新座から野火止用水を追う

ちょっと気になることがあってバイクで新座に向かって走っていったのだが、

ただ新座に行くだけでは面白くないなと思って地図を見ていたら、

玉川上水から分岐する用水路、野火止用水が新座まで伸びていることに気づいた。

そんなわけで帰り道は野火止用水を追って帰ってくることにした。


新座市は埼玉県に属するが南側と西側が東京都である。

西東京市・練馬区・新座市の境目が錯綜する一角から新座市に入ったので、

カントリーサインもなく新座市に入っていたという感じである。

実は西東京市の保谷地区、練馬区の大泉地区は明治の町村制直後には埼玉県に属していたことがある。

そんな立地もあってか「大江戸線を新座市へ」という看板が各所にあった。

東京12号線(=大江戸線)には大泉学園町・新座・清瀬方面への延伸構想がある

構想はあるが、そもそも大泉学園町までの延伸だってまだ動いてはいない。


新座市役所のあるあたりの町名を野火止と言うが、まさにここをめがけて引いた用水路が野火止用水である。

地上に見える範囲では端にあたるところに野火止公園がある。

といっても小さな公園だが。水路に対して説明の看板があるぐらい。

ここから水路を追うように走って行くが、公園になっているところはバイクで走るわけにはいかないので、そこは迂回して……

自転車は通ってもよさそうな感じだったけど。


野火止用水はもう用水路としては利用されてはいない。

汚水の流入による水質悪化、東京都の水道用水確保のための分水中止など、

用水路としての意義を失い、埋められかねない状況だったが浚渫など行い、

1984年以降、玉川上水・野火止用水・千川用水に下水処理水が導入された。

すなわち東京都の下水処理場からの水が新座まで来ているということである。


野火止用水を追って走っておもったのは、水路に沿って新座市は長く伸びているということである。

東久留米市と清瀬市に挟まれて角のように伸びている部分がそうである。

それだけ野火止用水が重要な存在だったことがうかがい知れるところである。

そんななのでまたカントリーサインもなく東京都に入っていく。

水路沿いは生活道路ということか20km/h制限なんて区間もけっこうあった。

野火止用水はまだ少し続くが八坂駅付近で多摩湖自転車歩行者道に入り、水路沿いの旅は終わりとした。


多摩湖自転車歩行者道に入るところにあった標識は歩行者専用道路+「自転車を除く」だった。

この道路では自転車歩行者専用道路の標識と混在して使われているのだが、使い分けはあるのだろうか?

(特定原付の制度導入時に普通自転車以外の自転車の扱いに差が付いている)

いずれにせよ特定原付は走行可能なので、ぐんぐんと走って行く。

車止めが邪魔だったり、歩行者と錯綜する区間があったり、少し走りにくい道である。

ただ、歩道の自転車走行区間がほとんどないのは救いかもしれない。

いや、新小金井街道のアンダーパスと被る部分は歩道走行があったので、

ここだけは歩道モードにして6km/hで歩道を走りましたけど。


今からすれば東京都から埼玉県に向けて生活用水が供給されてたのは信じられないけどね。

水は上から下にしか流れないわけだから、当時はこれしかなかったわけだし、

そもそも埼玉県も東京都のこのあたりもかつては武蔵国で一体だったし、

明治の町村制直後には東京都と埼玉県で錯綜していたところである。

今の新座市では荒川を水源とする大久保浄水場(さいたま市)から供給される水と井戸水が供給されている。

東京都にしても8割は荒川・利根川水系の水を使っている状況である。

多摩地域にしても東村山浄水場は朝霞で荒川から取水した水でまかなう割合が大きい。

それだけポンプでくみ上げているってことである。

オリンピックでダンスバトル

パリオリンピックの追加種目、ブレイキン、確か東京のときにも追加種目候補だったはず。

次のロサンゼルスでは追加種目から漏れたので、とりあえずは1回限りである。

でも、今回のパリでの結果次第では正式種目への道も開けるかもしれない。

(柔道も1964年の東京で初実施後、メキシコシティーはやらず、ミュンヘンから現在まで継続して実施されている)

日本からの注目度も高く……でもダンスで競うってどういうこと?


