東京都で緊急事態宣言が必要な理由

話題にもなっていますが。

東京など4都府県に緊急事態宣言 政府が決定 (NHK)

大阪府はともかくとして、東京都がここで出てきたのはどういうことだと考えてみる。


そもそも、東京都は昨年12月の緊急事態宣言以後、全域で飲食店の営業時間短縮を求めている。

今月12日にまん延防止等重点措置が出て、特別区域と一部の市でより厳しい制限を出したものの、

根拠となる条文の差はあれど、それ以外の地域でも要請が出続けていることに変わりは無い。

多摩地域では八王子・立川・武蔵野・府中・調布・町田の6市がより厳しい制限となったので、こんなことも話題となった。

三鷹駅の北はまん延防止、南は対象外「基準は何なの?」 (朝日新聞デジタル)

三鷹駅は概ね南側は三鷹市、北側は武蔵野市となっており、両市ともに市役所最寄り駅である。

確かにここだけみればおかしい気がするが、しかし全体からすれば軽微な問題だと思う。


なぜ多摩地域の6市により厳しい措置を取ったのかというと、

特別区域に準じて対策をとるべき繁華街が存在するからということだろうと思う。

武蔵野市が対象になったのは吉祥寺地区を想定したものとみられる。位置関係的にも杉並区や練馬区に近いからね。

こういう繁華街で要請に従わない店があったときに強制力のある措置をとれるというのは重要なことであろう。

そういう観点で言えば、三鷹駅周辺は南北共にノーマークというのが実情だと思う。

しかし、武蔵野市内で対象か否かわかれるのは実務的ではありませんから、これは仕方ないことである。

なにより三鷹市も内容に多少の差はあるが営業時間短縮要請は出ているのだから。

ただ、地理的関係からすれば 三鷹市・狛江市・小金井市あたりは同様にしてもよかったと思いますけどね。


さて、そんなわけで一貫して飲食店の営業時間短縮要請を出してきた東京都が、

国に対して緊急事態宣言を出すように依頼していた(どうも水面下では粘り強く調整されてたらしい)のは、

まん延防止等重点措置ではできない休業要請に踏み込む必要があるということだったらしい。

それはこれから連休となれば、酒盛りなどするのに昼も夜も関係ないということも想定してのことだったと思う。

そもそも、東京都の対策はこれまでも飲食店の必死の営業活動に苦しめられてきた面はある。

営業時間短縮などの要請に応じても、その枠内で客を最大限に集めたり、あるいは従わないことが横行したと。

その極地が「昼飲み」である。昼間ならば営業時間短縮要請がかからないから自由に客が集められると。

でも、それは本来の意図ではないわけで、こうして火消しにかかったわけである。

(気の毒だけど飲食店は悪者かもしれない)

このような実績がある以上、酒類を提供する飲食店はすべからず営業してはならないとならざるを得ないわけである。


というわけで、これは仕方ないと思った。

従わない店が横行するのは想定されるが、そのような店に過料を科すこともできるようになった。

感染リスクの低減に向けて、東京都・市区町村が連携して穴をふさいでいくことになろうと思う。

ただ、それでさえ打つ手に乏しいのが路上や公園などでの宴会である。

環境問題でもあるし、いかに屋外でも長時間にわたり密な状態が続くのはリスクとして大きい。

呼びかけはすると思うんですけど、こういう形で宴会を決行するような人に実効的な効果があるかは疑問である。


そこで東京都はこういうことを言い出したわけである。

20時以降ですけれども、街頭の看板であるとか、明るい看板、照明を伴う看板、ネオン、イルミネーションなども停止をしていただくようにお願いをいたします。夜は暗いです。街灯のみが灯るということに結果としてなろうかと思います。(中略) 今回は人の流れを抑制するための措置ということであります。

(小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和3年4月23日)(東京都))

それって効果あるのか? という話だが、こういう形で人々の考えを揺り動かすのが効果的ということだろう。

百貨店にも休業要請を出す方針で、各種施設・各種興行についても休止・無観客を求める方針だという。

正直、これも直接的な効果があるとは思えないが、こういうことを積み重ねることで人が集まることを避けられるということだろう。

劇場が閉鎖されることについて「演劇が何か悪いことしたのか」と怒っている人を見たが、

そういうことではなく、悪いのは東京都に群がる住民らであり、その尻拭いがこういうところに来ているわけである。


東京都がこういう策をとらざるを得ない状況に追い込まれたのは、

各種対策をくぐり抜けるまでて、感染リスク軽減に不十分な住民がいるからということで、

こういう嫌がらせのようなことがあれこれ出てくるのは、いくら呼びかけても一向に効かないということで、

このようなことが起きていることに住民の1人としては大変恥ずかしいことだと思っている。

でも、こういうことをしなければならないのは、これまでの実績に裏付けられており納得感はある。

正直、これもいくらでも抜け道はあるんですけど、それでも効果は見込めるだろう。


なお、同時に大阪府・兵庫県・京都府にも緊急事態宣言が出ることとなったが、

こちらは東京都とはだいぶ違う経過をたどっている。

吉村知事「時短は大阪市内、午後9時まで」 宣言解除後 (朝日新聞デジタル)

