韓国の「宝物」ってなんだ?

今日は東京国立博物館へ。上野公園は花見客でひどい混雑だった。

お目当ては毎年恒例の春の特集展示「博物館でお花見を」だけど、

結局目を引いたのはそれとは別の「韓国美術の玉手箱」だった。

主に韓国の国立中央博物館から借りてきたコレクションらしい。


その展示物に「宝物」と書かれた物があった。

宝物? 韓国の文化財保護制度によるものか。

そういえば韓国にも「国宝」ってのがあったよなと。

それより重要度が低いものというと日本の重要文化財相当?

そのようにとりあえず推測したが、どうも正解のようだ。


近年までは韓国でも文化財という言葉を使っていたようだが、

現在は国家遺産という言い方になっているらしい。

文化財という言い方は日本統治下で導入された言葉で、

世界遺産との整合性から遺産という言い方に改めようとなったそう。

韓国では時々こういう言い換えが行われている印象はある。

とはいえ、依然として日本の制度とよく似た制度である。

国家遺産の種類 (国家遺産庁)

宝物の指定対象が建造物・美術工芸品・文書・考古資料であること。

その宝物のうち「人類文化の見地からその価値が高く、類例のごく少ないもの」を国宝とすること。

まさに日本の重要文化財・国宝と同じものである。


かつては国宝・宝物には指定順に番号が振られていた。

それで「国宝第○号」みたいな言い方もよくされていたのだが、

これがいろいろ論争を生んだので、現在は番号は廃止されている。

そもそも制度創設時にまとめて登録されたものの登録順というのはあまり意味がないのだが。


韓国でも遺産としての価値を持つには50年伝承される必要があるという考えがあるよう。

実際にほぼ50年で登録されている遺産があるのかはわからないけど。

50年に満たない遺産候補を登録する制度として「国家予備文化遺産」というのが2024年に導入されたよう。

最初に登録されたのは金大中氏のノーベル平和賞受賞関係の資料などだったそう。

金大中氏のノーベル賞を「予備文化遺産」に (聯合ニュース)


それとは別に宝物より緩やかな保護制度として「国家登録文化遺産」がある。

これは日本の登録有形文化財に似た制度で、現状変更に対する制限が緩い。

建造物の指定が多いが、それ以外の有形遺産も登録可能だという。

科学史・技術史に関わる資料もしばしばあるようで、金星(LG)のテレビ・冷蔵庫・洗濯機なんてものあるよう。

日本だと条件を満たせば重要文化財に指定しているが、ハードルは高い印象である。


今回の展示でも仏教美術というのが多かったのだが、

韓国の宝物も仏教関係のものが相当多いようですね。

今の韓国にとってはどうなんだろう? という疑問はあるのだけど、

国内外の評価がしっかりしているのは仏教ということになるんだろう。

新しいジャパンカップの褒賞金

この週末はあまり有意義なことをしていないように思う。

水泳に行くかとバイクで走っていたが、ちょっと遠回り。

もう桜がそこそこ咲いていて、来週にはまさに見頃。というか今週も大概見頃だな。

以前、切り株になっていた木も植え替えられ、小さいなりには花を咲かせていた。


昨年、Blogにこんなことを書いていた。

先週末のエリザベス女王杯を皮切りにジャパンオータムインターナショナルが開幕……

といっていたら、来年からこのシリーズはなくなるらしい。(略)

そこで来年からは褒賞金対象レースを全ての古馬G1に拡大する。(略)

ただし、ジャパンカップに限ってはより手厚い褒賞金が用意され、

凱旋門賞などの「特別指定外国競走」の2・3着馬でも褒賞金対象になりうるよう。

国際招待競走なのに外国馬不在なんて……と言われないようにという意気込みは感じる。

詳細な条件はまだ見られないのでなんとも言えないが。
(120ポンドというのは狭き門)

これ、新年になっても紹介が出ないなと思ったら、

今月になってJRAの外国競馬関係者向けのパンフレットがアップデートされていた。

Horse Racing in JRA 2026 (Horse Racing in Japan)

ただし、褒賞金についての情報がわかるのはジャパンカップのみである。


表紙にはカランダガンvsマスカレードボールという昨年の日本の国際競走を象徴するシーンがある。

JRA G1レース一覧では、ジャパンカップに”Invitational”と招待競走であること、

残るレースのうち2歳戦・3歳戦を除く13レースがマーキングされ、
”JRA may provide travel subsidies and a bonus for selected foreign horses”ということで、

選定された外国馬は輸送費補助と褒賞金の対象であることが記載されているが、詳細はJRAに問い合わせてねとなっている。

既報の通りだとレーティング要件があるそうだが、簡単には書けないのかもしれない。

あと、障害戦はそもそも記載がないですね。(J・GI 2レースは平地重賞同様に国際競走ではある)


昨年までのパンフレットは輸送費補助対象のレースは一通り説明が書かれていた。

それはジャパンオータムインターナショナルの対象レースに限らず、安田記念などもである。

ただ、今年はほぼジャパンカップの記載しかない。

そのジャパンカップの褒賞金はTier1の対象レースとTier2の対象レースがある。

あと表の端にこういう記載がある。

Any invited foreign horse that starts in the Japan Cup, unless qualifying for a higher bonus, will receive a Participation Bonus of US$ 100,000 regardless of the finish order

