ライブハウスにオールスタンディングでパンパンに人を詰めたときの人の密度ってなんぼほどよ、
ということで調べていたのだが、消防法で立ち席の定員は面積を0.2m2で割って決めるらしいから、
1m2あたり5人ってことになるようだ。確かにそんなもんなのかなぁ。
人がぎゅうぎゅう詰めで立っているといえば通勤電車が思い浮かぶ。
通勤電車の定員は1m2あたり3.3人で計算すると聞いたけど、実際には必ずしもそうでもないらしい。
座席とつり革が何人分あるかって話なんでしょうかね。これも実は明確ではないのだけど。
ただ、仮に通勤電車の定員100%の密度は3.3人/m2とすれば、
満員のライブハウスは通勤電車の乗車率150%相当ということになる。
それってどういうことよって調べたら「肩が触れ合う程度で、新聞が楽に読める」という程度の混雑率らしい。
つり革につかまれないかも知れない状況で新聞読めるかなぁ。
けっこうきつい混雑ではあるが、定常的に身体がぶつかり合うほどではないというのが正しい理解だろうか。
確かにそれならライブハウスの混雑もそんなもんかもしれない。
とはいえ、あまり納得がいかなかったので、0.2m2ってどれぐらいの広がりがあるのか計算してみた。
すると半径25cmの円の面積がこのぐらいになるようだ。
直径50cm、人の肩幅が45cmほどだから近しいものがあるということか。
5人/m2というのは割と常識的な収容人数の計算式のようである。
もちろん快適とは言いがたいのは言うまでもないけど、そういう世界では許容できる数字って話か。
ちなみに各所で公表される通勤電車の混雑率というのは、もっとも混雑する時間帯の1時間平均の数字なので、
列車や車両による偏りというのはあって、実際に体感する混雑率とは必ずしも一致しないそうだ。
路線の混雑率で150%とか公表されていて、乗車率150%、肩が触れ合う程度を期待したとしても、もっとひどい目にあう可能性は十分あるということである。
実際、僕が高専までの通学に乗っていた電車は、局所的に混雑する列車だった。
前後の列車ならつり革にはつかまれる程度の混雑だが、この列車だけは人と人の間に挟まれることで体勢を保ってたような状況だった。
東京都市圏では乗車率200%とか公表されている路線もあるけど、200%では済まないということで、大変な苦痛であろうと思う。