どこを狭くしてどこを広くするか

社宅からの退去期限が迫る中、連絡したのは社内の不動産業である。

この会社、社内の売店の経営とか社宅の管理とかやっているのだが、

一般向けにも不動産業を行っており、従業員が依頼すると割引がある。

割引はともかくとしても、お互いにとって信用できる相手であろうと思う。


社宅の管理部門とかは本社構内にあるのだが、不動産業の営業所は人通りの多いところにある。

申込みの数日後に営業所に来てと言われ、微妙に離れてるよなぁと思う。

連絡時にリクエストした物件や、それに類似する物件の情報を受け取り、

この中で3つピックアップして、今日内見に行くことになった。

営業所から車で行くというが、車が停めてあるのは営業所から少し離れてて……

本社の敷地に駐車スペースがあった。一般人も乗せるからか柵の外だけど。


さて、今回の物件選びのキーポイントは市内であることと2口コンロを備えていることである。

その上で家賃が比較的安いものを探すと、前の社宅と同地区がほとんどになっちゃうんだよね。

市内では幅広く検討したのだが、ここが最善という感じでしたね。

不動産業の話を聞くと、駅からの距離感が遠いと認識されていて、

なおかつ供給量が多いというところでこういう形になるようだ。

ところが徒歩・自転車での生活がほとんどとなる僕にとってはむしろ便利である。


そんなわけで3軒見てきて思ったのだが、市街地ゆえにいかに狭いスペースに収めるかというところに工夫があるということである。

それぞれの物件で犠牲にしているポイントが異なり、善し悪しはある。

そうして家に帰ってきて思うのは、この社宅の居室って意外と広かったんだなと。

しかし、居室が広い代わりに犠牲にしたものもある。

  1. 現社宅: トイレがユニットバス内・洗濯機が共用だが専有面積の割に居室が広い
  2. 物件A: 洗面台がなくて、居室の形状に若干無理がある
  3. 物件B: 洗面台があるが、居室がやや狭い
  4. 物件C: 台所・風呂が狭く洗面台がないが、居室が広い

現社宅は洗濯機が共用って単身者の社宅でなければ許されんわな。

担当者は物件Cの居室の広さを評価しているようだったが、それ以外は狭い。

物件Aと物件Bは洗面台の有無が居室の大きさの差になってるのかなと。

ただ、物件Aは広々してるように見せて、使い勝手に制約がある。


それ以外にもいろいろな要素がありますけどね。

ただ、家探しを始めたときに最初にこれがよいのではと思った物件が引き続き最有力という感じでしたね。

実際に見てみると課題もあったのだが、それでも全体的にはよいと思った。

他の2つの物件のうち1つはこれは除外だなという感じだったが。

いや他の選択肢がダメならアリなんですけどね。

もう1つは捨てがたいところはある。要確認事項があったのでその回答次第というところもあるが。


ただ、その最有力候補は家具類をいろいろ買わないといけないんだよな。

まぁ工夫次第で広々住めるという言い方も出来るのだが。

現在の想定では今月中に申込み、来月に入居可能となり家賃発生するが、実際の転居は1月中旬~下旬になる予定である。

担当者の話からしても、これはかなり合理性のある計画だと思う。

この入居可能~転居のギャップを使って、家具類の準備とかすることになりそう。

逆に現在の家具類の廃棄・売却ということも考えないといけないんだけど。

エアコンの廃棄というどうあがいても面倒なネタもあるんですけどね。


そもそも入居にあたっての初期費用もかかるわけですからね。

その上に家具・家電類がのしかかってくるとけっこうな金額だよね。

それでも就職時に負担が省けた部分もあるし、長年安い家賃で住んできたこともある。

なにより今回の転居は近くで時間的にも余裕があるので、家具・家電類で工夫できるところはうまくやっていこうかなと。

入居可能~社宅引き払いまでの2ヶ月弱はいろいろ忙しそうだ。