日本とアメリカのコンビニの会社

先日、こんなニュースが流れた。

セブン&アイHD カナダの企業から買収提案 (NHK)

セブン&アイがアリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたという話。

アリマンタシォン・クシュタールはアメリカ・カナダを中心にコンビニ・ガソリンスタンドを経営している。

元々は”Couche-Tard”というブランドだったのだが、2003年にCircle Kを買収している。


いろいろ調べてみると、アリマンタシォン・クシュタールとしてはアジア市場に興味があるらしく、

そこで着目したのが日本のセブン&アイだったようである。

実は昔からセブン&アイの買収は考えていたが、今回、正式な打診に至ったよう。


セブン&アイの利益のほとんどは日本のセブンイレブンとアメリカの7-Elevenによりもたらされている。

元々はイトーヨーカドーがアメリカの7-Elevenからライセンスを受ける形だったが、

1990年、アメリカの7-Elevenは倒産、そこを救済したのが日本のイトーヨーカドーとセブンイレブンである。

その後、イトーヨーカドー、セブンイレブン他はセブン&アイホールディングスを設立、

アメリカの7-Elevenは海外コンビニエンスストア事業の中核会社に位置づけられている。

為替レートにもよるとは思うのだが、2023年度の決算によれば、

連結での営業利益5342億円のうち、国内コンビニは2505億円、海外コンビニは3016億円、

しかもアメリカの7-Elevenの営業利益に限れば4139億円という記述も。


アリマンタシォン・クシュタールにとってみれば、

アメリカでの事業統合によるシナジーはありそうだし、日本をはじめとするアジアでの事業拡大にもつながる。

ただし、アメリカでの事業規模が大きくなりすぎるので独占禁止法上の問題があるのではないかとのこと。

7&iHDへの買収提案、成否にかかわらず一石を投じる可能性 (Bloomberg)

アメリカはそこら辺、なかなか厳しい国だよねと。


普段、イトーヨーカドーで買い物するものとして気になるのは日本のコンビニ以外の事業である。

ただ、昔に比べればセブン&アイのコンビニ以外の事業はかなり減ってきた。

そもそも利益という点ではコンビニ以外の事業はほぼ寄与できていない。

コンビニと密接に関係があり、事業規模も比較的大きいのは食品スーパーの部門で、

イトーヨーカドーもかつては衣食住が揃うGMSが多かったのだが、

現在はかなり数を減らし、食品スーパーに注力しつつある。

まだ直営の衣料品売場全廃までには至っていませんがね。でもその方向である。

このほか、アカチャンホンポ、ロフト、デニーズといった事業もあり、

これらはコンビニの商品拡充に寄与する部分もあるが、現在の本業とはかけ離れた事業でもある。


ただ、コンビニというのも地域性がある話ではあって、

セブン&アイを見ても、2021年にアメリカのSpeedwayを買収している。

同社はガソリンスタンド併設型コンビニを経営するチェーンである。

コンビニとはいうが、買収前は石油会社の傘下にあったので、それガソリンスタンドじゃないかって。

アメリカではこういう形態の商売が多く、アメリカの7-Elevenとしても取り込みたくて買収に至ったよう。

現在のセブン&アイ全体にとっても石油製品の小売というのはそれなりの比率を占める事業になっている。

ただ、日本の感覚で言うとこれはなかなか理解できない話だと思う。


日本のコンビニにとって食品の充実はとても重要で、

それは本格的な食品スーパーレベルのことも要求されているのである。

と、アリマンタシォン・クシュタールが理解して事業に取り組むかというのが、

今回の買収にGOサインを出すか否かの1つの分かれ目ではないかなとも思う。

これを達成する手段がセブン&アイ単独でスーパーを継続することとは限らないとは思いますけど。


少し前までのイメージだとセブン&アイというと総合小売業のイメージだったが、

そごう・西武 の売却やイトーヨーカドーの事業縮小など、

名実共にコンビニの会社という色合いを強めているというのがここ最近の流れである。

今の日本だとイオンが業界ガリバーとして君臨しているけど、

それに並ぶグループというのはもはや存在しないのが実情なのかなと。

セブン&アイをコンビニの会社と考えれば今回の提案は理解できる部分が多いし、

条件が不明なのでなんとも言えないが、GOサインも出せるのかもしれない。

自転車専用通行帯と路肩

先日「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」のことを書いた。

自転車は公園を走らされる?

自動車の速度が50km/h超の道路には自転車道を、

自動車の通行量が多いか、自動車の速度40km/h超50km/h以下の道路では自転車専用通行帯を整備するという話。

最近は自転車専用通行帯の整備された道路も増えているが、自転車道はなかなかない。

どれぐらい整備の難易度が違うのだろうか?


