バンドリの新しいゲーム Our Notes

ブシロードが同じ会場を連日押さえて使い回すのはよく見るけど、

東京ドームシティのKanadevia Hallを3連休含む4連日で使うのは欲張りである。

金曜は青木陽菜さんのライブ、土曜はバンドリAve Mujicaのトークイベント、

日曜はfrom ARGONAVISのライブ、これで活動休止となるという。

そして月曜は「ブシロード新春大発表会」である。


非常に雑多なイベントである。全体としてはTCGの話が多いんですけどね。

舞台を中心とした作品の話があったり、プロレスの話があったり。

でも特に会場にいる人のお目当てはバンドリでしょうね。

夢限大みゅーたいぷ のステージがあるのは予告されてましたからね。

夢限大みゅーたいぷ が主人公となるアニメは今年放送される。

夏って言ってたから半年後ぐらいかな。

あと「BanG Dream! Ave Mujica prima aurora」の映画が今年秋公開とか。

TVアニメの続編も決まっているのだが、映画が先行するよう。


そして、新たなゲームのリリースが発表された。

バンドリ!プロジェクトがおくる新作モバイルゲーム「BanG Dream! Our Notes」2026年リリース決定! (PR TIMES)

現在のバンドリ!ガールズバンドパーティー(ガルパ)と並列する形で、

Our Notesという新たなアプリができることになる。

こちらではMyGO、Ave Mujica、夢限大みゅーたいぷ、そして新たな2つのバンドを扱う。

ガルパでは当初からの5バンド、Morfonica、RAISE A SUILENを中心に扱う。

MyGOは現状ガルパはいるが、こちらではフェードアウトの方向か。


以前こんな話を書いている。

第1世代がもっぱらPoppin’Partyを描いた2017年に放送されたTVアニメで、

第2世代が概ねガルパ(バンドリ! ガールズバンドパーティ!)のゲームに準拠した話で、

これは2nd Season~ぽっぴん’どりーむ で足かけ4年にわたる展開だった。

第3世代がIt’s MyGOとAve Mujicaということでよいのだと思うが、

実際にはMorfonicationもこちらに含むべきなのだろう。

(実態は26話構成の最終話)

ガルパが第2世代、Our Notesが第3世代ということになるが、

Morfonicaは第2世代だったということが明らかになったわけである。

もっともガルパでの歴史はRAISE A SUILEN以上に長いんですよね。


新しいアプリを出すというのは、ガルパの拡張ではやりにくい部分があるという判断なのだろう。

実際、アニメの作劇も第2世代と第3世代でだいぶ違うんだよな。

そういう観点ではMorfonicationは第2世代側だろうけど。

そのまま第2世代の完結作である「ぽっぴん’どりーむ」に出てたわけだし。

裏返せばガルパは当面は従来通り続けられるわけである。


ここには将来的なガルパの塩漬け化というのも考えているのかもしれない。

現実的にいつまでもガルパとOur Notesを並立してやるのは難しいように思う。

バンドリも将来的にどうなるのか見えない部分はある。

ただ、バンドリというコンテンツが続く限り、ガルパのストーリーには触れられるべきであろうと。

その手段として塩漬け化という策は考えられる。

Our Notesが別立てになったので良くも悪くもそのまま残すには好都合である。

そこまでの覚悟があるのかはよくわからない部分もあるけど。


Our Notesの開発がフロムトーキョーが行うとのことである。

この会社はCraft Eggのガルパ開発チームが設立した会社である。

Craft Eggそのものは、子会社のColorful Palette(プロジェクトセカイ カラフルステージ!の開発)に合併されて消滅している。

経緯は明らかではない部分もあるが、サイバーエージェント社内のリソースの都合ではないか。

これに先立ちガルパの運営はブシロードに移管されている。

このガルパの運営を受託する会社として設立されたのがフロムトーキョーである。

Our Notesでも引き続き開発に関与するのは一見よさそうである。

ただ、果たしてこの会社が新作アプリの開発に堪えるものなのか?

これはよくわからないところがある。ガルパのリソースを活用できる部分は使うのだろうけど。


あと気になるのがOur Notesで加わる2つのバンドですね。

これはリアルバンドなのか、ガルパの3バンド同様に演奏を想定していないのか?

現状どちらともとれる言い方をしている。

3月のMyGO・Ave Mujica合同ライブでオープニングアクトにボーカルだけ来ると言っているが、

サポートメンバーを付けてという言い方が気になるところである。

リアルバンドだがとりあえず事情が揃うのがボーカルだけなので、

他はサポートに任せてステージに上がるという意味なのか、

それとも楽器を演奏する気はないので、バックバンドを付けるということなのか。

後者はもともとガルパであったことで、このバックバンドがRAISE A SUILENのルーツである。

それなら同じ言い方でよさそうなもんなのだが、ちょっと違うんだよな。


アプリの塩漬け化という話ではデレステの話を紹介している。

シンデレラガールズの更新停止

シンデレラガールズとしてはxRライブなどやりたいことがある。

アイドルマスターシリーズ全体としては今後も存続すること。

この特徴はバンドリにも共通的な部分はある。

ブシロードにとっても戦略商品であるバンドリですから、

ガルパが蓄積してきたものの重要性、MyGO・Ave Mujica・夢限大みゅーたいぷ のストーリーを涵養するプラットフォームの必要性、

そういうのを理解した上での策だろうとは思う。

ただ、そこそこハードルは高いので受託者のフロムトーキョー含めて相当頑張らないといけない話ではないか。

JRA賞をダートの戦績で受賞する

JRA賞の年度代表馬・最優秀4歳以上牡馬・最優秀ダートホースにフォーエバーヤングが選ばれた。

ダートを主戦場としていた馬がJRA賞年度代表馬になるのは初めてのことで、

年間でJRAで走っていない馬が年度代表馬になるのはエルコンドルパサー(1999年)以来2例目である。

珍事ではあるが、普段ならば高い評価を受けるはずの芝中長距離路線で決め手を欠いた結果かもしれない。


以前、JRA賞のスコープについてこのように書いている。

JRA賞は基本的にはJRAのレースで実績を残した馬が受賞対象である。

(ただし、JRA所属馬は地方開催のダートグレード競走・外国の重賞の結果も考慮に入れてよい)