というのでテレビ中継を見ていたのだが、2人の選手が楽曲に合わせて即興で踊って、

それで9人の審判の投票で票数を取った方が勝ちという競技だった。

審判の微妙な判定に揺れる種目が多い中ではあまりに雑なシステムである。

でも、いろいろ話を聞いていると、けっこううまい仕組みのようだ。


というのもブレイキンでは1試合2~3ラウンド、1対1のバトルを何度も繰り返す。

その中で同じような技をやると評価が低くなってしまうのだという。

すなわちブレイキンでトップを争うということは、相当に演技の引き出しが多くなければならない。

その中で演技の完成度とか、舞台への即応性が問われるわけである。

審判の判定尺度はあまり明確ではないことは確かだが、

見応えのある演技を繰り返せるのは相当な実力がなければならないことは理解できる。

なるほど、これがダンスで競うということなのかと。


技を競う種目の代表が体操競技とフィギュアスケートかなと思う。

現在の体操競技はかなり緻密な採点方式を採用していることで知られる。

難易度の高い技を成功できるかどうかというところに左右されるところが大きく、

今回のオリンピックだと男子種目別の鉄棒では落下や着地失敗などが多く、

これはそれだけ難しい技を成功させなければメダルは難しいということである。

そんな中で技の難易度はそこそこに完成度が高かった岡選手が金メダルというのは、意外な結末だったとも言える。

【体操】鉄棒決勝で6/8人がミスの大波乱 落下&転倒でも銅メダル獲得 (日テレNEWS)

でも、基本的には難易度勝負というのが現代の体操競技である。


フィギュアスケートは体操競技に比べれば緩い採点方式とは言える。

基本的な考えは技術点(TES)と演技構成点(PCS)を1:1程度で配分するというもので、

TESは技の難易度を基礎として、GOEと呼ばれる出来映えによる加点・減点がある。

どのように技を並べて、それぞれどれぐらいの完成度を出せるかで決まる。

PCSはコンポジション、プレゼンテーション、スケーティングスキルの3つの尺度で評価する。

滑走全体としての完成度を評価する仕組みも並行してあるのが体操との違いかな?

ただ、これも結局のところ得点が読めるのはTESの部分だと言われている。

特に男子ではPCSの上限問題があり、トップ選手では体操に近い考えになっている。


審判にとってある程度客観的に評価できる尺度があることはよいことである。

ただ、演技全体としての良さを評価していく仕組みとしてはいろいろ難しさがある。

結局は曲芸対決じゃないかと、競技が成熟して行くにつれて問題になる。

そんな中でブレイキンの1対1のバトルを繰り返すという方法は、

1ラウンドごと、審判ごとの判定は非常に揺らぐものであるが、

繰り返し高評価を得るということはそれだけの技があるとは言える仕組みになっていると言えそうだ。

時の運もあるだろうし、非常に競り合う勝負は難しいとは思うんだけど

そんな中で演技をたたえ合う文化もありますからね。


そんなブレイキン、女子の初代オリンピックチャンピオンは日本のAMIだった。

ブレイキン女子 AMI 湯浅亜実が金メダル パリオリンピック (NHK)

男女ともメダル有力候補と言われていたのが日本勢である。

強みは技のバリエーションの多さである。

この辺は体操やフィギュアスケートの日本勢の強みにも通じるところなのかもね。


これも知らなかったのだが、日本におけるブレイキンの聖地というのは川崎市の溝口なんですね。

世界に知られる「ミゾノクチ」、ブレイキン踊るため国内各地から川崎に移住 (読売新聞)

