今回の旅行にラジオを持って行っていた。
単純に聞くためというのはあるが、この旅で確かめたかったことがあるからだ。
それがハイウェイラジオである。
初日、東京から長野まで高速バスに乗ったが、当然のことながら高速道路を走る。
高速道路といえばハイウェイラジオという標識がある。
そのハイウェイラジオって聞いたことないなと。どんなのか気になったのでラジオを持っていったのだ。
普通はカーステレオで聞くもんだろうが、携帯ラジオで聞いてはいけないという法はない。
ハイウェイラジオというのは道路を走る車に交通情報を提供するラジオである。
まず意外だったのがAMということ。狭い範囲に飛ばすならFMだろうと思ったのだが、1620kHzのAMラジオで飛ばしている。
もう1つ、飛ばしているエリアはごく狭いエリアに限られているということ。そしてエリアごとに違う内容が飛ばされているのだ。
ハイウェイラジオという標識があるのは、この区間だけ飛ばしているということを表すためということだ。
短時間の番組を繰り返し放送することで情報を伝えるという方式だから、聞き続けるという性質のものではない。
番組も音声合成で作られている。電波を使ってはいるが、文字表示板と同じようなことしかやっていない。
ハイウェイラジオといってトンネル内で放送しているイメージがあったのだが、実際はそうでもない。
ただし、トンネル内ではラジオの再送信が行われている。
路側にラジオの周波数の書いた看板があったりするが、あれはトンネル内で再送信をしている放送局の一覧ということだ。
この周波数は本来の放送に使っている周波数なので、この放送局ならば外で聞いてるままトンネル内でもシームレスにも聞けるということだ。
基本的には近隣地域のAMラジオ局が列挙されており、FMラジオ局も多少あるが、AMラジオがメインだそう。
トンネル外では聞けないラジオが、トンネル内に入ったときだけ聞こえるという不思議な体験もできる。
カーステレオだとこの山間部で東京のAMラジオ局も聞けたのかなぁ。
そんなトンネル内のラジオの再送信だが、万が一のときに放送に割り込んでトンネル内で情報提供するという役割もある。
神戸市バス64系統、新神戸トンネルを越えて三宮と神戸北町を結ぶバスだが、これに乗ったときにトンネル内ではラジオを付けていた。
このラジオ、再送信されている放送局ならなんでもよいのである。
何でもいいから聞いてれば、万が一の時に情報を得られるということで、神戸市バスではトンネル内はラジオを付けることにしているそうだ。
ちなみに旅行先のラジオ事情だが、長野・新潟・鶴岡・田沢湖・北上といずれも夜間に試したところ、OBC(1314kHz)はどこでもわりと聞こえた。
長野と新潟では東京に近そうだが、文化放送(1134kHz)に新潟放送(1116kHz)が被り、なかなか拾えない。
電波が届いてはいるらしく、新潟放送が無音になったときには文化放送の音声が聞こえたりもした。
田沢湖はなんと聞けるFMラジオは1局、NHK-FMの田沢湖中継局だけだった。それも出力が小さくてなかなか聞きにくい。
ただ、雑音が少ないからか夜間のAMラジオは遠くの放送局もわりとクリアに聞こえ、すごいところだなと思った。
なお日が昇っているときに聞けるのは、NHK第2秋田、NHK第1盛岡、NHK第2盛岡、岩手放送の4局だけだった。秋田県だが盛岡に近いのでこうなる。
2回ほど実用してみた。あまり期待してはいなかったが、日本にいる限りは役に立ちますな。