これは2月下旬の話だが、緊急事態宣言解除とともに大阪市以外の大阪府域に出していた飲食店の営業時間短縮要請を外している。

これを見て大阪府は学ばないなと思ったのである。

というのも昨年11~12月ごろ、営業時間短縮要請の出ていない大阪市以外の地域で感染拡大し、

これにより大阪府全域で医療体制が危機的状況に追い込まれたのだから。


その経緯を傍から見ていたので、2月下旬時点でまた同じことやらかすなと思ったら、もっとひどかった。

妻が陽性と確認されて3日後の今月13日、妻が熱と全身の倦怠感に加え、胸の痛みを訴えたため、男性は救急車を呼びました。
しかし、救急隊員からは、病床がひっ迫しているため、保健所の許可がなければ、病院に搬送できないと断られたと言います。

(大阪 医療ひっ迫 救急搬送に4時間 倒れても搬送されない場合も (NHK))

感染症の患者を医療機関に搬送するのは保健所の業務とされている。

といっても実務的には消防署に依頼していることが多いようだが。

感染症に限らないが、病状の急変があったときはいきなり救急通報して救急車で搬送されることが多いが、

消防署は保健所からの指示がないから搬送を拒否していることがあるということである。

救急隊も病状など保健所に報告した上で搬送先を決めるように依頼したはずだが、保健所がそれを拒否したということである。


こういう状況は今日に始まったことではなく、4月に入る頃にはもはや危機的状況だったはずである。

そこに対して国が動かないのは不思議だと思っていたし、今回の緊急事態宣言も大阪府からの要請をうけてやっとのこと。

確かに大阪府の対策に問題が大きかったのは事実であるが、そこに対して積極的に介入しない国もどうかと思うのである。

結局は大阪府がこれ以上は限界と音を上げた形となったが、そうならなければ国はどうしていたのか。

大阪府が「かかれば死ぬのは当然のこと」などと開き直れば、国は動かなかったのだろうか?

本来は緊急事態宣言の要否は都道府県の判断することではなく、国が判断するべきことである。

実際、今年2~3月にかけて緊急事態宣言が不要になったかどうかというのは国の判断である。

(東京都が緊急事態宣言の解除前後で要請内容を大きく変えなかったのは、東京都と国の判断の違いを表しているとも言える)

逆に緊急事態宣言が必要という判断を都道府県に委ねてるのはおかしいよね。

実務的にはいろいろやりとりはあったのかもしれませんけど、これは国の対応にとって問題が大きいんじゃないか。


先日「ノーマスクピクニック」だとか「うちわ会食」とかいうことが話題となった。

「ノーマスクピクニック」については主催者の言動が問題視された面(cf. 「ノーマスクピクニック」復活運動に批判相次ぐ 発起人は「コロナは茶番」を主張…公園側は対応苦慮 (J-CASTニュース))はあるが、呼びかけ自体は こう言うと角が立つ が……という内容ではないかと思う。

マスク着用による弊害もある中で、屋外であれば極端な密にならない限りは比較的リスクは低い。

そこら辺を考慮して、家族など小グループで楽しむ分にはよいと思ったが、デモ集会のごとき動きは問題視されても仕方ない。

「うちわ会食」は兵庫県が口元をふさぐためのうちわを飲食店に配布しようとした話。

「うちわ会食」のうちわ配布を見合わせ 兵庫県、効果疑問視や批判相次ぐ (神戸新聞)

対策として全く理屈に合わないわけではないが、果たして現在の兵庫県(特に阪神地域と神戸市)にとって妥当かという話である。

感染の蔓延度が低いときには弱い対策ながら、他の対策と併用して意義はあったかもしれない。

でも、現状の状況を考えて、この対策で得られる効果なんてほとんどないし、逆に油断させるリスクの方が高い。


その上で東京都が求める対策を見ると、相当に強い内容だが、これまでの実績を踏まえた決断である。

ただ、それですら懐疑的な見方をしてしまうのも、これもこれまでの実績である。

何をマイニングしてるんだろう?

マイニング需要でグラフィックボードが品薄なんて話はよく聞くけど、

一体何の暗号資産(仮想通貨とも)をマイニングしてるんだろ?