元はアメリカの不良文化、改札前の広場で踊る人が出てきたのが当地に根付いたきっかけである。

それを地域で認められるスポーツに育て上げたのはすごいことだなと思う。

川崎市としても気合いが入っていてパブリックビューイングを実施していたよう。

AQUOS R9を買う

先週思い立ってスマートフォンを買い換えた。

Androidスマートフォンを使うようになってずっとSHARPで、

今回購入したのもSHARP製だが、AQUOS R9という新発売のハイエンドモデルである。

従来使っていたのはAQUOS senseシリーズ(相当するAndroid Oneを含む)で、

これは比較的安価なスタンダードモデルだが、今回は奮発して乗り換えた。


正直なところ、今まで使っていたAQUOS sense6は不満が多かった。

有機ELディスプレイ(IGZO OLED)の色ムラや短期的な焼き付きが気になったり、

屋外で長時間使ったときなど発熱が気になったり……

ただ、乗り換えるにも決め手がなかった。

SamsungのGalaxyとかも考えたのだが、なかなかピンと来なかった。


そんな中でAQUOS R9の話を知ったのだが、このあたりの不満が解消されてそうに見えた。

SIMフリータイプで108000円ほど、今までのに比べると高いけど……

でもスマートフォンとしては普通の金額ではあるんですよね。

Yahoo!ショッピングのキャンペーン合わせでPayPayボーナスが2万円ぐらい付いた。

さらに8月中に購入すれば1万円のキャッシュバックがあるので、正味7.7万円である。

発売直後で入荷時期未定という店が多かったが、納期が見える店があって、

それで購入したら今日に届いた。ちょうど休暇だったので半日かけて立ち上げ作業をしていた。


AQUOSシリーズはその時々でよい方法を選んでいるのか各種機能の配置がコロコロ変わる。

最初に手にした指紋認証対応のAQUOS sense3は画面下にホームボタン兼用の指紋認証器があったが、

AQUOS sense6では画面内蔵になり、AQUOS R6は側面の電源ボタンに組み込まれた。

今までの中では一番便利ではあるけど、同じメーカーでここまでコロコロ変わるのもねという気はする。

電池容量が大きいことぐらいしか共通的な特色はない気がする。


少なくとも今まで不満だった画面についてはかなり改善されたようだった。

従来のIGZO OLEDがひどかったという側面もありそうだけど。

熱についてもベイパーチャンバーを搭載と、発熱を分散する機能は強化されたよう。

これが実際どれぐらい効果を発揮するかですが。

どっちも今までより悪くならんだろうとは思うが、期待通りにいくか。

カメラもレンズ部分がかなり大きいだけあって綺麗ですね。

気になるのは今までより少し大きく、少し重くなったことぐらいか。


いろいろ不満はあったけど、今のAQUOS sense6は、

前に使っていたAQUOS sense3の画面が割れたときに急いで調達したもので、

期待外れな面は多々あったが、中古品とはいえ即納で、2年弱活躍してくれた。

もっと早く変えてもよかったと思っていたが、それなりに活躍してくれた。

ラクウルで買取に出すけど、果たしてどれぐらいの値段が付くか。

でも、案外値段が付きそうな気もしていて、かなりコストパフォーマンスはよかった。

AQUOS R9が期待に応える端末かはまだわからないところはあるけど、

ここまで引っ張ってくれたなら悪くない活躍だったのでは。

電報をやる意味

こんなニュースが出ていた。

電報サービス「終了させる方向で議論を」NTT社長 (NHK)

NTTとしては将来的に電報サービスを畳みたいと考えているという話。

ただし、電報は電気通信事業法に定める手続きが必要であり、今すぐにというわけではない。


ところで、電報は2022年に料金制度を大きく見直している。

従来は一般電報と慶弔電報で料金が異なったのだが一本化された。

慶弔電報は1.5倍だったのだが、こちらを選ばないと台紙が選べない仕組みになっている。

一般電報は単純に急ぎの連絡手段なのだが、近年はこの用途で電報を使う人はほとんどいなかったとみられる。

漢字電報・かな電報の区分により、5文字単位で料金が変わるという料金体系を、

漢字電報に一本化し、1ページ(300字)までを定額とすることになった。

これにより慶弔電報の典型的なケースでは安くなることが多いようだ。


急ぎの連絡手段という点では、2017年に緊急定文電報の夜間配達を廃止した。

当時は電報の当日配達締め切りは19時だったが、それ以降でも緊急定文電報で2000円の特別料金を払えば当日中、あるいは翌朝までに配達してくれた。

さらに2022年の料金改定と同時に当日配達の締め切りが14時に繰り上げられた。

急ぎの連絡手段としての有用性はかなり薄れたのが実情である。

今の電報の用途ってそれでだいたいカバーできるよねって話なんだろう。


この結果、現在は急ぎの連絡手段としてはレタックスの方が有用なようである。

レタックスは配達する郵便局までファックスで送信して、そこから速達扱いで配達する郵便サービスの1つである。

当日配達の締め切りは15:30ということで、元々は電報に対して劣っていたが、

現在はむしろこちらの方が遅くまで受け付けているわけである。

レタックスの特徴としては文字に限らず伝達可能というのがある。

値段も604円(郵便局から発送)・524円(Webから申込み)と、速達と比べて倍も高くはない。

慶弔用途で使われることも多いが、一般的な連絡用途としてもそれなりに使われているとみられ、

Web申込もWebレタックスとWeb速達の2サービスがあって、

後者もレタックスではあるが連絡用の文書に特化したサービスである。


レタックスは末端の配達体系は速達と同じですから、レタックスのためだけにやっているわけではない。

一方の電報は電報のためだけの配達体系を構築しなければならない。

昔はそれが重要だったからやっていたけど、急ぎの連絡手段としての電報の意義が薄れると割に合わない。

件数が減る中でレタックスの方がサスティナビリティが高いのは明らかだろう。


もっとも電報が急ぎの連絡手段としてもはや役目を果たしていないのは、昔からNTTも認識していたことで、

多彩な台紙を用意するなどして、特別なメッセージのニーズに応えているところである。

この部分ではレタックスは全くかなわないところはある。

ただ、こういうサービスが電気通信事業なのか? というと疑問は付くところである。

VERYCARD

現在は佐川急便の傘下になっている佐川ヒューモニーが提供するサービスで、

特定信書便の許可を受けて信書にあたるメッセージの配送を行っている。

メッセージ部分は信書かもしれないが、台紙を配送するという部分はギフト配送に近いかもしれない。


いずれにせよNTTがやる意味がほとんどなくなっていることは確かである。

どういう形で事業を畳んでいくかは考えなければいけないが、

近い将来、NTTの提供する電報サービスがなくなるのはその通りなんだろう。


ところで電報と呼ばれるサービスにはKDD→KDDIに継承された国際電報もある。

現在も制度としては存在するのだが、日本宛の国際電報ってどうなんだろ?