通常、車道の端には路肩と呼ばれる部分がある。

路肩は「道路の主要構造部を保護し、又は車道の効用を保つ」という目的があり、

特に歩道がない道路にとっては車道の端が崩れないように保護する役割があり、

また、雨を排水するための街渠が設けられていることが多い。

道路交通法では歩道がない道路の路肩は路側帯に位置づけられ、歩行者の通行に使われる。

一方で歩道がない道路においては、路肩に引かれる線を車道外側線といい、

通常は走行が想定されていないが、車道の一部であり、走行・駐停車は許容される。


歩道がある道路の路肩は車道の一部なので、余裕がある場合は自転車が走行することは昔からあったが、

これを自転車専用の車道として定義したのが自転車専用通行帯である。

自転車専用通行帯は原則1.5m以上だが、1.0mまで幅を狭めることが認められている。

1.0mというのは自転車が走行するときに必要な最低限の幅で、

きっかりでは余裕がないが左の路肩まで含めれば正味1.5mぐらい取れるということだろうと思う。

街渠などが設けられる路肩は車線幅に加えることはできないが、路肩にはみ出ても歩道と隔てる柵にぶつかったりすることはない。


一方の自転車道なのだが、こちらは車道・歩道と構造物で区切る必要があり、

なおかつ車線幅で原則2.0m以上、一方通行の場合は1.5mまで縮小できる。

対面通行の自転車道を片側だけに設けるという方法も考えられるのだが、

車道(自転車専用通行帯含む)は左側通行であることを考えると、

対面通行の自転車道はかなり長い区間で連続していないと使い物にならない。

両側に自転車道を作るならば、一方通行の自転車道の方がよいのでは、

とガイドラインには書かれているが、かなり新しい考え方である。

自転車専用通行帯は原則1.5m以上、最低1.0m(+路肩)だが、

自転車道(一方通行)は最低1.5mでブロックや柵などの構造物も必要、

というわけで自転車道を作るには正味1mぐらい余分に幅が必要とみられる。


ところで自転車専用通行帯でしばしば問題になるのが逆走である。

自転車専用通行帯が整備された道路では歩道の自転車通行を認めないのが通常である。

車道(自転車専用通行帯)を安全に通行できるのだから歩道通行を認める理由がないと。

歩道通行が認められている場合、左右どちらでも自転車の通行は認められるが、

自転車専用通行帯は左側通行のみという点にギャップがある。

この差異を知ってか知らずか逆走する自転車がちらほらいるという実情がある。


歩道を自転車通行可にするには原則3.0m以上の幅が必要である。

車いすがすれ違える幅が2.0m、自転車が通行できる幅が1.0mと。

自転車通行指定部分は幅1.5m以上、それ以外の歩道が2.0m以上残せることが前提である。

ゆえに自転車通行指定部分を区切ろうとすると4m幅ぐらいは必要とのことである。

自転車が走らない歩道ならば最低2.0mあれば足りるので、

歩道を縮小して自転車専用通行帯を整備する考えもあるのだが、

左側通行を徹底できなければ、自転車専用通行帯を逆走したり、

狭くなった歩道を走る自転車が出てきたりという懸念があり難しいようだ。


一方通行の自転車道も同じような問題があり、まだ制度的に新しいこともあるが導入場所は限られる。

ただ、対面通行の自転車道は交差点付近は歩道通行になることが多い実情があり、

自転車道または車道(自転車専用通行帯含む)の走行が原則として考えると、かなり運用しにくい。

改築などの機会に対面通行の自転車道または歩道の自転車通行指定部分を、

一方通行の自転車道の運用に切り替えることはありそうだが、ルールに反する逆走問題はついて回る。


そんなわけで自転車走行空間の確保方法を比較してみると、

  • 自転車専用通行帯 : 車道に最低1.0m幅
  • 自転車道(一方通行) : 最低1.5m幅+構造物
  • 歩道の自転車通行指定部分 : 歩道に最低1.5m幅