結論から言えば、多くにおいてはEthereumとみられる。

暗号資産の先駆けともいえるBitcoinではSHA256のハッシュ計算を効率よく行うために専用のICを作ることが行われた。

これをASICマイニングと呼んでいるが、こうなってくると参入障壁が非常に高い。

ASICマイニングにはCPU・GPUを使っては太刀打ちできないのが一般的で、専用のICは一般には買えませんから。

というわけで、Bitcoinのマイニング目的でグラフィックボードが品薄になるのは現実的ではない。


一方で後発の暗号資産では、ASICマイニングを困難にするようなアルゴリズムが取り入れられることが多くなっている。

というのも、暗号資産は多くの参加者の合意を得ることで改ざんを困難にしているわけだが、

Proof of Workを使っている暗号資産では過半数の計算能力を悪意を持った人が占有すると、台帳の改ざんができてしまう。

これを「51%攻撃」などと呼んでいて、実際そういう被害が出た通貨もいくつかあるようだ。

この問題を回避するためには特定の人が計算能力を独占できないように、汎用的なコンピュータでマイニングに参入できるようにするべきだと。

これが後発の暗号資産では一般的な考えだという。


さて、人々が暗号資産のマイニングをするにあたって、マイニングプールに参加することが一般的である。

というのも、大抵においてマイニングというのは、特定の条件を満たすハッシュ値を算出した人が報酬を総取りする。

なのでPC数台とかいう単位でマイニングをやっても報酬が得られる可能性は低い。

そのため、よっぽど大規模でない限りは、みんなで計算能力を持ちよって、獲得した報酬を分け合う仕組みが一般的で、それをマイニングプールと呼んでいる。


そんなマイニングプールの中でも特に参加者が多いらしいのが「NiceHash」というサービスである。

これは数あるマイニングプールの中でもかなり独特なものである。

NiceHashでは多数のアルゴリズムが選択可能で、それぞれの環境でもっとも多くの報酬が得られるものが自動的に選ばれるのが通常。

しかし、どのアルゴリズムでマイニングしても報酬はBitcoinで与えられる。

なんで? と思うところだが、実はNiceHashは計算能力の売買の仲介をするサービスで、

Bitcoinを払って、NiceHashの計算能力を買って、それで暗号資産のマイニングをする人もいるわけだ。


Algorithms (NiceHash)

これがNiceHashで取引されているアルゴリズムなのだが、日当たりの取引高の大きいアルゴリズムはこんなところ。

  1. Ethash(DaggerHashimoto) : 81BTC/日 (53万台)
    →Ethereum, Ethereum Clasic, TRON など
  2. SHA256(SHA256AsicBoostと合算) : 9.6BTC/日 (8万台)
    →Bitcoin, Bitcoin Cash, Bitcoin SV
  3. Scrypt : 6.4BTC/日 (4万台)
    →Dogecoin, Litecoin
  4. KAWPOW : 2.0BTC/日 (5万台)
    → Ravencoin
  5. Equihash(パラメータ違いのZhashと合算) : 1.7BTC/日 (3万台)
    → Zcash, Bitcoin Gold(こちらで使うEquihashをZhashと通称しているらしい)
  6. RandomX : 0.84BTC/日 (15万台)
    → Monero

()内にminerの数を書いておいた。時間帯に変動はあるかもしれないのでなんとも言えませんが。

というわけで取引金額・miner数のどちらを見ても圧倒的にEthashで、Ethash=Ethereumと考えて差し支えない。

実際、マイニングしてるPCの画面のスクリーンショットでも「DaggerHashimoto」という表示を見ることは多い。

(NiceHashでなぜDaggerHashimotoと表記されているのかというと歴史的経緯があるらしい)


SHA256もなんやかんやいってけっこうあるが、これはASICなんですかね。

取引額の半分以上はSHA256AsicBoostという露骨にASICっぽいアルゴリズム名だし。(根本的には同じだと思うが)

ScryptはASICマイニングを回避するアルゴリズムにしたつもりが、結局はASICマイニングされてしまったというものらしい。

miner1台あたりの売却額とみると、Ethashが0.15mBTC/日、SHA256が0.12mBTC/日、Scryptが0.16mBTC/日と似たようなもんだが、

その次、KAWPOWは0.04mBTC/日、Equihashが0.06mBTC/日とやや少なく、RandomXは0.006mBTC/日とかなり少ない。

(参考までに現在の相場で1mBTC=約6000円であるから、Ethashだと1台平均900円/日、KAWPOWだと1台平均250円/日とかそれぐらい)

KAWPOWやEquihashは比較的非力なGPUでのマイニングで選択される傾向があるらしく、

実験的にAMD APU搭載のこのPCでGPUマイニングをしたら、唯一動いたのがZhash(Equihash)だった。


そしてRandomXについては、これは専らCPUマイニングに適用されるアルゴリズムである。

RandomXはMoneroという暗号資産のアルゴリズムなのだが、CPU以外でのマイニングを非常に困難にするという方針なんですね。

これは他のアルゴリズムと明確に異なるため、CPUマイニング=RandomXということらしい。

もっともMoneroという暗号資産は流通量の割に取引所での取扱が少なく(日本国内には取扱業者がいないとか)、

これはMoneroの方針で非常に匿名性が高く、犯罪に利用される恐れがあると、業者も手を出したくない存在らしい。

NiceHashならRandomXの計算能力にもBitcoinが支払われるから、漫然と動かすのは容易だけど、

大した金額にもならないので、非常に軽視されているというのが実情である。


時価総額ではBitcoinが筆頭で、次がEthereumで、この2つが飛び抜けてますから、

BitcoinはASICマイニングで支えられ、EthereumはGPUマイニングで支えられているということであろう。

(EthereumもASICマイニングはあるが、アルゴリズム設計上、効果が薄いらしい)

