会社に献血が来ていたので、いつものように協力してきた。
意外に混み合っていたのだが、問診・検査のところでいろいろイレギュラーなことが多かったようだ。
服薬している人だと、飲んでいる薬、飲んだ時期、原因となっている病気について確認が必要だし、
外国から帰国して最初の献血時には、渡航先について検討が必要で、国によってはより詳細な渡航先を地図を見て確認することもある。
血圧が高すぎて採血できない人とか、血の濃さが足りないとか(これは比較的よくあるが)、いろいろあったようだ。
患者と献血者の安全のためには必要なことだが、ここまで立て続けにあるのは初めて見たかも。
献血をするときには、検査と本番で2回の採血をするが、採血するということは内出血のリスクがある。
太い針を使う本番の採血はよりリスクが高い。
内出血が起きにくくするためには、針を抜いた後によく圧迫すること。そして重いものを持つなど負担を掛けないことである。
検査にしても、本番の採血にしても、針を抜いた直後にそこを押さえて、腕を心臓より高く上げるように言われるのはそのためである。
東京都で献血をすると、本番の採血の跡には包帯を巻かれる。
1~2時間程度を目安に圧迫し続けることで、内出血のリスクを下げているのだ。
採血といえば、毎年の健康診断もそうである。
先日、健康診断があったのだが、その採血の後、「止血待ち」と書かれた椅子に座って、
採血した場所を曲げずに5分間押さえ続けてから、次の部屋(問診)に進むようになっている。
採血後に包帯を巻いてくれるのだが、それに加えて5分間はさらによく圧迫するようにということである。
考え方としてはあまり変わらないのが、ふと思ったのは献血の検査のための採血の後って、
針を抜いた直後は圧迫するけど、その後、継続的な圧迫はしていないんだよね。
比べてみると、健康診断の採血後の圧迫は、献血の本番の採血後の圧迫よりも厳重なぐらいである。
針の太さからすると、献血の検査と健康診断の採血は同じぐらいでしょうから、やりすぎという感もあるが……
かつて、大阪府などで献血に協力していたときは、採血後の処置が違った。
大阪府では、採血後の圧迫のためにベルトを使っている。
最後に大阪府で献血をしたのは4年半ほど前だが、調べたら現在も使っているようだ。
検査の後には、小さな絆創膏を貼って、その上からベルトを巻いて、本番の採血前に外す。
本番の採血後には、厚みのある大きな絆創膏を貼って、その上からベルトを巻いて、献血ルームを出るまで巻いておく。
ベルトで圧迫する一方で、ベルトを外した後も圧迫効果が持続するように、厚みのある絆創膏を使っているのではないか。
絆創膏は1時間程度したら外すようにと言われていた。
これが東京都だと、検査後は小さな絆創膏を貼るだけ、本番の採血後は円形の絆創膏を貼って包帯を巻く。
比較してみると、大阪府では検査後にベルトで圧迫しているが、東京都ではそれに相当するものはない。
すなわち、針を抜いた直後に手で押さえるのが唯一の圧迫ということで、ここは大きく異なる。
本番の採血後は、東京都では包帯での圧迫を1時間程度続けるようにしている。(ただし、包帯が解けることもしばしばあった)
大阪府ではベルトでの圧迫は15分程度に留まり、その後は圧迫効果のある絆創膏での圧迫だけになる。
圧迫が継続するという点では包帯の方が良さそうだが、ベルト+絆創膏の方が楽な気はする。
楽というのは採血される側にとっても包帯が煩わしくないし、看護師にとっても包帯を巻く手間が省けて楽じゃないかなということ。
採血するところによって処置方法には差はあるものの、
これまで採血後の内出血が起きたことは、成分献血後の返血に失敗した1回限り。(cf. 献血、道半ばで敗れる)
すなわち採血後の処置が悪くて内出血ということは起きていない。
内出血のリスクが十分軽減できるように、それぞれの血液センターとか検査機関が考えてやっている方法なので、
当たり前ではあるんだけど、けっこう違うもんだね。