というわけで自転車専用通行帯が圧倒的に有利である。

それでも路肩部分の余裕があるので、そこまで窮屈ではないんじゃないかなぁ。

整備のしやすさもあって普及するのはなるほどという感じはあるが、問題は逆走か……

nanaco番号とリサイクルポイント

買い物に出かけたら大雨に降られて、少し落ち着くまで店で待ったが、

それでもびしょ濡れ、すぐにシャワー浴びたが。

傘を持って買い物に行かないからこうなる。傘持ってもダメだった気はするけど。


イトーヨーカドーにはペットボトルを回収する機械があって、

そこにnanacoをタッチするとリサイクルポイントが蓄積される。

1本2RPで、500RPで50nanacoポイント(=50円)と交換できる。

ペットボトル1本持って行くと0.2円ってことですね。

この機械はペットボトルを粉砕して減容できる機能を持っているのと、

ラベルを剥がす・キャップを外す・洗うといったリサイクル前の処理が行われていることのチェックを行っていて、

リサイクル品質の向上や店の負担軽減といったメリットもあるとみられる。


リサイクルポイントはnanaco番号に紐付いて蓄積されているようで、

スマートフォンのnanacoを移行すると、nanaco番号が変わってしまう。

となると、リサイクルポイントが消失してしまうのである。

こういう問題はnanacoモバイルに限らず、nanaco内蔵のセブンカードプラスでも起こるようで、

そのような場合はコールセンターに連絡して欲しいと書かれていて、

しかも年中無休24時間対応と書かれている。


それで電話してみるとしばらく待たされたがオペレータにつながった。

新旧のnanaco番号を伝えると引継ぎ作業をしてくれた。

新しいnanacoでリサイクルポイントの蓄積が行われていることが前提である。

特に前後のnanaco番号の関係性は確認していないように見えた。

すなわちカード更新とか端末移行とかそういう背景は確認していないと。


ただ、思ったのだけど、リサイクルポイントは500RP貯めてやっと50円相当。

そんな中でフリーダイヤルにオペレータの対応にとお金をかけるのもアホらしいのでは? という気はする。

電話かける方にとっても言える話である。

リサイクルポイントが単純に失われるのは惜しいけど……ぐらいのモチベーションですかね。

よみうりランドは何の会社?

昨日、ジャイアンツタウンの話を書いたが、そもそも気になる話があって、

それが よみうりランド という会社のことである。

同社は読売新聞グループだが、なぜ新聞社が遊園地を経営しているのだろう?


今にしてみれば、読売ジャイアンツ と 東京ヴェルディ(1998年まで読売新聞が経営に参画)の練習場が隣接し、

プロスポーツとの関係でここに遊園地を作ったようにも見えるのだが、

むしろこれらの施設が出来たのは遊園地ができた後のことである。

練習場が必要となったところで、グループ内の遊園地の土地が利用できたというのが実情である。


よみうりランドという会社は当初は 川崎競馬倶楽部 という社名だった。

その名前の通り、川崎競馬場を所有する会社として設立されている。

日本では競馬などの公営競技は JRA か 地方公共団体 しか開催できない。

ただ、これらの施設を所有するという形で民間企業が関わっていることは多い。

川崎競馬場と船橋競馬場、古くは船橋オートレース場も所有していた。

川崎競馬場のゴール前の目立つところに「株式会社よみうりランド」と書かれた看板があるのは、

遊園地の宣伝というわけではなく、施設所有者としてのアピールということである。


より謎が増した感じもあるのだが、よみうりランド が読売新聞グループにある理由はゴルフ場のようである。

同社の沿革を見てみると、3つの公営競技施設を1950年にオープンさせ、

川崎だけでも競馬だけでもないと 関東レース倶楽部という社名になっていた。

そして、その次に出てくるのは1961年の「東京よみうりパブリックコース(現:よみうりゴルフ倶楽部)オープン」という内容である。

よみうりゴルフ倶楽部のWebサイトを見るとこんな歴史が書かれている。

読売グループが、カナダカップを日本で初めて開催した1957年10月のこと。そのとき故正力会長は「国際競技のできるゴルフ場をわれわれの手でつくろう」と、ゴルフ場造りをめざすことになった。関東は多摩丘陵に、関西は兵庫県西宮市の丘陵地帯に、東西を代表する設計家、関東が井上誠一、関西が上田治という顔ぶれで建設が始まった。

隣接する地に同じ井上設計で造られることになる東京よみうりカントリークラブに先立つこと3年、1961年に読売パブリックコースとして開場した。のちに9ホールが遊園地「よみうりランド」になったために浅見緑蔵プロ設計の9ホールを加え、さらに1978年、名前もよみうりゴルフ倶楽部と改め、法人会員制コースとして再出発し現在にいたる。