招待馬は褒賞金対象レースの成績がなくても10万US$の参加賞が与えられるとなっている。

1500万円の参加賞ってなんやねんという感もあるが。


で、やはり気になるのがTier1とTier2のレース一覧ですね。

特にTier1の7レースは日本調教馬でも褒賞金対象になりうる。

  • エプソムダービー
  • キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス
  • インターナショナルステークス (イギリス)
  • チャンピオンステークス (イギリス)
  • アイリッシュチャンピオンステークス
  • 凱旋門賞
  • ブリーダーズカップターフ

イギリスの対象レースが4つもあるんですね。本家ダービーが入ってるのは驚いたが。

インターナショナルステークスはしばしば日本馬がジャパンカップ前哨戦に使っている。

けっこう日本馬も出てるレース多いなとは思う。

これらの同年・前年の1~3着馬(日本馬は1着のみ)が褒賞金対象である。


外国からの有力馬招致という点ではTier2のレースも重要である。

驚いたのはけっこう牝馬戦が入ってるということですよね。

エプソムオークス、アイリッシュオークス、ディアヌ賞の各国オークス、

ヴェルメイユ賞、ブリーダーズカップフィリー&メアターフなんてのも。

牝馬戦というと去年まではエリザベス女王杯の指定外国競走には入ってた。

そういえば先のニュースでジャパンカップ以外の指定外国競走は距離別にグループ分けしていて、

ヴィクトリアマイルは安田記念など、エリザベス女王杯は有馬記念などと同じくくりになってたっけ。

今どき芝だと一流の牝馬は牝馬戦も牡馬混合も関係なく使いますからね。


あともう1つの発見が香港カップと香港ヴァーズである。

香港国際競走はジャパンオータムインターナショナルより後ろで開催されるので対象レースに入ってなかった。

2年分の成績を考慮するということで、前年の香港国際競走の結果は入ると思っていたが、

なんとこのようなケースでは2年前の結果まで入るのだという。

それにしても香港の対象レース、春の香港チャンピオンズデーのクイーンエリザベス2世カップはともかく、

チャンピオンズ&チャターカップが入ってるのはどうなんだと。

招待競走じゃないのでほぼ香港馬しか出ないが2400mってのは香港馬が手薄なんだよね。

香港からジャパンカップに積極的に誘致したいという表れかもしれないが来ますかね。


どちらかというとジャパンカップ以外の褒賞金対象の方が気になるんだが。

安田記念、スプリンターズステークス、有馬記念あたりが気になるんだよな。

前2つは香港からの遠征が見込めるレースということで気になるが、

どうせ香港チャンピオンズデーと香港国際競走の同距離のレースは対象だろう。

それより読めないのが有馬記念ですよね。

有馬記念は本賞金ではジャパンカップと同額、年末の名物レースとして有名である。

年末なのでブリーダーズカップ開催からも余裕を持って転戦可能である。

で、中長距離というくくりではジャパンカップと同じではあるのだが、

先のニュースによれば褒賞金対象のレースは8レースだけらしいんですよね。

ジャパンカップのTier1のレース+1つ? どうなんだろ?


まずはジャパンカップに外国馬を絶やさないようにということで、

当然、Tier1レースの1~3着馬、Tier2レースの優勝馬が優先だが、

それ以外でもふさわしいと考えれば10万US$の参加賞が与えられる。

こういう制度を上手く使いながら誘致していこうということなんだろうな。

ただ、それ以外にもチャンピオン決定戦はたくさんありますからね。

そういうところで強い外国馬が来ると面白いですからね。

このあたりも追々明らかになっていくのかね。

大谷ルールは大活躍

選抜高校野球が甲子園球場で始まった。

今回から指名打者制の導入が可能となり、初日から早速「大谷ルール」の出番があったという。

一方のプロ野球、最終調整のオープン戦が行われているところだが、

そこでもセ・リーグのチームがしばしば「大谷ルール」を適用してたとか。

オープン戦に適用されたのは今月13日の中日vs楽天の中日が初なんだとか。


指名打者制はパ・リーグが1975年、社会人野球では1988年から使われているそうで相当な歴史がある。

一方で投手も打席に立つのが本来の野球だろうという考えもあって、

日本で不採用のまま最後まで残った高校野球とセ・リーグはそういう思いが強かったようだ。

本場MLBのナショナルリーグで新型コロナウイルス対策でDH制が導入されたことはきっかけの1つだろうが、

指名打者制導入の最後の後押しになったのは「大谷ルール」だろうと言われている。


「大谷ルール」と言われているが、正式には先発投手が指名打者を兼ねるルールである。

本来、指名打者制とは投手に代えて打席に立つ選手を置くことができるルールである。

任意なのでDHを置かずに投手を打席に立たせてもかまわない。

ただ、試合の途中から指名打者制を導入することは認められていない。

仮にバッティングに優れた投手を活用したいと考えても、他の投手がそうであるとは限らない。

ここが悩み所だったのだが、大谷ルールは先発投手に限っては降板後も打者として残ることができるため、

バッティングに優れた投手のバッティング能力をフル活用しつつ、投手間の分業もできるわけである。

元々、試合終盤であればDH解除して、DHから投手に転じる手はあった。

これにもう1つ先発投手が降板後もDHで残るという選択肢もできたと。


そうはいってもプロでこれを活用するのはよっぽどのこと。

高校野球ではこれが効果的と考えるチームは早速あったわけだが、

一方でこのルールには欠点もあると考えたチームもあったよう。

【センバツ】「大谷ルール」VS「DH解除再登板」対照的な采配で結果明暗 大会屈指の好投手がまさかの計11失点 (中日スポーツ)

