そういえば、先日、名古屋駅で近鉄から新幹線に乗り換えたとき、
久しぶりに近鉄・JR連絡改札を使った。
そもそも、新幹線というよりはJRハイウェイバスとの乗換目的で使うことが多いのもあるんだけど、
新幹線との乗り換えとしても、改札外を回って乗り換えることが最近は多かった。
特に新幹線到着の場合、一旦改札口に出ると割切ってしまった方が楽なことは多い。
ご存じない方のために説明すると、近鉄名古屋駅はJRと名鉄と直接乗換できる改札口を持っている。
かつては有人改札だったのだが、現在はどちらも自動化されている。
両方が紙のきっぷの場合は近鉄とJRのきっぷを同時投入、どちらもICカードの場合は1枚でタッチ、
どちらかが紙、どちらかがICカードの場合は、紙のきっぷを先に入れてICカードをタッチとなっている。
名鉄の乗り換え改札はしょぼい感じもするんだけど、JRとの乗り換え改札は利用者も多く、
JR→近鉄には近鉄特急券売り場が、JR→近鉄にはみどりの窓口・特急券券売機が設置されている。
ほとんど鶴橋駅と同じものなんだけど、あれに比べればずいぶん慎ましやかな乗換口である。
近鉄がPiTaPa、JRが紙のきっぷという時代は、ここでJRのきっぷを先に入れてPiTaPaをタッチして乗り換えていた。
JRといっても基本的に新幹線なので、ICカードで乗ることは想定していなかった。
ところが現在は新幹線はEX-ICで乗るようになったから、さて、どうするか。
新幹線改札ではEX-ICだけタッチすればよいが、在来線改札から入る場合は新幹線乗換改札への通り抜けに都市圏のICカードが必要になる。
(適当なICカードがなくて、新幹線改札を直接利用しにくい場合は、在来線改札の駅員に言えば通行証をもらえるようだが)
それで、近鉄・JR乗換改札を通り抜けた先は在来線改札内なので、通り抜けにはEX-ICとは別にJRで有効なICカードが必要になる。
近鉄・JR乗換改札で近鉄・JR両方でICカードを利用する場合の取扱は複雑な経緯がある。
2007年~2012年は、近鉄のICカードとJRのICカードを2枚重ねて通過することになっていた。
この当時、近鉄で使えたのはPiTaPa・ICOCA、JRで使えたのはTOICA・manaca・Suica・SUGOCAだったよう。
JRを利用するICカードとしてICOCAが使えないという特徴があった。(近鉄が紙のきっぷでも)
2012年以降は2枚重ねで通過することはできなくなったが、2013年までの間は近鉄・JR両方で使えるのはICOCAだけだった。
2013年以降は近鉄・JRとも使えるICカードの種類が増えたので、ICOCA以外でも1枚での通り抜けができるようになった。
僕が近鉄を使う場合はPiTaPaを使うわけだが、JRを通り抜けるのにPiTaPaが使えるかというのは謎だった。
PiTaPa自体はJR東海でも使えるのだが、僕はPiTaPaに1円もチャージしていない。
そしてJR東海はPiTaPaポストペイ利用エリアではない。すなわち0円のPiTaPaは何も払えないということである。
0円のPiTaPaでJRを通り抜けることができなければ、僕がPiTaPaとEX-ICの組み合わせで近鉄・JR乗換改札を使うのは困難ということになる。
これだが、結論から言えば、0円のPiTaPaで近鉄・JR乗換改札を越えて、新幹線乗り換え改札に到達することができる。
なぜかというと、JR東海ではICカードは0円でも有効なものとして扱われるから。
地域によって、この考えには差があり、JR東日本とPASMO加盟社では初乗り運賃以上あれば有効、
JR西日本では1円以上、PiTaPa加盟社では10円以上(PiTaPa以外)となっている。
現在はJR西日本でも近畿圏ではPiTaPaはポストペイになったから、0円のPiTaPaでもOKだ。
もっとも運賃不足のままでは改札を出られないのはどの地域でも同じで、改札を出るまでにチャージが必要になる。
でも、在来線改札を通り抜けるだけなら0円のままでOKですからね。
というわけで、近鉄がPiTaPa、新幹線がEX-ICでも近鉄・JR乗換改札が使えるわけだが、
久しぶりに使って思ったのは通路が複雑ということ。
改札外に出ると遠回りだという人もいるけど、大差ないんじゃないかなぁ。
特にJRのきっぷを持っていない場合(EX予約の引き取りが必要な場合を含む)、
乗換改札口のみどりの窓口、券売機は混雑しやすいので改札外に出た方が空いている。
特にEX予約の引き取りは改札外には専用の装置があるので、その点でもよい。
JR東海が残高0円のICカードでも有効としているメリットがこんなところにあるとは。
まさか近鉄名古屋駅のことを想定していたのかどうかは知らないけど、僕にはありがたかった。