よみうりランドは元々ゴルフ場だったんですね。

新聞社としてゴルフ大会を開催する中でゴルフ場が必要ということで、

関東圏については 関東レース倶楽部 がゴルフ場建設を担うこととなったと。

競馬場の会社がゴルフ場建設に関わったのは、競馬場の移転も視野に入れてたかららしい。


よみうりランド は千葉よみうりカントリークラブ(市原市)・静岡よみうりカントリークラブ(掛川市)も経営しており、

ゴルフ場の会社という側面がかなり強いようである。

競馬場の貸付により安定的な収入があり、ゴルフ場の経営という社会的な役目があり、

それに付帯して遊園地などのレジャー施設の経営であったり、

読売ジャイアンツ・東京ヴェルディへの練習場の貸出もやっていると。

こういう会社のようである。


なお、よみうりランドは元々は上場会社だったのだが、2021年に読売新聞グループ本社による公開買付により非公開化されている。

ジャイアンツタウンなどの投資を効率的に行うために完全子会社化に至ったようである。

折しもこの頃に読売新聞は三井不動産とともに東京ドームの経営に参画している。

当初はゴルフ場のための会社という側面が強かったが、

現在は読売ジャイアンツの練習場・2軍本拠地のための会社という色合いが強くなっている。

その観点では冒頭に書いたプロスポーツとの関係というのはあながち間違えていない。

ただ、歴史を踏まえればやはりゴルフ場の会社ということになる。

ジャイアンツがやってくる南山

読売ジャイアンツの2軍本拠地が稲城市に新設される球場に移転することになっている。

現在の2軍本拠地、ジャイアンツ球場の近くではあるのだが、

こちらは川崎市多摩区にあたる。ちょうど都県界の近くなんだけど。

よみうりランドの敷地に隣接し、よみうりランド自体も本社兼スカイシャトル乗り場が京王よみうりランド駅前にあり、

これにより所在地が稲城市にあるように見えるが、実態はほぼ全て川崎市である。

一般的にジャイアンツは東京の野球チームと考えられているので、2軍本拠地が川崎市にあることは積極的にアピールしていなかった。

ただ、今回の移転に伴って稲城市とは密に連携しており、「稲城市は読売ジャイアンツを応援しています」という旗が街路灯に取り付けられている。

読売ジャイアンツ街路灯フラッグを設置しました (稲城市)


新球場はジャイアンツタウンスタジアムと命名され来年3月のオープンに向けて工事を進めている。

球場とともに内陸型の水族館を設置するという不思議な構想になっている。

若干離れるがよみうりランドの付帯施設という一面はあるようだ。

この一角は南山東部地区として土地区画整理事業が行われている。

よみうりランドは地権者として同事業に参加しているらしく、

これにより得られた用地の利用先として2軍本拠地という話が出てきたようだ。


この区画整理事業にはとても大きな意味があるようだ。

稲城南山東部地区 (稲城市)