外国宛の電報も宛先の国で電報というものがないと、最終的には郵便になってしまう。

宛先国で封入して送ればある程度は速いだろうけど、どんなもんか。

北朝鮮には国際郵便が送れないので、国際電報が唯一の連絡手段みたいな話は見たことがあるけど、

果たして北朝鮮で電報の配達が正しく行われているのかはよくわからない。

逆に北朝鮮から電報が届いたという話はありましたが。

北朝鮮キム総書記 岸田首相宛てに見舞いの電報 能登の地震受け (NHK)

オリンピックのケイリンとPIST6

今日からオリンピックの自転車競技では「ケイリン」がスタートした。

日本で行われている競輪の先頭固定競走を参考に作られたトラックレースである。

日本の競輪そのものではないし、日本勢もなかなか苦戦しているが、

プロ選手としてオリンピックに参戦するにはメダルを目指したいものである。


日本では男子の競輪はほとんどが「先頭固定競走(オリジナル)」で行われ、

女子の競輪(ガールズケイリン)では「先頭固定競走(インターナショナル)」で行われる。

先頭固定競走(インターナショナル)の方がトラックレースのケイリンに近いとされている。

ただ、これも全く同じというわけではないようだ。


一方で千葉競輪場で行われているPIST6はトラックレースのケイリンのルールに沿っている。

PIST6は制度上は「250競走」という名前が付いている。

千葉競輪場は改築時に国際規格の250mバンクを導入し、その250mバンクを使う競輪としてルールが制定された。

「先頭固定競走(インターナショナル)」とはまた違うルールなんですね。

コースの形状に合わせたルールの違いが主なところに思えたが、

最も違うと思ったのがPIST6だけにあるこのルールである。

第6条第3項

選手は、第1周回終了時において、スプリンターレーンを並び順のとおりに走行していなければならない。

(250競走競技ガイド)