欠点というのは投手として降板すると投手に戻れないことである。

今まで投手を降板した選手が打者として残る方法としては、野手として守備に入るという方法があった。

守備位置の変更は自由にできるため、投手→野手、野手→投手の変更はともに可能。

これを活用して一旦降板した投手を野手にして、その後投手として再登板させるという方法があったらしい。

プロでは考えられないことなのだが、高校野球ではあるらしい。

ところが大谷ルールを適用すると、投手として降板した時点で再登板はできなくなる。

投手兼DHは先発投手のみ許されるルールである。


冒頭にオープン戦でセ・リーグのチームが大谷ルールを適用したという話を書いた。

公式戦ではセ・リーグのチームが主催する試合では指名打者制は使えない。

しかし、オープン戦では指名打者制を使うことができる。

ただ、開幕直前のセ・リーグのチームはDHを使わないことも多いという。

シーズン中には投手も打席に立たないといけないわけですからね。

しかし、投手を打席に立たせる手段には大谷ルールもあると。


これは投手に一定程度打席経験を持たせるのが目的である一方、

それが達成されれば他の野手のバッティングの練習に充てる意図もあるよう。

大谷ルールは投手として降板しても打者として残れるルールと思われているが、

この逆もあって、打者として代打が送られても、投手として降板する必要が無いというのもある。

「逆大谷ルール」という人もいたが、実戦練習の選択肢が拡大している。


もっともセ・リーグも2027年シーズンからは指名打者制を導入するので、

そうなるとこのような意味での大谷ルール活用はなくなるだろう。

本来的な意味でバッティングに優れた投手を活用したいというときには活用されるかもしれないが。

しかし、先発投手に限れば指名打者解除より大谷ルールの方が柔軟性が高いと思い込んでいたが、

高校野球では再登板できないのが欠点になり得るという話が出たのは驚いたな。

あまり詳しく見ていないから知らなかったんだけど、けっこうあることなんですね。


あと平然と「大谷ルール」で通じる世界になっているということよね。

アメリカでも “Ohtani Rule”として使われているので、世界的にこの用語である。

こんなルール使えるのは大谷翔平ぐらいしかおらんという意味もあるが、

彼も経験した日本の高校野球の全国大会、DH制適用初日から使われるのはおもしろい話ですね。

ちなみに甲子園球場では守備位置の表示が守備番号で行われているが、

指名打者制の投手は「P」、指名打者制を適用しない場合は「1」となるようで、

同じ投手でも違う表示なのかと驚かれてたが、そういうものらしい。

(しかし守備番号で言われても僕にはさっぱりわからん)

