この前の土曜日の首相動静にこんな記載がある。
午前8時25分、羽田空港着。午前9時6分、全日空3821便で同空港発。
同42分、関西空港着。同2時25分、全日空3824便で同空港発。
全日空3821便、3824便とあるが、これは一般的にはANA便と言わないのでは。
関西空港のWebサイトでNH3821と調べてみるとMQ21(NH3824)という記載がある。
同様にNH3824はMQ24(NH3824)と記載されている。
実はこれはスターフライヤー運航便である。
(スターフライヤーの航空会社コードは本来7Gだが、国内ではMQの表記も見られる)
コードシェア便としてANA(NH)便名も付いているのだが、
果たして岸田総理大臣がスターフライヤーの黒い飛行機に乗り込むのを見て「全日空3821便」と書けるものだろうか?
自民党関係者はANAを好んで使う傾向があるという話がある。
もちろん目的地によっては他社も使うのだが、ANAのコードシェア便がある場合はそちらで表記されている。
午前7時7分、公邸発。同31分、羽田空港着。同55分、全日空2471便で同空港発。同9時27分、鹿児島空港着。
NH2471とはソラシドエア運航の6J71便と同じ飛行機である。
九州方面を中心にソラシドエア便の利用はけっこうあるみたいだが、一貫して全日空便として表記されている。
実際にANA経由で手配しているのではないか。
この首相動静というのは総理番の記者が書いているわけだが、
さらに言うと時事通信社・共同通信社の代表者が総理大臣一行に加わっているという。
そうして誰と面会したかとか記録して、報道各社に共有しているわけである。
おそらくはこうして同行する記者の航空券も同時に手配しているのだろうし、
あと「総理の日程は前日に公表される」ということで、搭乗予定の飛行機・列車などの情報は記載されているのだろう。
そこに従った結果がスターフライヤーなのに全日空便という表記だったのかも。
前日ぐらいに昼まで和歌山で演説して、夕方には浦安で演説というので、
その間を埋めるのはスターフライヤーの羽田~関西便しかないねとは言われていた。
なかなかの強行軍だが、定期便で移動できてしまうと。
羽田~関西は早朝深夜は伊丹空港の門限の都合で大手2社の便があるが、
昼間についてはスターフライヤーがほとんどである。
このため和歌山~東京周辺を昼間に移動するならスターフライヤーが最適だったのである。
さて、冒頭で紹介した首相動静だが、飛行機での移動の間に挟まれたところにはこういう記載がある。
午前11時17分、和歌山市の雑賀崎漁港着。地元漁業関係者と意見交換。爆発物が投げ込まれ、街頭演説を中止。
昔は爆発物が絡む事件というのはけっこう多かったのだが、
法規制の強化もあり、最近ではなかなか起こらなくなっていたところである。
結果的には目立った被害はなかったのだが、危険なのは言うまでもない。
選挙期間中は狙いやすいというのは確からしい。