昔もらった図書カードも切れたから、
ちょっとは安く買えるだろうということで金券屋で図書カードNEXTを買ってから、本屋で本を買っている。
売値は額面の96%程度、ちょっとは安いよね。
図書カードNEXTについては以前このBlogでも紹介した。
以前の図書カードは磁気カードだったが、図書カードNEXTはQRコードが印刷された紙カードで残高はサーバーで管理される。
パンチ穴があかないかわり、残高はインターネットでIDとPINコードを打ち込むと確認出来るようになっている。
それって便利になったの? って話はあるけど、将来的に磁気カードリーダーが不要になることを期待しているのだろうと書いた。
この図書カードNEXT、QRコードが印刷されていると言うが、一見するとよくわからない。
残高確認用のURLを示すQRコードは普通に見られるのだが、これは図書カードNEXTの認証に使うものではない。
実は黒い四角形の中にQRコードが隠れていて、光の加減を工夫すると、なんかQRコードが見える。
調べてみたら特殊なインクを塗布することで、複製を防止する技術があって、それを適用したようだ。
従来のQRコード偽造・改ざん防止技術に、“複製“防止機能を備えた新QRコード技術を発表 (デンソーウェーブ)
図書カードNEXTの残高はサーバーで管理するから、
同じQRコードを持ったカードは複数あっても、片方で使うと、もう片方では使えない。
だから、発行元の都合としては複製はあまり問題ではなさそうなのだが、
利用者としては複製されてしまうと、自分のカードの残高を他の人に使われてしまう恐れがある。
そこで、QRコードの複製を難しくすることに意味があるのである。こうすれば利用者は安心して図書カードNEXTを使うことができる。
とはいえ、専用の装置を使えばそのまま読み取れるのだから、どれぐらい効果があるのかはよくわからないけど。
手間をかければできなくはないけど、そこまでするメリットは乏しいって話ですかね。
最近では鉄道の乗車券でもQRコードが使われることが出てきている。
沖縄のゆいレールと、北九州モノレールで紙のきっぷがQRコードで自動改札機対応になっている。
ICカード乗車券をメインにしてはいるが、紙のきっぷを使う人はいるので、それはQRコードにして全部非接触化するという話だ。
こんな自動改札機を使うんだって。
QR乗車券とICカード乗車券(全国相互利用可能)が併用可能な最新型自動改札システムを北九州モノレールに納入 (OMRON)
乗る時はともかく、降りるときはタッチして、きっぷを回収口に投げ込むということをやらないといけないと。
そのまま持って行ってしまっても、すでに無効化されているのが、手元にきっぷが残っても仕方ないからね。
鉄道のきっぷでもQRコードを部分的に特殊な印刷で隠すことで複製防止を図っているとのこと。(読むだけなら普通に読めるという話もあるが)
複製防止ということを考えるとQRコードに不安があるのは確かなのだが、
その抑止力になるであろう仕組みを導入しているのと、あとは妥協だな。
従来、図書カードやきっぷはデータを磁気で記録していたわけだけど、これも複製しようとおもえば複製できるわけだ。
おそらく複製を完全に防ぎきれるとすればICチップに記録するぐらいしか方法はないのだろう。
ICチップとの通信を暗号化して、正当ではないアクセスを弾くことができ、さらに対ダンパー性ということで解析も困難化できる。
ただ、ICチップを埋め込むとただの紙切れに比べるとどう考えても高く付く。
リスクはあるんだけど、有効期間とか使用方法、あとは扱う情報の価値を考慮すれば、許容範囲だという話なんだろうと思う。