タイブレークと失点率

今日は今出張最大の目的である作業をしていたが、無事トラブルもなく完了した。

明日までかかると思っていたのだが、想定より短時間で済んでよかった。

月曜・火曜で立てた作戦が完全に当たりましたね。


日本にいたらラジオで観戦してたんだろうけど、WBCの東京プールが無事全戦終わった。

日本は無事に全勝で1位勝ち上がりとなった。

無事に全勝とは書いたが、韓国戦もオーストラリア戦も厳しい戦いでしたよね。

オーストラリア戦はすでに出張先で仕事中で、ラジオで観戦するわけにもいかず。

今にしてダイジェスト映像(MLBの英語実況だけど)で見たけど、

なかなかチャンスをものにできず、ミスも目立つと、けっこう大変な試合だったんだなと。


ただ、それより大変だったのが2勝2敗で並ぶことになった韓国・台湾・オーストラリアだった。

全チーム、日本には負け、チェコには勝ったが、それ以外は三すくみになってしまった。

最終的には韓国が2位勝ち上がり、悲願の準々決勝進出を果たした。

後で書く事情もあり、最も妥当な結果とは思うのだが、失点率という決定手法はわりと謎である。


ところで三すくみとは書いたのだが、実は韓国vs台湾は9回では引き分けである。

NPBだと12回まで普通に延長戦をやって、それでも引き分けならそれで終わりになるが、

試合数が限られることや、ダブルヘッダーで試合時間も気になるわけで9回からタイブレークとなる。

タイブレークはトーナメントが多いアマチュア野球ではもう当たり前になってますよね。

MLBでは ノーアウト2塁のタイブレークが採用されているので、それに準拠している。

アマチュアではノーアウト1・2塁が多く、国際大会もWBC以外(すなわちプレミア12を含む)だとこれらしい。

PK戦はサッカーではない、というほどではないが、タイブレークも本来の野球とは言いがたいだろう。

これを引き分けとみれば、韓国は2勝1敗1分、オーストラリアは2勝2敗、台湾は1勝2敗1分となり、

明らかに韓国の結果が上位であることがわかる。ただ、こういう方法で決まるものではない。


ここで決定に使われるのが失点率という指標である。

三すくみになった3チーム同士の試合で、各チームの1アウト当たりの失点数を計算する。

1イニング当たりというのは、9回裏の攻撃がない場合などを考慮してのものである。

対象試合での失点数は各チーム7点、実は失点数だと差が付かないのである。

ただ、オーストラリアvs台湾 ではオーストラリアの9回の攻撃(=台湾の9回の守備)がなく、

台湾vs韓国 ではタイブレークにより両チームとも10回をやっている。

この結果、韓国はタイブレーク分だけ他チームより長く守備をしていたことになった。

タイブレークを経験したのは台湾も同じだが、オーストラリア戦で1回守備をやっていないので相殺される。


というわけで最終的には韓国はタイブレーク負けだったことで2位通過となったわけだが、

そもそもタイブレークでの勝敗は軽視できるとかそういう話で決まったわけではない。

韓国vsオーストラリア戦での両チームの失点数によってはどうにも転ぶ話だった。

というわけでいろいろあったけど韓国は報われて良かったねという話だった。


前回のWBCで失点率に泣いたのが台湾だった。

というのも台中プールは全チームが2勝2敗で並んでしまったのである。

キューバ(1位)とイタリア(2位)が東京での準々決勝に進出している。

一方、失点がかさんだ台湾は最下位、WBC1次ラウンドの最下位には大きな意味がある。

それは次回大会は予選に回る必要があるということである。

野球の国際大会では強豪とされるチームがWBC予選に回るというのは大きな屈辱である。

そのWBC予選を台北に誘致し、大盛況だったのはよかったけど。

そこで無事にWBC出場権を獲得しての今大会への参戦だった。

今回は最下位回避なので次回WBCの出場権は獲得できている。失点率に泣いたが、前回ほどではない。


そんなわけで混戦の東京プールだったのだが、ヒューストンプールが思わぬ混戦になってしまった。

注目のアメリカvsメキシコ、因縁の戦いだったのだが、無事にアメリカが勝利した。

これは1位通過に向けて視界良好と思いきや、アメリカvsイタリアではイタリア勝利となった。

次のイタリアvsメキシコの結果次第ではあるのだが、ここが厄介である。

イタリアが勝てば1位通過、アメリカとメキシコは3勝1敗で並ぶが直接対決ではアメリカ勝利なのでこちらが2位となる。

問題はメキシコ勝利の場合で、これは三すくみとなり失点率で争うことになる。

まさかのアメリカが失点率次第で1次ラウンド敗退もありうる状況に追い込まれたのである。

しかも自分のあずかり知らぬところで行われる イタリアvsメキシコ の結果で決まるという。


というわけで面倒な話だった。果たしてヒューストンはどうなることやら。

ナゴヤドームでもドームラン

出張の準備もしつつ、WBCをラジオで観戦する。

台湾・韓国と普段の野球の国際大会では強豪とされる相手との2連戦。

MLB組を中心にバッターが打つなぁということで感心していた。

乱打戦になると韓国は強いと思ったが、それをさらに上回ったのは驚いた。


そういえばWBC前のナゴヤドームでの強化試合のとき、

ナゴヤドームに新設されたホームランウイングのことが話題になっていた。

ナゴヤドームってのは元々広いことと外野フェンスが高いということで、

なかなかホームランが出ない球場として知られていたようである。

座席増設も兼ねて、従来の外野フェンスより手前にテラス席が作られることになったという。

今シーズンから運用開始で、ここに飛び込んでホームランというのが早速出たと。


このホームランテラス設置後の寸法は東京ドームに似ているらしい。

中堅122m、両翼100mというのは野球場の標準的なサイズに従っている。

ナゴヤドームもこの部分はほぼ同じ。教科書的な数字なんでしょうね。

ところがこの中間が東京ドームは浅くて110mで、ここに入ってホームランというのが比較的多い。

「ドームラン」なんて揶揄されることもあるが。

ホームランテラス増設後のナゴヤドームもほぼこれと同寸法になる。

この結果、東京ドームと同程度にはホームランが出る球場になるであろうと。


良くも悪くも東京ドームというのが基準になってるんでしょうね。

2019年にホームランラグーンを作った千葉マリンスタジアムもほぼ同様らしい。

両翼・中堅の寸法はかなり基準が明確なのに対して、その中間は球場に委ねられている部分が多いということか。

その中では東京ドームのデザインはホームランが出やすいと。


ナゴヤドームのホームランテラス増設で、甲子園球場のホームランの出にくさが際立つ形になった。

甲子園球場も一時期は「ラッキーゾーン」というのがあったんですけどね。

歴史ある球場であることや、阪神タイガースが投手力のあるチームだとか、

そういう事情も考えると、手を入れたくない思いも強いようだ。

ただ、甲子園球場でのタイガース戦は満員続きなので、座席増設という点で魅力はあるのかもしれない。

確かにそっちのほうが実利として大きいのかも知れないな。


ホームランを出やすくするための改修というのもどうかと思ったが、

東京ドームを基準として出にくいというのは1つの根拠なのかなと。

WBCやプレミア12などの国際大会でもおなじみの球場ですが、

そういうところも基準としてふさわしいという話なのかもねと。

寒い時期じゃなければ甲子園球場とかもふさわしいんでしょうが、

そんな時期にプロ選手集めて大会なんてできませんからね。

WBCの強化試合の仕組み

WBC開幕を前にして、日本・韓国は大阪ドームでオリックス・阪神との強化試合をやっている。

一方、東京プールに参戦する他の3チームは宮崎で強化試合を行うことになっていたが、

昨日は雨天のため中止、今日は行われたようだけど。

【WBC】侍ジャパン初戦・台湾代表の不遇…雨天中止、宮崎へのLCC移動計画に地元ファンは不満 (東スポWEB)

