今日も今日とて競馬観戦。
今のところ5月末のダービーデーまで無観客というのは決まってるんだけど、その先はどうなるんだろうね。
中央競馬だと8~9割程度の売上が安定して上がっているので、無理して観客を入れる必要はないというのはある。
6月いっぱい、宝塚記念デーぐらいまでは引っ張るかもね。1ヶ月調子をみながら再開に向けた準備をすると。
それより気がかりなのは6/13~9/6の北海道(函館・札幌)開催に向けて競馬関係者の北海道遠征を決行できるかなのかも。
今日から新潟での開催が始まったのだが、新潟競馬場はいくつかユニークなところがある。
やっぱりすぐに目が付くのが直線の芝1000mコースですよね。
日本の競馬では(ばんえい競馬を別として)唯一の直線コースである。
ゴール地点が共通ということもあって、ぐっと飛び出したところがスタート地点になっている。
早速、今日の10レース(はやぶさ賞)で使われていたけど、この直線コースというのはいろいろ独特だった。
周回コースの場合、コースの内側を走るのが最短距離でよい。しかし、コースの内側の芝は痛みやすい。
直線コースの場合、特に内側に寄る意味もないのでまっすぐ走ればよさそうだが、実際には外側に寄って走りがちだという。
客席はコースの外側なので、外側に寄ってくれる直線コースのレースは、客席からも臨場感たっぷり。(無観客だけど)
あと、カメラワークも他のコースと違って柵沿いを動くカメラで撮影しているので、最初から最後まで臨場感たっぷりである。
カメラがどこにいるかわかりにくくなるからか、現在位置を示すバーが表示されていた。(今年からの新しい取り組みらしい)
グリーンチャンネル以外のテレビ放送で直線1000mのレースを見る機会はあまりないので、無料で見られるのは貴重である。
(新潟競馬場はメインレース以外は無料放送の番組で取り上げられることは少ないらしい)
もう1つの特色がこれ。
毎年やってるわけではないらしいのだけど、新潟競馬場では3月に芝焼きをしているそうである。
芝焼きってよく聞くけど、他の競馬場ではやらないのか思ったかも知れないが、できないんですよね。
気候によって競馬場の芝も違うんですよ。
日本の競馬場の芝は日本の伝統品種の野芝が主に使われているのだが、
実は野芝しか使っていないのは新潟競馬場だけなのだという。
というのも、野芝は冬になると枯れて黄色くなってしまう。根は張っているし、また暖かくなれば青く茂るのだが。
かつては、秋から冬にかけては黄色い芝の上で競馬をやっていたのだが、
ジャパンカップで遠征してきた外国の競馬関係者にどこが芝コースなんだと問われたとか。
その後、冬も青い芝の上でレースができるようにと、オーバーシードという手法が生み出された。
イタリアンライグラスというヨーロッパ原産の芝を併用することで、冬でも青い芝の上でレースができるようになった。
しかもこれは寒冷地の芝で夏を越えられないので、春になって刈り取れば野芝の生育の邪魔にもなりにくいという。
オーバーシードをしている競馬場では、競馬場ごとにスケジュールが違うけど、春~夏で芝の張り替えができる期間が確保されているそうだ。
こうして考えると、冬の新潟は雪が降るので競馬どころではない。なので冬に芝を青く保つ必要が無い。
そのためオーバーシードの必要が無いんですね。それで雪が融けて春になれば枯れた芝を焼いてしまうわけである。
焼いても根は残ってますから、そこから葉が出て、今ぐらいには青々と茂りはじめてくると。
JRAの説明によれば、昨日時点の新潟競馬場の芝はこの通りである。
3月中旬から4月下旬までコース全面のシート養生を実施し、肥料散布等の生育管理に努めました。この時期は生育途上であるため、部分的に不揃いな箇所が見られますが、芝の生育は概ね良好です。
他に北海道の函館競馬場・札幌競馬場、あと地方競馬では唯一の芝コースを持つ盛岡競馬場は、
野芝は育ちにくいので、ここはヨーロッパの競馬場で使っているような寒冷地用の芝だけを使っているそうだ。
かつては札幌競馬場では芝を育てることをあきらめてダートコースだけでやってたらしい。
ただ、この芝というのは根っこが弱くて、馬が走ると簡単に剥がれてしまうんですよね。
そういえばフランスの凱旋門賞をテレビで見ていたとき、芝をえぐるように走っていたのが印象的だけど、その通りなんだよね。
やわらかい芝を蹴り飛ばすように走ることになるので、体力がいるということらしい。
野芝の耐久性はなかなかのもので、品種改良も行ってさらに耐久性を向上させてきたという。
かつては、踏みしめられるごとに地面が固くなりがちで、馬の脚の負担になっているのではと心配されていたが、
2013年以降、芝生に穴をあけて回るエアレーションという作業をすることで、固くなりすぎた地面をほぐすことをやっている。
馬場のクッション性はヨーロッパの競馬場並みなので、馬の脚への負担が大きいということもないだろうと。
高速化が進む日本競馬 芝育成技術の進歩とファンの誤解 (netkeiba.com)
地面がやわらかくなったことで、芝生も元気になって、今までより良好な芝状態が長期間保てるようになった。
すると馬にとっても走りやすいですから、2013年以降にレコードタイムの更新が続いたようだ。
ちょうど今日、京都競馬場の芝1600m・内回りのコースレコードが更新されてたけど。
【特集】世界レコードと日本のレベル(芝コース編)(競馬の教室)
JRA記録更新であるとともに、世界記録更新になったものもあったそうで、それだけ強い馬が能力を発揮できたということ。
芝1600m・2200m・2400m・2500m・3000m・3200mの世界レコードは2013年以降の日本で出た記録だということ。
ただ、こうも速いとなかなかヨーロッパから遠征してきても勝ち目がないなと思われてしまうらしく、
去年のジャパンカップはとうとう外国からの遠征馬がゼロになってしまった。騎手だけは国際色豊かでしたが。
新潟競馬場が唯一オール野芝だっていうけど、JRAの本州の競馬場はこれから夏~秋に向けて野芝だけにするので。
とはいえ、今時点で一様に野芝が茂っているのは新潟競馬場が唯一ではある。見比べてみると確かに違う。
そして日本で唯一の直線コースでのレースと、なかなかおもしろいところだと思いますね。
さっきも書いたようになかなかテレビの無料放送では見られないらしいので、グリーンチャンネルの無料放送はよかったですね。