(エクリプス賞から学ぶ)

フォーエバーヤングについては、優勝したサウジカップ、日本テレビ盃、BCクラシックはいずれも考慮に入れて良い。

ただ、一方でJRA賞なのでJRAのレースを中心に選定するべきという考えは当然ある。

BCクラシック優勝は偉業であり、ゆくゆく顕彰馬にはなるだろうと思った。

しかし、JRA賞はJRAでの他の馬の戦績次第ということでわからんなと思っていた。


まず、最優秀ダートホース、これはチャンピオンズカップの優勝馬がなることが多いのだが、

優勝したダブルハートボンドは、チャンピオンズカップが初めてのG1級レース参戦、

なかなかこれだけでは評価しにくいですね。一応はフォーエバーヤングに次ぐ9票が入っていたが。

JRAのダートG1としてはフェブラリーステークスもあるが、こちらはコスタノヴァが優勝している。

こちらはもっと評価が低くて2票である。

地方開催のダートグレード競走も考慮して良いのでその点ではミッキーファイトも考えられる。

帝王賞とJBCクラシックを優勝、東京大賞典2着、フェブラリーステークス3着、これはこれですごい。

7票入ってはいるが、JRA外の戦績ではフォーエバーヤングの方が評価べきということか230票で圧倒的だった。


次は最優秀4歳以上牡馬である。

今年のJRAの中長距離G1の優勝馬で言えば、ベラジオオペラ(大阪杯)、ヘデントール(天皇賞(春))、メイショウタバル(宝塚記念)、

あとは外国馬だがカランダガン(ジャパンカップ)ですか。

(カランダガンは去勢されたせん馬だが、牡馬部門の表彰対象ではある)

このあたりはどうも決め手に欠くというのは共通的だったのだろう。

どちらかというとドバイシーマクラシック優勝、ジャパンカップ・有馬記念で3着・3着のダノンデサイルの方が票を集め11票。

一方で、芝中長距離にこだわらず、JRAでの戦績という点で評価すべきはジャンタルマンタルである。

最優秀マイラーに満票で選定されているわけですからね。

そういう考えをした記者も一定いたようで19票を獲得しているが……

芝中長距離以外ならフォーエバーヤングでいいと思ったのか、208票で圧倒的だった。


最後に年度代表馬だが、こちらは概ね最優秀3歳牡馬のミュージアムマイルとの比較である。

ミュージアムマイルは皐月賞・有馬記念で優勝、天皇賞(秋)で2着、

最優秀3歳牡馬は無条件でダービー馬でよいという人もいるが、

秋の戦績が評価に影響を与えるのがJRA賞の実態でもある。

ただ、こちらは最優秀4歳以上牡馬よりも割れなくて、

フォーエバーヤングが226票、ミュージアムマイルが18票だった。


3部門で表彰されるのは珍しいですよね。

だいたいダートや短距離部門で評価されると最優秀○歳牡馬/牝馬にはならないので。

ロードカナロアも年度代表馬にはなったが、最優秀4歳以上牡馬にはなっていない。

牝馬だと短距離部門と最優秀○歳牝馬のダブル受賞は時々あるが、

牡馬だと重要レースはほぼ中長距離とみられているということですね。

ダートで評価されることより、マイルの評価が案外低いという発見の方が大きかったかも。

どうしてもJRA賞としてはダート、ましてや地方・海外の結果は考慮しにくいが、

今回、他で決め手を欠いた結果、フォーエバーヤングの受賞に至ったと理解している。


そんなフォーエバーヤングですが、エクリプス賞の最優秀ダート古牡馬のノミネートに入っている。

実際は決まっていて、上位をノミネートとして発表しているのだが。

エクリプス賞といえば、ラヴズオンリーユーが最優秀芝牝馬で受賞しているが、

エクリプス賞の芝部門は外国馬の受賞が珍しくない部門である。

ダート部門での受賞となればとても大きな話だがどうでしょうか。

一応、各部門のノミネート馬は年度代表馬の候補ではあるものの、

これはさすがにソヴリンティ(3歳牡馬)じゃないのという感はある。

やはり国内チャンピオンが強いでしょ。

実質的に競馬先進国ではない

オーストラリア競馬の重賞レースの格付けについて、

当面の間アジアパターン委員会(APC)が直轄で行うことになったらしい。

Asian Racing Federation statement on Australian black type quality control (ARF)

競馬先進国ではあり得ない話なのだが……


International Cataloguing Standards BookのPart Iに列挙されている国・地域については、

各国でG1, G2, G3とリステッドレースの格付けを行うことができる。

これらの格付けは互換性があり、国際競走であることが求められている。

日本は2007年からこの枠組みによる格付けを行っている。

このように競馬先進国と認められたのは比較的近年のことである。

これ以前は国際格付けとは異なる格付けが可能で、

その名残が地方開催のダートグレード競走に残る JpnI~JpnIIIの格付けである。

国内ではGI~GIIIと同等とみなされるが、国際的にはListed Restricted(LR)というリステッドレースの一種である。

一応は重要なレースとして国際的に認められてはいるのだが、G1~G3とは異なるものである。


それ以前の日本はPart IIに列挙されていた。

日本競馬との交流が深いところでは韓国やサウジアラビアがこのグループである。

これらの地域はローカルな格付けが可能である。

このPart IIに記載されたレースは概ねリステッドレースと同じ扱いとなる。

一方でAPCのような地域を統括する組織で審査されることで、Part Iのリストに掲載されるレースも開催可能で、

例えば韓国だとコリアカップ・コリアスプリントが国際G3となっている。

日本の感覚からすると不思議なのだが、韓国にはローカルG1~G3と国際G3があって、

コリアカップ・コリアスプリントは国際G3だが、ローカルG1という扱いになっている。

G3なのだが、韓国ではもっとも格式が高いレースの1つだと。


というのを見てもわかるのだが、オーストラリアの格付けがAPC直轄におかれるというのは、

Part IIにある国、韓国などと概ね同等の扱いである。

これが競馬先進国ではありえないことと書いた理由である。

どうしてこんなことになったのか?

