本当に正しい情報かは知らないけど、三菱自動車の工場には三菱自動車または三菱ふそう以外の車両しか原則乗り入れられないらしい。
正しいか知らないとは書いたけど、自動車メーカーの工場で他社製の車両だと扱いが悪いという話は聞いたことがあって、
従業員用駐車場も自社の車両ならば便利な場所に駐車できるけど、他社製だとやたら遠いとか。
だから、他社製の車両の原則乗り入れ不可というのはあっても不思議ではないのかなと。
実は、僕が働いている会社では、開発現場で使うある機器を作っている。
正確にはグループ会社の製品なんだけど、それも含めて自社製品ということで。
それで確かにその種類の機器は自社製品が多くて、自社製品を優先して選んでいることが見て取れる。
ただ、その種類の製品でも他社製品もそれなりにあって、見渡してみるとけっこうある。
同等の性能を有する製品が自社にないから選んでいるというのもあるんだろうが、
自社製品が多いとしてもそれで埋め尽くすことはあまりないというのは実情ではないかと思う。
営業の人から教えてもらったのだが、こんな話もある。
なんと、自社製品を売るときに、自社製品と競合関係にある他社製品をセットで売るということもあるのだという。
自社製品とセットとはいえ、あえて競合製品とセットで売るというのは変な気がするが、お客さんの希望でそういうことをするらしい。
例えば、hpのPCを買うが、プリンターをhpではなくEPSONにして欲しいとか、そういうことですね。
もちろん全て自社製品を選んでくれればそれに越したことはないのだが、主な構成部分として自社製品を選んでくれるだけで十分ということだろう。
他社製品ではあるものの、実務的にはそのことが問題になることはあまりないようで、他社製品とのセット売りができることにはそういう事情もあるよう。
現実にはそんなもんでして、自社製品にこだわるのも考え物である。
自動車メーカーもそのことは知ってるはずなんだけどね。
なにしろOEMで他社製品を自社製品として売ることはよく行われているわけだから。
自社で持っていないタイプの製品を他社から仕入れて、自社のブランド名で売ると。
フルラインナップというのは大変なことだという話だ。
ましてやラインナップにあったとしても、それが本当に便利かというと、それはなかなか自信を持てないこともあるだろうし。
だから自社で使うものならともかく、従業員とか出入業者が他社製品を買おうが、それは自由であるべきだろうと思いますがね。