周辺では多摩ニュータウンの開発が進む中、この一帯は開発から取り残されたエリアだった。

その昔、雑木林の木々は燃料源として使われ、ハゲ山だらけだったと言われるが、

南山一帯もそんなハゲ山で、戦後は農地確保のために農地にされたものの、

ハゲ山というのは土砂災害に弱く、どんどん荒廃していったという。

農地としての意義は失ったものの、土砂採取には使えるということで、

山砂採取場として使われたが、その用途もなくなり、急斜面の崖が大量に残され、

土砂災害に対して極めて弱い地域になっていた。

これによる事故もいろいろあり、ろくに近づけない一帯になっていたのだという。


土地所有者からすればそのようなリスクのある土地を所有し続けるのは困るわけで、

この問題を打開するための策が土地区画整理事業だったのだという。

土地区画整理事業では道路・公園などの用地を確保するための公共減歩、

事業費を確保するために売却する保留地のための保留地減歩があるが、

合算減歩率は68.62%という驚異的な数字になっている。

元が山林だと減歩率は大きくなりがちだが、そうはいってもすさまじい数字。

元々あった土地の3割程度の面積の宅地が割りあてられるということになる。

とはいえ、元々が所有することがリスクになるような土地である。

売却できる土地になるというだけでもかなり有用な話である。


このような特徴から区域内に占める公園の割合が高いことも特色である。

なんと事業区域の23%が公園なのだという。

もともと危険とはいえ山林だったエリアであり、緑の保全に期待があったこと、

事業区域に勾配が多いため、斜面を緑地・公園として利用したようである。

公園ではないのだが、もともとこのあたりは墓地が多く、

墓地は墓地のまま残す上に公営の「稲城・府中メモリアルパーク」も新設された。

墓地の周辺は緑地で囲まれると考えれば、部分的には緑地である。

と、緑地・公園・墓地でかなりの割合を占めることとなるわけだ。


それ以外で特徴的なものとしては、事業区域の稲城駅近くに作られた大型マンション「プラウドシティ南山」、

これは区画整理事業に参加している野村不動産により作られたマンションで、

事業費確保という点では大きな役割を担っているとみられる。

この部分以外は戸建て中心なのだが、ここだけは異質である。

事業区域東側ではジャイアンツタウンスタジアムもそうなのだが、

よみうりランド坂 と呼ばれていた急勾配・急カーブの道路を付け替え、

稲城よみうりランド坂トンネルと団地内の幹線道路で代替するルートに改めた。

このあたり一帯の地形が大きく変わることに伴うものではあるのだが、安全性向上も狙っているのだと思う。だいぶ遠回りにはなるが。

なお、この区間は都道124号稲城読売ランド前停車場線にあたる区間だが、

読売ランド前停車場というのは川崎市にある小田急の読売ランド駅を指す。

駅と稲城を結ぶという体裁だが、よみうりランドへのアクセス路線の意味合いが強く、

京王よみうりランド駅とよみうりランドを結ぶバスも走る。


区画整理には南山を土砂災害から守るという大きな目的があって、

その事業にとって読売ジャイアンツは大きな役目を果たしていると言える。

なお、従来のジャイアンツ球場は3軍の本拠地などとして引き続き利用される。

最近、NPB球団では2軍本拠地の移転が盛んで、その目的は様々だが、

ジャイアンツにとっては3軍の活動充実のためという側面が強いのではないか。

野球の裾野を広げるという点では女子チーム、U-15ジュニアユースチームと、

様々なチームが動いているのが読売ジャイアンツである。

ジャイアンツ球場、ジャイアンツタウンスタジアムとそのサブグラウンド、

あわせて3つの野球場があれば練習・試合と充実できるとみられる。

現状がチームの規模に対して窮屈だったとは言えそうだ。

台風接近で終日運休になる東海道新幹線

台風が接近するということで、在宅勤務を選んだ人が多く職場はガラガラだった。

台風が接近する中、出勤する必要があったのか? とおもわれるかもしれないが、

電車通勤ではないから電車が止まってしまうという心配はないし、

位置関係からすれば強風の懸念はなく、問題は大雨程度である。

ただ、予報を見て浸水するほどひどくはならないだろうと見た。

これはタイミング次第なのだが、結果的には往復とも小雨程度だった。


千葉県周辺では特に警戒態勢が敷かれていたわけだが、

そんな中で異様だったのが東海道新幹線(東京~名古屋)の終日運休である。

確かに鉄道では千葉県方面で昼ごろから運休になったり、

成田空港・羽田空港とも昼ごろから閉鎖になったりというのはあった。

そんな中で台風との位置はそこそこ離れているはずの東海道新幹線が終日運休というのは異様である。


おそらく東海道新幹線が警戒したのは雨量規制である。

台風による雨の影響はかなり広い範囲に及ぶことが懸念される。

神奈川県・静岡県で大雨というのは十分警戒するべきことは事実である。

東海道新幹線はたびたび雨量規制で大混乱を起こしてきた。

なにしろ東海道新幹線はあまりに本数が多すぎるのである。

それが急に寸断されるとすさまじい本数の列車が足止めされてしまい、

部分的な運行を維持するどころか、列車から人を降ろすことも大変である。


終日運休の決定は2日前に行われている。

現在、のぞみ号は全席指定での運行が行われていることもあり、

早い段階で予約をシフトして欲しいという意図があったのだと思う。

運休の前後、15日・17日にはそれぞれ臨時列車の設定を行っている。

大雨予報の確度という点ではそれなりに高かったので妥当性はありそうだ。


あとは中途半端に動いている場合に起こる混乱を懸念したのもありそう。

先月、東海道新幹線で保守車両の事故で浜松~名古屋で終日運休となった。

このときは東京~浜松、名古屋~新大阪でそれぞれ運行を維持した。

愛知県内~東京方面であれば、浜松まで在来線で行けばよいとは誰しも考えることで、

この結果、浜松駅や豊橋駅(在来線の乗換駅)では大混乱になってしまった。


このときもそうだったが、代替手段として北陸新幹線が利用されている。

北陸新幹線が敦賀まで到達したことで、大阪・京都~東京であればそれなりに使えるようである。

北陸新幹線の目的の1つには東海道新幹線の迂回路というのがあることは確かだが、

それが部分開業の時点ですでに効果を発揮するとはあまり考えてなかった。

今回、東海道新幹線の運休決定に伴い、北陸新幹線とサンダーバードで臨時列車が設定されている。

北陸新幹線も台風の影響は懸念はあったと思うが、問題ないという見立てか。

前後の日程へのシフトが推奨だが、それができない場合は別ルートを選んで欲しいというのも事前の運休決定の理由だろう。


実際、今日に東海道新幹線が運行されていた場合に雨量規制にかかったか?