これは単純でオーストラリア内の格付け体制がさっぱりなっていないからである。


本当は6年ぐらい前からダメだったのだが、バレてなかったのである。

なぜならばRacing NSWとRacing Victoriaの争いにより新規格付けが行われていなかったからである。

超高額賞金だけどリステッドですらないレース

で、さすがにこれはダメだろうという話でいろいろあったようで、

ジ・エベレストとオールスターマイルはG1と認めるという話になった。

現在のルールではG1への飛び級というのは通常認められないのだが、

APCで認められればその限りではなく、明らかにG1級と認められるに至った。


じゃあ他のレースの格付けも認められるだろうということで、

Racing NSWが格付けが滞っていたレースの格上げを申請した。

オーストラリア国内のルールではG2以下はRacing NSWが事実上単独で決められるような内容だったらしい。

ところがあまりにも格上げとなるレース数が多すぎて、おかしいのでは? となり、

そもそもオーストラリアには独立した格付け機関がないことが明らかになったと。

アジアパターン委員会が40以上のレース格上げを却下(オーストラリア)【開催・運営】 (JAIRS)

結果としてRacing NSWの格上げは国内外に渡って認められないものとなった。


どうもオーストラリアには格付けに見合わないレースが多数あるようで、

そういうレースについては格下げというところにも向き合っていかないといけない。

日本競馬ではレースの格下げという話はあまり聞かないが、

アメリカ競馬では格上げ・格下げが頻繁である。

ヨーロッパでもどうにも持たなくなったレースが格下げされることはある。

日本競馬で格下げを聞かないのは元々G1レースが絞り込まれているのと、

レースレベルが保たれるようにレース体系を適宜見直しているからで、

NHKマイルカップは皐月賞路線とは別の前哨戦を整備することで、

フェブラリーステークスは川崎記念の時期をずらすことで、

レースレベルの引き上げを目指し、これは概ね実現している。


オーストラリアというととにかくG1レースの数が多い印象はあり、

そういう印象が強いのは2015~2019年で重賞33連勝したWinxのこともあるだろう。

ウィンクス(Winx)(JRA-VAN for World)

