思うところがあってデジタルサラウンドヘッドホンシステムなるものを購入した。
5.1chサラウンドとかの音声をヘッドホンで立体的に楽しめるシステムなんだと。
これを買うことにしたもっとも大きな理由は、
せっかく5.1chサラウンドで収録されたコンテンツを持ってるのに、あまり活用できていないという思いがあったから。
ただ、実情として映画館のようにいくつもスピーカーを用意してというのは難しい。
けど、ヘッドホンで立体的な音声が楽しめるシステムがあるという話は聞いていて、これなら使えるんじゃないかなと思ったと。
手軽に使える仕組みだが、なかなかよい評判を聞いていたからね。
もう1つ理由があって、それはHDMIの音声部分だけ楽しめる仕組みが欲しかったということ。
この家にはテレビが1台だけあって、この画面1つでテレビ放送も見るし、PCの画面にも使うし、Blu-rayの鑑賞にも使う。
スペースが限られる中でメリットが大きいのだが、その一方でPCとテレビ、PCとBlu-rayというのは同時に使えない。
どうせ1人なんだから、1人で同時に2つ以上見ることはないから問題はなさそうだが、目と耳を分けて使いたいというニーズはある。
PCとテレビの組み合わせについては、ニュースをラジオで流すことで対応できる。むしろ耳しか使えないならこっちの方が有利だ。
一方で、PCとBlu-rayの音声の組み合わせというのは打開策がなかった。
なにしろ、ここにあるBlu-rayプレイヤーはHDMIが映像・音声ともに唯一の出力方式だから。
音声だけ使いたくても、受け側にHDMI機器が必要というのが問題である。
音声を分離するだけなら安価な機器もあるので、それだけが理由ではないが、そういう用途もあるというのは後押しになっている。
このSONYのMDR-HW700DSというのは、音声入力にHDMIが使える。
アナログ音声入力として赤と白のRCAコネクタはよく使われているが、これでは2chしか接続できない。
なので、5.1chの音声入力として従来では光コネクタというのが活用されていた。これはデジタル方式になっている。
その昔はD端子orコンポーネント端子+光デジタル音声、後の時代になってHDMI+光デジタル信号の組み合わせで使われていた。
ところがHDMIというのは映像とともに音声も伝送でき、なおかつ映像・音声ともデジタルで伝送できる。
というわけで現在ではデジタル音声の接続方式としてHDMIが一般的になっている。
「もっとも普及したデジタル音声の接続方式」なんて話も聞いたことがあるが、音声だけのためにHDMIを使うということも世の中にはあるとか。
いずれにせよ、僕が持っているBlu-rayプレイヤーは映像も音声もHDMIでしか出ないから、ここに対応できなければ何の意味もない。
光デジタルへの変換とか、そういうことをせずとも、直接HDMIで入力できるというのは非常に重要なことだった。
そんなわけで、これいいなと思ったわけだが、値段を見てびっくりした。
なんと43000円である。たかがヘッドホンとおもったが、かなり高い。
実際のところ、ヘッドホンそのものは2chで、これに前後左右上下という感覚を与えるのは信号処理だけの工夫である。
だから、もうちょっとお手頃だと思ってたんだけど……
ホームシアターの用途で使うものだから、これでも割に合うって話はあるんだろう。
確かに5.1chサラウンドを楽しめる仕組みを他の方法で作るのは現状困難だが、できたとしてもものすごいお金がかかるから。
というわけでBlu-rayプレイヤーとテレビの間にデジタルサラウンドヘッドホンシステムを接続して、
それであとはそれぞれ電源を投入すれば……おっ、聞こえてきたぞ。
初期設定ではBlu-rayの音声は2chを選択されているけど、この時点でも表現力の高さを感じる。
ただ、この装置の能力を最大に引き出すには音声選択で5.1chサラウンドを選ぶ必要がある。
というわけでBlu-rayの音声切り替えで 5.1chを選択する。
そうやって聞いてると、後ろから音が聞こえるんだよね。
2chと5.1chのもっとも大きな違いは前後の情報が入るということなのではないかと思う。それがよく現れていると。
HDMIの音声だけを楽しむという用途にも対応できたが、
そのためにはテレビからHDMIケーブルを引っこ抜いて、テレビと切り離す必要があった。
そうすれば音声だけでもうまく動いたな。
Blu-rayプレイヤーからHDMIでデジタルサラウンドヘッドホンシステムに音声を流し込んでこのヘッドホンで聞くのが、
おそらくもっともよい音質で音を楽しむことができる仕組みだろうから、映像とは無関係に使ってもいいはずなんだよね。
かといって、わざわざこれで音楽CDを再生するかって言われると、そこは悩み所だが。