日本・韓国だけ雨天中止になることがないドーム球場での強化試合というのはズルいと台湾で言われていると。


WBCは収益の多くをMLBが持って行くことにNPBの不満は大きかったが、

いろいろな形で日本国内でお金が還流する仕組みが考えられ、

その1つが侍ジャパンシリーズである。

WBC・プレミア12に向けた強化試合、国際交流試合を国内で開催すると。

これによりNPB球団は選手派遣に見合った収益が得られる仕組みである。

今回のWBCに向けては昨年11月に韓国との国際交流試合、

2月にソフトバンクホークス、中日ドラゴンズとの試合が組まれた。


今回のWBCに向けた強化試合もその枠組みだと思っていたのだが、

3月の強化試合はWBC Inc.と読売新聞社、すなわちWBC東京プールの主催者と同じである。

これもWBCの一部ではあるんですね。ただテレビ中継はあるんですけど。

日本戦は大阪ドームで開催されるのが通例である。

まだ寒い時期であり、東京ドーム以外でよき会場ということで選ばれているのだろう。

このことから対戦相手はオリックス・阪神となることが多い。

日本がナイター、もう1チームがデーゲームで対戦相手を入れ換えて試合をするわけである。


それ以外は宮崎でNPB 2軍との強化試合が行われている。

(オリックスが同日に大阪と宮崎で強化試合しているのは1軍と2軍で分かれているから)

前回は宮崎での強化試合は社会人チーム相手だった。

今回の東京プールは日本・韓国・台湾と普段の野球の国際大会では強豪とされるところが集まっている。

本当ならばいずれも相手はNPB 1軍がふさわしいのかもしれないが、

スケジュールの問題などもあって、大阪ドームで試合できるのは日本と1チーム、

韓国というチョイスは不思議ではないが、宮崎だと2軍相手だから格が落ちる。

その上、貴重な強化試合が雨天中止となれば、不遇というのはもっともだろう。


ところでWBCに向けた強化試合というのは日本だけのことではない。

調べたらこの一覧をまとめたページがあった。

2026 World Baseball Classic: A Full List Of Pre-Tournament Exhibition Games (World Baseball Network)

国内プロチームとの壮行試合は台湾は台鋼ホークス、韓国はサムスンライオンズ(キャンプ地の沖縄にて)と行っている。

台湾はそのまま台北で「日台野球国際交流試合」として、日本ハム・ソフトバンクとの試合をしている。

日本に渡ってからの強化試合が充実しないことも見越しての対応だったのかも。

キューバvsニカラグアというナショナルチーム同士の練習試合も驚くが、

それより驚いたのはオーストラリアの練習試合の多さである。

“Australia vs. All Fuchu”とか”Australia vs. Tokyo Metropolitan Police”とかすごい字面だが。

どうも東京都府中市でキャンプをしているそうで、地元のアマチュアチームとの練習試合を多く設定していたよう。

プロ相手では横浜DeNAベイスターズ(1軍)との試合もやっている。


これ以外の試合が充実するのは公式の強化試合がスタートする3月以降、

フロリダとアリゾナではMLB球団との強化試合が多く設定されている。

プエルトリコで1次ラウンドを戦うチームもフロリダでやってるみたいですね。

一方でドミニカ共和国はこの期間に国内でデトロイトタイガースとの強化試合を行っている。

ドミニカ共和国はほぼ全員がメジャーリーガー、国内凱旋という意味合いが強いのかもしれない。

ちなみに唯一メジャーリーガーではないのが中日ドラゴンズのアブレウなんだとか。


強化試合の体制が一番しっかりしているのは日本なのかなという印象はありますよね。

侍ジャパンシリーズはNPBにとって実利が大きいことも理由だが。

韓国でも2024年から K-BASEBALL SERIES という名前で似たような取り組みが始まり、

昨年11月の東京での日韓戦は侍ジャパンシリーズ と K-BASEBALL SERIES を兼ねていたそう。

WBC前の強化試合はWBCを想定したメンバーで行っているが、

サポートメンバーとしてNPB球団から別途派遣された選手もいる。

これは選手数の確保のためだが、将来のナショナルチーム編成の参考にするという目的もある。

すなわちプレミア12やその次のWBCも見据えた活動でもあるんですね。

WBCではMLB選手中心でやるようなところは、こういう体制は組めませんからね。

これが結果につながるといいですが、果たしてどうでしょうか。

バンドリ正味11周年の日

再来週出張だというちらっと話を書いたが、本当なら来週だった可能性もあって、

でもちょっとシフトしてもらったのは今日がバンドリ10周年ライブだったから。

もっとも実際には今日はちょうど11周年の日である。

10周年イヤーの最後を飾るイベントという位置づけであって、

実際に10周年記念という意味合いが強かったのは、昨年5月のPoppin’Partyの日本武道館でのライブである。

10周年で使う武道館


このイベント、なんといっても10バンド50人勢揃いということである。

このうち7つはリアルバンドだけど、3つはリアルバンドではない。

ガルパの当初5バンドのうち、Poppin’PartyとRoselia以外は実際にキャストが演奏することを想定していない。

ボーカルだけなら比較的イベントへの出演機会はあるが、全員揃うのは異例である。

そもそもボーカルに限っても2022年に西武ドームで開催された「Girls Band Party! 2020→2022」では揃わなかった。

(実際には体調不良のためPastel*Palettesのボーカル、前島亜美さんが出演しなかったので揃わなかったのだけど)