強いことに疑いはないが少頭数のレースも多かったという。

決してレベルが低いレースばかりではないとは言われているが、

レースレベルの確保という点では難しいだろうなとは思う。

オーストラリアの場合、州ごとのレース体系があり、それぞれにチャンピオン決定戦があり……

というのは認められるだろうが、そういうのを超えて乱発している印象はある。

それでもアメリカのように半ば機械的に格上げ・格下げされるなら仕方ないと思うが、

そうはなっていないわけで、じゃあどうするのよという話である。


体制さえ整えば、冒頭に書いた措置は終わり、通常の体制になるが、

その体制になったときに果たしてどういうレース体系になるのか。

正直よくわからないところはありますね。

あと、オーストラリアだけに留まる問題なのかという話もある。

折しも日本競馬では地方開催のダートグレード競走の国際格付けに向けて、

国際競走化やレースレベルの向上に向けて取り組んでいるところである。

現在のJpnI~JpnIIIをそのままGI~GIIIにするのが第一希望だろうが、

これは明らかに特例措置がいるわけで、いろいろ作戦があるんだと思うが。

そんな中でオーストラリアでこういう騒動が発生したわけである。

果たしてどうなることやら。影響がないといいんだけど。

注意書きを紙にする

ちらっと書いたが、今日はRAISE A SUILENとトゲナシトゲアリのライブ、

「RAISE MY CATHARSIS」のために出かけていた。

武蔵野の森総合スポーツプラザ(京王アリーナTOKYO)というと、

うちからだとバイクで行くとよくて、一応原付は自転車駐輪場には置くなとなっているが、

こういう日でもバイク駐車場にタダで押し込めるので楽である。

けっこう大きいバイクが多いんですよね。原付一種なんてそうそういない。


入口で手荷物検査・チケット確認とあったあとに、

チラシを1枚渡されて何かと思ったら各種注意事項を書いた紙だった。

片面は日本語なのだが、もう片面には中国語・英語での注意書きもある。

今回、バンドリとガールズバンドクライということで、

それぞれ異なるポリシーもあるということで配布しているのかと思ったが、

そう特別なことはないように思ったが、果たしてどうか。


ちょうど去年秋の河口湖の頃から、バンドリの公演では一部で英語・中国語での放送が入るようになった。

ちらほら書いているが、MyGO以降、中国でのファンが大きく増加し、

中国から観覧に来る人も多くなっていたんですね。

ただ、やはりいろいろルールも異なるところがあり、理解が不十分なのではないか、

というところで、きちんと告知するべきだろうという話があったようである。

これにより外国語での放送が入るようになったと。

放送で言えることにも限りがあるということで、紙でも配布するようにしたということかなと思う。


英語・中国語なのはバンドリの客層を勘案した結果だろうと思う。

聞くところによればガールズバンドクライは韓国で人気があるらしいし、

ただでさえ往来が多いことも考えれば韓国語も書いてもいいのかもしれないが、

こんなところまでくる韓国人なら日本語・英語・中国語のどれかはそこそこ読めるだろうとは思う。


トゲナシトゲアリの演奏を見るのは初めて。

ちょうど総集編の上映もあったということで、そこで使われた曲を初披露というのが目立った。

それで3曲も初披露っていうのは大奮発だと思いますが……

まぁ僕も含めてそれで来ている人も多いわけだろうから。

「注釈付き指定席」というのはステージ真横のスタンド席で、

ステージとの距離という点では近い。近いが……というやつである。

そこで気になったのだが、ドラムとキーボードの2人が離脱中のため、そこをサポートメンバーで埋めているのだが、

スクリーンを衝立にしてその裏にいるんですね。正面からだと見えていないと。


RAISE A SUILENというと、これも久しぶりな気がしますが。

ことあるごとに動きがやたら激しいんだよな。

これは本当に惜しい話だが、ちょうどキーボードの倉知玲鳳さんを照らす照明が真正面で、

逆光で全然見えないという状況で、これが一番惜しかったかな。

まぁそこは辛うじてで見えるスクリーンでなんとか。


楽器の移動などで転換にはそこそこ時間を要するのだが、

映像など特に種も仕掛けもないというのは意外だったが。

それがごく短時間ならともかくけっこうかかってましたしね。

バンドリ同士ならなんらか場を繋ぐ方法を考えているので、

そういうのは難しかったのかもしれない。

RASがノンストップでやるだけに、ここの間がすごく気になってしまった。

賞金王って本賞金か?

ふと気になったことがあった。

あの〝凱旋門賞連覇トレヴ〟抜いた!ジャパンC制覇のカランダガンがフランス競馬の賞金王に浮上 (日刊スポーツ)

この賞金ってのは本賞金のことなのだろうか?


ジャパンカップは、フランスから遠征してきたカランダガンが優勝、

天皇賞(秋)の優勝馬であるマスカレードボールも迫ったがわずかに及ばなかった。

カルティエ賞の年度代表馬がジャパンカップを勝ったことは驚きだが、

一方、そこに迫ったのは日本競馬のチャンピオン揃いである。

まぁ落馬とかいろいろトラブルはあったんですけど、結果的にはそんなに悪くなかったのかなと。


で、カランダガンはジャパンカップの褒賞金対象だったので、

それで1着になると300万US$の褒賞金を得ることになる。

この金額は上記の賞金に入っているのかという話である。

結論から言えば入っていないと思われる。

ジャパンカップ前の数字からの増分がおよそ5億円なので、

日本で言うところの本賞金または本賞金+付加賞を加算したものと思われる。


一般的に言われるジャパンカップの1着5億円、ダービーの1着3億円というのは本賞金のことで、

これはすべて馬券売上などで賄われることとなる。

一方でこれらのレースはステークス方式で馬主同士の賭けという側面も僅かにある。

これを競馬法で規定していて、馬主から徴収した登録料は付加賞として分配することになっている。

ただし、日本というのは概して登録料の割合は低く、ジャパンカップだと1着付加賞は378万円、

クラシック5競走は比較的多いが、今年の日本ダービーで1着付加賞は2771万円である。


さらに本賞金・付加賞以外にも賞金として扱われるものがある。

6~9着または6~10着に支払われる出走奨励金、これは賞金といってもいいですが。

さらに一部の重賞レースでは11着以下にも特別出走奨励金という参加賞が出る。

また、内国産馬奨励賞など条件により追加の賞金が出ることもある。

これらはJRAの話だが、地方競馬でも着外賞などはこの扱いである。

これらの賞金は20%を進上金として調教師(厩舎)・厩務員・騎手で分けることになる。

もっとも付加賞は騎手の進上金のみである。(馬主同士の賭けという性質による)