これもトラックレースのケイリンに合わせたルールみたいですね。


一般的な競輪では並び順というのは選手間の駆け引きで決まることになる。

男子の競輪では複数人でチームを組むラインという戦法が認められている。

最終的には個人で競り合うものの、途中までは並んで動くことで有利に進めようという考えである。

そういう戦法が認められるのが「先頭固定競走(オリジナル)」なんですね。

予想の上でも重要なので、発走前の脚見せ(選手紹介)で並び順を見せる慣例がある。

先頭固定競走(インターナショナル)にしても並び順が駆け引きによって決まる点は同じである。

一方でトラックレースのケイリン、あるいはPIST6では最初の1周終わった時点での並び順が抽選で決まる。

PIST6の開始当初は並び順は発走直前に発表され、車券購入時はわからない仕組みだったが、

現在は出走表に並び順が記載されるようになっている。


このルールが導入された背景が定かではないが、

並び順が決まっているのでスタート直後に牽制し合う意味は無いとは言える。

ただ、くじ運に結果が左右されるという側面もあるのでなんともかんとも。

トラックレースのケイリンに敗者復活戦が存在するのもそのためかもしれない。


ただ、PIST6にしてもオリンピックとは日程面ではけっこう異なる。

そもそも従来の競輪は1日1走で、1日目の結果で2日目の走るレースが決まり……

という感じなのだが、PIST6では1日2走が基本となっている。

前半6レースをデイ、後半6レースをナイトということで間は2時間ぐらい開いている。

デイの結果が出てナイトの出走表が出る形になってるはず。


一方のオリンピックのケイリンだが、

1日目は1回戦と敗者復活戦で最大2走となっている。1回戦で勝ち抜けば1走である。

2日目は2回戦・準決勝・決勝と最大3走、上位に残れなければそこで終わり。

1日3走もなかなかだが、準決勝~決勝は1時間も間がない。

他の競技も間に挟みながらなので見てる人が暇になることはないが、

ここまで短期決戦だとそれはそれで大変だなと思う。


PIST6について25分間隔での発走ということで間延びするという指摘もある。

これは車券発売の都合を考えるとやむを得ないレース間隔とは言える。

通常の競輪ならば複数の競輪場で同時にレースをやることで間を持たせるが、

PIST6は千葉でしかやってないですからね。

実力を出せるという点でもレース間隔もある程度空いた方がいいでしょうしね。


パリオリンピックのケイリンの映像で気になったのがペーサーの車である。

いかにもバイクという見た目の乗り物で、これで自転車を引っ張るの? と。

競輪の先頭固定競走は普通競走のとき6番車(成績が下の選手が入る)がトップ引きをしていたことに由来することもあり、

先頭固定競走の先頭員は順位は付かないが選手という位置づけである。

正式には先頭誘導選手という言い方をするみたいですね。

乗っている自転車も一般的な競輪に使われる自転車である。

なお現在のルールでは先頭員はガールズケイリンでも男子選手が行うことになっている。


一方でPIST6のルールを見てみると、ペーサーは審判の1人に位置づけられる。

「電動アシスト付き自転車又は電動バイクを使用し」と記載されている。

これはトラックレースのケイリンも同様である。

日本ではペーサーは電動アシスト自転車を使うことが多いようだ。

東京オリンピックもそうだったし、PIST6もそうである。

ただ、世界的に見るとそもそも電動バイクを使うことも多いようだ。

ルール上はそれでもOKだし、電動アシスト自転車といってもほぼ電動なんだろう。


あと最後にPIST6については現在は女子競技が行われていない。

これは女子選手が少ないってのもあるのかもね。

男子選手だとS級・A級1~2班・A級3班で分けてレースが組まれているけど、

女子選手は全員L級1班に位置づけられ、クラス分けが存在しない状況、

そんな中で別ルールのPIST6までやる余裕はないのはその通りなんだろう。

一方でトラックレースのケイリンは女子競技もあって、

というかガールズケイリンをやることになった背景がトラックレースのケイリン合わせだったので。

そのために「先頭固定競走(インターナショナル)」というルールを作ったわけですよね。


というわけでPIST6にしてもトラックレースのケイリンそのものではない部分はあるようだ。

とはいえ、PIST6には国際ルールに合わせることで外国からの参戦を期待しているところもあるはず。

なかなか日本は自転車大国とは言えないところもありますが、

プロスポーツとしての競輪は世界でも有数のものであることは確かである。

こちらにも期待はしているということで。

イトーヨーカドーにバイクで行く

最近、イトーヨーカドーに買い物に行くのにバイクを使うことが増えている。

歩いて行くことも多いのだが、一般的には自転車を使うのに適した距離である。

店の駐輪場はロックが付いていて、一定時間までは無料だが、それ以上は有料である。

料金払っている人はほとんど見ないけど、立地が立地なのでね。

そんな店なのでバイクで行って駐車できるかという問題があるのだが、

普段使っているのと別のエリアの駐輪場にはバイクの駐車エリアがあって、

そこでも一定時間までは無料で利用できるようになることがわかった。


自転車に比べると駐車枠が少ないので、空きが少ない印象ではある。

条件次第ではあるが、料金を払ってもバイクの駐車場としては安いのかも知れない。

原付一種ならともかく、原付二種が駐車できる点では貴重らしい。

駐車枠に対して折りたたみ自転車サイズのバイクというのはだいぶ持て余す。

でも自転車ではないからここに停めるのが正解でしょう。


買い物に行くので荷台にシートバッグをくくりつけて行く必要がある。

最初はなかなか安定しないなと思ったのだが、コツをつかむと買い物にも使えるバイクになってきた。

キックボード形ではなかなかこうもいかない。

屋外に駐車していて、前後にカゴを付けている自転車に比べると、

玄関から出して、階段を降ろして組み立てて、荷物もバッグを取り付けてと、

けっこう手間はかかってしまうが、走り出すと速いですので。

例え20km/hでも自転車よりは多少速いわけだし、漕がないのは楽だし。


この用途では特定原付というのは制度的にかなりありがたい。

というのも家の近くに「自転車を除く」の一方通行が複雑に存在していて、

普段買い物に行くのに使うのは往復とも一方通行を逆走する区間が存在する。

当然回避策は存在するが、幹線道路にぐるっと回り込むルートで煩雑である。

そこを考えずに走れるのは楽である。自転車サイズだから逆走で困ることはない。

ただ、まだ特定原付の制度もあまり知られてないだろうから、バイクが逆走しているように思う人もいるだろう。

道路交通法の規定でも特定原付自体は軽車両ではなく原付ではある。

ただ、多くにおいては一般原付は自動車(自動二輪)のルールに従い、

特定原付は自転車のルールに従う内容になっているので、ここが難しい。

このあたりのルールを正しく理解するのは運転免許を持っている人でも容易ではない。

11人になったLiella!

今日はまた横浜に出かけていた。

急に昨日思い立ったのだが、1日目の評判を聞いて行こうと思って。

ラブライブ!スーパースター!! Liella! ユニットライブ&ファンミーティングツアー 心・技・体!極上大冒険!!

Liellaといえば5人だった頃にバンナムフェスで見たのは印象深いが、

そこから9人→11人と増えて、11人Liellaって見てたっけ?