(覆面ガールズバンドってわけではないが)

なお、今回は当初はボーカル以外で一部欠けている人がいたが、調整が付いて全員揃うこととなった。


しかし、こんなに集めてどうするんだろう? とは思うわけだよな。

そんなことは気になりつつも、まずは横浜へ。

会場へ行く前にやってきたのはパシフィコ横浜ノースである。

パシフィコ横浜自体は展示会や国立大ホールでのコンサートで来たことはあるけど、

2020年に増築されたパシフィコ横浜ノースに入るのは初めてだ。

で、なんでここに来たのかというと、ここで展示・グッズ販売をしているから。

入るのに少し行列があったのだが、だいぶ短くなった方で、当初はとんでもない行列だったらしい。


パシフィコ横浜ノースの1階多目的ホールの半分を使い、

そのさらに半分がグッズ売場、半分が展示といいつつ多くは協賛社などのグッズ売場である。

ぬいぐるみ売場が大盛況だった。ラインナップにある商品を並べていたが圧巻である。

パシフィコ横浜ノースから会場のKアリーナ横浜はすぐ近くですからね。

いい使い方だよね。そこまでしないといけないバンドリも異様だが。


だいぶ余裕を持って出たつもりだったが開演が早いので気づけば開場時間、

今回はグッズ付きのチケットである。A席だと必ずグッズ付きなんだよな。

それで25000円、S席(=アリーナ)だと35000円だからもっと高い。

もっともそういう席を買うことが難しいという側面もある。

Poppin’Partyの武道館、今年5月のPoppin’Party・Roseliaの合同ライブ、

ともにグッズ付きでないと買えない席を第1希望に出したが、

下級席に回って当選していて、それならグッズなしでとなっている。

渡されたパーカー、とりあえず着とくかとは思ったが、正直暑かった。


10バンドのうち3バンドは実際に演奏しないにせよ、

リアルバンドが7バンドもいれば準備が大変なのは誰でも想像できる。

どうしたかというと、楽器を複数並べて、さらに途中に休憩を2回入れて交換するという方法だった。

なんか映像とかで場を繋ぐのかと思ったが、シンプルに休憩である。

正直なところ、こういう点では分の悪いイベントである。


ただ、リアルバンド以外も揃うからこそできることもある。

今までこういうイベントではRAISE A SUILENがリアルバンド以外のバックバンドになるのが通例だったが、

今回は段取りが難しいからか、ボーカル以外も揃ったからか出番はなし。

ちょっと寂しい気はするけど……今後も何か機会はあるかな。

意外なところでは 夢限大みゅーたいぷ と ハロー、ハッピーワールド! と一緒に演奏したこと。

これは 夢限大みゅーたいぷ の曲がまだ少ないことへの対応でもあったのかも。

ハロハピはその後の休憩の入りのところも含めて妙に完成度が高かった。


リアルバンド以外がリアルバンドとコラボするという話では、

FILM LIVE 2nd Stageの曲とかあるんかなと予想していたが、それはなかったな。

よくよく考えて見ればそれは2022年のときにやっていたか。

またやってもよかったとは思うんですけどね。

全体的な話としてMyGO以降の3バンド、今後Our Notesのゲームで主に扱われることになるが、

この3バンドとそれ以前の7バンドの関係が疎な印象はあって、

それはわざわざ「CiRCLE THANKS MUSiC♪」を当初35人で歌い始めたことにもあるのかも。

じゃあこれがガルパからの第2世代の完結編だったのか?


明日、同会場ではMyGO・Ave Mujicaの合同ライブがある。

そこではOur Notesで追加される2バンドのボーカルが来てオープニングアクトをする。

MyGOから始まっていたバンドリ第3世代が姿を現すことになる。

そういうことも踏まえればなおさら第2世代完結なのかもしれないが。


あらためて振り返って思ったのは、ガルパ は大きな転換点だったんだなということである。

当然、Roseliaのスタート地点だからというのも大きな理由だが。

ただ、当初はリアルバンド以外も相当な活躍だったよねと。

なかなか最近は機会もないんですけどね。それだけリアルバンドも増えたということか。

キャラクタを演じて楽器を演奏するというのはPoppin’Partyが起点なのは言うまでもないが、

少しずつ形態に差があって、Roseliaが後のお手本になっている部分が多い。


一方で11年前にバンドリが立ち上がったときには愛美さんしかいなかったし、

さらにそのルーツをたどれば12年前の「THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2014」という話もあるのだけど。