というのは明確なことは言えないのだが神奈川県内でかかった可能性はありそう。

東海道新幹線というのは新幹線の中では古い路線で、法面の崩れなど懸念があることは確かである。

ひとたび雨量規制となれば大惨事というのはその通りなので、総合的に見れば妥当な判断なのかなとは思う。

感覚的には終日運休というのはやりすぎなんですけどね。

お盆期間でなければここまではやらなかったような気はしますけど。

エスコンフィールドが人工芝を使う理由

北広島のエスコンフィールドHOKKAIDO、来シーズンから内野が人工芝になるらしい。

【日本ハム】来季エスコン内野を人工芝化でイベント多様化 外野は…前沢本部長「やりたくない」 (日刊スポーツ)

プロ野球・プロサッカー共用の札幌ドームは様々難しい問題があり、

NPBの本拠地球場では唯一となっていた巻き取り式の人工芝は打開できない問題の1つである。

そんなこともあり、ファイターズは北広島に自社球場を建設することとなり、

札幌ドームへの不満の反動か屋根開閉式の球場に天然芝という構成になった。

北海道の冬でも屋根を閉めて芝を育てられるというわけ。(cf. 人工芝は巻き取るものではない)


ただ、やはり難しかったようである。

とはいえ、人工芝になるのは内野だけで外野は従来通りの天然芝である。

内野が人工芝、外野が天然芝というのはNPB本拠地球場には今はないが、

それに似た構成の球場があるよという指摘があった。

それが阪神甲子園球場、現在、高校野球の真っ最中ですけど。

甲子園球場は内野が土、外野が天然芝、これも珍しい構造だが、意図は同じではないかとのこと。


甲子園球場は古い球場だが、最初は全部土だったのだという。

ただ、そのうち外野に草が生えてきて、その後に外野に芝が張られたそう。

甲子園秘話 (阪神甲子園球場100周年記念サイト)

内野が土なのは元々土だったからという歴史的経緯とは言えるのだが、

この構造だからこそ高校野球の連戦に耐えられるのだという話がある。

確かに天然芝の球場なのにアマチュアがこんなに使うのは甲子園球場ぐらいである。

内野が天然芝でないというだけでかなり維持しやすくなるようだ。


人工芝とはいうけど、野球用の固定式人工芝なのでかなり上等なものである。

アメリカで採用実績の多いB1Kという人工芝を採用するそうである。

内野が人工芝になることの効果はいろいろと挙げられている。

まず、本業のプロ野球では練習の充実が期待できる。

本拠地の守備に苦戦している話もありますから、ここは期待できる。

アマチュア野球への貸出拡大という期待もある。

現在もアマチュアへの貸出は行っていて、例えば高校野球の南北海道大会の準決勝以降で使われている。

現在は非常に限定的だが、内野人工芝化によりもう少し拡大できる可能性はあるのだろう。


決定打となったのは多目的利用ということで、従来はどこにステージなど置いても芝への影響があったが、

内野が人工芝になれば、内野部分はある程度は自由に使うことができる。

今の構造でも音楽イベントで使われたこともあるそうで、そこで手応えがあったのかもしれない。

ファイターズの強化、野球の普及拡大に寄与できるメリットもあり、

総合的に見て内野の天然芝はやめようという決断に至ったとみられる。

当初から人工芝のオプションもあった中で、あえて天然芝にした側面もあるようだ。


ちなみに内野人工芝・外野人工芝はNPB本拠地球場としては初めてだが、

ヤクルトスワローズの2軍本拠地、戸田球場はこの構造らしい。

現在、守谷市への移転が進められているが、この構造は継承されるとのこと。

ここは1軍本拠地の神宮球場が人工芝なので、それに合わせれば総人工芝でもよさそうだが、外野は天然芝になっている。


それにしてもエスコンフィールドHOKKAIDOでアマチュア野球とか音楽イベントねぇ。

ファイターズが去った札幌ドームの利用拡大というところで言われていたのもアマチュアスポーツ、音楽イベント、展示会など。

この中でもアマチュア野球は北海道の気候を考えればメリットがあると考えられ、

実際に高校野球の秋季大会で札幌ドームで行われ一定の効果を得ている。

エスコンフィールドは天然芝だからアマチュア利用は難しいだろうと思われていたが、

内野人工芝化で案外使えてしまう? となると果たしてどうなるか。

(といっても日程の自由度を考えれば札幌ドームに分がありそうだが)

音楽イベントはなんとも言えないが、北海道でこのクラスの会場が必要なイベントは限られると言われる中、

エスコンフィールドの条件次第では手強いライバルになるのだろう。


日本ハムとしても相当な投資をした球場なので、

より価値を生むために考えた結果ではないかと思う。

もちろん天然芝も価値の1つではあるが、外野だけでも十分に価値はあると。

だって甲子園球場だってそうじゃないと。それはそうだ。

自転車は公園を走らされる?

