メルカードの発行を受けた話を書きましたが。
結局、カードとして使ったのはお試しの1回だけですね。
ほとんどはコード決済ですね。
そのメルカード導入後、メルペイスマート払いで月末の締め日を迎える前に「今すぐ払う」という操作ができるようになった。
メルカードで売上が確定する前は「まえもって支払う」という名前のボタンだが機能としては同じとみられる。
ただ、この「今すぐ払う」という機能、一体なんのためにあるのだ? と思っていた。
ところが意外にもこの機能の出番は早かった。
現在、メルカリでは出品を行った日の翌日に抽選が行われ、その結果に応じてポイントが付与されるキャンペーンが行われている。
それで付与されたポイントの有効期限は2週間だったんですよね。
こうすると月末までに消失するポイントが出てきてしまう。
メルペイスマート払いの支払いにはポイントを充当することができる。
なので来月まで持つポイントは、今月のメルペイスマート払いの支払いに充当できる。
しかし、月内に消えてしまうポイントはそうもいかない。
このため、従来は期限前にメルペイ残高で決済してポイントを消化していた。
そもそもメルペイは残高払いで使うことの方が多いのだが、
将来の売上金、将来加算されるポイントを充当したい場合はメルペイスマート払い、
今すぐポイントを消化したい場合は残高払いという使い分けは明確だった。
すでにある残高、来月まで持つポイントはどちらでもよい。
(なので管理が簡単な残高払いを優先して使っていた)
ところがメルカードの発行を受けると、メルペイスマート払いでポイントが付与されるようになった。
このため現在は専らメルペイスマート払いを使っているところである。
従来の使い分けからすると、今すぐポイントを消化したい場合は残高払いの出番がありそうだが「今すぐ支払う」機能で代替可能であり、
これだとメルカード特典のポイントが付与された上で今すぐポイントが充当できるのでお得である。
この「今すぐ支払う」機能だが、これを使っても利用枠がすぐに回復するわけではない。
例えば限度額5万円の人が、3万円の買い物を「今すぐ支払う」としても、月末までに使えるのは残り2万円で変わらない。
だから、本質的な意味はあまりない機能だと思っていた。
ただ、残高を早々充当することで、管理をしやすくなるというメリットはあると思っていた。
残高2万円、メルペイスマート払いの利用額1万円という状態から、
1万円を「今すぐ支払う」とすると、残高1万円となり直感的に理解しやすくなると。
でも実はその時点で有効なポイントを充当できるというメリットもあったんですね。
そもそも、有効期間の短いポイントを付与する意味があるのかという話だが。
その期間限定ポイントを消化するためにメルカリで買い物しないといけないなら、こういう有効期間の短いポイントも意味があると思う。
でも、そもそもメルカリのポイントはメルペイの支払いに充当できるので、無理にメルカリで買い物する必要はない。
従来はポイントが有効な間にメルペイで買い物する必要があったが、
メルペイスマート払いの「今すぐ支払う」ならば、それ以前の買い物に充当することもできる。
あえて短い有効期間のポイントを付与しても、サービスの活性化につながらないかもしれないと。
同じようなことはかつてのPayPayボーナスライトにも思ってたんだけど。
前身となったのはYahoo!の期間固定Tポイントである。
かつては有効期間1~2ヶ月のポイントをYahoo!サービスで消化するしかなく、
Yahoo!ショッピングで付与されたポイントを消化するためにYahoo!ショッピングで買い物をして……というのを繰り返さないと恩恵はなかった。
これがPayPayボーナスライトとなり、有効期間は60日、Yahoo!に限らずPayPay加盟店で利用できるようになった。
これによりYahoo!ショッピングで付与されたポイントを無理にYahoo!で使う必要が無くなった。
後にPayPayボーナスライトは有効期間の長いPayPayボーナスに集約された。
Yahoo!サービスのリピート利用という狙いを失ったから、ポイント運用に活路を見いだした? という推測ですね。