洗濯物を干すのに使っていた角ハンガーが壊れた。
元々部分的に壊れたのをごまかして使ってたが、さすがにどうしょうもない。
これに気づいたのが昨晩で、今朝は干せないと困るので、
とりあえず壊れた部分をガムテープで補強してごまかして使った。
それで壊れずに夕方まで持ったからとりあえずはよかったが。
昼休みにイトーヨーカドーアプリを開いたら、ちょうど良いところに物干し関係10%引きクーポンがあった。
そんなわけで帰ってきて洗濯物を取り込んでからイトーヨーカドーに。
その中で「高耐久・紫外線にも強いポリカーボネート採用」「耐久性長持ち 約2倍」とある商品が。
いろいろ考えた結果、これを購入することにした。
ピンチ部分はポリカーボネート(PC)というのは多少あったのだが、
それ以外のプラスチック部分はポリプロピレン(PP)製がほとんどだった。
ただ見た目は本当に強いの? と思ってしまう。
半透明だし、その見た目も相まってか他の商品より軽い印象である。
とはいえ、この半透明ってのが実はポイントなのでは? と思った。
ポリカーボネートの用途として真っ先に思い浮かぶのがCDですね。
透明度と強度を兼ね備えた素材であることを生かしている。
強度という点では、うちの職場で作っている製品の筐体もPCが多いとか。
着色されているので透明ではないけど。
強度を生かした用途としてよく知られるのが防弾盾である。
透明で前方が見える上に、軽いのに銃弾にも耐える強度がある。
実はポリカーボネートは紫外線にも比較的強い素材だとされている。
そもそも洗濯物を干すというのは、物干し含めて太陽の下に晒すこと。
一般的にプラスチックは紫外線によって劣化することが知られている。
これが洗濯物関係のプラスチックが劣化して壊れていく原因として大きいといいう。
今回壊れたのも紫外線で段々劣化していたところに、力が加わって破断してしまったのだろう。
ポリカーボネートの紫外線への強さを生かした用途の1つがカーポートで、
これこそ常時太陽に晒されるわけで紫外線への耐性は重要である。
ところで物体が色を付いて見えるのは、その色の光を吸収するからである。
プラスチックは紫外線を吸収して壊れてしまうわけである。
ということは紫外線に対して透明なプラスチックは紫外線で壊れにくいということ?
実際、ポリカーボネートより紫外線にさらに強いというアクリル樹脂はそうだという。
ポリカーボネートは320nmぐらいまで透過し、それより短い波長は吸収される。
290nm付近にポリカーボネートを劣化させる波長がある。
アクリルだとより短い波長まで透過して、紫外線を吸収するところがほとんどないと。
ただ、強度の面でポリカーボネートはより優れているので総合的にはよいのだと。
紫外線吸収剤を加えて紫外線がプラスチックの成分を壊す前に吸収して熱に変えてしまうなどの工夫も効果的で、
実際には吸収剤を加えて紫外線の多くが吸収されるポリカーボネートが多く使われているそう。
この角ハンガーはどうか知らないけど、さすがに吸収剤は入ってるのでは?
見た目とは裏腹にという感じはあるけど、見た目にも強さの理由があったという話。