その上で昨今の経済情勢により行き場の失った金がBitcoinやEthereumに流入してるということで、

そんなところでこれらの暗号資産、あるいはそれ以外の暗号資産のマイニングで得られる報酬が増えていると。

そうするとマイニングのためのハードウェア投資をしても見合うということですね。


NiceHashを使ってると、マイニングしてる人も、自分で何の暗号資産をマイニングしてるのか知らないということはありそう。

特にDaggerHashimotoなんて、何を表してるのはさっぱり意味がわかりませんからね。

もちろんEthashを計算して、直接的にEthereumを受け取るマイニングプール(Nanopoolなど)とかもありますから、

こういう場合はEthereumを掘っているということは意識しているはずだけど。

マーケットプレイスって店舗在庫

駿河屋というと、東京・秋葉原で実店舗が増えたなぁとかそんな印象よりも、

中古の音楽・映像ソフトや書籍の通販において、品揃えはよいし、価格も安いが、とにかく発送が遅いという印象の方が強い。

運営会社の名前はエーツーといい、かつては実店舗ではこのブランド名で見ることも多かった。

現在もエーツーの名前を付けた店舗はあるが、駿河屋の名前に統一しつつある。

駿河というのは本社所在地が静岡市であることにちなんだ名前とみられ、

実際、通販の荷物は静岡郵便局(富士市)から出荷されている。


いろいろ不満はあるが、それでも価格の安さと品揃えの良さはすばらしい。

そんなわけで駿河屋で本や音楽ソフトを漁ることはしばしばあるのだけど、

そんな中で「マケプレ」とマークが付いた商品がある。

これは「駿河屋マーケットプレイス」という駿河屋以外が販売する商品があることを示している。

とはいえ、このマケプレというのを開いて見ると販売者は駿河屋の店舗だったりするのだが。


一応、駿河屋・エーツーとは関係ない業者も参加することができるようである。

駿河屋マーケットプレイス (エーツー)

料金体系なんかも掲載されているけど、ランニングコストの主なところは「データ使用料」らしい。

データ使用料というのは商品マスタということだよね。

販売する商品分野が広くなるほど費用はかかるが、販売額や出品数量は関係ない料金体系に見える。

これを見てみると、駿河屋マーケットプレイスとしての注力分野はTCGみたいだな。


とはいえ、圧倒的に駿河屋・エーツーの店舗、あるいは提携関係にある店舗というのが実情ですね。

これを見る限り、マーケットプレイスという仕組みを作ったのも、店舗在庫もインターネットで売れるようにする意図があったんだろう。

以前、これで本を1冊購入した。1冊だと送料が気になるが商品代金だけで送ってくれた。

発送元は駿河屋の大阪・日本橋の店舗、多分行ったことある店だな。

注文翌日にはゆうパケットで出荷され、その2日後には到着、駿河屋とは思えない早さだな。


こういう店舗在庫を売る仕組みとしてブックオフでは、ヤフオクの「ブックオフオークションストア」を使っている。

実はヤフオクにはブックオフの出品者が2つある。

1つが「ブックオフオークションストア」(bookoff2014)、もう1つが「BOOKOFF Onlineヤフオク!店」(bookoff2016)である。

後者はブックオフオンラインと同じ物流センターにある在庫を出品しているもので、

複数個同時に落札して、まとめてオーダーフォームに入れて送信すれば、そのまとめた金額に応じて送料が決まる。

3000円以上まとめて落札すれば送料無料になるんですね。

ただ、一方でこれ自体はブックオフオンラインと同じものがヤフオクで買えるだけである。(ヤフオクのキャンペーンに乗っかれるのはおいしいけどね)


それに対して前者「ブックオフオークションストア」は店舗在庫を販売するもので、このように記載されている。

全国一律***円です。
※配送方法は、当社指定のみになります。
※同一商品でも発送元店舗が異なるため、送料が異なる場合がございます。
※一部離島につきましては、追加料金が発生する場合がございます。

同梱発送について
当店では複数落札された商品の同梱を、お受けすることができません。

やはり同じ出品者の商品だとまとめて梱包して欲しいところだが、実際に商品がある店はまちまちなのでそれはできないと。

それなら最初から送料込みの金額を書いてくれよという気はするが。

(一応、離島で追加料金がかかる可能性は書いてあるが、それは現実的な話なんだろうか)


ということで、日本最大のインターネットオークションサイトと手を組んだブックオフも、

自営のマーケットプレイスを作った駿河屋もやりたいことは似ている。

ただ、駿河屋マーケットプレイスの特徴として、同一店舗の商品をまとめて発注することもできる。

店ごとに送料ポリシーは異なるが、多くにおいては一定額以上の購入で送料無料となるようになっている。

このため、1点単位では安いが、同一シリーズの商品をまとめ買いするなどすれば、店舗在庫であっても割安に購入できる可能性がある。

ここは優れたポイントだと思いますね。


何の脈略もなく同じ店舗にある在庫を詰め合わせて送ってもらうのはなかなか探しにくいと思うのだけど、

同一シリーズの商品が同一店舗にそろっているというのはそんなに不思議なことではない。

こういう観点で見てみるとマーケットプレイスも使い道が多いんじゃないか。

自動更新されて困ったWordPress

週末にこのBlogシステム、WordPressからメールが届いた。

サイト (http://hdmr.org/d) を WordPress 5.7.1 へ自動更新しました。
何もする必要はありません。 バージョン 5.7.1 について詳しくは「WordPress について」画面をご覧ください。

なんだこれ? と思ったんだが、どうもWordPressには自動更新機能があるらしいですね。

基本的には互換性の問題はないということらしいのだが……

セキュリティ的に強固な状態を維持するのに役立つということのようである。


確かにこれは一理あるし、本来は大きな問題とならないはずなのだが、

実は更新前後でこのBlogの動きが変わっていたのである。

原因はwp-include/functions.phpに追加していたカスタムコードが消えていたから。

WordPressのカスタマイズをするためにfunctions.phpにコードを追加しろというのはよく見るので、

それに従ったのだが、このファイルが更新で変更されることはないのかな? というのは心配になっていた。

やっぱりあるんですね。


もともとこういうことはあるだろうと予期していて……といってもまさか自動更新されるとは思ってなかったんだが。

カスタマイズのコードの正味部分は別ファイルにしてincludeしていた。

なんでこれのincludeを再度書き加えれば戻るだろうとは思ったのだが、

自動更新のたびに手動対応が必要なのは困った話である。

そこで調べたところ「Code Snippets」というカスタムコードを追加するプラグインがあったので、

これをインストールして、下記のコードを自動追加させるようにした。

include('/var/www/wp/wp-includes/00_custom.php');