基本的には特定原付は自転車が走るところを走行するが……

というわけで自転車走行空間にまつわる話題を2つほど。


先週末に新座に行った話を書いたが、その前に西東京市内を走っていた時のこと、

伏見通りの西東京東伏見トンネルの入口手前に軽車両通行止めの標識があった。

伏見通りというのは都市計画道路 調布保谷線の西東京市内での通称名である。

片側2車線の幹線道路で2015年全線開通、4車線完成は2021年と新しい道路である。

大半の区間は生垣で区切られた自転車道(歩道の自転車走行指定部分)がある。

実は歩道の自転車通行指定部分だった

自転車で車道走行する人はほとんどいないが、特定原付なので車道を走る。

が、トンネルは走れないのだという。


ただ、トンネルの脇にある階段・スロープには歩行者専用+「自転車を除く」とあるので、

さすがに階段は押し歩きだが、それ以外は自転車・特定原付は自走できるはず。

と階段を押し歩きして走り出したのだが……公園の園路じゃないか。

この東伏見トンネルは西武新宿線のアンダーパスなのだが、

その上部(西武線南側)には東伏見公園という都立公園が整備されている。

東伏見稲荷神社の緑や石神井川の水辺と連続した公園で、トンネル上部も活用していると。

さすがに公園内をバイクで走るのはどうなのかと押し歩きして、

線路をまたぐ歩道橋(千駄山ふれあい歩道橋)は道路扱いでいいだろうと自走。

ただ、後で 交通規制情報オープンデータマップ で同区間の規制を調べたら、

公園内を含めて歩行者専用道路(自転車を除く)の規制が引かれていた。

ということは園路も自転車の自走を想定している? でも車止めあるんだよなぁ。


伏見通りで明確に自転車の車道走行を禁止しているのはアンダーパス区間だけだが、

基本的には歩道の自転車走行指定部分を自転車は走行する想定だろうと思う。

アンダーパスには歩道が付いていないので通行止めってだけであろう。

(歩行者通行止めの標識はないので、トンネルを歩くことは明確に禁止されていないのだが)

で、調べてみると「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」というのが出ているそう。

自転車利用環境の整備(安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン)(国土交通省)


これによると「自転車ネットワーク路線」において好ましい整備形態としては、

  • 自動車の速度が50km/h超 : 自転車道
  • 自動車の速度が40km/h以下かつ自動車の交通量が4000台以下: 車道混在(矢羽根型路面表示等で注意喚起)
  • それ以外 : 自転車専用通行帯