これらは無視して本賞金だけで賞金ランキングを語るのが通常である。

付加賞は入ることもありますけど、せいぜいそんなもんですね。

ゆえに各種の褒賞金は賞金ランキングでは考えないのが慣例である。

なお、褒賞金は特に定めがなければ厩舎関係者への配分はないようで、

ジャパンカップの褒賞金は全部馬主が持って行くようだ。

なんでそんなこと知ってんだって、イクイノックスがクラブの馬だったので、クラブ会員がそう書いていたから。


それにしてもジャパンカップのレーティングが出たのですが、

カランダガンが130ポンド、ダノンデサイルが125ポンドと、

両馬の持ちレートを元に計算されたようなのだが、

結果としてマスカレードボール、クロワデュノールなどのレーティングが相当高くなっている。

根拠はかなりあるが、それが妥当なのかというのは正直よくわからない。

ただ、この2頭が今回のジャパンカップのキーマンであることに疑いはない。

男性プレイヤー・読者への配慮だった

先日「あの子は可愛い男の子。」の話を書いた。

渡良瀬準のようなそうでないような

この話とはかなり違うのだが女装している男が出てきた話で、

THE IDOLM@STER Dearly Starsの秋月涼と、

舞-乙HiME の漫画版で出てきた「マシロくん」のことを思い出した。


実はこの2人、共通的な理由で生み出されたキャラクタである。

Dearly Starsはアイマスが携帯型ゲーム機(Nintendo DS)に展開するにあたって、

従来のプレイヤーがプロデューサーとなるのではなく、アイドルとしてプレイするという形態が取られた。

大人がだらしないので、アイドル自身がセルフプロデュースするゲームだと言われてたような。

で、当時アイドルマスターシリーズのアイドルといえば女性ばかりで、

そういう中で男性のプレイヤーがプレイするのに男がいた方がいいだろう。

これが姉(秋月律子)にだまされて女の子アイドルとしてデビューする、秋月涼が生み出された理由である。


舞-乙HiME は主にはTVアニメだったが、漫画でも展開されることになった。

ところでこの作品の登場人物は大概が女だったわけである。

一方、漫画が連載されたのは「週刊少年チャンピオン」という少年漫画雑誌、

というわけで主人公は男がよかろうという話があったそうである。

が、適当なのがいないというので、王女 マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム が、

漫画ではいきなり暗殺され、替え玉としてマシロ姫そっくりの男を送り込み、

これが通称「マシロくん」である。無茶苦茶もいいところである。


というわけで主なプレイヤー、主な読者への配慮だったわけだが、

それが功を奏したのかというと正直よくわからないところである。

Dearly Starsが2009年のゲームで、舞-乙HiME が2005年からのアニメ・漫画である。

女の子の形をした主人公も受け入れられると考えていたんだろうし、

時代的に見れば「ふたりはプリキュア」が2004年に放送開始されていた頃、

こちらは女児向けのアクションアニメなんで、事情は違うのですが。

舞-乙HiMEのアニメはわりとそんな感じでしたけどね。


ちなみになぜこの話を思い出したかというと、

漫画「僕はお姉ちゃんのおもちゃ」の作画を担当している柚木涼太さんが、

プロフィールに「涼ちんP」と書いていたから。秋月涼のプロデューサーということ。

そういうところに心揺さぶられた人が、今漫画を描いているという点では、

冒頭に書いた「あの子は可愛い男の子。」とも共通する話なのかもねと。

まぁ事情は全然違うんですけどね。

渡良瀬準のようなそうでないような

BOOK☆WALKERで予約購入していた「あの子は可愛い男の子。」の2巻を読んでいた。

1巻のとき、この本のことをつぶやいている人がいて、それで読んだのだが……

この話はクラスでは冴えない男、木和田博人が実は女装コスプレイヤー「ルールー・デ・ルゥ」で、

コスプレで一緒になることが多かった男装コスプレイヤー「ウロ」が、

実は同じクラスにいるギャル、綾瀬彩で……という話である。

1巻のときの印象としては共にコスプレする戦友という感が強かったが、

2巻になって必ずしもそうではなくなってきたという印象である。


ところでこの話、1巻のあとがきにこんな話が書かれていた。

女装男子を好きになったのは、ずっと昔、渡良瀬準というキャラクターと出会ったあの時から。

相当影響を受けたらしいが、どんなキャラクターだっけ?

知っているような知らないような……というわけで改めて掘ってみた。


2005年発売のアダルトゲーム「はぴねす!」の登場人物の1人で、

作者自身も言っているのだが、なんと20年前で、もはや古典である。

キャラクタ紹介には「学園最強のオカマちゃん」とある。

当時はまだ「男の娘」という言葉はなかったから、というかそういう言い方を作った1人である。

そもそもは主人公の友人キャラなのだが、メインヒロインさながら、

もしかしたらそれ以上に相当な人気を博したという。

元がアダルトゲームだが、TVアニメにもなっているので、それで知っている人もいるのかも。


確かに性自認とか恋愛指向とかそういうのに関係もないのに、女装している男ではあるのだが、

木和田博人というのはそれ以外ではだいぶ違いそうなのだが……

このことは作者がこういうことを書いていて合点がいった。

あのかわちゃんは20年前にあった、マリみてをエロゲでやりたい→おとボク→女装男子ブームの流れを汲んでおり、キャラ造形は黎明期の渡良瀬準(はぴねす)に近しいものではあるんですが、物語の構造としてはエロゲではなく女主人公の乙女ゲームのものです。

(衣太 (X.com))

