3位か4位に入れるロシアチームは強いということか。

こういう話はスキージャンプでもあった。

混合団体は1回失格で2回目進出絶望かと思われたが、他のチームの失格も相次ぎ、

1回分0点になったにも関わらず4位まで追い上げた。これは立派な結果である。

いずれにせよ、日本チームが女子スキージャンプでは世界トップクラスであることは確かである。

(スキージャンプは女子競技の歴史が浅い)

ワリエワ選手の件はそもそもロシアのスケート界の問題という話もありつつ、

全員失格というのはさすがに厳しいだろうとは思う。


この話を言われるまで、各種目の得点を単純に足し合わせてると思ってた。

体操は異なる種目の得点を足し合わせることが想定されており、

個人総合・団体ともども種目ごとの得点で順位を付ける。

フィギュアスケートの採点システムもよくできたシステムだし、

個人種目だとショートプログラムとフリースケーティングの得点を足して総合成績である。

ただ、種目間で得点の相場が異なることも確かである。

北京オリンピックの団体各種目の1位の得点を並べると、

  • 男子シングル SP:111.71, FS:208.94
  • 女子シングル SP:90.18, FS:178.92
  • ペア SP:82.83, FS:145.20
  • アイスダンス RD:86.56, FD:129.07

確かに単純な合計だと種目間の寄与度の差が大きすぎるのかも


あらためて振り返るとフィギュアスケート団体での日本の銀メダル獲得は、

ペアとアイスダンスというカップル種目の強化によるところが大きい。

元々個人種目は男女とも強いのが日本チームである。

最近の国際大会ではロシア人が締め出されているので特に活躍が目立つ。

それに比してカップル種目は国内での興味も薄く、レベルも低かった。

団体種目でのメダル獲得というのはカップル種目の底上げによるところが大きい。

種目単体で見てトップクラスにはまだ遠いのかもしれないけど、

団体種目の中で結果が見えるというのも大きなことだと思うので、頑張ってほしいですね。