これによりfunctions.phpを直接いじってないので、自動更新の影響を受けることはなくなったはず。


自動更新が当然有効になっているのはWordPressの開発者があるべき姿を考えた結果なのだと思うが、

やはり本番のシステムをいきなり更新されてしまっては困るという声の方が多いようだ。

確かにプライベートの重要度の低いBlogだから自動更新されてもまだなんとかなったけど、

自動更新~修正までの間に投稿した記事はslugが漢字になってたり(後に記事のslugについては修正済)、

URLが書き換わってたり、いろいろ問題が起きてしまったわけである。

影響度が小さいはずと考えた更新プログラムも、環境によっては思わぬ影響を及ぼしてしまうことはあることだ。

そこで更新するにしてもテスト環境でテストしてから本番環境へというステップを踏みたいということで、

自動更新を切るための方法がいろいろ紹介されているが、設定画面で簡単に設定できる話ではないらしい。

この辺はWordPressの開発者と運用に関わる技術者の考え方の乖離がかなり大きいところである。


ちなみに00_custom.php(00で始まってるのは検索しやすくするためで深い意味は無い)の内容は下記の通り。

  • slugの付け直し(タイトルから漢字になってしまうところを wp-6085 などに強制付替)
  • パーマリンクのURL変更 (内部的なslugが blogn-4732 ならば /?e=4737 のように旧形式にURLに変換する)
  • RSS URLの自動変換(/rssを内部的にはindex.php?feed=rdfに変換している)
  • 上記自動変換によってURLの書換が起こらないようにする(なにもしないと /feed/rdf にURL変換されてしまう)
  • フィードリンクを強制的に/rssに変換
  • 検索結果の表示順序を日付順に固定(標準ではタイトルで検索結果ヒットの日付順→本文で検索結果ヒットの日付順)

といったところで、けっこういろいろあるんですね。

URL関係はApacheの設定でやってる部分もあるので、WordPressの更新だけで即ダメになるわけでもないのだが、

やはりいろいろおかしな挙動になっていたので、そこで気づいたというのが実情ですね。


やっぱり今まで化石みたいなBlogシステムを使ってたのがWordPressに変わるといろいろありますね。

よくメンテナンスされてるのは安全・安心とは言えるし、カスタマイズ性も高いけど、やっぱり難しいわ。

唯一の選択肢だろうと選んだWordPressですからうまく付き合っていくしかないね。

内線電話を忘れても親機があると思ってたが

今日はとある用事のために午前中だけ出勤していた。

他の人が出勤するなら、その人に依頼しようかと思ったのだが、予定なしと言われたので、

それなら自分でやるかと作業していたが、作業そのものはごく短時間で済む話である。

考えようによってはアホらしい話なんだけど、まぁ仕方ないかなって感じですね。

帰り道には弁当屋によって、それで家に帰って弁当を食べて、昼からの仕事を再開。

午後の仕事はひたすらデスクワークだったので、そういう意味では午前だけ出勤でちょうどよかったのかもね。


朝、職場に着いたときの話、内線電話を出して……と思ったらカバンに入ってない。

そういえば、内線電話を入れるの忘れてましたね。

在宅勤務続きで内線電話を机に放ったらかしにしてたようだ。

仕事中以外は内線電話の定位置はカバンの中なんだけど、在宅勤務続きで忘れてましたね。


ちなみにこの逆に在宅勤務のときに内線電話を持ち帰り忘れた話は以前書いたが……

認証器を忘れちゃった

まず、帰宅中に落とした可能性が否定できず、職場の人に探してもらった。これは無事に職場にあったのでよし。

その上で実用上の問題として大きかったのが、SMSを使った認証器として使っていたことだった。

しかしこの問題はプライベートの電話を予備の認証器として登録していたことでとりあえず回避出来た。

翌勤務日には出勤予定で、この日は内線電話がかかってくる用事もないから、ここさえ乗りきれば大丈夫と書いてある。


一方で今日は職場に携帯電話を忘れたという話なので、認証器の問題はない。

認証器が必要なのは社外からのアクセス時だけですからね。

ただ、今日は電話がかかってくる可能性はけっこうあった。

でも、これも職場には電話の親機があるから、電源OFFなら転送されるはず。

午前中の勤務中に親機が鳴ることはなく、何もなかったんだろうと帰宅した。


家に帰って机に置きっぱなしになってた内線電話を見て、やっぱりそうだよねと思ったが、

電源を入れようと電話を開くとなんと電源ONのままだった。

あ!? これは親機に転送されることを期待していたけどダメだったのでは?