裏方にせよ、バンドリ初期の頃からずっといる人がどれぐらいいるんだろうとは思うけど。

まぁ今はMorfonicaでドラム叩いてるmikaさんは長いとは思うが。

知る限りではずっと大橋さんのドラムの先生なわけだし。


バンドリ11年の相当な期間を追ってきたので、やはり思うところはいろいろありますね。

だからこそ外せないイベントだったというのは間違いないことである。

スペシャルウィークとブリーダーズカップ

昨晩、ウマ娘5周年のインターネット配信番組があった。

この番組では「?????役」の出演者が4人もいた。

そのうち1人は散々匂わせていたフォーエバーヤングなんだろうが……


5周年の目玉がブリーダーズカップシナリオとは前々から言われていた。

ブリーダーズカップをネタにするにあたって、ここまでいろいろ準備をしていたわけである。

わかりやすいのはラヴズオンリーユーだけど……


最初のTVアニメで主人公だったスペシャルウィーク、

ゲームのメインストーリー第1部の最後に唐突にデアリングタクトが出てきた。

スペシャルウィークのひ孫だから

非常に回りくどい話だが、ここが大きな起点でもある。

第2部の主人公はラインクラフト、現実世界の2005年の牝馬三冠路線がモチーフである。

ここにはデアリングタクトの祖母、デアリングハート(母の母)とシーザリオ(父の母)がともにいた。

そしてアーモンドアイの母、フサイチパンドラもいたわけである。

こうなるとアーモンドアイはウマ娘に来るんじゃないかと言われて、

実際にやってきたのが1年前、ゲームの4周年の話である。

アーモンドアイがウマ娘になるまで

そのときに2019年の牝馬三冠を分け合った グランアレグリア、ラヴズオンリーユー、クロノジェネシス も出てきた。


シーザリオと並んでスペシャルウィークの代表産駒がブエナビスタだが、

こちらもブエナビスタっぽいウマ娘は今までもいろいろあったのだが、

2024年6月に正式にウマ娘のブエナビスタが発表される。

このブエナビスタのライバルとしてレッドディザイアもウマ娘として登場してきた。

実はレッドディザイアは2010年にアメリカに渡り、BCフィリー&メアターフに参戦して4着となっている。


今回BCシナリオに合わせて登場してきたのがフォーエバーヤング、マルシュロレーヌ、

この2頭をモチーフにしたウマ娘が出るのは予想していた人は多かっただろうが、

もう1頭、カジノドライヴ、このシナリオのアドバイザー的な存在である。


知らなかったのだが、日本調教馬でアメリカのダート重賞を勝ったのは、

マルシュロレーヌのBCディスタフ以前はカジノドライヴのピーターパンステークス(G2)のみだったそう。

これが2008年のこと、もっともカジノドライヴはアメリカ産なのだが。

その後ベルモントステークスに出るつもりがアクシデントで叶わず、

同年秋のBCクラシックに出走するも12着となっている。

その後ジャパンカップダートで6着、翌年のフェブラリーステークスで2着など一定の結果は残したが……

BCシナリオの先達としてはふさわしい名前だったのだろう。


あと今回「?????」として出演した1人はヴィクトワールピサだった。

ヴィクトワールピサは2011年にドバイワールドカップを優勝している。

JRAの記録上はダートのレースを勝ったことになっているが、

実際はオールウェザーで、なおかつアメリカの有力馬を欠く中での勝利だった。

少なくとも日本ではダートを走っていたわけではないですからね。

とはいえ、こういうのも大切な足跡と考えたのだろう。

すでにウマ娘にいる面々ではエイシンフラッシュと同じ世代でもある。


ゲームの作り込みには相当な期間を要するので、

フォーエバーヤングがBCクラシックを制覇するのを見て作ったわけはないと思うが。

どちらかというとラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌなんだろう。

BCシナリオが面白いのは目標となるレースが様々選べること。

そういう意味では幅広く楽しめるシナリオになっているのかも。

そこに説得力を持たせるストーリーをいろいろ考えたって話ですね。

通年スケートリンクの作り方

今シーズンで現役引退して指導者に転向するという坂本花織選手、

その背景の1つ? というのが「シスメックス神戸アイスキャンパス」である。

【五輪】坂本花織 引退後は「神戸クラブ」で指導者へ、日本フィギュアの底上げを期待…北京銅メダルで国際規格の通年リンクが誕生 (スポーツ報知)

昨年6月にできた通年スケートリンクだが、坂本選手らが神戸にも通年のスケートリンクが欲しいですねと言って、

所属するシスメックスが神戸市、兵庫県のスケート連盟・アイスホッケー連盟を動かして完成に至ったという。

今後はここを拠点にフィギュアスケートの指導に当たるとのこと。


シスメックスは神戸に本社を置く医療機器メーカー、地元への貢献というので納得できる話だが……

似たような経緯でできた施設が関西にはもう1つあるんですよね。

それが宇治市にある「木下アカデミー京都アイスアリーナ」である。

これも京都府、京都府のスケート連盟・アイスホッケー連盟、そして木下グループが組んで2019年に開設された。

でも、木下グループの中核企業、木下工務店は主に関東圏で事業を行っている。

なんでそんな会社が京都府のスケート場に関わっているのだろう。


この2つのスケート場、共通しているのは土地は行政が提供する一方、

スケート場の整備・運営はスケート連盟・アイスホッケー連盟とスポンサー企業が設立した一般社団法人が行っている。

一般開放も行っているが、トップ選手の利用に重きをおいている。

地域のスケート・アイスホッケーのチームが様々利用しているわけだが、

設立に関わった木下グループやシスメックスが多く借りているわけである。

これで運営資金を確保しているというのが実情のようだ。


どうして木下グループが京都府のスケート場に関わっているか?