ああなるほど。確かにそうだ。


どうにも男っぽいのが似合ってしまう女性がいるように、

女っぽいのが似合ってしまう男もおり……というのはいかにもファンタジーなのだが、

それは見た目の話であって、中身はそうではないわけですよね。

当初はコスプレというスコープに限られていたわけだが、

2巻になるとそこから離れる場面もかなり増えてきた。

普通はこうはいかないと思うのだが、周辺の人にも恵まれてるんですよね。

最大の後ろ盾が綾瀬彩であるのは言うまでもないことである。


不思議な作品なのだが、描かれていることは意外とシンプルである。

略称は「あのかわちゃん」ですか。わかりやすいのかわかりにくいのか。

120ポンドというのは狭き門

先週末のエリザベス女王杯を皮切りにジャパンオータムインターナショナルが開幕……

といっていたら、来年からこのシリーズはなくなるらしい。

ジャパンカップを別とすればそんなに外国馬来るわけでもないからな。


ジャパンオータムインターナショナルは当年の指定外国競走優勝馬が参戦すると、成績に応じて褒賞金が出る国際競走シリーズである。

ブリーダーズカップや香港国際競走のように複数ジャンルの国際競走を同日開催することがよく行われているが、

日本はG1レースの馬券が極端に売れるという事情があり、複数G1の同日開催は基本的に行われない。

そんな中で4週にわたり各ジャンルのG1レースが連続開催されますよとキャンペーンを打ったと。

全く響かないわけでもないが、ジャパンカップ以外は外国馬不在の方が多いし、

ジャパンカップにしてもここ数年はいかにも参加賞目当てみたいなのも目立つ。

というのも指定外国競走優勝馬の褒賞金はジャパンカップでは4着以下にも出る。

6着以下で支給される20万US$ですら、指定外国競走の優勝賞金より高いというのもザラである。


そこで来年からは褒賞金対象レースを全ての古馬G1に拡大する。

従来から多くの古馬G1は輸送費補助制度があったが、

フェブラリーステークス・大阪杯・ヴィクトリアマイル・有馬記念は対象外だった。

今後はこれらも輸送費補助の対象になる上、褒賞金対象にもなる。

有馬記念は興味を持つ外国馬もそこそこいそうだが。

指定外国競走優勝という条件は同年または前年となる。

従来はBCクラシック→チャンピオンズカップというスケジュール的に厳しい条件もあったが、

BCクラシック→翌年のフェブラリーステークス・チャンピオンズカップのような転戦も対象となりそう。

転戦の自由度は高まる一方、褒賞金は1着の場合のみ支給になるらしい。

また、日本調教馬は支給対象外になる。趣旨からすると当然か。


ただし、ジャパンカップに限ってはより手厚い褒賞金が用意され、

凱旋門賞などの「特別指定外国競走」の2・3着馬でも褒賞金対象になりうるよう。

国際招待競走なのに外国馬不在なんて……と言われないようにという意気込みは感じる。

詳細な条件はまだ見られないのでなんとも言えないが。


ジャパンカップ以外で外国馬の参戦が比較的多いのが安田記念とスプリンターズステークスで、

この2レースは香港競馬の空隙にあたるため、香港からの遠征が多い。

香港馬はマイル以下で強いからね。褒賞金目当ての遠征馬によるレベルアップが期待できる。

オーストラリアもマイル以下で強いですから、ここからも誘致できるとよいと思う。


ただ、ニュースを見ていると気になる文言が。

カテゴリー別に高松宮記念、スプリンターズS=15競走(※指定外国競走)、安田記念、ヴィクトリアマイル、マイルCS=22競走(同)、大阪杯、宝塚記念、天皇賞・秋、エリザベス女王杯、有馬記念=8競走(同)、天皇賞・春=6競走(同)、フェブラリーS、チャンピオンズC=13競走(同)が交付対象で、原則レーティング120以上の優勝馬が有資格馬となる。

(JRAが国際交流競走の交付金制度・対象レースの見直しを発表 世界の一流馬参戦の促進と国内空洞化を阻止 (東スポ競馬)

どうも対象レースの優勝馬でも120ポンド以上のレーティングが必要らしい。


優勝馬には120lbs以上のレーティングが付くのが常というレースも多いだろうが、

必ずしもそうとも言えないレースも多く列挙したのだろう。

そこで香港・オーストラリアで120lbs以上獲得する馬はどれぐらいいるのか?

気になって昨年のロンジンワールドベストホースランキングを調べたら……

なんか香港とオーストラリアの馬少なくないか?


日本では牝馬は4ポンド(2kg相当)上乗せするのが常なので、

120lbs以上の牡馬・せん馬、116lbs以上の牝馬を抽出すると68頭だった。

このうち日本調教馬は12頭、地域別ではイギリスの13頭に次いで多い。

で、香港調教馬は3頭、香港国際競走3レースの優勝馬のことである。

オーストラリア調教馬は10頭、冷静に数えてみると思ったよりは多かったが……


ただ、問題は内訳なんですよね。

日本の12頭のうち8頭は芝の長距離(L区分)で掲載されている。

それ以外は芝の中距離(I区分)で2頭、マイル(M区分)で1頭、ダートの中距離で1頭である。

オーストラリアもかなり偏っていて、10頭中6頭は芝のスプリント(S区分)である。

芝スプリントで120lbsを得たのは世界で8頭、そのうち6頭がオーストラリア調教馬と言われればすごいが。

残る2頭の1頭、香港のカーインライジングもオーストラリア産である。

マイルでは3頭、中距離では2頭である。(複数の区分で書かれているのがいるので合計10頭を超える)


国際的に確立されたレーティングだが、ヨーロッパびいきとはよく言われている。

ただ、日本馬がヨーロッパ遠征して苦戦することが多いように、

逆も日本遠征には苦戦しているという印象である。

ダートはアメリカ勢が評価の中心なのも昔からそうでしょうが。

気になって2015年のランキングを同様に調べたのだが、

73頭中22頭がアメリカで圧倒的に多かった。

日本は6頭、オーストラリアは6頭、この当時よりは評価は高まっていると言えそうだが。


120lbsという条件がどれぐらい重要なのか見えてないけど。

呼ぶならロマンチックウォリアーとかぐらい強いのがいいのはそうでしょうが。

ロマンチックウォリアーは昨年の安田記念を優勝しているが、

彼は香港では2000mを中心に走っているんですよね。

おそらく来年からの安田記念の指定外国競走にあたるレースは勝っていない扱いである。

そういう場合でも輸送費補助は出るんですかね。よくわからんけど。


従来より柔軟性が高い制度になったので活用されることに期待したいが、

その分だけ褒賞金の条件は全体的に厳しくなっていると思われる。

従来考えられなかったような遠征も増えてくるのかな?

詳しいルールを確認出来たら、また何か書くかもしれない。

ブリーダーズカップのメインレース

昨晩、寝る前にブリーダーズカップ(BC)各レースの時刻を見たら、

JRA馬券発売対象のレースだとBCクラシックの発走が一番早いとみて、

え!? と思ったのだが、そうなんですよね。


大概の催しものでメインとなるものは最後に持ってくるのが普通である。

JRAではメインレースは最終レースの1つ前に置かれるのが通例だが、

最終レースを別とすれば、メインレースに向けてレースの格式が上がっていくものである。

ブリーダーズカップも2022年まではメインレースであるクラシックが最終レースの1つ前、

ブリーダーズカップの重賞では一番最後に行われていた。

ところが2023年以降、この順序は入れ換えられたわけである。


理由はテレビ中継との兼ね合い、具体的にはカレッジフットボール中継との時間調整のため。

【遥かなる世界の競馬地図】米BCの競走順にファン、馬主から不満が噴出…そのワケとは (サンスポ)