一応、着信履歴はなかったので、特に問題はなかったが、電話転送に期待したのはダメでしたね。


親機への電話転送は不在時の対策として導入している人が多いが(必須ではない)、

この親機への電話転送は下記の3つについて個別に設定する必要がある。

  1. 電源OFF・圏外時
  2. 通話中
  3. 一定時間内に電話が取れなかったとき

1.は設定している人は多いし、2.は僕は設定しているがそもそも通話中に電話がかかってくるのが珍しいケースである。

問題は3.なんですけど、これは僕は設定してなかったし、設定していない人が多いと思う。

というのも、かなり短時間で取らないと転送されてしまう設定だったはずだから。

これはかえってめんどくさそうだなと設定せずに相手が諦めるまでは鳴らし続けるようにしていたのである。


基本的に問題ないとは思うんですけど、こういう場合はダメなんだなと思った。

終業後はちゃんと電話切るべきでしたね。電池が長持ちするから忘れがちだけど。

そもそも内線電話を忘れるなという話だけど。

大胆な見切り販売が狙い目

最近、市内のとあるスーパーに行くことが多くなっている。

昔、週末のまとめ買いが定着する前に行ってた時期はあったんだけど、

普通に買うと割高感のあるスーパーで、脚が遠のいていた。

当時は品揃えが豊富という理由で行っていたのだが、最近に買い物に行く理由はだいぶ違う。


実はこの店、鮮魚を中心にかなり大胆な見切り販売を行うということに気づき、

それを狙って店の前を通りかかったら一通り見ていこうとしていたのだ。

さらにその背景には、J-Coin Payのキャンペーンがあって、

実はこのスーパーでは市内では珍しくJ-Coin Payが使えるということで、

J-Coin Payのキャンペーン目当てで店に入れば、見切り販売で異様に安い商品があることに気づき、

そういう商品を選んではJ-Coin Payで払うという具合である。


見切り販売で何が買えるかは日によってだいぶ違いますけど。

この食材使って何を作ろうかというのも考えながら見ないといけないから、

安いからといって飛びつく話でもないですけど。

ただ、一方で週の途中で肉や魚が買えること自体は好都合ではあり、

そういうところで従来買い物に行っている店とは役割分担はある。


ちなみにこの店、基本的には支払のみセルフレジなのだが、

J-Coin Payなどバーコード決済をする場合はレジ係が直接読み取る。

なので、クレジットカードを使う場合に比べるとだいぶスムーズである。

ストアスキャン方式でレジ端末自体が処理できるので、特に店員の手間が取られる話でもないし、

店員や他の客にとっても悪い話でなく、当然自分にとっても便利ですからね。

そういう意味ではこの店はキャンペーンなくてもJ-Coin か PayPay か メルペイか、そんなところが便利ですね。

新幹線駅でもみどりの窓口なくて困らないよね

偶然、みどりの窓口のない新幹線駅という話を見て、そうかそんな駅も出来たのかと。

駅情報(糸魚川駅) (JRおでかけネット)

浦佐駅 (JR東日本)

まぁどっちもそんなに困らないんだと思います。

あの いわて沼宮内駅(1日乗車人員100人以下) や 奥津軽いまべつ駅(同30人以下)にも窓口があるのに、

という感じはあるけど、それも時間の問題じゃないかなぁ。


新幹線駅にみどりの窓口を必ず置いてきたのは、停車する列車の全てが特急だからというのはあると思う。

在来線でも特急停車駅には みどりの窓口 が置かれていることが多い。

それは指定席特急券の発売に必要だからということだが、必須というわけではないらしい。

それ以外の有人窓口でも条件によっては指定席特急券の発売ができるようだ。ただし時間がかかる場合もある。

そもそも、昔から無人駅の特急停車駅というのはあったでしょうけどね。

高山本線の ひだ号 の全てが停車する猪谷駅は無人の特急停車駅の1つである。

ただ、この駅はJR東海・JR西日本の乗務員交代のために停車するという面が強いと思う。

(2006年までは神岡鉄道との乗換駅という意味もあったらしい。その当時から無人駅だったらしいけど)

あとは特急利用者の多くは近距離の自由席利用で、その場合は備え付けの券売機で乗車券・特急券とも買えるので、不便は少ないのだろう。


新幹線駅のみどりの窓口閉鎖というのも、券売機で代替出来るからということになる。

JR西日本の言い方では みどりの券売機 があれば、基本的な乗車券・特急券の購入はできる。

また、複雑なきっぷでも、みどりの券売機プラス ということでオペレータ対応でなんとかできる。

あるいは e5489 や えきねっと で事前申し込みしておけば、スムーズに受取ができる。

基本的にはみどりの券売機でOKということにしてもいいと思いますけど、

オペレータ対応までできれば万全ということになろうと思う。

すでに在来線特急停車駅ではこのような体勢は珍しくないわけですからね。


なお、糸魚川駅についてはJR西日本にとっては大糸線の駅という一面もある。

ただ、大糸線自体が利用者が少ない上に、駅業務はえちごトキめき鉄道に委託されているので、

今まで定期券や乗車券の購入のためにみどりの窓口を使ってた人がいないとは言えないが、基本的にはえちごトキめき鉄道の窓口で問題ない。

もちろん、みどりの券売機を使って大糸線関係のきっぷを買うことはできるし、今もそうしてるのかもしれない。

大糸線まで考慮しても糸魚川駅のみどりの窓口閉鎖は軽微な問題と言える。


ということで全体的には券売機の高機能化というところで理解してよいのだと思う。

そう考えるとこれに続く新幹線駅のみどりの窓口閉鎖はけっこうあるかもね。

それぞれの駅の性質も考えなければならないけどね。


ところで、みどりの券売機、基本的にはよいと思うのだが、いろいろ条件を指定してきっぷを買える反面、

シンプルなきっぷを買うための操作数が多いのがやや不満である。

三原駅の乗換改札で特急券を買おうとしたら、みどりの券売機1台と窓口があるだけ。自由席券の券売機はないのか。

というわけでみどりの券売機をポチポチ操作して自由席特急券を購入。ちょっと操作数が多いね。

(尾道・広島を行く)

窓口できっぷを買うというと複雑なきっぷというイメージもあるかもしれないが、

実は簡単なきっぷほど券売機の操作の多さを嫌って窓口で買う人がいたんじゃないかと思うところもある。

まぁでも本当にこういう利用が多い駅は専用の券売機を置いてるか。

そういえば、新幹線の小倉駅には、通勤電車の駅のように自由席特急券・乗車券の券売機が何台も並べてありましたね。

(福岡~北九州の移動に新幹線を利用されることが多いので)

d払いというよりドコモ払いでは?