と思ったが、よく考えたら異次元フェスの頃にはもう11人だったわ。

その11人のLiellaになって3つのユニットが組まれて、それぞれ各地を回ってきた。

それが横浜で集結ということになっている。


というわけでKアリーナ横浜、往路は横浜駅から歩いて来たが。

基本的には顔認証で入場するのだが、直前に買った人はアプリで表示したチケットを見せて通る。

このパターンに全然言及がなくてスタッフに確認すると、どこでもいいから見せて通れるとのことだった。

Kアリーナ横浜はアリーナとスタンド3層だが、一番上のLEVEL7は閉鎖されていた。

使わない場合はフタを付けられるようになっているの初めて見た。

直前に買ってLEVEL5の18列目、後ろ5列分ぐらいは空いてる感じか。

もったいない感じもするが、それでも12000人ぐらいは入れてるはず。

これだけ入れてもステージとの距離がこれぐらいならいい会場ですよね。


タイトル見てもわかるのだが、このイベントってトークイベントでもある。

ただ、3ユニット集結することもあってミュージックパートも長く、結局25曲ぐらいやってたみたい。

その評判を見て11人Liellaを観るにはいい機会かなんて思ったと。

まずはユニットで回ってきたツアーの総まとめと各ユニットでパフォーマンス。

印象としてはCatChu!とKALEIDOSCOREがどちらもボーカル重視か、

ラブライブ!シリーズにしては珍しいハンドマイクを持って歌っていた。

一方の5yncri5e!はダンス重視ということのようである。

あと、知らなかったんだけどLiellaメンバーのソロ曲もあるんですね。


Liellaについて言えばストーリーよりもパフォーマンスが先行している印象が強く、

そもそも11人になったLiellaの話は今年10月スタートのTVアニメまで待たなければならない。

ちょうど予告映像が流れたけど、11人のLiellaまではけっこう遠そう。

他のラブライブ!シリーズのユニットと比べてもLiellaの苦しいところはここである。

ただ、11人になりユニットも組まれて、パフォーマンスが充実していることは違いない。


パンパンに詰めていないからか、横浜駅への帰りの流れも悪くなさそうだったが、

安全策ということで新高島駅から電車に乗って帰ってきた。

横浜まではそこそこあるけど、急に思い立って行くのにそんなに悪いわけではない。

オフサイドはどうすればよいか

昨日はオリンピックの男子サッカーで日本vsスペインの試合があって、

U23日本代表は準々決勝敗退と相成ったのだった。

メンバーも揃わない中でさすがにスペイン相手では大変である。

結果自体はそんなもんかという感じだが、いくつか物議を醸した審判の判定があったが、

その1つが かかとオフサイド である。


予め言っておくと、この判定自体はルールに沿ったものではある。

ただ、こんなところまでVARで発見する必要があったのかという話である。

ゴールに背を向いた状態でスペイン選手に囲まれた日本の細谷選手がゴールにキックしてネットイン、

ところが前のキックの時点でかかとがスペイン選手より前に出ていたことがVARで発見された。


相手陣内で守備側チームのゴールから2番目の選手(通常はゴールキーパー以外で最もゴールに近い選手)に対して、

身体のいかなる部分でもその選手より前にあることをオフサイドポジションという。

オフサイドポジションにいる選手がボールを蹴ったり、

ボールを蹴った時点でオフサイドポジションにいる選手がプレーに関与するとオフサイドの反則になる。

この定義には沿っていることは確かである。ただ典型例とはだいぶ異なる。

VARなしならスーパープレイという話で話は済んだのではないか。


この話とは直接関係ないのだが、オフサイドのルール変更が検討されている。

その案の1つとして言われているのがヴェンゲルルールである。

オフサイドに大幅なルール変更の可能性…”ヴェンゲル式”導入を国際サッカー評議会が検討か。どのように変わる? (Goal.com)

身体のいかなる部分でも前にあれば、というのを身体の全体が前にあれば、に変更するという案である。

従来きわどいとされていたものは全てセーフになるのはもちろんで、

イメージ図にあるように、相手よりある程度ならゴール側に出ても許容されるということで、

その分、攻撃的なサッカーになるのではと期待されているルール案らしい。


このルールが検討される背景には現代のサッカーは得点が入りにくいという事情もあるのだろう。

オフサイドで取り消されるゴールの多さを考えれば、

こういうゴールもある程度は有効なものにしたほうがいいのではないか。

従来のオフサイドの考え方を生かしながら緩和できる手段として、

少しでも出ていればというのを、完全に出ていればという方法を考えたと。

大枠で見れば相手選手よりゴール側でボールに関与してはいけないという考えは変わらないのだし。


ところでオフサイドってルールはどこから来たんでしょうね?