実際、TV中継も含めたタイムスケジュールを見てみるとよくわかるのだが、

NBCで中継が行われるのは、5R(当地12:41発走)から9R(15:25発走)まで。

ここにBC開催の格式高いレースを押し込んでいて、

ターフスプリント(5R)→スプリント(6R)→ディスタフ(7R)→ターフ(8R)→クラシック(9R)となっている。

あとはこの前後にいろいろ押し込んでいて、4Rにフィリー&メアスプリント、10Rにマイル、11Rにダートマイル、12Rにフィリー&メタターフとある。

ターフに日本馬がいればそれが一番早かったかも知れないが不在なので、

結果としてはクラシックが馬券発売対象では一番早かったわけ。


そんなわけで朝6時前にのそのそ起きてスプリントからTV中継を見始めたわけですが。

日本のファンにとって今年のBC開催はやはりクラシックが一番の注目ポイントでしょう。

それはフォーエバーヤングが出走するからで、日本の馬券発売でも1番人気、

といっても単勝は日本馬が売れるのはJRA馬券発売のいつものこと。

正味の人気は馬単など見るべきで……それでもフォーエバーヤング頭が売れている。

実は当地でも1番人気とほぼ差のない2番人気だったそうで、

この人気に応えてフォーエバーヤングはBCクラシックを優勝したのだった。

日本調教馬、そして日本産馬がダート競馬の世界チャンピオンになったわけである。


当然これは藤田オーナー、矢作厩舎、坂井騎手の偉業でもあるけど、

フォーエバーヤングが走ってきたレースを振り返ると日本競馬、世界競馬にとっての偉業であることがわかる。

フォーエバーヤングが新馬勝ちの次に走ったのがJBC2歳優駿である。

このレースはJBC協会・NAR(地方競馬全国協会)肝いりのレースで、

これ自体は2歳チャンピオン決定戦ではないが、全日本2歳優駿の前哨戦として重要なレースであることを示したわけである。

大井の3歳ダート三冠初年でもあったが、UAEダービーを目指したことで東京ダービーは見捨てられたが、

三冠最終戦のジャパンダートクラシックには出走して優勝、

ヨーロピアンスタイルのダート三冠の面白さを示した。(cf. ヨーロピアンスタイルの3歳ダート三冠)

Road to JBC(昨年のジャパンダートクラシック、今年の日本テレビ盃)をBC前哨戦に使われる屈辱もありつつ、

NARと各主催者が築いてきたダートグレード競走の体系があったからこそ、

フォーエバーヤングは日本ダート競馬のチャンピオンとして挑戦できたわけですよね。


日本ダート競馬のチャンピオンがアメリカに殴り込めるのも、

ドバイワールドカップデー、特にUAEダービーの存在は大きい。

当然フォーエバーヤングにとってもケンタッキーダービーの出走権を取ったレースでもあるけど、

2016年にUAEダービーをステップにアメリカ三冠を完走したラニの活躍も大きいわけですよね。

ドバイワールドカップデーも最近はアメリカからの遠征馬が寂しいという話はあるが、

そんな中で地元馬とともにダートのレースを盛り立てているのが日本からの遠征馬であることは確かである。

ダート競馬の本場、アメリカから一線級の馬が来ないのにワールドカップなんて……

言われかねないところでこのように活躍馬を出せたことは大きい。


あと、サウジカップデーもそうですよね。

UAEダービーの前に走ったサウジダービーもそうですが、

やはり今年のサウジカップ、ロマンチックウォリアーとの死闘は今年の世界競馬の1つのハイライトである。

当地で1番人気かそれに近い人気を得た要因でもあるでしょう。

実はサウジカップは今年からBCチャレンジの指定競走(BCクラシック)になっていて、

フォーエバーヤングはこの権利を使っての参戦である。

来年からはサウジダービーはRoad to the Kentucky Derbyのヨーロッパ・中東シリーズのポイントレースになる。

同シリーズは2枠の出走枠があり、1枠は事実上UAEダービー優勝馬に与えられるが、

サウジダービーは2枠目を決める上での重要レースに位置づけられる。


そして忘れてはいけないのがブリーダーズカップそのものである。

BCクラシックがダート競馬の世界チャンピオン決定戦であることを疑う人はいないが、

基本的にはアメリカの全国チャンピオン決定戦なんですよね。

それを”World Championship”と言えるのはアメリカ人が厚顔無恥だからというわけではなく、

芝レースを中心に外国からの遠征馬が実際に多いからこそである。

そのために輸送費補助、北アメリカ産馬以外の自動エントリー制、BCチャレンジなど導入しているわけですよね。

フォーエバーヤングも父リアルスティールが種牡馬登録されていることによる自動エントリーである。


BCクラシックは9頭立て、日本の感覚で言うと少ないが……

直前でゾウリンティ(今年のKYダービー・ベルモントS優勝馬)が熱発で取消になったが、

それでもBCクラシックとしては豪華メンバーという評判だった。

当地でも日本でもフォーエバーヤング、フィアースネス、シェラレオーネの4歳馬3頭が人気上位、

この3頭が評判通りに上位独占、チャンピオンこそフォーエバーヤングに持って行かれたが、

フィアースネスも迫り、これなら仕方ないと思える勝負だったのでは。


BCクラシックがダート競馬の世界チャンピオン決定戦であることが日本のファンに広く認識されたのは、

2021年にラヴスオンリーユー(F&MT)とマルシュロレーヌ(ディスタフ)を連れてきた矢作厩舎の功績も大きい。

一昔前なら世界チャンピオンといえば凱旋門賞であると疑ってなかったでしょうから。

当然、この認識は時代を追うにつれて変わっていって、

それこそ香港スプリントを勝つのは凱旋門賞より難しいと思われた時代もあったんですがね。

NARを初めとする関係者の努力により日本でのダート競馬の地位が高まったからこそですが。


芝だと世界チャンピオン決定戦ってなんだろうとなるわけですが、

ジャパンカップは芝長距離の世界チャンピオン決定戦であると主張していきたい。

凱旋門賞はもう世界チャンピオン決定戦とは言えないのでは?

