去年もおととしも大晦日には1年の振り返りを書いているし、今年もそうしよう。
しかし1年間というのは長いもので、1月に何を考えていたかとか覚えてないものである。
それならBlogの記事を読み返せば思い出せそうである。
1月は卒業論文を書いていた。できあがった卒業論文は付録でふくれあがりとんでもないページ数になったもの。
2月になればもう高専本科の生活もおしまい。この頃になって卒業アルバム作り始めたのだが、そのアルバムの作成を一手に引き受けてやってた。
3月となって、電気学会の高専卒業研究発表会で初めての学外発表をして、もう卒業だなと思ってたころ、
3月11日、部屋で作業をしていたら部屋が少し揺れた気がした。これが東北の地震だと知って え?と思ったもの。(参考 : 遠い遠いところで津波が起きた)
関西では直接地震の影響を受けることはなく、その1週間後、予定通り卒業式が行われましたが、
被害を受けた地域では卒業式なんてやってられん、ということでうやむやになってしまったところも多かったよう。
そりゃそうですわな。沿岸部は津波による被害が激しかったわけですから。揺れによる被害も多かったけどやはりね。
それから9ヶ月ほどたった今となっては、沿岸部を除いてはもとに戻りつつあるような気がする。
ただ、沿岸部の立て直しは長い戦いになりそう。つぶれたことを機によい都市を造ってほしいと思うけど、時間をかけすぎるのも難しく悩みどころ。
あとまぁ、やっと落ち着いてきましたけど、被災した福島第一原子力発電所もこれからどうするか、大変なところである。
まぁこの事故のあとのことについてはいろいろ思うところがあるのだけど、初めての事態にどう立ち向かうか、というのは今後の重要な見地となるだろう。
話は戻って4月、上海への旅行で始まった4月だが、このとき高専専攻科に入学。高専生活は続く。
5月、ゴールデンウィークはノーマイカーフリーチケットが使える、ということで大阪へ行ってきた。
この後、10月から共通一日乗車券・ノーマイカーフリーチケットはエンジョイエコカードとなったが、その後2回、
あわせて3回、大阪市内を600円でぐるぐる回っている。これに味をしめたのか、今年はいろいろおでかけしてる。
6月となり、数学のTAのお仕事を始める。高専では他にも教える仕事をしているが、簡単にうまくいくもんではないな。
ただ、教えたことを吸収してちゃんと問題を解けるようになった学生も見てるわけで、結果には結びついてるのかなと。
7月、暑くなりつつある頃だが、電力不足と言うことで鉄道などの冷房は弱められたりしてた。けどこんなもんで十分ですけど。
夏休みになって、スルッとKANSAI 3dayチケットを買い、神戸・比叡山・高野山へそれぞれおでかけ。
神戸はともかく、比叡山も高野山も普通に行くとえらくお金がかかるところなので、うまいこと使えたかなと。
8月にになるころ、実験に使うFPGAボードが届き、夏休みとはいえ研究室で作業をしていた。
なんとかインターンシップ始まるまでに結果が出て、このことについて学会発表するということで大変忙しかった。
インターンシップは暇をもてあますこともあったものの、技術者の職場を知るいい機会となったと思う。
それが一番の成果かな? まぁ2週間とやたら長かったけど、それを生かすプログラムもないという感じだったのが残念だけど。
インターンシップから帰ってきたら9月、研究発表の準備で前半は忙しかったが、後半はテストがほとんどないということでわりに暇だった。
あと9月というと、9月3日に台風12号がやってきた。これほど大きな台風が襲ったのはずいぶん久しぶりな気がする。
うちの地域ではさほど影響はなかったものの、紀伊半島の南部では大きな被害が出た。
特に十津川村は明治の大水害以来というほどの被害だった。しかし寸断された道路・鉄道ももうとりあえずの復旧を遂げることができた。
長期不通となるのではと言われていた紀勢本線も、12月には復旧させることができた。
こうして見てみると、立ち直り早い気がするけど、地域で力を合わせた結果だろうと思う。明治の十津川大水害とは時代が変わったということだろう。
10月、1日に大阪へ小旅行に出かけているが、その翌週はつくば市へつくば理学カンファレンスのためおでかけ。(参考 : 技術者、理学に触れる)
今年は関西から離れて遠くにいったのは家族ででかけた上海とこのつくば行きの2回だな。
そして29日・30日は学会発表のため姫路へ。こんなネタで大丈夫かと思ってたけどそれなりにおもしろいものだと思ってもらえたようです。
などなど、10月は毎週のように出かけていた。
11月、3日にまたしても小旅行、京都に関西文化の日に合わせておでかけ。京めぐりを使ってバス・地下鉄でぐるぐる回ってた。
そして12日には奈良国立博物館で正倉院展へ、初めて見たけどあれはすばらしかった。
12月となって法隆寺へ、そして24日に忘年会などのためまたも大阪へ。
10月から12月は本当にたくさん出かけた。
去年は遠くへ出かける旅行が多かったが、今年を振り返ってみると近くの旅行が多かったように思う。(参考 : おおみそかに2010年を振り返る)
近くにあってもこれまであまりいけなかったところを回れたのはよかったと思う。
まぁ心残りなのは姫路城が工事中だったことですかね。実は3dayチケットでの旅行のとき、本当は神戸じゃなくて姫路に行くつもりだったのよね。
その後、学会発表のため姫路を訪れていて、姫路はいいところだなと思ったんだけど、やっぱり姫路城の姿が見えなかったことは残念かな。
また今度、ぜひきれいになった姫路城を訪れたいですね。
今年は本当にいろいろあった年だと思う。
災害、経済や政治の混乱、ただそんな中でも世界は回っている。世界は意外に強いものである。
僕はこれらの影響を直接受けたわけでもない。こんなけいろいろあればなんかひっかかってもよさそうだが、そうでもなかった。
むしろ専攻科生となって変わったことの方が大きい。同じ場所で学んでいるけど、そこでの生活はずいぶんな変化があった。
専攻科の学生は高専生には違いないのになにかひと味違う気がする。よいところです。
来年は研究も進めなならんし、進路を決めないといかんし、学士の学位を取らなあかん、やることはたくさんある。
今年は割にゆとりが多かったので旅行にもたくさん出かけたが、来年はどうだろう?
ともかく来年も充実した1年としたいと思う。
みなさま、よいお年を!