オフサイドというルールはフットボールでは共通的に持っている考えである。

日本で多く行われているフットボールには、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなどがある。

ラグビーではボールを運ぶ手段は基本的に手で持って走ることである。

フットボールは蹴ることから来た言葉だと思っていたが、足で走って運ぶことから来た言葉という説もある。

サッカーはこの中では手を使うことが厳しく制限されたフットボールだが、

仲間同士でボールをパスして前進するのはどちらかというと邪道で、

走りながらボールをドリブルするほうが正攻法のボールの進め方なんですね。


ラグビーではボールを前に投げたり(スローフォワード)、前に落とす(ノックオン)ことは一律禁止、

キックにしてもキック時点でその選手より後ろにいた選手しか受けられない。

サッカーではパスを回して前進すること自体は禁止されていないが、

相手選手より前に出てボールを受けることはオフサイドということで禁止しているわけだ。

ただ、あまりにこれに厳密ではあまりにチャンスを作りにくいという考えもあると。


とはいえ、これが本当に期待したような効果を得られるかは懐疑的な声もある。

後退して守備を固める戦略をとれば、攻撃の手が薄くなるからである。

ヴェンゲルルールが提案されてしばらく経っているが、

なかなか実現に向けた動きが見えないのは真に期待する効果が得られるか判断が付かないのもあるのだろう。


サッカーが得点しやすくなることの効果はかなり大きいと思われる。

得点しやすくなれば引き分けというのが減ることが期待される。

これにより引き分け狙いの戦いというのは選択されにくくなるだろうと。

トーナメントのように90分引き分けは許容できないという場合は、

延長戦で120分の試合になることがあるが、そうなれば120分の可能性も見据えて選手を温存しなければならない。

120分でも決着しなければPK戦になるが、これはもはやサッカーとは言えない。

本当に攻撃的なサッカーが実現できるとすれば、得られる効果は極めて大きいと思われる。

ただ、そうなる確信は薄いのがヴェンゲルルールの難点なのだろう。


相手選手より前に出ているとは言えないのにオフサイドとなるという問題に対しては効果的である。

今回のかかとオフサイドのようなケースについては完全に回避できると言えるだろう。

ただ、その結果としてより防御的なサッカーを選ばれては楽しくないな。

そういう考えを持つサッカーファンの気持ちも理解できる話である。

ロシア選手の穴を埋めたメダル

パリオリンピックの最初、金メダル数で目立ったのが日本・中国・韓国の東アジア勢だった。

日本のメダルが多いのは柔道(特に軽量級)が日程の最初に組まれているためで、

それに加えてスケートボード、体操が加勢したところが大きい。

この3ヶ国はオリンピックでは決まって後半のメイン種目である陸上競技ではメダル数をあまり稼げないので、

あくまでも前半に限った話だろうと思うが、不思議な並びである。


ただ、これには今大会に特有の理由があるのではないかと指摘があった。

それは今大会、ロシアとベラルーシの選手の出場が厳しく制限されていることである。

東京、冬の北京とロシア選手は国の名前ではなく、オリンピック委員会の名前で参加していた。

とはいえ、実態としてロシア選手団というのは存在して団体種目にも出場していた。

しかし、北京大会後にウクライナでの軍事作戦への制裁として、ロシアとベラルーシの選手が国際大会から追放された。

今回のオリンピックについてはロシア・ベラルーシの選手は競技団体の判断で参加は可能であるものの、

条件としては個人種目に中立選手(AIN)として参加することである。

ただし、オリンピックの出場枠を争う国際大会に参加できない競技も多く、

ロシア15人、ベラルーシ17人というかなりの小所帯になっている。


となると、従来ロシアが強かった種目では他のチームにチャンスが回ると。

ロシア選手の活躍が目立った種目を見てみると……

体操、これは日本と中国にメダルが回ったと言える。

射撃、これは中国と韓国にメダルが回ったと言える。

フェンシングも日本と韓国に回った分はあるだろう。

と、ロシア選手がいない分、有利に働いている部分があるようだ。


今後予定されている種目ではレスリング、

これは元々日本が強いですけど、ロシア選手がいなくなればなおさら?

