NHKのラジオのチャンネルは3つある。ラジオ第1、ラジオ第2、NHK-FMの3つだ。
ラジオ第1は総合テレビのようにニュースを軸に娯楽番組を加えたような構成になっている。
ラジオ第2はNHK高校講座などの教育番組を中心に構成されている。
じゃあNHK-FMは? という話だけど、主に音楽を中心とした娯楽番組なのだが、もう1つ役目がある。それは地域放送だ。
NHKは各都道府県に1つ以上の放送センターを設けて、番組製作、営業活動をやっているわけだが、
埼玉県・千葉県・神奈川県ではNHK-FMがNHKの手がける唯一の県域放送となっている。ラジオ第1も総合テレビもないとそうなる。
と、全ての都道府県で県域放送ができるという特色を生かして、NHK-FMで地域放送をやっているわけだけど、
残念ながら娯楽番組中心のNHK-FMではニュースのための枠が少なく、地域放送が聴ける時間帯というのはかなり限られている。
ただし、それは普段の話、災害時などはその限りではなく、ラジオ第1との同時放送になり、必要に応じて地域放送を組み込めるようになっている。
折しも、今日の夜に関東地方で強い地震があったもんで、一時、NHK-FMでも地震情報が放送されていたけど、
このように、いざというときにはNHK-FMも娯楽番組を捨ててラジオ第1と同じくニュース中心の構成になることもある。
そんなNHK-FMについて、ニコニコ大百科ではこう紹介されている。
クラシックからポピュラー、民謡に演歌と様々なジャンルの音楽を中心に放送している。昔ほどではないものの、DJ形式のポップス系番組以外にも理解を示してくれる日本唯一のFM局。
NHK-FMを真面目に聞いたことってそんなにないけど、やたらとクラシック音楽を流してる印象はある。
あんまり民放のラジオでクラシック音楽なんて流さないよね。
商売抜きで音楽を流せるラジオ局ということがよく現れているところではないかと思う。
あと意外にも力が入ってるのがゲーム・アニメ関係の音楽で、定時番組では毎週土曜日のアニソン・アカデミー、それ以外でもたびたび特番を組んでいる。
NHK-FMの音楽番組はそれなりに評判を得ているようだ。
かつて、音楽プレイヤー(Creative ZEN mozaic)でFMラジオが受信できるからと、
電車の中で台風情報を得ようとNHK-FMにチューニングしたら、さほどニュースが流れることもなく、なんだこれはと思ったものだ。
大きな災害がないときのNHK-FMはほとんど娯楽番組だから、わずかなニュース番組を拾わない限りはそうなるのは道理なのだ。
そのときは残念だなと思ったけど、ラジオ第1との役割分担もある中、NHK-FMだからこそできる番組を流すことには意義があると言えるだろう。
といいつつ、全国ほとんどどこでも、わりと良好に受信できるという点ではNHK-FMはとても優れていて、
いざというときの情報発信手段としてNHK-FMは期待されているのは上で書いたとおり。
というわけで、NHK-FMは平時こそ娯楽番組ばかりだけど、実は災害対応というのは重要な役割なんじゃないかなと僕は思っている。
平時と非常時の立ち位置の差が大きすぎる気もするけど、どちらもNHK-FMにしかできないことですから。