来年頭に今住んでいる社宅が退去期限を迎える。
転居先を探すのもそうなのだが、これにかこつけて持株会の株式を引き出す構想がある。
持株会の株式引出にあたってはそれなりの理由を申告しなければならない。
そこで「住宅資金」とか言う口実になるんじゃないかって。
借家への転居だろうけど、疎明書類とかが必要なわけでもないだろうし。
この持株会からの株式引出にあたっては、持株会の管理を行っている証券会社の口座を個人で開設する必要がある。
口座開設手続きには時間がかかりそうだなと思ったので早めに動くことにした。
持株会の案内に従って証券会社のWebサイトから申し込むのだが、
必要事項を入力して、本人確認書類の画像をアップロードすれば、
その2日後には口座開設完了の書類が簡易書留で届き、
マイナンバーの申告は専用のAndroidアプリでアップロードして……
これで口座開設の手続きが完了したらしい。まさかこんなに速いとは。
ところで僕がはじめて証券口座を開設したのはSBI証券である。
SBI証券に口座開設したのは20歳になってまもなく、もう12年近く前のことである。
当時はWebから申し込むと、大半印字された申込書が送られてきて、
届出印の押印などやって、本人確認書類のコピーと一緒に送ったはず。
現在はWebで本人確認書類の提出をして、初期設定情報をE-mailで受け取ることもできるようだ。
これでこそインターネット証券会社と思いますが、やってることは実店舗中心と思わしき証券会社とそんなに変わらない。
それで今回の口座開設時に1つ戸惑ったことがあって、それが口座店の選択である。
SBI証券もGMOクリック証券もどちらも口座店を選ぶ必要はない。
インターネットで申し込めばどちらも「本店」以外の選択肢がないからである。
ここはインターネットから申し込む場合もいずれかの実店舗を選ぶ必要があると。
確か、あそこに店舗があったはずと店舗一覧を調べると、
支店と営業所というのがあって、営業所は口座店にはならず、親店(支店)の取扱になりそう。
その観点で、うちの近所ならこの店舗で、そしたらこの支店というところを選んだ。
実店舗に行く気はまったくないんだけど。
店舗に出向かないのに特定の営業店を選ばされるといえば、
みずほ銀行 と ろうきん の口座開設をメールオーダーで行ったのがそうだった。
けど、あれは会社指定・労働組合指定の店舗だから考える余地はないんだよな。
そういうのを除けば初めての経験のような気がするな。
特にこだわりはないので勝手に選んでくれてもよいのだが。
てっきり一部の銀行のようにインターネット専門支店に割りあてられると思ったのだが。
持株会の説明によれば、引き出した株式を他証券会社に移管するのに手数料はかからないらしいから、
それだったらGMOクリック証券に移管して、そこで売却しようと思うのだが。
だから今回開設した口座というのは一旦受け取って移管するだけの予定。
具体的に動き出すのはもうちょっと先になりそうだが、めんどくさそうだなと思いますね。
今回、持株会の引出を考えたのは、自社株の売却手続きが面倒だから、適当なタイミングでやっておきたいというのもあるが、
持株会で積み立てられた株式の配当金は自動的に再投資されるのが、
持株会から離れると(買換の有無によらず)配当金が現金で入ってくるのもある。
あれこれと株式を買い込んできた結果、配当金だけでもけっこうな金額である。
どうしても社宅から転居すると家賃負担が増えることは避けがたい。
そこを多少補填できるのではないかということである。
そんなカツカツの生活をしてるわけでもないが、余裕の確保という点では一定の意味があるのではないかなと。