テコンドー、韓国が苦しんだ種目だが、チャンスが回ってくるかもしれない。

アーティスティックスイミング、元々ロシアが圧倒的だが、

ロシアがいなければ中国や日本にチャンスが回ってくるか。

偶然か必然か、ロシア選手の穴を埋めるのは東アジアの3国が多いのかもしれない。


今は競泳が多く行われていて、これはオーストラリアとアメリカが強く、

日本と韓国は金メダル数としてはやや置いて行かれた感じである。

一方の中国は飛び込みで金メダル数では引き離しにかかっている。

陸上競技が進む頃にはこの様相もだいぶ変わるとは思いますけど。


もちろん種目によりメダル1個の意味は全く異なるので、メダル数を比較してもあまり意味は無いように思う。

階級別にメダルが出る柔道などの格闘技はどうしても数が多くなる。

サッカーのように大所帯のチームで長期間にわたるトーナメントを戦う種目はメダル1個の重みはとても大きい。

あとさっきのランキングは金メダル数のランキングであり、

金・銀・銅の合計で言えば最初からアメリカが引き離していた。

活躍できる種目の多さや選手層の厚さがよく現れているのではないか。


国際大会にロシア選手がいないことを特に意識したのがフィギュアスケートだよね。

特に女子はロシア選手が圧倒的な強さを誇っていたから。

その分、日本・韓国・アメリカなどの選手にチャンスが回ってくるわけだが、

これまで圧倒的な強さを誇ってきたロシア選手がいないのはどうにも物足りない。

とはいえ、ドーピング問題など問題が多かったのもロシアのフィギュアスケート界である。

ファンとしても非常に複雑な思いで国際大会を見ているのでは無いか。


そういえば、アーティスティックスイミングで思い出したのだが、

今回のオリンピックからアーティスティックスイミングのチームでは男子選手の出場が可能となる。

オリンピック種目で女子競技しかないのはアーティスティックスイミングと新体操だが、

そのうち1つが今大会から変わることになる。

ただし男子のアーティスティックスイミングがオリンピック種目になったわけではなく、

8人で行うチーム種目の中に最大2人の男子選手を含むことができるというものである。


女子枠6人・男女不問枠2人というかなり特殊な種目である。

全員女子選手でもよいという点では男女混合種目とも言えないし、

必ず女子選手を含む点では馬術のような男女不問の種目とも違う気がする。

かなり不思議な種目だが、男子選手の参加が進む中でルール変更があったことによる。

世界水泳では2015年からミックスデュエット、2023年から男子ソロが実施されるようになったが、

これらの男女混合・男子種目はオリンピックでは採用に至っていない。

一方、これと同時にチームに男子選手を最大2人まで含むことができるルールができ、

これは従来からのオリンピック種目のチームにも適用されたため、このような不思議な種目ができたという。

不思議だが、これも男子種目実施に向けた地ならしかもしれない。

なお、日本チームは男子選手を入れていないので女子選手8人での演技となる。

冬のノルディック複合は男子競技しかないけど、これは廃止説があるので、

男女両方の種目がないままオリンピックに残るのは新体操が最後になりそうだが、果たしてどうなるか。

譲り合いのサービスコール

新しいシステムで使うリアルタイムOSのテスト用プログラムを動かしていた。

タスクの切り替わっている様子をコンソールで確認出来るというもので、

よく使われているテストプログラムなのかな?

と思いながら使っていたのだが、最初は動作がよくわからず苦戦した。


ただ、いろいろ触っていてわかったのは、これから構築するシステムとは少し違うということである。

このテストプログラムはいろいろなテストができるのだが、

その中でも同じ優先度のタスクをローテーションする動作の確認がいろいろある。

例えば、定周期で同じ優先度のタスクをローテーションするといった動作である。

移植元のシステムでは同じ優先度というのは存在しないので、こういう動作はない。


同じ優先度のタスクをローテーションするというのは、

μITRON系のリアルタイムOSのrot_rdqというサービスコールである。

rotate ready queueの略でレディーキューの回転を行うとある。

タスクが起床できるようになれば優先度ごとに設けられたレディーキューに入る。

今動いているタスクより高い優先度に誰か並べば、そちらに譲るわけだけど、

同じ優先度のタスク同士だと勝手にはタスクは切り替わらない。

もちろん待ち状態になれば、同じ優先度で待っているタスクに譲られるが、

そうでない場合でもrot_rdqを実行すると、今実行しているタスクはレディーキューの最後尾に並び直しになり、

もしも同じ優先度で待っている他のタスクがあればそちらに譲られる。

他に同じ優先度で待っているタスクがなければ、同じタスクに戻ってくる。


同じ優先度で複数のタスクを実行しておいて、定周期などでrot_rdqを実行すると、

その同じ優先度で実行されているタスクの間でゆずり合いが発生する。

これだけならば低い優先度のタスクが実行されることはない。

そのタスクより高い優先度のタスクが全て待ち状態にならなければ実行されない。

あくまでも同じ優先度で複数のタスクが待っている場合のみ有効である。

こういうテストプログラムが存在するってことは、典型的な使い方の1つなんだろうな。


今後は移植元のシステムのタスク切替を模擬するようなプログラムを作りたいが、

実際のシステムはms単位よりも細かく切替が発生していくので、

こうなるとコンソールで動作確認とはいかないのでやり方は考えなければならない。

優先度の上下関係は明確に決められていて、そこがはっきりわかるようなテストにするのかなと。


今までリアルタイムOSがある上で動くものを作ることがなくて、

これをやる前にはいろいろ勉強はしてるんだけど、この仕組みは知らなかったな。