新潟駅に一工夫すれば

新潟駅で工事してるなぁとは思ってたんだけど、

どうも連続立体交差事業で高架化を進めていたらしい。

新潟駅付近連続立体交差事業 (新潟市)

まだ、越後線を仮線に移して、それに応じてホームを移設しただけみたいだけど。

2021年完成予定だからまだまだ時間がかかる事業だ。


高架化のついでに新潟駅にはちょっとした工夫が加えられることになっている。

完成予定図を見て気付いただろうか?

在来線5番のりば と 新幹線11番のりば が同一平面で乗り換えられるようになるのだ。

説明文にも書いてあるけど、確かにそういうことをやろうとしているそう。


それにしてもなぜそういうことをやろうと思ったのか?

そもそも山形県は庄内地方の鉄道アクセス改善に向けて、羽越本線高速化の実現に熱心だったそう。

羽越本線高速化というのは新潟駅で新幹線に接続し、関東圏~庄内地方へのアクセスを高速化することに重点を置いており、

山形新幹線・秋田新幹線のようなミニ新幹線による幹在直通運転も手法の1つとして考えられてきたそう。

ただ、新幹線直通のためには全面的な改軌が必要で費用がかかる。その費用には見合わないということでボツになった。

フリーゲージトレインという方法も考えられたそうだが、これも割が合わないということになったそう。

こうして、羽越本線高速化は立ち消え同然になったわけだが、直通しないならせめてスムーズに乗り換えできる方法を考えようとなって、

その結果、新潟駅高架化に便乗して、乗り換え用ホームの整備が行われることになったそうだ。


というわけで、完成後は いなほ号 と とき号 を対面で乗り換えられるようになるということかなと。

乗り継ぎ時間の調整とかで真の時間短縮が実現できるかはよくわからないが、

いなほ号 に対応する とき号 との乗換は楽になるんだろうって感じですかね。


新幹線と在来線の対面乗り継ぎといえば、九州新幹線が鹿児島中央~新八代だけだったとき、

新八代でリレーつばめ号と乗換できたというのが印象的である。

ただ、実情としては新幹線の駅が在来線の駅に大して後付けでできるパターンが多いわけですから、

なかなかそういう設計にするのは難しいのかなと。

新八代駅は暫定的に新幹線ホームに至る在来線の線路を引くことで実現したという経緯がある。

在来線ではあるけど、リレーつばめ号に限っては新幹線ホームに行かなくてはいけないという仕組みだったそう。

そういうことを実現しようにも大がかりな工事となったり、対面乗換を実現したがために他の利用者に不便をかけるようなことになっては困る。

今回の新潟駅は高架化に合わせて、通常の工事にすこし工夫すれば、無理なく対面乗換が実現できるということで、本当にいいチャンスだと思う。

単純にマネできる事例は少なそうだが、こういう運のいいこともあるということだ。