久々の出勤である。
多くの人がいなかったからか、1日余計に休んだという実感もそうなく。
休み前の仕事を再開させてぼちぼちと。一応は順調にやっている。
先月の熊本地震、そろそろ学校も再開させるんだということで、避難所を集約したりという話もあったようで。
まだ普段の生活に戻り切れてはいないのだろうが、そんな中で少しずつ戻り始めている姿が見て取れる。
そして交通網も戻り始めているのだろうが、鉄道なんかはすぐには復活できないところもあるものである。
が、それにしても今回の地震の影響は大変なようだ。
当初は九州新幹線全線不通なんて状況にも追い込まれたものの、
とりあえずは多くの路線で運行を再開し、新幹線は設備の破損などで減速を余儀なくされているがとりあえずは走っている。
そんな中で鉄道の不通区間は、以下の2区間に限られている。
- JR豊肥本線 肥後大津駅~豊後荻駅
- 南阿蘇鉄道高森線 全線
いずれも土砂崩れの影響で長期不通が見込まれる区間が含まれている。
土砂崩れの影響が出ているのは鉄道ばかりではなく、この付近の一般道にも同じく影響が出ている。
特に阿蘇大橋は現地復元は困難という話もあるほどで、こちらも長期不通が見込まれている。
そのため単純に線路に平行して代行バスを走らせるのも難しいのである。
とはいえ、学校が再開しても足がなくてはどうしょうもない。
そんなわけで曲がりなりにも代行バスが走るようになったようだ。
まず、JR豊肥本線、不通区間のうち、大分県側の宮地駅~豊後荻駅 間は早い段階で代行バスが走っていた。
阿蘇市のWebサイトによれば今日から平日朝夕限定で宮地駅~肥後大津駅の代行バスが走るそう。
並行する道路がやられているのにどうやってバスを走らせるのだろう? と時刻表を見てみると 立野駅・瀬田駅が通過扱いになっている。
今回、特に被害が甚大な区間は赤水駅~立野駅の区間で、ここは平行する道路もやられている。
おそらく、この区間を含む赤水駅~肥後大津駅の区間は大きく迂回して、ミルクロードと呼ばれる道を通ることで解決したのだろう。
こうやって限定的ではあるが、鉄道代行バスを走らせることができたようだ。
南阿蘇鉄道の不通区間に対する代行バスだが、実は鉄道会社ではなく、臨時通学バスという名目で沿線の町村が走らせている。
というのも、単純に鉄道代行と捉えるのは困難なほどの迂回を強いられてしまうからである。
そもそも立野駅でのJRの接続がないので、南阿蘇鉄道内々だけの代行輸送では話にならないが、
それ以上に、先ほど書いたように阿蘇大橋の不通が続いており、鉄道に並行したルートで客を集め、熊本市あるいは阿蘇市方面に走ることすらできない。
なので、熊本市方面に行くにも阿蘇市方面に行くにも大きく迂回しなければならないという話になる。
阿蘇大橋を通らず、熊本市方面に行くルートとしては県道28号線があるが、これも不通となっている。
なのでさらに大きく迂回して、グリーンロード南阿蘇経由で向かうことになる。
グリーンロード南阿蘇も地震の被害を受けたのだが、早期に開通できたため、迂回路として重宝されている。
阿蘇市方面のルートも阿蘇山の東側を迂回するルートになるようだ。
というわけでバスも通常よりやたらと所要時間がかかるという状況で、なんとか足は確保できたけどという状態のよう。
自然災害で鉄道がやられるというのはわりとよくあるが、
平行する道路もろともやられ、迂回が困難というのはどちらかというと珍しい方ではないかと思う。
確かに不通当初はそういうことはあるが、道路の応急修理は早期になされることが多いので、それが長期にわたって続くのはよっぽどだ。
そんな中ではなんとか迂回路を見つけて代行バスが走り始めたというのは大きな一歩ではあるのだが、厳しい実情も浮かび上がってくる。
特に南阿蘇鉄道不通に対応する臨時通学バスなんてそうだよね。
並行する道路が復活しない限りは厳しい状況が続くが、なかなかその見通しも立たないというのが実情ではないかと思う。
まだ、JRの不通区間は立野駅~肥後大津駅の区間だけ大きく迂回すればよいので、なんとかごまかせそうだが。
今後、両路線ともどういう形で対応するのかはよくわかっていない。
現状のルートで復元させること自体が困難となる可能性もありそうだ。
なかなかどうなるか想像できないというのが率直な感想だ。
例え、現地復元するにしても長期不通は避けられないと思うが、それ以上に大きな問題を抱えている。
そんな実情が代行バスの運行状況からも見えているように思える。