以前、dポイントの消化にはd曜日が狙い目なんて話を書いた。

dポイントはどう使おう

そんな中で使い道の1つとして考えたのがAmazonである。

といってもAmazon自体でなくAmazon Payで使おうなんて考えたんだが。

しかし、それはすぐに阻まれたのだった。


Amazonでのd払いご利用方法 (d払い)

実はこうなのである。

電話料金合算払いのみご利用になれます。電話料金合算払いは、ドコモ回線をお持ちで、spモードまたはahamoをご契約のお客さまがご利用いただけます。クレジットカード払いは、現在ご利用になれません。

Amazonにおいては「携帯決済」という区分に「docomo d払い」があって、

同区分には「au」「SoftBank」もある。ちなみにY!mobileであっても「SoftBank」として手続きが可能である。

これゆえ、Amazonでd払いを使えるのはNTTドコモとの契約者に限られ、

またその支払手段は電話料金合算払いのみということである。


Amazonの支払方法一覧を見る限りは妥当な気がするが、そこで気になったのはこれってd払いなの? ということ。

というのも、以前もこれと似たようなことに遭遇したのだが、そのときはd払いではなく「ドコモ払い」という表記だった。

どこで遭遇したんだっけ? と思ったらgifteeだわ。

決済手段は何がありますか (giftee)

BOOK☆WALKERのキャンペーンに使うために図書カードNEXTを買うときに、

「ドコモ払い」があって、お? と思ったんだが、これは使えないし目的にも合わなかったんですよね。

目的に合わないというのは、ドコモ払いはdポイントの充当ができないから。

そもそもNTTドコモの回線を使ってない時点で論外なのだが、あったとしても期間固定ポイントを消化することはできない。


じゃあなんでAmazonは「ドコモ払い」ではなく「d払い」なのか?

下記の点ではd払いと同じだからである。

  • 利用額に応じたdポイントが付与される
  • 事前設定によりdポイント または d払い残高を使用することができる
  • d曜日などd払いのネット加盟店向けのキャンペーンが適用されること

さっき 電話料金合算払い に限ると言ってたのに、d払い残高が使えるのは矛盾する気がするが

d払い残高を全て使っても払いきれない場合は電話料金合算払いになる。

あとdポイントを使用する場合も、dポイント全てを使っても払いきれない場合は電話料金合算払いになる。

dポイントを使った残りをd払い残高で払うというような使い方はできず、

またAmazonで使う前にd払いのサイトで設定する必要があることも特徴である。


とはいえ、NTTドコモの回線を使ってなくてもd払いは使えるぞという割には、

こういう加盟店があるというのは困った話である。

もちろんd払いが電話料金合算払いから発展した経緯は理解するべきだが、

それは「ドコモ払い」と呼ぶと言っている中でAmazonがこれではおかしな話である。

このことを知っていながらダマされた人は他にもいるんじゃないかなぁ。


なおさら期間限定dポイントの消化が遠ざかってしまった。

使うだけならいろいろ方法はあるけど、お得に使うにはというところですね。

まだ7月上旬(一番最初に期限が切れるのはそこ)まで猶予はあるので。

ただ、前にズルい方法と書いた ふるさとチョイス も現実味が増してきたのかなと。

特殊インキを使った対策をしてなかった

日本郵便のWebサイトを見たときに「普通切手4券種におけるデザインの一部変更」と書いてあって、

何があったのかと思ったら、実はデザイン変更といっても絵柄などが変わる話ではなく、

光沢のある特殊インキで〒マークと桜の花が追加されるということで、

偽造対策の強化をするという意味だったんですね。


確かに光沢のある特殊インキを使った偽造対策といえば、高額な切手から導入が行われた。

350円普通切手及び500円普通切手の意匠の変更 (2012年7月実施)

2011年頃から偽造350円切手が問題となったため、このような変更が行われたんですね。

350円切手と聞くともはや懐かしいけど、当時の定型25g+速達料金ですね。

消費税率が8%になったときに、同料金は362円となったが、362円切手は出ることなくなくなった。

350円切手は当時はけっこう流通してて、その中では比較的高額ということで狙われたんですね。

同時に同程度に高額な500円切手にも対策が導入されたが、その割には420円切手は何もなかったんだな。


その後、2014年3月に消費税率8%対応の切手が出て、

翌2月には120円切手(定形外50gは現在に至るまで120円から変わってない)なども新デザインに改められた。

統一感のある新しい切手がやってくる

で、このときから不思議だなと思っていたことが特殊インキを使った偽造対策が行われた切手で、

比較的高額な205円・280円・310円・500円切手といったところに対策がされるのはもっともだと思ったが、

52円・82円といった少額だがよく使われる切手に対策が行われていたのである。

現在も63円・84円切手には同様の対策が行われている。


今回、この偽造対策が取り入れられる94円・100円・120円・140円というのは、

使用頻度が高く対策された切手と、高額で対策された切手の狭間にあったものである。

話によればこの価格帯の偽造切手が流通していることから対策に乗り出したとのことである。

やらないよりはいいけど、なんで今まで63円でやって120円でやってなかったんだろうね?


