NPB球団の3軍

昨日、ドラフト会議の話を書いていて、ふと気になったことがある。

高校生にしてプロ野球選手

読売ジャイアンツには3軍というものがある。

育成選手は一定の制限の下に2軍戦に出ることはできる。

ただ、それだけではとうてい間に合わない人数の育成選手を抱えるチームは、

育成選手でチームを編成して何らか試合をしなければ、実戦の機会を作れない。

このために作られるのが3軍である。ただ、3軍はNPBの全てのチームが持っているわけではない。


具体的には 読売ジャイアンツ・ソフトバンクホークス・西武ライオンズ にある。

広島カープにも3軍という組織はあるが、試合を行うチームではないとのこと。

なお、オリックスバファローズは2軍の練習試合として育成選手の試合機会を確保しているようで、

これも実質的には3軍のようなものであるという記載があった。

これら相互の試合も組まれているが、主には社会人・大学・独立リーグのチームとの試合になる。


育成選手の人数が多いチームはおおよそ3軍を運用しているチームで、

ソフトバンクホークス・読売ジャイアンツが特に多く、

それに次いで西武ライオンズ、オリックスバファローズという具合である。

なるほど。たしかにここまで出てきたチームばかりである。

他のチームはおおよそ10人前後だそうで、2軍戦の中で出場機会はあるということだろう。


一方でちょっと気になることがあって、それが阪神タイガースである。

ドラフト指名の最下位、育成ドラフトで指名した2名、いずれも 徳島インディゴソックス の選手である。

どうも調べてみると、タイガースは近隣の独立リーグのチームと関係が深いそう。

主には指導者の派遣という形で関与しており、これは指導者の育成という意味が大きいよう。

藤川監督も一時、高知ファイティングドッグスに在籍していたことがある。

なので阪神タイガースの3軍ともいえるチームは多くあるということである。


ただし、育成選手であれば、他球団にとられる心配はなく支配下登録できるが、

独立リーグの選手は元プロ・外国人選手でない限りはドラフト会議を経る必要があり、

才能がありそうな選手を囲い込むということはできない。

ただ、タイガースとしてはそれが野球界のためだと考えているようで、

社会人チームとの関係など考えれば、育成選手を多く抱え込んではよくないという話はたびたび言っているよう。

それとは別の形で野球をやっていこうという人には独立リーグがあり、

そこには指導者を派遣したりして、あわよくばタイガースの戦力にと考えるも、

実際にはライバルチームの戦力になってしまうこともあるが、それも含めて野球界のためであると。


ところでソフトバンクホークスは育成選手を多数抱えるも、

当然その中には芽が出ない選手も多くいるわけである。

この先の進路が多数あるというのがソフトバンクの強みだそうで、

球団スタッフはもちろん、グループ内の通信会社への就職などの選択肢があり、

支配下登録を目指すというのが本線だが、ダメだった場合の道も充実しているというのが多くの育成選手を抱えられる理由でもあるらしい。

そう考えると社会人チームみたいですけどね。野球ができなくても社業があると。

本当にそれが野球界のためか? というところには疑問符が付くが、

よい環境で鍛えて、それでプロレベルに達しないなら別の道に行こうというなら、納得感はあるんじゃないか。