寝台列車はほとんどなくなった

食堂で上のフロアで働いている同期と食べることが多いんだけど、

そこで「寝台列車に乗ったことある?」と聞かれて、「ないなぁ」と答えた。

もともとそんな機会はそうそうないし、今はなおさら減ってしまった。


(団体列車は別として)現存する寝台列車はサンライズ瀬戸・出雲号だけ。

比較的最近まで残っていたのが定期列車では日本海号と北斗星号だった。

急行で座席車メインだけど はまなす号 も寝台列車か。でも、いずれも廃止になっている。

臨時列車としてはトワイライトエクスプレス号とカシオペア号もあったが、こちらも廃止になっている。


日本海を別としては、北海道新幹線開通後、青函トンネル通過が難しくなるのも大きな要因だったとされている。

車両自体も老朽化が進んでおり、その上、新たな機関車を用意するのは難しかった。

さらに夜間に線路の点検時間を確保する必要もあり、夜行列車の運行を継続することも難しかった。

夜行列車のメリットも大きいが、新幹線との両立は難しかったのだ。

夜行列車を失った代わりに新幹線を手に入れたとも言えるわけで、悪い話ばかりでもない。


ただ、惜しいのが日本海である。

当時はこの列車以外にこれらの地域を直接結ぶ陸上の交通機関はなかった。(2017年に大阪・京都~鶴岡・酒田の夜行高速バスが運行開始した)

北陸新幹線の開通もあったが、関西と東北の日本海沿岸を結ぶ日本海号にはこれといった影響はない。

客車列車で遅かったので、サンダーバードに抜かれるという問題もあったが、それは仕方ないか。

客車の老朽化対策さえなんとかなれば運行を継続できる可能性は十分あっただろうが、そのような投資を行えるほど乗車率はよくなかったらしい。

現存していたらけっこう使い道はあったのかなとは思う一方で、個室がほとんどないなど設備面で気になる点はあったかもしれない。


特別な移動手段として寝台列車という選択肢があってもいいんじゃないかなと思うんだけど、と彼は言っていたが、

定期列車の枠組みでそういうことをやるのは、なかなか難しいのが実情なんだろう。

青函トンネルの問題がなければ、北海道関係の路線は生き残れた可能性はあったかもしれないけどね。

彼も「残念だなぁ」という感想だったが。確かに現存してたら風情はあったのだが。


サンライズ瀬戸・出雲は安泰だと思うので、そちら方面に行く場合はぜひとも。

でも、僕は四国なら関西でワンクッション置くかな。山陰だと直行という点でサンライズ出雲は面白そうとは思うが。