というのは今日のBCターフでも思ったんですよね。

優勝馬が障害から転向したエシカルダイアモンドというのは異質としても、

上位5頭がせん馬、すなわち凱旋門賞に出走資格のない馬である。

玉がないのでジャパンカップへ

凱旋門賞が「牡馬・牝馬限定」であることは必ずしもダメなことではないが、

ヨーロッパにおける芝長距離路線の地位低下を表していることは確かである。

一方のジャパンカップ、地元馬が上位独占で国際競走という感は薄いが、

それは日本の芝長距離路線の充実度が高いからですよね。


ところで冒頭の話に戻るのだが、日本で1日にG1レースを複数やることは基本的にはない。

JBC開催については1日に3つのG1級レースが行われるのと、

中山大障害とホープフルステークスが同日開催になることもあるのとそれぐらいである。

ジャパンオータムインターナショナルなど国際競走シリーズを組んでも、

香港国際競走、ドバイワールドカップデー、ブリーダーズカップのように複数頭まとめて遠征とはいかないんですよね。

これは日本の国際競走で外国からの遠征馬が充実しない理由として言われることもある。

これは日本競馬の特殊な事情があって、それはG1レースの馬券が売れまくる、それこそケタ違いである。

このため同日に複数のG1レースを開催して売上を分散させたくないと。

香港競馬も馬券売上は多いが、香港国際競走デーにしても、国際競走よりハンデ戦の方が馬券が売れる。

このため、同日に4つのG1レースを開催してもあまり問題が無いという。

有馬記念を筆頭にチャンピオン決定戦で馬券を買って熱狂する日本の競馬ファンはそれはそれですごいということで。

中国・上海で再演する意味

昨日は夜な夜な映画館にお出かけ。

というのも、バンドリのMyGO!!!!!・Ave Mujica合同ライブ「わかれ道の、その先へ」が、

再演という形で中国・上海で行われることになり、

これだけでも驚くべきことだが、なんと逆輸入でライブビューイングをやるという。


バンドリの中国大陸での人気を語るのにMyGO!!!!!・Ave Mujicaは外せない。

ちょうどインターネット配信で話題になったらしいんですけどね。

バンドリが海外公演に本格的に乗り出したのは2024年のことである。

ちょうどMyGOのアニメの後だから影響は相当大きかったのだろう。

まずは2024年3月、RAISE A SUILENのASIA TOURという名目で、

台湾・新北市のZepp New Taipei、そして中国・上海で2000人程度の会場を使っている。

滑り出しとしてはそんなもんである。


ただ、ここからがすごくて、Roseliaが日本で6都市回った「Rosenchor」の追加公演という名目で、

2024年8月に上海の静安体育中心へ。ってアリーナですか。

MyGOが6th LIVEの追加公演ということで同9月に上海の国家会展中心へ。

これは展示場、まぁたくさん人が入るのは確かだが。

2025年となりRoseliaは「Stille Nacht, Rosen Nacht」の追加公演という名目で、

2月に上海東方体育中心、水泳場でもあるがアリーナですね。

同会場では8月、Poppin’Party Global LIVE 2025「Shiny High-Five!!」が行われた。

中国で1公演やるだけでGlobalとはこれいかにという感もあるが。

そして今回、MyGO・Ave Mujicaで今年4月にKアリーナ横浜で行われた

「わかれ道の、その先へ」の再演ということで中国・上海のMercedes-Benz Arenaで行われたと。


ところでここまで見てもわかるが、追加公演という形態が多いんですね。

なぜかわからないところもあるが、中国大陸での公演は告知が直前になることが多い。

おそらく準備にあまり時間をかけれないので、既存の公演のコンセプトを活用しているとみられる。

Poppin’Partyはそうではなかったが、引き出しの多いバンドでありなんとでもという感じかね。

Roseliaは今年11月の大阪・舞洲を皮切りに、来年2月の東京までアジアツアーを行うが、

この中で上海公演は予定されているが、1月であることしか情報がない。


ただ、「わかれ道の、その先へ」を再演という形を取ったのは、

それだけではなく渾身の作という思いも相当にあるためと思われる。

これはLIVE FILMという形で映像化をしたことにも現れている。

アニメのストーリーをかなり意識して作ったものという背景もある。

ぜひとも中国のファンにも直に見て欲しいという思いがあるのだろう。


そして日本のファンにも見て欲しいのである。

というわけでライブビューイングだったのだが、驚いたのは客入りですよね。

Mercedes-Benz ArenaといえばBilibili Macro Linkの会場としてもたびたび使われているが、

そこをびっしり埋める観客がいて、当然大半は中国人である。

しかもセンターステージで全周に観客が入ってるんですよね。すごいですよね。

スクリーンに投影されるものは字幕はあるが、大概はそういうのもなく、

日本語のセリフとかそりゃまぁなんぼも見たわという話ではあるんでしょうけど。


よくやるなぁとは思うけど、ファンにとっては千載一遇の機会である。

そりゃ日本に観劇に行く人もいますけど。河口湖でも相当中国発の観客はいましたけど。

バンドリが中国大陸でこれほどまでの人気を集めていることには驚くばかり。

MyGO・Ave Mujicaが牽引したことは確かですが、

RoseliaやPoppin’Partyなどにも興味が向いていることも見て取れる。


さて、日本でのライブビューイングだが、時差のこともあり遅い時間に行われる。

さらに上映館の確保も直前で難しかったのか1日目と2日目でけっこう違う。

1日目は遠いなぁと思いながらバイクで走っていった。

もうひたすらカーナビアプリ頼みですよ。暗いのもあってどこ走ってるかわからん。

明日の上映館はまだ近いが、それもバイクで行ったことはないな。

こちらは電車でもよいのだが、いろいろ煩わしいのでバイクにするかなと。

映画館というのもあるので、ゆったり観劇するのによいが、

あまりここまでズームしてMyGO・Ave Mujicaのパフォーマンス見てこなかったので新鮮でしたね。