これにより63円以上の普通切手は全て特殊インキによる偽造対策が取り入れられた。

一方で1円・2円・5円のような端数調整用の少額切手もある。こういうのは製造費重視ということになる。

基本的に50円以下は全て端数調整用ということで、63円以上とは明確に違う。

ここら辺は製造方法も63円以上の切手とは違う場合があるらしいですね。

やや偽造対策という点では弱いが、それは大きな問題ではないということだろう。


しかしこの対策は見た目にわかりやすいのがいいですね。

日本銀行券でもパールインキが導入され、全ての紙幣の左右に独特の光沢を確認することが出来、

また1000円札ではホログラムがないかわり潜像パール模様が導入されていて、これもわかりやすい。

切手も紙幣も使っているインクの色が特殊というだけで、かなり偽造は難しくなっているようだが、

問題はそれに気づくことが容易であるかというところで、特に切手は難しいでしょうから。

月号表記なのか通巻表記なのか

最近、いくつかの雑誌の古い号を中古で集めていて、

あらかた集まってきたので整理していたのだけど、そんな中で少し違和感がある雑誌があった。

それが秋田書店から出ている「声優パラダイスR」である。


前提として声優パラダイスRは電子版が出ていない。

漫画関係以外ではあまり電子書籍を出してないので、そういうことなのかなと思ったが、

なぜか単行本では1冊だけ電子版が出てるのがあって、なんだこれ? と思ったことはある。

(紙の本を含めて)単行本から入って興味を持ったところはあったが、電子版でサクッと買って読むわけにはいきませんからね。

中古で集めれば価格的には安かったし。特定の号を除いては……手が届かないぐらい高い号もある。


まず、1つ戸惑うところとして「声優パラダイス」という雑誌があったことである。

これはかつて、グライドメディア → メディアボーイ と別の会社で出版されていた雑誌のことで、

どういう経緯かこれが秋田書店に移管され、そのときに「声優パラダイスR」という名前に改めている。

てっきり出版社がなくなったのだと思ってたのだけど、出版社自体は残ってるらしい。

秋田書店は週刊少年チャンピオン他漫画雑誌を多く手がけ、この点においては相性がよいものとみられる。

移管前後で続き物の連載もあったようだし、内容的には連続性はあるが、名前が変わってるから一応別の雑誌ですね。


で、この声優パラダイスRを集めていると変なことに気づくのである。

ある号には「2015 2月号」と書いてあるのに、ある号には「2015 vol.5」と書いてあるのだ。

このvol.5というのは2015年の5号目と思ったかも知れないが、そうではなく通巻で、

最新号は「2021 vol.41」と書かれている。なんともよくわからない話である。

これは古い号を集めるときに気づいたのだが、とりあえず表紙の写真などからお目当ての記事があるか特定して、

それで集めたような経緯がある。表紙の写真があって助かったけどね。


この違いは何なのか? というのは裏面を見てみるとバーコードの付き方が違うことに気づく。

「2015 2月号」と書いてあるものは、定期刊行物コード(13+5桁の1本のバーコード)が付いている。

雑誌コードは16128-2、そして題字の近くには「チャンピオンRED 2月20日号増刊」という表記がある。

確かにチャンピオンREDの雑誌コードは16127だから、+1して16128は同増刊・別冊用のコードである。

一方の「2015 vol.5」だが、こちらはISBNが振られていて、一方で61043-25という雑誌コードも付いている。

「AKITA DXシリーズ」という表記と雑誌コード・ISBNの双方が付いていることからムックであることがわかる。


声優パラダイスRは隔月刊誌となっているが、現在はムックとして出ている。

隔月刊だとムック扱いになることが多い印象はあったがそうなんですね。

ただ、秋田書店移管後の最初の4号はチャンピオンREDの増刊号扱いだったようである。

この間は通巻は書かれていないが、書くとすればチャンピオンRED本誌との通し番号だったのだろうか?

それを特定するのはすごく難しいが……(国立国会図書館の蔵書検索をしたが、登録されてなかった)


ただ、これを言われて思ったけど、普通の雑誌は通巻なんてそんなに気にしないよね。

週刊ファミ通の4月22日号(4月8日発売)は1688号だが、そんなの興味ないでしょ。

一方で不定期刊のムックの場合は、通巻が全てということになろうと思う。

ムック化したときに通巻の表記に一本化した一方で「2015 2月号」となっていた月部分を通巻に変えたような形だったので、

号数よりも年数の方が大きく書かれている時代が長かったり、現在は通巻の方が大きく書かれているが発行年の表記が残ってたり、

ちょっとちぐはぐな印象は受ける。


ただ、この雑誌のグラビアは本当にマニアックというかなんというか……

ちょっとどうかと思うんだけどコンセプトは「素顔の声優グラビア×インタビューマガジン」らしい。

素顔? と疑いたくなるところはあるが、仕事場ではないということでしょうかね。

とはいえ、他の雑誌とは違う独自性が多いことも確かであり、そういうところが狙い目かなと集めたところである。