となっている。

交通量の少ない速度制限40km/h以下の道路は自転車は車道走行でOK、

あえて自転車歩道通行可にする必要はなく、車道の端を安全に走れるようにすればOK。

50km/h制限あるいは交通量の多い道路では、車道の端を線で区切って自転車専用通行帯を設けるのがよいと。

60km/hで走れるような道路だと柵などで分離した自転車道が好ましいとなっている。


伏見通りは片側2車線で速度が出せる道路と考えれば、自転車道が好ましい形態なんだろう。

伏見通りはこのガイドラインが出るより前から整備されていた道路で、

制度上の自転車道ではなく、歩道の自転車走行指定部分が採用されている。

自動車と自転車は構造物で分離するという点では共通的である。

自転車と歩行者も構造物で分離しているが、交差点付近は分離し切れていないのは弱い。

でも、ガイドラインで目指している姿にかなり近いとは言えそう。


このガイドラインにあるような自転車道ならば特定原付でも安心して走れますけどね。

ただ、交差点付近を含めて歩道と完全分離された自転車道はあまりないのが実情ではないか。

そうなると歩道走行できる普通自転車以外が自転車道を使うことは難しくなる。

そこを知ってか知らずか、普通自転車は自転車道の走行義務があるが、

それ以外の2輪・3輪の自転車・特定原付は自転車道は走行可能だが任意になっている。


自転車の歩道通行を減らしていく方向というのは明確にあって、

自動車の交通量・速度の面で車道混在で問題ない道路は順次やめていくのだろう。

そうでない道路で採用できる方策としては自転車専用通行帯が便利である。

自転車専用通行帯を整備して、歩道の自転車通行をやめていく流れは起きるんじゃないかと思う。


そんなわけで自転車の走行空間の話だったが、

特定原付はここで想定している自転車と共通的な部分とそうでない部分がある。

特定原付の利用も増えていくだろうという中でどうしていくのか。

いろいろ見直していくところもあるんじゃないかなとは思う。

伏見通りの東伏見公園内に自転車を通すのはアンダーパスの構造を考えればなるほどだが、

公園内の通行方法として、自転車の自走すらどうかと思うけど、

「オートバイ乗り入れ禁止」とある公園を特定原付は自走するのはかなり違和感がある。

押し歩きすら禁止と言われかねないが、それならアンダーパスを走らせてくれと。

実はアンダーパスの軽車両通行止めが見合っていない可能性もありうる。

ラクウルキットを使う

新しいスマートフォンを買って不要になったのをラクウルで売ったのだが、

売る前にビックカメラで「ラクウルかんたん買取キット」を買ってきた。


適当な箱に入れて送ればよいものをわざわざキット買ってきたのは理由があって、

それは買取金額増額チケットが入っているからである。

この増額チケットでの増額は箱代金より高いので、増額が適用されればお得というわけ。


そんなわけで660円でキットを買ってきて、入れて送ろうとしたところで、

増額チケットを見たのだが、買取成約2000円以上で2000円増額とあったが、

話に聞いていたのは3000円増額という話だったはず。

何か変わったのか? と調べたらLサイズのキット(880円)は2000円以上で3000円増額だったらしい。

キット自体の価格差はあるといっても、増額が適用されたときの増額幅はそれ以上に大きいのだから、

2000円以上で売れる自信があるのならLサイズのキットの方が明らかにお得だった。


というわけでちょっとしくじったなぁとは思ったが、

梱包して集荷依頼、休日でも査定は動いて、5500円で買い取ってくれた。

筐体が変形していたり、減額要素はかなり大きいとは思ったのだが、

AQUOS sense6の買取金額は最大14000円となっていて、

これならさすがに2000円以上の条件は満たせるだろうと送ったが成功と。

案外値段が付いたなという印象である。


ラクウルでの買取金は買取マネーに交換すると5%増しなので、

ビックカメラ、ソフマップ、コジマで買い物するときに消化してはいるが、

まだ去年にタブレットを売却したときの金額も使い切れてないので。

株主優待券とかいろいろあってゆっくりとした消化になっているのが実情である。

通販の場合はソフマップでしか使えないのも消化が緩慢な理由かもしれない。

現金にして受け取るべきか、あくまでも店舗での利用をしていくか。

悩み所ではあるが、しばらくはこのまま使っていこうと思う。

実はイオングループだった

昨日は新座にバイクで走っていたが、今日は買い物のためイオンモールへ。

昼間に自転車で走ると汗だくになるけど、暑いにしても漕がないならだいぶマシ。

それで1つ探していたのがサングラスである。

山陰旅行中、日差しの中でバイクを運転していると目に悪いなと思い、

100円ショップでサングラスを買って一定の効果はあったのだが、

やはり安物では見えにくいなと思い、まともなサングラスを探そうと思った。


それでイオン直営売場を見ていたがどうにもピンと来なくて、

モールなんだから専門店にもいい店があるだろうと歩いて行くと、

スポーツオーソリティが入居していて、サングラスもいろいろあった。

ここで買うかとレジに持って行くと、レジの画面がイオンのレジと同じ表示で、

出てきたレシートもイオンのレシートと同じ形式で「あれ?」と思った。


気になって調べてみると、スポーツオーソリティを経営する(株)メガスポーツはイオンの子会社だった。

1995年にアメリカのSports Authorityとイオンの合弁会社として設立、

1号店がダイヤモンドシティへの入居であったようにイオンモールへの入居が多い。

他のショッピングモールへの出店もあるが路面店はないらしい。

実はアメリカのSports Authorityは2016年に経営破綻、閉店に追い込まれている。

しかし、メガスポーツはイオンの100%子会社として存続、ブランド名もそのまま今まで来ている。


イオンモール内にはイオングループの専門店も多いんですよね。

ASBeeを経営するジーフットがイオンの子会社と知ったときには驚いた覚えがある。

2008年にイオンの子会社になって、イオンの靴売場が移管されたりしたらしい。

ikkaを経営するコックス、これもイオンの子会社である。

イオンモール多摩平の森はイオンスタイルの衣料品売場がないのだが、

実はそこに入居して衣料品を売っているikkaはイオングループだったと。

未来屋書店も名前からするとわかりにくいがイオングループである。

「四六時中」と付いたレストランはイオンイーハートが経営、

ゲームセンターのモーリーファンタジーはイオンファンタジーが経営している。

マジックミシンを経営するリフォームスタジオもイオンの子会社である。

意外と気づいていないところが多いんだなと思う。


これとは別にイオンリテールが別ブランドでやっている売場もある。

イオンリカー、カフェランテ、イオンバイク、パンドラボックスなど。

このあたりはフロアマップでもイオン直営売場の色で塗られてますが。

ただ、それ以外でも実はイオングループってのがかなりあったと。

そうやって考えて見るとかなりの割合がイオングループなんだなと思う。


というわけで案外知らないもんだなという話だった。

帰りには日差しもだいぶ落ち着いていたのでサングラスの効果はあまり確認出来なかったが、

100円で買ったやつより格段に見えやすくなったことは言うまでもない。