京都府のスケート・アイスホッケー界が困っているのを聞きつけて、

そこに乗っかることで所属選手の練習環境を充実できると考えたのが答えのようだ。

行政としても土地は貸すが、運営費まで面倒を見る必要は無い。

一般開放もしてねとは言っているが、経緯からしてトップ選手の利用が中心になるのは承知である。

京都府にしても、神戸市にしても冬季は公営のスケート場がある。


最近は日本のフィギュアスケート界では関西を拠点とする選手が強いですねと。

大きなきっかけになったのが2006年にできた「関西大学たかつきアイスアリーナ」である。

日本で初めて大学がスケート場を作ったわけである。

これにより関西大学にはスケート留学する選手含めてトップ選手が集まるように。

大学の授業・クラブ活動以外でも借りることはできるが、それはそれで忙しい施設である。

それを補完する通年スケートリンクが関西には増えて行ったわけである。


少し前は愛知県を拠点とする選手が強かったんですけどね。

今も強いとは思いますが。

こちらも2007年にできた 中京大学アイスアリーナ(豊田市) がトップ選手の拠点として活用されている。

愛知県はもともとスケートリンクが多い地域だったが、

必ずしもトップ選手の練習に適したスケート場があったわけではない。

そんな中では画期的な施設だったとされている。

ただ、時代が進むにつれ、関西勢がそれをさらに上回るに至ったということのようだ。


老朽化に苦しめられるスケート場も多いわけですが、

公営のスケート場だとスポーツ振興くじの助成金も活用されている。

スケートに限った話ではないが、toto・BIG・WINNERの売上はスポーツに広く活用されている。

トップ選手の支援にも使われているが、割合としてはローカルなスポーツ施設や団体を支援する部分が多い。

フィギュアスケートのトップ選手も入口は案外そんなところである。


そうか、今はフィギュアスケートのトップ選手も国内拠点になってるのかと。

まだカップル種目は指導者が追いついていないとか課題はあるんだけど、

木下グループとしてはゆくゆくはそれも宇治を拠点に出来ればと考えているようだ。

それもそんなに遠くないのかもしれませんね。

団体戦が先か後か

オリンピックのフィギュアスケートは日本時間で言うと今日朝で競技は全て終わり。

全体的に言われていたこととして、団体戦に出た選手は団体戦での消耗があったのかもねと。

真相はわかりませんが。


団体戦→個人戦という順番を見て、柔道は逆だよなと。

オリンピックでは柔道の団体戦は個人戦の出場者が掛け持ちする。

(他の国際大会だと団体戦は別の選手をエントリーするのが通常)

なので、個人戦で残念でも、ここを勝てばみんなでメダリストというので盛り上がった。

この順番が逆なのは明確な理由があって、それは個人戦とは階級の切り方が違うことである。

個人戦の2~3階級が団体戦では1階級に統合されているので、

下の階級の選手にとっては個人戦の後である程度体重が増えても構わない。

個人戦で言えば2階級上の選手に勝てる選手はいるということである。


柔道同様に個人戦→団体戦の順番という競技も思ったよりあった。

卓球は混合ダブルス→女子シングルス→男子シングルス→男子団体→女子団体の順、

フェンシングも個人戦→団体戦の順番ではあった。

陸上競技もリレー種目は同種の個人種目の後である。

100m→400mリレー、400m→1600mリレーということね。

冬でもスキージャンプはよく見るとそうだった。

ノーマルヒルで行う競技では個人戦→混合団体、ラージヒルで行う競技では個人戦→男子スーパー団体である。


一方でフィギュアスケート同様の団体戦→個人戦の順序になるもの。

体操、まずは予選からスタートする。これは団体総合・個人総合・種目別の全ての予選を兼ねる。

そして、団体総合→個人総合→種目別の順に進んでいく。

より難しい技を競う種目別が最後にあるんですね。

馬術も団体戦→個人戦の順である。

総合馬術はクロスカントリーのこともあって団体戦と個人戦が兼用なんですが。


フィギュアスケートは女子の個人戦で終わるのが通例にはなっていてる。

北京の時は中国勢が強かったペアが最後だったんだけど。(今回は不発だったが)

団体戦をやるにしてもそこは変えたくなかったというのはあるんだろう。

それはその後に各種目上位者によるエキシビションがあるというのもある。

柔道の団体戦はこれでオリンピック終わりだというお祭り感もあったが、

それに値するのがフィギュアスケートの場合はエキシビションというのはあるんでしょうね。


今回のフィギュアスケート団体戦は日本とアメリカが非常にハイレベルな争いになり、

お互いトップ選手を出さないという選択肢がなかったことはある。

結果的にはアメリカが金メダルとなったが、順位を換算した得点でわずか1点差、

すなわちどれかの種目で順位が1つ違えば結果が逆転したということである。

当然これにより、アメリカチームは全員で金メダルを得たわけだが、

その後の個人戦に尾を引いたのがどれぐらいおるかということである。


ただ、フィギュアスケート団体戦でよかったなと思ったのは、

本来は日本の出場枠がなかったアイスダンスでも団体戦では選手を送り込めたことですね。

あくまでも団体戦だけの出場で、その足で種目別のアイスダンスに出られるわけではないんだけど。

こういう取り組みの先にはオリンピック出場、予選突破、そしてメダルという話もあるのだろう。

団体戦のメンバーを揃えるのってけっこう大変なことで、

韓国はペアの出場選手無しなのに団体戦に出るという状況だった。

どうも最低限の派遣基準を満たす選手がいないと出場すらできないらしい。


フィギュアスケートは柔道ではないので、比べるのは違うのかなと思うのだけど、

団体戦が盛り上がった一方で、後にこうして言われるのも苦しいなとは思う。

団体戦が後なら、チームの層の厚さをより生かせるようにも思うが、

エキシビションまで考えたとき、よいとは言えないのもわかる。

いずれにせよ団体戦の銀メダルから始まり、日本勢は大活躍といってもよいでしょう。