ZOZOTOWNのツケ払いが話題になってたから、
調べてみたんだが、仕組み的には確かに問題ないし、そんなにおかしなものではないことがわかった。
インターネット通販のZOZOTOWNが通常、商品代金は先払いになるところ、それを後払いにできるサービスを始めた。
手数料324円を支払うことで、54000円までの支払を2ヶ月間繰り延べることができる。
手数料を払ってまで後払いにするなんて、と思ったんだけど、
実のところ、クレジットカード払い以外は324円の手数料がかかるので、クレジットカードが使えない場合は他の支払方法と同等と言える。
実際、クレジットカードを持っていない若い人が使うことが多いようだ。
これって個別クレジットじゃないの? と思った人もいるかもしれない。
割賦販売法では、以下の類型の販売方法を規制している。
- 商品代金を2ヶ月以上にわたり、3回以上に分割して支払いする販売方法 (割賦販売)
- 限度額を決めてクレジットカードを渡して、立替払いで商品を買い、その代金を2ヶ月以上にわたって支払う方式 (包括信用あっせん販売)
- 商品購入ごとにクレジット会社に立替払いをしてもらい、2ヶ月以上にわたって支払を行う方法 (個別信用あっせん販売)
1はクレジット会社が関与せずに「5000円の3回払い」とか言ってるやつ。
3は個別クレジットということで、高い買い物をするときに、クレジット会社に申し込んで、分割払いとかボーナス一括払いにしてもらうもの。
ZOZOTOWNのツケ払いはGMOペイメントサービスが立替払いをするものだから、個別クレジットではあるのだが、
しかし2ヶ月以内に支払が完結するので、割賦販売法の規制は受けない。
割賦販売法では、支払見込額を調査して、月々の支払やクレジットカードの限度額を支払見込額相応のものにするようにということを要求している。
それが必須ではないということを表している。必須ではないだけでやってもいいのだが。
それで、ツケ払いの話に戻ると、個別クレジットだが、割賦支払法の規制は受けないという話で、
ツケ払いを認めるかどうかは、クレジット業者の裁量だけの問題である。
で、実際のところはツケ払いはほぼ無条件に認めているようで、未成年者の購入時も認めているようである。
とはいえ、十分な支払能力もないのに、ツケ払いで購入してしまい、滞納する人が続出している、ということがニュースになっていたのだ。
けど、昔からやってるカタログ通販なんかだと、もともと後払いの通販ってけっこうあるのよね。
例えば、ベルメゾンとか。昔から母がよく買い物してたんだけど。
商品と一緒に郵便振替用紙が入ってるから、それを郵便局かコンビニに持っていって払うようになっていた。
支払期限は商品到着から14日以内ということで、大して繰り延べはできないが、ちゃんと支払ってくれることを期待して発送することは同じだ。
ベルメゾンの説明を見る限りは、無条件に後払いができそう。
今はクレジットカードでいろいろ買ってる僕だけど、19歳まではVISAデビットで通販で買い物をすることも多かった。
デビットカードは即時引き落としだけど、注文時にカード番号などを打ち込むだけで決済が完了するから手軽だった。
でも、クレジットカードも国際ブランドのデビットカードもないとなると、これは本当にめんどくさい。
コンビニ店頭での支払か、代金引換か、いずれにしても手間もお金(決済手数料)もかかってしまう。
それに対して後払いという選択肢があれば、かなりメリットが大きいというのはごもっともな話である。
昔のカタログ通販で後払いがよく使われていたのは、手間が省けるというのが理由だったのだろうし、
ZOZOTOWNがツケ払いという支払手段を用意したのは、利便性の面からすればかなりメリットが大きいことだ。
でも、なんでZOZOTOWNのツケ払いばかりがこんなに非難されるのだろう?
それはZOZOTOWNの宣伝方法のせいじゃないのかなぁ。
というのも、CMで「2ヶ月待つなんてできない」ということで、2ヶ月の支払繰り延べを前面に押し出していたそうだ。
確かに支払期限が2ヶ月後というのはあまりに長すぎる。ベルメゾンの到着後14日というのはだいたい妥当な数字だ。
その上、ターゲットがクレジットカードを持たない若い人だったってことで、支払能力に乏しい人が多かったと。
こうなることを予想できていたのか? 予想できてなかったのか?
けど、こんな宣伝方法してたら、いかんよね。